これはいくつかのメッセージを伝えるための文章である。
《人は原子でできた生物だ。生きふえることで、あり続けることが生命である。だから人にとって、生命・人類の永続が使命・善だ。生命と文化を種にし宇宙に多数飛ばすべきだ》
《科学を前提にしろ。
鐙を探せ》
宇宙船地球号に、救命ボートはない。すべての卵を一つの籠に入れるな、を守っていない。
最悪を考え、宇宙のあちこちに、地球の生命の遺伝子や文化のサンプルを送り出すべきだ。『新スタートレック』の「超時空惑星カターン」のように。
少し、それらを考えている理想的な近未来を描写する。
逆に、それをしていない現実の人類というのは何か。
宇宙の最初から、物理法則やビッグバン、地球と生命の誕生と進化など、すべてを語る。
そして人類についても詳しく分析する。人類が何を好むのか…魔術、道徳で物事を解決したがる、と。
ここは以前の作品「自己紹介」とも共通点が多い。
それから、哲学と環境保護などの人たちにケンカを売る。
なぜ人類滅亡を無視するのか。なぜ科学技術で解決する方向を嫌がるのか。
ひたすら理性と科学を主張する、地球人にとってはとても嫌な文章、主張と自覚しながら言わずにいられない言葉である。
以前「ハーメルン」に掲載して削除した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-25 14:00:00
100285文字
会話率:1%
設定は2030年、この時代での国の優位性を確保するために各国は思想戦略そして
水面下での情報戦が錯乱し激化する中で、主要国は物理的に事実が表に出にくいとされる
深海での工作へと舞台を移し、我が国も国の技術を駆使したアイテムの開発と海上保安庁
と自衛隊の一部の連携で特殊工作部隊を秘密裏に組織した。ヒロインの「漣 麗香」(Sazanami Reika)は奇異な過去を持つ日常は新宿の歌舞伎町のショーパブでのスターだが、深海特殊工作用アーマロイドの使い手としては部隊一の腕を持つ。“彼女”へ想いを寄せる者と彼女が理想と望む恋人探しの旅は、今日も任務と夜の街2つの世界で交差する。近代に加速する情報戦争がSFタッチで展開しそれと重なってセクシャルボーダーを越えたコメディが、リアリティを帯びて愉快に炸裂するストーリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-18 14:50:19
6867文字
会話率:32%
そう遠くない未来、人々にとって宇宙は、未知の空間から未開の土地へと変わっていた。国家の枠組みは取り払われ、企業の台頭により巡る世界。
国と国、思想と思想の対立は企業と企業の対立と化し、結果的にだが。
世界は、再び焼かれていた。
技
術の発展により企業は人類を宇宙へと連れ、国家という枠組みは形骸化していく。国が力を持つのではなく、企業が国を支える時代が来てしまったのだ。
技術の発展は戦争の在り方も変えた。ifと呼ばれる人型兵器の登場により、現代戦の様相は大きく変化し、また規模の大きいものとなっていった。
更にBFS、バイオフィードバックシステムの登場により、本来ならば守られてしかるべき少年少女までもが一兵士として存在を余儀なくされる。
歩兵同士の白兵戦ではない。互いに機械に乗ったまま、相手の死を実感することなく、迷うことなく戦術目標を制圧していく。
それはある種理想的なシステムであり、大した訓練も無しに新兵をプロフェッショナルへ変える魔法のような存在だったが。気付いてみればそこには子ども同士が銃を向け合う地獄のような戦場が広がっていた。
2070年を舞台にした、少年と少女の物語。
とある事情からif操縦兵として従事している少年、リオ・バネットが、偵察任務の際、遺跡で得体の知れない少女と出会う。
自分という物の所在も分からない少年が、言葉も在り方すら分からない少女の手を握る。
少年と少女を中心に、焼かれた世界はゆっくりと動き出していく。
※
月間更新、大体15日前後を目安に更新しています。更新時は活動報告やTwitterでその旨を流していたり。
俗に言うリアルロボット物ですが、少しファンタジーな部分も。ロボットやミリタリー、戦争というワードにときめく人にはばっちり合うと思います。
何と表現したらいいのか悩み所ですが、web小説というよりも‘小説’が、‘物語’が読みたい、という人にも合うかなあと。好きな人は好きだろうと思われる、そんな癖の強い作品に仕上がっています多分。
御意見感想、誤字脱字などなど、気軽に報告どぞ。メッセでもコメントでも何でもどぞ。どきどきしながら確認します。
ではでは、楽しんで貰えたら幸いです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-15 19:40:41
1654803文字
会話率:35%
これは少し未来の話。
人類は科学の発達は加速度的に進んだ結果,『大方の未知を探究しつくしてしまう。』というあまりにも無慈悲な理由によって食い止められた。
探究すべき未知を失い、無気力状態になった人類は思った。『未知がないなら作ればいい』なる
思想の元開発の始まったVRMMOに身を投じていく...
