時は2080年。地球温暖化に伴いとうとう人がまともに生活できる温度を超え、日本でも日中は冷却機器がなくてはならない存在となっていた。
生活インフラが大量にエネルギーを必要とするようになった結果、地球のエネルギー資源も枯渇の一途を辿る状況と
なった。
地球のエネルギー資源枯渇の対策として、世界各国は月に存在する資源に目をつけ、多額の投資の元、宇宙開発が活発化していった。宇宙開発は無人探索機を基本としていたが、副産物的に人を乗せた有人飛行の技術も確立され、国の公共事業として月面旅行といった娯楽文化の立ち上げが計画されつつあった。
その最中、訓練を受けていない一般人を含めた、月面ツアー第1弾が宇宙開発の最先端にあった日本で秘密裏に行われることが決定した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 13:01:02
34598文字
会話率:33%
楓に残された時間があと一年だと告げられた蒼。
楓、隼斗、そして蒼の三人組がずっと続いていくと思っていた蒼にとって、それはとてもショッキングな出来事だった。
それでも楓とたくさんの思い出を作ろうと奮闘する。
密かに楓に想いを寄せていた隼斗は、
そんな蒼を見て、楓に想いを伝えるのは諦め、昔のように三人で色んな思い出作りをすることを提案する蒼に協力する。
そして時間は過ぎていき、とうとう残り一週間…となるはずだったが、楓は余命一週間とは思えないほど元気だった。
「余命っていっても治ることだってあるんだから」
楓の言葉が現実になると期待した。
毎年開催される花火大会には行けたものの、蒼に告白の続きをさせてほしいと言った翌日に亡くなってしまった。
蒼は立ち直ることができず、隼斗は明るい性格ががらりと変わってしまった。
そんな蒼と隼斗に、それぞれ一通の手紙が届く。
その手紙のおかげで楓の死と向き合うことができた二人だが、進学や就職をする時期になった頃にはお互いに連絡はほぼ取り合っていなかった。
学校でも話すことが減り、疎遠になっていく。
隼斗は就職して上京し、蒼は大学のために上京したが、お互いにそれは連絡せず、昔が嘘だったかのように関係がピタリと止まった。
連絡しようにも話すことがない。
どちらもそんな気持ちを抱きながらスマホを閉じる。
蒼は引っ越しの荷物を整理しているとき、一通の手紙を見つける。
手紙の端には、「蒼へ」という文字があった。
母さんが入れたのだろうか、と開いてみると、それは昔届いた楓の手紙だった。
その手紙をきっかけに隼斗へ連絡し、地元で会うことになった。
実際に会うと少し気まずい様子を見せる二人だが、少しずつ話していくことで昔に近い空気になった。
楓の手紙と、隼斗の言葉に支えられて、楓の件から蒼は立ち直っていく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-18 09:04:13
18516文字
会話率:31%
ブラック企業に就職してしまい、毎日パワハラセクハラ胃痛に悩まされていた宮尾 鳥子(ミヤオ トリコ)。ある日上司から理不尽な説教を受けている最中、とうとうストレスが限界を超えて嘔吐しそうになりトイレへと駆け込んだ。
だが、鳥子を待ち構えていた
のは寒々しいタイル張りのトイレではなく、頭上を遥かに超えた巨大な人間が闊歩する世界。つまりは異世界だったのだ。そして何故か気絶している間に鳥籠の中に閉じ込められ、そのまま飼われる事に。
ブラック企業から解放された瞬間、巨大人間のペット(?)生活が始まった鳥子。果たして鳥子の運命は如何に。そして胃痛はいつ治るのか。
※旧タイトル「トイレへ飛び込んだら異世界でした」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 20:00:00
27078文字
会話率:34%
浮気症の婚約者を持つ侯爵令嬢シーリア。
辺境で育った彼女は、浮気症の婚約者の言うことを純粋に信じ、彼に尽くしてきた。だが、度重なる浮気にとうとう我慢の限界が訪れ――。
「婚約破棄しましょう」
浮気サレ令嬢だったシーリアが、婚約者を捨て、
新しい人生を歩み始める。
今更すがってきても、あなたのこと、もう何とも思っていませんから(ニッコリ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 15:03:58
9730文字
会話率:22%
中学生のガキ共から童貞童貞とバカにされ、一緒に働いている人達からも迷惑ごとを押し付けられて、毎日帰りは、終電に乗って……しまいには、国の教育現場のIT化で慣れないパソコン操作を強要される冴えない中学校教師の佐村光矢(40)は、ある時帰りの
