書けない。食えない。風呂も水しか出ない。
27歳、人生の底辺にいる小説家志望の「僕」は、今日も現実逃避のままに空腹と戦っている。
そんなある日、ボロアパートのエレベーター前に立ち尽くす、長いスカートの女の子と出会った。
無言の拒絶。初対面
の敵意。そしてまさかの——「同じ階」。
これは、社会からこぼれ落ちた人間たちの、静かで、どこか優しい失敗の記録。
誰かのためじゃない、自分のために綴る言葉の、その行き先とは。
※作中には、創作活動や読者層、市場に対する辛辣な言及が登場しますが、これは登場人物の内面を描写するための演出であり、作者の意見や価値観を直接反映するものではありません。
表現にご不快を感じられる方は、ご留意のうえお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 17:04:47
95290文字
会話率:30%
小指の長さくらいしかなかった小さなトカゲの「チビ」が、ある日、巨大な竜に大変身。鋭い爪のある前脚にガッチリと捕獲され、私を相棒にすると言い、鋭い牙だらけの口の中に半身を咥えられるようにして、ぎゃぁー!食われるー!助けてくれー!と思ったら、ベ
ロンベロンに舐められ、涎だらけにされた。
ところで竜ってティラノサウルスみたいな姿なんだね?
ん? ちょっと待て? 待って?
ティラノサウルスってなんじゃらほい?
私「ねぇ、チビ、私の中に私の知らない記憶があるけど、これなんだろう?」
チビ「なんだってー?」
私「きょうりゅうって言うらしい」
チビ「ちょーっ?調べる調べる調べる!」
私「ところでお風呂入りたい。涎だらけ~」
こうして始まったチビと私の生活。
平和が一番。平穏が一番。
同僚以上恋人未満な彼氏にどう接するのが正しいのか日々迷子。
掃除をしろと言ってくるスライムに困ってます。しつけ方を教えて下さい(切実)。
:::::
こんな一人と一匹の日々の物語(になるはずです)。
諸々きちんと設定しないまま、書き綴り始め。
これぞ見切り発進。
完結できるか全く不明。見守ってくださる読者様を募集中。
*「R15」または「残酷な描写」にあたる描写に該当するか、該当しないか判断に迷う場面があり、保険で付けました。
*異世界転生モノ、異世界転移モノとして書いておりませんが、運営等より指摘があったら、改めることを考えます。
*更新不定期。感想すべてにご返答はできないと思います。ごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 16:44:22
549037文字
会話率:34%
『霊獣ガチャでダンゴムシ!? 最弱霊獣と“整う”スローライフから、世界を救うまで』
異世界に転生した青年・リク=サクラは、霊獣使いの家系に生まれ、18歳の成人の日に霊獣契約の儀式を迎える。
周囲の期待が集まる中、リクが契約したのは――手
のひらサイズのダンゴムシ霊獣、ダンドドシン。
最弱、ハズレとバカにされ、笑われながらも、リクは彼と共に片田舎の農業村へと移住する。
そこには――ふかふかの畑。
湖と森に囲まれた静かなログハウス。
ダンゴムシ達が耕す畑で取れた野菜と、釣りたての魚で作るシーフードカレーライス。
酵素風呂とサウナで汗を流し、星空の下で整う夜。
静かな異世界スローライフの日々は、やがて――
王都に落ちた隕石によって、世界全体に拡がる“正体不明の瘴気”により一変する。
最強の霊獣たちが次々と倒れる中、
“最弱霊獣”ダンゴムシだけが立ち上がる。
「土よ、声を聞かせろ……!」
"最弱"から"最強霊獣"と本領を発揮する!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 15:17:27
26885文字
会話率:49%
少年・ヒナは、クラスの美少女・フジワラにいじめられていた。しかし次第に気持ちよくなってきて…。ヒナのドMが開花していく。
フジワラの風呂の残り湯で一人鍋パーティー。フジワラの髪の毛で作った天麩羅。フジワラの踏んだ土さえ御馳走だ。
今日もフ
ジワラはヒナをいじめようとし、変態行為の返り討ちに遭うことに…。
ヒナとフジワラのSMラブコメディ!
