時空の亀裂より迫り来る恐怖、アンレジデントと呼ばれる異形の生物。
人は発現したフレックスという未知なる能力で抵抗を試みるも、総人口数十万まで追い詰められた。
しかして、未来を予見していたかの如く方舟計画発動される。
世界各地で建造されていた
宙間移民船によって選ばれた人類は地球からの脱出を図るというもの。
やがて月日は巡り、人々の記憶からは母なる星すら曖昧になっていく。
世代を超越するほどの長き公開の果てに人々は命の芽生えぬ呪われた星へと辿り着く。
あるとき宇間移民船ノアから派遣部隊が、もたざる者と卑下される地上人の前へと現れる。
それは少年少女たちで結成された|新世代《ニュージェネレーション》たちだった。
そして彼らの星の案内役に認められた者の名は、死神。
死地へと出向く役目を務めながらも生存しつづける|旧世代《オールドジェネレーション》少年だった。
記憶を失って生きる少年は、死と踊りながら、家族を守るため苦しみ藻掻く。
空を見上げ、希望へすがるようにして手を伸ばしたとき、滅びの運命を辿る人類の夜が明ける。
たった1人の望んだ世界
すべての人類が願った未来
Turnary World Story ―三元世界物語―
世界よ、変われ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 16:16:40
1402488文字
会話率:31%
ある日、少女は前世の記憶を思い出した。そして同時に理解した、自分はヒロインであると。
自分にはここではない世界で生きた記憶がある、そしてここは一世を風靡した某乙女ゲームの世界によく似ている。だから間違いはないだろうと。
しかし、少女に
はなにもない。
魔法や聖なる力を使うことも、刺繍や調薬の技術も、異世界の知識も、なにもない。
さらに届け出が必要だといわれて届け出た役所で少女に与えられたのは【重要度ランクD】。
その人の持つ前世の記憶がいかに重要かを示したランクの中で、最も低いランクだった。
納得がいかずに騒げば、役所の奥の奥にある部署に連れて行かれた。
そこは〝なんでも相談課〟というふざけた名前の部署。
ふざけた名前の課に所属する職員はいう
「この世では、あなたのように前世の記憶を持っている人が大勢います。はい、沢山いるんです。あなただけではないんですよ。ですので、特別な技能や知識を持っていた方だけが重要度ランクが高いと認定されます」
少女の自分は「乙女ゲームのヒロインである」という思いを完全否定した職員は、少女に一冊の本を手渡す。
少女と同じように、特別な知識も能力もない一市民として生きたという記憶を持ったひとりの少女の十代半ばから二十代半ばに至る十年の手記を纏めたという本を。
「あなたと同じ立場だった女性のものですから、どうぞ参考にして下さい。こんな風に考えて行動した人もいたんだな、くらいに受け取って下されはいいかと」
本のタイトルは『派遣社員ジュリアン・エヴァンスの手記』という、なんのひねりもないものであった。
-*-*-
【毎週水曜日更新予定:事情により前後することがございます】
※誤字脱字については気を付けていますがどうしても無くなりません、脳内で正しい変換をお願い致します。
※身分や都市計画等全ての設定は架空のもので、実在のものや歴史上のものとは全く関係がございません。全てこの物語の世界の中だけのものです。
※設定などはふんわりしており、ご都合主義が普通に存在して当然のようにまかり通ります。そういうものなんだ、とご理解ください。
※お気に召さない場合は、そっと閉じてご自衛ください。
※諸事情ありまして誤字脱字の報告・感想は受け付けておりません。ご了承下さいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 10:07:12
91796文字
会話率:47%
※2021年2月現在
総合PV60万! 総合ポイント3500突破!
巨大な一つの大陸の他は陸地の存在しない世界。
その大陸を統べるルーリアト帝国の第三皇女グーシュ。
21世紀初頭にトラックに轢かれ、気が付いたら22世紀でサイボーグにな
っていた元サラリーマンの一木弘和。
地球連邦軍異世界派遣軍のルーリアト帝国への来訪により出会った二人が、この世界に大きな変革を引き起こす!
