夏のホラー2022参加作
あらすじ
じいちゃんが死んで三カ月。わたしたちは本腰を入れてじいちゃんの遺品整理をすることにした。
よく物を拾ってきたり、よく物をもらってくるじいちゃんの遺品は、たくさんのガラクタで溢れかえっていた。その中に
古いポータブルラジオを見つけたわたしは、そのラジオを譲り受けることにした。ノイズが酷く壊れていたかに思えたラジオは、突然「みずをください」という音声を繰り返し発しはじめた。
その言葉にわたしは思い至ることがあった。それは広島に原爆が投下された日。水を求めてさまよった被爆者たちの叫びだ。水を求める声に応えるため、玄関先に水を置くことにしたが……
がっつりホラーではなくほんのり怖程度。話の展開上、広島の原爆投下時の描写を多少含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-06 00:00:00
6529文字
会話率:38%
第二次世界大戦、太平洋戦争。それは今を生きる私たちには遠い昔の話。だけど祖母は戦後、何年も苦しんだ。祖母を苦しめたのは、一発の爆弾である。これまで亡くなられた皆さまの冥福を祈り、存命中の皆さまの健勝を祈ります。◇◇◇不定期更新です。
最終更新:2022-08-05 22:01:16
21714文字
会話率:7%
「平和を願いし者たちよ、この世界で闘う者たちよ!」の起点となる物語。
第二次世界大戦勃発直前、フランス人の少女ニヒル アダムスは家族とはぐれ日本でこの戦争を生きていく事となる。彼女はフランス人でありながら日本人として強く逞しく生き、友や
家族と友に一緒にこの戦争を生き抜いていく。
終戦間際、一人の大日本帝国軍の男、指宿 永零は、広島への原爆投下の情報を知る。しかし、時はすでに遅い。彼は家族もろとも原爆に巻き込まれてしまう。しかし、永零はそこである場所を見つけ生還した。
永零の見つけたこの場所はあらゆる可能性に満ち、やがてそこに平和を願いし者たちが集う・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 19:07:26
466012文字
会話率:60%
【夏のホラー2022投稿作品】
ーー20××年、夏。
広島の祖父母の家に帰省することになった高校2年生の光一は、極度の怖がり。
そんな光一が体験したのは、身の毛もよだつ、不思議な出来事。
ホラーなのに、胸がほっこり。
そして時々笑
いあり。
作者自身が怖がりなのに執筆してしまったホラー小説、是非ご堪能ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 23:54:39
8288文字
会話率:23%
私、網谷(あみたに)駿輔(しゅんすけ)。
誕生日も迎えて18歳になった広島市出身の男子高校生。
私が通っているのは、野球部の強豪校広陵高校。
野球部の所属の投手でドラフト1位も決まっている。
勿論… 球団は地元広島カープ。背番号は18
(エース番号)
家の隣に住んでいる女教師。
彼女の名前は… 佐藤(さとう)夏葉(なつは) 28歳。
彼女は生徒から鬼教師と言われている。
とある日の木曜日の夜に…
私駿輔は自宅で夏葉に告白(プロポーズ)をするのである。
私と先生との恋愛時間についての物語だ。
30分だったり1時間だったり… 時間はバラバラだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-31 23:00:00
39141文字
会話率:36%
広島の姉弟の話。姉は西暦二〇〇〇年生まれ、弟は七才年下。二〇一一年に両親が死亡。東京に居た姉弟は、広島の親戚に預けられる。その親戚も姉が高校を卒業する頃に死亡。
姉は高校卒業後、就職して弟を育てる。姉は同性愛者。姉から見て弟は、いつも我
慢をして何も言わない子だ。姉は弟のために、経済力のある男性との結婚を考えて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-24 07:00:00
9910文字
会話率:40%
環境問題に悩む地球では、環境テロリストと対環境テロリスト集団「ガイアの拳」が衝突を繰り返している。それとは別に環境に注目した新興宗教「ガイア教会」が設立される。また二酸化炭素を吸収するために遺伝子操作によって空に浮かぶ植物であるフウセン草が
作られる。さらに海に浮かぶ植物イカダ草も作られる。
フウセン草とイカダ草が増殖して地球環境問題が解決する。
