懸賞金のために魔王を倒した『サンランページ』のリーダー『ゼノ』は、陸にろくな懸賞首がいなくなったので活動拠点を海に移そうとしていた。
その矢先、副リーダーのグレインから突然の追放宣言を受ける。
「え? リーダーは俺なんだけど?」
当然の疑問を抱くゼノは、たびたび問題行動を起こしていたグレインへこの機に逆追放宣言をする。
「警告はしたからな」と謎の言葉を残し消えたグレイン。
ゼノは不安に思いながらも今後のため、提督アルビンへ謁見する。
「なーんか、不穏な空気」
アルビンのおかしな態度、武装した衛兵に囲まれつつある謁見部屋、なぜか食べさせてくれない豪華な料理。
いい加減に我慢の限界が来たゼノは声を荒げたが、そこへとてつもない嫌な予感と共にグレインが余裕たっぷりな顔で海軍の礼服に着替えて立っていた。
「ご機嫌よろしゅう提督。それとゼノ、サンランページを追放してくれた事に礼を言うぞ。これで一々貴様を気にすることなく、俺に従う手下と共に賞金首――早い話が海賊共を捕まえることができる」
囲んでいた衛兵たちが一斉に剣を抜いた。更に「捕らえて明日の朝、絞首刑に処す」との提督直々のお言葉。
逃げるしかない。ゼノは割り切ることにした。
「やっぱり喜んで追放されてやる! それでサンランページがお前の都合のいい物になったなら、また一から俺のパーティーを作り直してやるよ!」
魔王を倒したゼノと、同等に強いグレインによる、ハイエルフやボクッ娘船長を巻き込んだ海が舞台の追いかけっこの始まりだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-22 20:00:00
83620文字
会話率:51%
町でたびたび悪さをする鬼達を懲らしめるため、鬼ヶ島へと旅立った桃太郎を静かに見送るお爺さんとお婆さん。
しかしながら、二人はこう思っていた。
本当にこのままでいいのか、自分達もただ無事を祈るだけでなく、何かやるべきではないのか、と。
そうして二人はとある人物……未来から来た技術者に協力を願い出る。
そしてお爺さんとお婆さんは鬼を打倒するための新たな力を得る事になる。
フォークリフトという、強力な力を──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 04:00:00
21877文字
会話率:55%
カプスピテの町角に構えられた店には、白衣を着た黒衣の魔女がいる。
悩める人々の精神を蝕む心の闇。
それはしばしば常人には見えないミアズマ(瘴気)となって身体から放たれ、周囲に災害という形で悪影響を及ぼす。
その心の闇に取り込まれた患者は怪
物となり、たびたび人を襲う。
こういった諸症状を総じて『アビス』と呼ぶ。
通常の医学では太刀打ちできないその病を治せるのは、古くから異端と忌み嫌われ、伝説上の存在と信じられてきた魔女だけ。
心の闇の専門医であり、病院や警察などからたびたび依頼を受ける秘密の職業だ。
ゆえに人々は、畏怖しながらも最後の救いを求め、彼女たちをこう呼ぶ。
――Dr.ウィッチ、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-26 02:03:54
157093文字
会話率:52%
旧兵舎を利用した小さな資料館。
そこには、災害から避難してきた人々と、資料館職員。
そして、とある神様と、小さな黒猫が集っていました・・・・。
読み切り短編です。
ちなみに・・・・
この小説の舞台は架空の町の架空の資料館ですが、モデ
ルがあります。
また、たびたび出てくる「お友達」は歴史上の人物です。
ぜひ、ちょっとした謎解きをする気分で、読んでみてくださいね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 20:11:35
18750文字
会話率:21%
兄の死をきっかけに、警視庁公安部に存在している "陰陽課" に所属した早良知親(さわらともちか)。見鬼の才を持ち、若手のなかで頭角を見せるが、その実、術者でありながらも鬼神を使役出来ない無能力者である事を隠していた。
ある任務についていた際、三大妖怪の仕業により自身の護符の効果が消されてしまう。
捕まった早良を救ったのは、妖美な雰囲気の男。威厳を放つ放浪の呪禁師、崇徳だった。
それからというもの、早良の任務先にたびたび現れる崇徳。早良は崇徳と出会った事で己の宿命に翻弄されていく―――
