人工知能によって全ての生産物が最適化された近未来。芸術もまた人工知能ミューズによって、インスタントに作成され消費されていた。
今や廃れた『画家』を志す青年ソラトは、自身の個展を開くという夢を叶えるため、ある命をかけた仕事で資金を稼いでいた。
その仕事とは『未開拓の絶景や不可思議な事象を調査し、そこで得た希少な感動をデータとしてミューズに食わせる事』。
バディである女性アオイと共に、ソラトは今日も調査に向かう。絵を通して表現したい唯一無二の感情と、それを材料にインスタントな芸術を作ろうとするミューズへの加担、相反する思いを抱えながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 12:34:49
13275文字
会話率:35%
『この配信――全ては揚げた鶏肉の為に』
◆
「お前、ダンジョン配信とかやらね?」
鶏肉――特に揚げ物大好きな高校生、涼は友人のその言葉をすげなく断っていた。
涼は休日になると探索者としてダンジョンに潜り、モンスターの寝顔
や、ダンジョンならではの絶景の撮影を趣味にしている。
その撮影した写真を見た友人が、何度も誘ってくるのだが興味はなく。
以前ダンジョン内で助けたことのある配信者のディアから、コカトリスの唐揚げをごちそうになったことで涼の中で未知なる鶏肉への興味が大きくなった。
その瞬間を狙って親友が、改めてダンジョン配信しないかとアプローチをしたところ、美味しい鶏肉を食べられるなら――と了承をした。
そうして始まったダンジョン配信チャンネル「涼ちゃんねる」。
涼の独特のスニーキングスタイルや暗殺者のような戦い方。中性的で性別の分からない容姿。これまであまり注目されていなかったモンスターの寝顔や、ダンジョン内の不思議な風景。がっつりとした攻略配信はしないものの、そういった寄り道要素をメインでマイペースな「涼ちゃんねる」は爆発的なバズはないモノの地味に登録者数を伸ばしていた。だって上手く行くと友人から鶏肉を奢ってもらえるので。
配信を通じて少しずつ涼の心境にも変化が芽生えるものの基本スタンスは変わらずに。
強敵モンスターを倒す姿が配信されて一気に名前が知られるようになったところでやっぱりスタンスはあまり変わらない。
バズろうが、有名人とコラボしようが、涼も涼ちゃんねるもマイペースなのは変わらない。
寄り道メインで寝顔に絶景、時々ディアのところでダンジョン食材のゴハンをごちそうになる。
涼はそうしてダンジョン配信を続けて行く。もちろん美味しい鶏肉の為に。
これは――『出逢いが世界を広げる現想譚-ものがたり-』
※カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 21:26:40
388761文字
会話率:40%
第一幕
刀根田村。
古来より。独自の神、八千矛神(やちほこのかみ)を祀るその村は、毎年神事に供物を捧げていた。
だが、十年に一度。
八千矛神に生きた贄を捧げていた。
そして今年、選ばれたのは『椿』という名の妙齢の女。
咲いたばかりの百合
の花の様に美しく、今にも散ってしまいそうなまでに儚げだ。目線は虚で視線は定まらない。
されど、椿は己が生贄の花嫁である事を知っていても尚、逃げる意思はなく、手を引かれるままに歩く。
その先にあるのは、八千矛神がいるとされる大きな蔵。
椿は七日、そこで花嫁としての勤めを果たす事になる。
日の光も届かぬ蔵の中にいる、神の花嫁として。
蔵の中。蠢く暗闇の存在と出会う――
第二幕
蔵から出た二人は、互いに人とは違う存在でありながらも、決して手放せない存在に寄り添って生きる。
春。
とある宿場町。
そこは山桜が有名で、特に丘の上から見る水鏡に映った山桜が絶景と有名だった。
二人もまた、その名所へと足を運んでいた。
だが、絶景と言われた山は枯れ野の様相。
何が起こったかは知らないが、旅籠で椿は山の方角を眺めるだけ。
そんな時、椿はしとしとした声を聴く。
今も、椿の耳は不可思議な声を拾うままだ。
その声に気取られて耳をすまそうとするも、朧が阻害する。
同調しすぎてはいけない。
二人は早々に街を出ようとするも、想いもよらぬ人物に足止めを喰らう。
春を嘆く女。その正体とは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 20:48:36
90983文字
会話率:31%
ある日、鉄道オタクの少年ーー望月千颯(もちづき ちはや)は、同じく鉄道オタクの親友と一緒に、まだ行ったことのない無人駅に行くことになった。無人駅に着くと、親友は絶景と列車のコラボの撮影に夢中になる一方で、千颯は女性の声を耳にする。振り返ると
、そこにはバックパッカーを背負った少女がいたーー。これは「旅」を通じて繰り広げられる恋愛物語であり、千颯が「三度の勇気」を試される成長物語でもある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 18:00:00
