「俺たちの時代と比べれば頼りない」、「それでも勇者の息子か?」、もうウンザリだった。
人類と魔王の戦いが終わり十数年後。世界を救った英雄である勇者一味の子たちは成長した。
その一人である『アース』は秀才であり、誰もが父の跡を継いで国を守る
立派な戦士になることを期待したが、アースは常について回る父親の肩書に辟易としていた。
そんなある日、実家の屋敷に封印されていた、大魔王を打倒した父の剣を見たアースは衝撃を受ける。
そこには、成仏できずに現世に留まり続けていた大魔王の幽霊が居たからだ。
何故か大魔王の霊をアースしか見えず、さらに大魔王は剣からアースに取り憑いた。
四六時中、大魔王の霊と過ごすことになり、奇妙な共同生活を送るうちに、大魔王が気まぐれでアースに囁く。
「貴様の父には恨みがある。父や世間を見返したくば、余が貴様を鍛えてやろう。暇だしな」
アースは、親や世間を見返すためだけに大魔王の特別個人指導を受ける。
そして、来るべき日。勇者の両親が、かつての英雄たちが、初恋の人が、幼馴染の姫が、天才の同期たちが、そして世界が激震する。
【2019年5月21日:日間総合1位獲得】
【2019年12月14日:アース・スターノベル様より書籍1巻発売中】
【2020年3月14日:書籍2巻発売中】
【2020年4月2日:コミック アース・スター様ホームページよりコミカライズ第1話スタート】
※本作はカクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 07:00:00
2437454文字
会話率:54%
100年前、帝国領土の中に突如として獣が出現した。人間と同じほどの体格でありながら、筋骨隆々とした体に深い体毛をたなびかせる彼ら彼女らのことを人間は獣人と呼ぶようになった。
当初帝国は、意思疎通が困難な上に略奪行為を繰り返す獣人を強く排斥
したが、獣人側の世代交代が進むにつれ、人間の言葉を理解する獣人が現れるようになった。
それ以降、獣人は王国辺境の農村部を中心に人間と共生しながらその数を増やしていった。
しかしある時、点在する獣人をまとめ上げ、統制された王国を築き上げんと試みる”獣人の王”の存在に危機感を抱いた帝国は、獣人を殲滅せんと試みる。
しかし攻撃作戦は失敗、王国と帝国による戦争の火蓋が切って落とされることとなった。
劣勢を強いられた帝国は侵攻を防ぐために、代々国を守り続ける"守護者"の能力により国土を二分する巨大な裂け目を掘削し、戦争を膠着状態に持ち込むことに成功した。
そうして出来上がった深い谷底に”キバという獣人が、双子の少女と共に暮らしていた。
ある事情からキバは人間側に肩入れし、裂け目の近辺で抗争が起きる度に正体を隠して帝国に加担していた。
一騎当千の活躍から帝国の中でもその存在が"裂け目の獅子"と称され噂される様になったある日、キバは棲家へと戻る道すがら、怪我を負った女性"フレア"と出会う。
心優しいフレアとの交流を深め、人間社会の様相を知るに連れて、次第にボルクは双子の将来について思案するようになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 02:05:16
4385文字
会話率:44%
どっぷり昭和世代の度会有子が、日々感じる「あるある」を不定期に連載していきます。
多分にバイアスが掛かってますが、広いお心でご容赦ください。
最終更新:2024-04-30 20:52:30
38245文字
会話率:2%
少女のように無垢で、老婆の様に博識。その何方でもない青年期の彼女だった。
他の子よりも頭が回る。理論構築が早い。
それでも誰かを下に見ようとするから小賢しい。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
私の小説をお読みの方は、きっと小賢しいと思う事が多いでしょう。
それはきっと誰にも配慮をしていないから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 08:30:50
725文字
会話率:24%
まずい。禁断症状が。
何も出来ない時には、何もしない。
義務感だけを頼りに、義務だけを熟す。
あぁ、老舗の喫茶店と、博物館に行きたい。
それだけが生き甲斐だった。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません
。
注意事項2
バッカスとは酒の神様の事。
今回は酒と定義して、世代を重ねれば重ねる程、味が出るもの。としてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 18:05:35
794文字
会話率:45%
約20年前日本某所の高校に通う「キョウヤ」そしてその同級生の「キラ」
ひょんなことから異世界転移してしまったキョウヤとたまたま近くにいて巻き込まれてしまったキラ
キョウヤは「聖なる剣」「聖なる守り」の二つのスキルを得て、勇者となり魔王討伐の
