佐久間優は、オタク趣味に没頭する高校2年生。推しのVtuberとラノベ、ゲームに囲まれた日々を送っている。クラスの人気者や、周囲の目を気にせず自分のペースで過ごすことができるこの世界が大好きだ。しかし、そんな平穏無事な日常に突如として現れた
のが、クールで無口な先輩・宮下遥。
宮下先輩は、どこか影のある雰囲気を漂わせるが、実は同じくオタク趣味を持つという意外な一面を持っていた。優が推しているVtuberも実は宮下先輩の推しと重なっていて、そんな共通点をきっかけに、二人の距離が少しずつ縮まっていく。
一見冷徹で無関心に見える宮下先輩だが、優に対して少しずつ心を開いていく。推しの話で盛り上がり、気づけば二人は互いの心に寄り添うように。だが、少しの誤解やすれ違いが彼らを悩ませることも…。果たして、オタク趣味を通じて、二人は本当の意味で距離を縮めることができるのか?
優と遥の心温まるラブコメディが今、始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 23:46:51
59770文字
会話率:32%
科学技術が進歩して、ずいぶんと便利な世の中になった。そんな中で、良い年した大人が、魔法使いになりたいと本気で思っているなんて、他の誰にも言えない。本物の本職には別として。
リッコは子どもの時間を共に過ごした魔法使いとの思い出があるから、
魔法の存在を信じている。そのため魔法使いになりたいという夢を今も大切に抱いているのだ。
しかし夢の実現のためには杖を入手しなければならないと思い込んでおり、更には杖が高額で取り引きされる商品だとも誤解している。その誤解のまま突き進んで、魔法使いから絶縁されてしまうリッコ。
意気消沈する彼女の元に意外な朗報が届く。曰く、魔法の杖を工場で大量生産するので、その製品のテストをする技術者を探している。最初から最後まで手探りの業務になるが、やってみないかと。
魔法使いに縁を切られた以上、他に魔法の杖を得る道はないと考えたリッコは二つ返事でこれを引き受けたのだった。
本物と遜色ない杖の開発には否定的な魔法協会。
魔法など危険なだけで一利もないとする協会の対抗勢力。
珍しい製品で荒稼ぎに燃えるプロジェクト関係者。
それぞれの思惑が交錯する中で、魔法の杖の開発が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 19:31:15
60818文字
会話率:47%
「恋って、ほんとうに偶然で始まると思う?」
すれ違い、観察、仕掛け、誤解。
告白なんて、最終手段。
だけど、誰かが落ちる瞬間は、もう仕組まれているのかもしれない——
高校、大学、社会人。
それぞれの舞台で繰り広げられる、
“恋に落ちる
”じゃなく“落とす”ための恋愛コメディ。
バレたら終わり。
でも落ちたら負け。
これは、知られざる恋の“裏側”の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 17:56:00
4225文字
会話率:46%
最近、マンションのセキュリティが厳しくなった。顔認証、指紋認証、虹彩スキャン――そして我が家のメイドもついにその一員に?
完璧すぎる我がメイド、もしかして最新の警備ユニットなのか?
……と思ったら。
最終更新:2025-05-06 02:02:04
1060文字
会話率:16%
大学を卒業した笹倉蒼羽は、大手企業ブランドの工場でキャンプ用品の発注担当事務として働いていたが、営業担当事務を頼まれ、入社1年目にして異動になってしまう。そこで、社内で、25歳にして課長になった、という、かなりやり手だと噂の黒田水瀬と同じ部
署になる。容姿端麗で仕事も完璧にこなす、非の打ち所のない黒田の伝票を女子事務員で取り合いになり、仕事にならないという理由で、男である笹倉が抜擢され、黒田の担当になるのだが…。お互いに好きな気持ちを抱えながらも、なぜか誤解やすれ違いばかりがおきてしまい、なかなか前に進めない2人の未来は、一体どうなって行くのか…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 10:00:00
26069文字
会話率:57%
悪名高い伯爵の娘・アイラは、王子の推薦で近衛騎士エリックと婚約が決まる。
だが、それは父の罪を暴くための策略に過ぎなかった。彼は王子の命で自分に近づいたのだ。
それに気づいたアイラは、最初こそエリックを警戒するも、彼と過ごすうちに惹かれ、や
がて彼のために証拠を掴もうと決意するまでに恋心を育ててしまう。
やがて、父の執務室に忍び込み、ついに決定的な証拠を手に入れたアイラは、すべてを終わらせるため姿を消すのであった。
「……恋ってすごいのね」
※ 予告なく『コメディ』が入ります m(_ _)m
※『ざまあ』は、ほぼありません m(_ _)m
※ 毎日20時更新/22話完結(+1話おまけ)予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 20:00:00
89011文字
会話率:24%
初恋の人と結婚できたーー
これから幸せに2人で暮らしていける…そう思ったのに。
「俺は夫としての務めを果たすつもりはない。」
「君を好きになることはない。必要以上に話し掛けないでくれ」
冷たく拒絶され、離婚届けを取り寄せた。
あと2週
間で届くーーそうしたら、解放してあげよう。
ショックで熱をだし寝込むこと1週間。
目覚めると夫がなぜか豹変していて…!?