和風ファンタジー 現代 公安警察折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 21:59:58
4915文字
会話率:16%
「ジャンク・ジャーナル」というニッチな雑誌を定期購読する一郎。独り暮らしで平凡な生活を送る者に、他人の近況や考えが新鮮に映るのだった。たびたび休刊する「ジャンク・ジャーナル」が、今月から解禁になり、再開された。その中の一つの記事に目を留めた
一郎。不思議な内容だったが、読者の反応は見当たらない。そして……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-11 02:00:00
5677文字
会話率:16%
俺の好きな人である佐藤利夏の写真を、生徒手帳に挟んでたびたび眺めていた。
しかし、ふとした拍子にそれがクラスメイトにバレてからかわれる。
さらには通りかかった本人にも聞こえていた。
最終更新:2023-05-08 20:37:57
4874文字
会話率:42%
千年の栄華を誇る帝国で『餌』狩りの神官ルーシがたびたび足を運ぶ場所があった。
そこは禁書を専門に扱う異端の店で……。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。
最終更新:2023-04-29 23:49:41
9087文字
会話率:40%
異能力大国、パンタジア王国の国民たちは、オーラという特殊なエネルギーを持っており、それを使うことで特殊能力を使うことができる。
しかし、中にはパンタジア王国の国民でありながら、オーラの力を使えない、虚無の民と呼ばれる人々もいた。聖アウロ
ーラ中学に通う中学生、トリスティオ(通称トリー)もその1人だった。
彼はたびたび、誰も座っていない、窓着をの席を眺めている。
そこにはかつて、彼にとって大切な人が座っていた……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 20:00:00
13262文字
会話率:41%
乙女ゲームの主人公に転生していることに気付いた私。
攻略対象たちとの恋愛に興味ない私は平穏な生活を送ろうと決意するが
強制力なのか出会いイベントを起こしてしまった。
そこで、現れる強敵"選択肢"!!
たびたび現れる選択
肢に抗おうにも抵抗できない、これからどうなる!?
というお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-03 21:57:44
6357文字
会話率:25%
目立ちたがりな17歳学生の犬上駆馬。ある休日の日、彼は友人とゲームのイベントに参加する予定だった。しかし会場に向かう途中で、異変に巻き込まれて異世界へと飛ばされてしまう。よっしゃ、元の世界の知識を駆使して無双してやるぜ!! と息巻いたのも束
の間、どういうわけかその異世界の人物と駆馬は、たびたび入れ替わってしまう。時にモブとして、時に悪役として、時に最強として。彼は未知の異世界を、ロールプレイで攻略していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-23 19:28:43
1972文字
会話率:29%
ラノベ作家である佐保里は、気がつくとまた異世界にいた。彼女の親友であり、凄腕霊能者として名を馳せる龍花がそこに転生していたのだ。誰もが霊を視える世界。ただし、霊という概念がなく、魔獣だと思われている、そんな世界に。
これはなんの因果か生霊化
してたびたび異世界に行くようになってしまった佐保里と龍花の数奇な運命と、龍花の恋の物語である。
※物語の進行上、現代を舞台とする部分も登場します。
※佐保里視点はややコミカル、龍花視点がややシリアスになります。
※単体で読めます。世界観の設定は、他作品と同じ「乙女ゲーム『十六王国物語』の世界観(日本人がつくったゆるふわ設定)」となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 03:00:00
34661文字
会話率:20%
ルォは大峡谷で苔を集める苔取り屋である。彼の生きる目的は、父親の仇である魔鳥、岩王鷲を倒すことだった。※clome(絵も描く人)さんから挿絵をいただきました(感謝)。 ※文章はたびたび変更されます。気になる方は、章が確定してからお読み下さい
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-02 18:00:00
