帝都・青龍京の右京。日中の喧騒から隔絶された路地裏に、夜だけ開く不思議な甘味処がひっそりと佇む。屋号もなく、ただ奥から微かな灯りが漏れるその店に、心に深い影を抱えた人々が吸い寄せられるように訪れる。
声なき貴族、誤解に縛られた武家、悪夢に
怯える娘。それぞれが抱える痛みは、店主が差し出す温かな甘味によって、静かに、しかし確かに癒やされていく。そこには、ただ甘いだけではない、魂に寄り添い、凍てついた心を解かす力が宿っていた。
これは、帝都の歴史の表舞台には決して現れることのない、しかし人々の心の奥底に深く語り継がれる、夜に開く、不思議な癒やしの「異聞」――。
儚くも温かい物語を、ぜひご賞味あれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:10:00
6264文字
会話率:1%
祓い屋だった亡き父の力を受け継ぎあやかしが見えるあかりは、大学への慣れ親しんだ道を歩いている時ふとしたきっかけであやかしの世界へと呼ばれ、猫又の経営する甘味処で家政婦兼祓い屋となり暮らす事になる。
あやかしの世界での生活は人間の生活と似
ているようでやはり違い、なぜかトラブルに愛されがちな日々。だけど優しさや不思議に触れながら、あかりは少しずつ「あやかしの世界」と向き合っていく。
はたしてあやかしと打ち解け、元の世界に戻ることができるのか…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 19:49:22
18931文字
会話率:39%
菓子の配達に行ったら変な奴に目を付けられてしまった・・・
御菓子司おんかしつかさを目指す胡桃こももは、先祖代々宮廷に和菓子を献上している甘味処
【桃屋ももや】の娘だ。
父が病に臥せてから父に代わって菓子作りを担っている兄に、和菓子のい
ろはを叩き込まれながら雑用を任されることもしばしば。
そんな胡桃だがとある配達で出会った名家の息子に翻弄されることになる。
菓子作りに専念したい・・・胡桃は今日も天を仰ぐのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 22:58:18
9719文字
会話率:36%
心の奥底に癒せない苦しみを抱えながら生きる人々が、ふらりと導かれるのは、この世ならざる甘味処。
謎めいた和装の店主・神楽木花月から供されるお菓子が、過去と未来が交叉する甘美で切ない時間旅行にいざなう。
苦しみを解きほぐされた人々が向かうのは
、光か、或いは闇か。
心と心が織りなす切なさ温かさをテーマにした短編連作。
苦しみを抱えながら生きる、誰かのための物語。
※カクヨムでも同時掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 23:00:58
86948文字
会話率:22%
林の中の沢山の洋館を超えた先、小さな甘味処が御座います。
何時もは素通りするばかりで、足を踏み入れた事は御座いません。
ですので今日こそは、顔を出したいと思うのです。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いま
せん。
注意事項2
表現方法が何とも難しい……。
絢爛豪華とも違いますし……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 13:32:35
763文字
会話率:0%
渡、君にきっと、いい事が起きるよ。
第二の故郷の守り神から神託を賜りました。
訳を聞いても多くは語らず、ただ甘く微笑むのみ。
けれども後から気が付くのです。
あの時の思い出一つが此処にあると。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺
に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
作者は大勝利でうっはうはです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 13:19:27
1109文字
会話率:34%
神社の付近にあって、雰囲気のいい甘味処は基本美味しい。
そんな偏見を持って彼女は店の中を訪れた。
泣くほど美味しい。けれども何故こんなに切ないのか。
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
最終更新:2022-07-03 13:31:47
1253文字
会話率:46%
鏡とは自らを見つめる場所。
そこに貧富も老若男女もなく
ただただ自由に解き放たれ作られる場所。
それが写し鏡の館でございます。