22067文字
会話率:31%
世界の頂点に立つ龍を殺した剣士は今の世界とは異なる世界への転生を果たす。転生した世界にはダンジョンと呼ぼれるものがあった。前世ですら見た事のない生物にダンジョン内でしか見れない絶景に心を踊らせる。再スタートを果たした最強は今世をどのように過
ごすのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 01:34:51
23758文字
会話率:39%
多忙のあまり旅行に行けていなかった会社員、吾妻が、ひょんなことから後輩に勧められたVRMMORPG「GROWSOFPANGEIA」の絶景を知り、その景色を眺める為に「雷門」というプレイヤーネームでゲームを始める。しかし仕事で徹夜をしたあとに
ログインしようとしたため、不慮の事故(不注意)によりキャラクター職業を、ほとんど誰も選ばない「侠客」に設定してしまう。ステータスも開けず、レベルもスキルも何もなし。痛覚無効もステータスが開けないから設定不可。しかも大体序盤で処刑エンドを迎える最悪の職業、それが「侠客」。頼れるものは己の拳のみ。「ー弱きを助け、強きを挫く」を胸の内に抱え、VRMMO世界をひた走る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-15 07:00:00
153690文字
会話率:46%
春秋戦国時代、拾われ子の明は忠誠を誓った黄家の姫の身代わりに、匈奴からの侵略で捕らえられた。
悠久の古代モンゴルの大地で、明は今までとまるで違う遊牧民の生活を送ることになる。明はそこで一生をかけて愛することのできる男と出会った。
生き
方を選べない時代に、力のない少女が何を大切に思い、生きるか。
全15話の予定です
~~~~
実際の古代モンゴルはさておき、私がモンゴルで遊牧生活を送った頃を思い出して書きました。
見渡す限りの草原、大地から立ち上る霧、昼は灼熱の陽光、夜は身を切る寒さの中での満点の星空。絶景、野生の匂い。モンゴルは素晴らしいところです。
時代物とはいえ、恋愛要素中心のつもり、です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 15:05:52
90132文字
会話率:46%
中学からの俺の趣味。
それは側溝に潜り込んで、その側溝をまたぐ女性の絶景の鑑賞。
でも運悪く下痢豪雨で……。
最終更新:2023-12-11 22:36:02
988文字
会話率:3%
絶景を撮影しにきた俺は
最終更新:2023-10-27 06:00:00
1573文字
会話率:75%
パン屋の一人娘が小さい頃の夢を追いかけるお話。ほのぼのハイファンタジー。
最終更新:2023-06-19 21:31:16
9191文字
会話率:66%
"今"より数十年先の時代の地球、エンタメが発展していきSNSなどであらゆるコンテンツが生み出され続け、話題性を取り上げていく時代。その時代の新たなる可能性の一つが、ある二人の若者の思い付きと行動で物語の幕をあける────
主人公、日方 透(ひがた とおる)は自経営の会社の休暇、休日を過ごしていた時、絶景を見るのが好きだったが、自分はどうしても、"見る"だけではつまらないという感情が渦巻き、人生の先が退屈だという事に頭を悩ませていた。
だがそこに彼の幼なじみ観旅 凪咲(みたび なぎさ)が家に訪ねてきた、透は凪咲との雑談をしていく中で、彼女に悩んでいる事を気づかれ、相談に乗ってもらうことから彼の人生に大きな影響を与える───折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 12:38:39
3501文字
会話率:36%
「……来たか。さすがは名探偵と言ったところか」
「彼をどこへやった?」
「ふ、はははっ! はーっはっはっは! はぁ……俺の復讐はこれで終わりだ」
「まさか……もう」
「さあ見てください、この絶景を!」
最終更新:2023-04-01 10:00:00
832文字
会話率:89%
西暦2xxx年から2301年の現代にかけて、世界では、核戦争が活発に起きていた。唯一の平和国である日本だったが、ある県に1発の核爆弾が撃ち込まれた。それを後押しに、一度失敗したある科学者達が《日本他星転移計画》を、実行したのである。場所は、
数々の宇宙のうちの《A》と呼ばれる、宇宙の第5銀河の片隅の、《579557543》という星に転移したのである。その星は…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-16 17:00:32
30105文字
会話率:39%
生まれつき角が一本、魔力ほぼ無し。落ちこぼれのインキュバスは親に見捨てられ、代わりに吸血鬼に拾われる。
旅行大好きな吸血鬼は帰宅途中、ぼろぼろの青少年を拾う。
一人旅に飽きてきた吸血鬼は、青少年を旅行に誘い、、、
世の中、結局顔なのか!
