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空想科学[SF]ランキング 51~100位
両親を事故で亡くした柳美夏海は、武道の達人であり清源寺の住職である祖父の文教に幼い頃から育てられた。
祖父は、両親がいないというハンディを感じさせまいという思いから、美夏海に古武道を教える。美夏海は、祖父のそんな心配をよそに、自然に恵まれた環境の中、のびのびと明るく活発な少女へと成長していく。美南海の一回り上の兄雅も美南海と共に清源寺で暮らしていたが、大学進学を機に東京で一人暮らしており、美南海が中学生になったのを機に、雅の住む東京近郊
のマンションに移り住む。
山陰の山奥から、いきなり大都会にやってきた美南海には戸惑いも多く、当初中学校に馴染めない美南海であったが、気は優しくて力持ち的性格の北斗冬美という親友もできた。
美南海は、文教の元から離れても、日々の鍛錬を怠らず、技は益々磨きがかかり、兄雅はその技ゆえに心配が増す。
また勝気な冬美にとって、中学の部活動での柔道は、性に合っていたようで、その後、オリンピック強化選手候補級にまで上達する。
物語は、そんな美南海・冬美が、高校一年生になった所から始まる。
1A
高校1年生になった美南海達の夏休みまでの日常、祖父文教の住職に至るまでの経緯、AIデザイナーである雅が量子コンピューター向け次世代AI開発に一人葛藤する様子を描く。
1B
2月期に入り、高校生活にも慣れてきた頃、ある半グレ集団にいじめ・ゆすりの被害にあっている友人を助けた事から、二人は半グレ集団の暴力に巻き込まれて行く。しかし、二人は期せずして、逆に半グレ集団を壊滅に近い状態にまでしてしまう。
一方の雅は祖父文教からの助言でヒント得、漸くAIのコード作成に着手する。そしてスーパーAI「D」の覚醒。
覚醒したばかりDの追跡で、雅は、美南海達の格闘の様子をモニターし、陰ながら援護する。
1C:Coming soon(校正中)
辛くも警察の包囲網から逃げ延びた半グレ集団のリーダーらは、彼らのバックにいる組織に匿われる。美南海達にしのぎを奪われた彼らは、美南海達に強烈な恨みを持つ。
復讐を考える彼らに、組織が開発したある種のワクチンを彼らに投与する。そのワクチンは彼らのDNAに作用し、彼ら自身のDNAに眠っている機能を覚醒・強化させた。ワクチンの効果でビースト化したリーダーが再び美南海達に襲いかかる。折りたたむ>>続きをよむ
ボルジア国軍人のゴンザレスはテストパイロットとして召集された。新兵器が完成したというので呼ばれたのだが、そこにあったのは巨大な鋼鉄の猫だった。
ある雨の日、とある少女が預けられた。少女は成長しエリューシヴと名前をつけられた。天才的な頭脳を持ち、両親への恩返しを考えていたエリューシヴはある人物にそそのかされて軍に入ることを決意する。しかし既に混乱の源となる悪意は始まっていた。
これは、少女が歩く戦場の物語である…。
お客様に取りましてお役に立つ追加機能のご案内です。是非一度ご検討の程よろしくお願い致します。
*「カクヨム」と重複投稿しています(名義:@ns_ky_20151225)。
西暦二〇五〇年、日本は教育基本法と労働基準法を始めとする法律を大幅に改変して幼稚園卒以上、または保育園卒以上つまり小学一年生からの学校教育の全ての学童に対して学科や体育、家庭科、美術、音楽などの実技教育、道徳などの倫理教育においてその個人個人の成績に応じてポイントを付与してそのポイントを現金に換算して給料として各児童に支給するシステムが導入された。
清潔が好きすぎる女性が改造手術した結果。
あんまり新しすぎる物に手を出すのは考え物。
愛とはなにか。
愛情深い性質を持つ世界でちょっとした歪みから愛という認知が少しずつ変わってしまう。
その変化が辿り着く先は破滅か
神は実在する。生徒会から世界平和まで縦横無尽に活躍する女子高校生女神 御鏡静奈を描いた冒険ファンタジーです。
工場で働く僕は、ベルトコンベアを流れていく小腸を見続けながら、ぼんやりと考えを巡らせる。
時は第二次科学戦争末期。
スラム街の極東イグルスに住む少年ショウ・マクレイア(12歳)は幼い弟妹たちのために、幼馴染のソルクスと共に少年兵として生きていく事を決意する。
これは、過酷な戦場を生き抜いた少年たちの物語。
毎週水曜0時更新中!
