アメリカ大陸に派遣された私が最初に目にしたのは、駐屯地を囲むデモ隊だった。
怒号を飛ばし、プラカードを持った群衆が車両を取り囲む最中、自分がこの地に降り立ったことを不思議に思った。
1948年、日本はアメリカに勝利し、アメリカ大陸の
西海岸を手に入れた。
植民地というシステムが形骸化しつつある時代、傀儡政権という形で樹立した西アメリカ帝国は、安定とは程遠い国家であった。
武装勢力との飽くなき戦闘、現地政府との軋轢、仕留め損なった隣国との拗れが、我々兵士に降り注ぐ。
イデオロギーが人の信念を強固なものに変え、狂乱へと誘うことは歴史が証明していた。
我々は繰り返すことしかできないのだから、また繰り返す為に殺すのだ。
資本主義も共産主義も民主主義も社会主義も、皆滅んだ後に何が残ると言うのだろう。
アナーキスト達の楽園だろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 04:16:02
156162文字
会話率:36%
公爵家で虐待されていたアンナは、金で売られた政略結婚の先でも夫に辛くあたられる。
けれどアンナが『淫婦』であるとの嘘の噂はすぐに解け、溺愛の日々が始まる。しかしアンナの心境は複雑だった。
そんなある日、溺愛をしてきた夫が記憶を失った。
また
最初の頃の酷い態度から夫婦関係が始まると、アンナはやっと今まで隠していたことを話し出したのだった。隠し事があったのは夫もまた同じ。
臆病な夫婦の、両片思いの話。
*かなり拗れたヒーロー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 16:52:55
17095文字
会話率:56%
士(フォーサー)という力を持つ者が当たり前となった時代。
アメリカ留学を終えて帰国した漣湊(さざなみ みなと)は、名門国立校へと入学した。
漣湊、その正体は『聖(ひじり)』という上層組織の隊長、コードネーム「クロッカス」であり、その強
さは世界屈指。知能指数は最高クラス。しかしそれは当然のように隠さなければいけない。
湊は全寮制の学園で爽やかで凛々しいイケメン男子と相部屋になる。その男子もまた、湊には一歩及ばないがとある組織の強者であり、湊は運良くその陰に隠れて学園生活を過ごせることになった。
これは、あらゆる勢力と勢力がぶつかり合う中、裏で湊がひっそりと暗躍していく物語。
_____レビューだけでも見て下さい(このあらすじより適確に説明できてます)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 12:00:00
785283文字
会話率:35%
高校二年生の冴木伊織には小学生時代からの親友が三人いる。高校デビューに成功した由貴、ひねくれオタクの影光、外見と中身共に完璧なイケメン、蒼介。
恋愛に全く縁のない四人だったが、ある日を境に伊織を除く三人に突如モテ期が訪れ始め、由貴、影光、
蒼介を取り合うヒロイン達で修羅場状態!
この拗れた男女関係を修復すべく、伊織は親友らの為に動き出す!
親友×ハーレム×学園ラブコメです。
R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 00:00:00
153289文字
会話率:33%
平凡な女子高生、真田 美優(さなだ みゆ)。
そんな幼馴染であり想いびと井口 優陽(いぐち ゆうや)の好きな人は同じく幼馴染であり親友である暁 未冬(あかつき みふゆ)だった⁉︎
2年に上がったある日、未冬の一言によってこの三角関係が
拗れ始めて…
現実8割妄想2割。友人の恋愛談(実話)を元に個人的な解釈、フェイクを入れた作品となってます。不定期更新ですがよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 08:10:17
41177文字
会話率:51%
生まれ持った才能と美貌で負け知らずの者。自分を奮い立たせ、寂しさや弱さを決して他人には見せてこなかった者。拗れてしまった兄弟関係。
恋なのか、心の拠り所なのか、憧憬なのか。
曖昧な関係性にも感情にも、名前をつけなければいけないというルール
はない。いつまでにこうならなければいけないという決まりもない。お互いが心地よければそれでいい。嵌まってしまえば脳は鈍る。ただ、モノクロの日常が少しだけ彩られる。そして他人に委ねる人間は、またモノクロに戻るのが怖くて無意識に彩りを求めてしまう。
※ぬるい残虐描写、性描写有り
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週一で更新目標
5/19(日)文学フリマにて初出店いたします。
出店名:グリッターダンプカー
どうぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 21:20:00
16485文字
会話率:58%
シルヴィアの婚約者、レイノルドは寡黙な人だった。お世辞にも仲の良い婚約者とは言えないながらも彼のことを慕っていたある日、レイノルドは授業中の事故でうっかり魔法薬を頭から被ってしまう。
それにより一時的に記憶を失くした彼の様子がおかしくなり
──?
