★ざまあ作品第三弾です。
★今回のヒロインはドアマットヒロイン。
ベルチェ子爵の一人娘フローラ(愛称フロル)フロルは幼き頃、母は失くしたが外交官の父に蝶や花や大切に溺愛されてもうすぐ十七歳となる。
だがある日、春嵐の如く異国からきた三人の
親子に、フロルは地獄の底に突きおとされる。
「ヤコブは貴方の長子ですわ」と黒い目の年増女ジャンヌが自分が連れてきた息子をフロルの息子だと言い放つ。
「俺の子ではない」と父親はまっこうから反論するが、ジャンヌ親子は屋敷にそのまま居座ってしまった。
父はフロルに「絶対に私の子供ではない」と説明して調査も伴って隣国へと旅立つがその船が嵐で転覆してしまい、父は行方不明となってしまった。
悲しみに暮れるフロルに追い打ちをかけるように、ジャンヌは勝手に父親と再婚の手続きをしてしまう。更に屋敷の従者を次々と止めさせてフロルをメイドにしてしまった。
フロルの味方である乳母も、父の顧問弁護士さえ首にした。ひとりぼっちになって継母と義理姉に虐げられていくフロル。いつしか彼女は無気力になって奴隷のように継母に従属させられていった。だがある日、義姉がフロルに足をひっかけて階段から突き落とされる。フロルは腰椎骨折となり余りの痛みに耐えかねてようやく目が醒めた。
★虐げられていたドアマットヒロインが腰痛で目覚めて継母一家をざまあするお話です。★前半はヒロインが気の毒なシーンばかりですが、後半はヒロインの味方となるイケメン伯爵やその娘が登場します。★短期連載完結済みです。
★ドアマットヒロインは書きやすいので、第四弾もドアマットヒロインにしようと考案中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 19:40:00
26595文字
会話率:32%
王国一の精霊魔術師、公爵令嬢のエミリアには唯一の欠点があった。それは口下手であるということ。
「お前とは離縁だ! 荷物をまとめて出ていけ!」公爵令嬢のエミリアはオルドン公爵へと政略結婚で嫁ぎ、一人息子を授かる。しかし息子のフォードは生まれ持
った魔力が少なかった。
フォードが4歳の時、ついにエミリアはフォードとともにオルドン公爵家から追い出されるように離縁を言い渡される。
絶望の淵に立ったエミリアだが、その日の夜にエミリアは前世を思い出す。口下手で受け身だった過去の自分に別れを告げ、エミリアは息子を連れて隣国へ逃亡する。
そして隣国にてエミリアは元学友で騎士団長のロダンと再会を果たす。貴族学院で助け合っていたロダンはエミリアのことを忘れておらず……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 13:13:48
371818文字
会話率:30%
双子の聖女が表と裏で国を支える小国ポリウス。双子の姉セイラは、表舞台で活躍する妹ルシアのために裏聖女として聖女の力を奮ってきた。
だが、突然隣国レインダムに政治的材料として売られてしまう。粗暴で荒々しい国と噂されていたレインダムだったが、実
際は穏やかで豊かな国だった。
ポリウスでは裏聖女として質素で地味な生活を余儀なくされていたが、レインダムでは聖女として優遇な扱いを受け戸惑うセイラ。セイラが聖女として求められることは黒騎士と言われる最強の騎士ダリオスの病を治すことだった。さらに、ダリオスとは契約結婚するように言われてしまう。
一方、セイラがいなくなったことでポリウスは日に日に国力が落ち、天変地異や瘴気による厄災が後をたたない。表舞台に立つ聖女ルシアは、セイラの力に胡坐をかいて聖女としての祈りを怠っていたために力が無くなっていた。
慌てるポリウスの国王とルシアはセイラを取り戻そうとするが……。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-08 13:36:53
133212文字
会話率:47%
偽聖女の汚名を着せられ、ベルナレク王国王太子ヘリックから婚約破棄されたフォリア。
ベルナレク王国北方には『魔窟』という魔物の溢れる源があり、絶えずその対処に追われてきたのだった。
平民の出である彼女には、その能力を酷使され、魔窟への対
処に生命をすり減らされる運命が待つかに思えたのだが。
