四十二歳のおっさんにして村の英雄、グレアム・ウォード。
グルザルム王国の辺境にあるフーロ村で生まれ、一度も村から出ることなくこの歳まで生きてきた。
平穏に暮らせていたのなら良かったのだろうが、このフーロ村は魔王領の真隣に位置しているという史
上最悪の立地の村。
魔王領からやってくる魔物の数は半端ではなく、更に魔王軍が王国を攻めてくる際には必ずこの村を通る。
グレアムには王国を守るという気持ちは一切なかったが、村を守るために魔王軍とは幾度となく戦い、一度でも進行を食い止めれば勇者と呼ばれるであろう偉業を、これまで五度に渡って魔王軍の進行を食い止めた。
ただ、グルザルム王国は地図にもないフーロ村のことを把握しておらず、影の英雄の存在には気づいていない状態。
このまま人知れることなく、フーロ村で密かに死ぬ運命であったグレアムだったが、五度目の魔王軍の進行を食い止めた時に片腕を失ってしまった。
英雄であろうと農業を強いられる村であり、片腕となったことで以前のように体が動かせず足手まといになると悟ったグレアムは、四十二歳にして村を出る決断をした。
世界中の誰も知らなかった英雄が今まさに井の中から飛び出し、グレアム・ウォードの名を大海に知らしめることとなる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 12:10:00
509577文字
会話率:47%
名門大学を卒業しながら、“夜”の世界を選んだ女。
容姿、知性、プライドすべてを武器にし、
欲望と虚構が交差する街で、
“愛される技術”を武装して生きてきた。
そんな彼女が出会ったのは、
唯一、彼女に一瞥もくれなかった男
通じない色気、響か
ない言葉。
初めての“敗北”が、くろを狂わせていく。
プライドが崩れ、心が壊れ、
全てを失った果てで――
それでも、手を差し伸べてくれた男がいた。
再生、赦し、そして本物の愛。
これは、“黒瀬くろ”という仮面を脱ぎ捨て、
ただひとりの女として、
“愛されることを、信じてみた”物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-15 11:07:31
23662文字
会話率:18%
【“再生と破壊”――両極の能持つ異種の二人が歪に出逢い、恋におちた。】
古の現世の裏にあり、地上の何処かに存在すると伝わる別世。そこに生きる人族の者は、自然の神々を崇め、妖を畏れる暮らしと共に在った。
神を祀る社(やしろ)を護る一族に
生まれ、特異な能を持つ人族の女は『尊巫女(みことみこ)』と呼ばれ、十八になると神族の住む地にゆくという因習があった。雨喚ぶ巫女は龍神界、陽をもたらす巫女は稲荷界へ行き、彼らの神力を借りる梯子(はしご)に成るのが、彼女達の役目だ。
神族と人族の混血である、その地を統べる其々の長(おさ)に認められれば子孫繁栄の為の伴侶となるが、否な場合は贄として一族に喰われ、力ごと吸収されるという至極、残酷な契約だった。
そんな一族の中に、己の生気と引き換えに治癒を与える草花を召喚し、自然界の萌芽促進もさせるという、尊巫女の中でも稀な異能を持って生まれた、アマリという少女がいた。人族に持て囃される反面、脅威として畏れられてもいた彼女は、近年、頻繁に起こっている災厄を鎮める為、冷酷な禍神(まがかみ)と忌み嫌われる、厄病神への贄に出される。
端から伴侶にはされないだろうと見越したものだったが、その実は、いずれにしろ彼を懐柔し、弱体化させるのが目的だった。その企みを察した厄病神――荊祟(ケイスイ)は彼女を避け、喰う事もせず、とりあえず屋敷の離れに置き、軟禁するという仕打ちをする。既に全てを諦め、長年無気力に生きてきたアマリは、殺されない事に戸惑う反面、放置という名の歪な自由を知り、少しずつ自身を見直し始めていく。
そんな彼女を監視していくうち、荊祟の心情にも、次第に変化が訪れる。自身が担う、忌み嫌われる役目に虚しさを感じ、人族を嫌悪していた彼は、一風変わったアマリに興味を持ち始めたのだった。
※史実資料を元にしたフィクションです。実在する名称、土地、出来事とは関係ありません。
※縦読み推奨。R15未満程度の性表現、PG12程度の残酷表現がありますのでご注意下さい。該当タイトルに★。
※更新後、加筆修正することがあります。展開が変わる場合はお知らせします。
