代々の王族に読書家の多いこの王国には、世界中の本が収められている王立図書館がある。その地下の書庫で働くルーンの最近の趣味は、BL本を読むこと。こっそり書庫で読んでいたら、第四王子フェルナンドに誤ってBL本を渡してしまった。そういうのに縁がな
さそうな、爽やかさ100%の王子だけど、どうしよう!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 20:00:00
17215文字
会話率:23%
ゲオルグとクルーンが外でお酒を飲んでたら、女の子に話しかけられた話
最終更新:2024-02-03 08:27:55
3201文字
会話率:46%
※改稿リメイク版です。
【あらすじ】
「このっ恥晒しめ! お前のような出来損ないを育てたつもりはない!下級職『鍛治士』でスキルが『鑑定士』とは飛んだ晒し者よ」
この世界では15歳で成人とされ、『加冠の儀』を受けるのが慣例とされている。
その『加冠の儀』にて天賦の適正職『鍛冶士』、天賦のスキル『鑑定士』を授かった俺。
『鍛冶士』は下級身分・劣等身分の人間が、生誕した時からあわよくばと祈り、ほんの超低確率で引き当てては、パーティーが始まってしまうくらいのレベルの職。
貴族からしたら、生誕した時からこんな下級でド底辺職なんかを引き当てないでくれと天を煽りながらお祈りをするくらいの、下級職。
『鑑定士』はハルバルーン王国でこれまで引き当てた人間すら居ないし、引き当てた奴を見た事も無い!ってほど、最早、『鑑定士』って何?ってレベルの、ダメダメ最下級ゴミスキル。
『鑑定士』と聞くと、道具やら武器などを鑑定するってイメージは出来るのだけど……
そもそも、道具を鑑定する必要ってあるの?
その道具を作った人呼んできて、素材やら強度とか直接聞いちゃえばいいんじゃ無いの?みたいな、鑑定士なんて不必要とされているくらいのレベルのスキル。
代々続く由緒正しい貴族家の長男として生まれてしまった俺は、家族の期待を一身に受けながらも、貴族家にはなんとも相応しくない下級職『鍛冶士』、最下級ゴミスキル『鑑定士』を授かった故に、家から追放の身となってしまう。
授かった天賦の適正職『鍛冶士』には意外な有効性があるのだと発見して、俺には大きくありふれた才能がある事に気付く。
そう。
貴族家には相応しくないと罵られた下級職『鍛冶士』、最下級ゴミスキル『鑑定士』は、大商人として開花する片鱗だった。
そして、憎たらしい弟を越え、俺を追放した父をも越す最強へと繋がっていた。
俺を見放し家を追放した父、そして俺を蔑んだ弟も、俺を見下した奴全員見返してやる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-24 18:11:16
22722文字
会話率:20%
「王様になりたくて来ました!打倒皇帝!めざせ次期皇帝!です!」
とんでもない事をのたまう美少女との出会いをきっかけに、『不死の男』レオンの日常は文字通りひっくり返る。
ある時はムカデを食べ、ある時は騎士様と戦い、ある時は仲良く嘔吐する。ある
時はぶん殴るし、逆にぶん殴られる事も。すぐに血まみれになるわ、追っかけられるわ、大爆発を起こすわの日々で、王を目指す旅としては、あまりにも絢爛豪華の文字から程遠い旅。
果たして、彼らに玉座は与えられるのか?真実を知るのは、精霊ばかりである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 16:00:00
79413文字
会話率:59%
それが、たとえあなたの夢や希望や生きがいでなくなっても。
誰かにとっては夢で希望で生きがいだ。
最終更新:2024-01-12 18:00:00
2929文字
会話率:0%
バルーンリリース。
さまざまな催しもので行われる、空を彩るイベントのひとつ。
俺たちの学校の運動会でも、去年までは行っていたが、今年からぱったりなくなった。
それどころか、大人たちはやたらと空を気にするようになり……。
最終更新:2020-12-14 22:00:00
2601文字
会話率:0%
全ては彼の一言から始まった……。
「俺、冒険者になるよ。」
その日、国中に衝撃が走る。
有名な『最弱王子』の異名を持つガルトリー公国のシエル王子が冒険者としてギルドに登録した!?
