「愛してる」
絞り出すような、震える声で彼は私の姉を抱きしめて言った。
アリアーナ=レイルズは、命をかけて恋人の命を救ったものの、死の淵から戻った恋人のシリウスが愛を告げたのは、彼女の『姉』ローゼリアだった。
竜の血を引く王家特有
の病気『竜魔症』に侵された恋人のシリウス=リントヴルムはこの国の第二王子で、第一魔術師団の団長だ。
シリウスを助けるため、第一魔術師団の副団長を務めるアリアーナ=レイルズに竜魔症の治療に必要な『竜の鱗』をとってくるように王命が下り、危険な魔物の跋扈する『竜谷』に向かう。
『一度目の人生』では、シリウスの命も仲間の命も救えなかった。
けれど命と引き換えに、「竜」にもらった二度目の人生。
『次』は必ず助けるとアリアーナは自分に誓い、数ヶ月かけて命からがら鱗を持ち帰るも、彼の愛は姉に向けられていた。
白魔法に愛された稀代の『聖女』ローゼリア=レイルズ公爵令嬢。
彼女はレイルズ家特有の白魔法の才能がないと両親や親族に蔑まれてきたアリアーナに、唯一優しくしてくれた大好きな姉だが、素直に祝福など出来なかった。
更に父親に国から追い出されたアリアーナは『二度目の人生』と引き換え時、竜と『約束』していたことを果たすために竜谷へ向かう。
アリアーナが去ったその日に王都が魔物に襲われていたことなど知る由もなく。
――それから数年後、竜の元で暮らすアリアーナのところに彼の弟が現れ、『シリウス兄様があなたを必要としている』と、彼女を王都に連れ戻そうとするが……――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 15:08:23
272554文字
会話率:44%
幼い頃から男の子が苦手で、引きこもって魔道具ばかりいじっていたカーティス伯爵家の次女、パレンティアは、十三歳でアカデミーの魔道具学部に入学する。
しかし、自分の作っていた魔道具の試作品を、同じゼミに所属する某伯爵子息に盗まれた上、逆に
『盗作』の濡れ衣を着せられて、一年も経たずに退学した。
アカデミーの一件で、男嫌いと引きこもりを拗らせすぎたが故に、パレンティアは「結婚なんてしたくない!」と、領地に籠ってひたすら趣味の魔道具作りに没頭することとなる。
そんな彼女に、突如、『完璧公子』と呼ばれるラウル=クレイトン公爵子息から求婚の手紙が届いた。
どうも数日前に、偶然山で山賊に襲われていた令嬢を助けたことがきっかけのようだが、男嫌いで引きこもって好きな事をしていたいパレンティアは、是が非でもその話を無かったことにしたかった。
一方結婚を申し込む完璧公子は、令嬢姿で囮捜査をしていた際にティアに助けられた騎士だった。
ラウルはあの手この手でなんとかパレンティアに近づきたいと柵を弄すも、中々上手く行かない。
『結婚をしたくない令嬢』VS『女装してでも男嫌いの彼女と距離を詰めたい公子』のドッタンバッタンラブコメディです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 00:02:22
127841文字
会話率:47%
一人目の婚約者から婚約破棄され、もう結婚はできないであろうと思っていた所に幼い頃から憧れていた王国騎士団団長であるレオン=レグルス公爵に求婚されたティツィアーノ(ティツィ)=サルヴィリオ。
しかし、レオン=レグルス公爵との結婚式当日、彼に
恋人がいる事を聞いてしまう。
更に、この結婚自体が、「お前のような戦で剣を振り回すような野猿と結婚などしたくない。」と、その他諸々の暴言と言いがかりをつけ、婚約破棄を言い渡して来た元婚約者のアントニオ皇子の工作による物だった事を知る。
この結婚に愛がないことを知ったティツィアーノはある行動に出た。
国境を守るサルヴィリオ辺境伯の娘として、幼い頃からダンスや刺繍などではなく剣を持って育った、令嬢らしからぬ令嬢と、恋をしたことのないハイスペック公爵の勘違いが勘違いを呼び、誤解とすれ違いで空回りする両片思いのドタバタラブコメディです。
ざまぁはおまけ程度ですので、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 20:05:38
220880文字
会話率:43%
「リザ! 君との婚約を破棄する!」
大勢の貴族たちが集まっている中、婚約者ライアンが勝ち誇った声で宣言する。
