劉備玄徳は夷陵の戦いの敗戦後、その心労、さらに老いも相まって、孔明や息子阿斗が見守る中、白帝城で最後の時を迎えた。
しかし次に目が覚めると、そこは白帝城では無く、別の世界、放逐領域デスメソルにある小城の一室で、自身は魔族の皇帝、魔帝ルー
ド・グロリアスの末子、レヴィル皇子に転生していた。
このようにして劉備玄徳の記憶と人格を取り戻したレヴィルは、魔族であっても前世のように、民を思いやる正義の志しを思い出す事が出来たが、しかし転生したレヴィルと言う人物は、迫害、圧政、虐殺、悪事の限りを尽くしてきた外道皇子で、その記憶も自分の中に残っていた事から、心を痛め、思い悩んでしまう。
そんなおり、この世界の唯一の友であったラファルドが声をかけてきたのだが、その会話の中で、過去の外道皇子だったレヴィルが、ある恐ろしい命令をしていた事を思い出してしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-14 00:47:41
136745文字
会話率:34%
強すぎる勇者に、仲間は不満だった。
「仲間を大事にしないお前は勇者失格だ!」と仲間のロバートたちから弾劾を受けて(めんどうくさい)と勇者グロリアは姿を隠す。勇者の称号は仲間の手に渡り、時が経つこと百年。魔王を倒した呪いで不死になっていた
グロリアはドレミー家のメイドとして働き、世にはすっかり勇者ロバートの伝説が知れ渡っていた。
そこに、黒猫の姿で復活した魔王ザカリアスが現れて、お嬢様のフィリアナの飼い猫として屋敷に転がり込んでしまう!元勇者と元魔王とお嬢様の奇妙な同居生活が始まるも、そこにお家の借金が発覚してしまい、ピンチ到来。
お嬢様のため、冒険者業再開を決めるグロリア。
だが、冒険者ギルドはパーティーへの加入必須だった。
強すぎて仲間の不興を買った元勇者でメイドのグロリアは、新たな仲間たちとともに初心者冒険者として一から駆け上がる。
百合+王道ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-14 17:12:15
174105文字
会話率:35%
私の初恋は6歳の時、そして初めての失恋は6歳だ。
孤児のリユーは育ててくれた老婆が亡くなったことで孤児院に入った。
そこで出会ったのは真っ赤な夕日を彷彿とさせる人。
貧民街で覚えた変装をして私は孤児院を抜け出して下町に行く。
今ま
で誰にもばれなかったのにあっさりと私を見抜いたのは夕日の人。
目をつぶればその人の姿が浮かぶ。
そしてドキドキと胸が鼓動する。
「私アーロンが好きなんだぁ」
その次の日、アーロンから家族にならないかと言われた。
けれど私は返事が出来ずにいた。
「娘になったら結婚できない!」
「俺には愛する大事な奥さんが居るんだ。
もっと一緒に居たいから俺の娘になってくれないか?」
私はアーロンの娘になった。
アーロンには二人の息子がいた。
私が挨拶をすると次男のエイベルが私に言う。
「お前は俺が守ってやるからな!」
私が家族になった家はカラスと呼ばれる隠密集団の一員だった。
カラスを束ねる公爵家の夫人アイラおば様に見いだされて、私は愛弟子となる。
『次期戦闘狂カラス姫』
それが私の二つ名になった。
それから8年。
学園に入った私たちは、大事件に巻き込まれる。
隣国から渡ってきた謎の本『エデンローズ』
その本に沿って行動をする令嬢。
そして違法麻薬が入った香。
その解決のために私たちは隣国グロリアへ留学する。
*****【お知らせ】*****
こちらは『カラス令嬢とヘタレ王子』の子供世代のお話になります。
『カラス令嬢とヘタレ王子』を読んでいなくても楽しんでいただけると思います。
更新時間 4:00~5:00 16:00~19:00 朝と夜の二回更新となります。
本作は既に書き終わっているため毎日2回更新となります。
ブックマークなどをしてご注意の上お読みいただければと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 18:46:30
122624文字
会話率:25%
顔も知らない相手との婚約のため『栄光の指輪』を受け取るはずだった公爵令嬢クレメンタイン・グロリアス。半月経ってもなぜか指輪は届かなかった。
ある朝、二人の男性がクレメンタインのもとを訪れる。
ひとりは辺境伯のエルドリッジ。
もうひ
とりは帝領伯ファルケン。
二人とも『栄光の指輪』らしきものを持ち、クレメンタインに婚約を申し出た。しかしどちらが本物の指輪か見分けがつかない。