307571文字
会話率:39%
没落令嬢のお仕事ファンタジー! 父の冤罪事件が原因で、没落令嬢となってしまったアスティ。わずかばかりの財産を元手に執事・メイドと始めたのは、町の人々にとって銀行や貸金庫の役割を果たす『質屋』でした。ところが、おかしな質草が持ち込まれることも
たびたびで……。アルファポリスさんにも掲載。
※2015年に長編ファンタジーとして刊行された『令嬢アスティの幻想質屋』の、元になった短編を再掲載します。ちなみに長編版では、精霊付きの掃除ブラシ、陽気な幽霊の棲む扉、しまいには人間まで預かることに!? 権利はすでに遊森の元に戻っておりますので、コミカライズなど素敵なお話がありましたらお声かけ下さい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-26 15:00:00
23415文字
会話率:44%
幼き頃、孤児院から脱走したメイ=マゼンタは、ある魔法使と勘違いされて命を狙われるが、ローズタート王国の第二王位継承者であるシアン=オリヴァーに助けてもらう。その後は普通に日常生活を送るメイだったが、ある日を境にたびたびシアンの夢に入り込んで
しまうようになる。そんな中、シアンから伝えられた言葉は「同じCOLORとして、この国を守ってくれないか」であった。COLORとは一体何なのか。命を狙われたのは、本当に勘違いからだったのか。魔法使である王族たちに巻き込まれてしまったメイ。彼女の人生は、今後どうなっていってしまうのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-02 19:00:00
3325文字
会話率:11%
小さなジャム屋を営むメイ=マゼンタは、ひょんなことから自国の第二王位継承者、リオ=シアンの夢にたびたび迷い込んでしまうことになる。そして、それが原因でメイ自身も魔法の使い手となってしまう。
そんなメイが、現実世界でリオから言われた言葉は「俺
と、アンバー=イエローと一緒に、国をより充実させる手伝いをしてくれないか。」だった。
ごく平凡だったメイの人生は、一体どうなってしまうのか____。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 12:43:59
5479文字
会話率:37%
その女子高生の名は鈴木知佳という。生徒会の副会長だ。そのかわいらしさ? 美しさ? があって、性格はドギツイながらも生徒の人気はひじょうに高い。会長である俺との関係は以前と変わった。密かに俺と彼女は付き合っているのだ。べつにその事実が流布して
もかまわなわないのだが、鈴木は日常生活において、いっさい、そんな素振りを見せない。むしろたびたび馬鹿にするような文言を寄越してくる。それに磨きがかかってきた。まさに俺はドアマット。ほんとうに俺と鈴木は付き合っているのだろうか。鈴木の振る舞いが一貫して曖昧なものだから、俺はそのへん、疑っている。女心の本質。そんなもの、男にわかるはずもない。……なんてね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-02 09:15:03
7409文字
会話率:68%
自衛軍に入り、若くして退役後、中南米のゲリラに参加した。それがミユキ・ハジメの略歴だ。自己を主張したかった。自らの美学を貫きたかった……、なんていうのは言わば後付けの理由であって、実のところ、狙撃手という立場で仕事ができることで調子に乗って
いたのだろうと彼自身、思っている。
そんなふうに彼には確固たる信念がない。だからそう。張り詰めていた気持ちだって突如として破綻する。簡単に言うと、ニッポンが恋しくなったのだ。帰国後、まったく給料が得られなくなって職探しをしている折に『治安会』という組織の後藤と出会う。「ウチに来なよ」と勧誘される。新しい職場、新しい環境。どんな仲間ができるのかドキドキした。この上なくドキドキしたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-14 10:10:56
91428文字
会話率:79%
多くの任務を荒事に費やす非公開の公的集団、その名も『治安調査会議(通称:治安会)』。
元『マトリ』の『特別強行班』の一員だった忍足悠は『治安会』にヘッドハンティングされた。組織のボスである後藤からたびたび指示や連絡を受け、悪人を締め上げた
