ヨルムドは元首リザエナの勅命により、メルトワ国へと旅に出た。
マティスの森の謎の騎士、ポントワの湖の姫君…
二人との出会いが、ヨルムドの運命を変えて行く。
最終更新:2024-04-19 11:50:00
76939文字
会話率:50%
ペリエ城の姫君リオーネは、父である最強の騎士『漆黒の狼』に憧れ、騎士になりたいと幼い頃から願っていた。12歳になり、双子の弟カインがいよいよ騎士見習いの準備を始めるなか、リオーネは自分に対して淑やかさしか望まぬ父に大反発する。
娘の考えが理
解出来ず、困り果てた父ユーリが頼ったのは、眉目秀麗な若き騎士、近衛隊長のシセルだった。「教官」となったシセルは、リオーネの要望に応えるべく、厳しい修練でリオーネを鍛えていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-28 19:02:52
66591文字
会話率:43%
このお話は『出会いの窓は南の塔に』の続編第三部です。「間」は「あわい」と読みます。
更新速度がとても遅いと思いますが、よろしくお願いいたします。
※2022年6月5日の活動報告(https://mypage.syosetu.com/mypa
geblog/view/userid/952364/blogkey/2997698/)に、南の塔から第二部までの全ネタバレあらすじを掲載しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 22:19:40
47565文字
会話率:27%
(全6回。本日中に完結します)
猫じゃらしさま主催『獣人春の恋祭り』参加作。素敵な企画をありがとうございます。
白鳩族のエセリア姫と蝙蝠族の衛兵ランスは、種族も身分も動く時間帯もちがいます。
偶然の出会いから二人は恋に落ちますが、ランスは
思うのです。エセリア姫には昼の世界がよく似合う。自分は身を引くべきなのだと。
このお話は『出会いの窓は南の塔に』と続編『光と闇の間(あわい)にありて』の、作者自身による2次創作です。
本編の恋愛要素を取り出し、登場人物と魔物のイメージは変えずに別ストーリーとして再構築しました。人物の名前は少しちがっています。
『南の塔』はハッピーエンド完結済みで、目次下のバナーからお読みいただけます。
『光と闇』は連載中、二人は試練のまっただなかです★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-09 18:00:00
14702文字
会話率:1%
このお話は「出会いの窓は南の塔に」の続編第二部です。「南の塔」は姫と剣士の物語で、読了時間1時間弱くらい。第二部はマイペース更新となりますが、ていねいに描こうと思っていますのでよろしくお願いいたします。
最終更新:2021-02-03 23:21:36
178458文字
会話率:27%
息子と姫君、一年前に死んだエジプト人と大きめのねこ――そして影。
(2021年の作品)
最終更新:2024-04-16 10:35:38
22341文字
会話率:49%
【まきぶろ様・琴子様企画 ヤンデレ推進委員会 参加作品】
生まれた時に「聖女」の器であると認定されたリーズロッテ。
強い魔力を持つ魔導士が生まれにくい時代に、先祖返りのその能力は大いに注目を集めたが……。
魔法が全く使えないばかりか、1
0歳を迎える前に体は成長を止めてしまった。
やがて輝く美貌の持ち主と言われ続けてきたものの、見た目は幼女のまま。
由緒正しき伯爵家の令嬢で「聖女」でありながらも、縁談はなく、婚約は妹に先を越されてしまう。
体が成長しないのは「魔法ではなく病気」と言われ、実家で幽閉される危険を感じるに至り、心機一転王都の寄宿学校に入学することに。
体は成長を止めても、心は15歳。外の世界に興味津々。
お目付役の目をかいくぐり、食事のためにとあるカフェを訪れる。
そのカウンターの隅で、「聖獣」と出会う。
「見た目は猫」でよくなついてくるので、仲を深めていくが……?
猫? 聖獣?
一方、「結婚した暁には何不自由なく過ごせる、生涯安泰優良物件」とまで言われていた妹の婚約相手が、なぜかリーズロッテにかまってきて……!?
※「王子様カフェにようこそ!〜秘密の姫君は腹黒王子に溺愛されています〜」のサイドストーリーですが、独立した作品としてお読み頂けます。本編では第二章で聖獣の正体が出てきます。
※他サイトにも掲載あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 23:20:05
78508文字
会話率:29%
「選んだ伴侶を、世界に繁栄をもたらす王にする」と予言されたために、年頃になるまで男性と完全に隔離されて育てられた姫。
いざ王宮に呼び戻されてみると、その世間ずれ具合は甚だしく、姫の周囲は姫に生きる知恵を身に着けさせることに翻弄するが……
わたしは、知らない。でも、「何を」知らない?