だが、本物を知る方法があった。その方法とは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 23:43:09
2131文字
会話率:33%
魔術対抗を称されるグロリア帝国で随一とされるマーギア家の長女として生まれたディアナ=マーギアは優秀な両親の魔術師としての才能を受け継いでいると期待されていたが2歳の時に受けた魔力量測定で魔力がたったの3しかない事が分かり、父親から「俺の子で
はない」と言われてしまい離れに2人の使用人と共に閉じ込められる生活を送っていた
ディアナが10になる時、第二子であるユピテル=マーギアが生まれ妹の魔力量が90と帝国の歴史上1番の魔力量を保有することが分かりディアナはユピテルに家を継がせる為に12の時に死んだことにされ森の奥深くに捨てられてしまった
捨てられはしたが両親への愛情などは持ち合わせていないディアナはひっそりと何故か着いてきてくれた使用人2人と生活を始める
平和に17になったディアナの元に殺されかけていた双子の兄妹を拾い、何かの縁だと自分の家で面倒を見るようになる
最初は心を開かなかった2人だがディアナに絆されていき、カニスとフェレスと名ずけられて平凡な生活を送っていたが5年がたったある日、2人を狙った暗殺者達から2人を守る為に彼らの代わりに「もう一度名前を呼びに戻る」と約束して死んでしまう
そこから紆余曲折を経て、ディアナが死んで8年後の世界でフリージア=アイスタスという生前のディアナと同じ年齢の公爵令嬢に憑依することになり約束通り可愛いあの子達の名前を呼びに行こうとするが
あれ?あの子達王族の傍系の子じゃなくて直系??
しかも王太子と王女なんだ……
あれ?私は王子と王女を私のわんちゃんとねこちゃんって呼んでたの??
どうしよう……………
うちの子達は優しくて可愛いので酷いことは出来ないと思っているし、守らないといけない存在で甘やかしたいディアナ(現フリージア)VSなんでも1人で出来るし守られる存在じゃないけどディアが可愛がってくれるなら弱い振りでも何でもする激重感情を抱える人達が繰り広げるラブコメ!になる予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 20:41:54
914文字
会話率:79%
父の再婚相手の義母と義妹はだんだん態度が大きくなっていく。連れ子グロリアに婚約者のアーノルドをねらわれて、家に閉じ込められてしまったアマリア。そうしている間にも、変人、ブスという印象操作を社交界で広げられてしまう。だけど、ぶれない婚約者アー
ノルドは…… 超テンプレ(ただし当社比)3万字くらい アルファポリス様用に投稿したものの転載になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 19:08:33
31217文字
会話率:40%
私は、小国であるエクセン王国の女子学生、ターニャと申します。その日、恋人のルータス王子に、婚約破棄されました。しかも、ルータスはクラスメートのグロリアと浮気をしていたのです。ショックを受けた私は、雨の中、学園を出ていきました。そこに馬車が通
りかかりました。振り向くと背の高い、素敵な男性が立っていたのです。そのお方は私に傘をくださり、去っていきました。実はその方は、隣国の超大国、シャルロ王国の王子様だったのです。(この作品は、「小説家になろう」「カクヨム」で連載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 12:09:22
10064文字
会話率:45%
公爵令嬢シルビア・ハミルトンは困惑していた。
これといった接点のなかったクラスメイトのグロリア・ベイカーが、近頃何かと接触してくるからだ。
第一王子の婚約者であり、命を狙われることも多々あるシルビアである。グロリアは暗殺者か。
と思えば、ど
うやらグロリアの目的は第一王子らしいことが判明する。しかも、王子もまんざらではない様子。
しかし、彼らの恋は王命に反するもので、シルビアは親切心から二人に忠告するも…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 20:00:00
17745文字
会話率:31%
ローラクル国立グロリア魔法学園、国内随一の魔法研究の場であり少年少女たちは日々そこで魔法研究をしている。
入学試験の筆記では開校してから初めてのの満点をとるほどの頭脳を持つが、魔法を扱うのはからっきしのアルト=スリアッツは絶対絶命の危機
