最悪の最後を迎えたはずの令嬢リーゼロッテ。目が覚めると、いつの間にか子供に戻っていた。まさかのやり直し人生かと思いきや、自分が転生者である事に気がついた。どうしてこうなったのか混乱する頭を抱えつつ、素敵で可愛い従魔と、最悪の結末を回避するた
め奔走します!
★流血シーンあります。
★ご都合主義の甘い設定があります。
★更新ペースにムラがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 21:50:04
155188文字
会話率:28%
皆さんはじめましてこんにちは。レイです。冒険者をしています。一応上位冒険者ですが末端も末端。日々モンスターたちと肉体的コミュニケーションに励んでおります。でも彼らは加減というものを知らないので時々来る情熱的な抱擁などは勘弁してほしいですね。
仲間も特にいないので確実に召されることでしょう。そんな私プレゼンス、努力と根性あとほんのちょっぴりの流血冒険談のはじまりはじまり~。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-24 15:09:23
146401文字
会話率:55%
チトリス・クラディエル公爵令嬢はある日、自らの激情をトリガーとして、最凶の禁術を覚醒させてしまう。
それは、この世に存在している限り忌み嫌われ、存在を秘匿され、禁じられた魔術。
しかし、その魔術には壮絶な過去が秘められていた―――!
チトリ
ス・クラディエル公爵令嬢はその過去を紐解き、世界の終焉と闘う。
※以前に投稿していた「殺すしか能がない権能を有効活用したい!」のリメイクです。
リメイク前の作品は一部、カクヨム様、みくらむにて投稿しています。
※R15指定は保険です。作者の感覚ではセーフだと思っていますが、読者の皆様にとってそのような判断か
は分かりませんので、一応付けています。過度でない流血表現、喧嘩程度の暴力表現が含まれる可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 20:00:00
95664文字
会話率:24%
エッセイです。
残酷な描写はありませんが、流血表現がありますのでご注意を。
熱中症…ある日襲われる。
あの時はパニックになったな。
最終更新:2024-01-12 11:10:46
1297文字
会話率:3%
憂鬱な少女は《生》を憎んでいた。くだらない毎日が現実であるということが、これが人間の生であるということが信じられなかった。早く終わってくれと常に願っていた。人にとって時間は負担で、いかにうまく消費できるか誰かに試されているような気がした。人
は時間の奴隷であり、生はその牢獄の冷たい鉄格子だった。今日も少女は生と死の境界線に立つ。夕陽に向かって一歩を踏み出すために、自由の翼を得て、この鳥籠から救われるために――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-10 20:00:00
28810文字
会話率:52%
枯葉舞う秋の季節に、少女は本に没頭する。冷たい木枯らしを感じながら復讐の青い炎を燃え立たせる。愛する父親を廃人にしたあの親子――学園長とその娘。ほら、あの子の声が聞こえてきた。高らかに笑いながら肩で風を切って歩くあの傲慢な女の子。すれ違いざ
まに、ナイフのような冷酷な視線が、彼女の胸を貫くかのように思えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 20:46:21
189046文字
会話率:65%
かつて人間に封じられた獣と、「穢れ」を祓うわけあり少女の、契約婚から始まる異類婚姻譚。
とある事故で両親を失い、山で祖母と二人で暮らす女子高生・篝(かがり)。
少女の平凡な日常は「鬼」を自称する奇妙な青年・シュテンとの出会い、そして親友・
麻音(あさね)の失踪によって一変する。
ある日突然、市内で立て続けに起きた、連続児童失踪事件。
事件の背後に渦巻く陰謀と因習、廃れたはずの山村で暗躍する、人ならざるものたちの影。
篝は親友を取り戻すべく、シュテンを用心棒に雇って廃村へ向かう。
しかし少女はそこで自分の血筋と、とある「封じられた獣」との因縁に否応なく向き合わされることになり……
因習と宿命が交錯する、和風ファンタジー。