SF×ファンタジーの壮大な物語、開幕。
第一章
グーシュは十八歳の帝国第三皇女。
好奇心旺盛で民や兵にも気さくに接するため、民衆からは慕われているが主流派からは疎まれていた。
グーシュはある日、国境に来た存在しない筈の大陸外の使節団への大使に立候補する。
主流派に睨まれかねない危険な行為だが、未知への探求心に胸踊らせるグーシュはお付きの騎士ミルシャと共に使節団が滞在するルニ子爵領へと赴く。
しかしその道中で、思わぬ事態が起こる。
第二章
西暦2165年。
21世紀初頭から交通事故で昏睡していた一木弘和はサイボーグとして蘇生。
体の代金を払うため地球連邦軍異世界派遣軍に入り、アンドロイド兵士達の指揮官として働いていた。
そして新しく配属された第049艦隊の一員として、一木はグーシュの暮らす惑星ワーヒドに赴く。
しかし美少女型アンドロイドの参謀や部下に振り回され、上官のサーレハ大将は何やら企んでいる様子。
一般人の一木は必死に奮闘するが……。
第三章~
そして、両者の交流が始まる……。
※現状可能な限り日間更新を目標にしていますが、本業が繁忙期のため更新頻度低下中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 20:56:55
1410483文字
会話率:28%
十五世紀。中世も終わりの兆しを見せるこの時代、度重なる十字軍派遣により欧州各国はその国力を弱めつつあった。
また、食生活において当時の人々は肉を保存するため、塩漬けにしていたが、それはお世辞にも美味いと言えるものではなかった。水分が抜
けカチカチになった肉は日にちも経てば変色し、そして腐る。
そんな中、東地中海のカイロ、アレクサンドリアといった都市を持つマムルーク朝エジプトは、東の紅海を抜けインドと貿易をしていた。
そこで取引された胡椒などの香辛料は肉の味を落とさずに保存できる、最高の保存料として欧州で重宝された。
当時胡椒と銀は同量で取引されるほど、香辛料は高価なものだった。
そして残念ながらそれらは温暖湿潤の気候でしか育たず、欧州では輸入に頼るしかなかった。
当時の欧州各国は敵対するマムルーク朝を抜けてインドに到達することは不可能であった。そのため、エジプトに近いジェノヴァやヴェネツィアの商人たちがエジプトとの胡椒の取引を独占した。世に言うレバント貿易である。
同時期、欧州西端のイベリア半島では国内のイスラム勢力を排除してキリスト教国家の復権を目指す国土回復運動、いわゆるレコンキスタが、いよいよ終わりを迎えようとしていた。
イスパニアに先駆けてレコンキスタを完了させた小国ポルトガルでは、バルトロメウ・ディアスの喜望峰到達により、アフリカ大陸を南下して東進インドに向かう、東回り航路で胡椒を手に入れようと躍起になっていた。
「大航海時代」の幕開けである。
さて、歴史における大航海時代とはまさにその通りなのだが、ここはそれとは違う舞台。
馴染みの国名、人名、出来事もパズルのようにずれている。
欧州西端の国、イスパニア。ここに一人の少女がいた。公爵令嬢の彼女は身分も身なりもしっかりして、英才教育により高い教養も身につけている。まさに才色兼備である。ただ一つ、いささか性格に難があることを除けば。
話は冒頭のレコンキスタをめぐって、彼女にスポットを当てて始まる。
これはそんな世界の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 18:10:27
118786文字
会話率:59%
ユートパクス王国で革命が起きた。貴族将校エドガルドは、王への忠誠を誓い亡命した。彼は島国アンゲルの海軍将校ラルフ・リールの傘下に入り、祖国ユートパクス革命軍へ戦いを挑む。
一方ユートパクスでは、常勝将軍と噂されるオーディン・マークスが、対
岸のザイード遠征を企てていた。オーディンは士官学校時代、エドガルドの同級生だった。革命が起きるとエドガルドは王を奉じて亡命したが、オーディンは国に残り、革命軍の将軍として頭角を現していた。
海洋国家アンゲルはザイードの宗主国タルキアと組み、オーディンの遠征を阻止する為にラルフの艦隊を派遣する。エドガルドはラルフの右腕となってオーディン・マークスの侵攻を阻止するも戦死、ユートパクスに征服された島国の王子ジウの体に転移する。ジウは、オーディン傘下の将軍シャルワーヌ・ユベールの捕虜になっていた。
同じ時間軸に転生したエドガルドは、再び王の為に戦いを続けようと決意する。手始めに、自分を捕虜にしているシャルワーヌ・ユベールを亡き者にする計略を巡らせる。