伴侶を王にする……では、姫自身はいったい「何」であるのか?
滅びた国と滅びかけの国、砂漠の都市と草原の民、そして古き帝国。
交錯する人間模様と、少しずつ前に進もうとする姫と彼の物語。
※第一部のみほのぼの。第二部以降は恋愛+戦記物カラーが強いです。官能表現は本編内にはありませんが、完全版としてムーンライトにて公開予定あり(現在は外伝1作品公開中)
※←このマークのある章には挿絵があります。汐の音(userID 1476257)さまより
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 23:59:02
446417文字
会話率:35%
王国の四番目の姫ルシエルは、陰鬱な牢獄へと幽閉された。
しかし、そこには先住人がいて……?
虐げられてきた姫君と、彼女を幸せにしたい魔法使いの物語。
【他サイトにも公開しています】
最終更新:2022-12-30 21:55:05
9450文字
会話率:30%
いじわるな継母によって、さびれた塔に閉じ込められた王女テレーゼ。
孤独な生活の中で彼女の心を慰めたのは、旅の騎士が送ってくれる外からの手紙だった。
テレーゼは心待ちにしていた。塔の呪いが解けて、再び自らの瞳に外の世界を映す日を。そして、手紙
を送り続けてくれた騎士に会える日を。
◎ 春の推理2024のテーマ「メッセージ」に着想を得て書きはじめたのですが、ジャンルエラーになってしまったため企画外で投稿することにしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 22:22:53
7670文字
会話率:31%
ディセル国……
あまり大きくはないが緑溢れる豊かな国。
他国より発展した技術で国民も豊かな暮らしをおくれていた。
ただ一つ他の国とは違う特異性を持っていた。
それは国王、王妃となる人間は婚姻を行う際、儀式を行い前世の記憶を呼び起こ
す。
覚醒された王と王妃は様々な前世の記憶を使い国を豊かに導いてきた。
それはディセル国だけに秘蔵されている力であり他国に知られる事なく過ごしてきたが日々目覚ましい発展を続けるディセル国をよく思わない隣国に突然、攻め込まれてしまう。
攻め込まれた事により夫である国王は殺されてしまいそのまま戦の戦利品として敵国であるアルトリアス国王に献上するため捕らえられた王妃と幼い王女だったがアルトリアス王や王の重鎮達のが集まる中、見せしめに王妃の目の前で愛する娘が無惨に殺されてしまう。
血塗れの娘を抱き締められながら動けない王妃を引き摺るように連れて行かれそのまま敵国の国王の愛妾にされてしまうが、愛するたった1人の娘が殺されてしまった事で心が壊れてしまった王妃は人形の様でつまらないと直ぐに飽きてしまった国王によって自身も殺されてしまうのだった……
自身の死の間際に娘を守れなかった不甲斐無さや幼い娘を死に追いやった敵国の国王達に強い思いを胸に瞳を閉じた王妃が次の瞬間気がつくと敵国が攻めて来る1週間前だった。
何があっても娘を守ると固く誓った王妃は娘を守る為に前世の力を使って奔走する。
前世の記憶を持つ王妃と女である事を隠し続けなければいけなくなった幼い姫君の物語り
〜**〜 主人公は姫君です 〜**〜折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 15:23:33
622文字
会話率:55%
儀式に参加して、一組だけ選ばれる“箱庭の卵を孵す姫と王子”(その後は結婚)を狙い合うことになった五人の姫と五人の王子。儀式よりも謎を解きたい姫、卵を孵す姫になってはならないと命じられた姫、ハイスペック王子をつかまえたい姫、訳ありの姫、引きこ
もりの姫。王子はそれぞれ個性的!コメディ7割シリアス3割でおくる、異世界の姫たちによる婚活風物語。
*「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 16:30:00
119204文字
会話率:24%
アジアの立憲君主制国家である中華王朝の姫君である愛新覚羅麗蘭第一王女は、友好国の台湾へ公務として渡航し、親善の一環で桜の木の植樹式に参列する。
この時に植えた苗木のすぐ側で咲き誇る桜の木の由来を知り麗蘭王女殿下は、激しい驚きに襲われつつも、
畏敬の念を込めた拱手礼の姿勢を取るのだった。
何故なら件の桜は、麗蘭王女殿下の曾祖母にして中華王朝初代女王の愛新覚羅紅蘭殿下が若き日に植樹した木だったからだ…
(本作品は、武 頼庵様御主催の春企画「イラストで物語書いちゃおう!! 企画」の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 06:15:41