「一目惚れしたらしい。どうか私と婚約していただけないか」
「…………えっと、私は既にレイノルド様の婚約者ですけれど」
拗れていた関係が解けて幸せになるお話。
※全3話(18・19・20時更新)、完結まで予約投稿済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 06:00:00
9896文字
会話率:41%
かつて天才魔術師として名を馳せた、ラヴィニア。しかしその評判はある事件によって失墜した。地位も名誉も家族も恋人も失い、追放されて王都を去って五年。田舎の村で養い子であるツバサと共に穏やかに暮らしていたラヴィニアの元に、そのかつての恋人・ギル
が迎えにやって来た。聖女である、ツバサのことを。
戦場に連れて行かれようとしている愛娘を守る為、複雑な思いを抱えつつもラヴィニアは母として王城へと交渉に向かう!すれ違った所為で拗れている恋人達の縺れた恋情を紐解く、ハッピーエンドラブストーリーです!よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 07:00:00
175298文字
会話率:42%
もっと可愛い愛らしい子とお祝いするからと、彼の誕生日祝いに予約したカフェレストランで振られた主人公アメリア。二人分の料理やケーキ、そしてもて余す気持ちが溢れて涙にくれてしまう。ところがそんな彼女に突然救いの手を差しのべてきたクールな美形がい
て…? 真面目な彼女に拗れた片思いをしてきた脳筋魔剣士が飛ばします。ハッピーエンドで終わります。
年齢限定版を改稿して投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 01:16:35
11413文字
会話率:58%
天然悪役令嬢は乙女ゲームのヒロインが大好き!!ヒロインと王子をカップルにして平和な世の中を目指すぞ!!と頑張るほどに話が拗れて、、、。コレって私が天然で空気読めてないってことですか?そんな物語です。
最終更新:2023-12-05 07:00:00
277567文字
会話率:43%
我が国の王太子、サミュエル様はとても顔がいい。繰り返す、とても顔がいい。
これは顔が取り柄の阿呆な王太子サミュエルと、彼の顔が大好きな王太子の婚約者である捻くれ公爵令嬢アリアーネの、拗れに拗れてねじくれた恋の話。
最終更新:2023-12-03 12:45:46
5403文字
会話率:48%
バイラ・エスパーダは、騎士侯爵の一人娘だ。幼い頃から第一王子ガイアスの妃候補として、同じ候補者であり、親友のラクシミリアと共に勉学へ励み、先日ようやくデビュタントを迎えた。
社交界デビューを果たしたバイラは、ラクシミリアの生家が主催するお茶
会に招かれ、そこで自分の評判が『悪女』であることを知る事になる。身に覚えのない噂話で、あることないこと陰口を叩かれ、驚いたバイラ。その上、それがラクシミリアによって広められた、悪意である事に気がつくのだった。
幼馴染と言っても過言ではないガイアスですら、ラクシミリアの妄言に首ったけ。
しかしバイラは、どうしても妃候補を辞退するわけにはいかない。自分が厳しい教育に耐えるのはひとえに、社交界デビューをして、絶対に王宮へ日参する権利を獲得したかったからなのだ。
「なんとかしなければ。だって王宮に通えなくなったら、国王陛下が隠し持っていると噂の聖剣を、拝めなくなっちゃいます……!!」
何を隠そうこの騎士侯爵令嬢、無類の剣好きなのである。
状況を打破する妥協案も浮かばず、頭を悩ませるバイラに、貴族学院で同じ騎士科だった第二王子、テライズが、とある提案を申し出たのだった。
「どうでしょう、ここは一つ。私の妃候補に鞍替えしませんか? 兄上とは時期王太子を争う間柄ですし、貴女のような聡明な女性が妃候補であれば、私の評価も、あっあっあっぐううかわいいいい毎日拝み倒したい顔面好きです結婚してください無理だ死ぬ」
「変態だぁああよろしくお願いします!?」
彼女が好きで好きで拗れた、ちょっと物理な不幸体質王子の協力を得て、剣の姫は王の聖剣閲覧権を所望する──!
相変わらずふんわり設定ファンタジーです。書けたら更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 13:27:42
9166文字
会話率:30%
世間を騒がすネットアーティスト「Zeruel」に恋をする美少女の花澄、そんな花澄に恋をする親友の小夜。小夜の片想いは不思議な形で実り、二人なりの愛の形は拗れ、歪に交差していく。
最終更新:2023-07-29 16:26:05
18002文字
会話率:36%
拗らせ青年の拗れた結婚話です。
短編の「灯は~」シリーズの第2話目です。
ハッピーエンドです。*女性への暴力的な表現がありますが未遂です。
カクヨムでも公開中です。
最終更新:2023-07-25 12:57:54
7101文字
会話率:26%
本名不明・年齢不詳の美しい魔女が営む薬屋は、女学生たちの憩いの場。常連のひとりで魔女に憧れるアリヤは念願の弟子入りを果たした。
使い魔の少年セディッカには冷たい態度をとられるが、彼の拒絶の裏には何やら理由が……?
