その日も足取り重く帰宅すると、予め緩めていたネクタイと、鉛のプロテクターのようになったスーツ、ワイシャツ、それに肩甲骨を脱いで風呂へ入った。
最終更新:2024-01-05 12:06:08
920文字
会話率:0%
冒頭より——
舌先三寸で駆け引きするような、男女特有の小賢しい語らいは、彼女にとって陳腐そのものであった。誘蛾灯のような色香に基づく、本能を刺激する彼女が醸す劣情は、男を虜にするだけの説得力が背中越しにも感じ取れた。肩甲骨まで伸びる黒髪
は、人工毛に引けを取らない真っ直ぐさと足並みの揃い方をし、時折吹き付ける風になびく度、コマーシャルに惹句がお似合いだ。身体の曲線を逃さない、肌と懇ろな服のおかげで、町を歩けば「耳目」の真髄を見た。澱に湧く虫が可愛く見えるほどの醜悪な眼差しが、彼女の全身をつぶさに捉え、外界であることを黙殺してそれぞれの趣味趣向をぶつける。他者を慮ることを棚に上げた衆目の醜さを承知しながら、私もまた彼女の動作に暑い視線を送っていた。拝んでも拝み切れない彼女の美しさを崇拝し、どれだけ稀有な存在であるかを語るに落ちた。
18時講習折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 18:00:00
14999文字
会話率:42%
ハイサイ毎度!肩甲骨の裏側に街を作りました!ぜひ皆さん遊びに来てね!
最終更新:2023-03-17 02:47:39
753文字
会話率:14%
「ボクたち4人」は前世から知り合いだった。
ホント驚いたよね。
「チキュー」という場所、「日本」という国、「レーワ」という時代。
街はバラバラだったけど、みんな日本人だった。
自分以外が話す「日本語」が変な感じで、みんな大笑いしたね。
みんな前世では男だったことにも驚いた。
さらに、全員が女装してたことを「カム」したときの爆笑。
もちろん「ネット」? か「SNS」? で女装姿を公開してた。
と誰かが言い出して、大爆笑しすぎて床を叩きはじめたよね。
さらに小銭稼いでたって言い出したとき。
もう全員が笑って死ぬかってくらい爆笑して……誰か教室の壁を壊したよね。
あの先生が怒った顔を思い出すと、いまでも膀胱がキュッとなる……。
結局、名前は思い出せなかったけど、間違いなく「わたしたち4人」は前世で知り合いだった。
まさかこんな異世界で「オフカイ」? することになるとは、思ってもみなかったんじゃない?
ここまで書いたところでペンを置き、日記帳を閉じた。
「あ、そろそろ出なきゃ……」
制服のジャケットを羽織る。
鏡の前でスカートのシワを整える。
ニーソックスはこんなもんでいい。
ブラウスのはみ出し量を調整。
リボンの結び目も調整。
肩甲骨まであるピンクの髪を一度さらりとする。
耳横「触覚」を微調整。
ほら完璧!!
わたしは、今日も、かわいい!!
今日は魔法技巧学園(マギアマキナスコラ)の新学期。
2年生が始まる。
入学時以上に新学期が楽しみ。
そんなことある???? ここにある!!!!
日本のようにサクラは咲かないし、シ-バ犬もいない、ネットもスマホンもない。
クルマや電車もないけど、この世界には「魔法」がある!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 19:51:47
6375文字
会話率:26%
ぐだぐだ言ってないで、さっさと飛び発とうぜ、
おれたちのめざす空は、ROCK'N'ROLL SKY。
最終更新:2022-10-01 07:00:00
427文字
会話率:0%
未来も、かなたも知ったこっちゃない。
とりあえずは、この頭上に広がる天から、ぶっちめるか。
最終更新:2022-09-24 07:00:00
205文字
会話率:0%
ユイちゃんにオイルマッサージをしてあげた
キーワード:
最終更新:2021-12-18 10:46:51
281文字
会話率:100%
背中の肩甲骨のあたりがムズムズしました。ちょうど天使の羽根が生えているあたり...森宮美香(もりみや みか)は地方都市の女子高に通う17才。ひとりで過ごすのが好きだった彼女に、夏休みの終わりに、1年間限定で天使が宿ってしまいました。そのうえ
、メンバーの転校で存続の危機となってしまった軽音部のバンドで、メインボーカル兼ベースを始めることとなってしまい...そんな彼女と彼女のまわりの大事な人たちとの1年間+αのお話です。登場する音楽は懐メロ系。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 22:00:00
104457文字
会話率:39%
主人公:又木(またぎ) 秋也(あきや) 16歳
彼は高校に入ってからすぐ、突如としてラスメイト達と共に異世界へ飛ばされた!