※本作品には漫画版「いじめっこが自滅してくる」も存在します。
漫画版はこちらから→https://rookie.shonenjump.com/series/zGZPbQ9Bm2Y
※小説版は毎日1話ずつ投稿。
漫画版に追いついた後は、漫画版最新話と同じタイミングで投稿していく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:10:00
33155文字
会話率:24%
恋人に浮気された露崎律(つゆさきりつ)は、男性というだけで女性からモテる貞操逆転世界に迷い込み、妖しげな洋館に住む四姉妹の使用人として、メイド姿で奉仕することになった。
しかし四姉妹は一筋縄ではいかない人ばかり。
「律くん、私のコンタク
トケース知らないかしら?」
「純礼さま、それよりスカートのファスナーが上がりきってませんよ!」
「こ、これは今日は暑いからわざとよ……?」
長女の純礼(すみれ)は、色香満載で大人な雰囲気なのに秒単位で天然ボケをかますがその自覚がなく。
「露崎律! あたしはあんたを認めないから!」
「る、瑠海奈さま!? どうして突然お着替えを!?」
「あんたを人間扱いしてないからよ! 着替えだって余裕でできるわ! ふふふ、そうね。あんたなんか意識してないし、お風呂に入れてもらおうかしら?」
次女の瑠海奈(るみな)は、とある理由から律に誰よりも強く当たる。
「あたしは軟弱者は嫌いなんだよ。スパーリングに付き合え、鍛えてやる!」
(あれ? 久華さまから胴締めスリーパーホールドを食らってるのに、痛くない…?)
「すんすん…」
「久華さま、なんか首筋の匂い嗅いでませんか!?」
「き、気のせいだろ! 細けぇこと気にしてんじゃねぇ!」
三女の久華(ひさか)は、スポーツ万能の武闘派女子ながら何かと理由をつけて律の体に触れて来ようとする。
「実紅さま、今日こそ部屋の片付けしましょうよ」
「どこに何があるかはわかっているから平気だ。目を瞑っても探せるぞ。ふむ。これだ、見ろ。リボンタイ」
「そ、それパンツですよ!」
「……ちょうど君にプレゼントしようと思っていたんだ」
四女の実紅(みく)は、頭脳明晰なゲーマーながらドを超えたなまけもので、主人公のサポートなしでは何もしようとしない。
彼女たち風祭(かざまつり)四姉妹は、律を正式に使用人として雇うかどうか査定する、という建前であれこれ言いつけるのだが、希少種の男性で特別な魅力を持っている律の体を虎視眈々と狙っていて――
家族も恋人も倫理ある世界も全てを失った主人公が、クセ強四姉妹との交流を通して、追い求め続けていた幸福を手にしていく再生ラブコメ――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:10:00
104556文字
会話率:49%
この作品にはBL・GLが出てきます。
毎日四回更新(8時・10時・14時・16時)。
総合評価4500ポイント&ブックマーク1400件こえました! ありがとうございます。
――――
買い物帰りにうっかり異世界に飛ばされた。
キャラ作
成を完了しないと動けないらしいので、とりあえずナビに従い職業を選択しようとする。
適職が「魔王」。
魔王って、勇者に討伐されるやつでは?
……大丈夫なのか自分。
三国が鼎立する異世界。
突然東の荒野に降り立った(放り出された)主人公のマオは、魔物に怯え、魔法に驚き、お風呂に入りたいと嘆きつつ、命からがら中立地帯の御山近くへ辿りつく。
魔王であることを隠しての就職に成功し、マオは帰還の手掛かりをさがす為に、この世界の最高学府である御山の下働きになることを目指す。
――――
百合とか薔薇とか咲き乱れる予定です。
夢で見た内容をほぼそのまま書きます。矛盾があっても夢なので見逃して下さい。
ブックマーク・評価・レビュー・感想待ってます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 10:00:00
7281146文字
会話率:44%
読書好きだったサラリーマンの瀬央は、なぜかワガママ放題に生きてきた公爵家の跡取りであるセオドア(五歳)に成り代わってしまった。
瀬央は、この世界が前世で読んだラノベだと知っている。
そして、自分の役割は、「罪を犯した父親と一緒に断罪される
」という、モブ中のモブ。
決められた寿命まであと十年。
お風呂も満足に入れないほどの病弱だが、周りの支えもあって、領地改革をがんばっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 01:01:45
80030文字
会話率:27%
古代魔法文明の遺跡で目覚めた、不定形の魔導生物。
「彼」に与えられていたのは「捕食」した生き物の姿と能力、そして記憶を自身のものとして使えるという能力と、本能の如く刷り込まれた「生き延びろ」という「情報」。
「彼」は森の中を彷徨い、様々な生
き物を「捕食」し学習していくが、やがて一人の人間の亡骸に遭遇する。
初めて「捕食」した人間から流れ込む記憶により、「知性」を得る「彼」。
気付けば、傍らには空腹に泣く一人の赤ん坊が。
「知性」と共に「感情」をも得てしまった「彼」は、赤ん坊を放置しておけず、自分の子として面倒を見ることを選択する。
借り物と思っていた記憶や感情を我がものとして、「自分」になっていく「彼」の行く末は……?