史実をベースにしたブロマンス近代小説。BLタグは保険です。BL版はムーンライトノベルスとアルファポリスで完結していますが、大きく改稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 12:43:41
2927文字
会話率:43%
天使狩りが蔓延る王都エヴェロンから逃げ出した天使の疑いをかけられる少女は名と故郷を捨て、逃亡生活を送るようになってから三年もの年月が過ぎた。
少女はレン・アシュフォードとして名乗り、小さな農村・エントロヒッツに身を寄せ、パブの2階に住み込み
でウェイトレスとして働いていた、そんなある日。
王都から派遣された聖騎士三人組の来店が、日常の破壊を知らせる。
(まさか、三年前に捕まえ損ねたわたしを、捕まえにきたのか)
怯えながらも少女は休憩時間まで働き続けたが、うっかり自室の鍵を落としてしまったせいで、外で休息を取ることを余儀なくされた。
誰にも見つけられないようなところに腰掛けると、少女の背中から天使の羽が生えたのだ。人類から居場所を奪っていたあの憎き天使の。
「――見つけた。そこにいたのか、フィー。ずっと探してたぞ」
「あ、悪魔……?」
悪魔の聖騎士と、天使の呪いにかけられた罪人の少女。
二つの概念が逆転する歪んだ世界で出会ったことによって、少女の過去が自身を追っかけてくる――。
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・地名等は架空のものであり、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
この作品は「カクヨム」様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 23:22:45
27156文字
会話率:46%
悪魔と魔法が存在する世界、幻界
その世界で暮らす人間たちは悪魔の脅威に怯えながら生きていた
人間たちは悪魔と戦うため、霊力の強い女性たちを集めた「星霊隊」を結成し、歴戦の戦士である男、東雲幸紀にその指揮を委ねる
幸紀は悪魔軍から派遣された
スパイだったが、人々の生活を守るために戦う星霊隊の女性たちの姿を見て、徐々に心を動かされていく
守るべきは同胞か、自分の部下か、幸紀は迷いながらもスパイとしての生活を送っていく
この作品は「カクヨム」にも投稿されています
↓カクヨム版URL
毎週水曜日、23時更新予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 23:00:00
77137文字
会話率:53%
ある日、平凡な派遣社員である笹川智子は、記憶のない筋肉痛と重い日のような貧血と頭痛を感じていた。そして部屋には買った覚えのないドレスが。さらに彼女は、出社の途中でいれた覚えのない赤いハイヒールを鞄から落としてしてしまう。日常に徐々に入り込ん
でくるこの違和感はなんなのか? リアルな夢の中に出てきたその場所を思い出し、休日、智子はその場所へと向かうのだった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 19:11:33
83922文字
会話率:33%
ベルガ王国第一王子のヘンリーニに婚約破棄を突き付けられたティニー伯爵令嬢は紆余曲折あり、彼の恋人であるナリオーネ公爵家令嬢の女性護衛騎士となって復讐の機会を窺っていた。だが、ある日、暴漢からナリオーネを守るとナリオーネはティニーにときめいて
すっかり大ファンに。
王子は恋人のティニーへの関心をそらすために彼の護衛騎士レーガを紹介する。レーガはティニーを好いていたのですんなり婚約となった。(※ここまで前回あらすじ)
だが、彼は間もなく自領にドラゴンが出たことで派遣され旅立ってしまう。ティニーはレーガとの甘い時間を過ごせなくなり、不満をブチまけるがごとく同僚ギンス相手に調練を繰り返していた。
やがて婚約者レーガが帰城してくると、ティニーとギンスがやたらと仲良いことが気になる。そんなレーガの横には領地から連れて来たナゾの可憐な令嬢が寄り添っていて……。
前回に引き続き、男気と乙女な心を持つティニーが幸せを掴むまでのライトなラブコメディーとなっています。(今回は恋心に揺れるティニー多めです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 13:20:00
4606文字
会話率:62%
元帝国陸軍中尉第2軍団魔導機動師小隊長、現7番島神官特殊補佐官という長ったらしく立派な肩書を持つ魔術師のエリーは南国リゾート地の辺境にて薬屋を営んでいた。
営業日も営業時間も適当で接客態度は自分優先と緩く、怠惰に生きる事を誇りとしている。