追放された当日のうちに隣国のブレイダー帝国皇太子レックスから求愛を受けて、隣国へと旅立つこととなる。
隣国へと流れたフォリアは『魔窟』のことも後に残してきたベルナレク王国の民のことも忘れて平穏に生きようとする。
反面、聖女フォリアを失ったベルナレク王国は『魔窟』から溢れ出る魔物への対処に頭を悩ませることとなるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 12:05:14
282335文字
会話率:28%
王妃・アストリッドは、遊びに不倫にうつつを抜かす旦那・ローレンの代わりに、趣味の薬学を学ぶ時間も取れないくらい、公務に追われる日々を送っていた。
一方、ローレンはといえば、アストリッドの妹・ハンナと不倫に走る始末。
挙句の果てには計略を
使い、アストリッドの屋敷に火を放って、焼き殺そうとして――。
しっかりめにざまぁする予定です。
そうして、王妃の座を追われたアストリッド。
彼女は、憧れだった薬師となって隣国へ流れる選択をする。
その道中で、隣国の王子・ルベルトと出会い、薬師として請われることとなった。
彼と接しながら、平穏な日々を送るうち、アストリッドは少しずつ本当の幸せを知っていくことになる。
(なお、ルベルトから注がれる愛情にはなかなか気づけない)
一方、略奪愛に走った妹・ハンナはといえば、王妃の仕事量に忙殺され、絶望を見ることとなる。
元旦那・ローレンはといえば、なおも不倫を繰り返し続けていて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 20:05:02
129427文字
会話率:29%
それはとある王国。
馬鹿王子が婚約者である聖女に婚約破棄を突き付けた。
聖女はその場にいた隣国の王太子と共に隣国へ渡るが、それを気に王国は衰退の一途を辿る。
聖女を蔑ろにした結果滅びる国として周りから後ろ指をさされる中、とある少女が国境を越
えた。
少女の名はリノア・フードル。
美食家と言いながら食ってるものは魔物とか猛毒の類というものは気にせず、彼女は飢饉にあえぐ国民を見捨てられず、魔物飯の普及を決意する。
「芋がないならお肉を食べればいいじゃない!」
ザマァ要素は少ないです。
聖女テンプレのアンチテーゼみたいな内容ですが、聖女テンプレを否定しているわけではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 17:46:28
12733文字
会話率:21%
政略結婚により隣国へ嫁ぐことになった第三王女レティシア。
結婚相手のアルベルトからの手紙には「愛するつもりはない」という冷たい言葉が書かれており、レティシアは静かな冷遇生活を覚悟していた。
だがどうも、旦那さまの様子がおかしい…!?
○理
想の冷遇生活を手に入れたと喜ぶ新妻と、やっと結婚できたのに全然かみ合わず頭を抱える不器用夫がすれ違う話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 16:17:30
61798文字
会話率:33%
政略結婚により隣国へ嫁ぐことになった第三王女レティシア。
結婚相手のアルベルトからの手紙には「愛するつもりはない」という冷たい言葉が書かれており、レティシアは静かな冷遇生活を覚悟して嫁いだが……
理想の冷遇生活を手に入れたと喜ぶしたたかな
新妻と、やっと手に入れたのに全然かみ合わないな…?と頭を抱える不器用夫のすれ違い異世界ラブコメ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 08:09:43
10278文字
会話率:36%
一に薬、二に薬、三に薬草、四に薬。年中薬の事を考えている薬師の弟子シーナ。現在は王都に構えた薬屋で薬を作成しつつ、たまに王宮へと薬を配達する、そんな薬ばかりの暮らしをしていた。
だがある日王宮へ薬を配達した際、難癖をつけられ王太子によっ
て国外追放を言い渡される。追放を言い渡された彼女は戸惑いつつもソレを受け入れ、師匠であるマシアの助言を受けて隣国へ旅立ったーー。
初めて、栽培されている薬草を見れた!ずっと見ていたい〜。自分で薬草を採取できるなんて夢みたい〜!あれ、王都で薬を作成している時よりも充実している気がする?