3050文字
会話率:17%
中世ヨーロッパの雰囲気や文化レベルを持つ異世界で展開される、戦記ファンタジーです。
その名は「ソウルディア」、全ての生物には魂が存在し、大きな意味を持っています。
各地に人間による7つの王国が建国されてより長い時間が流れ、時は七王国暦27
4年、七王国の最北に位置する雪に包まれし王国「アズベリア」。
東は巨人の住み処たる大峡谷、西は獣人たちの棲み処たる霊峰、両者に挟まれた恵み少なき大地を舞台に、王国の未来を憂う王女レダリアと、何をやっても見習いどまりの吟遊詩人ラズバンの旅が始まります。
本作は過去に執筆公開した「ソウルディア戦記 ~魂歌の響く大地~(砦の魔女編)」と同一世界のお話になりますが、その時間軸や舞台となる場所は全く異なり、それぞれに単体作品としてお読みいただけます。
…とまぁ固い挨拶はこのくらいにして、ドラゴンとか巨人とかが存在する剣と魔法(魔法無いけど)の王道ファンタジー好きによるゲームライクやチート無双要素の無い古スタイルのファンタジー、こういうのが好きなんですよ、好きですよね?え、好き、ですよね…?(涙
そんな最近の流行をどうしても楽しめない作者による無いなら自分で作れば(書けば)いいじゃない精神で生まれる本作をどうぞお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 17:42:53
79518文字
会話率:48%
(最初のエピソード「女王特権で推しと結婚するなんて、はしたないですか?」の内容)
千年に渡り闘神によって庇護されてきたグランティスは、世界一の剣闘場で知られる武勇の国。次代女王グレス・グランティスはお淑やかな姫君。武勇の国を背負う強く気高い
女王になる自信がありません。向いてないなぁと思いながら運営に携わっていた剣闘場に、ある日、細い体に素早い身のこなしで一瞬で試合を終わらせる花形選手、テリア・ランセルが現れます。それまで剣闘士に興味を抱けなかったグレスもすぐに彼に夢中になり、影ながら応援し続けていました。
二十四歳になるグレスに、そろそろ世継ぎを産むべきという圧力がかかり始めます。その時、彼女は思いました。「誰かの子供を産まなければならないのなら、わたくしはあの方の子供が産みたい」
しかし、女王の地位を利用して人気選手に近付こうとする自分を「はしたない」と思い悩みます。
(本作品全体の内容)
この作品はエブリスタコンテストに出すために書いた短編と中編を時系列に並べたオムニバスになっています。「女王特権で推しと結婚するなんて、はしたないですか?」は佳作。「天職、失いました。」は優秀作品に選出されました。
「GRASSBLUE青草日記」という作品の後日談になります。
神話時代が終わり、務めを終えて人間に戻った神様が恋をして、幸せになるまでの物語です。
毎日23時更新、4月5日まで連載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 23:00:00
74961文字
会話率:36%
一国の騎士であったロイドは姫君のシェラートの護衛に就いていた。
ある日、隣国の舞踏会に参加しようと二人は馬車に乗り込んでいたが、敵国の手によって崖から馬車を転落させられてしまった。
騎士が次に目覚めると、鏑木時雨と言う女性に転生を果たしてい
た。
高校生になった鏑木時雨は文武両道、容姿端麗で一つ上の桐山凛と出会い、二人の運命は動き出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 01:16:40
574749文字
会話率:40%
「ルーク様、本日はブリリアント王国のスターシャ様がお見えになられます」
俺の名前はルーク・フォン・フォレスティア。大陸で最も強国とされるフォレスティア王国の王子だ。容姿端麗、頭脳明晰、そんな完璧の俺には毎日、隣国の姫君が婚約を求めてやって
来る。
「そうか、準備せよ」
「いえ……それがもう来ていまして」
「ルーク様ぁ私と婚約しなさってぇー!」
俺の婚約者はいつ出来るのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 00:06:56
3401文字
会話率:94%
平安時代のこと。没落貴族の家に育った姫、菊子は関白左大臣というとんでもなく偉い家の長女、大君に侍女として仕えることに!!大君は帝と結婚することになっているため菊子は宮中(後宮)に上がる。
大君の兄、道義は菊子のことを気に入り、菊子も彼を意識
するようになり.......!!
