アルミナ王国とディクトシス帝国の間では、たびたび戦争が起こる。
前回の戦争ではオリーブオイルの栽培地を欲した帝国がアルミナ王国へと戦争を仕掛けた。
一時はアルミナ王国の一部地域を掌握した帝国であったが、王国側のなりふり構わぬ反撃により戦線は
膠着し、一部国境線未確定地域を残して停戦した。
そして20年あまりの時が過ぎた今、皇帝マーダ・マトモアの崩御による帝国の皇位継承権争いから、手柄を欲した時の第二皇子イビリ・ターオス・ディクトシスは軍勢を率いてアルミナ王国への宣戦布告を行った。
砂糖戦争と後に呼ばれるこの戦争において、両国に恐怖を植え付けた一人の令嬢がいる。
彼女の名はミリア・タリム
子爵令嬢である彼女に戦後ついた異名は「狙撃令嬢」
542人の帝国将校をあの世へ送った狙撃の天才
そして戦中は、帝国からは死神と恐れられた存在。
このお話は、ミリア・タリムとそのお付きのメイド、ルーナの戦いの記録である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 07:00:00
93625文字
会話率:36%
昔々あるところに敬虔なひとりの王女がおりました
王女はよくある流れで政略結婚した正妃の一粒種として生まれ、よくある流れで王位継承権争いに巻き込まれました
王と恋愛結婚した第二妃の王子たちも有能ではあるものの、王女はあまりにも傑物だったのです
魔法も勉学も王家がつけた家庭教師が脱帽するほどの早熟さ、王女ながらも慣例を破り手にした剣と弓ですら騎士団長が舌を巻くほどでした折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-19 11:00:00
14180文字
会話率:48%
ウサギ獣人で伯爵令嬢のミミルは何者かに誘拐されて隣国の帝国へ。どうにか逃げ出した彼女を拾ったのは狼獣人で皇子のダリルだった。
彼は継承権争いの真っ只中にあって、ウサギの姿に変化できるミミルの協力が必要だと言う。
「……まさか皇子殿下に誘拐
されるとは思いもよりませんでしたわ」
「俺も、ボロ布一枚で走り回る貴族令嬢がこの世に存在するとは思わなかった」
んもおおおおお! 紳士ならそういうこと言わないでしょ、普通!
初対面では泥棒と間違えられるわ最悪の出会いだったが、反発し合いながらも一緒に過ごすうちに距離を近付けていくふたり。しかし前途は多難で――。
※全29話、1~2話/日投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 11:00:00
71696文字
会話率:44%
ヴァルテ王国の第八王子のリエトは、毒殺されそうになったこん睡状態からサラリーマンの夢を(ぼんやり)見る。
幸せな家庭を築く夢も思い出すが、みそっかすの末王子である上に、家庭内は熾烈な王位継承権争いで超殺伐としていて、とても幸せな家庭にはなり
そうにない。
早々にこの家族に見切りをつけたリエトは、幸せな家庭を築くため努力しようと誓う。
しかし殺し合いの殺伐相手だったはずの兄王子達と、なぜだか関わる様になってきて……?
ボクはかわいいお嫁さんとかわいい子供と幸せな家庭を築くんだ!
主人公5才始まりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 18:00:00
128257文字
会話率:35%
私の名前は能渡井海宇(のといみう)。双子の兄妹であるからと、本日立場を兄の舳宇(ともそら)と交換してくれと兄に頼まれてしまいました。お互いに中間試験後の球技大会の日なのだからいいよね、と。
「いいわけあるか!!」
「頼む!!お前は俺よりも男
らしいだろ?頼むよ!!俺は先輩に目を付けられちゃったみたいで怖いの。お前だったら断れるでしょ?上手に」
「兄、だせえええ」
学校が違っても私が兄をいじめから守るのか、と、私は人生を呪いながら男子校に侵入したが、なんと、そんな日に限って妖精世界での王位継承争いが勃発してしまったから最悪だ。
「俺から離れるなよ」
「離れたいし!!」
私は自分の前に出た男に声を荒げていた。
彼こそ、兄が脅えて女子校に逃げる羽目になった、エトマネキ男子高等部三年の狛犬冬弦(こまいとうげん)様だ。
いや、私が彼を守るのか?
