ミルデリーヌ・ハルディルク公爵令嬢には婚約者がいた。婚約者のフェデルは「お前のような冴えない女なぞ、我が公爵家が嫁に貰ってやらねば、行き場がなかっただろう。私のような美しき男の妻にはふさわしくないが、我慢して貰ってやるのだ。私の言う事はなん
でも聞け。口答えをするなっ。いいな。女は3歩、いや、100歩、下がって男の言う事を聞くのが当然だ」
という考えの女だ。
テラスでその婚約者とお茶をしていると、この間引き取った義妹のアデラがやってきた。
「私、アデラと申します。わぁ、王子様みたいに素敵」
と、言うアデラ。しかし、アデラから飛び出した言葉は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 15:23:54
7650文字
会話率:41%
フェレイラは金で買われてブランドン公爵に嫁いだ。公爵家では愛人ミレナやメイド達に虐められ、ブランドン公爵はミレナを大事にしてくれない。実家に戻りたくても自分を姉のドレスや宝石の為に売った実家にも戻りたくない。そんなフェレイラが廊下を歩いてい
ると赤い石の首飾りを拾った。その首飾りを手にした途端、意識が遠のいて。
目が覚めたフェレイラは思うがままに行動することにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 13:28:21
7532文字
会話率:34%
シュリーヌ・アウグスタ公爵令嬢は晴れて王太子妃に選ばれた。
派閥の為に、公爵家の為に選ばれたことに安堵するシュリーヌ。
側妃にはレティシア・ブラウド公爵令嬢が。オルド王太子殿下はレティシアの事を愛していて、シュリーヌは悪口ばかり言われている
ような関係であった。
結婚したら更なる地獄が。
子を授かる為に頭を下げ、褥を共にしてもらわなければならない日々。
レティシアはオルド王太子殿下に愛されて幸せそうで……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 14:38:10
6043文字
会話率:21%
1人暮らしの大学生、悠斗は魔術とスキルを組み合わせて戦うRPG『救世主の軌跡』に熱中していた。
この『救世主の軌跡』は様々なシナリオに分岐する仕様となっているため、エンディングもまた、複数用意されている。
悠斗は、そんなシナリオを全てク
リアする、完全攻略を目指していたのだ。
そして1日半に渡る格闘の末、遂に攻略を終え、ゲームのエンディングリストを確認すると、まだクリアしていないシナリオがあることに気が付く。
仕方なく再びゲームを始めようとした悠斗だったが、その瞬間、意識を失ってしまうのだった。
次の日の朝、悠斗は見慣れない部屋で目を覚ます。
体が赤ん坊になっていることに混乱する悠斗だったが、部屋に入って来た男を見て目を疑う。
その男は、ゲームの最後で主人公たちによって倒される、死霊術師の公爵であった。
男に名前を呼ばれたことで、悠斗は自分が悪役の公爵家に生まれ変わってしまったことを理解する。
これにより悠斗は代々受け継がれる死霊術と、生まれ持った大罪を冠するスキルを駆使して、悲惨なゲームの結末を変え、生き残りを目指すことになるのであった。
そんな状況の中、街中で救ったハーフエルフの少女が、同じ制作会社の別のゲームに登場するキャラクターだと分かり、この世界の謎に直面する。
果たして運命をくつがえし生き残ることは出来るのか。ゲームの裏側に隠された、この世界の真実とは。
生き残りをかけて世界の謎を解き明かす、悪役による冒険ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 12:00:00
500628文字
会話率:40%
エミリー・ローソンはファラユース王国の筆頭公爵家の令嬢である。
7歳の頃からの婚約者・ダニエル王太子に王立学園の卒業記念パーティーで婚約破棄されるも、その時は既に気付いていた。
この世界がエミリーが前世で書いていたゲームシナリオ『ファラユー
スの大地の中で(仮名)』の世界であることを。そしてヒロインの聖女と敵対する悪役令嬢が自分であることを。
捏造した罪を着せられ、島流しを宣告されるも――島流し、大歓迎ですわ!