電車から降りた途端に異世界に魔王を倒す勇者候補として召喚された。そこは、魔族と人間が対立する魔法ファンタジーな世界で、佐村は弱者男性な自分がとうとう異世界に来てしまった事に最初は、少し喜びを抱く。可愛いお姫様から祝福されて、期待に胸を躍らせる佐村だったが、彼には魔力が欠片もなかった。しかも魔力が全く皆無の勇者候補として召喚された佐村に与えられた神具(アーティファクト)は、まさかの近代兵器。リボルバー式拳銃、ショットガン、マシンガンの数々。
期待していた異世界生活と違う事に絶望していた佐村だったが、そんな彼に国王は追放命令を出す。何ともう1人の召喚した勇者候補の青年の方が魔力も高くて最強の神具(アーティファクト)を手にしているとの事で佐村は、不要になった。
彼は、未開の地であり、魔族の暮らす土地に最も近い西部の土地に追放される。荒れ果てた西部の土地にやって来た佐村は、その後王国の騎士団から生きていても仕方ないという理由で殺されそうになる。
しかし、何とか生き残り、その後3種の近代兵器とそれらを収納するために国王から貰った棺桶を引きずって西部の町で1人のガンマンとして……この世の狂いきった世界の全てを怨みながら悪を撃ち抜く1人の男として生きていく決意をする。
和製ウエスタンこと、笊そばウエスタン! 新たなる物語の開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 19:47:10
595496文字
会話率:47%
由衣には姉がいる。病がちで、いつも家と病院の間を行ったり来たりしていた。
その姉が、とうとう駄目だという。ずっと姉中心で回ってきた家で、いつも居場所がなかった由衣。母をはじめ他人はいつも由衣に感謝と努力をもとめた。狂ったアイデンティティの中
、渦中の姉がいなくなるという。姉はいつも優しかった。けれど、由衣の感慨はそれだけだった――。
姉妹間格差とコンプレックス、尊敬できない自己を持った主人公が、姉の死に向き合う喪失の青春短編小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:20:00
24899文字
会話率:16%
「彼らを支えたいんだ、結婚はもう少し待ってほしい」
婚約者にそう言われソフィーは待った。
とっくに適齢期も過ぎたけど、ずっと会えないけれど待った。
とうとう、もう待てないと期限を決めて手紙を送ったけれど婚約者は来なかった。
待てないので
婚約は解消致します。
さようなら
✱作者の妄想の産物です
広い心でお読みください
☆ヒロインはハッピーエンドです
他サイトにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 13:02:31
30331文字
会話率:29%
世界最強の魔導師……人はそれを天の魔女と呼ぶ。
畑とお酒が趣味の魔導師、ゼオラはなじみの酒場で頭を抱えていた。
天の魔女……魔法を扱う者達。魔法使い、魔術師、魔導師、その全ての頂点に立つ存在が自分の事だったとは……そんな子供が言う
ような事を言った記憶は長い人生の中で一度だけ……本当に一度だけだった。
行った事もない国の王女が自分の事を知っている。昔からある国には勝手に描かれた肖像画が飾ってある。たまに街に遊びに行けばとうとう動き出したか……とか訳の分からない事を言われる。
そんな連中を殴って黙らせるのは簡単な事だったが……それをした所で人々の記憶から消える訳でもないのでゼオラは悩む。
そんな悩める世界最強の魔導師。天の魔女ゼオラを中心に世界は動き始める。人が住む世界。竜が住む天井界。世界の混沌が集まる冥道界……その全てを巻き込んで。
カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 18:02:48
101280文字
会話率:63%
整った顔立ちと、凛とした立ち居振る舞いで同僚や後輩に人気のあるアラサーなバリキャリウーマン上月美沙都だったが、そのプライベートは決して充実しているとはいえなかった。
モラハラ的言動で美沙都の上げ足を取ることが多い漆崎哲人との恋人関係は、一見
すると順風満帆だった。しかし哲人は何かと美沙都を蔑ろにし、遂には彼女を裏切って若い女子社員と逢瀬を重ねる様になっていた。
将来の結婚資金の為にと必死に積み上げていた貯金も、哲人が浮気相手の為に次々と浪費し、遂には消費者金融にまで手を出す始末。
とうとう耐え切れなくなった美沙都は哲人との同棲マンションを飛び出し、雨の降る街中でひとり、涙に濡れて佇んでいた。
そんな彼女に手を差し出してきたのは、見覚えのある巨漢、天堂厳輔。
美沙都の勤め先で清掃担当の契約社員として働く武骨な男だったが、彼は美沙都をひとりの女性として丁寧に扱い、自身の住むマンションでひと晩の宿まで提供してくれた。