※私生活事情のため更新停滞中です。申し訳ありません……(2024年7月)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 10:05:15
85093文字
会話率:47%
高校一年生の少年、荒城イサトは街中で突然巨大な怪物に襲われる。逃げ惑う彼の前に現れたのは、とんがり帽子に黒マント、箒に跨りステッキを振るう――あからさまな見た目の“魔法少女”だった。
あっという間に怪物を倒す少女、ウイカ・ドリン・ヴァリア
ンテ。
彼女は“獣魔”と呼ばれるモンスターと戦う特殊部隊「アザラク・ガードナー」に所属する戦闘員。
イサトは獣魔が現れる狭間の世界「スペルフィールド」へ知らない間に迷い込み、今回の事件に巻き込まれたのだという。
翌日、イサトのクラスにウイカが転校生としてやってきた。
一般人には入ることのできないスペルフィールドに侵入したイサトの秘密を探ることと、組織の秘密を口外しないよう監視する目的があるというウイカ。
一方で、転校初日から仲良く(?)会話する二人の様子を見た担任から、ウイカのお世話係を任命されるイサト。
奇妙な二人の学園生活が始まった。
代わり映えしない現実に何処か自分とのズレを感じていたイサトと、戦いしか経験せずに生きてきたため日常を知らないウイカ。
そんな二人が互いに監視し合い、やがてそれぞれの生き方に影響を与えるようになっていく――。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 09:00:00
97804文字
会話率:37%
――これで何度目になるでしょうか。
幾多もの転生を繰り返し、多様な人類種として生きてきた少女。今回も例に漏れず転生したがどうも様子がおかしい。
気がつけば周りを固い壁に覆われているし、頑張って出てみればフワフワの柔らかい壁が待ち受けているし
、手に違和感があるかと思えば指がない。と言うかこれは羽毛!?正面のはお母様!?私人間じゃなくなったのですか!?あれ、スキルが使えない!?
これはポヤポヤしてたり、武術がつよつよだったり、ちょっと闇があったりする、人だった少女が鳥になって、何かを成し遂げるかもしれないお話。
拙作ですがよろしくお願いします。見切り発車です。タグは必要に応じて追加します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 07:44:03
601814文字
会話率:36%
■転生したのは最底辺の私生児?■
現代日本で詐欺師として生きてきた男は、異世界で辺境貴族の落とし子『ティム』として転生する。
魔力も剣の才能もないが、前世の知識と観察眼を武器に、偽造技術で悪だくみをする。
教会改革を目論む司教補ジュリアン
は、ティムの詐欺に目をつける。
「民を虐げる悪党を、その富で滅ぼさないか?」
相反する二人が手を組んだ瞬間、王国に渦巻く「嘘」が暴かれ始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 06:00:00
349751文字
会話率:50%
戦闘用奴隷として生きてきた八番は、ある日、死に直面したことで前世を思い出した。前世のわたしは死んだらしい。そして自分を助けてくれたのはセレストという竜人の男性だった。「せ、れす、と、さん」この人は優しい人だ。「あなたが望まないことは、したく
ありません……」でも、どうやらこの人はわたしの番(つがい)らしい。番って何? え、夫婦?! 神様の定めた運命の相手って、どうしたらいいの? 元戦闘用奴隷の少女と番に一途な竜人の青年が互いに歩み寄っていくお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 00:03:07
530153文字
会話率:28%
オーバーテクノロジーが行き交う文明都市で生まれ育った青年ディアは、ある夕暮れ時に謎の老人から、今まで生きてきた世界の外側に未知の領域が広がっていることを教えられ、好奇の思いに導かれるままに冒険の旅へ出る決意をする。
汚染物質を遮断する都市
フィルターの外側は危険と波乱、滅びの運命が約束されたウィルダム大陸。
満月色の瞳を持つ暗殺者。頼もしい図書館司書。悲運の少年奴隷。そして雪原にひとりきりで暮らす命の恩人。
この荒廃した大地の上で、ディアは数奇な出逢いを重ねながら、失った未来を取り戻していく。
※ 主に1〜2週間に1度ペースで更新しています。
※ ジャンルは異世界ファンタジーですが、世界観の三割ほどにはSFを含みます。
