くるくるにカールさせたツインテールにミニスカート、男子用カーデガンをダボっと着た葛城沙也は、学内でも有名なほど浮いた存在だったが、本人はまったく気にも留めず地下アイドルをやっている姉の推し活に勤しんでいた。
一部の生徒からは目の敵にされ、
ある日体育館裏に呼び出されて詰問されてしまう沙也。
他人とかかわるのが面倒だと感じている飯田洋子が、その現場に居合わせつい止めに入ってしまう。
その日から徐々に話すことが多くなる二人。
互いに友人を持った経験が無いため、ギクシャクとするも少しずつ距離が近づきつつあったある日のこと、沙也の両親が離婚したらしい。
沙也が泣きながら話す内容は酷いものだった。
心に傷を負った沙也のために、洋子はある提案をする。
他サイトでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 20:00:00
79616文字
会話率:51%
異世界に転移した青年。
微かな希望と恐怖の感情を除いた記憶を失い、目覚めるとそこは無人島だった。
未知の兵器に謎の大男。窮地に陥る青年を救うのは肩乗りサイズの可愛い蛇?!
戦争ばかりの国、転移者を目の敵にする神、神をも殺す謎の集団……。
世界はとうの昔に捨てられていた。追い打ちをかけるように復活する破壊神。
未来に希望は残されていない。それは転移者も同じこと。
特化した能力もなく、人間との間に壁を作ってしまう変わり者の青年。
ドライな彼にも守護したいものはある。
全てが消えてしまう前に、大好きな蛇をママドラゴンの元へ返してあげたい。
弱みなんかじゃない。守るべきものがあると強くなれるのだ。
—————————
冒険/コメディ/シリアス含みます。
物語の進行スピードは遅めです。
色々と定石に反しています。王道の種族などはあまり登場しません。
1000人中、1人にハマればそれでオーケー的なノリで書いています。
ドラゴンが好きな方は是非。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 20:40:31
203550文字
会話率:49%
乙女ゲームの世界のモブ令嬢であるロディナ。彼女にモブである自覚はもちろんない。しかし、人にはない特別な力によって、彼女は転生者に目の敵にされてしまう。
気に入らない婚約者を押しつけられ、断罪回避のために悪役を押しつけられ、ついにはようやく自
覚した初恋まで終わってしまいそうな始末。
「ロディナ・ニフテリーザ。間者の疑いがある女は、殿下の婚約者にも、我が国にも相応しくない! 婚約の破棄、及び国外退去の処分を言い渡す!」
講壇の男は、ロディナに向かって冷たく言い放った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 17:14:07
8003文字
会話率:50%
現代(令和)から戦国時代の赤子に転生したのは、薬丸自顕流を学び大河時代劇『太平記』で美少女アイドル・後藤田久美が演じた北畠顕家に目が釘付けになって以来、若くして世を去った悲劇の武将・北畠顕家に尊敬の念を抱く、“おっさん”だった。
そんな
おっさんが転生した赤子は、戦国の覇王《うつけ》織田信長の命で北畠に養子に入ったにもかかわらず家中を纏める事が出来ずに、養祖父・北畠具教が武田信玄の南進に合わせて反旗を翻そうと画策することを許し、憤慨した信長から北畠を誅殺するように命じられ唯々諾々と従ってしまった織田信雄だった。
しかも、その後に伊賀の国に単独で戦を仕掛けて有能な家臣を死なせ、信長に叱責されて天正伊賀の乱を引き起こし、本能寺の変では安土城を焼失させるなど数々の不始末を連発し、織田家は残したものの僅かな領地しか子孫に残せなかった“戦国の不覚人”と呼ばれた愚物。
敬愛する北畠顕家の家を潰し、子孫は残したものの“戦国の不覚人”という汚名を後世に残すこととなった男に転生したと知ったおっさんは、不退転の決意で“戦国の不覚人”という汚名を晴らし、北畠家を後の世に残すため邁進していく…
注:作者は、織田信雄を史実で“不覚人”(覚悟の出来ない者・不心得者)と揶揄されるほどの愚かな人物だとは考えておりません。
覇王・信長の子息だった信雄は、秀吉や家康という信長に続く天下人から見れば自分たちの地位を脅かす危険な人物と考え、目の敵にされて族滅の憂き目にあってもおかしくないにもかかわらず“愚物”と見做されることで、子孫を現代にまで残した傑出した人物なのでは?と思ってしまうのです。
ただし、意識して天下人たちにそう見做されるように身を処し振舞っていたのなら、ですが…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 00:00:00
632199文字
会話率:33%
成績優秀・スポーツ万能、容姿端麗で生徒会長である成瀬は、万年学年二位のわたしにとって目の敵。しかし、あるとき匿名の手紙によって彼には弱点があると知らされた。特に失うものもないので、わたしはその話にのることにした。奴をわたしのメイドさんにする
のだ……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 23:20:00
7765文字
会話率:34%
どれだけの恋心を秘めていようとも、主人公に選ばれるヒロインはいつだってひとりだけ。
