小説家になろう 勝手にランキング
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歴史ランキング 5901~5950位
曹操がついに大軍を率いて南方を手に入れるべく進軍。
それに対し、劉備はあくまで抗戦を主張するがその力は微弱、荊州の前太守・劉表のあとを継いだ劉琮は幼く、彼を担いでいる蔡瑁一族は自らの保身と栄達の為、曹操に降伏してしまう。
最も強き者、最も賢い者が生き残るわけではない。
唯一生き残る者。
それは、変化できる者である。
巣。それは人の住まいと同等の、動物の住処。
そこへ入念に手を入れることあらば、注意をした方がいいかもしれません。
杉下栄吉は永平寺門前の岩肌で岩に彫られた仏様を見つけたが、そこに「大心」という作者の名前を見つけた。永平寺のお寺で過去に在籍した雲水たちの中から大心という名前の人がいるかどうかを聞いてみた。するとそれらしい人が昭和17年にいたことがわかる。しかもその人物は昭和19年に破門されて永平寺を出ていったことがわかる。さらに永平寺門前の老人に聞き込みをすると終戦直後に仏様を彫っていた僧侶がいたことがわかる。その人の出身地を調べて京都府舞鶴市の明全
寺に行くとその大心の家系はすでにその寺にはいないことがわかる。寺の住職の話で坂本大心は永平寺を破門され軍隊に入ったことがわかる。しかも戦争から帰還すると寺は人手に渡り、両親も死んでいて行く場所がなくなったらしい。しかたなく永平寺へ行って修行の再開を求めたが入山は許されなかった。しかも軍隊では大きな事件を起こし、軍法会議にかけられたという事までがわかる。
父が死に息子は破門され後継者がいないという事で寺は人手に渡っていた。失意のうちに永平寺に向かう大心だったが、破門は解かれずうろうろするうちに門前で岩に仏様を彫って贖罪しようと決めた。その後警察に出頭して軍法会議の継続を京都地方裁判所で受けて、懲役5年の判決を受ける。
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戦国時代の真っただ中、とある村は危機に見舞われていた。
〈からくり〉という機械人形に乗った、侍くずれの〈野盗り(やどり)〉が襲ってきたのである。
少年ワカは〈からくり〉に乗り、〈野盗り〉を追い出すことに成功する。しかし〈野盗り〉は仲間を引き連れて復讐してやると、声高に叫んだ。
これを重く見た村の衆——誰もが手足や体、心に傷、病を負っている——は、〈野盗り〉に対抗するため、侍を雇おうと考える。しかも、〈からくり〉に乗っている侍をだ。
そこでワカと、幼馴染であるイヅが〈町〉に赴き、侍を雇うための使者となる。
〈町〉にてどのような出会いがあるのか。
果たして〈からくり〉に乗った侍はいるのか。よしんば見つかったとして、村のために戦ってくれるか。
そして、〈野盗り〉に対抗することはできるのか。
生まれつき片目が見えないワカ。
果たして彼は、村を守り切ることができるだろうか——
※これは黒澤明監督作、「七人の侍」(1954年)をベースとした派生作品、平たく言えばパロディです。
また、本作はカクヨムにも投稿してあります。https://kakuyomu.jp/works/16816927862638822229折りたたむ>>続きをよむ
霊亀三年(717年)の元正天皇の美濃国行幸の際の、長屋王夫妻と元正天皇との一場面。
時は四代将軍家綱の末期。
下馬将軍こと大老酒井忠清の専横は留まる事を知らず、これを苦々しく思う反酒井の幕閣は若年寄堀田正俊を中心に集まり、その暗闘は江戸城だけでなく、吉原や江戸の街を騒がさせていた。
そんな時代、一人の浪人が時代の荒波から浮かぶ。彼の名前は雑賀半兵衛。
