柳田國男の「遠野物語」等で語られた。
東北地方一部地域での《デンデラ野》への姥捨(うばすて)の風習に着想を得て、《デンデラ野》と言う言葉の響きだけで作者が書き上げた、短編怪談小説。
最終更新:2018-03-06 07:08:17
5139文字
会話率:19%
十年ほど前、東北地方と政府の先生が始まった。東北地方改め、トーホク地方には戦争の鍵を握る兵器を開発している天才科学者がいた。
その名は伊達真斗(だてまさと)。果たして、勝つのは日本かトーホク地方か?
最終更新:2018-01-21 14:08:12
3589文字
会話率:42%
【灰やさらし粉の上に小さな足跡を残し】
【夜中に糸車を回す音を立て】
【布団にまたがり、枕を返す】
この三文からでは子供の悪戯としか導き出せないが、東北地方に福の神や精霊的な存在として伝承された存在、もしくは【小袖を着たおかっぱ頭の子童が
】と三文の主語に加えれば、脳裏に浮かぶ存在がいると思う。
【見覚えのない幼女が縁側に座っていた】
【見覚えのない少年が仏壇に手を合わしていた】
【見覚えのない少女が火事になりそうな台所を知らせてくれた】
不法侵入者なのだが、小袖を着た子童と同じく語れば尽くせない目撃証言があり、その後には——
【一汁一菜の食卓に一品が追加された】
【家主が出世した】
【家が安泰した】
——という感謝の言葉が繋がる。
いつしか小袖を着た子童や見覚えのない子供は、家の盛衰を司る【座敷童】として信仰された。
しかし、どんな物語にも裏話があるように、座敷童にも裏話がある。
座敷童が目撃証言や伝承として語られる前の平安時代、現代では八地方区分された北海道•東北•関東•中部•近畿•中国•四国•九州沖縄では様々な座敷童が人々と交流し、悪戯好きな守護霊として身近な存在だった。
その身近な存在だった座敷童が現代では……
座敷童の文化と風習は衰退を極め、目撃証言や伝承しか残っていない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-10 07:37:31
709843文字
会話率:54%
東北地方の大学の寮でアメリカ人流学生マイク・ニューコープが首吊り自殺をした。マイクの机上にはベラスケス作「ラス・メニーナス」の複製プリントが残されており、紙面にはマイクの字で「pond」と書き込まれていた。日本語日本文学科准教授で学生部長の
主人公ボクは、マイクの死因を調査するチームの中心メンバーに学長から指名され、学生や教職員の事情聴取を進める。その過程で「ラス・メニーナス」のさまざまな解釈が浮かび上がり、絵そのものと「pond」の書き込みがマイクのダイイング・メッセージであったことが確実になっていく。果たして、彼の死は「ポンド=池」と関わりがあったのか。それとも――。そして「ラス・メニーナス」が差し示すものとは。ボクが事情聴取を行っている折、ボクの先回りをして聞き込みしている人物がいることが明るみになる。それは誰なのか。やがて、その人物とボクは|対決《・・》することになり、その場はマイクの死の驚愕の真実へと行き着く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-29 15:04:50
29273文字
会話率:65%
九戸政実の乱。それはかの有名な小田原征伐と同等以上の兵を持ってして完勝ではなく、策略による投降によって幕を降ろした戦国最後の戦。負け戦と分かっていても戦に挑む奥州の武士の意地と誇りの煌びやかさ。未だ日ノ本が纏まり切ってないときに、彼が一石を
投じていたら、世は戦乱に舞い戻る。英雄殺しによる暗躍は全てを無に還す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-24 00:00:00
3453文字
会話率:23%
異世界ファンタジーではなく、現世の憑霊現象を語る民俗学系ラブコメ。未完扱いですが、一応それなりにオチはついております。
※旧サイトからの転載。2018.8現在、更新の可能性を探っています。
最終更新:2017-07-23 15:43:58
775169文字
会話率:49%
寺社めぐりのエッセイです。京都、奈良を始めとする関西地方、東京を中心とする関東地方、東海地方、そして東北地方の古寺をめぐります。そこで仏教の歴史と思想についての個人的な妄想が炸裂します。仏教以外にも、城、古墳、食文化、美術、自然、産業、民俗
学、インド史、中国史などに話題が移ることもあります。学術的なものではなく、フィクションとして楽しんで頂きたいと思って書きます。軽い旅行記としてお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-06 17:11:30