最終更新:2023-08-30 22:26:40
291文字
会話率:0%
ある夏の始まりの話
帰省した主人公は少年の時に
懐いていた少女を追い求める。
だけれど服装しか覚えてない主人公は
不思議に思っていた。
そんな女性はいたのだろうかと
最終更新:2023-07-10 23:42:23
265文字
会話率:0%
見出すことは失うことを恐れないこと
キーワード:
最終更新:2023-06-27 21:40:01
287文字
会話率:0%
わたしこと、塩見居醒《いさめ》が甘味処でまったりとしているところに、緊急ご飯速報の通知がポップアップした。
出現地点に映っていたのは、なんと自分で。
突如、サングラスのドクターコート集団に捕らわれ、わたしは意識を奪われる。
気づいた
場所は、やけにリアルな夢の中で。
しかも遙か上空から落下している最中だ。
そこにいた夢魔(魔物)が、同じく落下している直径200メートルのボウルに入ったフライドポテトを、美味しく味つけできれば助けてやると言ってきた。
ここは正夢で、言うとおりにできなければ落ちて死ぬというが。
そんなことできるわけがないと狂乱していると。
甘味処のウエイトレスが現れて、わたしなら塩属性の調味料少女だからできると言ってきた。
わけが分からない。
得夢《えるむ》と名乗るウエイトレスは、わたしと共に塩ピクシーを召喚し、塩魔法で、なんと、フライドポテトを美味しく味つけすることに成功した、のだが。
夢魔は味つけがまんねりだとして納得しなかった。
そこで得夢ちゃんはケチャップ・ピクシーを召喚して、特別なケチャップで味付けを加えてみると。
夢魔はあまりのうまさに昇天し、フライドポテトは無数のLサイズとなって、流れ星のように町へ降り注いでいった。
夢から覚めると、空からフライドポテトが降ってきていて。
大人も子供も大喜びで食べ出した。
みんなからお礼を言われて、有頂天になるわたし。
帰宅すると、調味料少女育成高等学校から編入の招待状が届いていて。
わたしは転校することになる。
転校当日、またもやサングラスのドクターコート集団に、オリエンテーションという名目で意識を奪われ。
次に目覚めたところは。
町がめちゃくちゃに破壊された紛争地帯の避難場所だった。
食料がなく、みんなお腹を空かしているよう。
そこで出会った調味料少女の夜船《よふね》ちゃんに、夢魔が出現していると言われて。
もしもご飯を勝ち取ることができれば、みんなを飢えから救えるのだが。
もしも負ければ、わたしもみんなも死ぬよと言われる。
その重圧に押し潰されそうになったとき、飢えに苦しんでいる子供たちや、自分の作ったご飯を喜んで食べてくれた人々の光景を思い起こして。
わたしなら救える可能性があるのならと。
決意を固め、夢魔のいる大空へ、わたしは飛び出した!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-24 23:11:01
16267文字
会話率:42%
清少納言さんごめんなさい(二回目)。
m(_ _)m
お菓子でまとめては?というスタイル。
美味しいものは美味しい☆(*´▽`*)
最終更新:2022-10-05 03:02:14
402文字
会話率:0%
和菓子を食べるのも作るのも好きな高1のナギが、和菓子店から出ると景色が一変。
なぜか魔方陣の上に居た。
ナギを召喚した幼女で女帝のエリュシカは勇者の来訪に喜んだが、ひと度彼に剣と魔法の力が無いと知るや、金貨三枚だけを渡して帝都から放逐する。
見知らぬ地で途方に暮れたナギは、自らを《夜を統べる種族の末裔》と名乗る少女エレミーと出会い、行動を共にすることに。
ナギはこの世界で生きていくためにも、趣味の和菓子を武器に店を開こうとする。
しかし予算内で見付かった物件は、特定外来種として海外で厄介者扱いされている葛に覆われた家だった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-25 14:13:54
88473文字
会話率:36%
幻想郷と呼ばれる忘れられた者達が行き着く最後の楽園、そこに住み幻想郷全体を管理している人物、八雲紫。月に住んでおりその中のリーダーの片割れである綿月豊姫。
2人(主に綿月豊姫)が暇潰しの為に異世界の人達を呼んで幻想郷に住んでいる人達と交流
させる物語。
この小説は東方外遠記の番外編です。本編をさわりだけでも読んでおくとわかりやすいかもしれません。
注意書き
1.この作品はコラボ作品です。
2.世界観は東方ですが、東方のキャラがあまり出てきません。
3.独自設定が多数あります。
以上の注意書きを読み、それでも見るという方のみご覧ください。
コラボ参加者一覧
