人の子ルウは変わっている。
特技は精霊を笑わせること。ただし人には全く受けず、幼馴染ジェフリーを毎回呆れさせていた。
容貌は古きエルフそっくり。彼女の額には不思議な青い石が生えて、忠誠心で主の命を救うという。
ルウはエルフの力を期待され
、ロゼリーヌ王妃の護衛騎士に抜擢された。最愛の彼女を、幼馴染ジェフリーとともに命を懸けて守る。そんなルウの願いが、ようやく叶おうとしていた。
しかし、ロゼリーヌ王妃はルウの忠誠を拒絶する。襲撃の危機に何もできないまま、目の前で最愛の友を失ってしまう。
「なぜロゼを救わなかった!」
幼馴染ジェフリーがルウを詰る。彼の初恋はロゼリーヌだ。王に嫁いでなお想い続けている。
ルウはジェフリーのことが大好きだった。二人が特別な関係になることを恐れていた。
「私の心が醜いから、ロゼ様を救えなかったんだ……」
追い詰められたルウに、絶対静寂という強すぎる能力が発現する。
戦場を血の海にし、自国に勝利を引き寄せ続ける彼女を、みな赤錆の悪魔と呼び、恐れた。
ルウは心を病んでいく。ジェフリーはずっと見守り続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 23:43:59
39081文字
会話率:48%
時は2XXX年。世界を揺るがした大きなニュース・ニューヨークへ上陸した謎の生命体との接触が世界中に緊張を走らせた。“エネミー”と名付けられた虫型の怪獣は多くの死傷者を出し、経済面にも人間の精神面でも大きな打撃が与えられた。エネミーについて研
究する研究者達は、それが地球外生命体であることと、それが宇宙からの挑戦状であることを知る。
一方で、東京都の公立中学に通う受験を控えた、ちょっと頭がいいというところ以外至って普通の男子高校生・赤錆カクレ(あかさび)は、今や世界を揺るがす名門高校である“国際バレッド専門高等学校”から招待状を受ける。それは、幼い日に「私は今後、この家に帰ってくることはない」と謎の言葉を残した姉の卒業校であった。行方不明の姉の真相を探るべく、カクレは国際バレッド専門高等学校への進学を決める……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 16:39:59
3502文字
会話率:10%
決して交わることのない赤錆びた鉄骨が二本、地面を這いながら彼方まで延びている。私は黙って、その光景を駅のホームから見下ろしていた。
最終更新:2024-07-28 12:41:27
5647文字
会話率:32%
不幸な事故で死んだ社畜の男はテンプレのはずの説明やチートも無いままに異世界に転生させられてしまう。
新たな生を得たその男は〈魔法使い〉の頂点を目指し旅に出る。
男の数々の出会いと別れ、そして仲間と共に魔王をも打ち倒す……ことも、あるの
かもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 22:30:00
40409文字
会話率:43%
「赤錆はいつか羽化(うか)する蝉のよう。」を上の句にしている短歌です。 文字数を埋めるためにお見苦しい点はあると思いますが、ご容赦ください。
最終更新:2024-04-21 21:00:00
252文字
会話率:0%
赤錆の浮く西空に夕|陽《ひ》は沈み、青錆の浮く昼空は太陽を吊るす。
最終更新:2024-03-10 07:00:00
227文字
会話率:0%
あたいを踊りに誘いたいなら、ステップのひとつでも踏めるようにおなりなさい。
最終更新:2024-02-23 07:00:00
382文字
会話率:0%
未来も、かなたも知ったこっちゃない。
とりあえずは、この頭上に広がる天から、ぶっちめるか。
最終更新:2022-09-24 07:00:00
205文字
会話率:0%
今日もまた、明るく。
明日もまた、明るく。
これからずっと。この先何処までも、明るく。
雨を祈れば雨が降り、夜を願えば夜が来る。遠い、遠い昔の話。誰かがそんな機械仕掛けのカミサマを作り上げた。
分け隔てのない幸福の鎖は続
く。惰性も悪性も全てを飲み込み、障壁もしがらみも無くなったその場所は、永劫を約束された理想郷と相成った。
されど、視界に映る世界は少年達の瞳に映る彩を曇らせる。明かりがある世界には同じだけの『陰』が有る事を知った少年は、捨てられた街『サイハテ』から摩天楼の煌めきを睨む。
赤錆覆う廃材に、巻き付けた布切れをはためかせ。サイハテの少年達は口々に嘯く。
『これは、理想への反抗である』と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-24 08:45:27
55138文字
会話率:41%
コーラルは伯爵家の後継として厳しい教育と、その後は父の代わりに執務に追われる日々を送っていた。政略結婚の両親は不仲でどちらも家に寄り付かず、その母も事故で亡くなった。17歳になった頃、父が継母と後継になるという弟を連れ帰った。これまでの努
力と苦労は全て無駄になったのだ。淡い思いを抱いていた幼馴染には実は疎まれていたのだと知り、不要になったコーラルは辺境領の竜騎士の元に嫁ぐことになった。支度金という名の大金と引き換えに……。
