一部の特権階級だけが『前世』の力を引き出せる世界。
戦闘系の前世が求められる貴族家で、三男のロウは十五歳のある日――【蒐集家】の記憶と能力を継承した。
前世の自分は『ニホン』という国で孤独に生きた【蒐集家】だったらしいのだが……。
当然、現
世の貴族家が求める戦闘系の前世ではない。
家を追放されたロウは、自分についてきたメイドのシュノンと共に世界を巡ることに決める。
武人にこそなれないが、手に入れた【蒐集家】のスキルは役立つものだった。
彼は聖剣、聖獣、希少種族のケモミミ娘、不思議な力を持つ者たちと次々に縁を結び、果ては幻の『空中移動要塞』に拠点を設けるまでに至る。
これは追放された少年が、求めるもの全てを蒐集するまでの話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 19:00:00
138708文字
会話率:35%
高校受験に受かった長谷川穂那実は死んだことにされている祖父に会わせてもらえることになり、信州の山間の病院に訪ねていく。
そこで祖父に巣食う怪物に捕まってしまい、無意識に異界に渡ってしまうのだが、そこは自分が良く知る異界の竹林で、そこで異
界に魂を飛ばされたままになっていた祖父の魂を取り戻す。
無事に入学し中学時代からの友達と一緒に高校生活を始めた穂那実は、霊に憑かれ易い友人の弥生が暗い顔をしているが、始まったばかりの高校生活と家の事情もあって本人も「大丈夫」というし放っておいた。
母の妹の秋葉は美貌の怪奇小説作家で、売れる前からサポートしてた呪物蒐集家の代わりにゴールデンウィークも近いある日、栃木の温泉街にある旧家に呪物を引き取りに行くのだが、そこでその家の開かない箪笥に仕舞われていた埴輪に憑かれてしまう。
それに逸早く気付いた穂那実の弟の悠斗は、穂那実と父と金髪灰色の瞳の日本育ちの陰陽師佐藤大地と共に秋葉を迎えに行く。しかし憑かれた秋葉は隙をみて車で寝ていた父だけを載せ、穂那実達を置き去りにして、土蜘蛛退治の執念を抱えて逃げてしまった。
大人に任せるように穂那実は諫めるが悠斗は聞かずに、身内の大人達(母の従姉妹蔡怡君、祖父の良平と佐藤大地)、と共に秋葉を追って行ってしまった。
ゴールデンウィークに入った登校日には高校の遠足があって、それは「奥多摩むかし道」を歩くものだったが、怨霊に憑りつかれかけた弥生はコースにある耳神様という石に触れて、怨霊の声を聞き何度も自殺を図ろうとする。
何とか止めて手下の雑霊を祓った穂那実と友人達はその夜弥生に話を聞こうと集まるが、穂那実の介入に怒った怨霊に攫われてしまう。
秋葉に憑りついた古墳時代の巫女の霊は土蜘蛛を求めてさ迷い、後を追う悠斗達を翻弄する。秋葉と父の修吾の努力により、何とか巫女を成仏させた。
その頃、怨霊に付けられた怪我をおして穂那実は、陰陽道を教えてもらう先生だから姉弟が師匠と呼ぶ、母の従弟の恒平と共に相模湖を訪れる。
穂那実は祖母に約束させられたから除霊は出来ない。代わりに師匠が弥生を取り戻す為に産土神の力を借りて除霊を行うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 17:00:00
116470文字
会話率:56%
焉言蒐集家の神田天祥と申します。最後の言葉をお売ります。買うか買わないかは、あなた様次第です。
気長に緩やかに続けていけたらいいなと思います。
最終更新:2022-11-03 00:56:57
14766文字
会話率:44%
濃紅色のスーツを身に纏う謎めいた青年セージュ。自称オカルトマニアの彼は、見えない怪異を捜し求めてコレクシオンするのが趣味だという。亡霊・呪い・不思議なものや目に見えないものを手に入れるその方法とは?
