「もう二度と後悔はしない」
青年の転移人生はこの言葉から始まる。彼はいままでの怠惰を憂いていた。怠惰は彼の無力を招いた。なんの取柄もないと見限っていた自分の人生を肯定してくれた大切な女性をその無力のせいで殺されたからだ。彼は新たな世界で2
度と過ちを繰り返さないと決意した。
その世界は混沌の最中にあった。無力感の原因が人にとって怠惰に帰せられるなら、世界にとってのそれは停滞だろう。そして停滞は衰退とも解される。その世界はまさに衰退していた。数多の陰謀が渦巻き、人々に根差した魔法は過去の模倣に成り下がる。人の生息域は魔物の跋扈する魔界の侵食によってじりじりと後退していくばかりだった。
だが、そんな世界にも衰退を憂い、健気に生きる萌芽に満ちていた。ある者は自由を愛し、ある者は困窮する市民を憂い、ある者は魔法や学問に魅了されていた。彼らは決意した青年と出会い、世界を変革する嚆矢となる。
停滞した世界は再び動き出す。その先に待ち受けるのは紛れもなく『終焉』だ。この物語は『終焉』に向かって歩み始めた世界と『終焉』をもたらす英雄の軌跡を紡ぐ試みである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 06:00:00
16351文字
会話率:46%
友達がいないため放課後早々に帰路に着いた主人公、灰原《かいはら》暮人《くれと》はイケメンリア充なクラスメイトと高い塀の角で衝突して、塀に描かれた魔方陣により異世界に召喚される
だが召喚したかったのはクラスメイトの方であり、しかも元の世界に戻
る方法はないと言う
腐った性根、荒んだ心、廃れた精神、濁った瞳を持つぼっちな主人公が、元の世界から持ち越したぼっちスキル『観察』、『模倣』、『同化』を駆使して異世界を満喫する物語――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 23:46:22
500661文字
会話率:42%
この世界には【変異体】と呼ばれる人に擬態する化け物が存在している。彼らは一度見た人間の外見を完璧に模倣し、人を欺いては残虐に殺していた。
そんな変異体に対し、【議会の四賢人】は、変異体を狩る【厄介屋】と呼ばれる多目的の戦闘に優れ、汚れ仕事を
平然とこなす人物達を集め、変異体の狩りを命じた。
変異体と厄介屋の戦いは長く続き、熾烈を極めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 08:00:00
192748文字
会話率:56%
気がついたら、異世界に転生していた。
知識チートが出来そうなほど頭がいいわけでもないし、無双できるほど運動神経がいいわけでもない。
どうしたものかと考えながら生きているうちに15年が過ぎて、スキルってものを授かった。
みんな《剣術》とか《
火魔術》とかを授かっている中、俺が授かったのは《ものまね》だった。
唯一いた幼馴染も神官に連れて行かれて、何もなくなった俺は幼馴染を救うため強くなることを決めた。
街に行って路銀を稼ぎ、スキルを鍛えて強くなる。
みんなが馬鹿にしたそのスキルで、その鼻を明かしてやる。
そして3年の月日が経ち、木の下で瞑想していたある日。
突如スキルが覚醒して、《ものまね》から《模倣》になった。
相手の能力をコピーできて、武器も作れて、おまけにアシストつき!?
