四歳から教会で育った少女ルナは現在十二歳、そろそろ将来を考える年頃になった。
夏の終わりに、同じ施設に育ったロージーと一緒に教会への寄付を集めに出掛けたパーティーで、レオンと名乗る見目の良い男性と知り合う。
その出会いから、運命が大
きく動き出すとも知らずに。
ルナが隠しているのは、本来の目の色と髪の色。
目立つのを避けるために、あえて不美人に見えるよう化粧している。
ルナの初恋は、たぶん二百年前に生きていた騎士様。
たまに助手としてお仕えする伯爵令息セドリックは、呪術師の子孫で爽やか若君。
レオンの友人のハリーは、誰にでも好かれる素敵な男性で、レオンと共に長い間、ルナが幼少時に巻き込まれた事件を調べている。
育ててくれたシスターリリーは、実は恐ろしく有能な女性で、こちらもワケありかもしれない。誰も聞けないけれど。
そして、本人も知らないルナの秘密を、シスターリリーだけが知っている。
ルナには「お姉さん人格のグレース」が、いることを。
しかも、ハリーもグレースに気がついて……
まさかの恋!?
言えないことの多いルナは、ロージーに言わせれば「金の匂いのするいい男が寄ってくる」らしい。
なぜ!?
自分の両親はどこにいるのか、初恋は実るのか(相手は実体がないけれど)、レオンとハリーの追う事件は解決するのか、まだ手探りの日々ですが。
焦らずに目立たずに生きていくルナの将来は、きっと明るいはず。
初恋の騎士様から、実在の恋人へ。
ルナは、誰の手を取るのか。
それは まだ ルナも知らない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 22:22:13
991052文字
会話率:35%
アンナマリア学院の高等部2年、神戸 星水晶(かんべ せいら)は飛行機事故に巻き込まれて亡くなる寸前、異世界へ飛ばされた。
そこで行方不明のお姉さまの足跡を見つける。どうやらお姉さまもこの世界に飛ばされているらしい。
生前、お姉さまに託された
ブローチにはどうやらご先祖様が憑いていて、なぜか一緒に異世界へ飛ばされてきたらしい。
有能なご先祖様たちに助けられて異世界を生き抜き、星水晶は最愛のお姉さまと再会することを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 16:30:55
176608文字
会話率:34%
「今日をもって、君を解雇する」
(……は?)
王宮勤めの有期雇用者、クリスティン・アンガーミュラーは、ある日突然上司から解雇を言い渡された。
どう考えても理不尽な理由。引継ぎの猶予すら無い当日解雇。
お前の仕事は私が引き継ごう、と上司に自信
満々に言い放たれたクリスティンは──
(それじゃあ、何とかしてもらいましょうか)
すっぱりきっぱり、王宮を見限ることにした。
生意気な有期雇用の部下を切り捨てて喜ぶ上司。
有能な人間が居なくなると知って頭を抱える、さらに上の上司。
阿鼻叫喚の渦に叩き込まれる同僚たち。
様々な人間の思惑をよそに、クリスティン・アンガーミュラーは晴れ晴れと伸びをする。
「さあ、故郷に帰りましょうか」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 19:34:24
356298文字
会話率:34%
今の時代、VRゲームにNPCはよくいるが、ゲームの頂点に立つ「アファルト・アトランティス」は違った。
VRゲームに興味がなかった神楽 神都(かぐらしんと)は拓也に進められるがままに早速プレーすることに。アシスタント機能が追加されてるが、世
の中で使う人は3%も満たない
だが念のため神都はその機能を使うことに。
アシスタントパーナーはNPCだと思っていたが、なんと今は本物のプレイヤーが務めることに。
アシスタントのアカネは知識は有能だがとてもドジ。張り切りはすごい。
プレーヤーネーム「アトラ」と名乗った神都は無事に一人前のプレーヤーになれるのだろうか?!