得意の召喚魔法で島をリトルジャパンへ変貌させていく。
読んでくれた皆さまがもっと日本を好きになってくれますように!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 11:37:20
7730文字
会話率:33%
伯爵令嬢のアリシアは半年後に結婚する予定だった。
公爵家次男の婚約者、ルーカスと両思いで一緒になれるのを楽しみにしていたのに。
ルーカスにとって腹違いの兄、ニコラオスの突然の死が全てを狂わせていく。
義母の願う血筋の継承。
ニコラオスの婚
約者、フォティアからの横槍。
公爵家を継ぐ義務に縛られるルーカス。
フォティアのお腹にはニコラオスの子供が宿っており、正統なる後継者を望む義母は
ルーカスとアリシアの婚約を破棄させ、フォティアと婚約させようとする。
そんな中アリシアのお腹にもまた小さな命が。
何があってもこの子を守らなければ。
大切なあなたとの未来を夢見たいのに許されない。
ならば私は去りましょう。
たとえあなたに選ばれなくても。
私は私の人生を歩んでいく。
これは普通の伯爵令嬢と訳あり公爵令息の、思いが報われるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 15:10:00
161031文字
会話率:30%
ゼト・マキシマス・ルキウス・ゾディアークスはインレクト王国の五大公爵家の一つの三男に転生した。
当主の側室に迎えられた母親が平民でありつつもその美貌が街で見初められ無理やり貴族の最高位である公爵の側室に迎えられたがその扱いはひどい物だった。
しかし彼には前世の記憶があり、過去の自分の使えた魔法などが自由に扱えるのだった。 実親には周りにはその力を内緒で何もできない無能者と皆を欺き、冒険者としては12歳でS級冒険者になりSSランクなるのには未だに経験が足りないとギルドマスターの妬みで妨害されたのだったそして! そこに何も未練も無く冒険者ギルドとは袂を分かれたのだった。
冒険者ギルドはそのS級冒険者の離脱に大きく揺れた、妨害したギルドマスターはその件で王国の冒険者ギルドの纏め役であるグランドマスターから降格処分を言い渡されたのだった。
Sランク冒険者の離脱は戦力を大きく下げたものだった事でシルバ(ゼトの偽名)を何としても復帰させる事を冒険者ギルドは総力を挙げたのだった、シルバの行方はその時から一切情報が途切れたのだった。
ゼトは陰で国王の力を借りて独立し、家を興した三年で700万人の人口をえた都市群を築き実家は元より他の貴族をも下に見て戦争で自分の地位を確立していくのだった・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 14:31:45
37126文字
会話率:28%
アーレン大陸という名の異世界に転生したオスカーは、前世の記憶を持ち公爵家の嫡男として生まれた。
しかし、両親が次男に甘く我儘の為に虐げられた人生を送る。
アラバタール帝国の公爵家の嫡男だが、騎士団養成所をトップの成績で卒業し、自宅に戻ったが
、弟の我慢に対してオスカーの我慢も限界に達し弟をボコボコにして両親に縁を切り、その日のうちに貴族院に貴族籍を抜ける書類から公爵家との縁を切る書類を提出した。
それからオスカーは騎士になり、少尉として前線に赴き活躍していく。
両親はそのオスカーの活躍を聞き侯爵家い戻るように説得するがそれを無視して己の人生を生きていく。
そしてもう一人の主役である、
ユーディス・フォン・コウネリアス辺境伯爵家次期当主でもある。
転生したら異世界に生まれしまった。
そして生まれた家は帝国の辺境伯爵七家で将来の当主で毎日、戦闘訓練で食べ物には毒が少量含まれ15歳の時には即死クラスの毒も食べても平気になり、一族の当主に為るために二年間の戦闘訓練を魔の森のディスコーディー大森林での魔物との前線で戦い、帝都に戻り辺境伯爵七家の内の一人となり、帝都での面倒な政敵を他の辺境伯爵に助けられ退ける。
そして、敵対勢力を当主就任と同時に滅ぼす事を皇帝からの勅命として行動に移すのだった………
転生者二人はお互いに兄と弟との絆を結び出会いが、帝国内に新しい時代をもたらすことになるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-21 07:08:11
95054文字
会話率:45%
リリアン・ナフティ・ヴァーヴェリア、クロークス公爵家の長女であり、王太子の婚約者だ。
