ほぼ、亜人種だけが住む世界のウサギ獣人クローリーとドS変態ダークエルフブラッドの事件簿。
最終更新:2025-07-03 09:10:37
74227文字
会話率:70%
誰しもが必ず決まったルールを1つ持つ世界。高校1年生である警汰は、「赤信号を渡らない」という簡単なルールを守って生きてきた。しかし、あるとき突然
「シノノメ ミツキを探しなさい」
という新たなルールが追加されてしまった。
追加された新たなル
ールに隠された謎とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 09:06:58
2089文字
会話率:47%
俺のハンドルネームはアマ研。
普通の大学生だった――リアリティズムというアプリをインストールするまでは。
スマホに表示された謎の配信アプリ《リアリティズム》。
インストールした瞬間、俺の身体は3Dポリゴン化し、意識は異世界じみた仮想空間へ
転送された。
目の前に現れたのは、殺気立った配信者たちと、視聴者数という名の"生存スコア"。
この世界では、配信こそが戦場。
視聴者数がすべて。配信で魅せろ。狩れ。コラボして殺れ。
異能スキル《コラボキル》で、俺は最初の相手に牙を剥く――。
「配信開始! 今夜のゲストは──お前だ」
ルールはただ一つ。バズるか、死ぬか。
血と電波が飛び交うリアルタイム配信サバイバル、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 09:06:00
46294文字
会話率:22%
ライブ配信者用 朗読素材 ジャンルは雑多
最終更新:2025-07-02 18:19:20
6857文字
会話率:0%
かつて天使「ルシルフル」だった存在は、神に背き堕天し、記憶を失って人間・神宮寺流威として転生した。天才陰陽士として不老の術すら完成させた彼は、性格の悪さから孤立し、日本を離れてローマへ。しかし、そこで前世の記憶を取り戻し、魂ごと異世界へ転生
する。
転生先は七つの種族国家が拮抗する戦乱の地。
ハイエルフ王族として生まれた流威は、三つ目と白翼を持つ異形ゆえに追放されるが、鬼の王のダンジョンで陰陽術・天使の力・テイムスキルを駆使し、再び頂を目指す。
これは、神にも人にも属さぬ、ひとりの堕天陰陽士が世界の理に抗う物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 20:43:27
213060文字
会話率:22%
100年前、人類と魔族の戦争が始まった。人類と同じ知恵を持ち、人類の数倍の力を持つ魔族はじわじわと人類を追い詰めていった。
20年前、人類の8割が死滅したとき、突如として現れた勇者によって圧倒的劣勢だった人類は反撃を開始する。
17年前
、勇者と魔王は決戦を迎え、両者が行方不明になり、人類と魔族は条約を結び戦争を終結させる。
そして現在、主人公のレイジは偶然勇者の刀を見つけた。その刀を手にしたとき、勇者の記憶の一部が頭の中に流れ込んできた。それと同時に魔王が復活し、ドーム状のバリアを張った都市を同時に襲った。
自分が何者なのか、なぜ勇者の刀を扱えるのか、なぜ勇者の記憶の一部が流れ込んできたのか、なぜ魔王が復活したのか、さまざまな謎を解決するためにレイジは旅をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 09:00:00
670439文字
会話率:58%
特性「本の虫」を選んで転生し、3度目の人生を歩むことになったキール・ヴァイス。
17歳を迎えた彼は王立大学へ進学。
その書庫「王立大学書庫」で、一冊の不思議な本と出会う。
その本こそ、『真魔術式総覧』。
かつて、大魔導士ロバート・エルダー
・ボウンが記した書であった。
伝説の大魔導士の手による書物を手にしたキールは、現在では失われたボウン独自の魔術式を身に付けていくとともに、
自身の生前の記憶や前々世の自分との邂逅を果たしながら、仲間たちと共に、様々な試練を乗り越えてゆく。
彼の周囲に続々と集まってくる様々な人々との関わり合いを経て、ただの素人魔術師は伝説の大魔導士への道を歩む。
魔法戦あり、恋愛要素?ありの冒険譚です。
※カクヨム様で連載していたものの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 09:00:00