※セルフレイティングは保険です※
※この物語の舞台になっている惑星は、重力や大気の組成、気候条件、太陽にあたる恒星の周囲を公転しているとか月にあたる衛星があるなど、諸々が地球とほぼ同じと考えていただいて問題ありません。また、人間以外に生息している動植物なども、特に記載がない限り、地球上にいるものと同じだと思ってください※
※舞台は西洋ファンタジー風の異世界ではありますが「中世ヨーロッパ」ではありません。また文明レベルも「中世ヨーロッパ準拠」ではありません。魔法を使った「ご都合便利テクノロジー」が存在し、都会であれば毎日風呂に入ったり水洗トイレを使うのも普通の世界です※
※固有名詞や人名、度量衡などは、現代日本でも分かりやすいように翻訳したものもありますので御了承ください※
※この作品は、「ノベルアッププラス」様、「カクヨム」様、「アルファポリス」様にも掲載しています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 22:00:00
6511文字
会話率:19%
これは、今ではない時間、ここではない世界の物語。
大国と言われるタイヴァス帝国の剣士カレヴィは、若くして数々の戦功を立て、「一騎当千」の二つ名で呼ばれていた。
ある戦で手柄を立てたカレヴィだが、論功行賞の場で妖艶な魔術師にして女帝であるモル
ティスの怒りを買い、心は男のままでありながら肉体を女性へ変化させる呪いをかけられてしまう。
忌まわしい呪いを解く為、魔法文明の発展している魔法都市ルミナスを目指して、カレヴィは旅立つ。
呪われた身体で剣と魔法の世界を旅するカレヴィは、奇妙な縁で結ばれた仲間たちと共に苦難を乗り越えていく。
はたしてカレヴィは呪いの鎖を断ち切り、自分を取り戻すことができるのか――
※この作品にはTS(性転換)の要素が含まれます※
※セルフレイティングは保険ですが、若干性的な描写が入っていますので、苦手な方はご注意ください※
※この物語の舞台になっている惑星は、重力や大気の組成、気候条件、太陽にあたる恒星の周囲を公転しているとか月にあたる衛星があるなど、諸々が地球とほぼ同じと考えていただいて問題ありません。また、人間以外に生息している動植物なども、特に記載がない限り、地球上にいるものと同じだと思ってください※
※舞台は西洋ファンタジー風の異世界ではありますが「中世ヨーロッパ」ではありません。また文明レベルも「中世ヨーロッパ準拠」ではありません。魔法を使った「ご都合便利テクノロジー」が存在し、都会であれば毎日風呂に入ったり水洗トイレを使うのも普通の世界です※
※固有名詞や人名、度量衡などは、現代日本でも分かりやすいように翻訳したものもありますので御了承ください※
※この作品は「ノベルアッププラス」様、「カクヨム」様、「アルファポリス」様にも掲載しています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 08:00:00
160323文字
会話率:43%
これは、今ではない時間、ここではない世界の物語。
豊かな大国と言われるミエッカ王国で、女性ながら近衛騎士として勤めるライヤ。
類稀な武術の才能だけではなく、その可憐な姿から、彼女は「花の騎士」と呼ばれていた。
近衛騎士が守る、若く美しい王
ヴァイヌは、ライヤの幼い頃からの憧れの人でもある。
直接言葉を交わせずとも、ヴァイヌの姿を見ていられるなら満足と思っていた矢先、突然ライヤは近衛騎士の任を解かれてしまう。
愕然とするライヤに、ヴァイヌは彼の弟にあたるアルマス王子の護衛を命じる。
「魔導王子」の二つ名を持ち、研究室兼住居の「離れ」に引きこもって滅多に姿を見せないアルマスには、数々の良からぬ噂があった。
戸惑いながらもアルマスの護衛を務めていたライヤだったが、やがて彼らは国を揺るがす事件に巻き込まれて……
※セルフレイティングは保険です※
※この物語の舞台になっている惑星は、重力や大気の組成、気候条件、太陽にあたる恒星の周囲を公転しているとか月にあたる衛星があるなど、諸々が地球とほぼ同じと考えていただいて問題ありません。また、人間以外に生息している動植物なども、特に記載がない限り、地球上にいるものと同じだと思ってください※