しかしながら海祟と呼ばれる怪事件、調律師と呼ばれる物騒な組織、島を管轄する神官達が面倒事へ巻き込む、巻き込む。
エリーの平穏なスローライフは脅かされて徐々に崩れ始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 08:10:00
24081文字
会話率:41%
紫藤夕弦は順風満帆な人生を送る49歳の役職持ち会社員。しかし、信頼する部下と最愛の妻の裏切りで全てを失った。自暴自棄になりヤケ酒を呑んだ帰り道、川へと落ちるのだった。
沈んで流された先は海でも幽世でもなくR-0009と呼ばれる異世界の惑星
の衛星。人類の夢である不老不死の体となり姿も骨格も微妙に変化してしまい非現実的な状況に悲鳴を上げる。
荒れ果てた母性を眺めながら地球より優れた科学技術の残る衛星基地で受け入れ難い現実を逃避するが、世界征服を企む超人もとい先人転移者にNo.2のポジションを与えられて裏から世界を牛耳る組織の一員となるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 08:10:00
134145文字
会話率:32%
ごく普通の女子中学生の宮野葉湖。平凡な日常を送っていたある日、横断歩道を渡っていたら水たまりに落ちた。
辿り着いた不思議な空間にいたのは神でも魔法使いでもなく社長と統括。
繰り広げられたのはチュートリアルという名の派遣研修であった。
異世界
派遣社員の特命調律師などと大層な肩書がついて隠しキャラを探して裏ボスを倒せ的な無茶振りされた上、拒否権行使も空しく通称ヨウとなり問答無用で派遣されてしまう。
与えられた大役に張り切ってみるが付与されているはずの特殊能力は使えない!??
状況も飲みこめないままイベントは強行されて足手まといどころか蚊帳の外。
活躍はおろか出番すら与えられない前代未聞の不遇すぎる主人公。
エルフもドワーフもオークもドラゴンもいない。スキルボードもレベルアップもアイテムボックスもない。定番の冒険も英雄伝説もハーレムも存在しないゲームや小説などの異世界転移からかけ離れた何の魅力もない中二病泣かせの残念異世界。
俺TUEEEなんて夢のまた夢で現実は俺YOEEE。
果たしてヨウは主人公になれるのか。それ以前に活躍できるのか。そもそも出番があるのか。
お年頃特有の病気を患ったヨウは切実に王道展開を渇望する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-02 22:07:28
136878文字
会話率:37%
ダンジョンが現れて3年、世間にダンジョンが浸透してきた昨今、派遣先で契約を打ち切られ無職になった暁アキラ25歳は、ダンジョンの恩恵を受けることが出来ず日々を過ごしていた。
三度目の正直でダンジョン潜入の資格を得たアキラは人生一発逆転をかけ
てダンジョンに潜る
しかし得たスキルはハズレスキルと呼ばれるもので・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 23:59:17
341513文字
会話率:45%
地球を守るために派遣された使者と
魔法少女との戦いである
最終更新:2024-05-14 10:26:33
2341文字
会話率:77%
いくつもの命が散る戦場。家族から虐められているフィーネは、軍医としてその過酷な環境下で働いていた。
そんなある日、公爵騎士のレオンが戦場で負傷し、キャンプに運び込まれる。それに対応したのは、教会から派遣された聖女。彼女はフィーネの実の妹であ
り、家族からの寵愛も受けていた。しかし聖女の妹はレオンの惨状に悲鳴を上げて逃げ出してしまう。そこで代わりに対応したフィーネは、顔色一つ変えずにレオンを見事に治癒するのだ。
数日後、フィーネはレオンから結婚を申し込まれる。「レオン様は私の治癒魔法が目的で、それに愛はない」とフィーネは思い込むが、実はレオンは彼女のことを溺愛していた。
「戦場には聖女がいる──そんな噂を聞いていたが、確信した。君が本物の聖女だったんだな」
次第にフィーネの規格外の治癒魔法が、世に知れ渡っていくことになり……。※ハッピーエンドの幸せたっぷりのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 19:10:00
161741文字
会話率:39%
今居颯吉二十四歳。大学卒業後に営業社員として働いていた彼は挫折し、現在は派遣社員として働いていた。ある日、彼は深夜の散歩中に突如として出現した奇妙な狭間(ハザマ)に手を伸ばす――それが物語の始まりであるとも知らずに――。自分たちが暮らしてい
た世界と似て非なる世界で、主人公たちはどんな選択をするのか?