「お前気は確かか!?」
「冗談にしちゃ笑えないよ!?
」
魔法学校のクラスメートで親友である二人が至近距離で大声をあげた。
「うるさいなー。そんなに驚く事か?」
これは全ステータス最弱、子供にも勝てないとまで言われたシエルが仲間と共に冒険者として困難なクエスト(Eランク)に立ち向かう、という話なのだが……。
「……えっ!?なにこれ!?」
「どうした?」
「この子……ステータスが計測不能だって。」
「…………え?」
旅の途中で出会った自称迷子の不思議な少女ユグリシアはチート級の能力を持っていた!
彼女の数多いチートスキルも相まって、やがてシエルたちはSランククエスト『ヴェルーンガウスの秘宝』に挑むこととなるのだが……?
最弱と最強が織り成す少しゆるめのファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-13 15:07:47
234512文字
会話率:57%
〝 魔法の石を作る技師、過去から逃げた男は弟子とともにもう一度手を振るう。 〟
石を介して魔法を使用する世界で、その魔法の石【ルーン】を作る製錬技師たち――。
ウェイ・ヴァルナーは、ルーンの最先端技術を常に追い求める製錬技師の中で
も突出した知恵と技術を持っていた。
しかし、その腕故の自信は、ある時一人の犠牲者を生んでしまった。
自分の腕を過信したが故のその事故は、ウェイの心にトラウマとして永遠に刻まれることとなる。
その後、生きる意味を見失ったウェイは一人の製錬技師に拾われた。
片田舎で再び製錬技師として腕を振るっていたウェイ。
そんな彼にも或る日転機が訪れる。
国認製錬技師に連れられ十三年ぶりに戻って来た王都で、ウェイは店を開き、もう一度いちからやり直すことになる。
そこで、ウェイは一人の少女と出会う――。
その少女との出会いが、ウェイに過去と向き合うきっかけを作っていく。
次々に降りかかってくる難題に、増えていく新たな仲間達。
それらの果てに、ウェイは遂に〝過去の自分〟を取り戻す。
これは、最先端技術との向き合い方に苦悩する一人の〝製錬技師の解体新書〟
恐れるな。その技術は必ず未来の発展へと繋がる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-06 16:00:00
188423文字
会話率:41%
※※※ 注意:1992年の作品です ※※※
勇者を夢見る青年ジェロム。熟練の冒険者となって帰郷した幼なじみカレンとの再会も束の間、数年ぶりの勝負に圧倒的な惨敗を喫してしまう。
一念発起したジェロムはカレンの背中を追い修業の旅へ出る。魔物
退治をしながら諸国を巡る最中、浮かび上がる不穏な影『六魔導』の暗躍。
弱虫王子と従者、王女と護衛戦士、あやしい詩人、果ては海賊まで――正義の下に集った仲間たちと、勇者ジェロムは内なる光を胸に闇の軍勢に立ち向かう。
© 2023 真野魚尾
(執筆期間:1992/3?~5/20)
※本作は「カクヨム」様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-29 14:56:07
66164文字
会話率:55%
この話の主人公、コバルト・バーリンはめでたくフェイス高等学校という普通科ONLYで30クラスもある、大規模な高校に入学した。1年次のクラスは27組だった。最初に話しかけてきたキャリン・レーベ、青い目を持つケイト・ジェルン、コバルトとそっくり
なブルーン・バイオレットの4人を中心に高校生活を送る。
所属している演劇部の活動で、文化祭の劇に出演したり、クリスマスの劇の大会に出場したりと和気あいあいとした学校生活を描く!実際に劇をしたり、突如の修学旅行の連絡を聞かされて動揺したり、時には別世界に行ったり……!