そしてアトラとアカネに意外な展開が、、、、。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 14:43:15
4918文字
会話率:53%
紅夜セイが生きる世界は不平等な世界だ。
世界に「怪物」が現れて、人類が「固有能力」を手に入れて、普通ではなくなった世界で、主人公が争いが絶えない世界を変えるために、成り上がる話。
舞台は国成学校。生徒の能力を育て、国の力を成長させる目的の
学校で、生徒達の戦いがはじまる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 14:30:32
19392文字
会話率:26%
有能で前途がある人間が無能で社会に迷惑をかけるしかできないゴミに殺されるのは何とも許しがたい。1994年東京都世田谷区で起きたこの青山学院大生殺人事件はまさにそんな事件であった。
最終更新:2024-04-02 11:22:08
7556文字
会話率:8%
魔族の王である俺は、ゲスな豚勇者との戦いで相打ちになるはずだった。
しかし死の間際で、勇者の体を奪うことに成功。
その姿で人族の国へ帰還すると、国王様から魔王討伐の褒美がもらえることに。
「第一王女と結婚?騎士団の指南役?――お断りします
!!」
提案を飲めば、王国の豚として飼い殺し。
王女も内心では『ゲス豚勇者』だと俺を嫌悪している。
しかも騎士団を指揮して魔族を根絶やしにしろって?元魔王の俺が??
だったら俺は、権力も立場も捨ててセルフ追放されてやる!
そうして俺は、王様へのおねだりで辺境の村をゲット。
これで辺境の村で平和なスローライフを送ってやるぜ!
え、虐げられていた第三王女がついてくる?
――仕方ないけど面倒みるよ!
空腹で行き倒れた獣人を世話してくれ?
――なら俺が育てた野菜を食べさせるよ!
もふもふ聖獣がやってきた!?
――それは大歓迎です!
多少のトラブルも我がスローライフの邪魔はさせません。
あれ?育てた野菜を食べていたら、豚勇者の体に変化が……?
こちらはアルファポリスやカクヨムでも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 19:14:54
164825文字
会話率:47%
よくある物語のよくある話。
異世界召喚、不遇、追放!
これはよくあるそんな物語の中、多少物語とは違うけれども、気ままに生きる男の物語。
カクヨムにて先読み投稿あり
最終更新:2024-03-31 21:18:11
96328文字
会話率:24%
「※基本※ 水曜日投稿です」
「※ファンとアルクの2つの視点で物語が動きます※」
とある本を買い漁る為に働いていた彼、アルクはついに説得され、お金を一時的に借り入れないようにした。しかし通常の労働が肌に合わないアルクに本を買う余裕はなか
った。
そこでアルクは苦肉の策として冒険者を始めたのだが……。
魔王城から最も遠いこの街には最弱に位置する魔物しかいない。実際アルクが対峙しているのも同じものだ。だがしかし、アルクはまるで世界最強の魔物と戦っているかの如き烈しい戦いを繰り広げていた。
「にいちゃん、名前は」
「ぁー……アルク・シュテイクです」
「しっかり覚えとく。にいちゃん、ナイスガッツだったぜ」
「は、はぁ…?」
そんな姿を目撃していた男は彼の肩を叩き、そう言って去って行った。
その顔はまるで感動に殴り飛ばされたようで、とても晴々しいもの。男の死んだ眼には光が宿っていた。
男はそして、アルクのファンになった。
【これは、アルクがファンたちに応援されながら世界を平和にする物語】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 12:32:01
31997文字
会話率:21%
私の家には変わったメイドがいる。
彼女の名前はマリエッタ。
風変わりな言葉を使う彼女は
私の運命を切り開く優秀な?メイドさんだ!
