この世界では〈ステータス〉と〈スキル〉によって人生が決まる。
特に〈スキル〉は、人格や外見にもでる程に強力なものや、習得に数十年と掛かるものもある。さらに、その中でも他と一線を画す〈スキル〉がいくつか存在する。《固有スキル》と呼ばれるものだ
。
同時代に同じ《固有スキル》を所持する者はなく、まさに唯一無二の〈スキル〉である。その能力は規格外なものが多く、授かった者たちはそのほぼ全てが後世に名を残し、中には英雄や伝説となった者もいる。
しかし、数多の〈スキル〉の中には高すぎる条件や反動、制限や制裁などが付きまとう事も。《固有スキル》も例外ではない。
ここに一人の不幸な青年がいる。
名を〔クルト・ブレキハング〕。本作の主人公である。
【シュヴァイゲン帝国】の大貴族ブレキハング公爵家の三男として生を受けた彼は順風満帆な日々を送っていた。両親と兄姉に愛されて育った彼は、すっかりと自堕落な性格となり、成人後は実家の援助で悠々自適に過ごす予定であった。しかし、そんな彼の人生は10歳の誕生日に運命が変わってしまった。
10回目の誕生日に女神より授かる《恩恵スキル》。なんと、そのなかに《固有スキル》が紛れ込んでいたのである。
さらに、自分の“それ”が他よりも更に反則的な能力である事を知った彼は満面の笑みを浮かべていた。しかし、〈スキル〉の説明を読むにつれ笑顔は困惑へ、困惑はは絶望の顔へと変わっていった。あまりに強すぎるその〈スキル〉にはいくつもの制限と制裁が課せらていた。
嘘をつかない。約束は守る。礼儀を守る。利益を求めないなど。それらを破った場合、頭痛・腹痛・発熱・嘔吐・眩暈・筋肉痛・関節痛などのありとあらゆる病症があらわれると。
痛い事が嫌いな彼は〈スキル〉の制裁を全力で回避し続けた。そして気が付くと、人々には【聖人君子】と呼ばれ、成行で助けた冒険者達と大陸屈指の冒険者ギルドを作っていた。
これは《スキル》に振り回されながらも、なんやかんやで英雄になった青年と仲間たちの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 00:00:00
47328文字
会話率:42%
私の名前はマレン・フィン・アッシュフォード。
侯爵令嬢ではあるが、私は誰よりもコミュニケーション力が底辺並みに低い。
更に言えば、魔力無しの貴族令嬢だ。
13歳を迎えた私は念に一度の洗礼式を受ける事となった。
私にとっては待ちわびた特別な日
だ。
洗礼式で神々から恩恵スキルを授かれば、魔力無しの私も貴族令嬢として生きていく事が出来る。
ただし、最低ランクの恩恵スキルを授かった場合は、私は破滅ルートを突き進む運命となってしまう。
それだけはどんな事があっても死守で回避したい!
と願っていたのに、授かったのは『文字』というスキル。
ランク外の外れスキルだったのだ!?
だけど、『文字』って本当に外れなの?
外れスキルと思っていた『文字』で、私の夢を叶える!
その夢とは不遇職の文字師になる事だ!
この物語は私が外れスキル『文字』をフル活用して、不遇職の文字師として最強へと成り上がり、更にその上の【学王】になる事だ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-26 11:03:09
6462文字
会話率:39%
俺の名はガルト・リッシュフォード。
勇者パーティーで盾の守備役として皆を守護していた。
ある日、勇者であるグロリアスから突拍子もない発言が出た。
「お前、無能で役に立ってないから追放するわ」
その一言で俺は追放される事になった。
が、こ
のパーティーから脱げるのは俺だけでなく、白銀猫耳族の娘のマレンと勇者の従魔であるシルバーフェンリルの爺さんと万能スライムのライムも一緒に脱げる事になった。
俺の盾と恩恵スキル【守護神】の事を全く知らない彼らは後に俺達を追放した事を後悔する事になり、俺を罵り蔑む彼らは破滅のルートへとまっしぐら進む事になる。
追放された俺達は故郷である小国に戻り、ある切っ掛けで門兵の職へとつく事になり、国と家族と愛する幼馴染みの王女を守る為に最強の城壁となり、様々な脅威から守って見せるぞ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-01 12:00:00
29836文字
会話率:52%
世界は突然、ゾンビパニックへと陥った…
残酷の連鎖を断ち切る為、立ち上がったのは…
神の恩恵スキル持ってるけど超☆怖がりな転生ゾンビスレイヤー少年と世界一の剣豪で真面目だけど超☆運悪ドジっ子な少女であった!!!(絶望感)!!
「ゾンビに
脅かされる世界中の皆を救う!」
「いやいや無理だよぉ〜やだぁ〜」
彼らは本当にゾンビパニックのこの世界を救うことが出来るのか?
彼らの成長と青春((??))をとくとご覧あれ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 20:18:53
3270文字
会話率:47%
舞台はナーロッポン世界、シマノクニ。
12歳の洗礼の日、僕の授かった恩恵スキルは【editor】
なんて読むの?どうやって使うの?、誰に聞いても判らない、教えて貰えない。
『很好!(いいね!)、興味深い』
変な虫は寄ってくるし、体験
したことない“知識”もなぜか“ある”んですけど!?。
ユニークスキル?チート?何それ美味しいの?
ボクは将来、吏員(地方公務員)になって安定した生活がしたいだけなのに!
◇◇◇
無謀にも初連載始めちゃいます。どきどき…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 12:00:00
343279文字
会話率:21%
元は亡き父の背中を追いかけ聖騎士を目指していた少年ロック。だが神の身勝手な母の死により
神殺しを決意する。だが神からの恩恵スキルは
最弱!?スキル。スキルを駆使し神殺しを目指す復讐異世界ファンタジー!!
最終更新:2019-07-12 17:10:06
418文字
会話率:40%