夫となる相手は顔に大きな傷をもつ、黒髪に翡翠の瞳の美丈夫だった。初対面でコーラルを選んだ理由は「条件が合ったから」だと言う。これまで身に付けてきた自分の知識を使って辺境領をどんどん豊かにしていくコーラルと、愛さないと誓ったはずの妻に惹かれていくジェイド。不器用な2人が徐々にお互いを知り、そしてかけがえのない存在になっていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 16:54:46
102469文字
会話率:56%
それを最初に見た者は、開きかけの飛び出す絵本と言った。
突如、空から現れ、世界に突き刺さった超構造物――――骨髄塔。
拡大を続け、星を蝕みつつあるそれは、同時に異常現象を発生させる物質、現象、思想を生み出す。
【ボイド】と呼ばれたそれを
、人類はいつしか依存するように収集していた。
【ボイド】とは、解明できるのか、利用できるのか、破壊できるのか。それとも―――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 20:04:40
249508文字
会話率:50%
ヒーローになりたかった。あの子を救えなかった自分でも救えるでしょうか。
最終更新:2022-03-09 19:26:23
92186文字
会話率:32%
偉大なる"彼ら"が失踪した、赤錆色の砂が広がる世界。冬になると多くの砂嵐が発生する過酷な荒野で、夫婦は小さな畑を営みながら細々と暮らしていた。ある日、そんな夫婦の元に訪問者がやって来る。その正体は、宵の明星を熱心に信奉す
る巡礼者で……
ポスト・アポカリプス的なSFです。以前に投稿した「第4惑星」がベースですが、少し雰囲気を変えて増量。
※「カクヨム」にも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-06 15:00:00
18814文字
会話率:50%
人類の文明が滅びて数百年後。
赤錆の砂に覆われた世界で、少女はサイボーグの彼と出会い、暮らし、共に眠った。
これはそんな、彼女の短い物語。
最終更新:2021-05-28 20:11:01
15575文字
会話率:43%
貧富の格差が拡大し、財を持たぬ者の人権は失われた。「ゲーム」と呼ばれた貧民同士のバトルロワイヤルは富豪の間でたちまち人気を博し、プレイヤーに配当を賭けることで莫大な金が動くようになる。「ゲーム」への参加は貧民への義務となり、富裕層の間では
自身の家でプレイヤーを飼うことが嗜みとされた。
そんな中、国際的大手の柳ケ瀬エレクトロニクス株式会社を所有する柳ケ瀬家に生まれた陽人は、その才のなさから両親から見捨てられ、兄からは虐待を受けるほどに嫌われていた。屋敷から出ることを許されず、唯一の趣味であった読書を兄の目に隠れて細々と行い、最低限の貴族としての暮らしを送らされ続けた彼にとある転機が訪れる。
貴族の嗜みの一つである「ゲーム」のプレイヤーを養育する授業が始まったのだ。
その授業で連れてこられたプレイヤーは白髪、紅色の瞳を持ったただの少女であった。講師が指導と称して少女に加える体罰は度を越しており、今まで人の気持ちに無頓着であった陽人の心すらも揺らすほどであった。しかも、その少女の体は、程に柳ケ瀬家の改造を施され、死ねない体となっていた。そのあまりにも残酷な行いに人生で初めて怒りを覚えた陽人は、少女を守ると誓い、講師の指導と兄の言葉を裏切り少女をかばうこととなる。その軽率な行動は兄の逆鱗に触れることとなり、遂に陽人は貴族として生きる権利を失うこととなる。
兄の策略により、陽人はローレンツ家に、「ゲーム」のプレイヤーとして送り込まれることとなる。その家の一人娘のルイーズ=レティシア=ローレンツは陽人に良く接してくれたものの、「ゲーム」のフィールドで味わう死の恐怖から逃れることは叶わなかった。
ローレンツ家に仕えてから数年後。ようやく「ゲーム」での立ち振る舞いや、フィールドの情報を覚え始めたとき。とあるバトルマッチのことだった。不注意により敵のスナイパーに狙撃され、死ぬ寸前。狙撃手の顔が少しだけ見えた。見覚えのある白髪、そして決して世界でも多いとは言えない赤い瞳。柳ケ瀬屋敷での日々がフラッシュバックした瞬間だった。
かつては守ると誓った少女が、今は敵として僕の目の前に立っている。
その少女は僕の正体に気が付くと、酷く悲しそうな顔をしながら、涙を流すのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-27 22:29:13
81524文字
会話率:47%
平凡な高校生芳邦メイは、ある日親友である永乃心セイラが巨大財団「ARGE財団」の職員を銃殺している現場を目撃してしまう。
財団から重要な参考資料を奪ってきたというセイラとメイを、財団から差し向けられた人造人間「VOID」が襲い来る。
世界へ
暗雲を漂わせる財団と、その野望を暴かんとする少女達の密かな戦いが、神奈川県の小さな町を舞台に繰り広げられる。
夢も奇跡もないこの赤錆びた現実で変わらず煌めく大空の星羅を裂くのは、少女達の絶叫か、それとも未来への希望か。