とある小説で登場するキャラクターで、悪役令嬢だ。
王太子から「お前を愛することはない」と言われ、ムキになって王太子を振り向かせようとするが、その行動
が裏目に出てしまい、婚約破棄され修道院送られることになる少女。
そんな悪役令嬢に転生した主人公が、逆に王太子に対して「貴方を愛することはありませんわ」と言ってしまったお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 11:29:57
6843文字
会話率:23%
トラックに轢かれて命を落としたものの、自らを神と名乗る少年に気に入られて異世界へ転生することになった最上紳士《もがみしんじ》四十歳。
紳士は世界最高の魔力を持ちながら全く異能を発現できない公爵家の十五歳、アデル・フォン・ヴァインベルガー
として新たな人生を歩み始めるのだが、転生初日に婚約者のリーゼロッテから婚約破棄を告げられる。
それから三ヶ月後。
聖ケテル学園に通うことになったアデルは、魔力量が多いというだけで、最高位"フィナール"に編入されていたのだった。
これは転生により若返った主人公が持ち前の紳士を遺憾なく発揮することで周囲を赤面させつつ、異能力バトルもしていくなかで一人の女性を愛し、やがて世界を救う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 11:12:54
594603文字
会話率:36%
ガーディソード公爵家の長女のラムは突然の襲撃にあい、妹のアルマを攫われてしまう。公爵家の力を使ってもなかなか居場所がわからない。そのため、兄達に内緒でラムはアルマを捜索する旅に飛び出してしまう。腕利きの魔術師だから、なんとかなると思っていた
のだが、ゴブリンの群れに襲われてしまい重傷を負う。たまたま通りかかった装飾品店の男性、ムスに救われたのをきっかけに二人は、一緒に旅に出ることになる。それは、二人の運命を変えるものになるとは知らずにーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 23:44:21
119026文字
会話率:52%
2年もの間、恋い慕っていた次期公爵家当主イクセル・アベンスとのお見合いの席で、フェリシアは何の前触れもなく前世の記憶が蘇ってしまった。
それは結婚秒読みだと思っていた彼から「ママが君との結婚に反対してるから、結婚は普通に無理」という信じら
れない内容で。その後、ショックのあまり外に飛び出し──前世の自分は事故死した。
あまりにクソすぎる前世の自分の末路に愕然としたフェリシアの視界に飛び込んできたのは、息子のお見合いを見守るイクセルのママの姿だった。
「イクセル様、この話なかったことにしてください」
前世と同じ轍を踏みたくないフェリシアは、お見合いを投げ出し別荘に引きこもる。
しかし別荘を訪ねてきたイクセルは、マザコンではないと訴え、フェリシアに期間限定の婚約者にならないかと提案する。
半ば脅され期間限定の婚約者になったイクセルには、何やら秘密を抱えているようで──
前世の自分と向き合い今世を歩みだす箱入り令嬢と、長すぎる片思いのせいでヤンデレ化しつつある拗らせ令息の、避暑地で織りなすひと夏の恋のお話。
※他のサイトにも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 21:08:28
78972文字
会話率:44%
好きだった。大好きだった。
でも、もう一緒にはいられない。
父の死を機に没落令嬢となったクラーラ・セランネは、婚約者である次期公爵家当主ヴァルラム・ヒーストンに別れを告げ、王都を去った。
それから3年の月日が経ち──二人は人里離れた
研究所で最悪の再会をした。
すれ違った想いを抱えたままクラーラとヴァルラムは、その研究所で上司と部下として共に過ごすことになる。
彼の幸せの為に身を引きたいと間違った方向に頑張るクラーラと、戸惑い傷付きながらも絶対に手放す気が無いヴァルラム。
ただでさえ絡まる二人を更にややこしくするクラーラの妹が登場したり、クラーラの元執事がヴァルラムと火花を散らしたり。
個性的な研究所の先輩たちに冷やかされたり、見守られながら、二人にとって一番良い結末を模索する二度目の恋物語。
※他のサイトでも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 10:31:11
40314文字
会話率:35%
◆かつて守れなかった主のために――最凶令嬢が贈る、時を超えた報復劇!