しかも色々あって、気づけば
アリヤは彼に惹かれていた。
ところがある日、薬屋は謎の男によって襲撃される。
攫われた魔女を助けるため、微妙な関係の見習い少女と使い魔はやむなく手を組むが――そこでアリヤが直面したのは、この世界と魔女の真実。
そして、自分でも知らなかった己の力と、それにまつわる自身の宿命だった。
「何の犠牲もなしに奇跡は得られない。それでもきみは『魔女』になりたいかい?」
これは〈特異点〉の少女と人ならざる使い魔の、恋と因果の物語。
*誤字脱字報告歓迎
*カクヨム/ノベルアップ+でも掲載中
*シリーズは無視してください。笑
*レイティングを踏まない程度の流血や怪我の表現があります。PG12くらい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 18:05:38
175204文字
会話率:30%
一人目の婚約者から婚約破棄され、もう結婚はできないであろうと思っていた所に幼い頃から憧れていた王国騎士団団長であるレオン=レグルス公爵に求婚されたティツィアーノ(ティツィ)=サルヴィリオ。
しかし、レオン=レグルス公爵との結婚式当日、彼に
恋人がいる事を聞いてしまう。
更に、この結婚自体が、「お前のような戦で剣を振り回すような野猿と結婚などしたくない。」と、その他諸々の暴言と言いがかりをつけ、婚約破棄を言い渡して来た元婚約者のアントニオ皇子の工作による物だった事を知る。
この結婚に愛がないことを知ったティツィアーノはある行動に出た。
国境を守るサルヴィリオ辺境伯の娘として、幼い頃からダンスや刺繍などではなく剣を持って育った、令嬢らしからぬ令嬢と、恋をしたことのないハイスペック公爵の勘違いが勘違いを呼び、誤解とすれ違いで空回りする両片思いのドタバタラブコメディです。
ざまぁはおまけ程度ですので、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 20:05:38
220895文字
会話率:43%
ヴァルデック王国の王都にある小さな診療所を営む、心療内科医のヘムルート・ブラウンは、過去に酷い失恋をしてから、人を深く好きになれなくなった。
だけど、周りの人間は放っておいてくれなくて、商家である実家から見合いの話が来たり、医者という
肩書に惹かれて妻になりたいとハニートラップをしかけられたりしたことが原因で、人間関係が拗れに拗れて、一生独りでいたい、誰にも関わって欲しくないと殻に閉じこもる様になってしまったのだ。
そんな人間関係に疲れた頃、孤児院の制服を着た少女が、ヘムルートの診療所にやってくるようになる。少女は目的があるわけでもなく、毎日のようにやってきて待合室にいて、診療時間が終わる頃に帰っていく。
さして興味もなく、少女の勝手にさせていたヘムルートだったが、好奇心で彼女にここにいる目的を訊いて、予想外の答えに困惑してしまう。
少女に声をかけたことをきっかけに、ヘムルートと少女との運命の歯車が噛み合い、回り始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-03 13:30:42
99374文字
会話率:54%
婚約者であるイーサンの浮気の現場に遭遇してしまったマリア。
でもマリアがイーサンに怒ることはない。
イーサンが浮気をするのは当たり前。だってイーサンは美しくて、魅力的で、次期公爵で誰もが憧れる存在。マリアは、地味で暗くてイーサンに相応しくな
い婚約者。
だから、いつかイーサンが本気で恋をする相手をみつけたら、婚約を解消して自由にしてあげたい。
そんな二人のお話。
他サイトに投稿していた作品ですが一部改稿をしています。
浮気など苦手な方は自衛をお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-30 20:00:00
178401文字
会話率:53%
「私はあなたにさばかれたいの」
領民を虐待し、非道の限りを尽くした伯爵とその娘。挙句告発され、極刑を言い渡された伯爵令嬢・パウラ・ド・リビエーレ。「百晩の間、毎夜解剖され殺されては生き返らされる」という極刑を命じられた彼女の前に現れた処
刑人・アンドレアは、かつて彼女が自分の手で虐げた領民。
そして、心優しい少女だった頃の、幼馴染で初恋の人だった。
「百回でも千回でも解体して、アンドレア」
「何度でも殺してやる、こんなことで君への恨みが尽きるわけがない」
心ならずも悪役に堕ちた令嬢と、拗れに拗れた愛憎を刃に写す処刑人。
歪んだふたりが繰り広げる、立場逆転グラン・ギニョール・ラブコメディ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 23:53:21
2449文字
会話率:46%
ゴミ屋敷を片付けて、本が一冊出てきた。
昔買うだけ買ってたいして読みもしなかった、小説執筆の指南書。そのうちの一冊。
この本の内容をなぞるように書きながら、なるべく色恋にまつわる内容にできたらと思っている。
1話ごとに独立させず繋がり
を持たせたい、連載形式が意味を持つようにしたいが、出来るだろうか。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-05-24 00:35:50
29011文字
会話率:35%