に陥っていた。なんと今までの魔法研究の成果を発表する行事“魔法祭”まで残り三日なのに発表用の魔法が完成していなかったのだ。
アルトは“魔法祭”までに魔法を完成させることが出来るのか? 彼が目指す魔法とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-04 21:43:13
4987文字
会話率:66%
俺の名はガルト・リッシュフォード。
勇者パーティーで盾の守備役として皆を守護していた。
ある日、勇者であるグロリアスから突拍子もない発言が出た。
「お前、無能で役に立ってないから追放するわ」
その一言で俺は追放される事になった。
が、こ
のパーティーから脱げるのは俺だけでなく、白銀猫耳族の娘のマレンと勇者の従魔であるシルバーフェンリルの爺さんと万能スライムのライムも一緒に脱げる事になった。
俺の盾と恩恵スキル【守護神】の事を全く知らない彼らは後に俺達を追放した事を後悔する事になり、俺を罵り蔑む彼らは破滅のルートへとまっしぐら進む事になる。
追放された俺達は故郷である小国に戻り、ある切っ掛けで門兵の職へとつく事になり、国と家族と愛する幼馴染みの王女を守る為に最強の城壁となり、様々な脅威から守って見せるぞ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-01 12:00:00
29836文字
会話率:52%
「皇女暗殺未遂の大罪人グロリア・ナセールの処刑を行う!」
身に覚えのない罪で処刑されたグロリア・ナセールは、気付くと、知らない家のベッドの上で、知らない女性に叩き起こされていた──
処刑されて逆行した世界に、もう1人の自分がいることを
知ったグロリアは、自分がドッペルゲンガーというものなのではないか、と思い悩む。
そうして、ドッペルゲンガーの言い伝えを信じた主人公が、一度ならず、ニ度も死ぬ事にならないように、隣国の王太子と国を出て幸せになるお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 19:25:54
17157文字
会話率:50%
大学三年生の礼央は人生の岐路に立っていた。企業戦士として第一線で働くことが成功の証であり、人生の最重要事項だと両親から幼少の頃から頭に叩き込まれていた。そしてその一流企業で順調に出世街道を登る父。しかし成功者であるはずの彼は口数も少なく、
人生に疲れ果てていた。その姿を目にした礼央は同じ道に進むことへの疑問を感じつつも、両親が敷いたそのレールの上を反抗することなく進んでいた。
ギターが大好きな礼央、だけどそれも良い企業に就職する為に母親から押さえつけらる。そんな彼とは反対に自分の夢が明確な友人拓。そして彼の友人のバンド「トッグネス」。彼らは夏休みにアフリカの孤児院のコンサートに招待され、拓もそこに同行することになっていた。そんな彼らから礼央は稀にみる音楽の才能の持ち主だと告げられる。
拓達との会話は礼央を混乱させた。両親の言う通りに一流企業に就職しないといけない義務感と新しく芽生えた希望の光。彼は昔父親が大学卒業後に訪れたという国、そして彼がそのことについて多くを語りたがらない国フィリピンに行くことを決意する。
十日間の予定だった旅行はそれ以上のものになった。偶然辿り着いたボラカイ島で彼の隠れた情熱が実を開く。
音楽の先生として、自分の殻に閉じこもっていた生徒ルカとの出会い、そして彼のシングルマザーであるマリアとのロマンス。
突然の母(幸恵)の登場、そして彼女によって礼央とマリアの仲は引き裂かれるかと思われたが、マリアの母と幸恵の出会いがまた物語を急変させる。グロリアの母が残した日本語の聖書、その中に挟んであった一通の手紙と一枚の写真。知らされざる幸恵の家族の過去。昔に置き忘れてきた情熱。二人の友情の始まり、そしてグロリアの死。
幸恵はグロリアの生前から聞いていた彼女の成し遂げられなかった夢に向かって歩き出す。礼央がヒロがそして現地の仲間たちが彼女と一緒に希望という道を歩き出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-19 17:13:55
109159文字
会話率:39%
王太子アーサーと婚約者の公爵令嬢グロリア。その二人の日常を公爵家で同居しているグロリアの従兄弟のギルベルトの目を通して書いています。
ある日、アーサーの兄より「ここは乙女ゲームの世界」と教えられる。ゲームとは設定が微妙に違うため、努力すれば
最悪の結末を回避できるはず!