※ ヒロインと思しき人物は美少女ですが、女の子であるとは限りません。
※ たまにアクションシーンが挟まります。ガラスもパリンするし、モブの血が飛び散ったりします。
※ ポストアポカリプスな世界観をねちっこく描写していくため、グロテスクだったり気持ち悪い表現が頻出します。
※ 最終的には全滅エンドになることを予定しているため、物語が進めば進むほど登場人物は幸福から遠のいていきます。
※ お覚悟を。
作者が描いた作品関連イラストはTwitterにて「#TUPSIMATI」のタグで公開しています。
また、同作品は小説投稿サイトノベルアップ+様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 21:03:57
932112文字
会話率:41%
異界から渡る鳥が、いつか空を飛ぶときがくる
――鳥の飛ぶ刻に――
異界――いまいる世界とは別の世界から、いまある世界へと。
己がいた世界が滅び、唯一人生き残ったといわれて。
その上で、確かにこれまで生きてきた世界とは異なる世界で、
藤堂
は生きていた。
ありえないくらい平凡で平和でつつがない日々。
この世界が現実かどうかに悩みつつ生きる平凡な青年の物語。
そんな中でも、美味しいご飯を食べたり仕事をしたり。
実に単純に、別の世界からこの世界に来てしまった平凡な青年が
現実が何なのか?について悩んでしまうお話です。
閑話的なお話なので、よろしければまったりお楽しみください。
※SFにすると選べるジャンルがないのでローファンタジーです
SFにその他を作ってくれないでしょうかね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 21:00:00
67619文字
会話率:42%
現代日本に生きていた鋼(こう)は、仙人であった。もちろん隠していたので、世間的にはただの隠居爺だった。田舎で一人仙術とだけ向き合って生きてきたが、とうとう寿命を迎えた。そして、気づいたら不思議な場所にいた。見つけた傷ついた魂を癒すと、何故か
その魂の元の体、異世界の魔法少年コーディの中に入ってしまっていた。出る方法はわからないし、コーディは死んでしまったようである。鋼は、コーディの無念を晴らしながら、譲り受けた体を大切に使って生きていこうと決める。復讐が終わったら魔法を追求しようと考える鋼=コーディであったが、どうやら周りが方っておいてくれない。これは、魔法少年になった元仙人爺による、異世界驀進譚である。
誤字脱字は常にあると思われます。ご指摘いただけると助かります。矛盾があったら申し訳ありません。ふんわりしたオリジナル設定が多いです。イジメ表現、具体的な戦闘表記があるため、R15としています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 18:00:00
550721文字
会話率:31%
ロンドン郊外でひっそりと暮らす初老の男性・カウパー氏は、過去を語らず、誰とも深く関わらずに生きてきた。だが、ある雨の日、謎の使者から渡された黒い箱によって、彼の封印された記憶が徐々に蘇っていく。
かつてカウパー氏は、「フェルディナント計画
」と呼ばれる極秘プロジェクトに関与していた。これは、国家や科学界が闇の中で進めていた思考操作・記憶改変実験であり、世界の秩序すら揺るがしかねないものであった。彼はその計画から脱走し、記憶を自ら封じることで平穏な生活を手に入れたはずだった。
しかし、古き盟友フェルディナントが生存している兆候が現れ、かつての因縁が再び動き出す。失われた仲間たち、消された真実、そして世界を操る「記憶の中枢機関」。カウパー氏は自らの過去と向き合いながら、真実を暴き、未来を守る戦いに巻き込まれていく。
静かな老境を破る陰謀と再生の物語。
――これは、ひとりの男の記憶と贖罪の旅である。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-14 17:10:27
22876文字
会話率:31%
私の名前は桜下瑠衣。地方大学に通う3年生。小学校高学年の時に両親を事故で亡くし、それからはおじさんのところに居候。特に仲の良い友達もなく、孤独に生きてきた。大学生になって一人暮らしを始めた。誰の目も気にしなくていい、快適な一人暮らし。雑誌で
見た一人キャンプや一人山登りにはまる。