旅に出た。
一方キラは、「不老不死」「性転換」の二つのスキルを得たため、性別を女性に変え名前を「氷華(ヒョウカ)」とし転移前の世界との関わりを断ち王都で静かに暮らすこととなった
キョウヤは困難が続く旅の果てでやっとの思いで魔王を倒し世界に平穏が取り戻した。
そして平穏になった世界で自由気ままに生活していたキョウヤの元に王城からある一通の手紙が届き・・・
・・・この作品は不定期投稿なので話と話の投稿間隔がものすごく開いてしまう可能性があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 23:55:08
1407文字
会話率:73%
ボクの父さんは『勇者』です。
『勇者』というのはこの世界を守っている、世界で一番強い人です。
だけどなぜかボクと同い年で、表向きは双子って事になっています。
だからお父さんが『お父さん』という事も、お父さんが『勇者』という事も秘密で
す。
ボクのお母さんは『魔女』です。
『魔女』っていうのは実在するかどうかわからない伝説上のすごい魔法使いです。
でも世間ではお母さんは『勇者』という事になっています。
だけど本物の『勇者』はお父さんだから、お母さんは本当の『勇者』ではありません。
お母さんが『勇者』ではなくて『魔女』という事は秘密です。
お父さんもお母さんも秘密がいっぱいで、隠すのが大変です。
そして・・・ボクにも一つ、秘密があります。
※【勇者の弟子はお嫁さんになりたい!】の次世代の話です。ネタバレを含みます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 20:10:59
214340文字
会話率:43%
世界は落ち着きを取り戻していた。
新しい生活を始めよう。
君も今日から冒険者だ!
世界はダンジョンに依存している。
だからこそ君も冒険者になって世界に貢献しよう!
第三世代の君たちを待っているぞ!
最終更新:2024-04-28 22:29:16
6086文字
会話率:44%
魔法少女。10年前、魔獣という人類最大の天敵の出現と同時期現れ、見事世界を救った彼女達は世代を交代しながら、今なお戦いの中に身を置いていた。
10代から20代の女の子達が大きく衰退した人類を守る為に戦い続ける中、一人の青年がその現状に否を
唱える。
何故、年端もいかない少女達が命を落とすような危険な真似をしなければならない。何故、大人達は当たり前の顔をして彼女達が命を賭けて作っている平和を享受している。どうして自分にはその力も無ければ、他の大人と同じように何も出来ずにいるのか。
自分には何も出来ないのか。
かつて理想を胸に世界中で看護師としての腕を振るい、そして何も救えなかったと夢破れたその青年はただただ無力感に打ちひしがれる。そうして一年経った頃、彼の前に、一匹の胡散臭い妖精が現れる。
妖精が言うには、青年は何故か魔法少女になるだけの魔力を持ち合わせているらしい。なぜかは分からない。ただ力が手に入る。何かを変えられるかも知れない強い力が。
青年は飛び付いた。例えそれが嘘混じりの物だとしても、多くを救えるだけの力が手に入るからと。
妖精は懺悔した。生きるために一人の青年の運命を変えてしまったと。だから、せめて青年の理想を叶えるために共にあろうと。
一人の青年と一匹の妖精が手を組んだ。目標は『魔法少女が戦わなくても良い世界にする』。
果ての無い目標。がむしゃらに歩みだした道のりの中で、二人は多くの困難に直面する。
強力な魔獣との戦い。正体を隠しながらの他の魔法少女達との交流。
【ノーブル】という魔力と魔法を悪用しようと企む謎のテロ組織の暗躍。それに与する、『災厄の魔女』と称される妖精との確執。
そして、青年自身も知らなかった自らの出生の謎と特別な力。それに伴う変化。
全てが複雑に絡み合い。多くの繋がりを生み出しながら、青年と妖精は道なき道を切り開いて行く。全ては『魔法少女を守る魔法少女』になるために。
その結果、青年を変貌させてしまうのだとしても、彼らは迷いながら進み続ける。
これは『魔法少女が魔法少女を守る話』であり、『世界を変える話』。
「行くよパッシオ!!」
「OK、真白!!」
『チェンジ!!フルール・フローレ!!』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 18:00:00
2582363文字
会話率:38%
これは既に決した滅びの未来を綴った灰色の記憶である―――
―――
世界はかつて不安定な7つの世界で成り立っていた。
シンセライズが誕生する前、7つの不安定な世界のうちの1つ、レクシアと呼ばれる世界では太古から勇者と呼ばれる存在と、魔王と呼ば
れる存在が対立していた。
世界を支配・破壊を目的とする絶対悪である魔王と、世界を守るために戦った勇気ある者、すなわち勇者は魔王との激しい戦いの末に、平和を勝ち取った。