ホラーや流血表現あり。
苦手な方は閲覧にご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 16:00:00
90251文字
会話率:30%
時は現代、西暦2085年
突如として蔓延した凶悪な疫病により世界各国にて大規模なロックダウンや物流の制限などが行われ、経済難の数か国では危機的な食糧難に陥っていた。
食糧難に陥った国は自国での食料の生産が追い付かず、輸入にも頼れな
いため最終手段として隣接している国へと進軍し食料を奪い取るという手段に出始める。その結果世界各地で戦争が勃発していた。
その戦争に身を投じ、クライアントの依頼をこなす二人の傭兵エリーとメイは、ある時日本政府から「吸血鬼」と呼称される者の確保を依頼される。
そのことをきっかけに二人は水面下で動く異形の者たちと相対してゆくことになるのだった。
※この作品は「カクヨム」様および「アルファポリス」様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 21:00:00
156032文字
会話率:63%
タグ付けに関する私の反省文です。
説明として暴力表現などがあります。
最終更新:2024-01-04 20:30:36
1316文字
会話率:0%
マスクに対する私の熱い思いです(笑)
一瞬だけ流血表現ありますのでちょっとでもそういった表現がダメな人は読まないでください。
最終更新:2023-02-12 05:56:01
2093文字
会話率:0%
私の良く見る夢の話。流血表現、死についても語っています。
そういった話にセンシティブな方は読まないでくださいね。
最終更新:2023-01-30 20:28:00
1973文字
会話率:0%
庶民を虐めてのうのうと結婚した嫌われ者の夫人――の娘アズティスが、実は聖女(?)。二十歳になったら生贄になる予定。そんな彼女は、ちやほやされる表向きの聖女マリアベルを嫌いながら真面目に成績首位をキープしていた。
(私はマリアベルが嫌い。お
まえたちが嫌い)
内心じめじめしつつ趣味のお菓子作りをしたり、気まぐれにお祈りしたり、任務に出てみたり、マリアベルの片思い相手と一緒にいたりする、なんちゃって三角関係な魔術学園のコメディ風恋愛話。
※ほんのりTUEEE。流血描写有り。同シリーズ内の連載にちょろっと出た二人の過去話。
※完結済にするまで感想欄閉じております!
※2018/1/9大規模加筆修正中。繋がらない部分が多々あります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 17:38:22
216785文字
会話率:33%
『早く陽季の家でデートしたいから、炬燵と蜜柑と干し芋と日本茶と昼ドラを用意してよね』
『なかなかの渋いチョイス…………了解です、お姫様』
『姫じゃない。あと、陽季の膝枕は必需品だからね』
♪2018/12/8 PV130,452アクセス
ユニーク18,638人
ありがとうございます\(^o^)/
『用心棒貸し出します』
首都圏から外れた閑静な住宅街に紛れるようにしてその店はある。
しかし、程々に治安の保たれたこの現代に『用心屋』に用心棒目当てで来る客は殆どおらず、来るのは雑事の依頼ばかり。
そして、その雑事を今日もまたロリコン店長及び魔獣の幼女、多分常識人である店長の弟、自称ドSの金髪美青年、見た目は子供で中身はおじいちゃんの悪魔少年がこなしていた。
※何よりもまず、がっつりBLが入りますのでご注意
※日常:シリアス=6:4
※一応、章ごとに完結
※幼女を愛でる、ノロケを聞かされる、魔法使ったり斬ったり撃ったり流血沙汰になったり、にご注意
※ハッピーエンド推奨してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 08:43:45
1579190文字
会話率:45%
♪2013/03/06 pv24,242アクセス ユニーク2,573人
ありがとうございますm(__)m
『用心棒貸し出します』
首都圏から外れた閑静な住宅街に紛れるようにしてその店はある。
しかし、程々に治安の保たれたこの現代に『用心屋
』に用心棒目当てで来る客は殆どおらず、来るのは雑事の依頼ばかり。