第4回文学フリマ広島で販売予定の本と同じ内容です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-12 13:17:23
7313文字
会話率:0%
広島に生まれた鈴子は、絶望の中で子供の頃を思い出す。
最終更新:2022-04-10 06:24:44
6187文字
会話率:33%
僕(伊藤山翔27歳)は、岡山県警の警察官。メンタルを弱らせて、2週間の休暇を取り、広島に帰郷。母になんと説明しようかと躊躇い、駅を降りると実家とは反対の方向に歩く。
自分が通っていた塾の建物が喫茶店になっていた。現れた美しい女店主(君島
三佐子)に一目惚れをしてしまう。
実家に戻って母と話すうち、三佐子さんは、3年前から行方不明になっている弟(武瑠)の彼女であることが分かる。
僕は休暇中、喫茶店を手伝うことになる。工場長、技能実習生、郷土史会長、占い叔母さん、気の良い常連さんたちとの交流がある。
僕の気持ちはすぐにバレバレになる。三佐子さんにも伝わるが、武瑠の失踪で前に進めない状態。
僕は、三佐子さんが苦しくならない位置で、彼女を守っていこうと、心に誓う。
母は彼女に会いに行き、「あなたのせいだとは最初からこれっぽっちも思っていないから、自由に生きて」と伝える。母と三佐子さんは、料理談義をしながら意気投合していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 23:53:45
171695文字
会話率:63%
二〇一二年の正月、京都市郊外に住んでいるタクシー会社の令嬢・岩倉千夜子は差出人不明の脅迫状を受け取り、恐怖に恐れおののく。その直後から彼女の周りで起こる奇怪な事件の数々に、私立探偵・山藤悠一とその腹心の部下・猫目大作が挑むが……。
過去
の惨劇が現在と結びついた時、京都・大阪・兵庫・広島の四都を舞台に、恐るべき犯罪が明らかとなる……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-20 11:00:00
48147文字
会話率:58%
映画やドラマの撮影のスタッフを生業しているボクは、様々な場所にいきます。廃墟や廃病院様々なとこにいきます。そんなボクが体験した最も怖い話です。
最終更新:2022-02-14 18:00:00
2385文字
会話率:4%
中学でバレーボールは引退したと希将(きしょう)は決めていた。高校でその指導者に出会わなければ。スポーツと経済との融合で、「灰色のサイ」となっていく主人公の青春立志劇。高校、大学、社会人と成長しながらも世界に向けて羽ばたいていく様は圧巻だ。
最終更新:2022-01-19 18:24:09
1579文字
会話率:25%
春香、夏樹、秋菜、冬弥。
夏樹を中心にいつも一緒に行動していて、付いたグループ名は『春夏秋冬カルテット』。
かつて四角関係だった四人は高校を卒業後バラバラになったが、十年の時を経て夏樹が「四人で同窓会がしたい」と春香の元に現れる。
喧嘩
別れした訳ではないが、気乗りしない三人。そこには理由があった。
「夏樹には会いたくなかった」
「俺、夏樹には会わないよ」
「夏樹くんには会えんなぁ」
もう、あの頃には戻れない。
「わたし、黒瀬くんのこと、好きだよ?」
「春香の本当に好きな人って、誰?」
「うちな、結婚してピアノ辞めるんよ」
「俺は井上がずっと好きだ」
*主な登場人物*
井上春香(27) 経理部
友川夏樹(27) 営業部
芹澤秋菜(27) ピアニスト
黒瀬冬弥(27) 医者
※作中に出てくる会社名・店名等は実在しません。
※広島弁がちょくちょく出てきます。ただガッツリ方言にはしていません。
※エブリスタにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 18:00:00
120510文字
会話率:53%
ビッグボスこと「大聖女」に呼び出され、ガクブルの見習シスター・ハヅキ。
今度の指令は、元貴族の屋敷に居ついている死霊を追い払えというもの。
見習いごときじゃ到底勝てない強力な悪霊に、死を覚悟したハヅキですが──
不真面目シスター、涙、涙の告
白です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 20:00:00
6476文字
会話率:36%
二十年前、「大厄災」が起き、怪人により何百万もの人々が殺された。
七十年前、広島の悪夢での死者数ですら十数万人。それだけの数の人々が、なんの全長もなく命を奪われ、全人類は絶望の淵にあった。
だがしかし、人類はただ死を待っていたわ
けではない。