R-15は念のためです。
作者の妄想全開、ご都合主義万歳!な作品です。この作品の中でしか通用しない設定や常識、用語の使い方があります。それでも大丈夫!と言う方はどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 16:00:00
370425文字
会話率:34%
侯爵令嬢グロリアは、最近ひどく元気がない。
それというのも婚約者のロバート王子と隣国からの留学生・アレクサ嬢がべったりだから。
グロリア嬢がやんわりいさめても、ロバート王子はアレクサ嬢を庇ってばかり。
面白くないのが、グロリアの父侯爵。アレ
クサ嬢の排除を図って、陰謀を巡らせる。
実家への援助を盾に、貧乏伯爵令嬢レイチェルに令嬢いびりを命令する。
――人は、なぜいびるのか。
なぜ、人の世からいびりがなくならないのか。
人が人である限り、いびりを捨て去ることはできないのか――
といいつつ、本音は
『相手が『ちょっとヤダな』と思う程度でお茶を濁してどうにかしたい……
わたしに与えられた選択肢は、絶妙にして微妙ないびりの境界線《ライン》ぎりぎりを目指す――
そう、いびりの道をきわめること――!』
と斜め向こうに必死のレイチェル。
一方、ヒロイン=アレクサ嬢はいびりなんてどこ吹く風。なぜだか距離をつめてくる。そのうえ、周囲がキナ臭い……。
いびりの道は険しく厳しいいばら道。
崖っぷち令嬢の明日はどっち!?
――そして、誰かがざまぁする――?
ムーンライトノベルズに投稿したバージョンからR指定描写を省きました。
R付きはアルファポリスとカクヨムにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 09:00:00
30611文字
会話率:22%
前世の記憶に目覚めた子爵家三女、ミシェル・グロリアスは思った。
ああ、王子を殴りたい……と。
生まれた世界が前世で一度だけプレイした、乙女ゲームの世界だと気づいたからである。
攻略対象の王子達にイライラしていたミシェルは、合法的に王子を殴る
方法はないかと模索し始めた。
そして、思う。
そうだ、魔法学校に入学しよう!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-21 07:15:56
10719文字
会話率:4%
ゴミ箱の2つ名で呼ばれるBランク冒険者ラル
パーティーグロリアにて多少不遇にされていたラルはある日遂に堪忍袋の緒が切れて脱退する。
彼は実は不遇にされる位ならと色々強かに動いていた。
そんなラルの強欲な人生のお話です。
最終更新:2021-07-15 23:36:12
5123文字
会話率:33%
片思いだったローアンと婚約したグロリア。でもボタンのかけちがいでローアンから婚約を白紙にする申し出があった。
タイミングが合わずに別々の道を歩む事になった二人のお話。
ざまぁは無しです。
最終更新:2021-05-19 01:14:27
12413文字
会話率:14%
魔法戦争で傷ついた世界を修復するために神様より異世界に行って聖女様を探す使命をもらったオランド王国のグロリアス司祭と巫女のアーニャ、それに護衛の騎士サイファ。
いよいよ異世界へ転移となる直前、第二騎士団が攻め込んできた。アーニャ達を守るため
第一騎士団が出てきたところで魔法陣が発動。第一騎士団と第二騎士団を含めた23人が現代日本に転移してしまった。
転移した先は奥野旅館の庭。
たまたまそこにいた奥野家の家族に手伝ってもらいながら聖女様探しが始まる。
タイムリミットは砂時計が落ちるまで。捜索範囲は転移してきた奥野家を起点に徒歩3万歩までの範囲。
聖女様の特徴は、東洋人の特徴である黒い髪に、茶色の目。見つける方法は、聖女様の手に触れること。