150158文字
会話率:2%
今よりおよそ数千年前、日本列島の東北部一帯には「縄文人」のムラが偏在していた。そのひとつ「オグニ」に住む大弓の名人「ニツ」という若者があった。ある日彼は北方の「キツネびと」のムラへ新しい巫女を迎えに行く。彼は「キツネびと」に大切な大弓と勾玉
を差し出し、引き離されようとした姉妹をムラに連れ帰る。
やがて姉の「カヤ」は東北地方に知れ渡るほどの巫女「オオヒメカヤ」と呼ばれるようになる。それに腹を立てた「キツネびと」のオサは「オグニ」を襲撃し、「カヤ」を奪い取る。「ニツ」たちは、人質交換により「カヤ」を取り戻すことに成功した。しかし「オグニ」に戻った「カヤ」はその両腕をすでに無くしていた。
縄文・弥生時代の古代ロマン折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-01 01:00:00
21375文字
会話率:51%
150年後の日本、そこは東北地方以北を過激派組織に占領され、福島県と関東を壁で隔てた国家となっていた。軍事訓練を受けた少女たちの輝かしくも悲惨な戦いが始まる。
最終更新:2017-05-30 00:29:20
1297文字
会話率:0%
東北地方のとある田舎町。そこで天然石を扱う仕事、「石屋」を営む青年。
辛い過去を背負う石屋と店を訪れる個性豊かな客達のほのぼのだけどちょっぴりシリアスな物語。
※この作品は「エブリスタ」様、「カクヨム」様、「星空文庫」様の方にも投稿さ
せていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-07 14:44:05
9419文字
会話率:41%
機械化兵士「鉄鋼兵」が導入された大戦、『鉄鋼戦役』から40年が経った東方の島国ジパング。
東北地方のとある高校に、27歳の女性教師――須々木美織が赴任してきた。二年生の副担任を任された美織は、生徒の中に、初恋の先輩と瓜二つの白髪の少年を見つ
ける。
初恋の人にあまりにも似ている。だけど、年齢的にそれはありえない。複雑な心境ながらも、美織は教師としての職務を務めていくこととなる。
時を同じくして、町では猟奇的な殺人が発生。平和な日常が崩れ始めた……。
物語の鍵を握るのは、都市伝説上の存在――ジパング製鉄鋼兵「鋼人(はがねびと)」
〇4万~5万文字程度の中編となる予定です。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-06 19:28:11
43209文字
会話率:49%
民俗学を専攻する大学生の主人公は、アルバイト優先の生活のせいで講義を休みがちになり、ゼミの単位を落としそうになる。担当教諭に頼み込み、フィールドワークによる研究資料の提出を条件に単位をもらえることになった主人公は、自分が住む訳あり物件のボ
ロアパートで見つけた一枚の手紙に書かれていた、東北地方の名家『鑪(たたら)家』について興味を抱き、調べることにする。
『鑪家』とその分家の集まる席にもぐりこんだ主人公は、そこで殺人事件に遭遇する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-18 16:19:29
7715文字
会話率:37%
岩手県遠野市。
亡き父の跡を継ぎ、天狗の狩衣をまとって超人的な身体能力を得た中学生の稗貫誠一。
家系に伝わる使命に基づき、彼は里の人間と山の妖怪との調整役を任された。
最初は仕方なくやっていたものの、いくつもの山の問題を解決していくうちに誠
一は徐々にその責務を自覚し、積極的に役目を果たすようになる。
そんな彼を支えるのは幼馴染の巫女、読書好きの河童の少年、誠一に想いを募らせる妖怪狐と人妖問わず。
今なお人と妖怪、そして八百万の神々が生き続ける里山を舞台に綴られる、日常と幻想が隣り合わせの現代のおとぎ話。
『遠野物語』および『遠野物語拾遺』をモチーフに実際に伝わる多くの伝説、怪異が登場します。
この物語の本当の主人公は、遠野という日本の原風景そのものかもしれません。
※この小説には一部写真が挿入されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-23 19:30:55
97229文字
会話率:38%
二十一世紀初頭、東北地方のとある村で村人の集団失踪事件が起きた。しかし、原因は不明のまま時は過ぎ、次第に忘れ去られていった。
集団失踪事件から数十年後、大学院生の松谷と物理学者の中河原は事件の調査のために村にやってきた。
二人は中河原
の研究で可能になった擬似的なタイムトラベルを利用して事件の真相を究明しに来たのだった。
そして、村で見たものとは……
ニコニコ生放送のとあるコミュニティの企画のお題小説として書いたものです。