*この小説は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
*pixv小説、ノベルアップ+にも掲載されています。
挿絵協力:野武丞
世界にミュータント(突然変異)が現れ、環境破壊と相次ぐ戦争により文明が崩壊してから幾年月、人々はようやく生活圏を少しずつ広げ始めていた。
復興された賑やかな街にも、見捨てられたうら淋しい路地裏にも、光があれば陰があり、忘れ去られた人々の声がある。
これはそんな世界の"アウトサイド"でヒーローになった人々と、彼らを取り巻く人々との物語。
※この小説は、
「アウトサイド ヒーロー」
の続編です。
note(ht
tps://note.com/namakemonoomame)
pixiv(https://www.pixiv.net/novel/series/7611141)
にも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ
ネット上で行われる全てのことが国の管理するサーバに記録されるログ社会。数年前に妻を亡くした俺は、小学四年生の息子、アキラと二人暮らしていた。PAIと呼ばれる疑似人格付きOSソフトの開発に行き詰っていたある日、アキラがVR小学校でいじめを受け、引きこもってしまう。仕事と私生活に問題を抱えた俺は、不意に二つの問題を同時に解決する方法を思いつく。全てが順調に行き始めたと思っていたが……。
(この作品は短編「僕は“僕”の秘密を知らない」の中編版です。)
多重人格の僕と、天才科学者の父の話。
(SFに入るのか、その他になるのか、とても迷いました。何かよりフィットするジャンルだと思うものがあれば、教えてください。)
«言論規則統一法»。
人々の言葉や、思想そのものを厳しく検閲してしまう法律の遵守を強いられている国家で、様々な立場にある三人の人間の黒い意志が渦巻く。
言葉を抑圧する者。溢れ出す隷従。
言葉を整理する者。流れ行く屈辱。
言葉を表明する者。崩れ去る隷従。
人が背負うべき不自由の導火線に、爆弾の如く火がつけられる。
アニメのようなヒーローにはなれないお話。
- 一度もヒーローにはなれない -
人間が死に絶え、機械だけになった世界でその男は生き返った。人の欲望を叶え続ける、ただそれだけを目的に動く機械たちの手によって。
これは、生き返った男と彼の世話係を担当することになった機械人形217番(ニイナ)の10日間に及ぶ記録である。
ゲーム会社でグラフィッカーとして働いていた大林由紀子。ブラック企業まではいかないまでもグレー企業で働いていて疲れた彼女は突然の思い付きでトラック転生しようぜ!!!と飛び込んでしまう。
思い付きで行ったアホすぎる行動だが、彼女は無事に(?)に目が覚めると明らかに自分のいた世界とは違うものを見かける。
「でも、ここって全然中世ヨーロッパ風じゃないよ!ていうか私の体は別に美少女にもなってないし、赤ちゃんにもなってないよ?!?!」
元ゲーム
グラフィッカーが頑張って生きる話。折りたたむ>>続きをよむ
近い未来2040年の話。
全てがデータとして処理され、管理されるナンバーズ制度が導入された後の日本。
生まれてすぐの検診で、ナンバーズと呼ばれる優秀な人材と、ユースレスと呼ばれるいわゆるゴミに分けられる、実力主義の格差社会。
日本を真っ二つに分断した高い高い壁は、平和のための犠牲を隠す壁。
高度情報化社会の中で今、一人の学生が疑問を抱く。
ナンバーズ制度の光と闇。
闇に閉ざされた壁の向こう側には何が残っているのだろうか。
今見ているあの
空は果たして本当の空なのだろうか。
反乱組織"篝火(かがりび)"とは一体なんなのか。
思惑と思惑が交差するその先で立っているの誰か。
結末は自分の目で……
毎週日曜夜21時更新!折りたたむ>>続きをよむ
戦争がない世界ってどんな世界何でしょうね?
