OLの董子は、恋人の鳥羽に裏切られて、鎌倉の家に帰って来た。
時期は六月。紫陽花の季節。
鎌倉の紫陽花の有名なお寺で、趣味の一眼レフで写真撮影をしていると、人間とは思えない程美しい男性に思わずカメラを向けてしまう。
けれど、男性は人間では無
く九尾の狐のあやかしだった。九尾の狐は、董子が撮った写真を怒るどころか面白がり、さらには董子の秘密─人の悪しき感情を靄として見ることができる能力がどうした授かったのかを教えるために、幽世に連れ去るという。
けれど連れていかれたのは、幽世の写真館「AKASIYA写真館」で、董子と因縁のある鏡の妖、雲外が店主だった。
董子はそこで働くことになり、様々な人や妖と出会うことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 05:44:11
33048文字
会話率:49%
しがない中小企業勤めの主人公、廣守綾戸。
営業職の彼の唯一の趣味は部屋に引きこもってのフィギュア制作だった。
日々の鬱憤を込めて作るフィギュアを一部界隈ではそこそこの評価を得てはいた。
そんな鬱屈した毎日を送る彼だったが、思いがけない理
由から
現世とは異なる怪異の住まう場所、幽世に迷い込んでしまう。
そこで出会う妖艶な夜叉。
彼女の導きにより真の己を取り戻すため、綾戸は怪異の起こす未解決事件の解決に勤しむ
こととなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 02:22:49
228742文字
会話率:36%
勇者が魔王を討ち果たし早数百年、人類は魔法による発展を享受し、最早夜闇に怯える事は無くなった。
しかしその繁栄は、夜闇をただ押し退けたに過ぎなかった。
不夜城と化した町の郊外に、誰もが目を背けていた幽世の屋敷が建っていた。
そこには、世に
も恐ろしい亡霊が巣くっているという。
ハーメルンにて投稿している作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 09:21:49
72234文字
会話率:44%
訳あって幽世の遊郭に連れ去られたら〜の改稿版です。
「きめた、お前は死ぬまで私の側から離さぬ。」
連れ去られた先で出会ったお狐様は冷酷無比、残虐非道の俺様でした。
ごく普通の村娘として暮らしていた紫苑。ある日、村の神社で幼馴染が妖怪か
ら身を隠している所を目撃しひょんなことから妖怪退治をすることに。
術者として半人前の紫苑は幼馴染と勘違いされたまま妖怪に連れ去られてしまい気づけば幽世の世界に……。
連れ去られて来たのは曼殊沙華が咲き乱れる曼殊の園、妖狐の一族が納める花街で妖の元から逃げ出した紫苑を助けてくれたのは見目麗しい男の妖。男の紹介で花街きっての遊郭で働くことに。
幽世で過ごすうちに明るみになる紫苑の出生の秘密と本当の記憶……。
花街を取り仕切る妖狐の一族の御当主様は何故か紫苑を気に入り自分の婚約者にすると言うが……。
曼殊の園の高級遊郭で色々な妖やお狐様に玩ばれながらも日々奮闘し主人公が成長していくお話です。
人間?×妖狐の異世界和風ファンタジーです。
カクヨム様にて投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 19:00:00
262742文字
会話率:37%
傷心旅行で訪れたスキー場で吹雪巻かれ、寒さで意識を失った大学生、瀬戸弘樹。
彼は次に目覚めた時、角の生えた女性、隠千影に介抱されていた。
その千影に話を聞けば、そこは弘樹の暮らしていた現世では無く、重なり合う世界、幽世だという。
弘樹は現
世に帰る為、千影に導かれ幽世の世界を旅する事となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-10 17:00:00
170491文字
会話率:59%
龍は世界に五柱しかいなかった。そのうちの一柱である青龍こと水神辰麿は、人間の姿の時は東京都内の神社の神主で天文学部の大学生だった。青龍は最上位の神獣なので、日本国政府の内閣官房と、天照大神の重臣で地獄の最高権力者の美形鬼神の長官、野守に保
護されていた。
龍は秘密主義で自分たちのことは語らない、龍の研究者でもある野守により、地球存亡に関わっているのでないかまで、解明されて龍学会でも定説となっていた。野守は龍が生命の起源に関わるのではないかと仮説を立て、官僚職の激務の傍ら妻の胡蝶と共に研究していた。
突然、青龍が一億歳の誕生日に、日本人女性と結婚したいと言い出したのだった。お相手の小手毬は地頭も成績も優秀で、気が強い女子高生だった。薬学部目指して猛勉強!恋の行方と小手毬のキャリアはどうなるのか。
龍が動き出すとき、神々も動き出す。青龍に恋人が出来るのは、人類滅亡?地球存亡?