「いや、ちょっと強すぎない!?」
これは、ゆる〜い雰囲気で世界の秘密に片足突っ込む男の物語
※この作品は、カクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-11 08:00:00
73812文字
会話率:40%
現代では体内に様々なナノマシン。ウイルスや細菌を模倣して作られた、生体拡張薬を投与し、人間としての機能が大きく拡張されていた。スポーツは肉体と知恵のぶつかり合いではなくなり、より高度な科学力を競う物へと成り果てている。
世界は電子空間へ
のフルダイブ技術が発明され、完全にルールが定められ、整備された環境での競技、ヴァーチャルスポーツ全盛の時代だった。
御伽想滋は、ゲームばかりをして自堕落にくらし、たまに賞金のある大会に出場し、日銭を稼いでは停滞した生活を送っていた。ある時、友人の誘いで始めることになったゲームのタイトルは、デザイア・アンリミテッド。それはかつて想滋プレイしていたタイトルの続編で、とある因縁のあるものだった。
友人に合わせ軽い気持ちで始めたゲームだったが、ひょんな事から大会に出場することとなる。想滋は再びヴァーチャルスポーツ、競技の世界に入り込む事となったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 19:29:10
92374文字
会話率:41%
二足歩行、長いしっぽ、ビロードの毛。手先は器用、好奇心旺盛で、きれい好き。あなたの家にもいるかもしれない奇妙な生き物、ヤカクレ(家隠れ)。
ヤカクレとは、古くから民家などに住み着いて暮らしている人ならぬものである。小人か妖精か、ネズミ
なのかモグラなのかは判然としない。彼らは人間を模倣し、依存し、慎ましくのびやかに生きる。
新しい住み家を探していたヤカクレのコロンコは、理想的な家を見つけて大いに喜んだ。しかし、油断したために部屋の主の女の子に見つかってしまい……
全6話。毎日掲載します!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-06 17:00:00
11130文字
会話率:54%
電車にひかれて死んでしまった主人公は、異世界に転移し「模倣」の力を手に入れる。
この力は相手に触れることで、一時的に相手と同じ能力を使うことができるというものである。
強力な能力者と対等に戦うことができる半面、応用力で明らかにオリジナル劣っ
てしまうという欠点がある。
しかし、主人公であるアマネはその能力で数々の功績を挙げていく。
バトルはもちろん、濃密なストーリーにしていきます。
主人公が頭の良さによりオリジナルの能力者を打倒していくのは必見です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 15:06:25
2131文字
会話率:26%
魔法が失われ、前文明の遺産から『機械』を模倣し発達する世界『アル・セリカ』。
様々な超常現象を引き起こす『遺物』が、人の手により悪用される事件——『遺物の歪み』を追う一人の少女がいた。
彼女の名前は『エルトゥールル・ハウル』——通称エル
ル。喋る機械の剣を相棒に、とある遺物を探していた。
それは、己の肉体を幼女化した遺物。
期限は一年。過ぎれば、死に至る。
そして旅の途中、出会うは『世界最後の魔法使い』——『ライザ・テオドール』。
彼は亡き姉の遺言に従い、嫁探しをしているロリコンであり、幼女となったエルルに一目惚れしてしまうのであった。
幼女化した主人公と、ロリコンの魔法使いが織りなす『機械』と『魔法』のファンタジー!
そして至る、世界の真実。
終焉の運命と向き合い、エルルが手にするモノとは——?