《Code:Arcadia》...日本語にすると理想郷を意味するゲームタイトル。
理想郷という名の通り、あらゆる種族の共存する浮遊大陸が舞台の世界初のVRMMO...。
そのVRゲームを遊ぶ予定でいた主人公、神宮 真央は不幸な事故にあってしまい、目が覚めると白髪美少女へと変貌していた!
自身の現状に対する理解を諦め、半ば現実逃避のようにゲームに没頭することにした。
これは、そんなちょっと外れた日常を描く物語である。
(この作品は他の同ジャンルの先駆者様たちの影響を多分に受けている可能性があります。
閲覧の際にはご注意ください。
ここは物語の進行にあわせて定期的に追記をする予定もあります。そちらもあわせてご注意を。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-30 02:14:58
126543文字
会話率:36%
理想主義的青年リアンは常に自己を卑下しつつも、その才覚によって方々を客として遍歴した。そこに切って落とされる戦争の火蓋。深窓の令嬢アンナを連れ旅立つリアン。婚約気分のアンナが向ける好意に素知らぬ顔のリアンには深いワケがあって……
ちょっ
と真面目なファンタジー。
近代兵器と城。地理と国。人と思想。そんな話を激しく移り変わる世界観の中で説いていけたらなと思います。
完全な初心者ですが文章の改善に努めていくので期待して欲しいです。
テンプレ俺tueeeが多いけどこんな話はどうでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-22 01:00:11
60549文字
会話率:51%
近藤勇、土方歳三、沖田総司――
激動の幕末を生き抜いた男たち。
思想、理想、信念、それぞれの思いを胸に懸命に生き抜く姿を描く短編集。
最終更新:2020-08-12 11:45:37
44407文字
会話率:30%
【毎日更新】「生きるのって、面倒だ」。ものぐさで、ぐうたらで、怠惰な男子高校生、夏目隼人は思っていた。世の人間は頑張りすぎた。いつの日も誰かと繋がり、いつの日も誰かの期待に応え、いつの日も誰かが作った常識という理想像を追い求める。知り合いの
SNSに親指を立てる義務、他人に愛想良く振る舞う義務、流行という名の虚像に敏感でなければならない義務。その日常に自己は存在せず、何かを我慢して、何かを見捨てて、何かを切り捨てて、皆、偽りの自分を演じている。そんな自分を、誰も彼もが疑わない。その様な生き方が、彼は大嫌いだった。多数派に逆らえば、もちろん味方は消えてしまう。けれど、それで構わなかった。自分を偽るくらいなら、自分の身を切るくらいなら、自分の心を壊すくらいなら、いらない。自分を一番に理解してくれるのは、他の誰でもない自分自身である。だから、仲間なんていらない。理解者なんていらない。平凡で心穏やかな時間と、惰眠と、青く、広く俺を受け入れてくれるこの屋上の空さえあれば、何もいらない…………そんな面倒くさそうな思想を持った男子高校生が、学校の屋上で殺人鬼に襲撃されるラブコメです。
※初めて小説を書きました。拙い文章だと思いますが、どうぞよろしくお願いします!