1498060文字
会話率:34%
世界は四聖竜と契約を交わす四つの王国「保有国(プレッジャー)」と契約を持たない小国「非保有国(ノンプレッジャー)」の2つに大きく分かたれた。
保有国は竜の力を後ろ盾とし、非保有国に圧力をかけ反逆を抑えつつ、4大保有国同士は互いにけん制し合う
ことにより、
それまで長きにわたって繰り返された混沌と戦争の時代にいったんの終結を見ることとなった。
1柱で世界を焼き尽くし、全人類を殲滅しうる力をもつ四聖竜との契約こそが世界の戦乱を抑止するという理論、
ドラゴニック・デタランス・セオリー(DDT)――竜抑止力理論
これが現世の安寧を生み出す新しき秩序となった。
そう、「それ」が現れるまでは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-13 08:08:25
84150文字
会話率:27%
天界の図書館の司書だった天使が、デジタル化によりリストラ。
転生後、図書館で培った知識で、無双していく物語。
最終更新:2025-07-03 09:00:00
691019文字
会話率:57%
この作品は、主人公カイルが異世界転生しても、人生観が変わらず現世のまま苦悩にぶつかるお話。
人の人間性や人生観を描写した異世界転生系ダークファンタジーです。
最終更新:2024-03-02 14:34:37
100886文字
会話率:61%
2025年、ダンジョンが全世界に出現し、異形の化け物が溢れ出す。
現代兵器による物量戦ではまるで刃が立たず、人の世界はーー終末の時を迎えた。
人類の絶滅すら囁かれたその時、一人の生物学者によって光明がもたらされる。
それは異形を滅する剛
の力。
しかしその力は救世の一手であると同時に、あまりに異質で強力ーーそして歪さを秘めていた。
人々の間に生まれたこの歪みは、やがて"人"という種族さえも、二分することになる。
それから年月は経ち、最初のダンジョン災害から75年、人々は反撃の時を迎えようとしていた。
動き出す勢力、渦巻く陰謀。
そんな中、一人の男が動き出す。
男は、かつての現代日本で生き、そしてダンジョン災害で命を落とした記憶を持っていた。
男の目的は、ただ一つ。
温かい家庭を持ち、健やかに生きること。
ポストアポカリプス転生ファンタジーここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 09:00:00
11406文字
会話率:33%
――日和見病院。
某県某市の片隅にある、ごく普通の総合病院。
そこには、ごく普通の建物があって、ごく普通のお医者さんが居て、ごく普通の診療が行われていました。
ただ一つ普通と違っていたのは…婦長さんは――だったのです!
――西暦
1999年、時は世紀末。
日本の片隅の病院を舞台に繰り広げられる花子さんのハートフルストーリー。
※7月7日まで毎日8:00頃投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 08:55:45
19787文字
会話率:23%
※残虐シーンあり。流血シーンあり
気をつけてください。
デスゲーム✖️大学四年生!!!
大学のサークルの卒業旅行にて気がつくと、見覚えのない教室に閉じ込められていた。首には鉄製の輪がはめられ、それぞれに一つずつ渡された“凶器”。
そこ
に現れたのは、スダと名乗る謎の教師風の男。彼が告げたのは、「12時間以内に最後の一人になれ」という非情なルールだった。
裏切り、暴露、命乞い。教室は次第に狂気と恐怖に飲み込まれていく。だが、彼らが知らない真実がまだ隠されていた――このデスゲームの本当の目的とは?
12時間のタイムリミットの中で、誰が生き残り、何が暴かれるのか?衝撃のラストが、全てを覆す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 08:51:39
36573文字
会話率:32%
子供の頃の不慮の事故で命乞いをしたらその山の神、天狗様に霊能力を授けられたコウと由貴。
その能力を使って金稼ぎするも胡散臭いと言われるコウ、うまく使いこなせず死のうとしていた由貴が偶然再会。
2人は再会しさまざまな心霊現象に立ち向かう!
