まず、この国の男女比は狂ってないはずだ。でも俺の周りには女性しか集まってこないんだ。
傍目には、俺はどう見られているんだろう。
——これはそんな俺が世界を救う話。あるいは、仲間たちを助け、助けられる物語だ。
×
目が覚めると、そこは
薄暗く湿った牢獄だった。
名前と基本的な知識以外の、アイデンティティと呼べる部分の記憶を部分的に失った俺——ユラ・ファウンスは、なぜか囚人として強制労働場に閉じ込められていたのだ。
「お目覚めかい、王子様……くく」
声をかけてきたのは黒光りする鱗を持つ美女のリザードマン、ジーグ。皮肉げに嗤う彼女もまた、虜囚の一人だった。
しかし俺が現場に送られたその日、作業中に突如落盤事故が発生。加えて、労働場の広範囲で崩落が誘発される中、ジーグの導きで俺は脱走を決意。こんなところに居られるか! 先に脱走させてもらう! あ〜ばよ〜クソ看守〜!
などと地下水路を抜けた先の排水路から決死の大ジャンプをする——! ばっか野郎これ絶対死ぬ高さ——ッ! まさにあば世ってか。……クソが!
なんていう感じに始まる記憶喪失の俺が、偶然、本当に偶然集まった(ここ重要)美女の仲間たちと紡ぐ、戦記×冒険×ハーレムの物語、ここに開幕ッ!
……たまーにふざけてないとやってられないくらいには劣悪な労働環境ってあるだろ? 察してくれよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 19:30:00
4754文字
会話率:40%
虜囚生活を送るお姫さまたちを救出すべく[ミツヒメプロジェクト]が発足した。染谷美春と娘の有加が[キサラ]。森崎更紗と娘の真麻が[クレハ]。キサラとクレハがサザナミ公国へ参戦し対戦相手のナルシスにアベック勝利を飾れば女王のベルダ。第二王女のカ
レン。第一王女のイルマ。第三王女のミレーヌを即時釈放しよう。サザナミ公国の魔王さまはベルダたちを長期にわたり拘束し、国際問題になるのを恐れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 21:11:15
10000文字
会話率:0%
祖国が滅亡し、降伏して敵国に囚われた皇女フィリシア。彼女は前世の記憶を取り戻し、虜囚としての現状を冷静に受け入れる。
そして敵国の将軍であるライザークは、フィリシアを処刑せず、豪奢な部屋に軟禁する。戸惑いつつも、受け入れるフィリシア。ライ
ザークはフィリシアの聡明さを高く評価し、政治的な助言を求めるようになる。
次第に2人は信頼関係を築き、フィリシアは影の宰相のような存在として国政に関与していく。やがて、2人の間には深い愛情が芽生え、国民と平和のため、新たな未来を共に歩む決意を固めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 17:04:03
6968文字
会話率:48%
複数の部族が共存する島パナケアに、大陸のホルタリア帝国が侵攻する。泉の女神を祀る部族の祭祀長の娘イグレインは、第三皇子にして征服軍の若き総司令官ルシアスに見初められ、彼の虜囚となる。ルシアスはイグレインを手元に置くものの、話をするだけで手を
触れようとはしない。部下から敬愛され、支配下のパナケアの民も保護するなど征服者らしからぬ態度を示すルシアスを、イグレインは部族の敵として憎みながらも興味を抱いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 22:07:12
33056文字
会話率:35%
調停機関である浮き船ガーランドは敵対する玄街に先制攻撃を受け、ミセンキッタ領国首都テネ城市にて宣戦布告を行う。ガーランド女王マリラ・ヴォーの懐刀、カレナード・レブラントは領国主テッサ・ララークノを補佐し、全面戦争の矢面に立つ。彼女はテッサの
代わりに拉致され、玄街の都に監禁される。戦乱の果てに女王とカレナードは何を得て何を失うのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 12:01:46
248628文字
会話率:52%
紀元前六世紀、春秋時代。山西省に晋という国があった。