全ての虚構を否定して、終わらない五月から脱出せよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 00:00:01
89097文字
会話率:53%
おれ、沢口充は運の悪い男だ。クリスマス前に交通事故死。気がついたら異世界に転生して、田舎の村で牧童暮らし。十三歳でカルナックという少女に一目惚れ、結婚。でもキスしかしてないのに逃げられた。その後、おれは故郷を出て傭兵修行を積んだ。この大陸で
一番豊かなエルレーン公国首都シ・イル・リリヤで冒険者になる。失踪した嫁を探し出すのだ! 異世界転生ほのぼのイチャラブ(?)ラブコメ(キスまで)
現在、嫁カルナックと再会できた。が、冒険者にはなっていない。魔導師養成学校の寄宿舎に留学生として入ることになった。ルームメイトは金髪の年下美少年と赤錆色の髪の脳筋少年。おれは、今はムーンチャイルドと名乗っている嫁カルナックと、まずは婚約式。そしていつかは結婚披露宴をする。目指せラブラブハッピー新婚生活! ※アルファポリス様でも連載中です。※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-01 03:54:09
143852文字
会話率:32%
三年前、俺たちは学校ごと異世界に転移した。
状況を飲み込むことも出来ぬままの俺達に、現地の王は三つの選択肢を与えた。
一つ目、国の英雄として戦うこと。
二つ目、国のために働くこと。
三つ目、国のために生きることを拒否するなら、一月分の金を
得て自由になること。
一つ目を選んだものは悲惨だった。半分が死んで、もう半分は重症で、前線に立つものは残りわずか。
二つ目を選んだ奴等で一番まともだった。今でも国ためにと称して、上役の指示を受けて必死で働いているだろう。
三つ目を選んだ奴等だが、俺を含めてそういいもんのではなかった。
それぞれが適当な職を見つけるなかで、俺は傭兵団へ入団していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-03 09:31:37
20089文字
会話率:41%
元、中二病患者である史人はまだ大人になりきれていなかった。己が輝ける幻想世界を夢見て深夜徘徊を繰り返していたある日、誰もいない校舎に昔の親友と初恋の人が二人でいるところを見てしまう。実は二人は史人が探していた幻想世界の住人だったのだ。
しかし、憧れた幻想世界に手を出した結果、知ってはいけない世界のタブーの力を得てしまい、身に覚えの無い罪を着せられて家族共々国家組織から追われることに。自分だけでなく家族の未来まで奪ってしまった史人は酷く後悔し、贖罪に生きる事を誓うが…。
才無き史人の唯一の能力、錆びた刀を顕現させる、で国家組織の一員である幼馴染二人とも戦っていくが徐々に離されてく才能による実力差についに禁忌の力に手を出す史人。
全てはこの地獄で手に入れた些細な幸せ守る為に。決意を深め一人修羅に潜る。いつしか最強に至り、それはいつしか世界すら変革していく。
泥亀英雄譚と並行となるので不定期になる可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-14 08:36:02
109808文字
会話率:58%
名うての無法者「猛火牛(レイジングブル)」トリスタン・アルジャンとその弟ディミトリを逮捕すべく、探偵局と連邦特務捜査局の合同チームが、西部A州へと向かった。
だが知略と機転を巡らせ、持てる限りの火力を総動員してなお、トリスタンは猛然と立ち向
かってくる。
「……俺たち、大丈夫なんスか?」
「大丈夫ってことにしなきゃまずいわよ。そうじゃなきゃ死ぬんだし」
※この作品はブログ「黄輪雑貨本店(http://auring.blog105.fc2.com/)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-17 20:00:00
27146文字
会話率:51%
夜の街を、夢でみる。それはいつからだろうか。その夜の街は狂気的で冒涜的。まるで、この世の悪意を全て煮詰めて作り上げたかのような、不思議で不気味な夢の街。月明りもない真っ暗ま街を、僕はいつも赤錆びた懐中電灯片手に歩いている。そんな夜の街で、僕
は一人の不思議な少女と出会った。※現代ホラーモノを予定しております。恐怖の描写を頑張れるように進めていきます。ご感想などいただけると非常に喜びます。どうぞ、よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-03 06:00:00
39313文字
会話率:20%
近未来、宇宙からの謎の敵の攻撃で一度崩壊した人類社会は、なんとか復興の途上にあった。宇宙からの攻撃者は巨大ロボットを使い地球を攻撃したので、人類も対抗のため、ロボットによる防衛隊を組織する。防衛隊にどうしても入りたいイトウ・レナは、インチキ
までして試験に合格しようとするが、……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-11 13:59:02
11030文字
会話率:27%