ハチャメチャな高校生活を描いた、著者が高校1年の時に執筆した中編小説です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 14:00:00
51065文字
会話率:33%
死を選んだ筈の少年。しかし、気がつくと竜と馬が混ざった八本脚の怪物になっていた。事態を飲み込めぬまま、側にいた銀髪の少女に連れられて旅に出ることに……。
これは問題児が高位魔術言語ーールーン文字の刻まれた魔具と卵を求めてやりたい放題する冒険
譚。
※主人公とヒロインは身勝手で正義感の欠片も持ち合わせていません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 20:16:00
50120文字
会話率:34%
伝説の冒険者集団《七星旅団(セブンスターズ)》が、突然の解散を宣言してから約一年。呪いにより魔力を制限されたルーン魔術師、元地球人の青年アスタは、解呪の方法を探し魔術の学院へと通っていた。以前、冒険者として一線にいた経験を買われ、学生の選
抜パーティとして迷宮に潜った彼は、そこで仕掛けられた陰謀の一端を垣間見る。古き仲間と、新しい仲間、そして因縁の敵を前にして、やがてアスタは退いたはずの戦いへと身を投じることとなり――。七星旅団の六番目。《紫煙の記述師》の二つ名を持ち、最強の冒険者の一角とまで謳われた印刻使い。彼が秤にかけるのは、かつての約束と新しい誓い。異世界の秘密を前にして、アスタは戦いを決意する。
ダンジョン系異世界トリップ王道風ファンタジー。
【書籍化しました。HJ文庫様より発売中!】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 23:09:34
2243022文字
会話率:33%
セテリ王と王妃の愛された唯一の子、アナスタシア王女は、誕生日に突然重病にかかりました。王室の医者の最善の努力にもかかわらず、彼女は意識を取り戻すことなく、床に臥せっていました。
「王様がお姫様を癒すことのできる者に1万の金貨のダブルーンを
提供すると言うのですか?」
そんな信じられないニュースを聞いて、身分の低い詐欺師はとにかく何も失うものがないと思い、聖女のふりをしてお姫様に健康を祈るために自分自身を申し込みました。しかし、誰が考えたでしょう、お姫様が実際に昏睡から目を覚まし、偽聖女が「治療」を行っている最中であったことを?
今や神の奇跡を成し遂げた神聖な聖女と称えられ、彼女はアナスタシアが彼女の病気から完全に回復するまで宮殿に滞在するように命じられます!しかし、お姫様は記憶を失い、元の自分に戻ることができないようですか?これは『アースからの転生』と何か関係があるのでしょうか?
治らない転生お姫様と王の報酬を手に入れようと必死な女装の偽聖女との対決が始まります!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-03 10:05:02
45967文字
会話率:60%
魔軍の襲撃によって僕は死んだ。『神でも悪魔でもなんでもいい。どんな代償だって支払ってやる。だからあいつらを殺す力を俺にくれ。この子たちを奪わせたりするものか』そんな願いに応えたのはただのゲーム好きの高校生。目が覚めると時が戻り、レクになった
少年は、魔軍の襲撃に備えて行動を始めるのだった。---まずはひたすらレベリングだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 19:03:24
209828文字
会話率:50%
たった一人で魔王を倒した最強の魔術師――エリオ・ルーングレイス。
“英雄”と讃えられた彼の存在により人間と魔族との間に勃発した“魔絶戦争”が終結し、世界に平和が訪れた。
しかし、エリオは突如として王国を裏切り、王城に火を放つ。
何故“英雄”
がそのようなことをしたのか、それは誰にも分からない。
ただ誰もが彼を讃えることをやめ、恐怖するようになった。
この日を境にエリオは“英雄”ではなく“大罪人”となった。
そんな英雄の反乱から、五年の歳月が流れた。
表舞台から姿を消した“大罪人”エリオはアイオン森林地帯に身を隠しながら静かに過ごしていた。
ある日、いつも通り森の中で過ごしていたエリオは、魔王軍が残していった魔界の魔物に追われていた少女を助ける。