きっと平和な世界なんだとおもいますよ。
でも100%戦争のない極端な世界っていうのも
なんだか裏がありそうです。
VERTIGO(http://ncode.syosetu.com/n0124bu/)の短編です。
新レーダーの装備品試験を行うため、湖畔の訓練場で飛行を行う佐久。あるきっかけから、彼は悪夢に悩まされることになる。ヘリコプター同士の戦い、短い夏の夜の果てに、佐久が巡り会う「答え」とは。
同人誌で発表したものを改訂・再録
英単語が精霊として生きている「ことだまワールド」に存在する企業「ことだまカンパニー・ジャパン(KCJ)」。そこへ、三人の新入り幹部候補生(エグゼキュティヴ・トレイニー、略して"ET")が入社してきた。
総社員数100万を抱えるKCJを将来背負って立つETとして、中浜万三郎(なかはま まんざぶろう)も、三浦杏児(みうら あんじ)も、福沢由紀(ふくざわ ゆき)も、卓越して優秀な人材である……はずなのだが、なぜか三人とも
英語力が……。KCJ社長である古都田誠をして、「話にならん英語力」と切り捨てられた彼らは、「業務として」毎日、英語の研鑽に励むことに。
ことだまワールドの住人で、英単語社員であるワーズ(words)たちや、元生身の人間だったソウルズ(souls)社員、そして同僚やライバルたちとの関わりを通じて、三人のETは成長していく。
だが、ことだまワールドで生活している彼らは、実際の世界(リアル・ワールド)で起こっている大変な事態に気づくすべもなかった。まさか、自分たちの英語力が、地球存亡のカギを握ることになるとは……。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
(https://kakuyomu.jp/works/1177354054883021299)
※この作品は「パブ―」にも掲載しています。
(http://p.booklog.jp/book/114528)
※本作品で提示される世界観に基づく英語学習webコンテンツを、ブログの形で提供しています。
「初級・中級英語研修レポート『今日のET』――ことだまカンパニー・ジャパン社内報」
http://kotodamacompany.blog.fc2.com/折りたたむ>>続きをよむ
(新)はコチラ→→http://ncode.syosetu.com/n9387ed/
日本國憲法 第九條
1、日本國民は、正義と秩序を基調とする國際平和を誠實に希求し、國權の發動たる戰爭と、武力による威嚇又は武力の行使は、國際紛爭を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戰力は、これを保持しない。國の交戰權は、これを認めない。
日本は第二次世界大戦終戦後に作られた日本国憲法に
よって平和が保たれ、戦争をすることは許されない
これは今後いつまでも守られるだろう
あなたはこの「憲法九条」が存在しない世界を想像したことがあるだろうか?
この憲法が戦力を保持し、交戦権を持つことを認めていたら日本の未来は変わっていたのかもしれない
もし、日本が“平和主義”でなかったら…この日本は、世界はどうなっていたのだろうか?