出されたお題は以下の通りです。
世界観・舞台:現代・ド田舎
関係:ヒロインが主人公に依存しているという関係。
決め台詞:僕だって生きているんですよ!!(一言一句変えずに一度は出す)
ジャンル:SF折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-31 16:32:12
80264文字
会話率:52%
『亜種』・・・生物分類学上、種の下の段階。ただし、一般に確実な基準はなく、原型から新たな種へと進化していく途中の姿とされている
2056年、日本の首都『ヨトキ』を含む関東地方広域に震度7の大地震が発生した。
ヨトキのシンボルであるスカイツ
リーは無惨にも根元しか残っていなかったが、今回の被災した地域の4割の民家は倒壊せず、何事もなかったかのように建っている。
政府は44年前の東北地方の大地震受け、ヨトキ地区の建設物を少しずつ大規模震災に耐えることの出来るように工事を行っていたのだ。
震災による被害も最小限におさえることができ、すぐに復興できると、誰もがそう考えていた。
しかし、そんな考えは甘かった。
震災から数日、異例な事態によるもので震災以上に被害が出るなんて・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-29 11:02:13
4933文字
会話率:46%
東北地方のとある場所
そこで繰り広げられる様々な【出来事】を体験し
真実にたどり着くことが目的です
最終更新:2016-01-03 01:39:04
372文字
会話率:0%
東北地方の小さな村で行われた芋煮会の話
三題噺:花、嵐、芋煮会
最終更新:2015-09-21 20:03:02
4234文字
会話率:20%
pixiv晒し済。一部改変有り。
学生の時分、過去の研究記録の電算化にあたり、触れた「M氏」の論文。
そこに書かれた内容の、仄めかしと迂遠な表現に心奪われた「私」は、後年、自らの研究対象として、結果的に「M氏」の研究を引き継ぐことにな
る。
東北地方の寒村に、未だ残る習俗・文化。それらを調査する「私」は次第に違和感を覚える様になる。
村に隠された秘密。死亡したとされる「M氏」の真実。現実を浸食し続ける「違和感」。そして、ああ、口に出すのも憚られる、それは。
それは、開けてはならなかったパンドラの箱。
あるいは「私」は、── 二度と「私」の様な者を産み出さないために ──これらの資料を封印するべきなのかもしれない。
そう、もう誰も目にせぬように。目に出来ぬように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-13 23:44:14
13501文字
会話率:13%
薬学を大学で専攻している栗花落 美鶴。
突然黒い穴の中に落ちたと思ったら落ちた先は森林でした。
ついでに『リュックが落ちてきたぜやったね!』と開けたら、以前自分が使っていた大量の教科書と参考書のみ。
わけもわからないまま探索していると、どう
やらここは東北地方で、時代は戦国時代だと判明。
どうしようもなくなった美鶴はとりあえず、拾ってもらった薬師のおじいさんに弟子入りし、生計を立てていくことを決めたものの……。
気まぐれな薬師とそれを取り巻く人々の御伽噺。
※注意
初心者が趣味で書いているものですので、誤字・脱字や、その他おかしなところがあるかもしれません。
また、この物語は戦国~江戸時代の日本をもとにしていますが、日本史に忠実なものではありません。フィクションも多々あります。
医療面の知識もWikipediaを見たくらいの知識しかございません。
参考にされませんようお気を付けください。
専門用語だと思われるものはなるべく使わないようにしておりますが、わからない単語等あればメッセージやレビューで伝えていただければ幸いです。
上記をご理解いただいた上でご覧ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-12 01:20:58
12021文字
会話率:34%
東北地方にある神代神社。いまにも無くなってしまいそうな貧乏神社。ここの神主の仲尾淳は、ある日不思議な出来事出会う。御本殿に現れた不思議な老人、なんとこの老人は、神代神社に祀られている神様だった。神様の名はキネヤ。長年我慢してきた貧乏生活に限
界のようで、神主の仲尾の前に現れた。キネヤは仲尾にとんでもないことを言う。「この世はお金だ、神社を立て直してこの貧乏生活を脱却するのじゃ」ここから仲尾とキネヤの貧乏生活脱却計画が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-06 20:38:25
824文字
会話率:46%