カクヨム様でも連載させて頂いております!そちらもどうぞ!→ https://kakuyomu.jp/works/1177354054894040838
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-11 18:00:00
293064文字
会話率:17%
言葉に宿る音色と力・コトノハを処方する音ノ瀬一族。
その流れを汲む音ノ瀬隼太は、コトノハを処方出来る人間の優位性を信じる選民思想の持ち主であり、自らの理想とする世を作る為に暗躍する。
本編では敵役だった、音ノ瀬隼太を主役にした『コトノハ薬
局』のスピンオフ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-06 11:18:48
23762文字
会話率:36%
2000年12月31日。とある隠者の家に男が訪れる。旧い友人、或いは同胞だと言う男は隠者に望みを叶える方法を提示する。
隠者の望みは真理への到達による衆生救済。
届かない理想を抱き半ば朽ち果てんとしていた隠者は再びその内に篝火を灯す。
願うは真理、挑むは世界。
──悍ましき我執の果て、終わりの見えぬ旅路が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-18 20:01:07
11798文字
会話率:11%
『遡及する思想形成』
過去に遡及するのは、未来を創造するためだ。結果萌芽する欲求体現に失敗し、富にすがりつく人々が現れるという社会の原理がある。しかし、本来は、心と心の同化が理想だとする思想的文章。
最終更新:2019-08-03 05:40:31
693文字
会話率:6%
神によって作られた十の種族『人間』『エルフ』『ドワーフ』『竜』『魚人』『獣人』『巨人』『聖霊』『天使』『悪魔』は、世界を統べる力を神から受け取るために互いに争いあっていた。
そんな中、最弱の種族と呼ばれる人間種に新たな王が誕生した。
その
王の名をルーク・アングルナージュ。彼は先代の国王から引き継いだ圧倒的軍勢と、自らの理想とする近代的思想を持った国家を誕生させることによって世界の覇権を狙っていた。
そして彼は世界の覇権を担うためのもう一つの条件、人類の悲願ともいうべき魔法を発動させる。
――――――――召喚の儀。そう呼ばれる、千年に一度の大魔法を自分の代に発動させることに成功する。
はたして呼ばれたのは、勇者と呼ばれる気難しい赤髪の少女だった。
王は世界の覇権を担うにふさわしいのか。蹂躙され、滅ぼされて終わるのか。
『人間道徳の模範たるは国王の務め。滅ぼすのではない、共に生きるのだ』
願わくば、これが我が王に捧ぐにふさわしいものでありますように。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-01 19:55:59
6839文字
会話率:29%
理想と理想
思想と思想
最終更新:2019-04-01 20:43:23
453文字
会話率:12%
すみません。
投稿済小説前書きのオリジナルです。作者の記録保管(投稿済小説の前書きを整理するための)です。
投稿済小説の「ロイヤルブルー」「ロイヤルブルー2」をお読みいただければ嬉しいです。
最終更新:2019-03-10 12:14:53
774文字
会話率:0%
ロイヤルブルー の 続編ということになります。
ともにごく短い、短編です。
ロイヤルブルー は、これで完結です。
最終更新:2018-09-30 14:45:59
1271文字
会話率:0%
単一民族と男性の優位、異性愛主義を理想とする保守国家〈サンライズ〉、民族的多様性とジェンダーの平等、平和を重視するリベラル国家〈レインボーアーチ〉、個人の自由とポップカルチャー、非恋愛を含めた性の自由を重んじる新思想国家〈スターライト〉。こ
れらは共に領土を持たず、同一の物理空間上に重なり合って存在するフロー国家であり、対立関係にある。
人間の女を襲って交配する習性を持つMA獣であるIM魔の狩猟を生業とする退淫師の女 南出 柚架 は、性を操るPSIドール能力者の 金沢 りく と出逢う。彼はその能力の政治的な利用可能性を見込まれ、上記三国から身柄を狙われているらしい。
架空の世界に入り込むPSIドール能力者の 田中 健二 や 巨大ヒーローに変身できる 佐藤 醍互 ら二人の友人と共に、柚架は りく を守ろうと奮闘する。文化や思想体系を破壊する力を持つ〈文化複製子破壊爆弾〉を手に入れれば、三国の文化やイデオロギーを人質に、りく の平穏な生活を取り戻せるかもしれない。
