大川にふたりの年寄りの水死体があがる。
本所担当の定町回り同心、青木志津馬はふたりの身元を確かめるためにが土地の御用聞きである吾助を呼び寄せる。
ふたつの死体はおきみと了吉という町人で、ふたりは知り合いであったという。
周りは心中だ
と判断し、事件を終わらせようとするが、吾助のみはさらに詳しい調べを進めようとする。
同心である自分の言うことをきかず、勝手に調べを進める十手持ちを志津馬は不愉快に思うが、本所担当の前任同心からの申し送りで吾助を咎めだてることを辛抱する。
やがて、明らかになる了吉とおきみの奇妙な関係と、おきみの過去。
悲しき真実を目の当たりにしたときに、志津馬がとった意外な行動とは!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-29 20:00:00
22228文字
会話率:43%
父親の正妻の子でなかったゆえに、母親の実家である百姓の家で育てられた信一郎。
しかし、正妻の絹代が身罷り、父親の市右衛門に子がなかったゆえに、八十石取りの武家である鷲頭家に引き取られる事になる。
武士に憧れを持っていた信一郎だったが
、事の成り行き上父親に対するわだかまりを捨てきることができないままに成長し、元服を迎える。
だが、その父親が同輩の丸山英治郎に惨殺される。
丸山英治郎は藩内で名高い剣の達人であった。
武家の定法から仇討ちのをすることを余儀なくされた信一郎は、剣術の師匠である平山三左衛門に剣を鍛えなおしてもらう。
そして、仇討ちの旅に出る信一郎。
だが、その心の中には、父親を殺した仇を憎み切れない矛盾が渦巻いていた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-01 07:00:00
21662文字
会話率:28%
文武両道において優れた資質を示す松添藩の若き武士、後藤龍之進のもとに嫁いだ夜、美和はあふれるほどの幸福感に包まれていた。
しかし、初夜を終えて目を覚ましてみると、夫の龍之進の姿がない。
寝こけていて龍之進が起きだしたことに気が付かなか
ったことを恥じた美和は、何も言えずに寝具の上に座って拳を握り締めていた。
しかし、ことは美和が思っていた以上の広がりを見せる。
龍之進は、藩主の嫡男をかどわかし、藩内から姿を消していたのだ。
後藤家は閉門になり、世間から冷たく突き放される。
艱難辛苦の日々を送る後藤家の人間を支える美和だったが、龍之進はなぜ新婚初夜に姿を消したのか苦悩する。
報われることのない苦しみの中、ひたむきに生きる美和だったが、後藤家にさらなる悲報がもたらされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-11 06:00:00
32563文字
会話率:34%
幕末、遣欧使節団の一員としてエジプトの地に降り立った福沢諭吉は、考えていた。
日本人の心の底に横たわり「自らを縛(しば)っているもの」についてである。
一般的に「道徳」と呼ばれ、社会的規律や治安を保つ働きをしていた一方、身分や男女の
違い、個人の権利や自由を束縛(そくばく)していた。
なぜ考えていたか?
先年、遣米使節団の一員としてアメリカへ渡航した際、日本と西欧諸国との文化や倫理観の違いを痛切(つうせつ)に感じたからだ。
欧州へ向かう船旅の途中で立ち寄ったアジア各地の港では、差別と過酷な使役の実態を見た。
カイロでは、イギリスやフランスの食い物になっているエジプトの現状を知り、さらに危機感を募(つの)らせた。
外国勢力と結託(けったく)した王侯貴族や大商人などの権力者が豪奢(ごうしゃ)な宮殿に住み、豊かな生活を営む傍(かたわ)らで、アリの巣のような「土を盛り上げただけの家」に住む貧しい人々が群れていた。
滞在中、観光のためモカッタムの丘にある城(じょう)砦(さい)へ向った。
そのテラスで、スエズ運河の立案と設計をおこなったフランスの技師、レセップスと出(で)遭(あ)う。
レセップスは、「偉大な事業を達成するためには、多少の犠牲はしかたがない」と弁舌を振るう。だが、この壮大な事業のために数万人ものエジプト人が苦(く)役(えき)に駆り出され、病やケガによる死傷者は、数千人にも及んでいた。
諭吉は反論を試(こころ)みるが、うまくいかない。
なぜなら自分の心の中にも、そうした考え方が潜んでいたからだ。
「藩や主君のためには、命を惜(お)しまない」というのが、江戸時代における武士の在り方であった。子どもの頃から、そうした考え方に疑問を感じていた諭吉であったが、武士の家に育ったため、すべて振り捨てることはできなかった。
(個人の生命や意思よりも、国家や組織の継続及び繁栄の方が大事なのか?)