そして、その雑事を今日もまたロリコン店長及び魔獣の幼女、多分常識人である店長の弟、自称ドSの金髪美青年、見た目は子供で中身はおじいちゃんの悪魔少年がこなしていた。
※何よりもまず、がっつりBLが入りますのでご注意
※日常:シリアス=6:4
※一応、章ごとに完結
※幼女を愛でる、ノロケを聞かされる、魔法使ったり斬ったり撃ったり流血沙汰になったり、にご注意
※ハッピーエンド推奨してます
文章量が多いので、続きを2として投稿することにしました。彼らの物語に付き合ってくださる方は作者ページの投稿作品から読んでくださると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-16 00:13:21
279160文字
会話率:52%
『啼く鳥の謳う物語』の番外編です。
由宇麻視点です。多少ですが流血表現を含みますのでご注意ください。
最終更新:2011-04-26 18:33:44
8262文字
会話率:48%
リュガ・フォン・レーワン伯爵は巽龍牙という名前のいわゆる転生者である。
謎の存在から授かった知識チートで成り上がりを試みるも転生先の王国の良くも悪くもな伝統やしきたり等の旧弊の前にあっけなく挫折。不貞腐れた日々を過ごしていた。
しかし
、そんな中で各地で勇者召喚の儀が執り行われたという情報を掴み、極秘調査によりそこから不穏な気配を察する。ついには母国ですら勇者を召喚するに至って世界規模の危機が迫るであろうと判断。
召喚勇者を担ぎ上げての潰し合いが遠くない未来に勃発すると予想したリュガは巻き添えになりたくない一心で遠くへ逃げて立て籠もる事を決意。
かくして自分を不遇な身と思い込んでるやや捻くれた転生者は不人気な辺境の地の全権司令に志願してその地を自分の避難所として改造すべく奔走を開始するのであった。
現在毎週木曜夜更新。されない場合は前日夜か当日朝に告知します。
※初投稿ですので感想やご指摘などはお手柔らかにお願い致します。
※逃げ込んだ後メインと考えてるので、序盤は人によっては駆け足気味に思われますがご了承ください。
※主人公のスキルは基本出した後描写中心。出ても地味でそっけないと思われます。
※R15は保険。世界観的にやや殺伐な所もあるので流血描写時折あり。
※なるべく知識系部分に関してはおかしくないよう心がけますが、ある程度は「この作者のこの世界ではこういう風なんだ」と割り切って頂けるとありがたいです。
※カクヨム様の方でも投稿中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 17:01:07
1115944文字
会話率:24%
Regulatory Inquiry Bureau for Remarkable Arcane Art、通称R.I.B.R.A「リベラ」。
魔導器による犯罪が世の中を騒がせる中、犯罪とは縁遠いごく普通の生活を送っていた「魔石鑑定士」の少女
がいた。まじめに仕事をする中で、自覚ないまま犯罪の証拠を見つけてしまったラウィスは、本人の思いとは裏腹に命に関わる重大事件に巻き込まれてしまう。
-----------------------------------
流血や暴力表現、及び現在の法律や倫理観に即して不適切と思われる表現が含まれます。
描写等グロテスクな要素も見られますので、苦手な方はご注意くださいませ。
誤字脱字、文脈等チェックしておりますが、勉強不足、見落としなどの個所もございます。お手柔らかにご指導賜りましたら幸いに存じます。
2023/12/25.start
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 21:00:00
24710文字
会話率:49%
王女の専属護衛騎士を務める伯爵令嬢のセレーナは、婚約者であるデビットに婚約破棄を迫られていた。
どうやら、セレーナが護衛対象である王女を虐めたことが原因らしいが、そんなことは事実無根だ。セレーナが凛とした様子でデビットに相対していると、突
然二人が現れた。
「セレーナ! お待たせ! 愛してるわ!」「セレーナ待たせたね。証拠は揃ってるから安心して」
この婚約破棄事件を救ってくれたのは、護衛対象の王女キャロルと、その兄王子のフィクス。
どうやら、この兄妹、大好きなセレーナのためにとある『作戦』を実行していたようで──?