その隣には彼の浮気相手、カリン。
だが、二人の裏切りを私はとっくに知っていた。
「どうぞ、お幸せに」
冷静にそう告げ、王宮を
後にする。
ライアンが持病を抑えていられるのは、薬師である私が調合した薬のおかげだ。
だがもう関係ない。
腹上死でもなんでもすればいい。
そんなとき、庭園の隅でうなだれている美しい金髪の男性と出会う。
彼の名はエドワード。名門貴族の公爵だった。
体調不良の彼を救ったことで、私の人生は大きく動き出す。
※他サイトでも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 13:05:58
9564文字
会話率:31%
この世界の人間達には生まれながらにスキルと呼ばれる特殊な恩恵がその身に授けられる。だが全ての者達に役立つスキルが与えられるとは限らず中には外れスキルを与えられる不遇な者も残念ながら存在する。幼馴染4人で結成されているパーティー内の拳闘士であ
るユート・ディックスのスキルは《暴食》と呼ばれる『人一倍の食事量を摂取できる』と言う完全な役立たずスキルを与えられていた。そんな彼とは対照的に他の幼馴染達はそれぞれが強力なスキルを与えられており、チーム結成当初は対等に見てくれた3人の幼馴染も次第にユートを〝仲間〟ではなく奴隷同然の〝雑用係〟として扱い始める。そしてあるクエストの最中、ユートは幼馴染達の裏切りにより命を奪われそうになる。同じ村で育った自分を嘲笑と共に殺そうとする幼馴染達にユートの胸の内にどす黒い炎が燃え盛る。そしてその激情と共にユートの頭の中に声が響く――『シークレット能力を解禁します』――その言葉と共に彼の持つ役立たずスキルが覚醒した。これまで虐げられ、挙句自分を殺害しようとした幼馴染達へとユートは誓う。「お前達の全てをこの《暴食》のスキルで奪ってやる……!」そして彼は覚醒した最凶のスキルで幼馴染達から全てを無慈悲に奪っていく。裏切りから始まった成り上がり復讐劇、ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 12:00:00
65344文字
会話率:33%
大好きだった初恋の彼女を奪われ、俺は死を選んだ。
そして何故か転生し、前世のことを思い出してしまった。
絶望の中で、記憶を思い出す以前仲が良かった少女、相原睦月に強引に家に誘われる。
全てがどうでもいいと思いながら身を任せるように睦月の家ま
で足を運び、玄関が開くと、そこには彼女の母親が立っていた。
「あら、その子が前から気になっていたっていう彼氏くん?」
そう言って笑いかけてくるのは、前世の俺が好きだった女、卯月だった。
相原は、俺から卯月を奪ったクソ野郎の苗字だった。ふたりは一緒になって、幸せな家庭を作っていた。
「はは……」
やつらのせいで、俺は死んだというのに。
こんな理不尽、許せるはずがなかった。だから、ぶち壊してやろうと思った。それだけだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 07:00:00
10521文字
会話率:20%
アーミャは加護持ちという稀なスキル持ち。
しかし、問題はそこではない。
彼氏に振られた。
一気に強くなって傲慢になってしまった男は裏切り新しい女を腕にぶら下げて、もう別れてくれという。
アーミャも彼を忘れ、友達の女神といつもの恋愛小説談義を
する。
武道大会で見納めて、街を去ろうかなとうっすら考えながらもコロシアムの客席に座る。
「義姉妹よ、義姉妹」
女神は自分で自分に微笑むのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 07:00:00
6387文字
会話率:42%
「メルシニカ。良く聞いて。半分だけ、均等にしましょう」
ラフティは幼い妹のメルシニカの為に愛を二分割して分け与えた。
しかし、年を経て突きつけられたのはラフティの付き合っている人とは、運命の人だったという男女の裏切り。
彼女は別に相手のこ
とをなんとも思っていなかったが、悪意しか感じ取れない行動に、強欲にこちらの愛すらも奪おうとする妹の感情が既に綺麗でまっすぐなものから外れてしまったと感じた姉は、妹に貸し与えていたものを返してもらうことにした。
個々で愛を見つけたのなら、もう私からの愛はいらないわよね?