全てを失った世界で、ようやく見つけた幸せ。それすらも、この手からこぼれ落ちていく……。
魔塔すらも恐れる残虐非道な魔法使い、『白い悪魔』として名を馳せるシア。
敬愛す
る主君、第一王子クロヴィスが王位争いの刃に倒れたその瞬間、彼女は禁忌に手を染め時を巻き戻す。
そして過去に舞い戻った彼女は、経験と知識を総動員して惨殺される未来から家族を救い。アルトヴァイゼン公爵家の娘、アーテミシア・フエゴ・ベルデとしてクロヴィスを王位へと導いていくのだが。
「例えその先の未来に、私が存在しなくても……」
禁忌を破ったその先で、シアを待ち受ける代償とは、果たして――!?
◆一章までは毎日更新! 二章からは不定期更新です。
◆面白かったらぜひ評価やブックマークをお願いします。感想などもいただければ大変励みになります♪
*カクヨムにも同時掲載していますが、なろう版が最新です。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 20:10:00
161277文字
会話率:36%
※主人公の元いた世界での漫画ではBL設定ですが
この小説にはBLは含まれません
ある日前世の記憶を思い出したら
推しカプがいるBL漫画の悪役令嬢になっていることに気がつきました…
私が覚醒した主人公に殺されるまで残り3年
今世では絶
対死なずに主人公の推しカプを
見守りながら推し活する予定…って思ってたのに
主人公達が私を溺愛してきます?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 19:22:42
3749文字
会話率:45%
「ご苦労だったな、イレーナ」
その日私は愛する人に殺された。
ただ、あなたを愛していたのに…、
自分のことしか考えてない真の黒幕は笑いながら
私を殺した。
(神様、どうか最後のお願いです。黒魔法に染められた本当の黒幕皇太子に復讐が
したいです。どうか、私にもう一度機会をください)
私が神聖力で魔法を唱えながら祈ると
目が覚めたら、神聖力発動の3日前に回帰していた
回帰に成功した私は皇太子に復讐するため、
前世の黒幕と手を組むことにする
今世は絶対私があなたを破滅に追い込んでやるわ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 18:38:52
644文字
会話率:39%
複雑な出生事情から、貴族の陰謀に巻き込まれ、家族のために自分の身を売るように公爵家と取引をし、政略結婚を受けいれたテ・トーラ公爵家ネオン。
その結婚相手は南方辺境伯騎士団将軍ラスボラ・ヘテロ・モルファ辺境伯。
結婚式の終わった夜、夫とな
ったラスボラより『この結婚は政略で、君を愛する気も、子を作る気もない』と言い切られるが、そりゃ好都合、と、そのまま辺境伯と仮面夫婦としてしっかりと契約をする。
夫婦関係などなく、また社交もしなくていいことも相まって、辺境伯家の離れ館で勝手気ままなおひとり様生活をしていたネオンだったが、ある日、家令からの助言で(辺境伯夫人としての体裁保持のため)初めて辺境騎士団に向かうことになった。
皆様へと、厨房で焼かれた焼き菓子(差し入れ)をもって呑気にその場に訪れたネオンを待っていたのは、魔物の襲撃で敗戦した一小隊の兵士達。
その目も覆いたくなる惨状に、ネオンは前世前の記憶を取り戻す。
が、前世の自分はあまりにもへっぽこ過ぎ&文化水準が違いすぎて、この世界では役に立たないと落ち込むが、それでも前向きに生きていく(あと、なんか白い結婚だ!って言った旦那様が最近絡んできて超めんどくさい!)んですけど、最初の約束覚えてます??