これは、そんな「if」の世界の物語である
カクヨムに複数話にまとめたものだけを重複投稿しています
☆お知らせ☆(2017/4/10記)
この小説は一部流用前提でプロット化(要は書き直し)を行う予定です
ある程度まで完成したら次話投稿という形で報告します
多忙のため2018年になる頃まではプロット化が困難となる見込みです あと半年ほどお待下さい(2017/7/10)
取り敢えず暫定で序盤部分は投稿しました。見ていただけると幸いです。http://ncode.syosetu.com/n9387ed/(2017/8/2)折りたたむ>>続きをよむ
戦闘補助魔機(マジット)が軍用に普及し、マジットをつかい世界各地の治安維持をするために設立された機関ビムヒイットで世界で5人しか存在しないSランカーである主人公 名取 隼(なとりしゅん)ある事故をきっかけにリハビリとしてマジット操縦士育成機関「国立ウィロ学園」で教師をすることになった。そこで起こるたくさんのドラマ、事件、恋愛を描いた物語。
この作品はツイッター連載企画を毎週その週のものをまとめて日曜日に投稿している作品です。なろう版
では誤字脱字やツイッターの文字数制限のため変更した表現の修正が入っています。また、企画としてツイッターに載せている作品の累計いいね数+こちらでのユニークアクセスが100ごとにアンケートを取りストーリーが分岐する企画も行なっています。早く続きが見たい方は是非ツイッター(@kanna_17_05_15)をご覧ください。作者のツイッターのいいね欄にまとめてあります。折りたたむ>>続きをよむ
今は戦時下、誰もが知っていながら対岸の火事のような出来事だと捉えるフリーターなりたての主人公。
しかし、現実は彼を飲み込んでいく。
未知の生命体EEP、そしてそれらを取り巻く世界、人々との出会い・別れ・戦いを通じて、その瞳に何を映すのか
「自分には何もない」
日々をただ漫然と過ごしてきた青年は、仮想世界を許される年齢を迎えると迷わずその世界に没入した。
不破光春。自らをそう名乗り、用意された侍の肉体を借りて異形どもに刃を振るう。
刀の重さも、異形を斬る感触も、返り血の温もりも、胸の息苦しさも、傷の痛みも
、全てが現実世界では得られないものだった。
そして彼は今日も仮想世界へと赴く。
2016年末日、突如イスカン帝国と名乗る異世界の国が地球の全国家に対して宣戦布告した。『エンドエイプ』と呼ばれる圧倒的な人型兵器を前に、日本を始め、地球のほとんどの国家は敗北、《星白の剣鬼》と呼ばれ、恐れられていた星白組若頭ーー日本涼馬(ひのもとりょうま)もこの戦争に巻き込まれ、死んでしまう。
しかし、涼馬は再び目を覚ました。約150年後、自分たちを滅ぼしたイスカン帝国の少年として。転生した涼馬には、元の体の主であった少年の莫大な財産や
充分すぎるくらいの武器弾薬、そして、日本刀を携えた、一機の『エンドエイプ』だった。
17歳の少年となった涼馬は、再び夜の街へと歩き始める。折りたたむ>>続きをよむ
宇宙エレベーターが物流の主軸となり、何十年も経った未来の日本の田舎の話です。
主人公は中学1年生の宇宙好きの男の子。晴れた日は宇宙エレベーターのある、海沿いの人工島まで行って、幼馴染の女の子と星を見るのが日課です。
培養槽の内側で、少女エンネアは目を覚ました。人造人間のエンネアは、世話役の女性研究員ムラサメとの日々の対話を通じて、外の世界について学習し、人格を成長させていく。少女の旺盛な好奇心は、外の世界からムラサメに向けられていき、やがて――?