少女はエリオを“大罪人”だと気づくと、恐れるわけでも軽蔑するわけでもなく――
「わたくしを、誘拐してくださいまし!」
――どういうわけか、目を輝かせながら土下座したのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 17:05:04
161905文字
会話率:39%
“難攻不落”を誇ったアンセル砦は、敵国の軍勢によって今や落ちる寸前であった。
砦を守る将軍ワルーンは部下たちにこう命令する。
「アンセル砦はまもなく落ちる……お前たちは逃げろ!!!」
すると、残る兵士たちは「それじゃ遠慮なく」とばかりに
全員逃げてしまう。
残されたワルーンは憤りつつも、「最後に砦を一通り見回したら、私も逃げよう」と決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-14 16:35:17
3478文字
会話率:26%
妹のアルフォネアは姉であるステファニーの物を奪うことが生きがいを感じている。
小さい頃はお気に入りの洋服やぬいぐるみを取られた。
18歳になり婚約者が出来たら、今度は私の婚約者に色目を使ってきた。
でも、ちょっと待って。
アルフォネアが色
目を使っているのは、婚約者であるルーンファクト王子の影武者なんだけど……。
アルファポリスにて、先行公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 19:52:55
11370文字
会話率:44%
ルーンゴースト大陸西の遺跡地帯で、理律使(シェイナー)ユニスは、倒れていた護衛戦闘士(ガードファイター)の晶斗を拾った。晶斗が遺跡で遭難したのは十年前のこと。彼は奇跡にも等しい確率で生きて戻った『帰還者』だった! ユニスは一文無しの晶斗か
ら雇用するよう脅迫される。ユニスは遺跡でのテスト実施後、お互いの特技に利害の一致をみ、コンビを組むことにした。だが、シャールーン帝国の美貌の宰相閣下によって、この惑星ルーンゴーストの2大文明、惑星と同じ名を持つ大陸ルーンゴーストともう一つの大陸文明サイメスによる大陸間条約締結会議の陰謀に巻き込まれていく。相反する2つの文明の狭間で、謎に満ちた遺跡に隠された希少なお宝『光球(ラディウス)』の争奪戦が始まった! 遠い未来のはるかな惑星を舞台にしたSF冒険ファンタジー。***2008年第15回電撃文庫大賞一次通過作品でした。2018年になろうへ掲載したものを全面改稿している2019年版です。物語の大筋はそのままですが、文章は書き下ろしです。エピソードは細部が改変されていますので、旧作をお読みになった方でも楽しめる作品となっています。※2021年現在メンテ中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 20:00:00
249135文字
会話率:28%
守護聖都フェルゴモールの中央駅で大勢の刺客に襲われた理律使(シェイナー)ユニスは、東邦郡の護衛戦闘士(ガードファイター)の晶斗に助けられた。だが、偶然の再会ではなかった。プリンスこと美貌の帝国宰相閣下が二人を呼び出したのだ。今回の仕事の依
頼、それはユニス本人と『コルセニーの紋章』を強盗団の手から護ること。禁忌の力とされる古代理紋を手に入れた強盗団は、紋章の力をさらに悪用するために、類似性のある古代理紋の力を持つユニスの誘拐を企んでいたのだ。ユニスを護るためと女神コルセニーの紋章について手掛かりを探るため、一行は一年前に謎の行方不明事件のあった理律の研究所を訪れた。その調査の最中、ユニスは奇妙な時間の歪みに巻き込まれる。行き着いた刻の果てにあったもの、それは、惑星ルーンゴーストの失われた古代世界の歴史と、ユニスがシェイナーとなるきっかけとなった過去の記憶の、痛ましい真相だった――――。*ルーンゴーストの第二段です。時系列は第一話からの後日談となります。第一話を読んでいなくてもストーリーがわかるように書いたつもりですが、もともとは作者自身が楽しむために書いた作品です。これが初公表です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-12 20:00:00
174032文字
会話率:33%