これは、真面目で恋愛事に超鈍感なセレーナが、フィクスに徐々に惹かれて恋を知り……ついでにキャロルや実兄にも溺愛されるお話です。
◇ザマァありです。
◇一部流血表現もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 19:00:00
117784文字
会話率:37%
国内に魔物が跋扈するようになり、聖女探しの旅に出ろとの王命を受け、ヴィルフリート、クリストフ、フェリクスの三人が西方地域への旅を始める。年齢は全員五十二歳、年寄りだ。腰が痛いだの、目がよく見えないだの、冷えは大敵だの、年寄りは話が長いだの言
い合いながら聖女を探すがなかなか見つからず、それどころか大きな問題が起きて……。果たしてヴィルフリートたちは、目的を達成することができるのだろうか。
※基本1日1回更新予定。暴力描写は軽いものですが、10話目あたりに流血表現あり。ご注意ください。カクヨムで先行公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 17:24:05
163031文字
会話率:72%
私は怪奇小説を書く官能小説作家。
情動情欲を紙に書き散らかす色情狂。
ハリボテ賢人劇場裡の人間役者。
サア。今一度、悔い改めたまえ。
老いて死に行く事が、人生の本質なのか。
紙面から、人間性を暴き出すのだ。
「失敬。先生がまる
で生きた蟻塚を覗き込むように見るものですから」
《注意・免責事項》
・この作品には、精神的嫌悪感を与える描写が多数含まれています。
・本作はフィクションです。登場する人物・団体等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
・作品の都合上、一部に差別的表現がございます。性差別などの表現が含まれますので、これからご覧になられる読者の方々はくれぐれもご留意ください。
・本作には流血表現がございます。上記同様に、そういった過激な描写が苦手な方はご注意ください。
・本作はいかなる自殺行為を肯定および助長するものではありません。
・本作はいかなる性的暴行・殺人・窃盗等の犯罪行為を肯定および助長するものではありません。
・作業の進捗につきましては、ユーザーマイページよりTwitterリンクにてご報告させて頂きます。
・頂戴したご感想は大切に読ませて頂きますが、全ての感想に返信する事は出来かねますので、何卒ご理解のほど宜しくお願い致します。
・ご質問などへの返信は控えさせて頂きます。
・作者の許可なく転載・複製・配布する事を禁止します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 21:47:53
204712文字
会話率:23%
葦原の中つ国、と呼ばれる地がある。
「朝廷」は長らく葦原の地を治めていたが、年月を経ていくと共に弱体の一途を辿り、葦原は下克上・群雄割拠の世と化してしまう。朝廷の名門として知られる天田公爵家も、下克上の世の流れに飲み込まれ武士化していた。
公爵家の五十六代当主・天田慎鷲郎雷忠の顔を持つ青年・天田雷吾(アマダ-ライゴ)は、とある理由で引き篭もり同然の生活を送っていた。
そんな雷吾は、諸用で故郷の屋敷から公爵家の本拠地に向かうことになる。
しかし、その途上で運悪く刺客に襲われ、乗っていた愛馬諸共崖から滑落。どういう事か、葦原ではない異世界・カンフラントに飛ばされてしまう。
異世界に飛ばされた事を知った雷吾は葦原へ帰るため、そこで出会った者達を巻き込みながら少しずつ動き出す。
一見、無関係な筈の異世界に彼自身を取り巻く、因果が隠されていた事を知る事になるとは、誰も気づかずに──
異質な過去を背負う青年は、異世界から葦原に戻るまでの途上で何を知り、何を成し遂げ、何を得て、何を残すのか。
かつて「鬼天田」と呼ばれ、恐れられた武人の異世界戦記が今、ここに幕を開ける。
※一部のエピソードでは流血・残酷シーンが登場する予定のため、苦手な方はくれぐれもご注意下さい。
※話の流れ上、オリジナルの地名などの固有名詞が多数出てきますがご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-19 19:00:00
284400文字
会話率:46%
いつ起きるかわからない不安、ではなく主人公は経験者。これを読んでいる貴方にも少しありえる、ありえた話。