※この作品は「アルファポリス」「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 14:08:27
160775文字
会話率:38%
真面目で誠実な二十代後半の男性、大須 啓太は、ゲームのデバッグを仕事とする派遣会社に登録して働いていたが、ある時、過労が祟ったのかそれ以外の原因か、仕事終わりに意識を失い倒れてしまう。
そして目覚めた彼の目に飛び込んできたのは見覚えのない
大自然と空を飛ぶドラゴン……。
突然の出来事に一般人であれば困惑するか興奮するかのどちらかだっただろう……しかし彼はどこまでも真面目で誠実で、生粋のゲームデバッガーである。
「ふむ」と一言、訳の分からない現状をただそのまま受け入れると、その見たことのないファンタジーな世界を検証することにした……。
これは、そんな訪れる先々で周囲の迷惑をあまり考えず、ただ真面目にハチャメチャな検証を行う彼の、平凡な日常を描いた物語……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 08:00:00
1164094文字
会話率:41%
青年リュートは傭兵団「銀狼の群れ」のメンバーの一人だった。
傭兵団は人類を守る組織の一つで、基本荒くれ者の集まりだが、この傭兵団だけは仲間うちの絆意識で「家族」を形成し、時には小馬鹿にしあい、時には全力で助け合うなどの他の傭兵団では見ること
のない特徴を誇っていた。故に、誰もが仲間内で「裏切り」が発生するとは思ってなかった。
ある日の出来事、仲間の一人にお酒をたらふく飲まされたリュートは深く眠ってしまった。
翌日、目を覚ませば拠点には火の手が上がっていて、外に出ればたくさんの仲間が地面に倒れている。
その中で息をしている者は無く、遠くから聞こえる剣戟の音に導かれて近づけば、団長と仲間の一人であるガーディが戦っていた。
ガーディのそばには謎の四人組と、小脇に抱えられた妹がいて、リュートはすぐさま裏切りが起こったのだと理解した。
リュートは妹を取り戻そうと奮闘するがそれは叶わず、瀕死の重傷を負って谷底へ落とされてしまった。
しばらくの後、リュートが目を覚ませば、そこは病室だった。
彼は全てを失ったと理解した時、彼のそばに学院長と名乗る人物が現れた。
その人物は彼の事情を聴くと、彼に提案した。
リュートを学院所属の傭兵として雇う代わりに、君が求める妹の情報を集めて提供することを。
それを受け入れたリュートは、その人物が妹の情報を集めている間、後の未来に起こる魔物の大襲撃を防ぐために各地に派遣した生徒を呼び戻す依頼を受け、その人物達を探しに旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 23:57:06
307187文字
会話率:27%
古竜や悪魔が徘徊していた時代が終わり千年間もの間大陸の派遣を人を握っていた。
大陸に現存する国の一つ、オスティロ帝国の辺境、スラナ村。そこに、とある夫婦がいた。そして、その夫婦の間に一人の娘が生まれた。レナと名付けられた少女は天性の
才能、ネイチャーを持っていた。ネイチャー:マナタンク。そのネイチャーの影響で生まれつく言葉を喋れない少女は、授けられた魔力を使うことが出来ないまま十年が経った。そしてある日、覚醒する。
無詠唱。魔法を詠唱なしで扱うその特別な技術を会得した少女は、周りの人たちの力を受けてどんどん成長する。やがて少女は、旅に出る。もっともっと、強くなるために。
これは、そんな少女の旅の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 20:05:57
237085文字
会話率:58%
ある日突然、世界は異世界とゲートで繋がることになった。