登場人物
廿原虹雨(通称コウ)
霊視能力をふんだんに使い心霊動画サイトを運営するもののうまくいかないが人懐っこい性格でなんとかなっている。
実家が居酒屋で手伝っていたこともあり料理が得意。
高社由貴(通称由貴)
能力をうまく使えずに彷徨ってた。
人生上手くいかず職を転々とする。
大きな体でクマみたい。
引き寄せる力が強すぎて言霊でそのままの通りにしてしまう時もある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 12:38:49
121064文字
会話率:62%
大いなる敵に侵され、人類が8割が死滅した時代。
妖精と人類が共成する妖精歴125年。
新卒採用で営業職となった妖精ちんちん。不人気商売となった魔法少女に営業を掛けるべく日々精進するのであった。
百合あり、鬱展開盛りだくさんの作品となりま
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 08:50:01
106982文字
会話率:56%
【書籍化・コミカライズ予定】
「お前、最近何もやってないよな。ぶっちゃけもういらないんだ」
ゼノスはある日、パーティリーダーのアストンに言われた。
ゼノスは貧民街の生まれ故、公式のライセンスを持っていない治癒師。それでも自分を拾って
くれたパーティーに恩返しするために必死に腕を磨いた。
その甲斐あって、仲間が少しでも傷がつけば一瞬で治療し、そもそも傷を負いにくいような防護魔法や、能力強化魔法も併用し、ゼノスのパーティは不死身と言われるほどに名をあげることになった。
しかし、パーティのメンバー達は、傷を負わないのは自分達が強くなったからだと勘違いし、ゼノスをお荷物だと考えるようになった。そして、公式ライセンスを持たず、貧民街出身のゼノスがいることは、パーティの名声にかかわると思い始めたのだ。
パーティを追われたゼノスは、ひょんなことから大怪我をした奴隷のエルフの少女の命を助けることになる。
「私、生きてる……? 絶対死んだと思ったのに」
「ははは、これくらいはかすり傷だろ」
「……すごいっ」
エルフの少女を助けたことがきっかけで、ゼノスは街角で闇ヒーラーとして治療院をひらくことにした。
ライセンスを持っていないので、治療は言い値になるが、弱きを助け、強き者からは大金をせしめる闇ヒーラーの噂は口コミで広がり、それはやがて王宮にまで届くようになった。
一方、ゼノスが抜けたパーティは、優秀な治癒師が抜けたことで、満身創痍の状態にあった。
でも、今さら戻ってこいと言われても、気にいらない相手からは高額の治療費を受け取るようにしたので……おたくら払えますか?
※日間総合1位
※週間総合1位
※月間総合1位
※四半期総合1位
ありがとうございます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 08:45:04
870767文字
会話率:53%
リーダーは、『代表』と呼ばれる、芸者経験のある、元プログラマーの通称島代子(しまたいこ)である。本部の場所は、小雪しか知らないが、『中継所』と呼ばれる拠点が数十カ所あり、商店や寺社と常に情報交換している。
最終更新:2025-07-03 08:44:52
50447文字
会話率:19%
伝子は、2種類の、ダークレインボウの組織と闘うことになり、困惑した。
闘いの当日。4人の『仲間』が救援に駆けつけた。
山下は、ジジイことグレート・グリフォンに近づいた。
「助けて・・・くれたのか。オクトパス。」
「あんた。何でここまで・・・
。」と、グリーンベレー戦闘服の大上は眉をひそめた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 09:25:22
4222文字
会話率:11%
他のユーザーに習って、「お褒め頂きました」報告を『近日ノート』でしようとしたら、URLが違う、と言って来たユーザーがいた。
最終更新:2025-02-08 09:14:09
1419文字
会話率:0%
十年間、ずっと片想いをしていた人と結婚をした。
幸せになれると信じていた。
彼の本心を聞くまでは……。
アレクサンダーと結婚したジュリアンは、式が終わったその直後。絶望に突き落とされた。
愛する夫は自分でない女性を愛していると
宣言した。
元貴族の平民。美しいオリビアは愛人ではなくアレクサンダーの妻であると。
愛する二人を引き裂いた悪女としてジュリアンは……。
失意のどん底にいたジュリアンの異変に気付いた義弟、ロックス。
彼が取った行動とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 08:43:50
29767文字
会話率:22%
「いつかフィルを守れるようになって、必ず会いに行くから、それまで――待っていて」
強くなる、そう言ってくれた大事なあの子を、自分も今度こそ守れるように。そうして、必ず彼女を見つけて、今度こそずっとずっと一緒にいる――。
8年前の夏に出会
った優しい親友との約束を胸に、剣と共に生きてきたフィルは、16になった春、育ての親であり、剣の師でもある祖父を失った。
「従えないのであれば、出て行け。以後ザルアナックの名を名乗ることも、周囲に関係を疑われることも慎んでもらおう」
王都に戻ったフィルは、剣を捨てて着飾り、結婚相手を探せという父に逆らい、騎士団へと入団するが、右も左もわからないことだらけ。
しかも、相方兼同室となったアレクサンダー・エル・フォルデリークは、威圧感いっぱいの厳しい雰囲気の騎士。進退窮まったかに思えたのだが、生まれと冷たい言動で周囲からも敬遠されまくりの彼の本性は実は優しいようで、しかも親友の彼女にちょっと似ている気がする。
生まれと性別、2つの隠し事を抱えたフィルは、騎士団で無事自分の居場所を作り、誰より大切な親友を見つけることができるのか?