選ばれたヒロインがめでたしめでたしなハッピーエンドを迎えている裏では、まったくめでたくないバッドエンドを迎えた、選ばれなかった恋愛敗北者(負けヒロイン)たち
がいた。
主人公は選ばれたヒロインと共に舞台を去った。
それから間髪入れず、主人公すぎる双子の弟と、瓜二つの兄の俺が転校してきた。
イッセーという愛称と共に、弟の人間関係をお下がりのように引き継いだが、弟に恋してきた恋愛敗北者はそれを放っておくわけがない。
その中でも男たちの憧れは、俺に弟の面影を求めるのをやめられなかった。その度に弟の真似をして怒らせ、ぞんざいに扱い続けた末に、学校の男子たちから目の敵にされるようになったのだ。
それでも俺は、絶対に彼女たちへ優しさを与えることはない。
なぜなら、その恋心に都合のいい代替品を求めてはいけないと思ったからだ。
面影を求めてしまう感情は、理性で簡単に御せるものではない。
だからこそ、いつかその想いを乗り越えられるまで、俺は厳しさだけを与え続けると決意した。
これは弟に選ばれなかった少女たちと、新たな恋を育む話ではない。
その失恋を、厳しさをもって乗り越えてもらう話だ。
この作品はカクヨムで掲載しており、先行公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 18:13:20
155924文字
会話率:54%
株式会社OJIROの乙女ゲーム部門でゲームディレクターとして働く玲奈は、リリース直前の「薔薇の誇り」に起きたエラーをチェックしていたはずだったが……気づいたら、主人公ローゼル・ベネットになっていた。
いざ主人公として魔法学院での生活を
始めたローゼル(中身は玲奈)だったが、ただのモブ生徒が悪役令嬢ルイーザとして君臨するよう、ストーリーが書き換えられてしまっていることに気づく。
強力な仲間であるはずのメイン攻略対象のエリアスは何故かルイーザを溺愛し、ローゼルを目の敵にするようになってしまっている。
孤立無援のローゼル(玲奈)は本来はモブキャラでしかなかった少年、ソウビと知り合うのだが……⁉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 18:00:00
115258文字
会話率:38%
おれの名は曹操、あざなは孟徳。
今からする話は、なぜおれのもとに、幕僚たちが集まってくれたかの話だ。
そしてなぜおれに、帝を迎えさせてくれたか。
逆賊と言われ、目の敵にされるおれから、離れないでいてくれたか。
時々、おれではなく、幕僚たちが
出てきて語ることもある。
長い話になる。
適当に、つきあってくれ。
『さらばおれの虞姫~徐州虐殺の真相と鄴平定の代償』のみ、pixivにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 23:32:44
145197文字
会話率:35%
少年は復讐を誓っていた。異能を操る『能力者』と呼ばれる者たちを目の敵する組織に命を奪われかけただけでない。双子の姉が深く傷つき、また自分の不甲斐なさを思い知らされる。それからはかつて自分の命を脅かした『能力者の殲滅』を目的とした組織を壊滅さ
せることに身命を捧げた。ひたすら能力を活かした任務をこなすための研鑽の日々であった。
ところが恩義ある能力者一族のトップに立つ人物から、家族にならないかとくる。しかも学校へ行き、普通の少年としての生活を送らせたい意図も見えた。
少年は復讐に生きたかった。だから敵組織の動向情報に飛びついた。
カクヨムにもアップしている作品となります。
夕刻と定められた15時から19時は、予測不能な不可思議現象が起こり、解明不能な情報通信網のプラックアウトや謎の電波障害、取り締まり不能ゆえ殺人を始めとしてあらゆる犯罪が許される「無法の時間帯」が法令化された『逢魔街』世界で最も危険とされる場所で動きが見えるという。
少年は復讐を続けたかった。学校へ行くような生活は送りたくなかった。だから敵組織壊滅へ気合いを込めて彼の地へ訪れる。
少年が逢魔街へ乗り込んだ矢先に出会った、カノジョ。運命的な出会いには違いなかったが、ここは逢魔街。住む人々もひと癖どころか二癖もある者たちだ。カノジョとその周囲にいる人たちだけでなく、実の姉やいずれ義理とはいえ父母に兄となる者たちも加わって・・・。
てんやわんやしていた少年が、やがてする決意。それは世界の命運に関わることだった。
これは苦境を潜り抜けても成長しているかどうか微妙な少年のボーイ・ミーツ・ガールの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 13:24:27
380051文字
会話率:30%
外回り中に階段から落ちた売れない営業マンは、意識が戻った時、自分の尻に火がついていることに気がついた。ヤバい、消さないと! 目の前には木剣を振りかざし睨む少年と、ペンダントを握りしめ涙ぐむ少女。あれ、ひょっとして「あのゲーム」のやられ役
に転生しちゃった?! 領主の父親は国の物資の横流しで牢屋行き。やむなく跡を継ぐ領地は大幅に減らされ、領民からは目の敵にされる始末。そういえばうちの村って、ゲーム序盤で魔物に滅ぼされるんじゃなかったっけ? チビ、デブ、ブサイクの十二歳に転生したおっさんが、舌先三寸で未来を切り開く。悪戦苦闘の日々が始まった!