生まれも筋も怪しく刀も下手なこの浪人、そばかす顔の昼行燈を気取っていたが、夜の顔は仕掛人。それもこの江戸でのご法度な鉄砲を用いた仕掛人である。
彼の仕事は奉行ど
ころか幕府の耳に届き、十手持ちは血眼になって探す彼はもちろん幕閣の操り人形だった。
そんな折、酒井と堀田の対立は将軍家綱の病状悪化で決定的になる。
江戸城・大奥・江戸・吉原を舞台に伊賀忍者や甲賀忍者や柳生、さらに多くの人たちの思いをのせて今、半兵衛の火縄銃が火を噴く。折りたたむ>>続きをよむ
おもしろい、おっかない、おかしい短編逸話集
短編で書けそうな逸話があればコメントで教えてください。
お待ちしています。
魔本国の統一を成し遂げる為に、人々の暮らしに快適をもたらした男の物語。
まだプロット段階なのであらすじなし。
基本的には俺TUEEEをしたい主人公と、それを許さない戦況とのあれこれ。
凍えるような夜
男が膝をついて必死に言葉を紡ぐ
あの人と、自分のことを
絞り出すように、溢れ出たようで、苦しそうな様子で
戦国の世に生き、戦国の世に散った夫婦が未来でまた出会う。
どうかごゆるりと。
#フィクションです。
幼い頃から不治の病を患ってた諏訪野志郎(すわのしろう)は、長い闘病生活の末命を落したが戦国時代の武田勝頼に転生を果たす。
当初は何が起きたのか戸惑いがあったが、前世で常に不自由な生活を送りながらも読書やネットを唯一の楽しみに生きていた事で、戦国時代の流れの経緯を知ってた為、二度目の人生もトホホな運命だと知る。
このままではヤバい。そう理解した諏訪野志郎は、武田家と己自身の改革に着手する事に決め、時代の激流に飛び込む事を決意した。
しかし生まれた環境が、織田・徳川・上杉・北条・今川等の大大名に全てに喧嘩を売った武田家。さらに武田領内部の豪族達の統制に四苦八苦、領国内の荒廃で無理を掛けすぎて領民からの反発。
社会人経験無し、人間関係も構築した経験無し、実戦経験も当然無し。唯一の武器は、頭でっかちな知識のみ。武田勝頼は、本来強過ぎる大将と言われてたはず。
果たして、戦国三大英傑相手に生き残る事が出来るか?
※これは戦国時代の少数意見やオカルト説をたくさん取り入れた物語なので、史実と同じような流れにはなりません。
※色んな事を盛り付けて、話の進むスピードが遅くなっていますが御容赦ください。
※また史実と違う結末や人物の名乗ってる名前などが違う事があります。
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出張帰りに買い物をした後、帰宅しようと電車に乗っていたら急に睡魔が。
夢なのか暗闇の中から声が…、駅員かと思ったらどうやら違うようで声の主が言うには、元居た世界の過去と同じ歴史を辿る世界、言うなればパラレルワールドの西暦1469年に行き、そこで国を統一し異なる未来への道を切り開けと言われた。
物には困らぬようにしてくれるうえ、アレを使えるようにしてくれるとの事だったが、目を覚ましたらまさかの5歳児。
しかも8年後、太田道灌に滅ぼされる
石神井城城主 豊嶋泰経の嫡男、虎千代として転生したようだ。
何もしないで鎌倉時代以前より続く名家の嫡男として悠々と暮らすことも出来るけど、そうすれば8年後には滅ぼされる。
かと言って5歳児にどうやって滅亡を回避しろと?
しかし目の前にはある意味この時代ではチートと言える物がある。
ただ綺羅星のごとく有名武将が鎬を削る時代ではなく戦国初期のマイナーな時代の為、有名武将はごく少数、そんな時代を生き残りを賭けて、そして国を統一し願いを叶えてもらう為チートを駆使して戦国の世を生き抜く!
果たして国を統一できるのか? それとも滅亡への道を歩むのか?