花木が咲き誇る美しい彼の温室で、饒舌なお
茶会がひっそりと幕を開ける。
※カクヨムからの転載。本作をリブートした【長編版】を執筆中です。お気に召しましたら一言頂けますと励みになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 16:16:42
67733文字
会話率:38%
遥か遠い時代のこの世界の物語。
この世に存在するありとあらゆる聖剣や魔剣を手に入れるため旅をしている刀剣蒐集家・ビアンカは、伝説の剣があると噂される西の都を訪れた。
聖剣は都の最高権力者である大富豪・オーキナー卿が一族の家宝として所
有しており、手に入れるためにはその一人娘・ルナと結婚し家督を継承する必要があった。
そこで、彼女は花婿候補の一人として名乗りを上げるが……
一方、17歳を迎えて父から結婚を急かされる令嬢・ルナは、その美貌や財産に惹かれ求婚してくる男たちに無理難題を提示し悉く退けていた。
これまでに脱落した者は数知れず……彼女の無茶な要求に応えて残った花婿候補は5名いたが、皆一長一短。
誰と結婚するのか決めかねていたところ、6人目の花婿候補が名乗りを上げたのだった……
愛しの聖剣を手に入れるためなら手段を選ばないビアンカと、命の危機すら伴うような無理難題で求婚者たちを振るいにかけるルナ。
2人の少女は、それぞれの求める"愛"を掴むことができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-07 20:00:00
27172文字
会話率:42%
どうやら、俺は死ぬらしい。涙を流す彼女を置いて。
彼女の涙を拭うことが出来たら、もし、−−−−−出来るのなら………
そう思ったころにはすでに、俺は死んでいた。そのはずだった。
「その望み、叶えてしんぜよう」
目の前に表れた神のような何者
かの提案により世界の奇跡を蒐集することになった。
願いを叶えるため。俺は…ザッハークは蒐集の旅へと出かけるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 00:04:31
3283文字
会話率:57%
弟の行方が分からなくなった高校2年生の神原凪は、近所で探偵をしているという大学生の不条漣を紹介される。
探偵とは言うものの他称であり、本人曰く趣味の結果で言われただけだから帰ってくれという。
藁にもすがる思いで話をすると漣は興味を示す。
凪
は怪しむものの連と一緒に弟を探し始める。
消息の立った小学校で漣は、怪しげな噂や階段を聞いて回る。
そんなことを聞いて何の関係があるのかと凪が漣に怒ると、漣は答えた。
「僕は怪異蒐集家なんだよ。君の弟は怪異に囚われている。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-04 22:20:47
7006文字
会話率:37%
事故で両親を失い破産し、さらに婚約を破棄された子爵令嬢ステラは唯一残された財産である伯母の屋敷へ移り住んだ。そこは伯母亡き後は住む者もなく『幽霊屋敷』と噂される家だった。
今後の生活のあてもないステラは、そこで伯母の残した宝石を見つける。い
い値段で売れることを知り、これらを処分して条件の良い修道院に入るための寄付金を作ることを考える。
ステラが訪れた宝石商の息子レイモンドは、ステラの伯母が有名な宝石蒐集家であることを知り、彼女が所有していたという噂があった『呪いの宝石』がないかステラに尋ねるが……。
※ヴィクトリア朝の頃をイメージした架空の国が舞台です。
※「アルファポリス」「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-02 17:17:12
54299文字
会話率:66%
はじめまして、しがない旅の物語蒐集家です
私が旅の途中で聞いた話を、よろしければ、いくつかお分けいたしましょう
なにか皆さんの助けになれば幸いです
それでは、皆様も良い旅を
キーワード:
最終更新:2022-02-07 04:01:14
1216文字
会話率:52%
何が書いてあるのか分からない文書、
何故著述されたのか分からない文章、
誰が著述したのが分からない文書。
そういった奇妙な文書を集めた蒐集家の書庫。
読めば何かが分かるかもしれないが、逆に読み始めで読む気を失うかもしれない。
そういう文書が
眠っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-19 00:44:57
9191文字
会話率:2%
怪談蒐集家の剣城みか
SNSで知り合った人物がとびきりの怪談を話してくれると言うことで待ち合わせ場所へ向かうそこでみかが集める事になる怪談とは.....
最終更新:2021-07-15 21:16:49
1543文字
会話率:9%
慢性不眠症に悩むサラリーマンの「僕」は、一人の少女と衝撃的な出会いをする。萌えエロな赤いコスチュームに身をくるんだ彼女は、なんと未来人だった!
時間旅行者である彼女だが、いまから半世紀前の大阪万博や、ジュラ紀よりももっと古い三畳紀(さん
じょうき)の地球をおとずれ、特殊な装置で採取した雲をコレクションしているという。彼女のはからいにより三畳紀の時空に旅立った「僕」は、そこで哺乳類の遠い先祖に出逢うことになる……。
もし、永遠に命がつづくのだとしたら、つかのまやってくる眠りや不眠とはなんだろう? そしてまた太古から存在し、いまも空をたゆたう雲とはなんだろう?