※本作品は流血表現等はありませんがくらいお話になっております。
最終更新:2023-12-18 23:48:38
2519文字
会話率:6%
婚約破棄を宣言するお馬鹿王子と男爵家の庶子令嬢、優秀で有能な悪役令嬢…不敵に嗤う公爵家令嬢は“ざまぁ”をする―――――…。
最終更新:2023-12-18 00:00:00
5139文字
会話率:32%
不運で報われない人生を送った女性が偶然神様の慈悲により転生することになり、その子は新たな人生でどう生きていくのか
よくある転生物のお話です
冒険のお話ですが、お話の設定上暴力、流血、軽い性的表現、胸糞展開が出てくることがあります
苦手な方
は閲覧しないでください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-06 21:15:48
24447文字
会話率:9%
完全に包囲された小さな砦、防衛戦力はたったの三人。
そんな状況で初めてお互いの名を知った傭兵の二人。
戦場で黄色の外套を纏い続ける異名持ちの傭兵"黄色槍"ジュルターと、
長い金色の髪をした少女のような吸血鬼アウリウの出会
いから、この物語は始まる。
二人の出会いから数年。
すっかり友人となっていた彼らは、傭兵としての仕事中に
雇い主からある植物に関する事を聞かされる。
災いの花。
三十年毎に前触れもなく現れ、花が咲く時に災厄をもたらしてきた忌むべき植物。
それを果ての岬という場所まで運び、守人に渡してほしいという依頼。
同僚たちが尻込みする中、ジュルターは異名と共に名乗り出る。
災いの花を非道に使わせないよう、自分が果ての岬まで運び届けると。
果ての岬への旅路。
共に行くと言ってくれたアウリウと二人の旅。
災いの花を哀れんだアウリウの提案で、
花にイェシルという名を付けた時、災いの花は人の言葉で返事をした。
自分たちの言葉を理解していた花に、ジュルターは改めて告げる。
この旅路はお前を送り届けた先で殺すための旅であると。
花はただ、成し遂げてと答えた。
こうして二人の旅は、三人の旅となった。
無垢な幼子のような花は旅路の中で見る。聞く。知る。
炎のような男を。行き詰った女を。隠者のような老人を。
そして何よりも、自身を運ぶ二人を。
黄色の外套を纏う男と、陽気な少女のような容姿と言動の女吸血鬼。
長年傭兵稼業をしている、ろくでなし二人を。
これは二人の傭兵が、花を果てに届けるまでの物語。
*R-15。残酷描写、流血描写を含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 19:02:39
148275文字
会話率:23%
「俺が家に帰してやる。君が帰るための道を作る。何があろうとも」
突如として邪神と呼ばれる悪しき神が現れ、
邪神の眷属である魔物によって滅びつつある大陸。
光の女神は邪神と魔物を討ち倒さんと、異世界から勇者を召喚した。
勇者
は女神の祝福によって与えられた
邪神を完全に滅ぼす事のできる光の剣を手に、仲間たちと旅を続ける。
そしてついに、邪神の住まう地である神殿の喉元まで迫った。
……しかし、最後の一手が届かない。
邪神は勇者の力に怯えて神殿に籠り、
神殿の周囲にある不毛の荒野には魔物どもがうろつき行く手を阻む。
神殿に辿り着けなければ、邪神を討てはしないのだ。
この状況を打破するべく、勇者ユウジの仲間である行商人シュエットは、
勇者たちと別れて独自に動く事を決意する。
時間はあまりにも少ない。魔物の脅威によって国家は破綻寸前。
それでも邪神の神殿へと勇者を辿り着かせるため、
協力者たちの力を借りてシュエットは準備を整えていく。
受けた傷が瞬時に癒える不死の少女パッセルと共に、大陸を駆け回って。
邪神を滅ぼす事が目的なのではない。シュエットの目的はその先にある。
平和な世界からこんな世界に無理矢理連れてこられ、
辛く苦しい旅をしなければならない少年のため。
初めて共に旅をした日に約束をしたのだ。
君が故郷に帰るための道を作ると。
これは女神の祝福もなく、魔術や奇跡も使えない、
ただの人間でしかない行商人が約束を果たす物語。
そして、彼の意地の物語だ。
*R-15。残酷描写、流血描写を含みます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-31 20:10:36
239053文字
会話率:17%