超光速でおくるハイスピードロボットバトルアクション。ロボットバトルもあったりラブコメもあったりします。ハーレム要素もあります。
コテツ=ナガソネは妹であるマイ=ナガソネを失ってから生きることに対してやる気を失くした青年。超光速機アースクによるSCリーグさえもハンパにこなすダメ人間と化していた。そんなコテツを放っておけず世話をする元学友のアーデルハイト=アッカーマン。そんなアーデルハイトと人工知能と化したマイとともに暮らしているコテツの
元に幾人かの美少女が現れる。電子怪盗デンドロビウムを名乗るアースクの開発者コンスタンス=ミトニック。コテツとマイの幼馴染であるヒルダ=ニュートン。アースク奏者にしてアイドル業をやっているアルファ=アストラル。彼女らに励起させられ再びSCリーグに身を投じていくコテツ。そんなコテツのロクデナシ活躍譚。アンニュイなリアルロボットバトルの開幕です。折りたたむ>>続きをよむ
40年前の骨董品のようなバイクを駆って「俺」は未明の街を走る。街はずれの河に架かる橋まで来たとき、不運にもタチの悪い連中に出くわしてしまうが…2035年、電気自動車が主流になりガソリン車が駆逐されつつある世界で起きるつかの間のデッドヒート。自身初のSFを書いてみました。詰め切れていない点も多いのですが、近未来ものがお好きな方、バイクや車に興味のある方に喜んでいただけるような、読みごたえのある作品を目指しました。
動けと思うだけで動く、精神感応式の義肢が実用化された近未来。青年は恋人との待ち合わせ場所へと急ぐ途中で、ある老婆を助けるのだが……
掌編第4弾です。SFのようなそうでないような、怪しい集会をお楽しみください。
全てのきっかけは、彼が私の前で振ったコップ一杯の水だった。
血と葛藤の典型的SFロボットアクション小説。幼馴染の2人を引き裂いたのは、人型ロボット「capsule」の存在だった。そして、主人公が直面する「命の価値」にどのような答えを出すのか?そして2人の運命は?涙あり、笑いあり、伏線あり、そしてお約束の超展開あり!暇潰しには最適な作品です。一読して頂けると幸いです。感想等頂ければ、感無量です。
星の名とも地域の名とも判然としないスカラボウルと呼ばれる土地では、クラック虫という破裂する虫が辺りをおおって煙を吐き出す虫霧現象により、視界もままならなかった。しかしこのクラック虫と呼ばれる虫がエネルギーとして有効であることがわかると、それを利用した<バグモーティヴ>と名付けられる発動機が開発され、人々の生活全般を支える原動力となっていく。そして主にそれは乗用人型二足歩行メカ<クラックウォーカー>として多く生産されて、この土地のテラフォ
ーミング事業のための開拓推進のシンボルとなっていった。
主人公ウメコはクラックウォーカーを繰って、この土地のエネルギー補給のための虫捕りを労務とする<捕虫労>という身分だ。捕虫労組合に所属する捕虫班<レモンドロップスiii>の班員として、ノルマに明け暮れる毎日だった。
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AIが人類滅亡を予言した時、核が発射された。
人類連合が停戦を何度も訴え続けたが、耳を傾ける国は半分にも満たなかった。
残された道は武力介入するしかなかった。全てはAIが導き出したシナリオ通りに……。
そして戦争は終わり環境が破壊された地球が残された。生き残った人々は現実から仮想の世界に移住する。
そんな仮想の世界で起こった事件を担当するのが電脳組対四課だ。クラッカーたちと壮絶な戦いを繰り広げ、世界を一歩ずつ良いものにす
るのが任務。
人類は生き残れるか? それとも滅びの道を行くのか?
※残酷表現・暴力表現があります。
※他サイトにも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ
とある世界で、人造人間を作る実験を行う国があった。これは、造られた【兄妹たち】の物語。
ヤバイ博士に気をつけろ。
今年の春、地球防衛軍に就職した青井蒼が、最初に先輩社員から言われた言葉だ。
「怪獣に気をつけろ」でも「怪人に気をつけろ」でも「宇宙人に気をつけろ」でもなく、「ヤバイ博士に気をつけろ」とはどういう意味か?