聖女様を探しながら、現代日本で過ごす巫女アーニャと騎士団御一行。なんだか緊張感のない異世界人の日常のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 11:11:16
52493文字
会話率:34%
ある街に、グロリアスロードというギルドがあった。グロリアスロードは依頼の達成が安定しており、ギルドのメンバーも優しく市民からは評判が良かった。
しかし、ギルドマスターのケープ・モロロンはよく人を追放する事で有名だった。ケープは入ってくる者は
拒まないのだが、無能である事を知ると躊躇なく追放していた。
「お前、明日から来なくて良いよ〜」
「な、何故だ!」
「使えないから」
「なっ!くそっ、覚えとけよ!」
無能以外にも理由はあるのだが、説明するのがめんどくさいので言わなかった結果、追放された者がよく復讐しに来ていた。
「ケープさん、数日前に追放した人が乗り込んできました!」
「マジィ??ムーシュちゃん、対応してきて〜」
「嫌です、ケープさんの自業自得なので自分でやってください」
「ムーシュちゃん冷たくなったね‥‥」
乗り込んできた者を返り討ちにした翌日。
「マスター!1ヶ月前に追放した人がモンスターを連れてきたよ!」
「2日連続かよ!あ〜もうっ!ボコボコにしてやらぁ!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-18 00:19:26
3167文字
会話率:77%
セントグロリア孤児院は、親と一緒に住めない子供たちのお家です。
小さいのはまだしゃべれない赤ん坊から、仕事をして一人で生きていくのには少し早いくらいの子供まで。
15人ほどが2人のシスターと一緒に暮らしています。
そこに住んでいる三人の男
の子は、そっくり同じ顔をしていました。
すごくかっこいいわけではないけれど、賢そうな眉毛といたずら好きのキラキラした茶色の目に、柔らかい茶色の髪まで、全部おんなじ。
赤ちゃんの頃からみているシスターでもはっきりと見分けることができなかったので、いつもそこの三人とかみつごとかまとめて呼ばれていました。
気に入らないことがあれば抜け出したり、
嫌なことがあったら入れ替わったり、
楽しいことがあれば三人一緒に笑って、
なかよく過ごしていました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-04 16:55:11
6769文字
会話率:25%
「ーー決断の時ですよ、ノエル殿下」
【魅了の魔眼】を持つわたし、リリィ・ルイズベルは、王太子のノエル殿下が公爵令嬢のグロリアさまと婚約破棄するように、彼の背中を押した。
でもわたしはノエル殿下と結婚するつもりもないし、彼に恋愛感情も抱いて
いない。全ては、ただグロリアさまの家のフォーマスト公爵家に復讐するためだった。
一方、殿下の側近の一人、美少年騎士見習いのルディアンくんは殿下のことを心配していた。ノエル殿下に純粋な忠誠を誓ったルディアンくんは、殿下がわたしに唆されて軽率な行為を取ることを危惧していた。
こうしてやってきた卒業式の夜会。ノエル殿下は公衆の前で、グロリアさまに婚約破棄を告げた。冷静に反撃するグロリアさまだったが、いつの間にか事態はヒートアップして、ルディアンくんも巻き込んて、誰もが予測できない展開に……?!
復讐を果たしたい、【魅了の魔眼】を持つ男爵令嬢。
愛する人のために、やっと一歩踏み出す決心が付いた王太子。
王太子に忠誠を誓った、側近の美少年騎士習い。
そして貴族の矜持を何よりも大事にする、気の強い公爵令嬢。
この四人が織り成した真実の愛の物語は、その幕を開けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-11 07:00:00
35642文字
会話率:45%