これは5歳児から始める天下統一物語。
※本作は【戦国時代にタイムスリップ? いえ、天下統一の為に異世界へ召喚されたみたいです】を大幅に改稿し原型をほぼ留めてないじゃん!! と言った感じの物語になっております。
また、専門家ではない為、時代考証は穴だらけですのであたたかい目でお読み頂ければ幸いです。
そして、前作をお読み頂いていた皆様、この場を借りて色々と自分の中で思う事はあったとはいえ、前作を途中で放棄した事を心よりお詫び申し上げます。
本作は完結まで作成しますのでお読み頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ
当たり前の日々が崩れた、その日があった──。
まだほんの14歳の少年たちの日常を変えたのは、戊辰の戦火であった。
後に二本松少年隊と呼ばれた二本松藩の幼年兵、堀良輔と成田才次郎、木村丈太郎の三人の終着点。
※本作品は昭和16年発行の「二本松少年隊秘話」を主な参考にした史実ベースの創作作品です。
嘆きの絵馬に掛けられた悲痛な声を聴き、悪鬼羅刹を斬り捨てる白頭巾の義賊・葵幻之介-。深川八幡宮の寺・厳戒寺の麓にある古ぼけた屋敷に住まい、貧乏人ばかりを相手にする医師・森島玄洲。奇妙奇天烈な発明をしながら、薬品の調合や寺子屋の講師として日銭を稼ぎつつも、一度患者を前にすれば長崎仕込みのオランダ医学を駆使する名医だ。この玄洲、蘭学書物閲覧を許される奥医師の名家・桂川家の御曹司だが、じつのところ養子。実父の名は徳川家斉…つまりは正真正銘、徳
川将軍家の御落胤である。ある事件から大恩ある桂川家に火の粉が降りかからぬ様に家を飛び出し、市井において暮らし始めた。大槻玄沢や華岡青洲、そしてシーボルトに師事し蘭学を学び、名のある剣客に武芸を学んだ玄洲は悲惨な怪事件に巻き込まれる事になる。文武両道に秀でた学者が、二親を知らない捨て子と言う過去を背負いつつも医学と剣術で様々な難事件を解決する痛快娯楽時代劇登場!折りたたむ>>続きをよむ
会社に隕石が落ちて来て、そのまま死んだ筈の男が気が付いたら牢屋の中に居た!男は驚くべき事にロシア帝国の廃帝イヴァン6世に、転生してしまったのである。このままでは暗殺されてしまうなんとしてでも生き残って見せる!これは史実では存在を抹消されてしまった皇帝イヴァン6世の物語である。
歴史考証が出来ていなくても大目に見て頂けるとたすかります!こう言う人物がいたよ!などと教えていただけると幸いです。筆者は句読点が非常に苦手なので指摘していただける
と嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ
22年、7月8日。
私の最後になるべきその日は、この世の最後になるだろう。
天下分け目の関ヶ原 ロリ島津推参!
時は戦国、世は乱世。その流れが一気に収束しようかという慶長五年、日ノ本の端っこで乗り遅れに焦る一人の姫武将がいた。勇猛可憐で知られた島津四姉妹の末っ子、島津維新弘歌である。
「姉ちゃん、このままだとマズいのじゃ! 世間の流れに遅れるのじゃ!」
「うるさい。よそはよそ、うちはうち! 中央の事なんか気にしている余裕は無い!」
当主の長姉義歌は全く話を聞いてくれない。だがリミットは刻々と迫る。そこで弘歌は
自分だけで初めてのお使い、もとい参戦を決意する。
「年増の姉ちゃんは更年期だから腰が重すぎるのじゃ! ぴちぴちのワシだけで行くのじゃ!」
希望者を募り個人の資格で畿内へ駆けつける弘歌。そんな美幼女を待っていたのが、天下分け目の戦いとのちに語られる大決戦・関ヶ原の戦いであった……。
※歴史物というより時代物です。家族関係・年齢・性別などあらゆる設定が某戦国大名と違います。この作品は小説家にカクヨムにも掲載しています。
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北端の大名、竹前家の姫君イコは前世、千年後に添い遂げることを約束し、そのお相手がどうも将軍らしいが、記憶にない。
正室候補として大奥にあがったものの、イコの頭を悩ますもの、それは毛皮についたノミだった。
後漢末から三国時代。
過酷な世で、その才を輝かせ、たくましく生き抜いた英雄たち。
そのなかでも蜀漢の諸葛孔明と趙雲の活躍を主に描いていきます。
オリジナル要素もあり。だいぶ遊んでいます。
この作品はgooブログ「はさみの世界・出張版」に掲載したシリーズをもとに描いています。