数多の怪人たちを倒し、人類を滅亡の危機から救った英雄たち。彼らこそが、人類にとって、最初の「ヒーロー」だった。
彼らを始めとするヒーローの活躍により、大厄災は終わりを迎えた。今でも怪人は発生し続けているが、彼らの活躍に感化された多くののヒーローたちのおかげで、被害はそこまで大きくなっていない。
正義は勝ち、悪役は敗れて、みんな仲良くハッピーエンド。その常識は、もはやコミックの中だけのものではない。
それでも毎日、怪人による死者は出続けている。理不尽に奪われる命の数をゼロにし、怪人を駆逐する…、それが、世界中のヒーローたちの共通の願いだ。
しかし、一人の少年は、コミックの世界を体現したかのような現在に対し、こう呟いた。
「理不尽じゃないか…」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 17:41:30
4536文字
会話率:42%
大日本帝国は終焉の時を迎えていた。
昭和二〇年八月六日、突如、ソ連が満州に侵攻して来た。その急報の直後、広島に新型爆弾が投下された。その日は、九州、四国、東京でも大規模な空襲があった。混乱の中、大本営と政府は徹夜で会議を行う。
七日
、モスクワの佐藤大使はモトロフ外相から宣戦布告を告げられた。満州の都市が空襲され、また樺太や千島でも空襲があった。鈴木内閣が進めていたソ連の仲介による連合国との講和は完全に瓦解した。その夜、スイスとスウェーデンに向けて日本はポツダム宣言受諾を発信した。急転直下の中で、帝都東京ではいくつもの事件が起きる。
八日朝、政府はポツダム宣言の受諾と無期限停戦を発表した。鈴木首相の声明に国民は仰天した。連合国の要求により、降伏軍使を乗せた緑十字機が米軍占領下の沖縄へ出発する。そして正午、ラジオは天皇陛下の玉音を放送した。ここに、大日本帝国は連合国に降伏する。
九日、マニラで開かれた降伏軍使と連合国との会議は難航した。日本がソ連との停戦を拒否したからである。ポツダム宣言は米英中三国の声明であり、ソ連は署名していなかった。満州や樺太における対ソ戦闘は無警告奇襲に対する自衛行動であると日本は主張した。
一〇日、降伏軍使は降伏文書と天皇布告文の草案を携えて帰路に着く。日本と米英中との停戦は守られていた。だが、満州でも、樺太や千島でもソ連との戦闘は続いている。正午、満州国はソ連に対して宣戦布告した。そして、宇垣一成陸軍大将を首相とする新内閣が成立する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 12:00:00
158992文字
会話率:55%
母が再婚して間もなく、突然の事故で母が亡くなった。
残されたのは僕と弟と、新しい父親。
僕は広島カープのファンだった義父の事を「お父さん」と呼べず、いつまでも「前田さん」と呼んでいた。
血の繋がらない親子三人の家族の物語。
最終更新:2021-11-09 07:57:49
6935文字
会話率:43%
戦国時代末期、毛利家に二の丸様こと周姫がいた。彼女は、杉小次郎元宜の正室で美貌で知られ、毛利輝元がそのことを知り、小次郎を徳山湾上の戦船の中で毒殺し、姫を騙して広島城に幽閉した。その後2男1女をもうけ、各々関ヶ原後の毛利本藩、徳山藩の藩祖と
なった。小次郎は死後、杉家の墓所の興元寺より白馬に跨って周姫を探し廻った。そしていたるところで、周姫を救った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-08 21:48:04
13910文字
会話率:0%
広島県H市の町外れにあるペンション兼喫茶店【ストロベリームーン】。
オーナーの娘、理子が幼馴染みの六(りく)とバイトのイケメンコンビ、徳さんと満月と一緒にご町内で起こった不思議な事件を解決!!
【ストロベリームーン】
喫茶店・営業時間
AM 10時〜 PM7時まで
木曜定休
美味しい料理とコーヒーと手作りデザートをご用意してお待ちしています。
☆この作品は、童話【豆狸の宿】の姉妹作です。
是非、そちらも読んでください。
この作品は別サイトからの転載です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 17:06:48
83384文字
会話率:40%
広島県大竹市を車で走っていたら立戸という地名を見つけ、ここにコロニーがあったらたちどころにーだな、と1人で面白がっているうちに産まれたある青年と老人の絶望の会話
最終更新:2021-08-29 11:47:21
628文字
会話率:50%