彼こそ王位継承権を持つ妖精王の息子の一人、らしいのだから。
兄に身代わりを頼まれただけあり、私は喧嘩だけは強い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 07:27:35
118146文字
会話率:38%
ルをサービスしてもらいましたわ~!
わたくしの行動次第でこの世界潰すことだってできますわよってことで
いってきま~~す!!
まずは幼少期から……
コラ~~~~!!!!
これでもかってくらいドロドロな王位継承権争いに巻き込まれた
いじわる
王子様が嫌がらせを仕掛けてきて
怒りのあまり護衛騎士をぜんぶ倒してしまいましたわ~!
すっかり王子様側も立場をわきまえ、誠意の商店経営権を貰ったところで
お次に圧倒的速度で農業改革に
挑む~~!!
殺しますわよ~~~~~~!!!!!!
手作りの農地の中には王子様の手の者が忍び込んできており
さすがのわたくしも王宮に攻め入ってしまいましたわ~!
ちなみに、王子様が土下座している様子はぜひ本編をごらんくださいませ!
――《豚骨聖女一代記:ラーメン大好き転生者によるいくつかの異世界大革命》
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-29 07:00:00
116766文字
会話率:49%
「アデライン・ハンプトン! 貴様は王太子妃、ゆくゆくは国母として慈悲深く国民を愛し、導く存在にならなければならないのに、か弱き者を権力により虐げるとは何たることか! そのような者、俺の妃どころか貴族として許されることではない! よって! こ
こにお前との婚約を破棄することを宣言する!」
ああ、頭の悪い何かがぴーちくぱーちくと喚いているわ。嘆かわしい…。
婚約破棄は承りますが、わたし、そんなしょうもないことやってませんから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-22 21:08:50
10092文字
会話率:53%
異世界転移したS級冒険者のウキョウは元第五王子だと言うことを隠し、ダンジョン攻略を進めるべくパーティーメンバーの打ち合わせに向かったのだが、そこで相棒であり片恋相手の魔法剣士カノンが突如脱退宣言をする。
「冒険者をやめる、亡命ってどういうこ
とだよ? きっちり説明されないと俺は納得しないからな」
「ウキョウ。私が異世界転生者だって話した時に伝えるべきだったのかもね。……カノンは冒険者名で、本名はセシリー・ルフォール。公爵令嬢なの。そして私の婚約者はレオナード・レーネック・ロード。つまりは王太子殿下ということ」
レオナード王太子。
うん、あー、これは──長兄じゃん。「あははは」と顔に手を当てて笑ったのち、「はあああああああああああああああああああ!?」と叫ぶウキョウ。
話を聞くともうすぐ『棘姫と呪縛の憂国』乙女ゲームのシナリオ展開通りに婚約者に婚約破棄されて破滅すると言い出す。
失恋。しかも婚約相手は実の兄。
さらにウキョウはこの世界はMMORPG『イルミンスール』を模倣世界だと勘違いしており、確認のため王位継承権争いを防ぐため野に放たれた兄姉たちに助けを求めるのだが、調べていくうちに国家転覆を企てる存在を知りある計画を立てる。それは奇しくも乙女ゲームのシナリオ展開通りの断罪イベントだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-17 19:11:58
27857文字
会話率:47%
三王子であるメレデリックは王位継承権争いで負けてしまったーー。彼の兄である第二王子が王太子に任命された後の室内は重苦しい空気に包まれていた。だが、そんな空気を破ったのは、当事者である第三王子メレデリックと、婚約者であるシェリー・バークス侯
爵令嬢だった。
*恋愛要素薄めの話です。ご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-29 22:01:11
5677文字
会話率:44%
王位継承権争いに負けたロイアウム王国(元)第六王子ルアン・シクサ・ナシオンは島流し。
その最中船が嵐に遭い見事に難破、ルアンは従者と共に海図にもない島に漂着することになる。
やむなくその島にあった村で暮らすことになったルアンたち。しかし島に
は世界最強最大の種族であるドラゴンが住むという言い伝えがあった……。
人間の少年、獣人の従者、そしてドラゴンの少女が繰り広げる奇妙なスローライフ。
突然ドラゴンと婚約することになった少年の運命や如何に。
種族の壁は乗り越えられるのか。
というかそもそもこの三種族での共同生活が成り立つのか……?
問題は山積みだけどそれなりになんとかなりそうな行き当たりばったり新婚生活、開幕!
※毎週土曜日0時頃更新予定!