望まぬ婚約に絶望する主人公と
メタ発言を撒き散らす愉快なメイドさんとの
コメディストーリーです。
5話くら
いで完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 07:30:00
8533文字
会話率:34%
202X年。日本は、滅亡の危機に瀕していた。
東洋の島国は、神の力である《ギフト》を戦争に転用した連合帝国の攻勢に押され、敗北必至の劣勢。
そんな中、戦闘能力がクソザコすぎて出世ルートから外れた軍人・神原武志は、戦場の最前線である陸奥
海岸基地へ出向させられ―――
なぜか、教師になった。
その地にある陸奥学園の生徒会には、戦争の最後の希望、日本が編み出したチート技術こと《皇式礼装》の使い手たちである、最強の美少女たちが揃っていた。
武志は、生徒会顧問兼コーチ兼担任兼カウンセラー兼参謀として、彼女たちを率い最前線の戦いへと参加する。
そして人々は気づく―――
戦い以外のすべてに関して、この男があまりにも有能過ぎると。
生徒会から発せられるラブコメの波動。
愛を受け止め、日本を救う為に全力で教育しろ!
そして、地獄の戦場で未来を掴み取れ!
最前線で巻き起こる、後方支援型教師の英雄譚!
※カクヨム様で並行投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 16:51:26
19701文字
会話率:53%
同人ゲーム世界に転生!?
しかも悪徳貴族の一人息子としてだと!?
死ぬ直前までやりこんでいたゲーム『悪徳貴族の生存戦略』の主人公、ジャック・ジラールに転生した俺は、息子の才能に恐れた両親から永眠する毒を飲まされた直後の肉体に目覚める。
生き残るためには両親を殺さなければならない。
すぐに行動して両親の排除に見事成功するが――バカな統治を続けていたせいで、領地は荒れ放題だった。
このままでは反乱が起きる可能性がある!
しかもゲーム通りに進めると、専属メイドや家令は裏切る可能が高い!
俺は安心して贅沢三昧な生活をしたいのだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 22:16:25
616013文字
会話率:30%
【殺人事件は起こらない!ほのぼの探偵コメディ!!】
とある星のとある町の片隅に佇む、とある探偵事務所。
迷探偵の青年所長、自称有能探偵助手の女子大学生アルバイト、おしゃべり可能な公認有能探偵助手の雄猫が織りなす、ドタバタ探偵喜劇。
暗い話
や凄惨な事件は一切登場しません。
ただただ笑って読んで下さい。
【春の推理2024(テーマ:メッセージ)】への参加作品です。
全3話の短編集です。
完結済みの別作品『私と猫と迷探偵と』シリーズと、設定などは全く同じですが、ほんの少しだけテイストを変えています。
『私と猫と迷探偵と』を未読の方でも問題なくお読みいただけますので、どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 09:00:00
18887文字
会話率:66%
「魔王様、一万を越える王国騎士団の軍勢が進軍の準備を進めているとの情報が」
「ほう……つまり俺の出番だな」
「ですので、兵糧を断ち士気を下げ、ほどよく周囲に魔王軍を配置し軍力を分散せざるを得ない状況に追い込み、未然に鎮圧しておきました」
「
あ、そう……やるじゃん」
配下が有能過ぎて今日も魔王様は出番がありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 00:00:00
3302文字
会話率:58%
王都の街の片隅にある「テリー冒険案内所クダンスター支店」。そこにはスケト・タチバナというどのギルドにも所属しない雇われ身のダンジョン案内人として仕事をしている。
彼はかつて超一流名門冒険者ギルド、スリースピアーズで活躍して、パーティーメンバ
ーに一度も死なせたことのない有能な神官(ヒーラー)だった。
ある日、謎のバッドステータス「鬱」がかかっててしまった彼は心に潜む病を抱えながら、様々な高難易度のクエストや討伐依頼の重圧と名門ギルドの裏にある闇に奮闘する日々...
そして、現在に至るまでの経緯を啜られた記録である。
チートなし!蘇生なし!