超法規的我満龍、青龍君のおかげで、現世も、天国も、地獄も、大騒ぎ。神様もどたばたです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-26 22:36:38
163909文字
会話率:38%
高階 新は17歳の春、チェロの国際コンクール優勝をひっさげて帰国した。
だが、それは表向きの彼の姿。
本当の彼の名前は『頴秀』という。
この日本、いや、ここではないどこかの世界の住人であり、天盤争奪のゲームプレイヤーの1人。
天盤とは天界1
1階層の一つを指す言葉であり、11ある天盤の一つ一つで争奪戦が繰り返されており、勝てばその階層の世界構築は自由という単純明快なゲームとなっている。
このゲームはチーム戦。11ある天盤の9つで敗北している新達は残された2つの天盤で勝つほかないほどに追い詰められていた。
現状残された天盤は『現世』『幽世』の二つ。この世界と黄泉だけだ。
黄泉の天盤でのゲームは大詰め、残すところは現世の天盤を奪い返す事。
今、ここに過酷すぎるシンプルなゲームが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 20:17:09
188897文字
会話率:31%
これは少し、貴方がいる世界とは違った地球のお話。
と言っても現世はそれ程変わりはない。
ただ世界の裏、幽世にて。
死神や死神見習い『死介者』が暗躍し魂を救済している世界。
このお話はそんな世界で、水色の鎌を持つ一人の死介者の活躍を見守る、
色が世界に満ちているローファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-11 05:18:56
1954文字
会話率:12%
現世と幽世の狭間に存在する「無盡原(ムジンハラ)」。
かの地にて、人知れずゴーストを打ち払う役がある。
才を見込まれ、役に任じられた冬木一は、しかしまったくやる気になれなかった。
もしゴーストが現世へ到達すれば、人へ災いを為す。
だが、だか
らなんだというのか。
滅ぶのが世界の選択であるなら、流れに任せるのが摂理というもの。
他の仲間たちが戦いを選ぶ中、冬木だけは傍観を続けた。
案内役の鬼司(おにつかさ)は多くを語らない。
活躍すれば、可能な限りの望みをひとつ叶えるという。
まるでお伽噺だ。
こんな話には、いつだって裏がある。
冬木は鬼司の真意を探るべく、傍観に徹した。
世界のことはどうでもいい。
だが謎があるなら暴いてみたくなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-08 20:00:00
137158文字
会話率:37%
【4巻は11/20発売です。コミカライズ好評連載中】
現世(うつしよ)と隠世(かくりよ)の境目は曖昧だ。
ふとした瞬間に、あやかしが跋扈する隠世に迷い込んでしまうことがある。夏織は、そんな隠世に幼い頃に迷い込んでしまった稀人(まれびと)だ
。
あやかしに育てられ、今は貸本屋を経営する養父の下で暮らしている。
そんな夏織の下に、ある日ひとりの青年が迷い込んできた。彼は祓い屋で、在る目的があって隠世にやってきたらしい――。
これは、人間でありながらあやかしの心を持つ夏織と、力を失い、道を見失った青年が、本を通じてあやかしたちと出会い、別れ、心を通い合わせ、癒やされていく物語。
(旧タイトル:あやかし世界の貸本屋さん)
※書籍版では、主人公および祓い屋の少年の年齢等、かなり設定が変わっております。こちらは、一章はあくまでWeb版としてお楽しみくださいませ。
二章からは、書籍版に準じた設定になっております。
マイクロマガジン社女性向け新レーベル「ことのは文庫」にて6月22日に刊行しました。
各書店さんにて発売中です!
pixivノベルにて、書籍版の試し読みも始まっております。
https://novel.pixiv.net/works/1797
ぜひ、読んでみてくださいね!
※エブリスタにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-28 19:00:00
900395文字
会話率:45%
死んだ俺は、管理者世界で再び肉体を与えられた。マナで構成されているが通常の人型生命体と全く変わらない生身の身体だ。
腹も空けば喉も渇く。怪我もすりゃ死にもする。疲れもするし睡眠も必要だ。排せry。
老化がとても遅く、数十億年変わらず管
理者をやっているなんてザラらしい。確かにみんな若々しい。老いていくほど、仙人のようになっていくようだ。
地球のような、知能のある生命体が存在する世界は他にも無数にあり、『現世』呼ばれている。
そして現世の「上」には、肉体のある状態では存在を認識することのできない「次元の狭間(ゴーストと呼ばれる存在が住まう)」、その「上」に「幽世《ゆうせい》(かくりよや、霊界、天国。神域とも)」と呼ばれる、俗に言う死後の世界、魂の世界がある。ちなみに幽霊と霊界はイコールではなく、現世に何かしらの執着があり、幽世へ上がることもできずに漂うのがゴーストと呼ばれている次元の狭間に存在する者達だ。
ゲートと呼ばれている現世とつながっている場所は概ね固定されていて、神社やパワースポット、神隠しなどが起こる場所がそうらしい。
管理者は次元の狭間を経由して、ゲートでつながった現世へと出入りし、配属された世界で数年〜数十年滞在し、活動する。それが管理者の仕事である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 00:00:00
168760文字
会話率:48%
「…4番は、世界を救って愛を叫ぶ!」合コンの王様ゲームで放たれたその言葉は、酔っ払いの戯言と流された…はず、だった。命令が下された夜から、阿久津麻希(あくつまき)は夢を通じて異世界に渡るようになった。妖怪変化の暮らす幽世(かくりよ)では毎日
大小様々な問題が生じる。世界を救うという壮大でふわっとした使命に困惑しながらも、目の前の諍いを見て見ぬ振りはできない主人公が、いつの間にか手の甲に浮き出た『四』の刻印を印籠代わりにかざしつつ、何とかかんとか使者業に邁進していく…「いや、愛を叫ぶって何!?」種族も世界も超えて縁を結び、愛と友情を育んでいくお話です。
※古典作品・民話・わらべ唄等を元にした妖怪が登場します(二次創作タグはその為です)。
※BLはメイン要素ではありませんが、この先含まれる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-19 20:00:00
9928文字
会話率:54%
あの世とこの世の狭間にある幽世(かくりよ)でのお話。幽世で生活する月夜(つくよ)は悩みがあった。それは白髪の少女と自分の織り成す夢だった。彼は少女を知らない。繰り返される夢に悩まされながらも妖怪や神々の暮らす江戸のような街並みの中で彼は相棒
の秋日と共に様々な事件や事故に巻き込まれる、その中で少女へと繋がる道が見えてくるかもしれない和風ドタバタミステリー(純愛ありッ)??
さて、月夜の運命や如何に?乞うご期待!!!
週に3ページ更新します。頑張りマウス折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-09 01:23:41
4516文字
会話率:58%
かつては、天魔の権能を振るって仇成す敵を打倒し、帝都の魔人と畏怖されておったワシもその寿命が尽きた。
家族に見守られながら幽世へ旅立ち、再び輪廻の輪に戻る。
その筈だった……。
だが目覚めてみれば、どこか深い森の中。
そして、ワシのこの姿
……猫ではないか!