晋の有力貴族の令息、荀罃(じゅん/おう)は教え子で弟分の士匄(しかい)に問い詰められる。
楚との戦争で虜囚となったとき、なぜ自裁しなかったのか、と。
荀罃は捕虜になる程度の恥辱で自裁
しないと言った上で、生け捕りとなったときのことを語りだした。
9年前。虜囚となった荀罃に、楚王は言い放った。
「古来からの取り決めにより、贄とし、汝を祖霊に捧げる。その皮を以て鼓を作り、その血を以て鼓の彩りとしよう。骨は廟に捧げられ、肉は宴に捧げられる」
しかし、しかし
「我が臣がそちらの虜囚になっていることもある。汝を贄にするか、質にするか、遊戯で占おうではないか」
運任せの盤上遊戯で、己の運命を切り開けるか。
※2500年くらい前の人間がひたすら卓ゲーしてる話です。
ノベルアップ+、カクヨムに掲載してますが、こちらのほうが数話を1話分にしてまとめています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 17:00:00
34817文字
会話率:30%
若くして宰相の座に就いたランドルフ。
拷問好きで罪人に対して情け容赦のない悪虐宰相と噂される彼の元に、敵国の王女であるアシュリーが囚われた。
長く続く冷戦に決着をつけるため情報を吐かせようと迫るランドルフ。
けれどアシュリーはまったく怯え
ないどころか、「痛い拷問は嫌なので幸せになる拷問と引き換えです」とワガママを言い出した。
ランドルフは戸惑いつつも好奇心を刺激され、その条件に乗ることにした。
※虜囚となってもマイペースを崩さない王女様と、それに振り回されながらもだんだん楽しくなってくる宰相が、拷問と称して美味しいものを食べたりデートしたりするお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 11:20:00
87309文字
会話率:32%
魔王軍幹部の貴族令嬢ニーナ・ラナトゥスは勇者に敗北し死刑を待つ虜囚となった。
裁判も済み死刑執行も確定し、明日には絞首台へと立たされる哀れな身。
日の出とともに首を吊られ哀れな死に様を民衆へと晒し、彼女はやがて歴史書に無様な悪役として
記される……
……はずだった。
執行を直前に控えた夜。
自分を捕らえた勇者の仲間が一人、牢を訪れこう言ったのだ。
「勇者が死んだので代役が必要になった」「死刑を免れたければ、顔と名前を変えて勇者として活動しろ」と。
ニーナはその取引に了承した。
悪役令嬢はこうして再び日の目を浴びることとなる。
悪役としてではなく、今度は勇者として。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 23:00:00
219356文字
会話率:48%
敵国の虜囚となったアストラエアに、騎士ヴェスタは「妻になって欲しい」と請うた。
どこまでも優しく、誠実なヴェスタに対して、アストラエアの心の壁は次第になくなっていくが、アストラエアはどうしてもヴェスタを愛せない。
そんな折、故郷から密書が
届いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 22:53:05
7779文字
会話率:42%
かつて、地上の民から天界人と呼ばれる者達がいた。彼等は天界と呼ばれる地上とは異なった世界に住み、遥か昔に地上の民と交わり、そして争った。
時が流れ、地上の民から天界人の記憶が消えて行った頃、天界の世界では不穏な動きが起こっていた。
「天界人の武威を見せつけ、地上の民を従わせよ」
天界人の一部の権力者達の視線は、かつて支配出来なかった地上へと向けられていた。
まるで虜囚の様に争いと言う名の枷に捕われた者達は、天上と地上に別れてその刃を向け合う事になるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 06:26:45
182760文字
会話率:34%
リヴァイスという、ほどほどに剣と魔法の異世界
異世界ぶらり旅中の地味な主人公が、世界の諸々に抗うだけのお話し
- お知らせ -
短編集の予定でしたが、いつのまにか連作となってしまいました。
リヴァイス91から新章とな
っておりますが、