姉は庭で男と茶を嗜む。
運とはなんなのかについて語らう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 06:00:00
6527文字
会話率:30%
婚約破棄という冷酷な宣告を受け、すべてを失いかけた令嬢・リュシア。
絶望の淵で手にしたのは、差出人不明の《血染めの契約書》だった。
もし契約書が本物であるならば、あらゆる破滅を回避できる。さらには元婚約者への復讐も果たせる。けれど──そ
の代償は誰にもわからない。
その力を頼るほどに、リュシアは堂々と振る舞えるようになるが、まるで不穏な影が背後に忍び寄っているかのような胸騒ぎも消えない。
そんな彼女の身を案じながら、いつも身近にいる男性執事は、彼女を献身的に支える。
果たしてリュシアに待ち受けているのは破滅か、それとも奇跡か。
そして契約書の代償とは……?
ぜひご一読くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 19:02:28
19194文字
会話率:37%
夫の隠し子発覚!裏切られていたことに傷ついた公爵夫人のアナリッサは、腹いせに公爵家の財産を使い倒すことを決める。
個人資産を増やす&人気取りのために領地に引きこもって莫大な財産を使って、領地運営を始めると、ますます財産が増えていって……。
「公爵令嬢は婚約したい」コミカライズ記念!
同じ世界の違う国のお話しです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 17:06:55
29155文字
会話率:43%
作者の戯れ です。バッドエンドしかありません。基本救われません。というより、基本じゃなぬても救う気はありません。様々な要素があります。NTRとか裏切りとか好きなみんなーっ!こんなのが好きなんでしょー?
最終更新:2024-12-22 16:03:52
11565文字
会話率:29%
『魔神王』という数々の『魔王』の頂点に君臨する存在が世界の危機をもたらす。これは自ら全てを捨ててきた彼の最期?の物語……。
最終更新:2018-08-27 12:14:10
8077文字
会話率:34%
令嬢との婚約を破棄し、町娘と幸せな未来を描く俺。
しかし、それは破滅への第一歩に過ぎなかった。
婚約者の逆転と浮気相手の裏切りが交錯する中、辿り着いたのは地獄のような結末だった……。
最終更新:2024-12-22 15:40:00
2926文字
会話率:27%
昔から、何か突出して優れた才能がある訳ではなかった俺。
だがそれでも、幼馴染に誘われ冒険の旅に出た時には実力のある仲間に囲まれていた。
目立った活躍も無い俺だったが、苦楽を共にし、喜びを分かち合える信頼出来る仲間達を支える事に専念。
そん
な俺に対して仲間達も頼ってくれていた。
きっと、こういう優秀な人達を支えて信頼関係を築くのが俺の天命なのだと悟り、信じてくれる仲間達の為に俺は必死に過酷な旅についていった。
そのうち仲間の一人とも恋人になり、まさしく人生の充実を感じていた。
そんな、幸せを噛み締めながら旅をしていた時だった――。
――俺は決して、お前達を許しなどしない……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 14:40:00
25040文字
会話率:27%
完結保証つき。全五話分。完結までストックあり。
毎日2話ずつ投稿。12時ごろと20時投稿予定ですので宜しくお願い致します
また今回は有難くもリクエストをくださった読者さんにお答えするために書いてみた小説ですので読んで頂けたら嬉しいです。(上
手く書けたか不安だけど…)
[あらすじ]
とあるざまぁ系小説にハマっている普通の女子高生。彼女はお気に入りの作者の小説を買う為に向かう途中トラックに轢かれて死亡してしまう。
しかしその後目を開けるとそこは自分がハマっていた小説である「幼馴染な婚約者裏切られましたが幸せです」の世界で、彼女はその小説で王子と浮気して婚約者である主人公を裏切り破滅する伯爵令嬢の"エリーゼ・ルドウィック"に転生してしまう。
エリーゼとなった彼女はざまぁされない為に策を練りつつスパダリ入手を企てるが…気づけば本気で惚れ込んでしまい、相手からも溺愛されてしまい…。
そして近づく破滅につながるイベント…。しかしそこでみた光景はあまりに原作と違いすぎて?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 12:10:00
16450文字
会話率:42%
リュネット・サルペントは商家の娘だった。
ある日、夫のダルネス男爵に「お前を売りに出す」と宣言されてしまう。
『婚姻は神聖なもの・神の定めた半身と生きねばならない』の教えのもと、離縁の赦されないこの国で、婚姻関係を終わらせたい手段としての「
妻売り」は、女にとって”不名誉の烙印”だ。
リュネットは愛を信じ、尽くしてきた。しかし、夫は彼女の想いを裏切り、自分の保身と欲望のために彼女を競売にかけたのだ。
孤立無援の中で反撃の機会を伺うリュネットに、手を差し伸べた男が一人。彼女は伯爵・クルードと手を組むことを決意する。
リュネットが選ぶ未来とは?