そんな薬や薬草大好きなシーナが隣国で様々な人々と関わりながら、薬師として成長していく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 22:45:42
287225文字
会話率:48%
辺境の村に住む青年ラルフィーは、いきなりやってきた国の役人に属性検査を受けさせられた。すると女性しか持ちえない聖属性を持っていることがわかり、無理やり聖女として王都へと連れて行かれることに。
強制的に女装をさせられ、聖女として仕事をこなす日
々。だが魔力量が少ないラルフィーは聖女として望まれる仕事をこなすことが出来ず、『能無し聖女』と罵られる。だが一人だけついてくれた護衛騎士だけはラルフィーに敬意を払い、誠実な対応をしてくれた。
だがある日、異世界から真の聖女を召喚することになる。ラルフィーとは比べ物にならないほどの力を持った異世界の聖女が現れ、ラルフィーは罪人へ落とされ処刑されることに。
それを知った護衛騎士はラルフィーを救い、隣国へと逃亡を図る。無事に隣国へと辿り着き、穏やかな生活を送っていたラルフィー達だったが、そこへ役人が現れて――
※こちらはBL作品となっております。ネトコンに参加するためにこちらへ掲載いたしました。BLが苦手な方はご注意ください。
●最終話まで執筆済み(全21話)。一日三回更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 18:00:00
63598文字
会話率:44%
「マーガレット・フィーレス公爵令嬢!私は今ここでお前との婚約を破棄し、このマリアとと婚約することをここに宣言する!」
「はい!分かりました!では、さようなら!」
ここはスタルツィア王国。この王国で一番大きなお屋敷でとある夜会が行われた日
、マーガレットは突然、婚約者であるロベルト王子に婚約破棄を突きつけられた。マーガレットはロベルトの浮気に気づいていたこともあり、この夜会で婚約破棄されることを悟っていた。婚約破棄されるならいっそのこと、隣国にでも行って庭がある場所で野菜やお花を育てたり、平和に暮らそうと考えた。
隣国へ向かえば、そこにはマーガレットが望んでいたような広い庭が。
「ここで、新たな生活を始めるのね!早速、庭に植える種と苗を買いに行かないと!」
マーガレットは街へ向かう森の中で待ち伏せをしていた盗賊たちに囲まれる。御者や執事は気絶させられ、マーガレットは盗賊の一人に馬車から引きずり出される。けれど、マーガレットは剣術が得意。剣は持っていないが動きが読める。でも相手は大人数。一人では到底何もできない。そんなとき、後ろから人が次々と殴られ倒れる音が。そして誰かが私に近づいてくる。
「やっと見つけた。俺の愛する人…」
「…はい????」
後ろから現れた男はマントを身にまとい顔がよく見えない。盗賊たちは謎の男を殺せと言って一斉にこちらへ向かってくる。私は謎の男に気を取られていたせいで、馬車から私を引きずり下ろした盗賊の男に後ろを取られ捕まった。そんな私を見て謎の男は威圧感のある声でただ一言こう言った。
「俺の女に触るな。」
何が起きたのか分からなかった。なぜなら、一瞬で圧倒的な数の盗賊たちを謎の男が一人で倒した。
「助けていただきありがとうございます。ところで、あなたは何者なんですか?」
謎の男はマントのフードを取った。
私は顔を見ると驚きが隠せなかった。
「…ユーリス第一王子殿下…」
ユーリス第一王子殿下。彼は私がやって来たこの隣国、「シュタレスティア王国」の第一王子だ。
「やっと見つけたよ。俺の愛する人を。」
「あの…それはどういうことですか…?」
さっきから私を見て俺の愛する人だと言う第一王子。
婚約破棄されたマーガレットはこの隣国でユーリス第一王子に出会いどうなってしまうのか…
この作品はカクヨム様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 20:00:00
73139文字
会話率:53%
巳山家の深窓のお姫様。
「彼女」には秘密があった。
阿緒の本当の性別は男であった。
幼馴染の多津(たつ)に拒絶され、己の体を呪う阿緒(あお)。