現代社会を匂わせる剣と魔法の世界のハイファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 18:00:00
82568文字
会話率:15%
見た目がキツイ派手な美人が脳筋溢れる領地を
まともにする為に有能な婿を取る。
その婿と少しずつ心を通わせていく話。
最終更新:2024-03-17 07:00:12
49091文字
会話率:55%
三級天使が、神さまの命で下界に使わされる。
幼くして白い宝石と呼ばれた天才ピアニスト鮎川淳は妹を助けるため事故で右腕を傷めてしまい、夢を断念した。偶然コンサートに来ていて淳と妹を助けた少年に影響され、何か人のためになる事をしようと考えた
淳は弁護士になる事を決意する。父の住宅建設会社を手伝いながら早朝深夜勉強していたが、父が突然倒れ会社を継ぐ事になり夢はなかなか叶えられない。若いがかなり有能な弁護士墨月の協力で、競合会社にも勝ち住宅開発は成功し住民からの多大な信頼を得たが、心には何か物足りなさを感じていた。
心優しい淳に恋した静蓮は想いを伝えようと努力するのだが、淳の変な叔父にじゃまされ届かない。留学が決まり空港でやっと手を振る淳を見て、安心して海外に旅立った。
静蓮は手紙を書き続けるが叔父のじゃまで届かない。帰国して再会する二人。手紙を見付け、淳は静蓮がどれだけ自分を愛しているかをやっと知り、心安らぐのだった。
住宅建設の裏で暗躍する影。指示しているのが墨月だとは誰も知らない。
地震で母を亡くし、健気に淳に尽くす静蓮を見て反対していた父も許さざるを得なかった。二人は喪が明けてから結婚し息子を授かった。
ようやく順調になると思われた時、叔父が為替を紛失してしまう。ショック状態になった淳は氾濫した川に飛び込もうとするのだが…。
天使に生命を助けられた淳だが、為替がないなら意味がない、この世界から自分を消してくれと頼み受け入れられる。ただし二度と戻りませんよと言われる。
自分のいない世界を見る淳。妹は事故で廃人になっている。淳と妹を助けた少年も事故でいない。淳が助けた大勢の人も彼がいないので不幸な人生を歩んでいる。
淳は気付いた。自分がいるだけで、ただ自分が存在するだけで、誰かが何かが良くなるのだったら自分は諦めず生きていくと誓う淳だった。
神さまの計らいで、自分がいる世界に帰って来た淳は嬉しさで一杯だった。静蓮にキスをする。息子は無邪気におもちゃで遊んでいる。生きている事の大切さを知った淳は幸福だった。
近所の人達は淳がいないと心配して探してくれていた。一人で生きているのではないと実感する淳に、近所の人達の援助が渡される。為替の代金が揃い、みんなでクリスマスを祝うのだった。
二級に昇進した天使は彼の将来を見に翼を広げた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 22:25:31
165388文字
会話率:33%
腕はいいが、万年金欠の祓い屋────小鳥遊 壱成。
明るくていいやつだが、時折極道の片鱗を見せる若頭────氷室 悟史。
明らかにミスマッチな二人が、ひょんなことから師弟関係に発展!?
悪霊、神様、妖など様々な者達が織り成す怪奇現象を見
事解決していく!
*ゆるゆる設定です。温かい目で見守っていただけると、助かります*
*ジャンルこそホラーですが、ぶっちゃけそこまで怖くありません*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 22:22:00
106511文字
会話率:40%
「君に婚約を申し込みたい」
他に想い人がいる、と言われている冷徹宰相に、職務のついでのようにそう告げられたアレリラは。
「お受けいたします」
と、業務を遂行するのと同じ調子でそれを受けた。
18で婚約を破棄されて行き遅れ事務官として
働いていた自分の結婚が、弟が子爵を継いだ際の後ろ楯になれるのなら悪くない。
宰相も相手とされる想い人と添い遂げるのが、政略的に難しいのだ。
お互いに利があるのだから、契約結婚も悪くない。
そう思っていたのだけれど。
有能な二人の、事務的な婚約話。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 12:00:00
325081文字
会話率:41%
「私のことが好きなノア様の下へ嫁いで、せいぜい慰めてあげなさいな」
テティスは、膨大な魔力を持ち、結界魔術師である有能な姉──ヒルダと比べられ、魔力が少ないことから無能扱いされてきた。
そんな中舞い込んだ縁談。相手は筆頭魔術師であり、公爵
でもある雲の上の存在であるノアだった。
姉のことが好きなはずのノアとの婚約に、テティスは憂鬱になるのだが──。
「君は本当に愛らしいな」「努力を続けることは凄いことだよ」「テティスが好きだ」
何故かノアに溺愛されたテティスは、不思議に思いつつも彼に惹かれてしまい、同時に何故愛されるのか、理由を知ることになる。
直後、突然の魔物の襲来により、ノアと共に現場へ向かうテティス。招集された結界魔術師であるヒルダよりも、何故かテティスの魔力が急激に増えて──?