深く考え続けながら、遠くに見えるピラミッドを眺める。
「ハッ!」と気付いた。
これまで思い考え続けていた問題の「構図と、解決への糸口」が、見えた。
ここで福沢諭吉が得た「個人の独立」、さらには「個人の独立なくして、国の独立なし」といった考え方は、明治初期の若者たちの心に深く浸透(しんとう)し、日本の近代化を進める上での礎(いしずえ)となった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-19 10:29:38
45684文字
会話率:19%
とある人物との確執により、刀を握ることができなくなってしまった武士崩れの流浪人 禅 は、迷い込んだ山道で現れた侍然とした男に襲われ傷を負い、動けなくなる。流れ着いた、都から遠く離れた村に住まう村娘 静 と言葉を交わす内に、過去と向き合うべ
きなのかもしれないと気持ちを改めて行くが、同時にその村の異様な雰囲気に気付き始める。 禅 は何故襲われたのか、村に燻る悪しき風習の正体とは、一体何なのか。
※時代小説という設定にしていますが、特定の時代、特定の人物、特定の出来事を細かく扱うわけではありません。実際に合った制度や役職を引き合いに出しますが、江戸時代を中心に歴史的背景は滅茶苦茶になっていますので、予めご了承ください。
※妖怪や怪物と言った要素も盛り込む予定ですので、ファンタジー要素が苦手な場合はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-15 19:36:10
3010文字
会話率:8%
甘味処で働く娘の「寺田茜」と商人である「坂田昌吉」の恋愛物語です。
多分江戸時代らへんですが武士も何も出てきません。
着物は来てます。
女の子に旦那、と言わせたかっただけの作品です。
数時間クオリティのためおかしな部分があると思いますが気
にしないでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-16 22:33:38
4119文字
会話率:57%
時は江戸がまだ始まったばかりの頃。
惣右衛門という一人の初老の男は、その日もとある大きな石の前で祈りを捧げていた。
黄昏時、彼は、ふと目に見えぬ不思議な気配を感じた。それを追いかけていく彼。その先に待っていたのは、二人の少年の物語だった。
舞台は福岡県朝倉市。
これはどんなに絶望の奈落に落とされようとも、決して諦めることのなかった武士たちの、勇気と不屈の物語です。
※この物語は史実を元にしたフィクションです。
※この作品は同著者の別作「太閤の見た夢」の一部をアレンジしたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-19 23:36:32
12973文字
会話率:5%
「女子高生×侍の霊」の武士道的アクション・ラブコメディ!
絵になる「セーラー服×日本刀」な、ある意味“刀剣女子”の物語。
さらにこれ読むと、江戸時代における“真実”の「武士道」についてもよくわかる!
身近に起こる不可思議な事件を追うミステリ
要素もあったりなんかして…♪
〈あらすじ〉
日新高校剣道部のマネージャーである平凡な女子高生・近藤真琴は、先輩で部長の松平貴守に淡い恋心を抱いていたが、自分に自信の持てない彼女は告白もできず、悶々とした日々を過ごしていた。
そんな彼女に親友の佐々木民恵は「誕生日に何かプレゼントする」よう言い含め、真琴は偶然訪れた不思議な骨董店〝時空堂〟で特価千円という破格の日本刀を見つけると、剣道バカで時代劇ヲタな松平の誕生日プレゼントとして購入する。
だが、その刀には成仏できない侍の霊・森本喜十郎が取り憑いおり、一方、巷では、武術の達人を日本刀で襲う〝辻斬り魔〟が出没したり……。
内気な少女と侍の霊の奇妙な共同生活が始まる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-24 07:00:00
107477文字
会話率:48%
先祖代々二百年に渡り、何もない城址の門を守ってきた門番の話。
最終更新:2017-01-31 21:37:01
16423文字
会話率:40%
江戸時代、文化14年。江戸に住む桐生桜は、武士と恋に落ちた。愛し合う2人。しかし、2人には悲しい運命が待っていた。
「来世では、必ず...!」
時を超え、200年越しの運命の恋が今始まる!
最終更新:2017-01-16 22:06:37
1720文字
会話率:50%
いつ何時も強さを求むる。それは泥沼の苦しみか。
偃武(えんぶ)の刻(とき)が訪れるのはいつのことか――。
※The copyright of this novel is in Isuzu Riku. Please do not reprin
t without permission.
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-13 20:59:51
8983文字
会話率:17%
2012年12月22日・・・・人類滅亡の日。
孤独なハーフ女子高生である 土方カンナ《ひじかたかんな》 は
すべての最後を見届け、逝くはずだった。
だが、彼女は生きた。
そこは武士の時代、江戸時代幕末の京。
倒幕派と佐幕派に分かれ対立した
、悲しくも儚い時代だ。
そんな争いの中、先祖と出会い歴史上の人物達と出会い、また別れていく。
彼女は、狂乱で渦巻いた時代に飲み込まれ、戦うことを決心する。
彼女は得意とする剣道を扱い、この世を切り抜け、
愛する仲間のため、友のために戦う。
この激動の時の中、孤独だった彼女が最後に手に入れた物とは何か。
彼女がここに来た意味は?