「君から話し掛けてくれないのか?」
「ごめん、もう君が隣にいないのは考えられない」
無口不器用夫×優しい鈍感妻
すれ違いから始まる両片思いストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 13:49:04
24850文字
会話率:22%
「社交界の偶像(アイドル)」と称えられたリディア・アルブレヒト。
その美しい歌声に心を奪われ、人生を捧げるように彼女を支えてきたのが、公爵家の次男・エドガーだった。
誰よりも彼女を信じ、誰よりも彼女の歌を愛していたはずの婚約者。
だがある
日を境に、彼は突然リディアを避けるようになり、その舞台にも拍手の一つさえ贈らなくなった。
理由もわからぬまま、冷え切っていく関係。
そして、名門社交界に出回る匿名のゴシップ文書──《薔薇の手記(ローズ・レター)》が、
リディアの名誉を貶め、エドガーとの関係を燃料にして、疑惑の炎は広がっていく。
彼の沈黙は社交界に疑念を呼び、やがてリディアから舞台の機会すら奪っていった。
それでも彼女は歌う。
かつて彼がそのすべてを捧げた声で、今度は彼の心を取り戻すために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 20:01:28
19770文字
会話率:41%
ミスティアはある時ここが乙女ゲームの世界に酷似した世界であること、自分が婚約者に近づいた女に嫉妬し投獄、死刑になる悪役キャラだと思い出す。彼女は破滅回避に尽力し、ゲーム関係者に近づかないよう努めた結果、攻略対象たちはゲームに無かった病みや狂
気を現し、投獄死罪を回避するための学園生活は一歩間違えれば監禁バッドエンドの学園生活に変化していていた。
周囲の狂気を知らないミスティアは、使用人や家族を自分のデッドエンドに巻き込まないよう尽力するが、ゲームでは死者であり、ミスティアが救った人々の善意によって彼女の退路は絶たれていく。
全てが異常だらけの中、ミスティアは無事、ゲームシナリオ終了の一年間を終えることが出来るのか。
「選びなよ。選択権は君にある。君の意思でどちらを捨てるか選んで。ミスティア」
「ふふ……仕方ないなあ。いいよ。だってミスティアが俺にとって一番大事だもの」
「それじゃあお前はあいつのことが好きだと思われるだろ」
「違うんだ、これでいい。これでいいんだ。君を守ることで……俺は……」
「ひひ、お前にも見せてやるよ。人間が本当の地獄を見る瞬間をなあ!」
「ミスティアさんは、ずっと笑っていられる世界にいてくださいね」
「……お前は変わらないな、ミスティア……。今もなお、俺を助けたときと変わらない」
--悪役令嬢に ハッピーエンドはありますか?