これは、無能扱いされてきたテティスがノアに溺愛され、後天的に増えた魔力と今までの努力の成果で、結界魔術師になる夢を叶える、そんなお話です。
◆短編版 2/11 日間4位ありがとうございます!
◆R15は念のため
◆ハッピーエンドはお約束折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 07:14:39
82106文字
会話率:41%
★皆様のおかげで書籍化が決定しました!
角川ビーンズ文庫様より、12/28に発売されます!
パーティー会場にて、公爵令嬢ヴァイオレットは、王太子であるダッサムから婚約破棄を宣言されていた。
どうにも、異世界から転生してきた聖女様を、ヴァイ
オレットが苛めたことが原因らしい。
「殿下、こちらが婚約解消の書類ですわ。公爵家側の署名は済ませてあります」「何!?」
しかしヴァイオレットは負けない。悲しいし辛いけれど、どうにかこの場を乗り切らなければと頑張っていると、なんと突然、パーティーに招いた隣国の皇帝が倒れてしまう。
こんな時こそ薬の出番だと、国家薬師の資格を持つヴァイオレットは立ち上がった。
そして、皇帝──シュヴァリエの命を救うために薬を口移しで飲ませた直後、ヴァイオレットの人生は一転することになる。
「私の国では初めてキスをした者を妻にしなければならないんだ」「……えっ? つまり……?」
一方、ヴァイオレットと婚約解消したダッサムは、ヴァイオレットの重要性を知ることとなり──?
これは、婚約破棄されたヴァイオレットが、実はヴァイオレットのことが好き過ぎて重大な嘘をついてしまったシュヴァリエに、すれ違いながらも深く愛されていくお話です。
ヒロインの名前ですが、オフィーリアからヴァイオレットに変更いたしました。
R15は保険です。
短編では日間総合1位いただきました。ありがとうございます!
【連載版】は日間総合4位!7/21朝 ありがとうございます!
ご都合主義な箇所もありますが、温かい目で見守ってくださると嬉しいです。
アルファポリス様&カクヨム様でも掲載しています。小説家になろう様先行掲載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 19:06:42
107228文字
会話率:42%
「取り巻きを使って私の愛するローラに嫌がらせをした罪は重い! 婚約破棄だ!」
婚約者であり、王太子のガーディアスに婚約破棄された公爵令嬢──セイディは、彼と隣の令嬢の虚言に唖然とした。
今までガーディアスや国のためにさんざん頑張ってきたの
に、婚約破棄の末、やってもいない罪を着せられるなんて。
(こんなこと、あって良いはずがありませんわ)
しかし、セイディの反論は虚しく、ガーディアスは実力行使に出る。
そのとき、捕らわれそうになったセイディを助けてくれたのは、隣国の王太子──ユリウス。
セイディが密かに恋心を抱いていた相手だった。
「以前言っただろう? “いずれ、セイディ嬢を悲しませる奴らを徹底的に潰して、貴方を救ってみせるからね“って」
これは婚約破棄されたセイディが、密かに恋心を抱いていたユリウスに、実は重たく愛されていたことを知る、そんな物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 19:07:04
11379文字
会話率:44%