そんな阿緒を見守る従者の寒凪(かんなぎ)。
多津(たつ)は、秘密を抱えた阿緒(あお)の婚約者
になるが、その態度は告白を受けた日から変わってしまった。
アルファポリス、エブリスタでも投稿。
隣国の赤の呪術師が、男を女に変えることができる秘術を使えると聞き、多津、阿緒、寒凪は隣国へ旅に出る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 10:16:15
3652文字
会話率:27%
王妃の嫉妬で追い出された使用人……そのお腹には赤子が宿っていた。
赤子は成長し、7歳の時に事件が起きる。
義理の姉は王女であることを偽り隣国へ戻る。真の王女は7歳以前の記憶を失い、ある屋敷で保護される。
そうして月日が流れ9年後、偽り
の王女と真の王女は再会する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 21:00:47
44731文字
会話率:38%
親友の結婚が決まったの、隣国へ嫁ぐらしいわ。
いやよ、私の親友。離れ離れになるじゃない。
でも貴女が覚悟を決めたなら、私も覚悟を決めます。
隣国の道中は魔物と出会うかもしれないわ。
護衛の皆様に混ざり、私も親友を守りましょう。
あら、素敵
な方がいらっしゃいますわ。
……いえ、今そんなことを考えている場合ではありませんわね!
つよつよお嬢様が親友の花嫁行軍に参加したついでに、伴侶をみつける短編です。
※練習がてら過去作を書き直しました。カクヨムなどにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 18:53:39
15084文字
会話率:24%
クレヴァーナは公爵家の次女であった。
ただし家族からは疎まれ、十八歳の時に嫁いだ先でも上手くいかなかった。
嵌められた結果、離縁され彼女は隣国へと飛び立つことにした。
――これは離縁されてから始まる、一人の女性の第二の人生の物語。
最終更新:2025-05-11 11:55:11
180256文字
会話率:25%
十四歳の王女・ラーレは隣国の公太子・ホーリーの元に嫁ぐことになった。しかし、その婚姻を反対してか周囲の使用人や護衛が殺され、ラーレは新しい女官・アドリースと共に隣国へと向かうことになる。
※※※
五月十日はメイドの日!とのことで、昔書い
たメイドさんが出てくる話をサルベージしました。
※重複投稿作品※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 21:35:26
7464文字
会話率:39%
「背筋を伸ばして凛とありたい」
トワイス国にアンナリーゼというお転婆な侯爵令嬢がいる。
アンナリーゼは、小さい頃に自分に関わる『予知夢』を見れるようになり、将来起こるであろう出来事を知っていくことになる。
幼馴染との結婚や家族や友
人に囲まれ幸せな生活の予知夢見ていた。
いつの頃か、トワイス国の友好国であるローズディア公国とエルドア国を含めた三国が、インゼロ帝国から攻められ戦争になり、なすすべもなく家族や友人、そして大切な人を亡くすという夢を繰り返しみるようになる。
家族や友人、大切な人を守れる未来が欲しい。
アンナリーゼの必死の想いが、次代の女王『ハニーローズ』誕生という選択肢を増やす。
1つ1つの選択を積み重ね、みんなが幸せになれるようアンナリーゼは『予知夢』で見た未来を変革していく。
トワイス国の貴族として、強くたくましく、そして美しく成長していくアンナリーゼ。
その遊び場は、社交界へ学園へ隣国へと活躍の場所は変わっていく……
家族に支えられ、友人に慕われ、仲間を集め、愛する者たちが幸せな未来を生きられるよう、死の間際まで凛とした薔薇のように懸命に生きていく。
予知の先の未来に幸せを『ハニーローズ』に託し繋げることができるのか……
『予知夢』に翻弄されながら、懸命に生きていく母娘の物語。
※この作品は「カクヨム」「アルファポリス」「ノベルアップ+」「ノベリズム」にも掲載しています。
表紙絵(プロローグ参照)は、菜見あぉ様にココナラにて依頼させていただきました。