幼女なお姉さん
カッコいいロリコン
相反する要素は、決して矛盾しない……‼︎
【★マークに挿絵があります】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 20:30:14
245112文字
会話率:28%
「魔法の才能が無いお前とは婚約破棄だ」と王子に言い渡されたエルフリーデは見事な階段落ちで死んだ。かと思われたが、息を吹き返す。さらに前世で美大生だったことを思い出す。この世界の魔法は「描く」ことで力を発揮すると知ったエルフリーデは再起を図る
ために美大生の知識でチートを試みるが、現代美術は何の役にも立たなかった。それどころか「お前は美術を馬鹿にしている」と学園を追放されてしまう。領地に戻ったエルフリーデはそれでも描くのをやめなかった。描いたものが魔法になるのが楽しくて仕方なかったからだ。日々ファクトリーのごとく生み出される現代美術魔法に領民は迷惑し、両親から家を追い出される。しかし、領民も両親も知らなかった。エルフリーデの生み出した岡本太郎魔法『太陽の塔』が辺境に侵略しようとした帝国軍を退けていたことに。さらに王子と婚約を新たに結んだ女の実家が、実は帝国軍を手引きした裏切り者であったことがバレた。王子はエルフリーデを学園に呼び戻すために、エルフリーデのために美術コンクールを開く。王子はどれがエルフリーデの作品か分からないまま、「君の魔法は素晴らしい。再び婚約しよう」と持ち掛けたが、王子が直前にゴミだと思って捨てさせた小便器こそエルフリーデが提出した作品だったのだ。もちろん婚約は破断。王子は恥をかき、世界の美術の概念が爆発した。そしてエルフリーデは今日もでたらめを描き続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 21:58:33
18496文字
会話率:37%
むかしむかしのこと・・・
世界にはふたつの勢力が並立していた。
ひとつは、
人々を希望に導く《光》こそが世界の在り方とする《光》の軍勢。
そしてもうひとつは、
太古の昔、本質的に人は《闇》から生まれたとする《闇》の軍勢。
世界
は『光』と『闇』の軍勢に分かれて、お互い一歩も譲ることなく争っていた。
指導者を必要とした『世界』は、 選ばれた血族に人智を超えた力ーーーーすなわち生きとし生けるものすべてを司る無限の力を授け、彼らに戦争を終結させた。
ーー《光》が勝った。
それは世界が存続できた事を意味する。
そして《光》を信じて生き残った人々は、
その意志を永遠に途切れさせないように《光》を模倣して、
世界を導く使命を負う者たちを新たに擁立した。
人々は、その人智を超えた存在のことを、
こう呼んで崇拝した。
ーーーーー『王』と。
『王』はこの世の【真理】・・・
すなわちこの世のあらゆる森羅万象を司る。
その能力は千差万別。
例えば、『大陸』と『海洋』
あるいは『理想』と『真実』
そして、『生』と『死』。
それらすべてを、『王』は操ることができた。
そして、その血族は今もこの世界のどこかに生きている。
それが「血族者」である。
『王』の血族はたったひとつの一族によって構成されるものではない。
選ばれた者…特定の資格を得た者が、『王』としての力を与えられた。
その血は、長い年月の中で、数多の分岐を繰り返し、派生する一族が次々に現れた。
やがてその『王』が集まって人間、魔物を問わず万物が平等な理想郷《文明》を形成した。
しかし文明に《闇》が生まれたことで、ある一人の男が文明を裏切り、滅んだ。
この作品は
https://nakagirigirichiyu5.wixsite.com/thefaith
にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-03 00:15:06
126323文字
会話率:62%
父、葵の経営する不動産会社で、葵の右腕でもある楜沢健は、長身、容姿端麗、頭脳明晰の非の打ちどころのない男。
彼の日常は時として非日常となり……。
※こちらは全てフィクションです。実際の事件、人物や団体等を特定してはおりません。犯罪を助
長するものでもありません。特に犯罪行為に関しては、模倣できないようにわざと不可能な設定にしてます。事実に反する記述もありますが、創作上の演出とご理解ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 00:00:00
966文字
会話率:42%
サイト上で集まり計画していることは何か?