平安ラブコメ開幕です!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 17:54:43
7643文字
会話率:23%
王都デュークランド帝国の第二王子が婚約を願いし相手は、世界に一人と言われる『シンデレラ』の名を冠する姫君だった。
エラ・シンデレラは、当にそのシンデレラの名を冠する魔術師だが、突然舞い込んだ婚約話に渋々王宮へと足を運ばせる。
どの道、美
しさとは、かけ離れたエラの容姿だ。
会えばすぐに飽きれられて元の小屋へと帰れるだろう。
そう思い王宮へと着いたエラだが、集まったのはなんと七人のシンデレラ候補だった。
ーー『この中にシンデレラじゃない奴が混ざってる』
これは、他人の嘘を暴き合う人狼ゲーム。
七人の中に混ざった六人の偽物のシンデレラの中から、王子に相応しいたった一人の婚約者を見つける話だ。
ーー『シンデレラは、この世界に一人しか居ない。つまり……最後に残ったのが、本物のシンデレラと言う訳だ』
七人のシンデレラ候補達による暴き合いの王宮ゲームが、今ここに始まりを告げる。
ーー『男のシンデレラが居る時点で、お前は一番シンデレラじゃないだろ!』
ーー『待て、公爵王子のあの反応を見ろ。明らかに無表情だ』
ーー『お咎め無し!? つまり、そっちも可能性としては、アリって事!?』
ーー『公爵がゲイの可能性が出てきたな!』
ーー『いや、ひょっとしたらバイなのかも……』
ーー『まさかの王子が両刀ってこと……?』
ここに来て明かされる第二王子の歪んだ性癖。
それでも構う物かとシンデレラ達は政略結婚に駆ける。
ーー『どんな手段を使ってでも、私が必ず公爵王子と婚約を果たすわ!』
ーー『あの私は、小屋に帰れたらそれで……』
ーー『じゃあアンタは偽物のシンデレラなんだから、今すぐにここで死になさいよ!』
ーー『私もう偽物で良いから、無事に元のお家に帰りたい……』
そしてその晩、案の定、殺人事件が起きてしまった。
『わ、わたしが死んでる〜!?』
『あぁ! どうやら寝てる間に殺されちまったみたいだな!』
『なに呑気なこと言ってんの〜!?』
『けど、これで一つだけハッキリとしたじゃないか?』
『一つだけ?』
『エラは、偽物のシンデレラだ!』
『デ〜ビ〜! ふざけないで〜!』
果たして一番初めに死んでしまったエラは、無事に王宮から小屋に帰れるのか!?
『もう死んでるから、無事じゃないけどな!』
『デビ〜〜〜っ!!』
to be continued!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 23:37:09
23723文字
会話率:28%
動乱の続く小国。奮戦するは、姫君の騎士たち。
精強。ただその一言で表された、辺境の雄。
常に戦場にあり、優秀な家臣たちを従えた、幼い娘。
かつての宿敵。三年の戦いの中、喪い、培ったもの。
降将と姫君。ひとつの、父と娘の物語。
最終更新:2024-03-19 23:44:07
17165文字
会話率:40%
公爵令息と婚約していた末の姫君は、隣国との和睦のため、一転して隣国の王太子の許へ嫁ぐことになった。余計ないざこざを防ぐべく、姫の元婚約者の公爵令息は王命でさくっと婚姻させられることになり、その相手として白羽の矢が立ったのは辺境伯家の二女・デ
ィアナだった。「可憐な姫の後が、脳筋な辺境伯んとこの娘って、公爵令息かわいそうに…。これはあれでしょ?『お前を愛するつもりはない!』ってやつでしょ?」
期待も遠慮も捨ててる新妻ディアナと、好青年の仮面をひっ剥がされていく旦那様ラキルスの、『明日はどっちだ』な夫婦のお話。
◇設定ふんわりの、なんちゃって異世界です。なんでもあり・ご都合主義を見すごせない方は閲覧をご遠慮いただければと思います。
◇新婚夫婦のお話ですが色っぽさゼロです。Rは物騒な方です。
◇ざまあのお話ではないつもりです。
◇他サイトさんにて完結済のものに加筆・修正しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 21:07:07
149562文字
会話率:22%
王が海で拾ってきたのは貝殻でも流木でもなく、とんでもない美形の魔法使いの男だった。
希少な人材である魔法使いを抱え込むためその婚約者になるよう命じられてしまった姫君アリンは、仕方なしに身の回りの世話をすることに。
しかしその魔法使いは常に無
表情だし生活習慣は幼児並みだしとんでもなく手がかかるし、どうやらただならぬ過去を抱えている雰囲気があった。