※本作品は、以前自サイトにて公開していたものの、改稿版となります。※主人公の職業上、残酷/グロ描写があります。※直接的・具体的な描写ではありませんが、登場人物の関係性の表現のため、性描写があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 08:36:22
1046995文字
会話率:38%
目が覚めたら異世界でした。そうです、よくある“トラック転生”ってやつです。
でも……何一つ歓迎ムードじゃなかった。
「貴様のスキルは……危険すぎる」
“心の声が勝手に伝わる”というふざけたスキル《オートモノローグ》を理由に、俺は転生3分
で牢屋にぶち込まれた。魔法理論は意味不明、常識もズレまくり、食事は謎汁。元の世界に帰る方法? ないらしい。
そんな俺を助けてくれたのは、金髪碧眼でやたらと厳しい少女・アリシア。
でも彼女もまた、この世界では「異端」とされる能力を隠して生きていた。
「あなたの声を、私はちゃんと“読める”の」
誰にも聞いてもらえなかった声を、初めて受け止めてくれた彼女。
俺たちは、逃亡者として共に旅に出ることになる。
暴かれていく世界の秘密。
「物語は“神語”によって決まっている」という不条理なルール。
その中で、俺たちは“物語の外”にいる存在――「アンテイル」に目をつけられてしまう。
逃げるか、戦うか。
選ばれる側じゃない俺に、進む方向なんてあるのか?
これは、“転生したら地獄でした”な俺と、
“世界を書き換える少女”の、
どうしようもなく不器用で、
それでも確かに繋がった、
ひとつの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 08:31:56
13721文字
会話率:58%
遥か遠いどこかの未来、一つの文明が、世界が滅びた。
そして平和でキラキラした町、スミゾラタウンへと本来混ざることのないはずの異物が紛れ込む。
始まるのはハートフルでキラメキに満ちたニチアサ世界での日常!
戦う事、効率主義しか知らなかった少女
アリサはこの優しい世界でどう生き――この先生きのこることはできるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 08:30:00
254665文字
会話率:40%
溢れる。
溢れる。
水が溢れる。
そして溢れた彼女は、この国を救うのだ。
(予備的な意味でR15を付けています)
最終更新:2025-07-03 08:27:47
5880文字
会話率:25%
何処かから聴こえてくる水の音。
気になって仕方なくなった事はありませんか?
その音の正体を知った時……
理不尽なサイコホラーを書いてみたくて思いつくまま書きました。読んでいただけたら幸いです。
最終更新:2025-07-03 08:26:49
810文字
会話率:7%
いつもと同じ道。
なのに何かがおかしい。
たまにそんな事ありませんか?
もしかしたら貴方も見られてるかも…?
最終更新:2023-07-28 01:31:04
1206文字
会話率:14%
夏休みと言えば、朝のラジオ体操。
毎日早起きしてはカードにシールやハンコが貰えるのが嬉しくて頑張って通ったものですが、通っていたはずのその体操を覚えてないとしたら?