カクヨム、個人サイト「牧知花のホームページ」にも一部掲載しています。
5927位 画匠
――売ったものは真《まこと》か、偽《うそ》か。
フェルメール贋作事件をモデルにしたフィクションです。
*monogatary.comのお題「幸福な敗北」からの創作です。
*他サイトとの重複投稿です。
【アルファポリスより転載】
読み切りのショート作品です。
「柳川亭」という筆名で編纂された「享和雑記」
享和期(1801~1804)の様々な事柄を書き留めた大変に面白い書物です。
その中から、第三巻三十八に掲載されている「槍持勇気の事」というお話をご紹介したいと思います。
江戸幕府開府からあと一年で「200年周年」になるという享和二年、十返舎一九が「東海道中膝栗毛」を著したり、江戸で「小石川馬場の火事」と呼ばれる大火
があったりした年です。
・・・そんな年の正月に起きた刃傷事件。
年賀というと、今は年賀状・・・それも年賀状の扱いは年とともに減っているそうですが、江戸時代の武士の正月は、上司や親戚、お世話になった家々へ直接に出向いて年始の挨拶をする「年始回り」でスタートしました。
この年始回りの風習は、明治から昭和にかけて活躍した小説家・劇作家・岡本綺堂氏のエッセイ「年賀郵便」によると明治の中頃まで続いていたそうです。
回った各家々で振る舞い酒をご馳走になり、朝からフラフラになりながら年始回りに歩く武士とその家来。
・・・下戸(お酒が飲めない人)はさぞ大変だったでしょう。
そんな武士の年始回りで起こった事件です。
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世は戦国の末葉。他の追随を許さない強大な軍事力と経済力を持つ天下人の出現によって新たな時代が始まろうとしていたが、それは必ずしも全ての人々を希望に導くものではなかった。血気盛んな若き勇将・伊達政宗に仕える伊東重信は、大きな時代の荒波に翻弄されながらも己の進むべき道を模索していく。
※一部史実と異なる設定・描写があります。
架空戦記創作大会2021夏 参加作品です。
お題2のドイツ海軍Z計画をテーマとした架空戦記です。
if歴史小説です。
一度死んだオレは幸運?にも、憑依しますが、相手が豊臣秀吉の息子、豊臣秀頼、しかも8歳! おまけに関が原の戦いの直前。こりゃいかん、また死んでしまう、何とかしようと、ジタバタします。。
戦国時代に、秀頼君が大活躍する架空戦記です。8歳の彼が、いかにして指揮権を握り、いかにして戦場で戦ったか…そして現在、秀頼君は、徳川家に対抗して、豊臣家を立ち直らせるべく、苦闘中です。
苦労して、貧弱な技術の、この時代でも作れる新し
い兵器を開発した秀頼は、新、秀頼軍を編成。そして戦いへ!!!折りたたむ>>続きをよむ
戦国時代。上杉家の武将直江兼続の妻お船とその周辺の人々の事績。
慶長二十年。大坂夏の陣。この日が命日になるとの思いで出陣していった真田幸村、後藤又兵衛、長宗我部盛親、木村重成の四人。彼らはそれぞれ、徳川家の軍勢に向かう途中、靄に包まれてしまい…。
敗戦後の日本の復興と高度経済成長には、エネルギー源として石炭が欠かせないものであった。
かつての日本には多くの炭鉱が存在し、建ち並ぶ炭鉱住宅には、炭鉱夫とその家族が暮らしていた。
しかし、ガス突出、坑内火災、落盤事故など、炭鉱は常に死と隣り合わせの世界でもあった。
閉山が続く炭鉱町で、町の復活をかけて最新の機械を備えた新炭鉱が開かれた。
そこで働く炭鉱夫たちは、これで安心して暮らすことができると思っていたのだが、突然の事故が彼
らと家族を襲うのであった。
戦後日本の繁栄を支えた名もなき者たち。
忘れてはいけない功労者たちの姿をここに。
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主人公・利子は、千利休の逸話が大好きな14歳の女子中学生。
ひょんなことから、古田織部を信奉する組織・織部ズムに狙われる。
千利休を信奉する利休派として、織部ズムと戦い、
利子が人間的に成長していく、そんな物語。
※千利休は、織田信長、豊臣秀吉に仕え、陰から支えた茶道の師。
お里と別れた退助は、その後藩の中枢へと昇る。
土佐藩の軍務改革を実行し、いよいよ討幕の道筋を切り開く。
鳥羽伏見の戦いの渦に飛び込み着々と戦果を挙げるのだった。