※舞台は西洋ファンタジー風の異世界ではありますが「中世ヨーロッパ」ではありません。また文明レベルも「中世ヨーロッパ準拠」ではありません。魔法を使った「ご都合便利テクノロジー」が存在し、都会であれば毎日風呂に入ったり水洗トイレを使うのも普通の世界です※
※固有名詞や人名、度量衡などは、現代日本でも分かりやすいように翻訳したものもありますので御了承ください※
※この作品は「ノベルアッププラス」様、「カクヨム」様、「アルファポリス」様にも掲載しています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 08:00:00
128387文字
会話率:44%
他国の実話から成った物語の影響により、若者の間で流行りはじめた【真実の愛】という名の大義名分を掲げた【婚約破棄】騒動。
フェリシア・グラスバートも例に漏れず、その騒動の真っ只中にいた。
結婚式を1ヶ月後に控えた学院卒業パーティーの直前、フ
ェリシアは全裸で睦み合う自分の婚約者ラッセルと友人のロザリーに遭遇してしまい、婚約者に婚約破棄を突きつけられる。
幸いラッセルの有責で婚約を解消したフェリシアだったが、パーティー会場では彼女は【寝取ら令嬢】やら【真実の愛の間に立ち塞がる悪役令嬢】やらと、流行りに踊らされた人々によって面白おかしく囃し立てられていた。
居場所を無くしたフェリシアは、会場から出ていく際に【首輪の落とし物】を拾い、通りすがった【美しき氷の騎士団長】として有名なロイ・ラゼルディア騎士団長に手渡す。
その瞬間、彼の首には首輪、そしてフェリシアの腕にはベルトが装着され、2人は魔法の鎖で繋がってしまった。
首輪には【待て】や【おすわり】などしつけ機能までついている始末……!!
解除するには口付けをするしかなく、宮廷魔術師テトが他の解除法を探す間、2人はロイの家である公爵家で一緒の部屋で暮らすことに……。
着替えにお風呂に同衾に──2人に次々と試練が立ち塞がる……!!
優しく紳士なロイと個性豊かな使用人たちに見守られながら、フェリシアは前を向き始め、やがてロイとフェリシア、二人の距離は少しずつ近づいて──。
果たして2人は無事呪いの首輪と鎖から解放されることができるのか!?
妙なところで男らしさを発揮する伯爵令嬢と、そんな彼女を溺愛してくてたまらない堅物で誠実な氷の騎士団長。
初々しい二人の両片思いほっこり恋愛ファンタジー!!
短編『【寝取ら令嬢】は【氷の騎士団長】を飼い始める〜婚約破棄直後に拾った呪いの首輪で、初恋の美形騎士団長と繋がってしまいました!! そんな美声で【ご主人様】だなんて言わないでぇぇ!!〜』の長編版です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:00:00
208808文字
会話率:38%
私はフェブリール男爵家の次女として生まれた。
名は──もうなんだったか、忘れてしまったけれど。
皆、私を“出涸らし”と呼ぶ──。
姉のローゼリアが聖女として認定されてから、いつしか名前すら呼ばれることなく、家事を一手に引き受けてきた彼
女は、お風呂場の掃除中に滑って頭を打ち、前世を思い出した。
「生まれてきて……ごめんなさい……」
涙を流し今世に絶望する彼女は、昔姉に聞いた森に住む怖い魔法使いの話を思い出す。
そして思い至った。
そうだ、来世に期待しよう。──と。
嫌というほど叩かれた。鞭でぶたれた。もう痛いのは嫌だ。
できるだけ痛み無く、楽に、綺麗に来世に行きたい。
彼女は森へと旅立った。噂の悪い魔法使いに、【痛み無く、楽に、綺麗に】来世へ送ってもらうために。
悪い魔法使いと言われる若き公爵オズ・ジュローデルと出会い、彼に【セシリア】という名前をもらい、居場所をもらった彼女は、そこでオズやケットシーの【まる子】、グリフォンの【カンタロウ】と共に、魔法薬茶の薬草を育てながら人々と触れ合い生きていく。
やがて彼女の本当の力が目覚めて──?