p.s. 婚約者のあだ名は「子ブタ姫」です。一部読者の方々にカルト的な人気沸騰中。あ、一応「恋愛」タグつけてます。
☆2018年11月30日、ファミ通文庫さまから書籍版発売しました!
☆「第20回えんため大賞・Gzブレインゲーム小説コンテスト」にて銀賞を頂きました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 22:38:23
659186文字
会話率:34%
没落した伯爵家の令嬢であるジュライは、通っている学園でいじめられていた。ジュライは、彼女の家を目の敵にする同じ教室の令嬢による嫌がらせに日々耐えながら過ごしていた。
ある日、彼女は公爵家のパーティに招かれる。しかしそのパーティも、いじめっ子
たちがジュライに恥をかかせようとでっち上げた架空のパーティだった。それを知らずに公爵家を尋ねたジュライ。彼女は事実を知って帰ろうとしたが、そのとき公爵家の令息は意外な行動をとった。
そこからジュライの境遇は大きく変わりはじめるのだった。
(全八話前後の予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 17:58:04
14702文字
会話率:14%
ブラック企業で社畜の日々を送っていたアラサーの「私」は、目が覚めるとピンク頭の美少女になっていた。それは昔読んだ小説のヒロインで、王子と恋に落ちて悪役令嬢を断罪しハッピーエンドになる話だった。
しかし、実際の「私」の身体の持ち主は、小説と
違って実はとんでもない屑だった。複数の婚約者のいる男性と懇ろになり、令嬢たちから目の敵にされていたのだ。
そんな令嬢の怒りは「私」に向かい、罰として令嬢達から恐れられている騎士団長と婚約しろと言われ…
私の身体はどうなったのか?ピンク頭の身体は誰?少しずつ状況が明らかになるけれど、情況は一層想定外の方向に?
ヒーローは小説の世界では非イケメンです。
ご都合主義で設定はゆるゆるですので広い心でお読みください。
他サイトにも登校しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 06:00:00
170907文字
会話率:50%
フローリアは貧乏男爵家の令嬢だ。質素だが穏やかな彼女の生活は、一つの神託によって大きく変わってしまった。その神託により、フローリアの妹レナータが聖女に選ばれたからだ。引っ込み思案で気弱なレナータは、聖女に選ばれたことにより態度が豹変し、な
ぜかフローリアを目の敵にし始めたのだ。聖女として権力を得たレナータによる数々の嫌がらせが、フローリアの平穏を脅かす。
それを見かねた兄の手により、フローリアはとある貴族の屋敷に送られ、そこで召使として働くことになった。その屋敷までは、レナータの魔の手が届かないからだ。しかしそこでフローリアが出会ったのは、この上なく美しい公爵だった。女性たちを魅了する恐るべき美貌を持つ彼を前にして平静を保ち続けるフローリアに、彼は興味を示す。この出会いを機に、フローリアの日常はさらに劇的に、鮮やかに変わっていく。
※()のついている話は別視点です。
※R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 12:07:20
123353文字
会話率:40%
異世界×花嫁――――
ある日、古賀井ケイコは突然亡くなってしまい、自称宇宙人?のフェルテと出会って異世界に転生する。
一国の王である男神と出会うケイコだったが、愛人認定され、婚約者の公爵令嬢から目の敵にされ……?