蒼が不思議そうな顔をしていると、先輩社員は言った。
「ウチの兵器開発部門に、矢灰紅音っていう、めちゃくちゃヤバイ博士がいるのよ。とにかくヤバイ人だから、可能な限り関わらない方がいいよ」
どうやら最初のヤ
バイというのは形容詞ではなく、矢灰という名詞だったらしい。
ややこしい名前だなぁ……。
そう思って苦笑した、その時の蒼はまだ知る由もなかった。
彼女がその矢灰博士と共に、悪の組織と戦う運命にあるということを。折りたたむ>>続きをよむ
この地獄から、どうかあの子だけでも、あの子だけでも……「あの子」って誰だっけ?──
終わりのない地獄。不老不死の子ども。子どもを使った不老不死者となるための人体実験。猫の死骸が美しい。一日三食の食事には人肉が混ぜられている。死んでいく子ども。生き残る少年。不老不死の子どもが生き残り続ける少年に懇願したのは偽りの箱庭からの脱出。この地獄を終わらせることができるのだろうか。
※ループものです。
※グロテスク描写があります。
※人肉を食べてい
るというさらっとした表現があります。
※一応空想科学にしたんですけど、異論は受け付けます。
※ダークファンタジーじゃね?と思うんですけど、ハイローでは区別できないんですよね……折りたたむ>>続きをよむ
「働きたくないでござる!」
そう叫んでいた高校生の主人公は、各社から発売中のAIスピーカーを使って楽な人生を目指そうとするも挫折。ところが、忘れたころになぜか可愛い少女の姿をしたAIが送られてくる。そして、AIは「働きたくない」主人公の夢をかなえるため、いきなり世界征服を始めてしまった。
驚いて阻止しようとした主人公だったが、横から巨大IT企業のエンジニアが現れて世界征服計画を奪おうとAIを乗っ取ってしまう。そして、邪魔な主人公を
殺そうと軍事ドローンを操ったりしながら攻撃を開始する。
主人公は美少女AIのバックアップを味方にしてAIの本体のあるデータセンターの破壊に乗り出す。途中、可愛い女子高生を味方にして地下鉄の線路を歩き、敵の光ファイバーを切断し、敵の本拠地に迫る。
ところが女子高生は殺され、主人公もエンジニアの放った核ミサイルで殺されてしまう。
この騒動の裏で地球を管理する者のトラブルがあった。地球はコンピューター上で動く情報の世界だったのだ。
地球を創造しているコンピューターシステムのある海王星で復活した主人公は、地球の復興のため、地球の管理者同士の戦いに参加することになる。そして、いわゆる『異世界』と呼ばれるような文化を持ったパラレルワールドの地球に降り立ち、敵の管理者との戦いに備えた。
この動きを敵の管理者側も把握し、いきなり戦闘が始まってしまう。AIの活躍でなんとか勝利を導くが、その際にさらに上位の存在の不興を買い、再度殺されてしまう。
だが、その中で主人公は世界を取り巻く怪しい構造に気が付く、そして、この世界が自分の生み出した世界であることを看破する。量子力学の世界では観測するまで事象は確定しない。それは宇宙レベルにおいても適用され、誰かが観測するまでは物事は決まらないのだった。そして、この世界においては主人公がその観測者だった。
観測者は特別な存在ではなく、人間はだれしも観測者になれる。この構造に気が付き、自分が生み出した宇宙であると認識した瞬間、宇宙は枝分かれし、その宇宙の中では自分中心に物事が回っていく。つまり、宇宙は無数に存在し、その中には自分が中心の宇宙が必ずあると言えるのだ。
大団円を迎えた主人公はヒロインと付き合うことを決める。そして、数年後、子供が生まれ、子供が中心の世界へと分岐していく。
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これは過去の分岐したイフの物語。
2005年、東京都品川で謎の空間変異が発生した。
それを直感的に感じ取れたのは一部の人間のみ。だが程なくして、恐怖の具現のような貌でそれは人々の前に顕れた。
品川に出現した謎の生命体、『虚魔(ニビル)』。出現した虚魔は次第に人間を襲いはじめ、品川がパニックと化した。その恐怖は日本中、やがては世界中へと伝播していく。虚魔の活動範囲が品川一帯に限定されていると分かるまで、人々は死の恐怖に晒され続
けた。
25年が経過した2030年現在では、品川は『ハイパー・ウォール』と呼ばれる、高さ20mの壁で覆われ閉鎖されている。これによって、人々は虚魔の恐怖を忘れるかの如く日常を過ごしていた。
また、虚魔の出現とは別にもう1つ、大きな変化がみられた。