魔王は倒された際、自身の魂を逃がし、そして魔族の中から自分の力に耐えられるほどの才ある血筋を選別し、それに乗り移った。
これを何度も繰り返すことによって魔王は生き続けてきた。
力を取り戻しては器を使用して世界を手中に収め、そしてまた新世代の勇者が立ち上がり、器を倒す。
そして魔王は再び魂を別の器へと移して生きながらえた。
一方、勇者はその存在を消し、今では子孫すら残っているかも分からない状態だと言われている。
だが、魔族はもはや世界にとっての敵では無い。今、世界は平和を維持し続けているのだった。
これは始祖の魂を継ぎ最高の魔王になることを夢見る青年、デーガ・カタストロフが魔王となり、その果てに続くDelighting Worldに結ぶ、既に決した過去の物語。
―――灰色の未来が訪れるその時までは、どうか、穏やかな夢を…
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この小説は連載中小説、Delighting Worldに登場するキャラクターの1人である、デーガを主人公とした過去の物語となります。
Delighting World本編を見ていなくともわかるようにはしますが、見ている方が良いと言えばそうなので、是非本編を読み進めてから閲覧していただけると嬉しいです。(最も、デーガが登場するのは後半になるのですが…)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 08:03:16
26811文字
会話率:48%
数百余年に渡って、世界のバイオテクノロジーの発展に貢献してきたRASと呼ばれる国際生物科学研究機関。人々はその恩恵にあずかる一方、進み過ぎたバイオテクノロジーの違法な流用による”生体兵器”という存在に悩まされていた。RASは驚異的な力を持
つ”生体兵器”に対して、各国の政府を利用して合法的に”遺伝子強化兵“と呼ばれる人型の生体兵器を作成し、これに対抗していた。その最中、RASの中で世代交代が行われ、新たな長官が選出される。それとともに、バイオテクノロジーは飛躍的な快挙を上げていくが、その陰で、ある計画が次第に体を為し、動き出していく。
---よくわからない表現、誤字脱字等あると思いますが、ご容赦ください。暇つぶしに読んで下さると嬉しいです。---
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 01:16:21
214671文字
会話率:62%
就職氷河期世代の無職のおっさんが意味不明なメールでスカウトを受け
就職した先は異世界
全てをなくした彼が異世界でどこを目指していくのか。
彼のこだわりはただ一つ。無理なく最大限の成果を
最終更新:2024-04-27 00:00:00
323543文字
会話率:19%
神社生まれの予知能力者の少女がいた。
彼女は睡眠工学を開拓し、眠り見る夢同士を繋ぐDRテクノロジーの礎となり、夭折した後にその才知と美貌を称えられ、夢の塔<BABEL>の女性型システム統括AI〈R.E.M.〉の外見モデルとな
った。
少女の没後、姪が誕生した。
姪は叔母と瓜二つの美貌を持ち、寺生まれであり、触れた相手の過去を夢に見る力があった。
BABELのサービス20周年記念イベントの夜、圧縮データブラックボックス『R.E.M.』がBABEL中にばらまかれる事件が発生する。保存電脳ファイルの中ではR.E.M.のモデルとなった天才少女が眠っていた。
箱を開いた姪は叔母の霊体と出会い、次世代の神の座を巡る巨大な陰謀を知ることとなる。
これは、人類の次の支配種を決める生存競争の物語の始まり。
それと並行して、天才学者のクローンである絶食男子との婚活エピソード、演劇部の部長の自殺未遂のお見舞いイベントなどがあります。
前半はほぼ学園ものです。
もう少し具体的なあらすじ
天才少年・塚原進路のクローンである塚原影路に、二通のメッセージが届く。一通は演劇部の招集、もう一通は何者かからの、夢の塔20周年記念イベントでの待ち合わせ。演劇部は人数不足で対外活動を控えていたが年末の発表が決定し、部員同士ぶつかりあいながらも企画が走り出した。一方、夢の塔の女神に瓜二つの美少女である草凪和沙は、記念イベントに影路を誘うことになり、誘いへの影路の返答に不穏な気配を感じ取っていた。影路と同じクローンの塚原回路がかつて巻き込まれた殺人冤罪事件を思い出し、和沙は共通の友人たちと共に夢の塔で影路の後を追うことを決意する。
様々なテーマのイベント会場を巡った一行はついに、影路によく似た顔立ちのアバターの少年と同行者を発見する。なりすまし、他人の空似、さまざまな可能性が浮かび上がる中で思いもつかない大事件が発生し、歴史に刻まれた天才少年と天才少女の顔は再び全世界に配信され、台風と共に夢の塔は一夜にして半壊した。
次の登校日、集められた演劇部の面々は部長の検査入院を知らされる。聞き出したその容態から自殺未遂の可能性を導き出した部員たちは、その真実と真意を確かめるため、部長の夢の中に突入する――!