そんな時、以前からしつこく結婚を迫ってくる幼馴染のディルジットがふたりの前に現れる。
穏便にやり過ごそうとするアリンをよそに、魔法使いの男、グラーシュは唐突に「婚約者は俺だ」と宣言するのだった。
恋も愛も知らない魔法使いが無自覚にぶつけてくる溺愛に、恋も愛も未経験の姫があたふたする話です。
お互い初心者なのでもだもだゆっくり進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 21:00:00
61804文字
会話率:29%
「突然ですがシルヴィ、アナタには魔王を討伐して貰います」
「なにを隠そう、アナタは魔王の子だったのです」
「アナタの父親はとても不思議な力――ちぃと能力とやらを持った異世界人でした」
「魔王災害に各国が苦しめられ、とうとう人類が追い
詰められた――というところでアナタの父親が魔王を見事打ち倒したのです」
「しかしながら魔王の血には隠された力があったらしく、一番近くでそれを大量に浴びてしまったアナタの父親が新しい魔王になってしまってしまいました」
「異界のちぃと能力を持った魔王には世界連合の精鋭も歯が立たず、さてどうしようかとなったところで――各国の姫君達の懐妊が判明しました」
「実はですね、魔王化以前のアナタの父親は好色でして、大国の姫君から奴隷まで、色んな女性に手を出しては孕ませていたらしいのです」
「その魔王の子たちはみんな一様に父親のちぃと能力なる物を一部受け継いでいる事が分かりました」
「そうです、ちぃと能力を沢山持つ魔王にはこの世界の精鋭も敵わない……なら、そのちぃと能力を受け継いだ魔王の子達を育て上げ、魔王を討伐させようと、そういう事です」
朝食の席で自らの出自を明かされたシルヴィは、同じく自分と同じ魔王の子である腹違いの兄妹達を集める旅に出る。
目的は言わずもがな魔王――自分達の父親を討伐する為に。
元聖女であったらしい母親から習った規格外の祝祷術と結界術を無自覚に行使しながら、シルヴィは見知らぬ家族に会いに行く。
異世界の少女、合法ロリの姉、裸族の弟など、個性溢れる仲間達をシルヴィは何を考えているのか分からない顔で振り回す。
彼女もまた常識知らずで、自分の事に無自覚で、そして唐突に突飛な事をしでかす癖があった――
この話はなろう系チーレム主人公の子ども達が色々頑張る……みたいな話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 00:00:00
184493文字
会話率:49%
両親を亡くし、祖母に引き取られたミリアムは「姫の遊び相手」として城に上がるように命ぜられる。厳格な後見人に逆らう術もなく登城した彼女は、城内に足を踏み入れるや否やのうちにトラブルに巻き込まれてしまう。神話の王国リンクウォルト。深い森と湖のこ
の国には、御伽噺のような姫君が二人居た――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 21:03:52
21385文字
会話率:39%
グロースステア侯爵家は、エバーラスティング王国の建国から続く竜使いの家系。
家長は騎竜騎士団長も兼任し、代々王国の守護を担ってきた。
竜は、神秘の薄れゆくエバーラスティング王国において残された奇跡の存在で、人間の竜使いと契約を結んだ竜だけは
、備えた人の姿を模して生きる。
千年を超える寿命、絶大な魔力、そして人外の美しさを持つ竜は、人々にとっては畏敬と恐れの対象だ。
グロースステア侯爵家の第5子にして末の娘のコートナーは、幼いころから「世界で一番の竜使い」になることを目標に、対にして守護竜である雪矢(ゆのや)と修行と勉強の日々を送ってきた。
そんなコートナーと雪矢も16歳になり、ようやく竜使いとしての初めての任務が与えられた。
初任務は、「亡国の姫君の近辺で発生する謎の発火事件」。
しかもその姫君は、王太子アーサー・エバーラスティングの妃争いの真っ最中。
発火は、姫君を狙う何者かの陰謀なのか、詳細もわからぬままに姫君を護衛するコートナーはなんだかんだと妃選びにも巻き込まてしまう。
「まだまだ恋愛に興味無し」のまっすぐなコートナーと、幼いころからコートナーに思いを寄せるもひねくれものの雪矢が、竜使いとして奮闘しながら、遠い未来で恋に落ちるまでのお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 13:33:41
5954文字
会話率:28%