そして、過去に縛られた彼女の運命を切り開く鍵とは──?
裏切りと復讐の先に芽生える恋と再生の物語。
「わたくし、売られた妻ですので」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 23:21:29
29216文字
会話率:26%
「リオス、アンタをこのパーティーから追放する。今すぐアタシの前から消え失せなさい!」
「ふっ、女性一人繋ぎ止めておく魅力もないとは、無様極まりないな」
『召喚師』のリオス・ファランクスは、『婚約した勇者様をパーティーに迎えるから、ゴミ職業
野郎はさっさと出ていけ』――と、幼馴染の聖女に理不尽な言いがかりをつけられ、Sランクパーティーから追放される。
しかしリオスは、押し寄せる逆境に折れることなく、再び冒険者として再起する。『神獣の名を冠する、召喚獣たち』と共に――。
「まずは新天地で、Sランクに成り上がる。その次は大陸最強だ! こんな形で終われるか!」
『ならば、我らはリオスの剣となり、盾となろう! 愚者を祭り上げる世界に、我らの力を見せつけてやろうぞ!』
もう気難しい聖女に華を持たせるため、補助に回る必要はない。
故にリオスは、かつて封印した『超高出力戦闘形態』――『自分の召喚獣を武装に換える』という、彼だけが至った『境地』を解き放ち、数々の死闘に身を投じる。
そして世界さえ救う『救世主』へと成り上がっていく。
一方、聖女・勇者パーティーは、自分たちが最強だと疑わずに無謀な攻略に挑んだ結果、歴史に残る醜態を晒してしまうことになる。
更には、何もかもが上手くいかず、ありえない勢いで落ちぶれていく。
だがそれも当然だ。
幼馴染の聖女は、『リオスの手厚い補助』を軽んじて自分の実力を過信し、事実上パーティーを乗っ取った勇者も、『リオスという最大戦力を、自ら追放したこと』に気付かないまま突き進んでしまったのだから――。
「こ、この僕、が……こんな無様をォ!? ふじゃけるなァっ!!」
「もうヤダぁ! こんなのなら、リオスと一緒の時の方が良かったのにィ!」
『勇者』――エルデファルドが、『聖女を手に入れる』ためについた『嘘』。
『聖女』――エレナが、『自分が成り上がる』ために、長年連れ添った幼馴染を裏切った『選択』。
その果てに待ち受ける未来に二人が気付いた時、もう全てが手遅れだった。
これは少年――リオス・ファランクスが、己の召喚獣たちと力を合わせ、大陸最強の冒険者へと至る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 19:10:00
216102文字
会話率:28%
俺、岡谷(おかや) 光彦、29歳。
出版社に勤める編集者だ。
妻が浮気しているのを目撃した日、いきなり双子のJKが俺の家にやってきた。
「おじさん、今夜泊めてくれたら……えっちなことしてもいいよ♡」
「その……お願いします……あなたしか
頼れる人がいないんです……」
見知らぬ女子高生たちに、だけどどこか見覚えのある、金髪ギャルの【あかり】と、黒髪清楚な【菜々子】。
妻に浮気された俺は、それをきっかけに新しい出版社に転職し、二人の女子高生と奇妙な同棲生活が始まる。
積極的に俺を誘惑してくる妹のあかり、控えめだけど実はむっつりスケベな姉の菜々子。