アンナリーゼとアンジェラです。
タイトルロゴは、草食動物様の企画にてお願いさせていただいたものです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 20:42:00
3687843文字
会話率:51%
テンプレを理由に父親から追放宣言を受けた、サティア = ペルガメント。
理不尽な仕打ちを受けて、失意の底に沈むと思いきや、彼の心は怒りに震えていた。
だから彼は……自分から決別することを決意する。
事は済ませたが、やはり気分は晴れ
ない。サティアは虚無感に包まれたまま、屋敷を出ることに。
テンプレ──そんなふざけた言葉なんて聞きたくもないし、関わりたくもない。祖国を捨てて、隣国へと渡ることを決めるも……どこに行ってもテンプレ現象がつきまとう、この世界。
そのテンプレマジックに、知らず知らずのうちにはまり込み、サティアは隣国に渡る前に、冒険者ギルドへと足を運んでしまう。
はたして彼はテンプレ通りの人生を歩むのか、それともテンプレを打ち破り、新たなる世界を築けるのか。
※なろうエッセイのテンプレ集を参考に、ネタとして書き始めたお話しです。よってプロットはありません。思いついた勢いのまま進めております。
永遠の物語になってしまったら、ごめんなさい。
※不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 12:10:43
163031文字
会話率:57%
ローザは婚約者アレクに好きな人が出来たと貴族学院に入学してから暫くして気がついた。彼の視線の先にはいつも第ニ王子殿下の婚約者であるエリザベート様がいたからだ。
毎週一度会うお茶会での会話は気のないものに変わり、学院で会っても態度がそっけなく
なっていった。周りのローザを見る目が婚約者に愛されない令嬢だと蔑みに変わる頃ローザは別れを決意する。あれ程長い間育んできたと思った絆は脆いものだった。もう終わりだと悟ったローザは父親に婚約破棄を願った。
二人は幼馴染で相性も良く趣味の本の話で穏やかに過ごしていたので、お互いの親が良かれと思い決めた婚約だったが、破局はあっけないものだった。
婚約破棄を告げられたアレクは自分のやってしまった罪に気がついたが、今更償う術も持たなかった。一時の熱で一人の女性の人生に傷を残した。
あれほど可愛いと思っていたローザの冷たい眼差しが心に突き刺さったが、それ以上のことをして傷つけてしまったのだ。自分の失態を宰相である父に報告したアレクは沙汰を待つことにした。
無事婚約破棄を勝ち取ったローザは傷心を癒すために伯母一家の住む隣国へ留学をすることにしたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 09:16:07
27664文字
会話率:55%
七歳のアメリアは小さな花が大好きな少女だった。ある日川辺りで珍しい紫の可愛い花を見つけ取り終えた瞬間に強い風が吹きバランスを崩し川に落ちてしまった。たまたま散歩をしていた公爵令息のロバートが冷静に川の水の深さをみて助けてくれた。それが縁で
知り合った二人はロバートが詳しい薬草の知識を一緒に学びながら大きくなっていった。ロバートの母は疾患を抱えていて田舎のいい空気の中で療養していた。三年ほど経ち更に医学の進んだ隣国へ治療の為に行く事になった親子をアメリアは寂しい気持ちで見送った。
ロバートは人生で初めての気の合う友達だったから。
離れていても手紙のやり取りで気持ちは通じたままだと思っていた二人だったが、ロバートが医者を目指した事で忙しさに拍車がかかりいつしか手紙は途絶えた。アメリアは寂しさを薬草の勉強をすることで忘れることにした。
やがて奇跡の薬と言われるエリクサーを作れる薬師になったアメリアは各国が色々な方法で狙う人物になった。助けてくれたのは大きな商会の双子のサラとギルだった。