※異録は他者視点です。
※正規の結末の他、攻略対象の個別エンド予定(ハッピーエンド、ifバッドエンド)
書籍化+コミカライズ中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 19:00:00
1212681文字
会話率:28%
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっ
と私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 23:40:40
146251文字
会話率:29%
愛しているのに、素直になれない。
公爵ルシアン・ヴァンシュタインは、社交の場で微笑む妻リリアナを見つめながら、心の奥に嫉妬を滲ませていた。
「俺の前では、もうそんな顔をしないのに――」
そんなある日、届いた一通の手紙。
そして、密会。
抑えきれない想いが爆発し、彼はついに愛を叫ぶ。
「俺を選べ、リリアナ。お前なしでは生きられない」
すれ違いと誤解が絡み合う、不器用すぎる公爵閣下と健気な公爵夫人のじれったいラブストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 12:05:33
11936文字
会話率:37%
アン・サンドバーグ侯爵夫人とマイケル・サンドバーグ侯爵は、子どもの頃からの幼馴染みである。しかし、ふたりはずっと憎しみあっているライバルどうし。ふたりは、親どうしが決めた結婚を強いられ、やむなく結婚する。そして、結婚後もかわらず憎しみあって
いる。結婚の際、アンはマイケルから「おれは、家名を傷つけない程度に好きなことをする。だから、おまえも好きなことをすればいい」と宣言される。結婚後、マイケルは王都にて宰相として活躍し、アンは王都にいるマイケルに代わってサンドバーグ侯爵領を管理している。しかし、王都ではアンは悪女として名高く、社交界で非難と嘲笑の的にされている。そして、マイケルには「まことに愛する人」の存在が。ふたりは、それぞれの仕事や私生活が忙しく、ほとんど会うことのないすれ違いの生活を五年以上もの間続けている。運命に縛られ、抗えないふたり。マイケルはアンを憎み、そしてアンはマイケルを憎む。たまに会ったとしても、アンと目さえ合わせないマイケル。そのマイケルに離縁をして欲しい、と言えないアン。
そんなあるとき、アンは隣接するバークレー公爵領で行われている不正を正す為王都を訪れる。そして、あるパーティーでマイケルが彼の「ほんとうに愛する人」と密会しているのを見てしまう。
愛のない結婚。憎しみあう夫と妻。
しかし、アンの心の底に封印されている真実は……。そして、マイケルの心の奥底の真実は……。
※ハッピーエンド確約。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。タイトル変更するかもしれません。ご容赦願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 20:03:04
108203文字
会話率:25%
恋愛関係に於いて、態度や言葉を惜しまず、相手に真摯に向き合うのは基本のキですが、しかしそのアプローチが想定通りに相手に響くかどうかというのはまた別の話でして。
同じものを見ているつもりでも認識が違うなんて良くあること。画角が変われば世界も
変わるし、丸い卵も切り様で四角、モノも言い様で角が立つ。
大事なことこそ判りやすく。
誤解を招かない、まっすぐな表現を心掛けましょう。
全部で六話、二話ずつ三日に分けて投稿します。
* 薄っすらと大人の付き合いである描写があります *
* 魔法がある世界なのですが本筋ではないのでタグ付けはしていません *
* ヒロインは乱暴者です *
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 14:00:00
22240文字
会話率:51%
広大な大陸の中でも、屈指の領土を誇るヴァルフォード王国。
その北の果て、隣国との境界に位置する領地で育った辺境伯家の令嬢エリサは、幼い頃に第二王子アレクシスとの婚約が決まっていた。
初めて訪れた王城で出会ったアレクシスは、幼いながらも懸命に
剣を振るう孤高の騎士だった。絵本の王子様とは程遠い姿だったが、彼のひたむきな瞳にエリサは強く心を惹かれる。しかし、彼の心には高い壁があり、エリサの想いはいつも届かない。
それでも――。
「守り、守られる」という母の教えを胸に、エリサは彼を守るため己を磨き続けてきた。
婚約から10年。
長らく小競り合いを続けていた隣国との関係が悪化し、国の危機が訪れたとき、エリサはアレクシスが率いる騎士団の補佐として戦いに身を投じることを決心する。どれほど傷つこうとも、この想いが報われなくとも――それでも、アレクシスを守るために。アレクシスが守りたいものを、守るために。
これは冷たい婚約の裏に秘められた、絆と決意の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 00:07:38
12407文字
会話率:28%
「愛してる」