どこかで誰かが計画しているかもしれないこと
最終更新:2022-07-24 20:51:29
1479文字
会話率:24%
俺は16歳 普通科高校に通う、成績も見た目も何の取り柄もない普通の人間だ。
でも、人間関係は、そこまで悪くない。
そんな俺は、いや俺たちの教室は丸ごと異世界に来てしまった。
最近よくある異世界転移というやつらしい。実際、自分の身にかかると
は思っていなかったので正直不安はあった。
最初魔王がいて倒すような世界だと思っていたが、そう単純な世界ではなかった。
この世界では、いま戦乱の真っ只中らしくそこで使用された戦略級魔法の影響により時空が歪み俺たちと戦場にいた人達が入れ替わってしまった。
最初俺たちの教室に戦争をしていた二つの国から調査団がやってきた。
一つ目の国は、紅いトラ模様の旗が印象的なルーン王国がやってきた。この国は偉そうで、俺たちに来なければ攻撃を加えると言ってきた。ひどい国だ。俺たちは右も左もわからないかわいそうな漂流民みたいなもんだぞ。
二つ目の国は、青い鳥の模様の旗が印象的な新ドルイド共和国がやってきた。この国は、民主的で俺たちの事を保護してくれる事を申し出てくれた。俺たちは新ドルイド共和国にお世話になることになった。
しかし、そんなに世の中甘くない、、
俺たちはこの国で色々とめんどうな事を頼まれていくのだった。
主人公:山本 流星
職業:模倣士
スキル〈近くにいる者のステータスとスキルをコピーできる。レベルの増加と供にコピーできる人数と重ね掛けコピーが可能〉
スキルがないと非常に弱くスライムにすら苦戦する。
コミカルでシリアスな、どたばたストーリー。
涙なしでは語れない?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-19 07:26:11
79975文字
会話率:22%
2022年7月8日。
発生した痛ましい事件に関して、筆者は動揺を隠せなかった。
なぜならその1年近く前に相応の場所で自身が師事する方を通して「与党としてこんな政治を続けていたら、近い将来、都道府県首長クラスや大物政治家の誰かが殺害されても
おかしくない」なんて話をしてもらったからだ。
相応の年齢を生きる若者からの代弁を行ってもらった。
しかしそれはコロナと少子化対策等の次の世代を蔑ろにする政策方針を非難する形でのものであり、本事件件は明らかにそれらとは関係性が薄いと感じている。
だとしても、政治がそれを解決できずに悲劇が起きたという事は受け止めた方がいい。
そしてそれに巻き込まれる一般人も出てくる可能性がある以上、筆者は対応方法の1つを周知しておきたいと思ったのでここに書き綴る事にする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 12:00:00
8861文字
会話率:0%
ステルスマーケティングって最近は妙に聞かなくなったよね。
大体youtubeなどの動画配信サイトのおかげ。
最強の宣伝というのは偏った視点をもたない実機レビューだったっていうお話。
それがステルスマーケティングを見事に崩し、ここ1~2年
はいい傾向になりつつある。
ホンダも糞みたいな品質のバイク売ってないで早くどうにかしろ。
優等生なんてもう言わせないからな。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2017-12-01 23:14:08
4296文字
会話率:0%
記憶を無くした少年天道翔はある日不思議な少女を追いかけていると異世界に転移してしまう。
友人である佐山俊、宮代優依と共に異世界に呼ばれた翔は自分の記憶の手がかりがここにあるかもしれないことを知り…!
2021年11月14日現在ではほとん
ど進んでいないためしばらく時間を置いてから再度読みにきていただけると読みやすくなっていると思います。
私情ですみませんm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-30 21:46:27
6666文字
会話率:17%
古代史を彩る、絶世の美少女をめぐる悲恋叙事詩、衣通姫(そとおりひめ)伝説。彼女に関する古事記と日本書記の記述は、なぜ食い違っているのか。その謎に迫ったある仮説を、小説にしてみました。
――平安時代、ある大王(おおきみ)の治世に、その美貌
が衣服を通してでも輝くように見えることから「衣通姫」と呼ばれる女性がいた。彼女は、禁忌を犯して、ある男性と恋に落ちる。だが、その恋はやがて、国家を揺るがす大事件へと発展していく。それは、避けられぬ運命だったのか、それとも、仕組まれた悲劇だったのか。そして、真実は封印され、伝説が残る――。