出涸らしと呼ばれた死にたがり令嬢と、クールで実はうぶな悪い魔法使いの、ハートフル恋愛ファンタジー。
セシリアの明るい来世は──!?
カクヨムでも連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 22:55:12
144183文字
会話率:40%
「僕には君だけがいればいい」「駄目よ、皆とも仲良くしなきゃ!」
猫人の少女こげみそは、墓場で泥まみれで倒れている猫人の青年を見つける。家につれて帰り風呂に入らせると、彼は見事に美しい姿になった。しかし、その心はとんでもなく捻くれていた。
彼の名前を聞いても、名前は捨てたと言う。それでは不便だからと、こげみそは彼に「はつゆき」という名前をつけて、家に住まわせることにした。
彼と暮らす中で、次第に二人はお互いを大切に思うようになる。しかし、その想いは種類が違った。
『家族』として、はつゆきに自分以外の人とも仲良くなってほしいこげみそ。
『恋人』として、こげみそに自分だけを見ていてほしいはつゆき。
二人の想いはすれ違い、混ざり合い、時に反発する。
それでも、二人はお互いから離れられない。だって、お互いに相手のことを唯一無二だと思っているから。
じんわりと距離を近づけていく、猫人たちのライフコメディ。
※カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 20:00:00
20126文字
会話率:42%
異星種族「遼州人」の青年・神前誠が発動した“干渉空間”と“光の剣”――その異能が、貴族主義者によるクーデター未遂事件「近藤事件」を阻止してから一か月。だが、宇宙に法術師の存在が公表されたことで、世界は静かに混乱の只中にあった。
そんな中で
も、誠が所属する司法局実働部隊――通称「特殊な部隊」は今日も元気にバカをやっていた。
運用艦『ふさ』の艦長・アメリアと、非情なサイボーグの副官・西園寺かなめの思いつきで、「野球部夏合宿」という名の混乱イベントが始まる。嫌な予感しかしない誠だったが、半ば強制的に巻き込まれていく。
高級ホテル、混浴風呂、貴族的な晩餐……合宿先で誠は、かなめの正体――名門貴族国家・甲武国の“姫”としての姿と、東和共和国の20世紀末的な庶民生活とのあまりの違いに衝撃を受ける。
しかし、夏休み気分を打ち砕くように、「遼州人の解放」を掲げる革命家たちが誠を襲撃。法術を駆使する彼らとの戦いは、誠の力と正義を改めて問うものとなる。
これを機に誠の警護体制が強化され、アメリア・かなめに加えて、無表情な戦闘用人造人間・カウラも“護衛”として同居を開始。男子寮の平和は完全に崩壊した。
そんなドタバタを、酒とタバコと諦めで生きる嵯峨特務大佐と、『人類最強』な天才幼女クバルカ・ラン中佐は、どこか達観した目で見守る。そして、その裏では“廃帝ハド”が掲げる「強者による支配」の理想が、静かに牙を研いでいた――。
異能と陰謀とバカ騒ぎ。これは、宇宙で一番カオスな「お仕事SFギャグロマン」である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 19:46:19
272241文字
会話率:48%
「お悩み相談所」では様々な相談事をお伺いしています。
一人で悩まずに私達に話してみませんか?
どんな悩みも一緒に考えます。
貴方の新しい一歩をお手伝いします!