絞り出すような、震える声で彼は私の姉を抱きしめて言った。
アリアーナ=レイルズは、命をかけて恋人の命を救ったものの、死の淵から戻った恋人のシリウスが愛を告げたのは、彼女の『姉』ローゼリアだった。
竜の血を引く王家特有
の病気『竜魔症』に侵された恋人のシリウス=リントヴルムはこの国の第二王子で、第一魔術師団の団長だ。
シリウスを助けるため、第一魔術師団の副団長を務めるアリアーナ=レイルズに竜魔症の治療に必要な『竜の鱗』をとってくるように王命が下り、危険な魔物の跋扈する『竜谷』に向かう。
『一度目の人生』では、シリウスの命も仲間の命も救えなかった。
けれど命と引き換えに、「竜」にもらった二度目の人生。
『次』は必ず助けるとアリアーナは自分に誓い、数ヶ月かけて命からがら鱗を持ち帰るも、彼の愛は姉に向けられていた。
白魔法に愛された稀代の『聖女』ローゼリア=レイルズ公爵令嬢。
彼女はレイルズ家特有の白魔法の才能がないと両親や親族に蔑まれてきたアリアーナに、唯一優しくしてくれた大好きな姉だが、素直に祝福など出来なかった。
更に父親に国から追い出されたアリアーナは『二度目の人生』と引き換え時、竜と『約束』していたことを果たすために竜谷へ向かう。
アリアーナが去ったその日に王都が魔物に襲われていたことなど知る由もなく。
――それから数年後、竜の元で暮らすアリアーナのところに彼の弟が現れ、『シリウス兄様があなたを必要としている』と、彼女を王都に連れ戻そうとするが……――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 15:08:23
272554文字
会話率:44%
「彼が本当に貴方を愛してると思ったの?」
フリージアは、婚約者であるシルフェン家の長男、ヴュート=シルフェンの裏切りを『聖女』である義妹、カルミアに告げられる。
「彼が愛しているのは聖女である私よ。ヴュート様も貴方の『力』も、持っているもの
を全部もらう」とカルミアの策略によって命を落とした。
……はずなのに、何故か二年前に回帰したフリージア。
ソルト公爵家の長女として生まれたフリージアは、父も、義母も、祖母にすら愛されず、カルミアの都合のいいように扱われていた。そんな人生で、唯一の心の拠り所であったヴュートの裏切りを知ったフリージアは……二度目は自分の為だけの人生を歩むことを決める。
……が、いずれ妹と恋に落ちるはずの婚約者がなぜか私との婚約に固執して……。
話はシリアスめのスタートですが、勘違い、誤解、すれ違いの両片思いラブコメです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 22:37:33
188562文字
会話率:42%
一人目の婚約者から婚約破棄され、もう結婚はできないであろうと思っていた所に幼い頃から憧れていた王国騎士団団長であるレオン=レグルス公爵に求婚されたティツィアーノ(ティツィ)=サルヴィリオ。
しかし、レオン=レグルス公爵との結婚式当日、彼に
恋人がいる事を聞いてしまう。
更に、この結婚自体が、「お前のような戦で剣を振り回すような野猿と結婚などしたくない。」と、その他諸々の暴言と言いがかりをつけ、婚約破棄を言い渡して来た元婚約者のアントニオ皇子の工作による物だった事を知る。
この結婚に愛がないことを知ったティツィアーノはある行動に出た。
国境を守るサルヴィリオ辺境伯の娘として、幼い頃からダンスや刺繍などではなく剣を持って育った、令嬢らしからぬ令嬢と、恋をしたことのないハイスペック公爵の勘違いが勘違いを呼び、誤解とすれ違いで空回りする両片思いのドタバタラブコメディです。
ざまぁはおまけ程度ですので、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 20:05:38
220880文字
会話率:43%
焼け落ちる娼館。生きることに意味を見出せなくなった娼婦を救ったのは、顔一面に焼け爛れた痕が残る貴族の青年だった。
家族の幸せのために愛を手放した娼婦と、自らの過ちのせいで家族を壊してしまったと考える若き伯爵の両片想いの物語。
ヒロインとヒー
ローの視点が、一話ごと交代します。
ライバルも妨害する人も存在せず、障害もツン要素もないのに、お互いの気持ちが全く伝わらない。
相手を想って言った言葉が全く違う意味に受け取られてしまう。
自己肯定感が低い二人のすれ違いの物語。
ハッピーエンドです。
52,000字程度の中編。完結まで出来ていますので毎日投稿します。
※注意
物語の都合上、ヒーローは自身の火傷痕、ヒロインは前職にコンプレックスを抱いている設定です。そのため双方、自ら卑下する発言を繰り返しております。読んでて辛いようでしたらブラウザバッグして頂ければ助かります。なお作者の主観ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 06:38:08
52824文字
会話率:34%
ロブレス侯爵家のフィロメナの婚約者は、魔法騎士としてその名を馳せる公爵家の三男ベルトラン・カルビノ。
ふたりの婚約が整ってすぐ、フィロメナは王女マリルーより、自身とベルトランは昔からの恋仲だと打ち明けられる。