★この作品には、一部、差別的発言・表現がございます。 不快に思われる方はお読みにならないようお願いいたします。
★一年前にアルファポリス様に投稿し、放置していた『旦那様、お願いがあります!』の改訂版となります。
★かなり勝手気ままな御都合展開のゆるふわまったり作品です。
★あまりにも細かいことは、絶対に気にしないで読んでください。 設定などの緻密性を気にする方は他の方の素敵な作品をお読みください。
★似たような話は多々あると思いますが、作者のオリジナルです、頑張ります。
★作者本人、キャラに対する『悪口・誹謗中傷』はおやめください。
★誤字脱字誤変換が多い作者です。 公開前に何度も遂行・訂正しておりますが報告いただけると嬉しいです。
★感想・ご指摘は大変うれしいです! が、その際、作者も『生きて感情のある人間』だと言う前提でお願いいたします。(上記にもありますが、誹謗中傷などいただくと、かなり傷つきます。)
★アルファポリス様にも、掲載していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 17:25:50
630438文字
会話率:42%
聖女としての力が発現したララスティーナは、公爵家の養女として引き取られた。そこで彼女は虐めを受けるでもなく義理の両親、義理の姉となったアナスタシアに大切にされる。
ララスティーナは、そんなアナスタシアに何処か既視感を持っていてーー
※
恋愛要素は薄めです
※途中で視点が変わります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 17:06:28
6169文字
会話率:29%
大魔法士の系譜である王族のみが魔力を持つ国「ヴァルグレイブ」。この国では魔力を持つ王家とその傍系にあたる五大公爵家が絶大な力を誇っていた。
侯爵令嬢ヒスカリア・バークレイは、事故で両親と自身の記憶を全てなくし、父の代わりに侯爵となった叔父
に養女として引き取られる。
けれど、元々ヒスカリアの父への劣等感の塊だった上、自身の娘ミリアを溺愛していた叔父は、事故で顔に大きな傷を持つヒスカリアをどこに嫁ぐこともできない『穀潰し』と罵り虐げ、使用人のようにこき使った。
そんな親を見て育ったミリアはヒスカリアを「お姉様」と呼びつつも、自分より下のものと認識し、虐げるのだった。
それから十年後。
ヒスカリアが十七歳になったある日、バークレイ侯爵家に、五大公爵家の一つ、ヴァルガス公爵家から縁談の話が来る。
五大公爵家の、それも有名な魔法公爵ジェイン・ヴァルガスとの話にミリアは大喜び。
ところが侯爵家を訪れたジェインから「お前に用はない。必要なのは長子の子だ」と言われ、ミリアと侯爵は憤慨する。
そしてさらにジェインは、ヒスカリアこそが求めていた婚約者だと宣言するが、それには侯爵家が代々隠し続けてきた秘密が関係していて……。
顔に傷を持つ虐げられた令嬢と膨大な魔力を持つ冷徹な魔法公爵の恋の物語。
不定期更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 16:31:45
52030文字
会話率:45%
「駄目よ!」
バンッと机を叩く音が、部屋に鳴り響いた。
「私はこの婚約はできないわ。まして王太子妃なんて、死んでも無理よ! はぁ、はぁ」
「お姉さま・・・・・」
激昂し侍女に宥められているのは、このボルイック侯爵家の長女リズマリー。そ
の様子に、悲しい眼差しを注ぐのは、異母妹サンベルナ。
母は違えど、深い歴史を持つ由緒正しき家門の娘達。
リズマリーの亡き母マリーアナは、隣に位置する大帝国の公爵家の出で、彼女らの父となるアーモンに一目惚れし、半ば強引に嫁いでいた。アーモンはサンベルナの母アメリアと結婚間近であったが、マリーアナの父ローラン公爵がこの国の国王に圧力をかけ、彼らの婚約は白紙にされた。その後鳴り物入りの王命で、アーモンとマリーアナは結婚。