ふたりに癒されながら、俺は傷付いた心を癒していく……。
そんなある日、元嫁が謝罪してくる。さらに浮気相手が上司とともに、俺のもとに土下座しにきた。
俺が前の出版社で、実は有能だったのだと、気づいて謝りに来たらしい。
だがもう遅い。俺はホワイトな職場と、可愛いJKふたりとの新生活を楽しんでいるから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 16:14:05
453968文字
会話率:44%
中田 笑騎(なかた しょうき)は幼馴染の美鈴(みすず)に告白され、相思相愛の末結婚した。
幸せな結婚生活のが続くと思っていた矢先、妻の美鈴がイケメンと浮気した。
無論2人は離婚した。
笑騎は裏切られたショックで心に傷を負うものの、新たなパー
トナーに恵まれる。
だが笑騎のことを心から愛している美鈴は、嫉妬と怒りに狂い、人の道からはずれていく。
そして笑騎はひょんなことから、異世界に来てしまう。
愛する女性に裏切られたショックで女性恐怖症になってしまった笑騎。
だが彼は、心に浮かぶ女性に想いを伝えるため、自分自身の恐怖心と戦う決意を固める。
もう1度女性を愛するために、笑騎はハーレムを目指す!!
※笑騎は別作品である【マインドブレスレット】にも登場しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 00:56:29
80136文字
会話率:33%
至って平凡な夫婦である夫の星 暁(ほし あかつき)とその妻、夜空(よぞら)。
仕事から帰宅した暁に、夜空は幼馴染の奏石 天樹(そうせき てんき)とその弟の流(ながれ)の不倫を自白し、「私は暁も天樹も流も好き!……だから私、3人の妻になりたい
!」と結婚生活の継続と不倫関係の公認を暁に要求する。
不倫相手の天樹と流までも夜空の狂った提案に賛同する始末。
無論、暁はそれを拒否して3人に慰謝料を請求して夜空と離婚する。
それからしばらくして、暁は別の女性と再婚し……幸せな生活を再スタートさせた。
そんな暁の前に夜空が現れ、「私というものがありながらほかの女と一緒になるなんて……この裏切者!!」と罵し声を浴びせる。
再婚相手と離婚して自分と天樹の元に帰ってくるように要求する夜空だが、暁は当然応じようとはしない。
「絶対許さない……」
愛し合っていると信じていた暁の裏切り(夜空の脳内では)に夜空は逆恨みと言う名の報復に出る。
これから起こる自身の破滅の未来など知る由もなく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 01:45:38
152246文字
会話率:31%
母親に捨てられた夜光は、素行の悪い母親の影響で周囲から孤立していた。
義理の家族である時橋家に引き取られるも、学校ではいじめられて孤立し、家では義妹にきつく当たられ、傷つく日々を送る夜光。
そんな彼を唯一守ろうとしてくれる義姉。
義姉を慕う
心が淡い恋心に変わるも、義姉は自分をいじめている男と恋仲になり、さらには強姦の冤罪を掛けられ、家からも学校からも追い出される。
孤独が夜光の心を蝕み、やがて彼の心を変貌させる。
彼に残されたものはないのか?