しかもラジオ体操の曲が何かおかしい気がする…なんて想像を膨らませてみました
。
書いていたら思っていたラストと違う方向に…。笑
フィクションですので楽しんでいただけたら幸いです。
……これホラーでいいのかな?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 00:10:58
2528文字
会話率:36%
暗い林道、"とある組織"の一人の男を追っていた『風戸』はもう一人の仲間のテーザー銃によって気を失ってしまった。そして目が覚めると、異世界に転移していた。
最終更新:2025-07-03 08:20:00
14720文字
会話率:81%
剣士ライン=キルトは、冒険者として名を馳せることを夢見て、血と汗と剣を捧げてきた。
幼い頃から剣を握り、パーティの中堅として名が通るようになったこの頃、ライン=キルトはようやく手応えを感じ始めていた。
……その矢先だった。
「悪い
けど、ここで終わりにしましょう、ライン。あなたには……未来がないもの」
恋人であり、仲間でもあった魔術師アイリスが、そう言い放った時、何を言われているのか理解できなかった。
「……どういう意味だ、それは」
アイリスは視線を逸らし、パーティのリーダーであるグレイが代わって口を開く。
「すまない、ライン。お前の剣の腕が信用できないわけじゃない。だが……今回、新たに加わることになった“彼”が条件を出してきたんだ」
「“彼”?」
聞き返すまでもない。今、貴族の道楽で冒険者を気取っている、あの男――リオネル=ダンバリー伯爵家の令息だ。
小手先の魔法と派手な装備を振りかざし、貧乏くさい冒険者の中でやたらと目立っていた。金とコネで危険な任務を避け、戦果だけを誇る男。
その男が言ったというのだ。「アイリスを専属魔導士にする。だが、あの“しがない剣士”とは縁を切ることが条件だ」と。
「私……選んだの。ごめんなさい、ライン」
目を伏せるアイリスの言葉に、ラインの胸は張り裂けそうになった。
何も言えず、何も聞こえず――店の扉を開け、ふらふらと外へ出た。
気がつけば、ギルドの前に立っていた。
まだ陽が高い。依頼掲示板の前に人だかりができている。
ラインは、呼吸を整えて掲示板に目をやった。これまで何度も挑んできたように――ひとりででも、やってやる。
「すみませんねえ、ラインさん。最近、伯爵家からの圧力がありまして……あなたに依頼を渡すのは、ちょっと……」
この街の冒険者ギルドでの依頼は受けられなくなっていた。
夕刻。人通りの少ない裏道。
貴族に歯向かえば、全てを失う。それが“この街”――貴族が支配する街の現実。
だが、だからこそ、ラインの中に燃え盛るものがあった。
「見ていろ、アイリス……ダンバリー……」
その時、ラインの中で何かが生まれた!それは、剣聖になる決意!
この時、剣聖ラインへの道が誕生した。
このまま終わってたまるか。
ここからラインの復讐劇が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 08:20:00
180700文字
会話率:34%
桃色の髪がチャームポイント、ちょっとおちゃめなわたし――エリーゼ・バンダームは、ルマンド王国魔法学院の卒業式に出席していた。晴れやかな陽射し、着飾った仲間たち、別れの涙。今日という日は、感動の嵐になる……はずだったのに。
「エリーゼ、お
前との婚約を破棄する!」
……うん、そう来たか。
壇上に立つのは、筋肉もりもりで頭がちょっと残念な元婚約者、レンブランド様。どう見ても空気読んでないその宣言に、場内は騒然。いやいや、卒業式ですよ? 一生に一度の感動イベントなんですよ?
そして追い打ちをかけるように、会場の奥から立ち上がったのは――セザンヌ・アルフォード王女。お隣の国の超重要人物でありながら、満面の笑みで壇上へ。
「わたくし、レンブランド様の子を授かりましたの」
……卒業式って、こういう暴露大会だったっけ?
まさかの国際ロマンス劇場開幕に、場内は悲鳴とざわめきの嵐。あっちでは気絶、こっちでは嗚咽、わたしは咳き込み中。
そして現れたのは、ナルシスト全開の第三王子ウイリアム様は、実は王女の婚約者。「本当なのか!?」なんて問いかけに、王女は恥じらいつつ「はい♡」とお返事。
……ねぇ、これマジで戦争始まらない?
と、その場をキリッと締めたのが第一王子、シャルル殿下。イケボで「卒業式は中止。関係者、会議室に移動せよ」。いや、命令が軍隊。
というわけで、わたしたち四人は騎士たちに囲まれて、会議室に連行されました。はい、もうドナドナです。
――静かに卒業したかったなぁ。でも、これはまだ序章。
このあと始まる、王族たちの怒り、浮気男の言い訳、そしてわたしの反撃。
さあ、スキャンダルの舞台はこれから!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 13:20:00
70113文字
会話率:34%