ある日出かけた山で大きな穴を発見。近づいてみると何かに引っ張られるように穴に落ちてしまった。目が覚めて周りを見ると穴に落ちたと思ったけど、落ちた場所は穴ではなかった。途方に暮れてどうしようかと思っていると後ろから声をかけられた。振り向くとそこにいたのは宙に浮かぶ小さな人。
彼女は精霊だと言う。私と契約をして、その国の結界を張る仕事を一緒にして欲しいと言う。そんな名前も知らないような国のために危険な旅に出るなんて…でもこんなところに一人でいても生きていけないだろう。私はその精霊を信じて一緒に暮らし始める。
結界を張るには他の精霊に選ばれた4人と一緒に行うらしい。初めは乗り気ではなかったけど、何かに導かれるように私はその4人と出会い、一緒に結界を張る旅に出る。
ローファンタジー、仲間との絆、そして恋。主人公ルイの新しい冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 15:00:00
238876文字
会話率:64%
鉄道運行センターに勤める井早晃(いはや あきら)は分単位のスケジュールに追われる毎日を送っていた。
ある日大規模なシステム障害によって、全線がストップし、晃の世界から動きが奪われることになる。
突然訪れた『何もできない一日』。普
段なら気づくこともできない静かな空気、手帳に挟まれた娘の紗良の絵を見つける。
それはかつて一緒に行った遊園地の思い出だった。
止まったプラットフォーム・風のないホーム、丸まった小さな願いのメッセージが足元に落ちていた。
時間が止まった隙間に晃は失っていた『父親としての自分』を見つける。
その夜、久しぶりに交わした娘との会話で、小さな"再会"と"約束"が生まれる。
[動]に生きてきた晃が、"枠"の中で気づいた一日を描いたささやかな復活の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 08:44:42
2066文字
会話率:25%
主人公、造言 望(ぞうげんのぞみ)は、我慢して育ち、主張を押しこらえて生きてきた。おしゃべりも、カラオケも、大好き。
高校入学したら、みずみずしく生きられるようになり、毎日が最高な時間に変化していく。
はじめはおとなしい存在が、だんだんに
目立っていく、いろんな場面の活躍から卒業までを描いた「ゲンストーリー」の幕開け。
※この作品は「アルファポリス」に掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 00:12:15
25160文字
会話率:28%
誰にも愛されなかった公爵令嬢レティシアは、王子の正妃になることだけを人生の全てと信じて生きてきた。
だが、平民出身の子爵令嬢に王子の心が奪われたとき、彼女の全てが崩れた。
嫉妬と憎しみに突き動かされ、悪事を働いた代償は──婚約破棄、勘当、
そして砂漠への追放。
命の灯が消えかけたその時、彼女は思い出す。「前世」の記憶を。現代日本で生きていた、ごく平凡な一人の女性だったことを。
異国の商隊に拾われたレティシアは、放浪の王子カイと出会い、知識と力で生き直す。
彼は実は隣国の第三王子。自由に生きる彼の隣で、レティシアは“愛されるため”ではなく“自分の人生を取り戻す”ために、歩き出す。
全てを失った少女が、今度こそ自分の手でつかむ──運命の再生と逆転の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 07:00:00
173404文字
会話率:30%
東の国ヒノモトで剣の修行に明け暮れ、天下無双とまで呼ばれるに至った剣士タケゾウ。
しかし思い描いた理想の剣士とはかけ離れた命のやり取りの毎日から逃れ、自らを見つめ直すために旅立った。
海を渡り、西へ西へと向かい辿り着いた城塞都市ブルーノで一
人の魔法使いと出会う。
彼女の名はローテアウゼン、少女の面影の残る姿をしているが500年余りを生きる魔法使いだった。
彼女は里帰りの護衛をタケゾウに依頼する。
こうして魔法使いとタケゾウの珍道中がはじまる。
しかし、その行く手が穏やかであるはずもなく、襲い掛かる魔獣、刺客、そして巻き込まれる事件の数々。
そんな旅の中でタケゾウはローテアウゼンを守ることに理想の剣士像を見つける。
そして少しずつ明かされていくローテアウゼンの生きてきた軌跡、彼女はなぜ自分に封印を課したのか。
なぜ里帰りをするのか?
彼女の郷里で待つものは何か?