そして、この時代の人間ではないとうに死んでいたはずの彼女の
最期とは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-24 03:10:24
114534文字
会話率:26%
時は元禄、所は小田原。まさかまさかの女性からの婚約破棄に、男は狼狽え涙に暮れる。このまま終わるか、腐るのか。それを救うは、狐の妖怪!?
今一度握る刀に託そう、自分の生きざまを込めて。時代劇風に語られるは、恋心と男の意地。
「和モノ×テン
プレ企画」投稿作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-06 08:11:56
12768文字
会話率:44%
『笑わぬ姫君』番外編。お清とお尚が専属女中になる、ずっと前のお話。
西ノ森城で女中として働くお松は、ある日、倉庫の奥に隠し部屋へと通じる階段を見つける。そしてその先にいたのは、同い年の病弱な姫君・陽姫様だった。
※自サイトより転載
最終更新:2016-03-11 16:47:34
27578文字
会話率:46%
現代でも人気の、忠臣蔵。
しかし、赤穂浪士の討ち入りは、本当に義挙だったのか!?
吉良家側すれば、断じて否!
忠臣蔵なんて、明治の世に国民へ忠君愛国の精神を植え付けるために脚色された、虚飾にまみれた作り話。
吉良家側の視点から、世間に物申す
!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-21 08:53:03
6193文字
会話率:35%
【短編】激動する江戸時代後期。幕末と呼ばれる時代へと世間が動く中で、『女』と『武士』との間を生き抜けた少女の異文禄。
最終更新:2015-10-30 09:00:00
9978文字
会話率:34%
藩主の急死により藩の派閥は二分化し、継嗣争いへと発展した。かつて同じ冷水流の高弟であった堀口伝右衛門と片平雪斎は、あることをきっかけに反目、雪斎は冷水流を離反し、その結果、二人は敵同士になった。雪斎の死後、冷水流の奥義をめぐって子の風雪は伝
右衛門親子をねらうが…。
※他サイト様との重複投降です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-22 10:30:51
6535文字
会話率:42%
京の女郎とふとした事から出会った武士のお話。時代に翻弄される二人のたどる儚く悲しい結末。
最終更新:2013-02-19 15:20:45
3498文字
会話率:24%
後ろ暗い過去を背負った青年はある時唯一御上に認められた歓楽街『吉原』を訪れた。理想の女たちが囚われる巨大な檻の中と、自由と活気、僅かな陰りを併せ持つ江戸の町を舞台にした吉原一の花魁と青年の恋の物語。
最終更新:2015-10-14 22:15:05
95853文字
会話率:63%
《江戸時代の武士の階級・家格》について説明致します。江戸時代には200~300程の大名家(藩)がありましたが、そのうち比較的有名な藩で、なおかつヒエラルキーが解りやすい物を列挙しました。読んでいて途中で退屈になったり、目や背中が疲れたりする
かと思いますので、本作をお読みいただく際には、体調に十分注意して下さい。
読んでいただいた方には、できるだけご感想をコメントしていただけると幸いです。今後の『小説豆知識』コーナーの作品をより良いものにするためにどうかご協力をお願いいたします。
それでは、お楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-12 00:29:34
2029文字
会話率:0%
武士による大乱の時代が終わりを告げる頃、廃れゆく運命にある札術を扱う一人の少年がいた。
死んだ師が設立した診療所を守りつつ日々貧しい人のために働いていたある日のこと、彼のもとを不思議な風貌をした若い尼僧が訪れる。
ある陰謀からあなたを守るた
めに来ましたという尼僧の言葉は、やがて少年を驚きの再開と出会いへ導くことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-26 12:40:00
102839文字
会話率:39%
時は江戸時代。殺傷が常の戦国時代から天下泰平の時代へ移り変わっていく。
江戸城内の武士たちの生活は男女問わず別世界とされ、
一方、町民たちは男女問わず城下町でひしめくように暮らしていた。
それはなんとも力強く、時には儚い。
淡い恋心から江戸
の大火の如く燃える恋心。
様々な事情を持つもの、持たぬ者。
大きく飛躍を遂げる大都市・江戸。
それ自体が、幸福でもあり残酷な過去と未来の流れの渦の中にいたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-15 19:36:03
75236文字
会話率:20%
時は江戸時代。人斬り河合阿円が江戸中を恐怖に陥れていた頃。河合阿円率いる河合一派により、村を潰され、家族を奪われた少年、千太郎は父と兄が残した刀1本を背負い江戸に向かった。河合一派に連れ去られた兄が残した言葉を頼りにとある刀を探す。その最中
に出会ったインチキ商人の男、阿遷の元で働くことになった千太郎だが、阿遷の裏の仕事に付き合わされ、阿遷本人に振り回されながらも、彼の謎や過去について知るにつれて信頼を深めていく。また、彼自身も人間として成長し、やがて立派な武士へと成長していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-03 11:30:54
4130文字
会話率:63%