※カクヨムにも同時掲載【https://kakuyomu.jp/works/1177354054885279960】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 00:26:03
500495文字
会話率:57%
ヴェセンテル王国の辺境に領地をもつアリウス男爵家の娘リリア・ディ・アリウス。
王都にある王立ヴェセント学園に入学した彼女だが、入学式前日に王位継承権争いから刺客に襲われたヴェセンテル王国第一王子レオンツィオ・デラ・ヴェセンティーニを
助け、妙に好意を持たれてしまう。
「私は弟に爵位継いでもらって、その下でアリウス家騎士隊の隊長したいんだけど」
そう言いながらも、王子の危機を放っておけなくて何度も救ってしまう(そして、王子の好感度が上がっていく)リリア。
さらには彼女の回復魔法に目をつけた聖堂教会からは聖女に祭り上げられそうになったり。
無難に学生生活を送るつもりだったリリアの明日はどうなる?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-18 08:32:10
8136文字
会話率:26%
「選んで?このまま娼婦になるか。それとも俺の愛人になるか」
借金のカタに娼館へと連れていかれそうになっていたユリアーネを助けたのは、
大層目を惹く容姿をした男だった。
婚約破棄からの逃亡、逃亡先で他人の借金の連帯保証人とハードモード状態
の次は、
「王太子様の愛人?!」
更にハードモードのようです。
「せっかく君を買ったんだ。しっかり返してもらうよ。――その身体で」
これは何を考えているか分からないドS王太子リーヴェスと、
隣国の元悪役令嬢であるユリアーネが
大勢を巻き込むお飾り愛人計画。
(どうしよう……!私、隣国の賞金首なのだけれど……っ!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-25 00:31:07
27785文字
会話率:39%
私には、婚約者である伯爵がいる。
彼には、婚約者である公爵令嬢がいる。
男爵令嬢の私と王太子の貴方。
そんな私達は誰にも言えない秘密の関係だった。
前世で夫婦だったにも関わらず、悲恋で終わった私達。
前世から続く因果と恋の物語。
他
サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-17 20:00:00
118767文字
会話率:37%
ハイダル王国には複数の王子王女がいた。
王位継承権をめぐり、それぞれの思惑が交錯していく。
『9ヵ国語の転載、複製禁止文』
著者:CGF
◎英語
Reproduction is prohibited.
複製(転載)は禁止されてい
ます
Unauthorized reproduction prohibited.
許可されていない転載は禁止
◎中国語
禁止私自转载、加工
禁止私自轉載、加工
無断複写・転載を禁止します
版权所有。
版權所有(繁体)
無断複写・転載を禁止します
◎韓国語
복제 금지.
転載禁止
무단 복제 금지.
複製を禁止します
무단 전재는 금지입니다.
無断転載は禁止です
◎ロシア語
Несанкционированное воспроизведение запрещено.
英語だと(Unauthorized reproduction is prohibited.)
不正な複製は禁止されています。
Воспроизведение запрещено.
複製禁止
◎スペイン語
Prohibida la reproducción no autorizada.
許可されていない転載は禁止です
◎フランス語
La reproduction est interdite.
複製することは禁止されています
◎ドイツ語
Unbefugte Vervielfältigung verboten.
無断転載は禁止しています
◎タイ語
การทำซ้ำเป็นสิ่งต้องห้าม
複製することは禁止されています
◎エスペラント語
Reproduktaĵo estas malpermesita.