【H25.02.25 加筆修正】
※この作品は、近親相姦をテーマとして取り扱っています。閲覧には、ご注意ください。
※この作品は、古事記及び日本書紀の允恭天皇、藤原琴節郎女、木梨軽王子、軽大郎女王女に関する記述をベースに、源氏物語と伊勢物語から着想を得た架空の物語であり、史実を記載したものではありません。また、前記の作品群の一部を模倣あるいは流用している部分があります。
※この作品は、他のサイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 17:52:44
72011文字
会話率:30%
模倣から始まる異世界生活
最終更新:2022-05-13 00:10:35
234文字
会話率:0%
昭和四年の春のことである。男女の心中事件が世間を賑やかしていた。若い男女が桜の木の下で心中を図ったのである。それに触発され模倣する者が現れた。その様な中、ある色街で男女の遺体が発見された。男の遺体は客間で。しかし女の遺体は離れた桜の木の下で
発見された。
離れ離れで発見された遺体の謎に若き刑事が挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 02:31:59
9593文字
会話率:51%
前回のあらすじで「嘘」と「演技」がうんたらかんたら~とか書いたんですけど「模倣」はどうなるんだろう?とふと思い浮かびました。なんか某漫画で「模倣は自己が成長するための過程に過ぎないからそれを目的とするな」みたいなことを言ってたんですけど、こ
れを初めて見たとき僕は3回生か4回生あたりで「意味は分かるんだけど成長のためには模倣以外思いつかないし、それが手っ取り早くね?まあ確かにコピーマシンになったら面白くないわな。でもこれってただ単に中身とか性格が同じような人材が出てくることを避けようとする大義名分じゃないの?」と考えてました。
僕は個人的に「模倣してることを見せつけようとするやつ」とか「『どうやったら~さんみたいになれるんですか?』、『~さん、どうすればいいんですか?』と聞きたがる自分の考えを持とうともしないやつ」があまり好きではないです(前者も後者も性質悪い奴多い気がする。学歴フェチ、社会的立場フェチ、そのくせ自分よりも立場下とか学歴下とか考えだしたら言葉遣いおかしい奴マジで多い。まあどうせ死んでも治るかどうかわからんけど。)。だってこれらって模倣が成長にもつながらないしそもそも何の意味があるの?時間の無駄だしお口の水分と顎運動の無駄じゃね?と僕は思ってしまうからです。つまるところこういう人たちって周りから散々「模倣しろ模倣しろ」と言われ続けたんでしょうか?…いたるところにヒントが最近だったら転がってると思うのですが「なぜ模倣するんだろう?」となぜ考えなかったんでしょうか?僕もスポーツやってるから「プロ選手のこの技かっこいいから真似しよ」とか「あの選手のあのテクは俺の戦型にもマッチするから今度試すか」とか思ったりするんですけど…。大人になってビジネスとお金が絡んだら…ね…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 08:52:16
3358文字
会話率:0%
二〇〇一年に力の起源・種類・強弱がバラバラな「異能力者」が無数に存在している事が明らかになってから、約四十年が過ぎた平行世界の地球。
その世界の日本では約20年前に規格外の異能力者が起こしたとの噂も有る富士山の噴火により中央政府と首都圏が崩
壊し、いつしか「急激な時代の変化に適合した新しい日本社会」である「狭義の日本」と「かつての日本を理想とする者達が住む地域」である「伝統文化地域」の「2つの日本」が斑状に共存するようになっていた。
だが、伝統文化地域の1つ「筑豊TCA」の若き政治家、藤田正一は、ある日突然、「正義の味方」を名乗るテロリストに拉致され……一夜にして全てを失なう。
地位、財産、「国」……そして……自分が自分である確信さえも……。
どうやら、「狭義の日本」を支配する自称「正義の味方」「御当地ヒーロー」と、それと敵対する「神の怒り(フューリー)」の2つのテロ組織の抗争に日本各地の「伝統文化地域」が巻き込まれたらしいのだが……?
同じ作者の別作品の「その後」を「悪」の側から見た話になります。
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。(pixivとGALLERIAは掲載が後になります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 11:32:18
17926文字
会話率:29%