何故か1人だけの状態で異世界の地に立っていた彼はクラスメイト達との合流、そして高校デビューで失敗した分を異世界デビュ
ーで取り戻そうと奮闘する!
そんな彼を見守ろう!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-02 23:33:23
788文字
会話率:17%
武術家の養子となった元野盗の少女、メイフォン。
商人の娘インファと出会い、仲を深めるうちに惹かれていった彼女は百合の花が咲く丘で告白をする。
その答えとして贈られた百合の指輪が、天下無双の武術書のありかを示すものということを二人は知らなかっ
た。
ある日、インファに結婚の話が舞い込む。
二人は駆け落ちを決意するも、メイフォンの養父に阻まれる。
彼は天下無双の武術書のため、指輪と商人の力を欲していた。
肩甲骨を穿たれ、投獄されるメイフォン。
一方でインファは、せめて破談とすべく自らの顔を切り裂いた。
十数年の月日を経て、ついに脱獄を決行したメイフォンは、今度こそインファと共に町を出る。
村落で暮らし娘にも恵まれた二人を尋ねて、とある少女が現れる。
「メイフォンを出せ。やつは、私の父を殺した!」
仇討ちを望む少女と、その仇の娘。
奇妙な天命から出会ったふたりは、江湖最強の秘宝を巡る旅に出る。
百合の花が咲き乱れて陰謀が渦巻く、中華風ファンタジー活劇!
//約10万字で完結します。
カクヨム公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 23:21:33
110598文字
会話率:30%
時は大正。
戦時中の大日本帝国では、機械産業が盛んだった。
生産されていたのは、貴族や華族に向けられた機動召使(オートマタ)。
彼らは人々の生活を助け、陰では戦いに身を投じられていた。
これはまだ、「人」と「機械」と「神」が共存してい
た時代のお話。
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華族の西園寺 眞子都(さいおんじ まこと)は、厳しくも優しい両親と使用人に囲まれて暮らしていた。
しかし突然、芸妓との浮気が発覚し、父が蒸発。しかも財産を持ち逃げされてしまう。
娘しかいない西園寺家は家督が継げず、このままでは家計は傾くばかり。
許嫁の高千穂 総一郎に助けを求めるが、
父が浮気した娘は要らないと婚約を破棄されてしまった。
総一郎には他に愛人がいたのもあり、その口封じに母を娶られてしまう。
代わりにと渡されたのが男性型機動召使のⅡB‐SA(ツービー エスエー)だった。
ひとりと一体は、静かな西園寺家でひっそりと暮らすことに。
『ツバサ』と名付けたそれは、肩甲骨から白い翼を背負っていた。
天使を象られ、神の声を聞けるのだと豪語する。
【大正ロマン×SF】
少し不思議で、ほのかに優しい。
愛を知らない者たちの、それぞれの表現の形。
人は機械を、機械は人を、本当に恋い慕うことができるのだろうか。
これは歴史の澱に埋もれた、真実の愛を求める物語。
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※こちらの作品は「ノベルアップ+」様、「カクヨム」様、「魔法のiらんど」様でも
公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 15:39:18
107593文字
会話率:49%
社畜リーマン・大久保大智は、アパートの隣室に住むJKが毎日、違う男を家に連れ込んでいることに気づく。
良からぬ行ないを想像する大智だったが、ある日、過度の疲労が原因で玄関前で激しいめまいを起こしてしまう。
すると、偶然その場にJKが居
合わせ……気づくと大智はマッサージを施されており、体は驚くほど軽くなっていた。
じつは彼女ーー近くの高校に通う戸山葉豆(はずき)は地元でも有名な整体師の娘で、修行として学校の友人を相手に無料で施術していたのだ。