狼天狗先生、甘味処アリス先生、九十九 竜胆先生、あきゅう先生、怠惰のあるま先生、ファム先生、他にも増えるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-18 01:12:31
75006文字
会話率:58%
無駄に美男の探偵、宇藤木海彦が3度目に登場。ある商店街の一角で、老女が無残にも殺されていた。彼女はたくみな客あしらいを見せる甘味処の主人として、地域では知らぬもののない有名人であった。客の悩みを聞き、はげまし、ときにこっそりと金銭の援助ま
でおこなっていた老女。彼女が暴行を受けて死んだことは、大勢のファンに衝撃をあたえ、商店街に悲しみの声が満ちた。しかし、捜査に乗り出した宇藤木は、彼女の隠された一面を見抜き、犯人との信じがたい関係を暴き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-11 12:22:42
62567文字
会話率:55%
新宿歌舞伎町の片隅で営業している男子禁制の甘味処「子猫のしっぽ」。
任侠を掲げる神竜組の親分が孫のために始めた店である。
そこで店長として働くただ一人の男、本郷。
女性従業員は組幹部の奥さんやお嬢さん。
ストーカーに悩む女性の問題を持ちかけ
られる。
本郷はストーカーの逆恨みを買い不意をつかれて死んだはず・・・だった。
目の前に広がる深い森。
『助けて!誰か助けて下さいまし!』
化け物に追われて救いを求める少女の心の叫び。
化け物が少女に襲いかかる。
「ほう、地獄にゃ面白れえもんがいるもんだな」
閻魔様の導きで地獄に落ちたと思った本郷が見たものは、真っ赤な毛並みの化け物。
格闘技で化け物を倒した本郷だが急に目の前が暗くなり意識を失った。
再び目覚め見たものは、お洒落な旧伯爵邸を改造したホテルの一室のような景色。
『あなたは誰・・・』
可憐な声が本郷に問う。
『俺は誰だ・・・』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-02 10:40:48
143206文字
会話率:33%
男が死に、その魂は世界を超え別の世界に。
冥界の女王ペルセに拾われ、大事に大事に育てられた男グラントは、神に助けられながら生きていく。
そんな彼は、謙虚で礼儀正しい青年に成長する。
恵まれた環境であっても努力を惜しまず、教えを請いに行く。
そんな、謙虚な姿勢に感銘を受けてか、周りがどんどん過保護になっていく。
これはそんな謙虚で少し頑固な青年グラントの成長とそれを見守る神、そして人々のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-12 14:37:57
15929文字
会話率:27%
……世界は、七人の魔女に支配されていた。
とある魔法都市、〔セブンス・ベル〕は、『魔法』と言う名の"超常"もしくは"神秘"が存在した。
これを管理するのが七聖魔法士(セブンス・ウィッチ)と呼ばれる七人の魔女。それぞれがそれぞれで【
個】として確立、及び【全】として存在する世界の基盤たる者達。
つまり、この七人の魔女がしかと管理せねば、都市は瞬く間に崩壊してしまうのだ。
────そう、崩壊してしまうのだ。
いつか誰かが思い、誰もが予想だにしない事が起こってしまった。
それがまさか、あんな事だとは……
「ってなワケだ、この事態何とかしなきゃいけねぇよなぁ? よぉ、そこのお前さん達。ちぃと一つ世界を救ってやってくれやぁ。なぁに、簡単な話だろぉ? こんだけチート連中が居るなら成せない事は無い筈だからなぁ、その為に呼んだ、その為に集めた、その為に立たせた。
今のお前達に寄越すのは、チートも泣き出す"究極"の困難だ」
コラボオリジナルの小説です! 知らない人でも気軽に読んでもらえたらな、と思います。今回参加して頂いた作者の方々は以下の通りです。
・狼天狗
・怠惰のあるま
・甘味処アリス
・終作
・シルク
・颯人折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-22 19:21:32
224676文字
会話率:39%
この世に闇がある限り、光は輝く。
だが、逆もまた然り。
これは幻想郷を手中に収めようとして地獄に墜ちた闇の部分である者達の悪の花道である。
コラボ協力ーー
寝起きのねこさん→キトラ。ユイ。
闇里紅夢さん→幽鬼楼。
禍月尊さん→紫乃宮杏雅。
甘味処アリスさん→天覇残月。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-16 19:08:08
16743文字
会話率:51%
幕末剣豪・沖田総司との甘々物語。
とにかく甘く頑張ります!!