複製することを禁止します
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-21 00:00:00
33503文字
会話率:35%
職業殺し屋……いや暗殺者。彼の生涯に失敗の二文字はなく、これまであらゆる殺しを遂行してきた。
そんな彼、アルフォード・ランドロンへの今度の依頼は、とある王国の王女の暗殺。権力争いによるいざこざが原因だろうが、そんなことは関係ない。今回も、完
璧に仕事をこなすだけ。
その、はずだった。
「私が、貴方を買います!」
ターゲットの王女。彼女の言葉により、アルフォードは初めての依頼失敗を経験する。代わりに要求されたのは、彼女の身の安全。ここに新たな契約が交わされる。
迫る刺客たちを掻い潜り、アルフォードは彼女を、守り抜くことができるのか。
王位継承権をかけた争いに、巻き込まれていく。
タイトルは『はぐれ暗殺者(アサシン)の契約(アグリメント)』とお読みください。
アルファポリスでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 17:05:19
73215文字
会話率:42%
俺は王にはなれなかった。
生まれながらにして瞳の色で身分が決まるこの国を変えようと第三王子である俺は第一王子のアドネと共に王位継承権争いに参加する。
しかし差別主義の第二王子のレイアルに王位を奪われこの国を身分差のない平和な国にするこ
とは出来なくなってしまった。
更に王となったレイアルに兄アドネを殺されてしまう。
王にもなれず兄までで殺されて何も無くなってしまった俺はレイアルに魔族討伐の命令を下される。
出発は1週間後、俺は最後にこの国を見て回ろうとガトレイア王国の城下町を見て回る。
何気なく貧民街を歩いていた時に出会った少女はなんと父親である前国王と奴隷との間にできた隠し子。王位継承権第4位つまり自分の妹だった。
そこにレイアルから遣わされた刺客が王位を脅かす存在である妹を抹殺しようと登場する。
なんとか窮地を脱したものの次はどうか分からない。
妹が生きている限りレイアルは妹を殺しに来るだろうと考えた俺は妹である第四王女ミルカをこの国に残して行くのは危険だと判断し、ミルカと共に魔族討伐の遠征に行く事になる。
俺は何もなくなり魔族に殺されようと考えていたが希望が見えた。
王位継承権を持つ妹が居ると分かったのである。
更に妹は王族と奴隷の子。身分の垣根を越え王になれば差別も無くなって行くだろうと考えた俺は妹と共に亡くなった兄アドネとの平和な国を作るという約束を果たすべく妹と共にこの国にクーデターを引きおこす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 21:05:44
7668文字
会話率:25%
「こういう異世界ものが書きたかった!」
筆者待望のドタバタ異世界ピカレスク・コメディ!
【詐欺師】古賀 敏景(仮名)が10億円の商談を決めかけていた時、【喧嘩屋】後堂 貴虎は地下格闘技の八百長の指示に背いたかどで、【泥棒】久遠 心太が
屋根裏に潜む新興ロシアン・マフィアのボスの書斎兼応接室に連れ込まれる。
偶然にも同じ悪党の元に居合わせた3人の悪党は、悪党の札束をちょろまかしつつ悪党の凶弾に撃たれ、悪党ひしめく『異世界』へ──。
「騙すなら」
「ぶちのめすなら」
「盗むなら」
──相手は悪党に限る──
3人の悪党は荒唐無稽な異世界で、大きな歴史の流れの中を、それぞれの腕と矜恃を頼りに、時には霧のように飄々と、時には嵐のようにいがみ合いつつ、騙し、盗み、ぶちのめしながら、すり抜けて行く。
1章:詐欺師の品格について
『異世界』に流れ着いた3人の悪党は、寂れた港町で目を覚ます。
過去の世界の通貨が通用しない港町で当座の金に頭を悩ます悪党たち。
その前にお誂え向きの悪党が……。
2章:喧嘩屋は世話焼き
騙し取った金を抱えて逃亡する途中、
3人の悪党はエルフの森に迷い込む。
そこにはエルフの里を狙う悪党の影が……。
エルフの女の子に懐かれつつ、悪党どもをぶちのめす。
3章:泥棒の恋
3人の悪党が辿り着いたドワーフの街で、
領主の悪党に追われるドワーフの女を救い出す。
泥棒とドワーフの恋の行方は……。
4章:──
時は大空位時代。
皇帝と選帝侯の二重空位状態にあるメルクリウス選帝侯国では、
熾烈な継承権争いが繰り広げられようとしていた。
継承戦争の雌雄を決する激突の時、3人の悪党は──。
──といった具合に進めて参ります。
連載開始時点で最終章半ばまで執筆済みですので、完結はお約束出来るかと思います。
時々、詐欺師がエゲツない長台詞を喋ったり、ややこしい部分もあるかもしれませんが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。
どうぞ、宜しくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 19:35:41
214793文字
会話率:36%
この国の後継者は、王位継承権を持つ者同士のポイント争いによって決定される。