いや、二本足で歩け、手も肉球は付いておるが、人の手に似ておる。
では、ワシは妖精猫、つまりケットシーと言う事か。
人であった前世よりも、魔法に適したケットシーのこの体。
振るう悪魔どもの権能は、恐ろしいまでに強大に成っておる。
暫く、この森の中で、力の押さえ方を学ばねば成らんな……。
それから数十日、狩と魔法の訓練に明け暮れ、ようやく森を出る事にする。
森の外……そこは魔物も跋扈する、見渡す限りの荒野。
そして硝煙煙る、西部開拓時代……ふうの世界。
ワシはケットシーとしてこの世界に新たに生を受け、何者にも囚われる必要の無い、自由な身。
面白い。
「さて、この地でワシが目指すモノは何か……」
※当作品は小説投稿サイト『カクヨム』と『アルファポリス』に置いても重複投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-26 18:15:57
198097文字
会話率:31%
幾万年もの太古の昔。
幽世の世界『魔界アルドラマ』は“始まりの魔王”の手によって治められていました。
始まりの魔王はとても凶暴で、アルドラマに住む魔物たちからは『全てを喰らう者』と呼ばれ恐れられていました。それは魔物たちの生命の源『フラクタ
ル』を食べる事で魔王が
大いなる力と永遠の命を維持していたからなのです。アルドラマはそんな魔王の恐怖に縛られ、諍いは絶えず、国は荒廃していきました。
そんなある日、悠久の時の彼方から、突如3人の賢者がアルドラマに現れ7人の御使たちに力と武器を授けました。そして7人は魔王と戦い封じ込めることに成功します。
魔王が倒れると賢者はもう二度と一人が強大な力を持たぬようにとアルドラマを7つに分け、御使たちにこう伝えました。
『1万年に一度の大祭の年、選挙によって時代の王を決めること』
これが七魔王総選挙の始まりなのでした。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ピクシブ」「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-20 20:00:00
59133文字
会話率:46%
自分とは違い、才能に溢れた双子の妹を持つ少女、橘日葵。
自身の存在意義に悩み、この世からいなくなりたいと願っていた日葵は、突如現れた白い霞を通り抜け、見慣れぬ世界に迷い込んでしまう――。
最終更新:2020-11-18 23:04:29
135117文字
会話率:35%
ここは異世界転生案内所。
幽世にある役所の東館二階、輪廻局転生課異世界係の通称でございます。
ここでは亡くなった方を、「次の世界」へ導く手続きをしております。
転生される方々は皆、魔王討伐の命を受けて旅立たれて行きます。
その片道切符に、
女神様より二つの能力を与えられて。
そんな皆様ですが、自由気ままに異世界ライフを過ごされていらっしゃるようです。
課された大事な使命などすっかり忘れて……
※オムニバス形式のファンタジー小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 21:14:08
111518文字
会話率:40%
noteにも掲載
前篇:https://note.com/cotaro4310/n/n6d65b426f27c
中編1:https://note.com/cotaro4310/n/n4f898a32cf79
最終更新:2020-09-12 21:55:34
5402文字
会話率:44%
幽世【かくりよ】:永久に変わらない世界。対義語として現世がある。
浅田健人は、学生の頃の友人である佐伯士郎と半年ぶりに再会する。散々遊んで、その帰りに……。
夏のホラー2020参加作品。
最終更新:2020-08-27 23:08:06
6169文字
会話率:58%
ある日、詩や小説を書くことが好きな澁澤まことは、真っ白な空間で目を覚ました。
そこは幽世。目の前には幼子の姿をした神様がおり、人の頭の中には世界があるのだと告げる。そして、澁澤の中に創られた世界は、どうやら失敗だったそうで……
夜見ベル
ノさんの配信発、中村尚裕さん原案の小説企画「失敗世界のやりなおし」参加作品です。
詳細はこちら: https://youtu.be/x8iQ2K0dsu8折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-01 20:15:35
2353文字
会話率:57%