「そうなのか。さすがは俺の
愛人だ、そうこなくてはな」
「えっあっいまのは」
「ほらみろ。俺のケイコは魔法を使えるぞ、さぁやってみろ」
「ちょっ…………」
――――科学の粋を結集したフルメタルボディが、異世界に火を噴く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-08 17:17:13
9584文字
会話率:59%
いつか神が実在した星…けれど神が消えた世界。
世界にはかつて神が人に分け与えた魔法が溢れ、人は神の真似事をする様に、魔術をその体に見出した。
魔法と魔術…神が与え、神に憧れた人が生み出したそれは、何時しか世界の歯車に成り代わり、奇跡は当
たり前に変わり果てた。
そんな世の中でただ1つ、『魔法 魔術』の核心を求める、冒涜的思想を持つ隔離された都市が存在した。
都市は冒涜的思想に呑まれているとされ、世界からは目の敵とされては居たが、ある日…その都市はある発見をしたのだ。
人を神へと近付ける為の書物を…
冒涜的と非難した世界は浅ましくもその書物を求め、ある国は膨大な財産を…ある国は膨大な戦略を持って都市に攻め入ったが、それら全ての国は亡きものとされた…たった1人の者に。
彼女は全てから恐れられ、全てから忌み嫌われたが、そんな事は知らぬと言いたげに、彼女は世界にこう公言した。
『私はここに学び舎を作る。奴隷 貴族 平民 罪人 穢れた血族…私はそれら全てを平等に褒め称え、平等に貶す教師となろう。さぁ人よ、今日は記念すべき日だ。だって君達は…進化するのだから 』
得体の知れぬ声明…それは世界を激震させ、混乱を招いたが、全ては遥か昔の話。
今となっては、忌み嫌われた都市は『レエンカルシオン』と名を変え、世界唯一の魔法の学び舎があるとして存在し、都市には様々な者達が集まった。
淀みを継いだ者…契約に囚われる者…身を氷で焦がす者…覇王となるべく生まれた3人の者…
『いや…4人だね、今やって来た』
本を置き、窓から空を覗き込む。
さぁ世界よ…今日は記念すべき日だ。
だって今日は…カウントダウンが始まった日なのだから…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-07 23:05:28
304288文字
会話率:43%
ケンから情報を送ってきた。「8番目の敵オクトパスが向かった」と。
一方、スイミングクラブで事件が起こった。
最終更新:2023-11-06 10:38:14
6114文字
会話率:21%
乙女ゲームのヒロインに転生した主人公、サキは平民の出だが子爵家に養子にだされ、貴族が通う学園へ入学することになる。
最推しである悪役令嬢の断罪イベントを阻止すべく、彼女の周りの人物に関わらないように努める。しかしゲーム内ではいじめられるはず
の自分がいじめられないので、最推しの様子を見つつモブとして生きようとしていた…が彼女の弟であるイアンに目の敵にされてしまっていた。まてまて、私は彼女(最推し)を貶めるつもりはない!むしろ幸せを願ってるんです!
突発的に思いついたので投稿してみようかと思いました。最後まで完結できるかは不安ですが、頑張っていきたいです!かめかめ投稿になるかと思いますがよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 00:12:37
6878文字
会話率:28%
高校1年生の滝沢ひかりは、登校途中にケガをしている仔猫を助ける。その日コンビニで偶然会った同じクラスの富井隼は、なぜだかその猫を目の敵にする。
放課後逃げてしまった猫の行方を捜して、富井の後を追ったひかりは、その時信じられないモノを目撃
する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 20:04:52
79729文字
会話率:59%
一角獣(ユニコーン)の力で魔法が使えるファセス王国。シルデット辺境伯の息子パルフィ・シルデットは、異形の庶子のくせに優れた魔法を持つことから目の敵にされ、馬小屋にて寝泊まりしていた。それでも仲の良い馬と、友人マティウス・ギルツィアの存在で、
毎日をそれなりに楽しく過ごしている。
ある日彼は、国で年1回行われる祭りにて、重要な役目を任されるのだが・・・?
仲間思いで世話好きな騎士×動物好きな優しい魔法使い折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-21 20:06:14
11239文字
会話率:35%
※連載候補の短編です!
★ ★ ★
【簡単なあらすじ】
悪役聖女の教育係に転生。ストイックすぎる弟子の幼女を適度に甘やかしつつ、死亡フラグ回避を目指すお話。
【ちゃんとしたあらすじ】
残業続きの社畜OLだった私は、ある日電車のホーム
に落ちて人生を終える。しかし次に目を覚ました時、生前愛読していたネット小説の世界に転生していた。
悪役聖女が主人公をいじめ、最後には破滅エンドを迎えるネット小説。
私が転生したのはその悪役聖女の“教育係”だった。
原作では教育係も悪役聖女もろとも処刑されてしまう。死亡フラグを回避するために私は未来の悪役聖女である教え子をいい子に育てると決意……って、思っていた何倍も素直で可愛いんですけど? 物語の中の私はむしろどうやってこの子を悪役にしたの!?
聖女候補の教え子に癒されながら過ごしたり、時には自らが聖女の力を使って人々の危機を救ったりしているうちに、だんだん師弟そろって民衆の人気ものに。
そのうち当代の聖女に目の敵にされるようになってしまうけれど――いいでしょう、そちらがその気なら相手をして差し上げます。
聖女の作法を教えてあげましょう!
元オタクOLが原作知識で大活躍するお話。
★ ★ ★
他サイトにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 18:17:22
18612文字
会話率:38%