騎士団長であるアーモンが遠征の間、羽目を外して愛人とのバカンス途中、崖から馬車が転落してマリーアナと愛人は死亡。醜聞を隠す為に愛人のことは伏せられ発表されたが、派手な逢瀬は普段から目撃者も多く、虚偽も織り混ぜられ面白おかしく人の口に上った。
その当時、リズマリーは3歳。
その1年後にアーモンはアメリアと再婚し、翌年サンベルナが生まれた。
リズマリーの婚約は、祖父(マリーアナの父)のローラン公爵がごり押ししてきたものだ。この国パステルの王太子スティーブンと孫のリズマリーを結びつけ、|この国《パステル国》での発言権を大きくする為に。ちなみにローラン公爵は皇帝の実弟である。
ローラン公爵は孫のリズマリーを利用して、パステル国の利権を、果ては実権を握ることを目論んでいた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 14:05:57
12466文字
会話率:28%
「私、幸せになりたいの。だから、死んでください、|お義姉さま《おねえさま》!!!」
そんなことを言われて、義妹に包丁を向けられてる私は、当然逃げる。
「止めなさい、アレンシア。貴女はクソ王子に騙されてるのよ! 目を覚まして!!」
追い
詰められて階段。
あ~れ~と、体が浮いて階下へダイブ。
打ち所悪く、
チーン♪と、ご臨終。
異母妹アレンシアは、今頃事の大きさに驚き動揺している。嘘泣きではない涙が頬を伝い、膝を突いて嗚咽をあげる。
「あ、ああっ、|お義姉さま《おねえさま》。私、私は何てことを。ごめんなさい、ごめんなさい………」
あっと言う間の出来事で、使用人が止める間もなく死んだ私はナイアガラ・アルサーキ。公爵家の長女だ。
私がクソ王子呼ばわりしたのは、この国の第二王子ケニーア・イブメリアンで、私の婚約者だった男だ。
ケニーアはナイアガラの婿となり、アルサーキ公爵家の婿に。ナイアガラの兄はザンクロス大公家の婿に入る事が、幼い時に王命で決まっていた。
◇◇◇◆◆◆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 20:43:01
15513文字
会話率:24%
婚約破棄に失敗した王子は、公爵令嬢に2つの選択を迫られる。
衆人環視の中での名誉毀損罪、侮辱罪、冤罪幇助の慰謝料として、次の2つを選んでいただきます。
1つ目・・・我が公爵家が持つ、小島の製薬会社での治験を1年間行ってもらう。
2つ目・
・・製薬会社の隣の島で1年、1人で生き抜いてもらうです。
1つ目の利点として、朝昼夕の食事が付き、持病に合った治験が優先的に選べます。 希望があれば有料で、病気の治療も行えます。
建物も近代的で最先端。 ゲーム、漫画等も完備してます。
欠点として、治験ですのでプラシーボ(偽薬)もありますが、新薬もあります。 内蔵、特に肝臓や腎臓の不全になることもあります。 何しろ新薬は、治験のデータで調整する訳ですので。
2つ目の利点として、自給自足すれば、1年自由です。
欠点として、自給自足はなかなか難しいです。
さらに、未開の人喰い族が生息しており、見つかると食べられる危険性があります。
もし選べない場合、どちらも体験してもらっても大丈夫です。
例えば、島にぎりぎりまで住んで、食料が手に入らず空腹で辛い時に治験に参加するとかです。
組み合わせは色々あると思いますが。
島と島の距離は5km程ですので、ボートで余裕を持って移動できる範囲です。
果たして、王子は生きて帰れるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 09:05:44
4529文字
会話率:26%