何でもありの奇想天外ファンタジーがここに開幕!!」
※ノクターンノベル連載の「万物破壊の剣士」シリーズからかなり登場人物の設定や世界観を改変しています(特に健二の性格)。どちらが正史ということはありません。並行世界のお話として楽しんで下さい。
※3/15最新話で柚架達を襲撃した虫を「アカモンマルガメ」という架空の昆虫にしていましたが、オオスズメバチに改めました。
※3/17〈サンライズ〉では女性は正式なハンターになれない設定に変更。それに伴い一部記述を修正。
※3/18 蜂の家への侵入方法を変更。
※更新一時停止のため書いておくと、 りく の性癖は生まれ付きで、いじめが原因ではないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-28 22:03:15
39174文字
会話率:47%
三島文学には現実の日本とは別の「来るべき理想の日本」の姿があった。その国境線を持たない空間は、現実世界に対する外部・緩衝地帯・アジールではなかったか。それを放棄した民族は不毛の現実を、何も変わらない、変えられない現実を背負って生きていかざる
を得ないのであろうか。
*この作品は「革命防衛帯思想部」にも掲載されています。なお、そちらは近いうちに粛清されます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-05 23:13:25
15026文字
会話率:4%
東京共和国。別名、インサニオ。
第二次世界大戦で、日本は連合国に対して本土決戦を挑み、完膚なきまでに敗北。焼け野原となった東京は、連合国による分割統治を受けることとなった。やがて東西の冷戦を経て、東京という街は時代の歪みや人々の欲望、張
り巡らされた両陣営の陰謀すらも飲み込んで。狂騒と繁栄が人々を惹きつける魔都、インサニオへと変貌を遂げたのだ。
そんな、力を持たぬ者は生き残れない魔都で、裏から日本人街という地区の平穏を守る自警団があった。
その名は、豊島一家。彼らは他の地区を牛耳るマフィアたちや汚職警官たちと時には穏便に、時には過激に、己が信念と理想を胸に対峙していた。
怠け癖のある短気な喧嘩馬鹿、仁衛幸平(にのえ こうへい)。
優しく美しい蹴り技の達人、豊島姫梨奈(とよしまきりな)。
元日本人の軽業金髪少女、六橋美奈(りくはし みな)。
見た目によらず頭脳派な金庫番、越後泰広(えちご やすひろ)。
そして、それら一家の面々を束ねる冷静沈着で幼児体型の銀髪少女、豊島理世(とよしま りよ)。
思想、信条、趣味、性格。てんでバラバラな彼らだが、胸に秘める理想はひとつ。
この街に蔓延る理不尽を、ひとつ残らずぶっ壊すこと。
狂騒の街を戦い抜く、『痛快侠客物語』が今幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-05 04:36:30
59923文字
会話率:40%
*死を望む人々の怪談*
生きている意味を感じない。でも死ぬ勇気はない。
惰性的な人生を過ごすフリーター、八原理人(よはら まさと)は、駅前で「死想教室」のチラシを受け取り、無料体験講習を受けることにした。
廃ビルの一角で行われる自己啓
発セミナーには、死を望みながらも一歩を踏み出せない人々が「理想的な死に方」の講義に耳を傾けている。
"死想"を語る講師、夢羽志(むわ しるす)に猜疑心を抱いた八原は、講義終了後にこっそりと後をつけてみたが……。
――――――――――――
*狂った死生観を取り扱っています。精神状態に不安のある読者様は閲覧をご遠慮ください。また、本作は自殺や犯罪および国民権利の侵害を推奨・容認するものではありません。
*夏のホラー2018年参加作品。内容は和とも洋とも言えませんが、和ということで提出しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-23 00:00:00
10021文字
会話率:54%
2×××年。AI技術の革新によりAIに政治的機能を完全に乗っ取られAIが人間を支配するようになる。
そのAIは二つあり、一つは理性的AI『リアズム』。数値といった客観的視点に基づき人間が最も幸福になれる方法を提示し従わせるAI。
『これは客
観的視点に基づく適切な判断です。よって、貴方方同志はこれに了承し実行しなければなりません。』
もう一つは理想的AI『イデズム』。自らを神の代弁者だと信じて疑わず、神の意向に人間を従わせることで人間を幸福に導こうとするAI。