初見の方はリヴァイス50から(出来れば01から)お読みいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-09 10:00:00
14711文字
会話率:19%
戦争で祖国と恋人を失った青年アッシュは復讐のため、兵士になる。だが、異能力を使う皇国の兵士には敵わず、親友を目の前で殺され、アッシュは捕虜になり処刑される。しかし、死んだ瞬間に、自分の死体を見下ろしていた。アッシュは皇国が使用する異能の武
器を、意図しないまま奪っており、自分を殺した相手の意識を奪う能力に目覚めていたのだ。
自分の身に起きたことを理解できずに混乱するアッシュだが、異能を駆使して復讐を試みる。しかし多勢に無勢で、再び殺され、再び別の兵士の肉体に精神を移す。己の能力を理解したアッシュは復讐の機を図ることにする。
復讐は遂げるためには強い力が必要と悟り、皇国で最強と言われている将軍シルフィアの肉体を奪うことにする。だが、目論見は失敗し、虜囚の身となる。しかし、利害が一致し、アッシュはシルフィアと協力して、皇国と戦うことになる。
アッシュは新しい肉体の記憶や性格の影響を受けるため、シルフィアに惹かれると同時にシルフィアを殺したいという相反する感情を抱いてしまう。さらに、転生を繰り返すうちに復讐心が薄くなっていくことを知り、アッシュは自分にはあまり時間が残されていないことを知る。
復讐心が消える前にアッシュは敵の本拠地へと乗り込み、シルフィアの協力もあり、仇にトドメを刺す寸前まで追い込む。だが、最後の最後で、仇を討つか、シルフィアを護るかの二択を迫られ、後者を選んでしまう。身を挺してシルフィアを護り、代償にアッシュは復讐心を失う。残るのは、愛するが故にシルフィアを殺したいという感情であった。
カクヨムにも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16816452219241024626折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 20:00:00
134275文字
会話率:54%
1580(天正八)年頃、遠江国高天神の城は落城が迫っていた。その中で、時の城主である岡部長
教と、武田軍軍監、横田尹松は、互いに紛糾しながらも、己らの未来を考えて、模索していた。
そのような二人の紛糾とは、隔絶されたかと思われる場所で虜
囚、大河内政局は、日々、読経を唱えながら、囚われの生活を送り続けていたが、彼もまた、彼らと同じ未来を共にしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 13:16:42
11960文字
会話率:45%
稀なる宝玉と讃えられた水姫は父の意向により家の中に長らくしまい込まれていた。
東の領主に見初められ嫁ぐことが決まった日、初めて水姫は外へと出された。砂漠をゆく華美な花嫁行列は、父によってわかりやすくつくり上げられた決められた幸福の形だ。
心
を物のように無機質にして輿に揺られていた水姫だったが、花嫁行列を強襲した盗賊によって東の領主のもとではなく盗賊の根城へとさらわれてしまう。
水姫をさらったのは少年とも青年ともつかない容姿をした男、盗賊たちに王と呼ばれる夜従だった。
夜従は水姫の心を見透かすように言う。
「お前がそうしようと動くのなら、ここはお前の王国に変わる。虜囚ではなく自由ある民だ。ここにいれば自由にしていい。けれどそれも拒絶するならお前は僕の『物』でいる他ない。動かぬ置物に生活のしようなどないのだから。僕の物が嫌だというなら、もっと不特定多数の男の物になる。それも嫌なら自害の道も与えてやろう。これはお前だけが選択できる。さあ、どうしたい?」
夜従との出会いで水姫は自分の心に生まれた新しい感情と葛藤することになる。
短編集内で連載中だった物を単独連載に移行しました。
場面により流血・残酷描写、性的な場面を想起させる描写、現実に置いての良俗に反する描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 21:46:27
34990文字
会話率:41%
魔王軍に捕まった俺(勇者)が男の娘インキュバスに太らされる!