こうして始まるふたりの一風変わった交流。体をマッサージしてもらったり、そのお礼に手料理を振る舞ったり……そんなふうに過ごすうちに、すっかりのめり込んでしまう……葉豆が、大久保の体に。
「大久保さんってかなり特殊な筋肉してるんですよね。例えばここなんか普通の人なら泣きます」
「いでででっ!! ちゃんと見て涙出てるっ!!」
過去の一風変わったスポーツ遍歴が影響したのか、重度の筋肉フェチな葉豆に、その肉体を見初められてしまったのだ。
「大久保さん、肩甲骨周りゴチゴチですね。昨日12時間くらいパソコンしてたでしょ?」
「ふくらはぎの外側が異様に張ってます……営業って大変ですね。今日は2時間ノンストップコースにしときますねっ!!」
筋肉に前のめりすぎる個性派JKと、そんな彼女に好かれて(※筋肉9割、本人1割)しまった限界寸前社畜リーマンが織りなす、健康志向ラブコメ。
※トータルで40〜50万文字程度を予定。
※あらすじ後半部分の到達まで大体3万文字程度です。あ、すぐじゃん! ならそこまではとりあえず読もう!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-15 00:21:43
196441文字
会話率:58%
胡蝶症。
一億人に一人の確率で発症する奇病。
発症一日目。左右の肩甲骨と腸骨が急激に伸長し、皮膚を突き破って体外に露出する。
発症二日目~四日目。棘のように伸びた肩甲骨と腸骨それぞれの周囲に、まるで蝶の翅をかたどるように薄い膜が
生成される。症状の名前である『胡蝶』は、この膜にちなんで名づけられる。
発症五日目~七日目。形成された『翅』が鱗粉のような粉末で覆われる。この粉末は蝶のそれと同じく、色鮮やかなものである場合が多い。
少女はある日、蝶になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-23 03:10:55
6603文字
会話率:46%
―――私の弟は、翼が生える病にかかった。
不登校の女子高生・ユカの弟は、肩甲骨が翼に変化する病・翼人症候群にかかった。
弟の付き添いで治療施設へ向かったユカは、弟よりも症状の進んだ少年・ユウと出会い、そしてその病の思いもよらない秘密を知る
ことになる……。
自らの「翼」に翻弄される少年少女の、どうすることもできない揺れ動く感情を描く、悲しく静謐な青春ファンタジー。
(カクヨムにも掲載中です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-28 20:00:00
35439文字
会話率:20%
意味のないものを書いてみたくて、思いついたことばやフレーズを羅列していきました。
なんとなく、不気味さが出ればいいなと。
ありえない光景を、映像を、想像してもらえれば。
最終更新:2019-08-19 06:00:00
10000文字
会話率:0%
背中から長い毛が生えた高校生の日記
最終更新:2019-06-08 12:00:00
1663文字
会話率:4%
高校生になって一ヶ月がたったある日、主人公の、宮比結花里(みやびゆかり)は帰り道で、赤と黒の肩甲骨まである髪の青年、蛇神宮架月と出会う。架月は実は日本神話に出てくる生物の転移体で――
最終更新:2017-06-10 09:05:09
296文字
会話率:0%
特にこれといって何もないです すいません
最終更新:2016-11-10 14:00:54
623文字
会話率:0%
「ねぇ、バベッジ」自慢のアッシュブロンドをたおやかな指先で軽く漉きながら、エイダは身体を半分だけよじって、背後を向いた。振り返りざまに、肩甲骨よりも遥かに長い髪が揺れては拡がった。木目細かい毛の一つ一つが電灯の光にきらめく。狭い部屋の中央の
ソファにふんぞり返っていたバベッジは、身を起こした。ぞんざいに頭を掻く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-09-03 01:16:08
82160文字
会話率:34%