江戸幕末。新選組。
最強剣士 沖田総司 × 一番隊副隊長 |月島碧《つきしまあお》
兄のようで碧に優しい沖田。
でも、意外とドSで。
純粋すぎ
る碧。
女にも関わらず剣を握る勇ましく明るい性格だが、
実は意外と寂しがり屋で恥ずかしがり屋。
そんな二人をめぐる甘く優しく包み込まれるようなお話。
【甘々!!×切ない+シリアス】物語。R15です。
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・
時は江戸幕末。新選組。
「沖田隊長!副隊長知りません!?」
「ああ……、あの人は今頃、日向ぼっこでもしているよ」
沖田は、これから巡察だというのに見当たらない人物の顔を浮かべて笑った。
「ですよね……。ほんと、副隊長は昼寝か甘味処だ」
最早日常と化している副隊長の行為に、一番隊隊士達も苦笑するしかほかはない。
「隊長は確か、副隊長と幼ななじみなんでしょう?」
隊士の言葉に頷けば、
「副隊長は、昔からこんな性格だったのですか?」
と、興味津々に返ってきた質問。
「ああ。……昔から、甘いものと日向ぼっこが好きで、
男勝りで、元気で、安心して背中を預けていられる人だ。
それにすごく……、寂しがりやなところも、変わってない」
「副隊長が寂しがりや……」
確かにそうかもしれませんね!と、口の端に笑みを浮かべる隊士。
「あっ!副隊長ー!!」
どうやら、やっと来たようだ。
隊士たちが、沖田の背後に向かって手を振っている。
「ねぇ沖田!お前今、隊士たちに何言ってた!?」
やがて、男にしては少し高い声に名を呼ばれた。
「別に。たいしたことじゃないよ」
「オレ、寂しがりやじゃないからなっ!」
聞こえてたんじゃないか……。
苦笑する沖田に、その人は、くぎを刺すように大きな声で言った。
「新選組一番隊副隊長 |月島碧《つきしまあお》!」
「オレが寂しいわけあるかっ!!」
「そうだね」
ほんと、意地っ張り。
(……だから守りたい。よく頑張ったなって、抱きしめてやりたい)
「隊長!副隊長!そろそろ行きましょう!!」
沖田は、碧の頭をそっとひと撫ですると、自分を呼ぶ隊士の元へと歩いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-11 18:00:17
5760文字
会話率:39%
記憶を失い、自身の存在すらを失ってしまった少年。少年は両親や友だち、周囲の人に心配をかけないように振る舞うが、次第に偽りの自分に絶望感を感じてしまう。
時は流れ、高校生になった航だが…、記憶を失ったことに対するコンプレックスは強まるばか
り。自分の存在すら否定していた。そんなある日一人の男子高生が転校してくる。その男子高生は航とは対照的で、気性が荒く喧嘩上等。気に入らないことがあると、すぐに手がでてしまうのが理由で高校を転々としていた。しかし、あることをきっかけに2人は意気投合し、友だち関係になる。2人の性格は違えども、どこか似ている境遇に共感を覚える。
2人のことは、瞬く間に学校中に知れ渡り、鬼と仏にまで異名を取られるようになり、周囲の反応も次第に変化してきた。そんなある日、校内でも話題に欠けない品行方正、成績優秀、スポーツ万能と完璧な女と定評のある1人の女子高生と出会う。しかしながら、他人のことは我関せずいった変わり者で、友だちと呼べる人はいなかった。2人はひょんなことからその女子高生と仲良くなり、さらに話題性の大きくなった3人組となる。
航にとって2人はかけがえのない存在となり、もう過去に縛られない自信が着いてきた。しかし、あることをきっかけに過去の出来事を思い出すこととなる。それは、航にとって思い出したくなかった過去であった。そして、自分の不思議な能力がことの発端であったことに気付く。更に悲しい出来事が重なり、航はまた昔の自分に戻ってしまう。しかし、それを救ったのは紛れもなく2人だった。
3人の友情を描いたストーリーです。結末は少し悲しくなるかもです。一人一人の勇気付けてくれることばや仕草に注目してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-07 08:32:26
3380文字
会話率:69%
この小説は陰猫先生とのコラボ小説です。陰猫先生、ありがとうございました!そして申し訳ありません……。
最終更新:2018-08-30 08:19:20
576文字
会話率:39%
これは、紅霧異変から20年後の物語。
運命を果たす少年は、己が運命に向き合い、立ち向かい、やがては世界をも救うことになる。これはその少年の成長と戦いの物語。
注:この作品は上海アリス幻樂団様の創作物、東方Projectの二次創作作品です。
オリジナルスペルカード、オリジナルキャラクター、自己解釈などを多分に含んだおります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-16 08:00:51
19756文字
会話率:47%
この小説は、あ先生とのコラボ小説です。
あ先生の連載なさっている東方異将伝、是非ご覧ください。
最終更新:2018-07-29 08:22:46
4251文字
会話率:48%
たまには寄り道していこうか、と旦那の一言で奥さんは頷いた。この二人は、この町にあるちょっと大きめのお稲荷さんの若様とその妻だ。その二人が涼を求めて入ったのは、滅多に開いたところを見ない甘味処狐福庵(こふくあん)。和風の扉にはところてん(甘・
辛)始めました、カキ氷ありますの張り紙。
※稲田町は実際にある町ですが、この小説の稲田町は全く関係ない架空の町となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-23 21:14:42
7775文字
会話率:48%
伊豆の峠に鎮座するある地蔵の話。四季折々に訪れる様々な客と、峠の天辺にある甘味処を中心とした何気ない日常を切り取った物語です。
キーワード:
最終更新:2018-04-03 22:37:18
2608文字
会話率:20%