せめてもの御礼にと、厳輔の寝室を訪れた美沙都だったが、そこで彼女が見たのは、無表情のまま闇の中をじっと凝視する彼の姿だった。
厳輔は、実は元アメリカ海兵隊二等軍曹で、数々の戦地で勲章を得てきた歴戦の勇士だった。が、PTSDが原因で除隊した彼は今も尚、夜になると戦地での地獄の記憶に苛まれていた。
★R15は念の為につけてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 18:12:07
18370文字
会話率:18%
「わたしなんて傷物だから生きていても仕方が無い」
ランザ王国のバルトロイ公爵家令嬢のリリーシアは六歳の時にハロルド王子と婚約し、七歳の時に王子妃の教育に通っていたところ誘拐事件に巻き込まれ酷い怪我を負った。それでも婚約破棄されることなくハ
ロルド王子と結婚したものの形だけで愛されることはなかった。王子や愛人のミランダから傷物妃として虐げられてきた。ある日とうとうミランダに王宮のバルコニーから落とされてしまった。
けれどリリーシアが目を覚ますと五歳の頃に戻っていた。
「生きていていいの。私だって今度は幸せになりたい」
ハロルド王子との婚約を回避し、誘拐事件にも遭わないことを決意する。
そうしてリリーシアは領地に引き籠ることを決め領主城へ向かうとそこにはお隣の辺境伯の子息であるイーサンが盗賊から重傷を受けて療養していた。サマーズ辺境拍の嫡男でリリーシアと同じ年の彼とは傷を受けた令嬢と令息として、次第に仲良くなり婚約することになった。
少し残酷な描写がありますのでお気をつけください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 01:10:00
87073文字
会話率:35%
中国が台湾を自らの政治体制に組み込んで久しい。
日本は中国との摩擦が激しくなり、とうとうシーレーン封鎖の事態となった。
「世界の工場」である中国からの輸入品も途絶え、石油まで押さえられた日本。
プラスチック製品は民生品は何とか完全バイオ
マス製品に置き換える目途は着いた。
内燃機関の自動車は滅びて久しいが、電気自動車に使う重要材料も入ってこなくなった。
軍事用途には内燃機関が未だ要る。
ジェットタービンもエネルギー密度の高い航空燃料を選ぶとしたら石油生製品だ。
最先端用途には未だ石油製品が必要不可欠なのだ。
欧米は中国に気を使い、日本への支援には積極的では無い。
石油が無い日本の息の根が止まる日は近い。
とうとう日本は台湾奪回に乗り出した。
名目上は「台湾独立派の支援」、だが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 02:18:25
10926文字
会話率:30%
産業革命から芽生えた科学文明は次世代へ次世代へと問題を先送りした末、21世紀末とうとう崩壊した。
しかし一世代をかけ、科学文明は復活した。
その復興前の数十年間を人々は「大崩壊後」と呼んだ。
「大崩壊後」の世界は人類にはあらゆるものが足りな
かった。
とりわけ深刻だったのが食糧であった。
有機物は殆ど再生されて食糧になった。
必要最低限の栄養素とカロリーを摂取する行為、それが「食事」だった。
「大崩壊後」の世界では人は生きるために食べ、食べるために生きた。
現在、空腹を知らない無邪気な子供たちの歴史の学習において「大崩壊後」の食糧難の事情はそう語られている。
特にその画像は嘲笑の的である。
画像には「カタストロフ飯(カタスト飯)を食べる人々」とのキャプションがふられている。
豊かな文明が、文化が再度花開き、所謂、「カタスト飯」は消え去ったかに見えた。
しかし、「古き良きカタスト飯」を密やかに愛する人々が存在した…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 02:14:47
7046文字
会話率:11%
14年前の事故により両親を亡くした加護秋。それからは施設に引き取られ育てられたがとうとう施設を出ないといけなくなった、お金もなく住むとこもなくなってしまう秋の元に現れたのは子供の幽霊を連れた賀茂宮正道だった。祓い屋をしているという正道に仕事
を一緒にしないかと誘われた秋だが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 23:14:59
38864文字
会話率:51%
「カーナ、お前との婚約を解消したい。」
とうとうこの日がやってきた。だけどおかしい。ここは乙女ゲームの世界。そして私は悪役令嬢カーナ。そして悪役令嬢カーナは大衆の前で婚約破棄を申される。
だけどここは王太子殿下と二人きりだ。
一体何が?