すこしの(S)ふしぎ(F)と、ちょっぴり哲学的な味わいのある短編小説です。
どうぞご賞味あれ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-03 18:11:35
10283文字
会話率:37%
三十と一夜の短篇第58回。
最終更新:2021-02-06 12:00:00
1767文字
会話率:12%
宝石蒐集家の伊集院氏の元へ、怪しい予告状が届いた。
お宝の行方や如何に!
乱歩の少年探偵団ものの雰囲気(を出したい感じ)の、ミステリーコメディです。
この作品は、エブリスタ、ノベルアップ+でも公開しています。
最終更新:2020-05-23 19:05:22
3072文字
会話率:37%
ある街のはずれに引っ越してきた『俺』は、突然の夕立に追われて目についた建物の軒先に避難する。その建物の住人である『先生』と出会い、茶番感あふれるやり取りの後先生にアルバイトとして雇われた。仕事の内容は「週2回、先生の家を掃除すること」「平
日に先生の夕食を作ること」のふたつ。
俺は徐々に先生のもう一つの顔である怪奇譚やそれにまつわる物の蒐集家の側面を知っていき、先生の趣味、怪奇譚の蒐集に巻き込まれ、怪異と向かい合う。
【ご注意】
本作品には茶番が多々含まれる予定です。純粋なホラーだけを見たい方は回れ右をお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-18 00:00:00
66392文字
会話率:52%
いいかい、よくお聞き。
ガラスの城に棲んでいる、漆黒の〈コマドリ〉に手を出してはいけないよ。
それはそれはおそろしい、まっくろな災いが降りかかってくるからね
*
お伽噺や迷信として神や魔物の存在が強く信じられ、魔法は日用品レベルの
道具として利用されるが大掛かりなものは珍しい世界。
人形蒐集家にして、死者の願いを受けて罪を暴く〈葬儀屋〉アリィルファルテのもとに、人形が縁で友人となった昔馴染みの女性から一通の手紙が届く。
そこには、
祭りを控えた小さな町で子供たちが失踪している
その原因は自分にあるかもしれない
もし自分が死んだ時には人形を譲る代わりに真相を暴いて欲しい
そんな願いが綴られていた。
葬儀屋は、次元の狭間に棲まう〈夢視〉と呼ばれる少女を誘い、町の調査へと向かうが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-24 20:00:00
76969文字
会話率:40%
怪我で休んでいた後輩が合いたいと言ってきた
久々に会った彼は包帯まみれだった
最終更新:2019-07-11 17:03:19
953文字
会話率:0%
知人に双子の子供が生まれた。だが片方は死産だった。
その知人から、産後すぐに相談を受けた。
その相談の内容は、彼の過去と現在に係るものだった。
この小説はカクヨムにも投稿しています。
https://kakuyomu.jp/works/1
177354054889604803折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-15 21:30:41
4134文字
会話率:0%
飲みの席で会った女性から聞いた、中学時代の幽霊騒動。
そして彼女が知っていた、その真相。
この小説はカクヨムにも投稿しています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889434585
最終更新:2019-05-02 18:47:51
1686文字
会話率:0%
場末の骨董店を通じて知り合った陶芸家のEと親しくなるうちに、私は陶芸のイロハや古陶の見分け方を教わって行ったのだが、ある日、いつものようにEの新作の織部を見せてもらい、その見事な出来栄えに感心していると、彼は喜んだ様子もなく、やがてある秘密
を私に打ち明け始めるのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-13 13:49:03
2145文字
会話率:46%
どこにでもある童話や昔話や艶話。けれど、その意味が分かると……。
ひとりの異聞蒐集家が噂話を求め、魔女の住処を訪れたとき。
人外の美女たちの元を巡る、不思議な物語の蒐集劇が始まった。
これは長命の人外にインタビューして、昔話の実像をあばく
お話。
※話者の紹介→伝承の紹介→伝承の実情の三話構成で物語は進行します。
※この作品は「カクヨム」に掲載したものを微調整して掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-03 08:00:00
17034文字
会話率:2%
知人の代理で見舞いに訪れた女子高生の吉沢雅は、見舞い相手である文学少女の南條朱里に「私の知らないことを話してください」と無茶ぶりをされる。そこで雅は、朱里が絶対に知らないであろう異能力について語りはじめる。
※この作品の大本は学生時代に執
筆した長編小説で、今回投稿するにあたり、読みものとしてかろうじて読めるであろう部分を抽出し、短編として圧縮したものです。また作中の時代も現代に合わせました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-31 08:00:00
19502文字
会話率:56%