自分に自信がないインキュバスと最強吸血鬼お姉さんが、世界の絶景を見に旅行をしていくほのぼの旅行記。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 11:03:49
15787文字
会話率:38%
前後編の2部構成でお送りします。
勘違い。
そんな婚約を破棄された令嬢は、失意のうちに自死を選ぶ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。。
最終更新:2023-01-31 19:24:41
115912文字
会話率:19%
そろそろ三作目です。今回は天橋立、豊岡に行ってきました。さて今回は三回目が正念場だとどこかのテレビ番組でやっていたやっていた気がするので本気を出してまともに連載小説にしようと思っています。予定は崩れるものですが幸いなことに三日坊主にならず十
分な量のネットごみを不法投棄できている気がするのでこれからも頑張っていきたいと思います。よろしければ次の作品も見ていただければ嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 02:41:13
12229文字
会話率:0%
ひょんなことで居酒屋の息子に転がり込んできた虚飾の爵位。絶景オーシャンビューが自慢の、猫の額ほどしかない領地。スキルを活用し、夜は屋敷で居酒屋をして資金を稼いでいる。
頼みの綱は唯一の使用人。
浜言葉のひどい猫耳獣人。
「第4回下
野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞」の千文字短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-01 10:02:10
1000文字
会話率:58%
赤毛のアンのような子はどこにでもいる
美しい景色を見れば洒落た名前を付けて
人々に向かっておしゃべりをしたくなる
でもこの景色は人々に知られたくない
だから赤毛のアンにむかって口止めをする
これはそんな変な詩もどき
最終更新:2022-11-24 09:41:04
610文字
会話率:0%
師匠に国家反逆罪が課せられ、その師匠は失踪。弟子である にも反逆罪が課せられ島流しに。
島流しされた先は絶景の孤島!
もう王国に帰る必要もないし、ここに俺の楽園を作ります!
島暮らしほのぼの日常ライフここに開幕!
最終更新:2022-10-15 16:00:00
612文字
会話率:50%
ギリシャ、
久しぶりのバカンスだ。
前回のミッションの御褒美として、私は長期休暇をもらった。
エーゲ海クルージング、以前から行きたかったコースだ。
個人的に古代遺跡に興味があり、数々の文献を研究していたが、この都市は興味深い。好奇心がそそ
る。
今回は、エーゲ海のクレタ島、サントリーニ島などの古代ギリシャ文明の史跡を調べるためにやって来た。
しかし、
スカイブルーの空、
マリンブルーの海、
パールホワイトの街、
エーゲ海の島々は絶景だ!
私は、ギリシャ国旗のような景色に魅了され、見たことはないが、天国を目撃した。
すべてを忘れ、この天国に浸る。
壮大なパルテノン神殿に触れ、いにしえの賢人たちの息吹が聞こえてきた時だった、
ピピピピッ、
突然、私のスマホに一通のメールが来た。
嫌な予感がする、
「SSL. plus member ID……」
やっぱりだ、再び難解なミッションが舞い降りた。
天国から地獄。
今日もまた、絶望的な心情で飛行機に乗る…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-08 00:19:15
3485文字
会話率:13%