乾退助から板垣退助へと名を改め、新時代の幕開けを切り開く。
対い鶴はどのように乱世の空を舞ったのか
乱世と共に世に出で、乱世と共に消えていった蒲生一族
定秀、賢秀、氏郷の三代記
六角定頼、織田信長、豊臣秀吉
三人の天下人に仕えた蒲生家三代の歴史を描く正統派歴史小説(のつもりです)
注)転生はしません。歴史は変わりません。一部フィクションを交えますが、ほぼ史実通りに進みます
※この小説は『小説家になろう』『カクヨム』『アルファポリス』『ノベルアップ+』で掲載します
この書籍は某桃太郎博物館の地下に保管されていた。
こちらは大和21年3月5日に新栄社より刊行されたものだ。
劣化がひどく、ページの半分以上が欠損しており、かつ、
数十ページが湿気により文字が滲み一部判読できない。
そのため、その中でも判読ができるページを抽出し、
こちらのサイトに投稿した。
本作は、「もしも古代中国にモールス信号の様な二進符号体系が存在したら?」という歴史改編SFである。この世界観は、ギブスンおよびスターリング「ディファレンス・エンジン」からの借用だ。十九世紀半ばのロンドンを古代中国へ、コンピューターをモールス信号にしてしまえば、もうあとの違いはない。但しモールス信号を送受信する機械が存在するためには、科学思想、数学、物理学、工学などを必要とする。また符号の送受信を行うための器具を作成、メンテナンスするため
の技術者、技術者を育成する機関なども必要になる。とても古代世界に揃えられるような代物ではない。そこで超能力かなにかによって、人間が電磁波を送受信できる設定を取り入れた。このアイデアは佐藤大輔「皇国の守護者」から借用している。人間が電磁波を送受信する能力を「導術」と呼ぶ。我々の世界で電磁波と呼ばれているのは「導術波」となり、導術を扱いこなせる人材は「導術士」と呼ばれる。これらの単語も「皇国の守護者」から借用している。何故導術がこの世界で必要とされたのか。幾ら激烈な戦争があったからといっても、即時通信手段を社会が必要とする描写が欠けていた様に思われる。
モールス信号と同じく、導術波にはトンとツーの二種類の信号しか存在しない。ここで中国独特の事情が関係してくる。漢字は数万種類も存在し、それぞれの読み方は決めっているわけではない。たかだか数十文字を符号化すればよい欧米とは事情が異なる。また広大な中国大陸では、一つの文字をどう発音するのかすら各地方ごとに異なる。そのため文章ではなく、単語の羅列を送受信することになる。結果、複雑な情報を導術で送受信することはできない。折りたたむ>>続きをよむ
それは、たった一つの戦で始まった。ある時、後継ぎ争いが起こり、応仁の乱という戦いが始まった。
そして、その戦いがきっかけで、争いの世、戦国時代が始まった。
これは、その戦国時代の流れを描いた物語の1巻である。
始皇帝に仕える宰相であり、史記列伝の便所のネズミのエピソードで知られる李斯。貧しい小役人に過ぎなかった若き李斯は、ある冬の朝、便所で凍える一匹のネズミを助ける。しかし、そのネズミは、翌日、意外な行動を見せた・・・そのネズミの不可解な行動に、李斯は人生の秘密を悟る。
この作品は、「極東浪漫座論」にも掲載しています。
本能寺の新説!?
【プロローグ 斎藤利三】
明智光秀の家臣である斎藤利三は、一つの目的をもって羽柴秀吉に近付く。
利三により語られる本能寺の真相とは?
【第1章 山崎決戦前夜】
利三は、山崎の戦いの前夜を思い出していた。この戦いで光秀はある作戦を練る。そして光秀の涙を見た。煕子が生きていれば、と。
【第2章 本能寺】
あの日、本能寺。悲劇へと繋がった背景とは?
信長は義昭を将軍としたが、幕府は過ちを繰り返し自滅した。信長は副将軍職を辞
退し不干渉の方針も最後は方向転換を余儀なくされる。
そして、見落としていた事実に気付いた光秀は強い衝撃を受け、ある決断をするのであった。
【第3章 山崎決戦】
光秀の罠に嵌まる秀吉軍。だが、秀吉が抜擢した一人の若き将により光秀の作戦に齟齬が生じる。そして決戦は最後の山場へ。
【第4章 山崎決戦終戦】
想定外の光秀の奇襲に対し、秀吉の対応は常識はずれであった。二人の天才の戦いは遂に決着する。負けたとき、失敗したときこそ人の器量は試される。
【エピローグ 人の過ち】
致命的な過ちが明らかとなり、本能寺の謎は解けた。過ちを繰り返さぬために、そして悲劇の連鎖を絶つために光秀が残したものとは?