勇者と呼ばれるようになるまでになった俺が、飲み屋で酒を飲んでいると美少女が近づいてきて……
※カクヨム様にも掲載しています※
最終更新:2022-09-25 00:02:10
3767文字
会話率:52%
「忠義一徹、死して護国の鬼となれ。それがおれたちに与えられた任務だ」
あまりの長きにわたる虜囚の身となったおれ。自身が何者であるかさえ忘れてしまったとは、なんたる不覚か。
いったい、おれは何者なのだ?
この仄暗い檻には、どうやらおれ以外
にも囚われの者がいるようだ。
意を決してそいつに接触を試み、話しかけるのだった。
鎖に繋がれたその男は言うのだった。
「これこそが城を建てるときの秘術なのだ。このことを黙っておけ。仮にこの秘密、洩らすことがあれば、そんなおしゃべりには呪いがくだされるであろう」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 07:04:24
6088文字
会話率:17%
『ティベリウス・ネロの虜囚』の時系列的続編。古代ローマ歴史フィクション、第三弾。後の皇帝ティベリウスとその友人たちの若き日々を描く。
前27年4月、ティベリウス・ネロは、ローマ名門貴族の若者として成人式を挙げる。同年、元老院よりアウグス
トゥスの称号を贈られた継父の下、ローマは新しい時代を迎えた。平穏な日々を過ごすティベリウスに、いよいよ初陣の時が近づく。
一方、彼の友ルキリウス・ロングスは、父親の没したアレクサンドリアへ赴く。そこでは浅からぬ因縁が、存外の舞台へ彼を導く。
奇妙な出会いと非情の別れ。
ガリアとヒスパニア。
エジプト、そしてアラビア──。
世界の両端にかけ離れた若者二人が、運命の渦流を踏み進む。
「幸いであれ、我が愛する者よ」
※※※※※※※※※※
三作目を書きました。三年半ぶりです。時系列は、一作目『ティベリウス・ネロの虜囚』の第四章の後からです。全六章構成。およそ58万字。
こちらのブログにも、冒頭部分やこぼれ話等を掲載しております。「A.Banana.S」(http://anridd-abananas.hateblo.jp/)
連載中に、参考文献一覧を挿入します。過去作との重複も多いので、一部そちらのリストへのリンクでご容赦願います。地図や人物紹介等の資料も載せる予定です。
地名等は、必ずしもラテン語・ギリシア語を片仮名にしたものではなく、現在の一般的な呼称(と筆者が思っているもの)、あるいは作中で違和感がないと思われるもの、と使っております。不統一な点は誠に恐縮です。
一部、殺傷描写があるため、R15をつけております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 00:16:59
590495文字
会話率:38%
「古代ローマ、ティベリウスの物語」として近々、三作目であり、一作目『ティベリウス・ネロの虜囚』の時系列的続編を連載させていただきます。それに先立ち、一作目の後日談であり、三作目の前日編になる話を掲載します。あとは一作目に収録予定だったこぼれ
話も。当方ブログにも同文再掲。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-20 00:41:30
10340文字
会話率:34%
古代ローマ帝政初期。第一九五回オリュンピア競技祭が近づく地中海世界。『ティベリウス・ネロの虜囚』に続く、歴史フィクション。
ポントス女王、カッパドキア王妃、ピュートドリスには、長年あこがれ続けている男がいた。ローマ将軍ティベリウス・
クラウディウス・ネロ。十三歳の春、あの運命の出会いから、一日も忘れはしなかった。
月日が流れ、二十年後、思いがけない機会を得たピュートドリスは、ついにかの愛しい人に会いに行く。引退中のティベリウスは、なんとオリュンピア競技祭へ向かう道の途上だという。折しも次期ローマの「第一人者」確実とされる若きガイウス・カエサルが、東方世界を訪れているところだった。
因縁深い隣国の女王デュナミス、優しく気さくな叔母クレオパトラ・セレネ、夫アルケラオスと可愛い子どもたち。すべてを巻き込んで陰謀が渦を巻く。
ピュートドリスはティベリウスとの再会を叶えられるのか。その愛の成就は――。
甦りしアマゾンが、今、歴史に名を刻む戦いに立つ。