そんな折、外務省の若手である白峰晃太は異世界への派遣が命じられることとなった。
異世界の伯爵令嬢、アサ=キィリンも現地の外交官として東京に訪れる。
機械によって文明を築いた世界と、魔法
によって文明を築いた世界。
彼らは言葉も通じなければ、その文化風習もまったくの未知の世界に対し、こちらの情報や交流の意思を伝え、また同時に異世界からの情報も収集する。
それはすべて「異世界との友好的な関係を築くため」に。
【ノベプラ版】
https://novelup.plus/story/201295687
こちらは誤字脱字などの編集を考え、章が一区切り付いたところで投稿する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 17:38:09
711272文字
会話率:50%
私は幽霊である。記憶はもうない。
ちなみにエキストラ専門の電脳派遣会社社員をつとめている。
要するに、脇役(モブ)である。
ゲームやアニメ、ネット小説などの異世界に脇役専門の人材を派遣する『電脳無限会社NPカンパニー』──通称『NPC』
。
ハヤメはその平社員である。
名もなきモブを演じ、それなりに充実した日々を送っていた。
ところがある日突然の電波障害により、見知らぬ異世界へ飛ばされてしまう。
そこは日本人にとってはまだなじみのない、武侠小説の中。
凶暴な狼に襲いかかられ、生命の危機に陥ったハヤメは、生前の記憶を取り戻す。
彼女が非凡な人間であったころの記憶を。
生前のスキルにより、窮地を脱することに成功。
思いがけず迷い込んだ異世界から現代へ戻るためには、小説の物語を終わらせなければならない……のだが。
ハヤメが憑依したのは梅雪(メイシェ)という作中屈指の悪役令嬢。
さらに襲いかかってきた狼の正体が、狼(ラン)族と呼ばれる獣人の長にして、のちの黒幕となる憂炎(ユーエン)で。
……待ってほしい。
梅雪が憂炎に殺される運命だったって、ほんと?
モブ専だった平社員、傾国の悪役令嬢に大抜擢。
からの、デッドエンド粉砕。
どうしようもないので、ラスボス言いくるめて新規エンドを開拓しよう。
と思ったら、ラスボスが束縛癖持ちのトンデモ魔教主だった。
待て待て、『そういうルート』は望んでない!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 08:58:03
540891文字
会話率:41%
第1部完。
直径4000キロメートルもある巨大な円形の山脈内に、超常現象によって日本が国土ごと転移した。
海から完全に切り離されたことで海洋国家でなくなり、アメリカも他の国々もいない完全孤立となった日本。
転移した星は地球よりはるか
に巨大で人工衛星が回り、テレビ放送を発信し、国家や軍、国連と同等組織が存在する現代文明が栄えていた。
日本が転移した円形山脈もイルリハランと言う国の領土であり、日本は不本意ながら侵略をしてしまったのだった。
そしてこの星に生きる人種は不可思議にも生身で空を飛び、乗り物も全て空を飛ぶよう研究開発をしていた。
円形山脈の領土国であるイルリハランは空飛ぶ軍を派遣し、日本も調査として地上を走って異星の地を掛ける。
お互いに宇宙から来ると信じていた異星人と初めて相対した時、銃を向けて挨拶をするか、会話による挨拶をするのか。
文明格差が同じだった場合、果たして日本は、イルリハランは、転移先の星の社会はどんな反応を示すのか。
ただ一つ分かるのが、異星国家として現れた日本が戦おうとまず負けてしまう。
戦わずして勝ちを得るしか生存の道はない。
国家存続を賭けた、全てが手探りな外交が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 07:08:36
1669852文字
会話率:39%