死体人間――といういかにも珍妙な単語を聞いて、十兵衛という侍はその男に耳を傾けていた。それが嘘である可能性だって、充分考えられたわけだが、それでも彼にとっては酒のつまみとなる話があればなんだってよかった。
「死体人間ってのは、労働力の代わ
りになるだろうよ。そんなことを言っている西洋かぶれの学者だっているくらいだ」
「しかし、そんなことが可能なのか? その……『死体人間』というのは」
■ゾンビ小説アンソロ『ありえない歴史参考書 日本史世界史Z』収録折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-25 06:00:00
9510文字
会話率:40%
江戸中期
言葉の神である一言主神は上役の神から現世を見て回るように命令された。
天界から現世に向かう途中にある三途の川で、死にかけた少女と出会う。
一言主神はその少女に雫と言う名前を与え、自らの専属巫女とし現世の視察の旅へと連れ出した。
最終更新:2019-05-21 17:57:02
9892文字
会話率:39%
取り憑き婚活の続きです。
ある日ひょんなことから権蔵という幕末の武士に取り憑かれた主人公。
初恋の人を探して欲しいという侍の願いを聞き、婚活を始める。
婚活をして、初恋の人を見つけ出したが、
うまくいかなかった。
どうしてもあの人でなければ
…
と悩み苦しみ主人公はどうするのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-18 18:49:18
113764文字
会話率:47%
僕、橘はある日事故に遭ってしまい、目が覚めると『権蔵』と名乗る侍に取り憑かれた。
権蔵は『初恋の人を探して欲しい』と言い、見つけて結婚すれば大きな幸せを僕に与えると言った。
しかし、僕は30年間彼女がいたことがなく、女性と上手く話すことすら
出来ない…
そこで、僕は婚活することになった。
権蔵の事が見える高梨先輩と結婚願望が強い後輩の桂と一緒に数々の婚活に挑む。
僕はKPOPが大好き過ぎて熱くなりすぎたりしてしまったり、お酒が弱かったりでなかなか上手くいかない…
そして、ついに権蔵が探す人物を見つけるが、今度はその人と恋愛しないといけなくて…
好きでもない人と恋愛するなんてどうすればいいんだ!
権蔵の秘密もどんどんと明らかになっていく。
権蔵は何者か?僕は果たして幸せになれるのか?
カクヨムで最新話連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-29 20:33:12
161772文字
会話率:38%
売れない芸人だった僕が
転移した世界はボケ倒しまくる王国だった
最終更新:2019-02-17 11:36:03
17341文字
会話率:85%
食人列島:イギリスの探検家たちが嵐によって遭難する。だが遭難した場所は現在もなお、食人の風習が残る恐怖の人喰い国家「日本」であり、人肉に餓えた日本人たちに襲われてしまう!果たして彼らの運命は…?
人間が人間を食うという恐怖を描いたヒューマ
ンホラー作品!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-05 01:00:00
10276文字
会話率:40%
やっと人目を気にせず入れる温泉に来た姫様と取り巻きの剣士だったが……
最終更新:2019-02-02 08:00:00
883文字
会話率:56%
昔、想いを寄せた遊女と瓜二つだったのは、女ではなく男だったーー
昔の想い人に想いを馳せ、その男に会いに行く。昔と今の想いが交差する少し変わった、遊郭のお話。
最終更新:2019-01-17 19:14:55
51564文字
会話率:53%
戦の勝利を祈るための祝詞を舞う、戦巫女。
彼女たちは戦国大名にとっては、『価値のある持ち物』でしかない。
戦巫女の奪い合いですら戦略とされる江戸の世で、主人公の深山は戦巫女を守る『守護役』に任命される。
守るべき戦巫女の八重はとんだじゃじゃ
馬で、しかも深山の暗き過去を知る少女だった……。
己の過去と葛藤し、少女との優しい約束を信じる。
『わたし、いつか……八重の桜を見てみたい。お母さまがいた、あの場所にいきたい』
『連れてってあげるよ、私が』
叶えられなかった約束を、今度こそは命懸けで守らんと、武士の戦いが始まったーーーー!