そ
して了承したというのに断罪もなし、婚約解消もなし。一体どうなっているの?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 16:19:49
4939文字
会話率:45%
二枚目半で、性格属性が『中立』である 盗賊の男シロウは、ひょんなことからエルフの王族で性格属性が『悪』である 女僧侶のエリスとリリスに付きまとわれパーティを組んでいた。
しかし、 盗賊と 女僧侶だけのパーティでは当然火力不足は否めなく、シロ
ウ自身も週に3回は死亡と蘇生を繰り返していたため、とうとう資金が底を尽きかけたのであった。
そんな中、パーティに加入したのは………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 12:46:59
61629文字
会話率:52%
某サイト年の差をテーマにしたコンテスト供養作品!
漫画のキャラクターは年を取らない。
いや、とらないわけではないけど、私達3次元の存在とは時間の流れが違う。
「また、尊き者を追い越してしまった……」
私は35歳の誕生日を迎え、某逆転
する検事の年齢をとうとう追い越した。
アニメキャラがどーんと描かれたケーキ(手作り)に丁寧に刺した蝋燭。それに火をつけ、バースデーソングを流す。勿論、推しの声。
素晴らしい誕生日だ。推しに囲まれ推しの歌だけが聞こえただただ推しと出会い生きてこれた生に感謝する時間。素晴らしい誕生日だ。
だが、虚しい。
そんな虚しさを感じる女の年の差恋愛物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 21:12:03
5241文字
会話率:23%
東と西の大国に挟まれた、小さなリリアン王国。
そこに生まれた双子の王女。
その妹の方、マリアベルは、全てを持って生まれた恵まれた姉を国外追放するべく暗躍し、とうとう双子の姉アナスタシアを「自分に成り代わらせ」国外に追放することに成功する。
※恋愛要素は匂わせ程度であまりありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 06:30:00
13169文字
会話率:21%
社交界の薔薇、と謳われるセレスティーヌ・トトウ侯爵令嬢。
その完璧な美貌も洗練された身のこなしも、機知に富む話術も全て仕事の為。
セレスの働くしょぼくれた薬師塔への予算の確保、領地内への薬草採取の許可、完成した薬の流通販売の円滑な承認、等々
を得るためにセレスは社交界での地位を築き上げてきた。
生涯を薬師塔に捧げると決め、仕事を続ける上で支障にしかならない結婚は全く望んでいない。
セレスの醸し出す、゛高嶺の花゛感から求婚自体も少ない上に、侯爵家の地位を利用して断りまくっていたのに、22才にして、とうとう断れない格上のオルランド公爵家からの婚約の打診が。
絶望するセレスの前に現れたのは、稀代の魔道士で変人と有名なアーノルド。彼はセレスの望まない結婚を解決できると言うが、、、。
解決方法は「俺と結婚しましょう。」で、セレスは即お断りする。
でも、そこは何だか結婚して、変な呪いをかけられるはめに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 19:52:54
146030文字
会話率:42%
無能のダメ令嬢と蔑まれるエメラインは、婚約者から事あるごとに「婚約破棄するぞ」と脅されている。
エメラインは辺境伯家の血を引くことが取り柄であり、血を残すことだけが求められて、彼女自身には何も期待されていない。
家族からも無視され、寄り添っ
てくれる侍女と護衛騎士の姉弟だけが味方だった。
ふとしたことから護衛騎士のことを意識し始めるエメラインだったが、彼とは身分が違う。結ばれることなどありえず、婚約者のいる身として想うことも許されない。
護衛騎士はエメラインのために、彼女から離れていく。
そしてエメラインはとうとう婚約破棄を受け入れ、それまでの自分と決別する。
婚約者は自分が辺境伯の跡継ぎだと思っていたが、実は跡継ぎの相手に過ぎなかったと気付くものの、もう遅い。
エメラインはやがて辺境の聖女と呼ばれることになっていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 08:14:33
111917文字
会話率:44%
「お姉さま、ずるい! どうしてお姉さまばっかり!」
男爵家の庶子であるセシールは、王女付きの侍女として選ばれる。
ところが、実際には王女や他の侍女たちに虐げられ、庭園の片隅で泣く毎日。
それでも家族のためだと耐えていたのに、何故か太り出して