最終更新:2025-07-24 14:02:50
2352文字
会話率:0%
史実では、殆どなすこともなく敗退した大坂夏の陣。世間一般では当たり前の敗戦のように語られる戦いだが、本当に勝ち筋は無かったのだろうか。現代知識をもって秀頼に憑依した主人公はクモの糸の勝ち筋をかき集め手繰り寄せ、江戸幕府に抗いつつ日本全国を豊
臣色に染め上げてゆきます。果たして豊臣家再興は成るのか、家康の寿命は保つのか、迫りくる南蛮勢力はどう出る?公家の存在はどうなる?そもそも、こんなに風呂敷広げてしまって完結まで書ききれるのか(笑)作者の道楽にお付き合いいただければ幸甚です。
[ご注意]
*真田幸村が超人的な能力でバッタバッタと幕府軍を蹴散らす事はありません。
*戦国自衛隊のような現代兵器が急に湧いて出たりもしません。
[お約束の設定]
歴史オタクの主人公は日々歴史にクレームを呟(つぶや)いていた。聞き咎めた歴史の神は「じゃあ、お主がやってみろ…」と主人公を大坂夏の陣直前に転移させる。乗り移った人物はもうすぐ敗死する事になる、豊臣秀頼。開戦直前のこの窮地を切り抜け江戸幕府に打ち勝つことはできるのだろうか?
人物名は官位等で呼ばれ、真名はよほど親しい間柄でないと呼ばれないのは重々承知の上で、混乱回避のため適時、真名呼びも交えていますのでお許しください。
人物の言葉使いなども同様に雰囲気重視ということで、ゆる~くスルーでよろしくおねがいします。
[戦国3部作の3つめです。]
この物語単独でお読みいただいても問題ありませんが、前々作『光秀、下天の夢を見る』と前作『三成、かがり火を消させず』の後継作となります。設定を引き継いでいますので、併せてご覧いただけますと幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 13:00:00
5623文字
会話率:42%
登山が趣味の田口という男がいた。ある日、彼が順調に山道を登っていると、ふいに岩陰から何かが飛び出してきた。
男だった。髪はボサボサに乱れ、すすけたような薄汚れた服を着ている。肌は土埃にまみれ、しばらく風呂に入っていないのが一目でわかる。
田口は驚き、思わず立ち止まって身構えた。だが、『山ではみんな仲間』という登山者としての良識が顔を出し、努めて明るい笑顔を作り、軽く会釈した。
そのまま通り過ぎようと歩を進める。だが、男は田口を呼び止め、ニヤリと笑った。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-24 11:00:00
1403文字
会話率:66%
これは、僕が人を殺したときの話だ……。
いや、いきなりそう言われても話が頭に入ってこないかもしれないが、人を殺したこと自体は、そんなに重要じゃない。もし気が進まないなら、そいつはとんでもなくクソ野郎だったとでも思ってくれればいい。実際、
人間なんて大抵、誰かにとっては“クソ野郎”だ。僕は芸能人なんかみんなクソ野郎だと思っている。お金を持っていて、大勢に愛されているからだ。
それはさておき、問題は人を殺したそのあとだ。
死体の処理の話ではない。もちろん、それはそれで大きな問題だが、どこかの山奥に捨てるとか、風呂場で薬品を使って溶かし、少しずつトイレに流すとか、方法はあるだろう。ネットで検索してみるといい。僕は調べたことがないから知らないけど。知らないということはつまり、僕は死体を処理していないってこと。
じゃあ、死体をそのまま放置しているのかというと、それも違う。順を追って話すことにしよう。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-13 11:00:00
3611文字
会話率:2%
とある夜。けたたましいブレーキ音が反響して間もなく、その建物のドアが激しく叩かれた。
「開いている」と博士が口にしようとしたその瞬間、鍵がかかっていないことに気づいたのだろう、男は勢いよくドアを押し開け、荒々しい足音を響かせて、部屋の中へ
と飛び込んできた。博士はそっと口を閉じ、男に目を向ける。
「は、博士! ついにやったんだな!」
男の額は濡れていた。それが汗なのか、それとも風呂上がりに体も拭かずに駆けつけたせいなのかはわからない。もしかすると、入っている最中だったのかも。あるいは、女でも抱いていたか。
博士はそれについて訊ねず、無表情のまま頷いた。
「……ああ、完成した。注文通りのものが、な」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-26 11:00:00
1493文字
会話率:56%
※2023/01/11 カクヨムにて先行投稿中
のんびりスローライフ+お気楽冒険者生活な作品です。
(注意)
獣に育てられた少女の物語なので、汚い描写や狩りのシーンがあります。
苦手な方はご注意ください。
――
ママ(フェンリル)に育て
られた転生者である小さい娘(サリー)は兄姉に囲まれ、幸せに暮らしていた。
厳しいがなんやかんや優しいママと、強くて優しく仲良しな兄姉、獣に育てられる少女を心配して見に来てくれるエルフのお姉さんとの生活がずっと続くと思っていた。
ところがである。
ママ(フェンリル)から突然、独り立ちの試験だと、南の森を支配するように言われてしまう。
無理だと一生懸命主張するも聞いてもらえず、強制的に飛ばされてしまった。
『ママぁぁぁ!