本作品は「ハーメルン」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 23:50:00
124441文字
会話率:49%
いけないせばすてぃあんの前日譚。
お話はこうしてはじまったのだ。
世代間ぎゃっぷ異世界恋愛こめでぃー。
月イチ投稿、全12話予定。
最終更新:2024-04-26 00:00:00
11533文字
会話率:52%
ピノとせばすてぃあんの愛の逃避行。
艱難辛苦を乗り越え行きつく先は・・・。
のんすとっぷ世代間異世界バトルコメディー。
最終更新:2024-03-08 22:32:07
6167文字
会話率:54%
なろうラジオ大賞参加作品です。
ついでにあいつらまで参戦(笑)。
最終更新:2023-12-21 22:12:39
999文字
会話率:36%
「神国連邦」と「合衆国」に別れた銀河にて、双方の次世代の「バルキリー」達が成長し、戦い、生きる。シリーズ2作目。
最終更新:2024-04-25 23:29:22
11097文字
会話率:16%
地球人が他の惑星に入植し始めてから1000年以上経つ未来、宇宙を統治し続けている宇宙統治機構に対して戦いを挑むのは、幼年期に殺人罪を犯して流刑となった少年、ケン・ベルゼブブであった。3世代に渡るベルゼブブ家と宇宙統治機構との戦いが、此処に
始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-22 23:16:46
54804文字
会話率:56%
西暦より真西暦に暦を変えた未来世界にて、かつて侵略した異世界、征暦世界からの逆襲が始まる。真西暦4年2月15日より始まる、5世代に渡る戦いを描く。
「beautiful snow」の続編です。
最終更新:2022-01-26 22:42:19
52013文字
会話率:36%
――火星移民9世、初めての地球でグルメを楽しむ
時は2413年。火星と地球が分断されてから二世紀半。再び火星と地球を結ぶべく惑星間鉄道アストロ・レールウェイが計画されていた。そんなある日、同鉄道の職員で、火星コロニーで生まれ育った平民階級
の女性、ルキア・レッドフォード大尉とその親友のミンユェ・リー少尉は「市民食レシピN-5」を楽しみにしていた。火星一般市民のソウルフード・通称サイコロ肉が彼女達のお楽しみだ。
その時、地球からの派遣職員二人が、鼻持ちならないお貴族様であるエレノア・ブライトン少尉に引き連れられて、食堂にやってくる。地球人の一人が、サイコロ肉のことを「ディストピア飯」と呼び、ルキアは憤慨する。
ところが翌日、地球へ交換派遣される職員としてルキアとミンユェが選ばれる。総裁との食事会において、彼女達はハンバーグに出会う。見たことのない料理に困惑するが、それが地球料理だと知り、その味わいに感動する。
火星ディストピア飯ネイティブ世代が、地球の庶民グルメを楽しむSFグルメコメディ。
※本作品は「アストロ・レールウェイ ―火星姉バカ放漫軌道―」のスピンオフ作品です。「アストロ・レールウェイ ―火星姉バカ放漫軌道―」を先にご覧いただくとよりお楽しみいただけます。また、Webアニメ「こうしす!EE」と同じ世界線の未来を描く作品です。アニメの他、小説「こうしす!社内SE祝園アカネの情報セキュリティ事件簿」「NebulAI.HOSXI」「ハックしないで監査役」、漫画「伏石ちゃんは意図に反したい」など、関連作品を先にご覧いただくとよりお楽しみいただけます。
【コンテスト応募に関する注記】
本作品は応募者及び応募者が経営する一人会社にて将来アニメ化することを想定して考制作したものです。そのため、受賞に係る許諾の範囲は、明確にこの作品の本文のみに限定します。
キャラクター・舞台・世界観等の設定資料及び設定が共通する既存または将来制作する関連作品(続編、スピンオフ作品、スピンオフ元作品、別シリーズ作品を含みますが、それらに限りません)については明確に応募者が全権を留保し、それらの制作、出版及び二次利用その他に関してコンテスト主催者様の許諾を要しないものとします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 12:20:00
12915文字
会話率:40%
津波に飲み込まれて気がつけば白い部屋にいた。
集められた男女は皆同世代に見えた。それぞれが不安を抱えるなか示されたメッセージは『-生き抜くための力が必要だ。スキルを選択してスタイルを確立しよう-』
それは、ゲームの世界へ異世界転生すると