アメリアとロバートが離れ離れになってから十年が経ちようやくロバートは母国に帰れる事になった。帰って一番に会いに行った田舎でロバートが聞いたのはアメリアの両親の伯爵夫妻が亡くなった事とアメリアの行方がわからないということだった。真っ青になったロバートは実家の公爵家に急いで帰りアメリアの捜索を始めた。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 10:10:46
40938文字
会話率:50%
フェルモント侯爵家の令嬢エルセリアは、リュミエール王国の王太子妃候補だった。
だが、王位継承争いの末、最有力だった第一王子が失踪。
エルセリアの一家は、隣国へ亡命することに。
王位継承の秘密を知る彼女は、第四王子サフィールの手でその記憶を封
じられ、隣国へ送られるはずだった——。
しかし、手違いで魂だけ異世界へ飛ばされてしまい、 日本で普通の女子高生として青春を満喫することに。
そんなある日、突然サフィールが現れる。
「君は俺の婚約者だ。王位継承の秘密を思い出してもらう。」
そう言い、彼は再びエルセリアを異世界へと連れ戻す。
戸惑う彼女を待っていたのは、王位を継ぐことになったサフィールの、甘く激しい求愛だった——。
リュミエール王国シリーズの1作目『氷雷の騎士団長、王命により結婚せよ!』はこちら⇒https://ncode.syosetu.com/n9498js/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 22:38:58
18685文字
会話率:25%
父親が管理している領地運営の手伝いをして、領民が喜ぶ姿を見ることが大好きなレイチェル=ヴィニア。
少しでも領地のためにと、自らがヴィニア伯爵家の家事や料理を率先して行って、それもまた楽しんでいるレイチェル。
しかしレイチェルは、悪い
噂が目立つ相手から求婚され続け困っていた。
そんなとき、隣国との紛争を止めて国の救世主となって絶大な人気を誇るハイド=ラフィーネ公爵第二令息から突然の求婚。
互いに恋愛感情がないからという理由でお飾り結婚と堂々宣言。
しかし男性に全く興味をもたないレイチェルとしては、自由を約束された結婚は大変ありがたい提案だったため、婚約成立して結婚。
ラフィーネ公爵家で生活が始まると同時にハイドは隣国へ遠乗り。
本当に興味がないことに安心してレイチェルは公爵家でマイペースに過ごしていく。
ところが、肝心の公爵家内部事情は暗かった。レイチェルが使用人たちと仲良くなることをキッカケに公爵家の雰囲気も変わっていく。
ハイドが帰還したときにはすっかりと雰囲気の変わった公爵家。
レイチェルが来たからだと確信したハイドは徐々にレイチェルのことが気になってきて……?
いっぽう、レイチェルに無理強いで求婚ばかりしていたガルム=バケットは、公爵家に嫁いだことを知ってもまだ諦めきれていなかったようで……?
これは互いに興味のなかった二人が、いつのまにか大事な存在へと変わっていくお話。
※恋愛要素は物語中盤からとなります。
※今回は、mixi2異世界恋愛作家部・氷雨そら先生主催の『愛が重いヒーロー企画』参加作品です。なのですが、愛が重くなるのは物語がそこそこ進んでからになっちゃいます。申し訳ありません。
※今回は不定期更新です。いつもの勢いある更新はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 21:10:00
27411文字
会話率:46%
異世界系の作品で、外国のことを海外と表記してある作品があると「ん?」って思ってしまいます。
どういう意味? なにがおかしいの? と思う方もいると思いますが、書いてる奴はなんかちょっと気になる……というか、引っ掛かります。
その『海外』っ
て、どういう意味? と。
外国のことを『海外』と表記しておきながら、【隣国へは馬車で向かう】と書かれていたなら、「んんっ?」となってしまいます。
外国のことを海外と表記しているのに、「隣国とは馬車で行ける地続きなの? 干潮のときだけ現れる遠浅の道があるの? それとも、ファンタジーらしく海上や海底を走る馬車があるということかっ!?」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 13:10:31
960文字
会話率:0%