そして今、この一年の最終種目であるダンス競技会の結果が発表されて、二十数年ぶりの王位継承権争いが終了した。
ポイント争いに勝った第一王子は高らかに勝利宣言した
後に、未来の王太子妃をお披露目したが、周りはドン引きした。何故なら、彼には彼をずっと支えてきてくれた婚約者がいたからだった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-18 19:47:06
13319文字
会話率:42%
【注意】
本作では女の子が理不尽に酷い目にあいますが、主人公がどんな理不尽も3分でスカッとひっくり返します。安心してご拝読頂けますと幸いです。
「父さん、実は異世界で勇者やってたんだ。今度また、その世界に転勤することになったからお前も
ついて来ないか?」
父親のこの一言から普通の男子高校生【隼垣涼一郎(はやがき・りょういちろう)】の日常は崩壊した。
父に連れられて異世界【エンテゲニア】に転移することになった涼一郎は、父親の知り合いだという神様から、〈異性とキスすると3分間だけ無敵〉というスキルを与えられる。だが、このスキルは読んで字のごとく異性とキスしなければ発動せず、発動後にはとんでもない代償がまっている欠陥チートスキルだった。
転移した先では死んだと思っていた母親とまさかの異父妹に出会い、なぜか王位継承権争いに巻き込まれ。挙句の果てには涼一郎の幼馴染たちまで異世界にやってくる始末。
「あぁ、くそっ。俺の人生どうなっちまうんだ……⁉︎」
頭を抱える涼一郎の目の前で理不尽は周囲の人間を次々飲み込もうとしていく。
あまりにも簡単に奪われそうになる大切な人々の命を守るため、涼一郎は犠牲を払う覚悟を決める。これは全ての理不尽を理不尽で塗りつぶし、3分でひっくり返す、最強最弱のチート無双主人公の物語。
※この作品は以下の小説投稿サイトに掲載しています。
・カクヨム
・アルファポリス
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-09 19:55:59
69944文字
会話率:45%
とある人間が異世界へと転生を果たす。
そこでの彼は人間に相対する亜人国家の次期皇帝として生を受けることになる。
唯一の継承権保持者、国政も安定している、人間との戦争も小競り合いが続く程度。継承権争いなどなく、そのまま次期皇帝になり、平
穏な生涯が待っているはずだった。
しかし、彼は破滅主義だった。
全てを御破算にして、誰かに殺されたい。
その願いを持っていた。
直属の部下への無茶振りをしたり、人間の勇者を城へ連れて来たり、魔物の殿をつとめたり等様々な手を尽くしたが、どれも破滅に導くものではなく、全て彼の功績として讃えられることとなってしまうのであった。
※ある程度キリのいいところまで書いたので、評判良ければ続き書きます
~2020/8/16日まで毎日23時更新予定。面白ければ感想やレビュー、評価などもお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 23:00:00
100021文字
会話率:44%
アンジュ王子は、若干十八歳の男児ながら、自らをより美しく魅せる方法を熟知している。
王国の苛烈な王位継承権争いにおいても、他の王子達が権力や、巧妙な策略を武器に争う一方、
彼だけは美貌を武器に、その王国の王位継承権二位を勝ち取っている
。
なんと王妃である義母と定期的に密会し、魅了して味方に付けた。その上、王宮中のメイド達を籠絡して王宮中の情報を得ている。
『男娼の王子』と他の王子に冷笑されようと、アンジュは意に介さない。
『僕は、どんな手を使ってでも国王になります』
そう誓っている。
皇子は二十人いる。娼婦上がりの妾の母から生まれ、何の後ろ盾も持たないアンジュがその中で国王になるには、手段を選ぶ余裕はなかった。
だから、アンジュにとっては今から行おうとしている行為も、駒の一つを育成する作業に他ならない。
至って手順通り。そのはずであったが…?!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「君の行動が気になって、気づけば目で追ってしまうし。知りたいんだ、君が一体何を考えてるのか」
「で、殿下…?!!!! 一介のメイドの私が、何を考えているかですって?!」
「そうだよ、君のことを、たくさん教えて。兄弟や、家族の話なんかも」
アンジュは、新緑色に輝く瞳を新米メイドに向けた。日の光を纏い、天使のように微笑みかける。
しかし、新米メイド・ドルチェは、その天使の微笑みを見るや、わなわなと震えだす。
(どうしたのかな?僕に迫られて、照れているのか?)
「……それだけは、家族の話だけは勘弁してくれませんか? この首でしたら、もう…観念して差し出しますので」
ドルチェは絶望した瞳をゆっくり閉じ、目を瞑って首を差し出すのである。
「はぁ?!何だって?!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-19 18:47:13
6449文字
会話率:36%