思わしきメッセージ。
集められた男女は新世界で波乱万丈の冒険を覚悟して、パーティを結成して異世界へ飛ばされるのだが......。
異世界に転生したマナブは森の中でひとりだった。
辿り着いた村で1人の女性と出会うことで、マナブの冒険譚は一旦幕を閉じ、ドタバタスローライフが始まる。
今日もマナブは魚を取りに川へ向かう......。冒険への道のりは遠い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 00:49:02
120457文字
会話率:40%
とある砂漠。新たに砂に埋もれていた遺跡を発見したと言えど、一年近くも経てばその熱も冷め、また元々大して世間の興味も引いておらず、深夜。調査を続けていたのはある年老いた考古学者のみであった。
「うーむ」と唸る博士。数週間前、遺跡の屋上のこの
石板に触れたとき、確かに電流のようなものが走り、また文字が光って見えたのだが、やはりあれは気のせいか。徹夜続きだったものなぁ……。
と、博士が上体を大きく反らし、伸びをするとパキポキと子気味のいい音が鳴った。そして美しい星空をその瞳に映すと自然と頬が緩んだ。これでいい。これまでも、そして老い先長いとは言えないこの人生を捧げ、後の世代に知識の橋渡しをするのだ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-21 16:00:00
1449文字
会話率:45%
もしも自分が透明人間になったら……と、誰もが一度は想像するだろう。そして実際に透明になったら本能から来る欲望をそのまま行使するに違いない。特に、それが男なら。
根拠はある。最初の透明人間がそうだった。とある研究の最中、透明人間となったそ
の男は衣服から始まり、常識、倫理、法、自分を縛る何もかもを脱ぎ捨て、原始時代あるいはそれ以上前に先祖返りしたとでもいうのか、悪意を剥き出しにし殺し、犯し殺し犯し殺し殺し犯し犯し……と、一度も捕まることなく数年間、犯行を続けたとされる。
その犯行の発覚が遅れたのは人々が透明人間などあり得ないという常識に引っ張られたからで、いや、そもそもその発想に至るまでが遠すぎたのだ。ある時、街の監視カメラに映った犯行の瞬間。宙に浮かぶナイフが被害者の喉を掻っ切るその映像を目にし、浮上したのが霊や悪魔の存在。そして警察が何かトリックがあると、それすら認めたがらなかったのが障壁となった。
ではなぜ透明人間の仕業だとわかったのか。そして一度も捕まらなかったのになぜそれが男だとわかったのか。
それは、透明な赤子の誕生である。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-03-23 10:30:00
2890文字
会話率:14%
新潟で奇跡出来な再会を果たし、期せずして情熱的な一夜を過ごした幼なじみの城之川研治と美代子はお互いに相手が忘れられず、東京に戻った後も連絡を取り合う。最初は電話の定期便で我慢していた二人だったがその後定期的に会って食事をするまでになったも
のの、施設に入っている研治の妻への遠慮もあってそれまでの関係に踏みとどまっていた。しかし研治の妻が施設で急死すると………。
「Yellow Signal」の続編・後日談として熟年世代の性愛の目覚めを描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 15:26:32
9441文字
会話率:69%
剣と魔法の時代から、千年の月日が流れました。若くして両親を失ったエリカは、故郷を離れて聖都に移り住むことに。エリカに残されたのは、父譲りの魔法の才と、潤沢な財産と、最強のボディガード、ルゥ。エリカと同世代の少女に見える彼女は、父が禁忌を犯し
て創り上げた人間でした。エリカとルゥは身分を隠し、とあるコーヒーハウスに居候することになるのですが、聖都の治安は悪く、希望はあっても夢はありません。曇り空のような王国で、彼女たちは天から降りる二筋の光となることができるのでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 00:32:28
31966文字
会話率:64%
謀婚の子供世代の話【王女の思惑 女性護衛騎士の憂鬱】に出てきた幼なじみ達の恋愛の話。オムニバス形式で章毎に主人公が変わります。
こちらだけでも読めるように説明は挟みますが、登場人物が多いのはご容赦願います。
最終更新:2024-04-20 21:00:00
100783文字
会話率:67%