極振り。
VRMMOを想像した者なら、誰もが一度は聞いたことのあるその言葉。一つのステータス、行為に特化することで、周りを圧倒する力を手にする、まさにロマンの塊。
アマツは、様々なゲームを渡り歩きながらそれぞれのゲームで極振りをしてはその様子を動画にする投稿者だった。
『ただひたすらに、圧倒的な力を。それを手にした無双っぷりを』
誰も実行したことの無かった極振りを、過去の小説を題材に実行して動画にしていたアマツだったが、いつまでも
一人の人間が圧倒的に活躍する事をゲームの世界が許すわけもなく。
彼の行動はことごとくナーフの対象となった。
「動画のために極振りをするのも少し疲れたので、これからはあえて全部平均値にしてやってみます。まあネタとしては弱いと思うけど、これまでやってないゲームの楽しい部分を全部やっていこうと思うので見てみてください」
極振りから離れ平均値でプレイを始めた彼は、それまでよりも遥かにゲームを楽しんでいく。それだけでなく、極振りを捨てたことでむしろ彼の極振りが評判となって仕事も集まり……
*ゲーム内の活動だけでなく、極振りに関わる主人公の仕事の様子(動画、ゲームのクローズドベータ、書籍の紹介、いわゆる案件)なども小説にしていきます。
*基本的に丁寧な描写よりも読みやすさを優先します。
*他の『極振り』を含んだ有名タイトルを馬鹿にするつもりはありません。むしろ『極振りが許されない世界というネタ』もありではないかと思って書いています。折りたたむ>>続きをよむ