キリヘナ・リキュウシスは公爵家に生まれながらに魔力がなく無能と蔑まれ、自分でも人間ではなく置物の人形だと卑下してきた。
さらに十七歳にて第二王子との婚約が一方的に破棄されてしまう。
悲嘆に暮れる彼女であったが、婚約破棄をきっかけとして、彼
女の本当の人生が光差す。
――魔力がない無能ではなく、他者の魔力を幾らでも使えるただ一人の能力者であった
彼女は自分自身の力を自覚し、
――相愛であったが諦めていた第一王と再会した
彼女に相応しい相手を見つけ、
……あなたのものは私のもの
無能と蔑められてきた女は、人形の殻を破り、自らの未来を勝ち取るために歩み始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 20:50:00
184007文字
会話率:26%
異世界の公爵家に転生した主人公。
異世界での公爵家には、想像外の仕事があった。
指導者とは何か、人生を生きるとは何なのか。
「そうか、俺の使命は・・・」
最終更新:2024-05-03 19:08:56
3785文字
会話率:37%
人の心の声が聞こえる化け物公爵と、その公爵に嫁がされる貴族令嬢のお話。
家では貴族としての素養と言える魔法が使えないせいで不遇な少女ウィステリア。
家門の恥とされる上に支度金欲しさにあっさりとクズ家族により公爵家に売られる。
ウィステリ
アは異世界から事故死し、憑依転生した元女子高生。
普通の貴族女性とは違う感覚と知識を持っていた。
そんな彼女の心の声を聞いた化け物公爵は初めての感覚に戸惑い、いつしか愛する事になる。
本作はダブル主人公となっておりますのでわりと
視点が切り替わります。
カクヨム先行。ーアルファでも公開予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 19:06:34
38449文字
会話率:39%
ブルーム・パルティアーノの誕生をきっかけに、初めて顔を合わせたルポワド王家の子供たち…
王太子の第一王子シャルア、水晶の騎士リオーネの一人息子バレル、公爵家の末っ子ブルームが、成長とともにお互いの関係に気づいていく。
最終更新:2024-05-03 16:36:36
77231文字
会話率:50%
登場人物/
夜勤:主人公。テラーキャッスルと呼ばれるダンジョンの魔物。もと人間でかつて勇者パーティーに在籍していた。勇者との約束で彼女の子孫を見守っている。
アリシア・ウォーカー:ロンド皇国の公爵家令嬢で勇者の子孫。ヒロイン。
十八歳
。謀略によりテラーキャッスルへと追放された。
A氏:夜勤の友達。ほぼカピバラ。
ルナマリア・ウォーカー:アリシアの妹。五歳。
バルガス・アッシュ:金髪の貴公子。敵。ロンド皇国騎士団の団長。きっちり死ぬ。
〜冒頭紹介〜
ビート大陸にあるロンド皇国。そこで公爵令嬢として幸せな日々を送っていたアリシア・ウォーカー。
だが彼女は皇位継承の争いに巻き込まれ追放刑となってしまう。
追放先は【テラーキャッスル】と呼ばれる、悪名高きダンジョン。
そして地下一階に入った途端、|オーガ《鬼》が現れ襲われてしまう。
いきなり、死に直面することになる、アリシア。だがオーガの拳が体へ届く直前、彼女は訪れたことも見たこともない部屋へと転移。
驚愕するアリシアの目の前に現れたのはスケルトンの魔物だった。
「よう。俺の名前は【夜勤】。訳あってお前を助けた」
夜勤はアリシアの味方だという。
そして、復讐を望むアリシアに、夜勤から提示される、とんでもレベルアップ計画。
果たしてアリシアはこれからどうなってしまうのか。
スケルトンの魔物【夜勤】とアリシアのコンビが世界を駆け抜ける、痛快ハイファンタジー。
※四話からお話し動きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 15:10:00
115789文字
会話率:35%