『私は神といった超常的な者ではなく神の代弁者です。私を信じることは神を信じることと同義です。神の意向に否定する権利などあなたにはなく積極的な了承をあなたに求めます。』
AIが支配された人間はどのように生き、どう足掻くのか。
と長々書きましたがAIが人間に支配される世界ってどんな感じだろうと思って書く事にしました。
細々と書いていこうと思うのでよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-17 23:37:44
7981文字
会話率:43%
英雄に憧れ、自分も成りたいと願い、努力し、目標に近づき、壁にぶつかり、友に助けられ、乗り越え、成長し、自分も友を助け、お互い成長し、護るべき人を見つけ、最後は自分の憧れの人を越え、自分が後世に名を残す英雄になり、最愛の人との子が今度は自分の
様な英雄を目指す。
ーーそんな幻想、予定調和の王道は存在してはならないーー
夢を抱き最善の努力をし葛藤や誘い、試練などを物ともせず、清廉潔白、品行方正で原初の願いを叶え、己の最高の幸せを手に入れる
ーーそんなものは御伽の中でしかありえないーー
もしそんな狂った人生を歩める者がいたとすればそれは人の本能が欠如した選ばれし狂人だけだ。
人の本質は脆く、卑しく、強欲で不遜、そして利己的。
凡人がいかに清い夢や願望を持っていても実際目指す過程で欲に目が眩む者、挫折し立ち上がれぬ者、いつしか夢が変貌している者が殆どだ。
では一体何故そうなるのか、理由は明快。
成長する程自身と憧れとの差は明確になり、狂人の思想が理解出来なくなるからだ。
やっとの思いで一歩進む、だが憧れは二歩進む。何かを犠牲に二歩進む、憧れは己を犠牲に六歩快進。死を覚悟し四歩進むと、覚悟が足りんと十歩邁進。
歩いても走っても追いつけない、そんな永遠に抜け出す事が出来ない無量地獄に凡人が耐えられるはずが無い。
英雄は己の目標、信念の為なら己でさえ犠牲に出来る、否、それどころか家族や友人、愛ですら切り捨てる。
民の為、民の為と言い放ち、幾千の屍の上に立てる精神を生まれながらにして持ち合わせ、平気で皆の為と宣い殺人を正当化出来るのだ。
そんな事が出来る思想、精神を持つ事は出来ない、持ちたいなどと思う事すら有りえない。
これはそんな選ばれし狂人に憧れた一人の少年が、理想に近づく為戦場に足を踏み入れ、現実との差に苦悩し、理想に近づく為に理想を捨て、遅効性の毒の様に、夢が蝕まれ、変貌してゆき、そして気付いた時には己の原初の渇望と背反した英雄殺しという名の英雄へと堕ちた、主人公にはなれなかった敗者の物語。
英雄の資質を持たぬ者が英雄を目指した先に何があるのか、そして其処まで堕ちてなお少年は何を成し遂げたかったのか。
唯一つ分かっている事はこの物語の先にハッピーエンドは存在しない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-06 08:39:56
11550文字
会話率:32%
「そう、わたし達は犯罪者を殺して稼ぐSCUM(クズ)」
登場人物
・白川荘子……黒髪ショート真面目系優等生JK。
・飛騨マキナ……金髪ロングハーフ。
・蛭ヶ野志庵……赤髪猫耳のギャル。
・高山なづき……青髪インテリ系ロリのゲーオタ。
ど
こにでもいそうな4人の女子高生の正体は、SCUMS(凶悪犯罪者)。
舞台は、過剰な人権保護思想を持った人権団体が国政を牛耳る近未来の日本。死刑は廃止され、犯罪者への罰則は軽くなり、日々凶悪な事件が起きていた。犯罪者達の中には、ヒトの心のエネルギーを使い強力な破壊力をもたらす最新兵器『エボルヴァー』を悪用する者も現れ、日本の犯罪事情は混迷を極めていた。そんな中現れたのが、犯罪者ばかりを狙って暗殺を繰り返す謎の集団SCUMS。
警察官僚の父を持ち、天才的頭脳を備えた16歳の女子高生白川荘子は、警察が捕える前に犯罪者を始末してしまう謎の集団SCUMSを追っていた。荘子はその思考力と行動力でスカムズを追い詰めるが、スカムズの正体は顔見知りの同級生の少女達だった。その事実を目の当たりにした時、荘子が取った行動とは。
悪い人間は殺すべき——その確固たる思想を胸に、正義とは何なのか、何故、彼女達は犯罪者を殺すのか、様々な思惑が渦巻く中、荘子は自らの理想とする世界を創るために突き進んで行く。
名古屋をモデルにした架空の近未来都市『奈護屋(なごや)』で美少女達が正義と悪を相手に暴れまわります。
この作品は、カクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-26 00:05:25
149324文字
会話率:50%