それは一部の人間に発現した『異能の力』。
空間変異以降、世界中でごく一部の人間に異能の力の発現が確認された。異能の概要は個々様々で、異能を持つ人間は『能力者(ホルダー)』と呼ばれている。
高校3年生になる夕神楓(ゆうがみかえで)も、そんな特異な力を左眼に宿す人間の1人。楓は左眼のことは誰にも他言せずにこれまで日常を過ごしていた。
しかし、2030年、楓は夏休みに遭遇した事件を機に、自らの異能と25年前に起きた空間変異の真相に向き合っていくこととなる。
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二〇四〇年。人と人との心や思考を共有する革命的な機器『デウス・ワン』が開発され、教育現場での実証実験の一環として、とある高校の二年一組に配布された。
しかし、装着が任意かつ安全機構による機能制限があったため、しばらくの間は見向きもされない。実験の失敗も囁かれる中、一人の生徒が機能制限の働かないデバッグモード『チャネル0』を発見してしまい――。
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本作品は、文芸サークル「変態美少女ふぃろそふぃ。」が2021年に発行した「花・カ
フェ・宝くじ」に寄稿・収録されたものを当サービス向けに加工し転載したものです。
なお、本文はCreative Commons Attribution 4.0 Internationalでライセンスされています。
花・カフェ・宝くじ(PDF) : https://hentaigirls.net/book/flowers-cafe-lottery/
ライセンス詳細 : https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
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多くの人間が仕事を失い、代わりに表現者として新しい物語=噺を大量に消費する、噺消費社会。噺木を育てる噺農家の私は、妻・ミェナとの関係に悩んでいた。ある日、喧嘩の末に家を飛び出したミェナが交通事故に遭い、植物人間となってしまう。自分の行いを悔やみ、悲しみに暮れる日々の中で、無意識下のミェナと話す、禁断の方法を思いつく。孤独な私は、無意識と舞うミェナの姿を幻視した。
少女は普通の人と違ってた。
それでも普通に生きてきたのだがあることが、きっかけで変わってしまう。
普通じゃない少女の成長物語。
弱肉強食っておいしいの。
太陽の寿命が尽きてしまった近未来。移住先を探し求めている最中に、夢の新技術確立の報告が……時すでに遅し……?
時に西暦1690年、貧しい男は夜空に輝く満月のような黄金を手に入れた
ゲノム編集技術により作り出された神と呼ばれる新人類と旧人類との戦いの中で繰り広げられる人間模様と愛と平和の物語。
京都六波羅にある旧家の不知火(しらぬい)家。
そこで家族と幸せに暮らしていた不知火洽禰(しらぬい あまね)は、15歳を迎えたある日、突然、当主の不知火糸子(しらぬい いとこ)から、東京へ行くように命じられる。
洽が訳も分からず送られた先は、東京都目黒区にある大豪邸。
そこは日本最大の製薬会社カボウの創業家、火防家の屋敷であった。
火防家では次期当主の火防隼(かぼう はや)が不慮の航空機事故で亡くなり悲嘆に暮れていた。
洽禰を亡き隼に
代わり次期当主として迎え入れる事となった火防家だったが、洽禰は使用人並の不遇な立場へと追い込まれる。
そんなある日、使用人の少女紅林杏果(くればやし きょうか)と共に意を決して京都へと脱走を試みた洽禰の目の前に、遠縁の村井怜(むらい れい)だと名乗る妖艶な女性が現れる。
村井怜は洽禰と杏果を、柊俊朗という車イスの老人に引き合わせる。
その老人の口から語られたのは、
火防洽禰と紅林杏果の出生の秘密。
そして2人が近い将来、地球を襲う“ディマー”と戦わなければならないという宿命にあること──。
柊の隠れ家には、もう1人、長船モノの刀を手にした長光剣幽(ながみつ けんゆう )なる少年が居た。
村井怜は洽禰、杏果、剣幽にそれぞれ“ヘカトンケイル”と呼ばれる腕輪を与え、「それを扱えるよう、研鑽を積むのだ──」と告げ姿を消すのだった。
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