※この作品は、私のが連載している【マインドブレスレット】の主人公、時橋夜光の過去を書いたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 02:32:55
128884文字
会話率:32%
ギャロウェイ伯爵家の長女、アリッサは、厳格な両親のもとで育ち、幼い頃から立派な貴族夫人になるための英才教育を受けてきました。彼女に求められたのは、家業を支え、利益を最大化するための冷静な判断力と戦略を立てる能力です。家格と爵位が釣り合う跡継
ぎとの政略結婚がアリッサの運命とされ、婚約者にはダイヤモンド鉱山を所有するウィルコックス伯爵家のサミーが選ばれました。貿易網を国内外に広げるギャロウェイ家とサミーの家は、利害が一致した理想的な結びつきだったのです。
しかし、アリッサが誕生日を祝われている王都で最も格式高いレストランで、学園時代の友人セリーナが現れたことで、彼女の人生は一変します。予約制のレストランに無断で入り込み、巧みにサミーの心を奪ったセリーナ。その後、アリッサは突然の婚約解消を告げられてしまいます。
家族からは容姿よりも能力だけを評価され、自信を持てなかったアリッサ。サミーの裏切りに心を痛めながらも、真実の愛を探し始めます。しかし、その道のりは平坦ではなく、新たな障害が次々と立ちはだかります。果たしてアリッサは、真実の愛を見つけ、幸福を手にすることができるのでしょうか――。
清楚で美しい容姿の裏に秘めたコンプレックス、そして家と運命に縛られた令嬢が自らの未来を切り開く姿を描いた、心に残る恋愛ファンタジー。ハッピーエンドを迎えるまでの波乱万丈の物語です。
可愛い子ウサギの精霊も出演。残酷すぎないざまぁで、楽しい作品となっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 18:59:27
108696文字
会話率:45%
◆第7回ネット小説大賞を受賞! 書籍版1~4巻発売中!
陰陽道を極め、あまたの妖怪を従え、歴代最強の陰陽師と呼び称えられたぼくは――――謀略と裏切りの末、炎上する屋敷の中で死に瀕していた。
来世でこそ幸せになろうと、ぼくは最期の時に転
生の秘術を試みる。
術は無事成功したものの……生まれ変わった先は、なんと異世界だった!
え、四属性魔法? 別に使えなくていいです。
極めた陰陽術と、異界に封印した強力な妖怪たちは――――未だぼくの手の中にあるから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 12:00:00
951121文字
会話率:45%
魔王を倒したにも関わらず、国や仲間の裏切りを受けた勇者『ノエル・ビーガー』。「もう全部知るかっ!俺は俺の人生を生きる!」。元勇者の第2の人生が始まる。
※1話大体1000文字以内か前後ぐらいです。
※感想は受け付けておりません。
※集英社ダ
ッシュエックス文庫から大幅に加筆修正して12月20日に発売されます!
※6月25日に2巻が発売されます。イラストは鍋島テツヒロ先生です。
※遅ればせながら3巻発売中です。そしてコミカライズ企画が進行中です。
※午前0時に更新しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 17:05:49
295551文字
会話率:58%
王太子リーファスは、婚約者プリテンダーの破棄を宣言し、それを成功させた。リーファスは愛人と歓喜に満ちた夜を楽しんでいた。その成功の影にはかつてプレテンダーが最も信頼していた執事クロフォードの暗躍があった。そして徐々に明らかになる隠されたクロ
フォードの真の目的。互いの運命が交錯する中、婚約破棄を皮切りに壮絶な陰謀と裏切りが渦巻く物語が始まる。希望と絶望が交錯する果たして勝利を手にするのは一体誰なのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 19:07:11
17492文字
会話率:49%
ルイーザは友人のソフィアに婚約者を寝取られた。
彼女は秘匿していた強大な魅了の力を、微量の魅了の力を持っているソフィアに貸し、破滅へと導く。しかしルイーザの気持ちは複雑で。理解者である護衛のレオンに慰めを求めてしまうのだが……。
じれ
ったい系無自覚ヒロインと一途な護衛のお話です。
ざまぁ要素はありますが、あくまでもきっかけです。
この作品は、グループ内の別場所ですでに完結したものを、全年齢版(念のためR15としています)として改稿したものです。サブタイトルを追加しています。
全15話予定です。投稿時間は不定ですが毎日投稿する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 06:11:44
54416文字
会話率:28%
私はキャサリーヌ・チェントナー公爵令嬢。今から国王陛下毒殺の罪で処刑される。元婚約者のエドワード王太子殿下と親友エミリアに裏切られ嵌められた。これは冤罪だ、いくら言っても信じてくれない。
私が断頭台で最後思うことは?
裏切った元婚約者と親友
は最後私を見て何を思ったの?
そんなキャサリーヌを救うヒーローは誰?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 15:24:49
9316文字
会話率:42%