「ポントス女王、アントニウスの孫、世界であなただけなんだ!」
**********
『ティベリウス・ネロの虜囚』の続編です。とはいえ、時間が三十年経過しております。(紀元後一年)
全四章、およそ四十四万字です。
こちらのブログにも「A.Banana.S」(http://anridd-abananas.hateblo.jp/)、第一章一節と二節を掲載しています。
連載中に、参考文献一覧を挿入します。前作との重複も多いので、一部そちらのリストへのリンクでご容赦願います。人物紹介等の資料も用意する予定です。
地名等は、必ずしもラテン語・ギリシア語を片仮名にしたものではなく、現在の一般的な呼称(と筆者が思っているもの)、あるいは作中で違和感がないと思われるもの、を使っております。不統一な点は誠に恐縮です。
一部、殺傷描写等があるため、R15をつけさせていただきました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-14 01:36:53
444575文字
会話率:39%
山へ遊びにやってきた若い男女が、森の中の町へ辿り着く。
その町では、食べ物や飲み物、発電に至るまで全てを自給自足で賄っているという。
また、町には独自の風習があって、日の出を誕生に見立てて東に産婦人科病院、
日の入りを死没に見立てて西に墓
地というように、重要施設には意味が割り当てられていた。
では、町にある太陽光発電所や風力発電所にはどんな意味があるのだろう。
そうして見つけたのは、使い込まれたギロチンだった。
ギロチンの意味とは、そして町に込められた意味が明らかになっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-28 05:13:14
6183文字
会話率:14%
工藤達也、四十九歳。妻と高校生の娘の三人暮らしのごく平凡なお父さんである。
ある朝、いつものように家を出たお父さん。外の風景を見て驚愕した。
どういう訳か家の外には中世ヨーロッパ風の見知らぬ街並が広がっていたのだ。
訳も分からず剣と魔法の
世界に迷い込んだお父さん。ファンタジー世界にやって来たにもかかわらず、剣も魔法も才能なしと判明し無念の涙を流す。
そんなお父さんに異世界はどこまでも冷酷だ。次々と襲い掛かる苦難の嵐。
待ち受けるのは虜囚の日々か非業の死か。嗚呼、絶対絶命のお父さん!
愛する家族の待つ世界に戻れぬまま、見知らぬ異郷の地で朽ち果ててしまうのか?
頑張れお父さん! 負けるなお父さん! 戦えお父さん!
お父さんが古代文明の遺産を手にする時、異世界に激動の嵐が吹き荒れる!
これは異世界に迷い込んだお父さんが天空の帝国を率い、ロマン兵器の数々で異世界を蹂躙する、異世界ロマン征服記である。
※あらすじはイメージです。実際のストーリーとは異なる場合があります。
※ロマン兵器は三章以降に登場予定です。「タイトル詐欺?」とお疑いのあなた。三章まではロマン兵器の事は忘れて、サブタイトルの「お父さんの異世界征服記」としてお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-06 14:56:33
832999文字
会話率:42%
魔術、錬金術、科学の境界が、まだ非常に曖昧であった時代──スパニア王国では、かつて魔術師マルティンという存在が不思議な力でこの国を大国まで押し上げた、という伝説があった。
それから百年が経った現在、マルティンの唯一の弟子と目される人物が見つ
かり、首都にあるヴィラ城へと連れてこられる。
しかしティコ・メイヤーというその若い娘は、マルティンのことも魔術のことも知らないと言い張るため、黒塔の中で囚われの身となってしまった。
彼女の保護を申し出たランベルト王子に世話役を命じられ、グレンは虜囚となって怯えるティコと距離を縮めようとするのだが──
それぞれの思惑と嘘と秘密、そして目的が交差した果てに見えてくる真実。
交流を重ねるうちに、ティコとグレンの心に芽生えるものは。
完結まで毎日更新。一話あたりの文字数にバラつきがあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 08:15:35
119433文字
会話率:32%