おにいちゃぁぁぁん!
おねえちゃぁぁぁん!』
泣き叫ぶも返事は聞こえてこない。
魔獣が住む森とはいえ、一応、結界に守られた一軒家が用意されていた。
致し方が無く、その場所を自国(自宅?)として領土を拡張しようと動き出すのだが……。
――
(初期能力)
・白いモクモク
左右の手から出すことの出来る魔力の霧。
伸ばして物を取ったり、形を変形させて剣や盾、鍋やお風呂など、道具にすることも出来る。
また、温度調節も出来るので、お湯を沸かしたり、氷結させたりすることも可能。
・植物育成魔法
種や挿し木を白いモクモクで覆い、魔力を流すと、あっという間に成長させることが出来る。
・治癒魔法
白いモクモクを傷で覆い、癒やすことが出来る。
――
(主な登場予定人物)
・サリー(小さい娘、小さい妹)
転生者の少女、赤ん坊の頃、生け贄にされていた所をママ(フェンリル)に拾われ育てられる。
前世の影響でか、かなりの甘えん坊。
頼まれると断れない所がある。
・ママ(フェンリル)
転生者の少女を我が子のように育てる狼型の獣、知的で優しいが、時に厳しく諭す。
それは、血の繋がりが無い娘に対しても同じで、人間の娘を理由に逃れようとしても、頑として譲らない所がある。
小さい娘(サリー)の事をやれば出来る子と思っている。
・妖精姫ちゃん
サリーが住む場所に現れた、妖精の中心的存在。
あざと可愛い仕草で、サリーにあれこれお願いをしてくる。
ただ、困った時には頼りになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:00:00
588755文字
会話率:16%
アステルの爆発は、日常のASMR。ロアの怒声は、日常のBGM。
星見の塔は、今日も騒がしい。腕が吹っ飛ぼうと、死にかけようと、研究大好き・社会不適合・天才錬金術師アステルは止まらない。
ひょんなことから塔を訪ねる羽目になった傭兵ロアは、今
日も爆発したアステルにポーションを飲ませ、飯を後回しにするアステルにスープを作り、清潔を捨てたアステルを風呂にぶち込む。
「……俺の仕事、なんだっけ」
鍵のかかっていない塔の扉に背を向け、ロアは今日も、アステルにブチ切れている。それでも出ていかない理由は――自分でもよく分かっていなかったりする。
そんな、どうしようもない二人の、どうしようもない日常のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 01:15:27
10329文字
会話率:54%
解説付きの『意味怖短編集』
・幼い頃の自分が風呂に入るのを嫌がっていた理由とは?→『きのこ』
・彼女とパワースポットに出かけた帰りに訊いた、彼女のささやかで驚きの願い……→『呪いは我が身に返る』
・義父が死に際に託した手紙に書かれていたも
のとは……→『最期の言葉』
など、現在83編。
どこから読み始めてもOK。一話完結なので気になったタイトルから読んでください。( *意味怖以外の話も多く混ざっています )どこが怖いのか推理しながら読むのも愉しみ方の一つです。(一部、感想欄にネタバレあり)約二週間ごとに更新予定。
――以下、作者からのおすすめ――
●『走馬燈』『見破れなかった嘘』『最期の言葉』
●『越えた一線』『空白の十年間』
●『仮面』 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 19:20:00
329463文字
会話率:31%
何とも残念な婚約者との政略結婚から逃げ出した伯爵令嬢ミコト。
婚約破棄と共に令嬢としての肩書きを捨て、彼女が選んだのは――『馬車で旅をしながら、自由に生きる』という新たな人生。
相棒は、現代日本から異世界に転生した父が開発したチー
ト級の旅道具たち。
父が広めた異世界屈指のアウトドアブランド──『MIKAN WORKS(ミカン・ワークス)』は、いまや冒険者や旅人の憧れの的だった。
特注の旅用馬車『MIKAN Base-One(ベースワン)』は、寝台・キッチン・断熱窓・収納棚まで完備された快適空間。
発泡入浴剤付きポータブル風呂や一人用サウナで癒されつつ、美味しい保存食をアレンジしたグルメ生活も楽しめる。
そんなスローライフを送るミコトと、彼女を護る訳あり用心棒ロア。
気ままな旅の果てに、思わぬ陰謀と父の過去が待ち受けていて……?