醜くなり、豚と罵られるように。
とうとう侍女の座を妹に奪われ、嘲笑われながら城を追い出されてしまう。
あんなに尽くした家族からも捨てられ、セシールは街をさまよう。
力尽きそうになったセシールの前に現れたのは、かつて一度だけ会った生意気な少年の成長した姿だった。
そして健康と美しさを取り戻したセシールのもとに、かつての家族の変わり果てた姿が……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 21:33:23
18976文字
会話率:35%
ミレーヌの婚約者である伯爵令息は、ことあるごとに「婚約破棄するぞ」と脅して抑え付けてくる。
格下の家柄で、家が支援を受けている身では、言い返すこともままならない。
本当に興味のあったことを学ぶことも許されず、ミレーヌは言いなりのまま生きる。
婚約者が堂々と浮気をしても、もはや心は動かない。
ところがあるとき、ミレーヌは自分を認め、尊重してくれる相手と出会う。
そして何度目かわからない婚約破棄宣言を、ミレーヌはとうとう受け入れることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-01 07:18:04
11219文字
会話率:31%
伯爵令嬢アルマには、婚約者以外に好きな人がいる。皆の人気者ヴィンフリートだ。完全な片想いだし、婚約者を裏切るつもりもない。しかもヴィンフリートには、同じクラスに婚約者がいるのだ。ただし、その婚約のエミーリアは学力だけが取り柄の冴えない子爵令
嬢だった。不釣り合いな二人に不満を募らせていたある日、アルマは裏庭で憧れの公爵令嬢ユリアーナの「エミーリア様が婚約を辞退してくだされば……」という言葉を聞いてしまう。以来、エミーリアから別れを告げればヴィンフリートとユリアーナが幸せになれるのだという思いに囚われていくようになる。そしてとうとう「婚約を破棄してほしい」とエミーリアに迫ってしまうのだった。この行動で醜態を晒したアルマは学園を辞めることに……。
※好きな人の婚約者に「彼と別れてほしい」と迫ってしまったあとに、本当の恋に気づくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 06:10:00
11439文字
会話率:38%
大富豪の一人娘コレットは、お年頃だ。朝からイチャイチャする両親を見て、自分もこんな恋がしたいと憧れている。しかし、現実は上手くいかず、恋人の男爵令息ポールとはマンネリ気味。打開策が見つからないまま、とうとう浮気現場を目撃してしまうのだった。
従兄ウスターシュに慰められ、新たな恋心が芽生えるコレット。そんな折、祖母の誕生日パーティーが開かれ、ポールと鉢合わせしてしまう。高飛車な態度をとろうとする元恋人だが…………。
立派な跡取り娘になりたい大富豪のお嬢様の恋のお話です。
※西洋風の異世界が舞台ですが、ファンタジー要素は、ほぼありません。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-17 17:00:00
13902文字
会話率:27%
ロルは夜道で買ったオルゴールに未来の夢を見せられ、役立たずとバカにしたヨークを引き留めるため苦心する。
オルゴールに見せられた夢が未来のことなのか、証明も確証もないけれど、目覚めたときに残る感覚から信じた。
見せられた未来ではヨークを
追放した後のパーティは連携が崩れ、損耗率が酷くなり、新しくメンバーを加えるが上手くいかなかった。
しかも街の防壁の向こうからスタンピードが押し寄せ、ロルが最後に見た光景は、街へ向かうモンスターの影だった。
そこでロルはヨークがパーティを抜ける未来を避けるため、受付嬢のアラサ、酒場のウチカ、鍛冶屋のチリ、花屋のイロハに相談したり、時に励まされて奮闘する。
しかし、空回りして失敗が続く。
そしてパーティメンバーは誰も、進んでヨークを引き留めようとはしなかった。
とうとうスタンピードの日がやって来て、連戦を強いられてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 18:00:00
133406文字
会話率:37%
僕は死にたい。とうとう死んでもおかしくない理由が出来たのに、周りの目の恐怖と気持ち悪さばかりが付きまとう。
自分で死のうとしてたのに、誰かに恨まれて殺されたいと願う様になってしまう。
殺されるほど恨まれる方法を考えなきゃ考えなきゃとお
かしくなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 22:06:39
1031文字
会話率:0%