不定期連載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-07 00:00:00
129680文字
会話率:22%
元治元年6月、京都三条木屋町の旅籠、池田屋を新選組が急襲した。池田屋には松下村塾の四天王と謳われた吉田稔麿を始め、各藩の尊王浪士二十数名が集まっていた。
吉田稔麿は囲みを破って長州藩邸へ駆け込んで急を知らせ、手槍を取って再び池田屋へ向か
おうとするが・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-06 18:21:52
4512文字
会話率:38%
ある夏の日、担ぎ込まれるようにきたあの人は、目をさますと私の方を見た。
ゆらりと立ち上がったあの人は、縁側にある草履をひっかけて、しゃり、しゃりとゆっくり歩いてくる。
私に優しく触れたあの人。
その指先は時に、ある色に染まった。
私はそ
の残り香を、かさりと受け止めた。
白侘助という椿と新撰組・沖田総司との逢瀬の物語です。
*本作は、佐倉治加さま主催
『真冬に染みるくれなゐ』企画の参加作品です。
無断転載を禁じます。
(c) なななん2018折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-04 15:09:01
2414文字
会話率:28%
秋の夜、笠井市之助は足早に歩いていた歩ほを緩め、寒そうに袖に腕を入れると、辻にある、しのや、と名が打った軒行灯のめし屋に入った……
幕末の志士の一場面を切り取ってみました。
最終更新:2017-11-23 22:57:32
2099文字
会話率:33%
丘の上にある寺、「弘法寺」の境内で益屋嘉右衛門の惨殺事件が起こる。
事件を担当したのは関八州の松丸謙吾と熊八。
二人は幕末の市川で蠢く陰謀を知る。
人を突き動かすものとはなんなのか。
巻き込まれ生きてきた大和久伊織の人生。
最終更新:2019-01-02 22:50:12
25376文字
会話率:29%
三遊亭円朝。寄席で落語を語る日々だが、ひとたび江戸に難事件が起きれば剣をその手に闇を斬る。全22話。根津神社には化け物が出るという。剣豪を自称する黒田藩士の正之進は、居酒屋に勤めるお弓を警護する約束を交わすが、さっそく根津神社の森に化け物が
現れた。かたき討ちのために江戸にやって来た正之進は、辻斬りと勝負に及ぶ。化け物退治と、辻斬りと、かたき討ちに、落語家・三遊亭円朝は何を語り、何を斬る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-08 17:10:23
1312文字
会話率:11%
ここは、微妙に日本に似ているようで似ていない別世界。
各地で跋扈し野放しになっている鬼を退治するため政府は退魔機関、暁を設立する。
そこに所属する颯は、あるとき「若い生娘をさらう鬼がでる」という鬼ヶ島村の話を聞き
調査の為に村に行くことにな
ったが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-25 15:34:46
1821文字
会話率:17%
さまざまな人が、時代を経て、技術を進化させ、深化させる
時には協力し、時にはぶつかりあいながら
それは、
人や時代に誇れないものかもしれない
誰にも評価されないかもしれない
過去の思いを無にしてしまうかもしれない
それでも、ひとは技術を
伝えて往き、ひとの意志は転がっていく
そんな技術の転がり具合を、歴史の陰に隠れて結びついたかもしれない、人々の思いを折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-13 16:00:00
3295文字
会話率:0%
時は明治18年、幕末の時代はとうに過ぎ去り、あの日あの時己が魂である刀を腰に吊り下げ歩いていた士族らは廃刀令により、またあるいは軍人への転職により、姿を消した。
そんな剣の廃れた世の中の、ちっぽけな剣道道場にて。二人はある日衝突した。
一人は桐野利明。その道場にて師範代を勤める老人。
もう一人は小早川匠。その桐野の強さに惹かれた弟子。
その衝突を機に辞めていった匠を、いつか戻ってくるだろうと楽観的考えで見送った桐野。
まさか異世界で勇者になっていたなんて、思っているはずもなく。
それで神から相談されるなんて、予想が付くわけも無かったのだ。
これは最強の力を欲しいがままにした弟子を止めようと奮闘する一人の老人のお話。
その昔、最強と謳われていた剣豪のお話。
9/25から学校再開に伴って書ける時に書いて出します。
友人にバレました。が書きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-03 23:06:45
113576文字
会話率:53%
19世紀初頭、鎖国をせずに発展を続けてきた日本は、ついに産業革命を成し遂げた。しかし、徳川幕府の絶対的支配に対して、民衆は少しずつだが不満を溜めていた。
私立文系として難関大学に潜り込んだものの、その後の大学生活を無為に過ごしていた中尾隆
弘は、そんなパラレルワールドにタイムスリップしてしまった。彼は英語が多少できたため、商人として活動することとなり、自由主義思想が巻き起こす歴史の渦に巻き込まれていくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-21 17:47:53
23298文字
会話率:35%
慶応三年、幕府はロサンゼルスそっくりの港・江留衛を兵庫に建設。だれもが真実を隠す犯罪と悪徳の街で、イーストウッド太郎左衛門は、江留衛市警捜査官として腐敗した警察組織の陰謀に立ち向かう。
最終更新:2018-09-07 20:47:20
48136文字
会話率:61%
元治二年、一橋慶喜は徳川幕府の先進性を列強にアピールすべく、禁煙令を布告。三条大橋の袂に立てられた禁煙の札をめぐり、新撰組と尊攘志士が激闘を繰り広げる。
最終更新:2018-09-07 20:37:26
29359文字
会話率:63%
時は幕末。人と妖怪が共存していた最期の時代。
一人の老人が後に語った、あやかしたちと過ごした日々。
今では失われてしまった、古き良き、夢のようだった青春時代の物語。
全てはあの日、死にかけていた銀色の美しい毛並みをした猫を拾ったこと
から始まった。
彼岸と此岸を生きる者たちの楽しく、時に切なく、時に悲しく、時にはちょっぴりお色気まじりの青春絵巻。 葉介とあやかしたちとの日常が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 13:38:39
116498文字
会話率:27%
人の意志は後世に残り続ける。
それが強く大きくあればある程
より固く、より確かなものとして
新たなる者に宿り、使命を果たさんと
その力を振るうのである。
「俺の意志を継ぐのは…誰だ」
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西暦2600年。
蒼村家が日本を治める時代。
その時代のある忍者の家に一人の男の子が産まれた。
名を「半紙屋ヒイラギ」と言う。
~世界は2101年から始まった~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-12 18:17:26
815文字
会話率:59%
まだ、世界大戦が行われるよりも前。
「武装」と言う能力を持った人間が暮らす世界で物語が始まる。
そんな世界で「武装」の秩序を乱す者が現れた。
主人公である「轍 道春」は世界を守るために学校に入ったがそこには。。。
最終更新:2018-07-10 07:00:00
3197文字
会話率:10%