ルーンゴースト大陸西の遺跡地帯で、ユニスは倒れていた晶斗を拾った。『理(シェイン)』を操る理律使(シェイナー)のユニスにとっては、空間を移動して晶斗を保安局に届けるのはたやすいこと。だが、晶斗は東の果て東邦郡の護衛戦闘士で、しかも彼が遺跡で
遭難したのは十年前。奇跡にも等しい確率で『帰還者』となったのだ! お互いの特技に利害の一致を見た二人はコンビを組むが、シャールーン帝国の大公によって、二つの巨大な大陸文明、ルーンゴーストとサイメスの大陸間条約締結の陰謀に巻き込まれていく。謎の遺跡と二つの巨大文明の狭間で、遺跡で発見される稀少なお宝『光珠(ラディウス)』をかけた冒険が始まった。遠い未来のはるかな惑星を舞台にしたSF冒険ファンタジー。*2008年第15回電撃文庫大賞一次通過作品です。小説家になろう掲載のため、応募時より改稿しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-14 20:00:00
179626文字
会話率:41%
ただ、主人公が新たな世界に自ら踏み込んでいく話です。
最終更新:2023-08-29 18:00:00
3963文字
会話率:14%
大戦の英雄だった若き騎士団長ダグラス・ルーンフォルト。
彼は凱旋帰国の最中に仲間たちの卑劣な裏切りによって命を落とす。
しかしそんな彼を「東方の魔女」と呼ばれる謎の女性レイスニール・アトカーシアが恐るべき力を持つ『魔人』として蘇らせた。
復讐を決意し帰国の為の旅に出るダグラス。
しかし、色々あって帰国には二十年以上かかった上に間が空きすぎたので割と復讐とかどうでもよくなっちゃっていたのだった!
帰国したやる気ない復讐者ダグラスを襲う数々の予想外のハプニング。
二十数年前の裏切りを始点として数多の関係者たちの思惑が……悪意が複雑に絡み合う。
やがてそれらはいくつもの死と流血を生みながら収束へと向かうのだが……。
血と汗と涙と粉もんとプロレス技の乱れ飛ぶ復讐(しない)譚、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-22 10:14:44
116366文字
会話率:24%
貧乏貴族のウィンテート家に仕える使用人リースは、掃除・洗濯・炊事…とにかく家事全般が大嫌い。
主人である三姉妹の次女エミュレーに毎日イビられながらも、彼女には唯一心の支えにしている日課があった。
それは夕暮れ時に、都外れにあるウィンティ
ート家の屋敷から微かにみえる王宮殿に灯る明かりを眺めること…。
『きっとあそこには上品で優しくて美しい人が大勢いるに違いない。毎日綺麗なドレスを着て美味しいものを食べて、花のように笑って暮らしているんだろう…。』
どうしようもない憧れを抱いたままリースはついに王太子殿下の誕生日の宴の招待状を偶然手にして…?!
※長編なので気長に読んでいただけたらと思います。
<主な登場人物>
リース・・・主人公。ウィンティー ト家の使用人。メイドだけど家事が大嫌い。
ヴァンテリオス王子・・・アルシェンバーユ国の王太子。容姿端麗で強い魔力を持っている。甘いもの好き。
ターネット・・・ウィンティート家の長女。没落した家の再興に心血を注いでいる。
エミュレー・・・ウィンティート家の次女。気分屋で機嫌が悪いと主人公リースに当たり散らす。
ルリアル・・・ウィンティート家の三女。可愛らしい容姿に加えて聡明で優しい。
グリーミュ・・・ウィンティート家の新しい使用人。仕事ができる。
ホリー・・・宮廷料理人。少女のような見た目だか、れきっとした男性。
フィリ・・・宮廷メイド。黒髪美人の才女。
ナズナ・・・宮廷メイド。実は大臣のお嬢様。
リジェット・・・宮廷メイド。フィリにライバル心を燃やしている。
イーリス・・・宮廷の庭師。黒髪の妖艶な美男子。
ハロックル・・・宮廷魔術師。ナズナの婚約者。
ラスティート・・・豪商。エミュレーの婚約者。
レリア・・・宮廷のメイド長に加えて王妃様の侍女も兼任するキャリアウーマン。
デディ・・・宮廷メイド。子育て中のため時短勤務中。
ロドクルーン・・・宮廷魔術師の筆頭。
バテ・・・宮廷魔術師。ロドクルーンの弟子。美声の持ち主。
ファルーナ姫・・・ロデンフィラム国のお姫さま。
イセイラ王女・・・モリナダ国の王女。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 23:18:13
303881文字
会話率:53%