第一章 城塞都市ブルーノ
第二章 漆黒の姉妹(レイヴェンシュワルツシュバイセン)
第三章 コリーンのイセッタ婆さん
第四章 決戦 スツーカ砦
第五章 黒い森のクロエ
第六章 黒金の城(シュタールシュロス)
第七章 英雄
最終章 エピローグ
Twitter【@kow_fukuyama】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 05:00:00
406797文字
会話率:43%
現代日本に生まれ生きてきた男子高校生・東郷圭介は、帰宅途中に前触れなく異世界へと転移してしまう。しかも転移した先の異世界は既に大昔から来訪し続けていたという数多の異世界人(圭介にとっては同郷)の影響を受けて、中世ヨーロッパ的な世界観を近未
来都市的風景へと塗り替えていた。
ロマンは感じる、だけど何かイメージと違う。首を傾げつつ今日も彼は見慣れない世界に生きる。その足元に、先人達の遺した足跡を確かめながら。
こちら以外でも「マグネット!」様の方で連載しておりますので、良ければそちらもどうぞ。
ご意見・ご指摘・ご感想・ご質問お待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 03:23:49
2164755文字
会話率:39%
ある大学の入学説明会。そこで主人公の『上木蔵介』は自分の『能力』を紹介されるように促される。今まで普通に生きてきた蔵介にとって初耳の単語。蔵介が能力を持っていないことを伝えると、突然連行されてしまう。連行された場所では間違いなく能力者であ
ることを伝えられ、さらに一部の能力者は蔵介を邪険に扱う。困り果てながらも、『無能力者』として能力者と一緒に生活をしていくことに決めるが、そこで過去の大切な友達、『白川雪音』に出会ってーーー。
能力者? それとも無能力者? そんな蔵介が能力者と危険で楽しい大学生活を過ごすお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 01:54:54
575676文字
会話率:60%
それは想いで全てを切り拓く物語
現実世界にて、刀剣収集、刀剣鑑賞、刀装具鑑賞、そして真剣を用いた剣術を趣味として生きてきた初老の男性。
彼は退職間近に、ガンになったことで余命幾ばくもないことを宣告された。
しかし直ぐに死ぬことはなかったた
め、何とか職務を全うし、定年退職をした。
そんな彼が思ったことは、もっとも愛すべき刀に少しでも恩返しできれば……という思いだった。
そのため彼は、自分が購入した奉納刀を、再度その神社へと納めるために行動し……平行世界へと迷い込んでしまう。
自らが愛し、神へと納めようとした刀、愛用の稽古刀、稽古の木刀、もっとも美しいと思う刀。
これらを持って迷いこんだ世界で一番最初に降り立ったのは、荒れ果てた廃墟と荒野のただ中。
しかも平行世界に迷い込んだその時……彼は精神年齢はそのままに、健康な体と若返りという実に奇妙な状況へと陥った。
そしてそれよりもさらに奇妙なことが長年続いていた。
その平行世界は世界中で戦争が起こっていたのだ。
それも、人同士ではなく、異星起源生命体と……。
そんな奇想天外、驚天動地な状況へと陥った、見た目は若者、中身は初老のおっさんが……平行世界にて面妖たちを、撃ち、殴り、切り捨てて戦っていく、そんな物語である。
カクヨム に掲載している作品をなろうにも掲載を始めました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 00:00:00
525772文字
会話率:38%
日本で生を受けて必死に生きてきた田宮空。
血を継いでいるからとヤクザの組長になれと言われて逃げ回ったが外堀を埋められて、自分の大切な人を守れる場所がそこしかないという状態になっていたため継ぐことを決意。
継ぐからには真っ黒なことからは手を
引かせ町を守る自警団にした。
そんなある日のこと、田宮が継いだことで変わった組が許せないという下っ端構成員に裏切られて軍勢を連れて組ごと攻撃される。いつもなら避け切れるものでも徹夜をして始末書を片付けていたことにより判断力が低下。
幹部が狙われていたのを庇って急所をやられてしまった。そのまま意識が戻らず……のはずだったのだが!
次に目を覚ますと田宮は女の子になっていて、しかも聖女とか言われて逃げられないし、仲間に似ている人もいて……どうしていいか分からないんだが⁈というお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 22:58:03
86620文字
会話率:44%
幼い頃に親に捨てられ、各地を旅して生きてきた少年・竜輝(りゅうき)。白犬のマナと出会い、10歳から小苗村という小さな村に住みついた
だか実は、彼の相棒であるマナはただの犬ではなく、人語を話す特別な存在だった。
竜輝はマナから魔法を教え
てもらい、2人は魔物の本拠地・真泉町(まいずみちょう)への進行を計画する。果たして彼らは、魔物の脅威を止めることができるのか――?
毎週日曜日に投稿しますのでぜひよろしくお願いします!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 22:52:07
59846文字
会話率:65%