り殺めたりする。それはもはやルーチンワーク化していると言っていい。より連続的な反復運動と言っても過言ではないくらいだ。眠っているか仕事をしているか愛猫とじゃれているか、たまに飲みに行くかのいずれかくらいしか行動しない。面白味には欠けているものの、のんべんだらりと過ごすには打ってつけの職場、環境だ。
すなわち、繰り返しのような毎日が悠の生活を支配している。
とはいえ齢三十歳。生きているうちに色々なものを見てきた。色々なことを耳にしてきた。その中で得た知見、経験則については存分に活かしてやろうという意気込みくらいは彼にもある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-23 10:08:48
92600文字
会話率:83%
『小説家になろう』では、無名の作者の作品が、ある日突然ランキング上位に打ち上がることがたびたび起こります。今回は、具体的な事例をもとにシンデレラストーリーのごとく人気作品へと上り詰めた経緯と、それを通じて見えてくる「小説家になろう」の問題に
ついて考察しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 22:15:55
2781文字
会話率:0%
孤独な獣人の生き残り 黒晶石・デルタ
彼は生まれ持った魔力の膨大さと、一族を失った悲しみによる激情から
たびたび自我のコントロールを失っていた。
心優しい女性エミリアは、そんなデルタの心を暖かな慈愛で満たしてくれて…?
ファンタジー×
異種族
純愛おねショタストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 19:37:20
5745文字
会話率:44%
名を持たない少女は、水穂国(みずほのくに)にたびたび厄災を及ぼす荒ぶる神が依りついた「神依りの巫女」として、小さな島に一人きりで暮らしてきた。
誰とも会わず、話さず、触れ合うこともなく。
しかし十七歳になったある新月の夜、供物を捧げにきた神
護り(かみまもり)によって、少女はある事実を知らされる。
このまま誰にも顧みられずに一人で死ぬのは、嫌だ。
少女はとうとう島を脱出するも、追っ手の神護りが迫ってくる。
ところがピンチに陥った少女を助けた者がいた。
長い黒髪と深い闇のような目を持つ、白皙の青年、由良(ゆら)。
少女は由良によってハルと名付けられ、夫婦を装って逃亡を始めるが――。
「巫女ではなく、一人の娘として人の営みのなかで生きたい」
国の礎をも脅かす、ハルのささやかな願い。
果たしてその切なる願いは、荒ぶる神に届くのか。
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「魔法のiらんど」さまにも投稿中です(タイトルは「水穂国事変 神依る巫女の反逆」)。
完結まで連日投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 22:00:00
129514文字
会話率:40%
【簡単あらすじ】身分と貧富の差別が厳しいとある町に現れた謎の道化師が、たった二日の間に起こしたバトル&ちょぴっと怖いお話
【詳細あらすじ】
――これは、とある町で実際に起こった怖いお話。
ある日沢山のピエロや空飛ぶ動物たちを従えて
、ピエロが町にやってきた。音楽を鳴らし、空を飛び、空には火の花を咲かせたという。
ピエロは一日にして人々の心を掴み、子供たちはその人のことをとても尊敬した。貧富にあえぐ庶民たちは皆、彼のたった一度の演劇に心を奪われたのだ。
けれどピエロは、たった一度の演劇を最後に二度と人々を笑わせる演劇を行うことはできなかった。なぜなら演劇からたった二日後、ピエロは血に染まった牢屋の中で首を切られて死んでいたからだ。
――それ以来、この町ではたびたび人間が忽然と姿を消す。昨日まで笑顔を絶やすことのなかった花屋の店主が、ボール遊びをしていた子供が。人種身分年齢に関係なく、突然行方が分からなくなるのだ。高らかな道化師の笑いを最後に。
町の住人はこれを道化師の悪夢として恐れ、今もなお語り継いでいるのだ。
さ、怖いお話はこれでおしまい。坊やもそろそろ眠る時間だよ。……ん? お姉ちゃんは誰、だって?
ふふ、さぁ――――誰だろうネェ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 00:00:00
30079文字
会話率:56%