『ベ
ルトランはね、あたくしに相応しい爵位を得ようと必死なのよ。でも時間がかかるでしょう?だからその間、隠れ蓑としての婚約者、よろしくね』
可愛い見た目に反するフィロメナを貶める言葉に衝撃を受けるも、フィロメナはベルトランにも確認をしようとして、機先を制するように『マリルー王女の警護があるので、君と夜会に行くことは出来ない。今後についても、マリルー王女の警護を優先する』と言われてしまう。
更に『俺が同行できない夜会には、出席しないでくれ』と言われ、その後に王女マリルーより『ベルトランがごめんなさいね。夜会で貴女と遭遇してしまったら、あたくしの気持ちが落ち着かないだろうって配慮なの』と聞かされ、自由にしようと決意する。
『俺が同行出来ない夜会には、出席しないでくれと言った』
『そんなのいつもじゃない!そんなことしていたら、若さが逃げちゃうわ!』
夜会の出席を巡ってベルトランと口論になるも、フィロメナにはどうしても夜会に行きたい理由があった。
それは、ベルトランと婚約破棄をしてもひとりで生きていけるよう、靴の事業を広めること。
そんな折、フィロメナは、ベルトランから、魔法騎士の特別訓練を受けることになったと聞かされる。
期間は一年。
厳しくはあるが、訓練を修了すればベルトランは伯爵位を得ることが出来、王女との婚姻も可能となる。
つまり、その時に婚約破棄されると理解したフィロメナは、会うことも出来ないと言われた訓練中の一年で、何とか自立しようと努力していくのだが、そもそもすべてがすれ違っていた・・・・・。
この物語は、互いにひと目で恋に落ちた筈のふたりが、言葉足らずや誤解、曲解を繰り返すうちに、とんでもないすれ違いを引き起こす、魔法騎士や魔獣も出て来るファンタジーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 19:01:14
100882文字
会話率:40%
田舎町に住む高校生・涼太は、都会から転校してきた美しい優と出会う。最初は性格の違いや誤解からすれ違い、互いに距離を感じていたが、次第に共に過ごす時間を通じて惹かれ合うようになる。涼太は優への想いを抱きつつも、告白する勇気を持てずにいたが、や
がて自分の気持ちを伝える決意をする。優も涼太に対して同じ思いを抱えており、二人はそれぞれの心の壁を乗り越え、互いに想いを通じ合わせる。恋愛初心者の二人が少しずつ成長しながら、素直な気持ちで未来を共に歩むことを誓う、青春の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 12:00:00
15810文字
会話率:42%
アルメロの孤児院に保護されたフィルとアンは灰色の髪に琥珀の瞳をそろって持っていた為、兄妹だと思われていた。保護される前の記憶がないため、実際には何歳なのかは分からないけれど、そろそろ成人を迎えて独り立ちをしなければならない年頃だ。そんな時に
、中央の神殿から神官マルクがやってくる。エレスヘデン群島は女神リールが創り出したと言われており、女神は民のために地上へ巫女を遣わしている。その巫女がここ二十年現れることがなく、神官はアンこそが女神が遣わした巫女であると判断をする。そうしてアンを孤児院から連れ去った神官は、雷に打たれて死んでしまうのだった。神官が死んだことにより災いの元凶のような扱いをされるようになったアンは王宮へ連れて行かれ、かつて自分を殺したベルナール王と姉のヘンリエッテと再会する。邪神の末裔だと言われて過去にも殺されたが、今もなお憎悪を瞳に宿らせるヘンリエッテを仰ぎ見て、アンは再度の死を覚悟した。今まで兄として共に生活をしていたフィルは誰だったのか、そしてフィルはアンを助け出すことが出来るのか?女神の呪いをかけた戦いが始まるのですが、二十話くらいでサラッと終わらしたいと思っております!きっと誤字脱字があるかと思いますが、最後までお付き合い頂ければ幸いです!!カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 18:00:00
258950文字
会話率:45%
【書籍二巻・コミック一巻発売中】
「望まれない花嫁だったけれど、もう一度あなたに恋していいですか?」
片思い相手の騎士に降嫁した、病弱な王女。
幸せな結婚生活を夢見た彼女に、しかし現実はどこまでも残酷だった。
愛する夫に疎まれ、精神がすり減
って行く中、王女はとある事件がきっかけで命を落としてしまう。
それから十数年後。
ひとりの少女は、ふとしたきっかけで思い出す。夫に顧みられることのないまま亡くなった、哀れな妻であった自身の前世を。
今度こそ平穏に生きよう。そう決意した少女だったが、運命のいたずらにより元夫の城で働くことになってしまい――?
『氷の騎士』と呼ばれた伯爵と、彼に愛されることなく命を落とし、転生を果たした妻。不器用なふたりが紡ぐ、恋の物語。
※他サイトにも掲載しております。
※書籍版は加筆・修正をしており、内容がこちらのウェブ版とは一部変わっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 17:40:49
399812文字
会話率:28%