チートギアと笑顔を積んで進む、異世界スロー旅ファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 07:10:09
65465文字
会話率:42%
40代独身の派遣社員、田中健一は、色褪せたアイドルポスターとCDに囲まれた部屋で、プロの音楽家になる夢を抱きながらも、日々の生活に疲弊していた。特に、時代遅れのITスキルは彼の職場での評価を下げ、派遣契約の打ち切りを匂わせるほどだった。彼に
とって唯一の心の支えは、青春時代を捧げたアイドル・中山美穂の存在。彼女の出演作を繰り返し見返し、深夜ラジオにハガキを送る日々。親衛隊としての熱狂、仲間との誓い、そして憧れの「彼女」の結婚と引退。すべてが泡のように消え去り、孤独を深めていった田中。
そんな彼の心を揺さぶったのは、テレビで偶然目にした「彼女」の24年ぶりの全国ツアーのニュースだった。微かな希望を胸に、現実と向き合おうとする田中。しかし、漠然とした不安と疲労が彼を包み込み、熱い風呂だけが唯一の安らぎとなる。
ある夜、いつものようにラジオにハガキが読まれ、パーソナリティからの温かい言葉に涙する田中。熱い泡風呂に浸かり、憧れの「彼女」のヒット曲を口ずさむ彼の脳裏には、甘美な妄想が広がる。彼は「彼女」の秘密の恋人となり、仕事での承認を得て、夢見たステージでギターを奏で、沖縄の青い海では永遠の愛を誓う。
しかし、その幸福な妄想の最中、遠くのテレビから国民的スターの訃報が聞こえる。それは、彼が希望を見出した「彼女」の訃報だった。途切れる意識の中で、田中は永遠の夢に沈んでいく。
現実の浴室では、冷たくなった田中健一の体が湯船に沈んでいた。ヒートショックが彼の命を奪い、彼の愛した「彼女」のグッズだけが、主を失った部屋に残される。彼の人生は、まるで泡のように消え去り、現実だけが容赦なく時を刻む。彼の最期の瞬間に流れたニュースは、その訃報と、その「彼女」が主演するはずだったドラマの放送、そしてその役を妹が引き継いだという話題だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 21:53:19
8226文字
会話率:0%
(レンちゃん、冒険者になろ?)
(い、いきなりどうしたの? 冒険者って怖そうだし、めんどくさそうだから嫌だよ)
レオンは過去の夢を見る。
現実では思い出せない彼女の夢を。
ランド王国最年少でSランク冒険者に到達した<魔の刻>
のリーダー、レオン・レインクローズ。
僅か二年で最高ランクまで至った彼は……それから三年間全く冒険に行かなくなった。
「あいつはSランクの依頼についていけなくなった」
「仲間が依頼に出てるのに、恥ずかしくないのか」
「結局、仲間が強かっただけだ」
様々な噂が飛び交っている中、当の本人は……
「はぁぁぁ……やっぱりお風呂は最高だな」
拠点で悠々自適に過ごしていた。
ギルドから出る依頼は半年に一度しか受注せず、どれも簡単な依頼ばかり。
これなら噂通りの男なのだが……
彼は依頼に行かない理由があった。
*今作はカクヨムでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 21:17:39
1084144文字
会話率:43%