「五十五の夢」は、光秀の辞世句の一部である。
明智光秀が織田信長と共に戦い、共に散った13年半を、新たな視点から掘り下げた。
一般的に織田信長は変革者、破壊者とのイメージがあるが、事実を客観的、俯瞰的に見ればそのイメージは大きく異なることが分かる。
この時代、イスラム勢力が地中海貿易を独占し、その利権にからむことのできないスペインとポルトガルは起死回生を狙い大西洋航路を開拓、アフリカ大陸とアメリカ大陸で略奪の限りを尽くし、その矛先を日本を含むアジアへと向けている。
日本は、戦国時代という激しい競争社会にあった。これは著しい経済成長をもたらす。競争は一部の勝者と富む者を生んだが、その裏側は戦いが生む多くの犠牲者と異常な格差であった。
信長と光秀が解決しなければならない課題はとてつもなく多く、否応なしにその渦に飲み込まれやがて悲劇へと繋がる。歴史の事実が映し出しすものは、彼らが目指す道に悩み、迷い、もがき苦しむ、人間そのものの姿である。
これはコロナ渦に生きる私達に、きっと何かを教えてくれると思っている。
(カクヨムでも一部掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ
江戸幕府開幕すぐの下総(しもうさ)にて、毎日畑仕事に精を出す農夫の「惣助」。彼は村に一軒しかない茶店の娘、「おその」に心底惚れていたが、誰にも言えなかった。しかし思いもよらないことで、惣助はおそのに近づく。大喜びした惣助だったが…。
戦国時代のこと。
とある両大名家の一戦は、決戦の気配を見せないまま100日に及ぶ、にらみ合いに終始した。
その間、足軽たちは許された範囲で武装を解き、交代しながら思い思いに過ごしていたという。
しかし、そのうちの一人が長い戦から帰ってきたとき、ふと足首近くにできた吹き出物に気づき……。
あらすじ
昭和十二年。 山梨県上巨摩郡十津野市――。
南朝後胤の家系にある革命家・田沼一水と彼を信奉する同志たちによって結成された秘密結社・日本残菊党。それは大日本帝国の武力放伐――つまりは国家転覆を党是とする過激革命団体であった。
殺された妹の復讐を果たすため党組織に接触した主人公・間宮誠一郎は、過激派の幹部・吉岡ツネの門弟となり自身を襲った悲劇の真相に迫ろうとする。 だが折しも残菊党内では吉岡を頂点とする過激革命派勢力と、これに反
対する穏健派勢力との間で血みどろの抗争劇が繰り広げられていた。
吉岡ツネと反目する敵対派閥は揃って吉岡の革命計画からの排除を狙い、一方の吉岡派も武装集団「殉血勤王隊」を束ねるエリヴェラ・チェルネンコを筆頭に、敵の大ボスたる文殊院義円の命を狙う。
エリヴェラら吉岡派の仲間たちとの出会い、忍び寄る特高警察。そしてフラッシュバックする過去の記憶に苛まれながらも、間宮は「必ず復讐を果たさせる」と約束した吉岡ツネに従い、否応なく銃を手に取り、複雑な勢力争いと、水面下で進行する革命計画に身を沈めてゆく――。折りたたむ>>続きをよむ
架空の中国っぽい世界観での宮廷ドラマ。捏造された罪でお金持ちのお嬢様から奴婢の身分に落とされた主人公が、復讐を胸に奴婢の身分から成り上がるお話です。
本人を含めて悪役令嬢がたくさん出てきます。
初投稿です。よろしくお願いします。
ガダルカナル島の攻防戦は、日米戦争の天王山でした。その初動において日本軍はかずかずの過誤を犯したため、抜き差しならない消耗戦に足をとられました。しかし、その誤謬に気づいた後、撤退が語られるようになり、大激論の末、戦略転換が決定されます。そして、撤退作戦が大本営、第八方面軍、第十七軍において検討され、実施されます。初動の失策、攻勢、苦戦、飢餓と消耗、そして撤退へと至る戦いの経過をひとりの作戦参謀の目を通じて描きます。
華やかな貴族社会を更なる繁栄へと導いた二人の男。
藤原道長と安倍晴明
華やかな表舞台に生きる男達の私生活を知るのは、ほんのひと握りだった。
平安時代に実在した二人が大親友だったら楽しそうだなぁって妄想から始まったお話です。
「その名を呼ぶもの」シリーズにつきましては、以知記のブログにて、ご説明させていただいております。
http://ichikiinfo.blog.fc2.com/blog-entry-59.html
不定期
更新になりますが、どうぞよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ
5949位 歴史
この宇宙の、美しくも残酷な宇宙の歴史を一人の人間が語る。