32歳、上場企業勤務。都内の高層ビルで働くエリートの“俺”には、たった一つの生きがいがあった。
それは、地下アイドル・榊しずくを“推す”こと。
清楚で純粋、ファンを誰よりも大切にするしずくは、俺にとって完璧な存在だった──
少なくとも、あ
る日までは。
SNSに浮かぶ、男の影。
瞬間、俺の中の“現実”は崩れ去った。
その日から、俺は動き出す。
SNSを監視し、偶然を装って“彼”に接触する。
信頼を得て、壊して、操って、
──完璧な推し、設計しなおすために。
これは、愛でも復讐でもない。
「推し」を完璧なかたちに再構築するための物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 18:05:16
7436文字
会話率:29%
老舗スーパーマーケット「YUZUNOKI」の創業者が引退を決意。
三兄弟の間で後継者争いと相続問題が勃発する中、外部から招かれたのは“鬼才”と呼ばれる経営コンサルタント・秋葉宗一。
ホールディングス化、M&A戦略、相続税対策――
その裏で、銀行による買収の手が迫る。
銀行、税理士、コンサルタント、家族――
誰が味方で、誰が敵なのか。
企業と家族の未来を懸けた知略と心理の攻防が、会議室という名の戦場で始まる。
最後に爽快な気分になりたい人にお奨め。
(全21話を予定)
『半沢直樹』『ハゲタカ』に続く、新たな企業経済ドラマ!
【登場人物紹介】
柚木誠司(ゆずきせいじ)(68歳)
創業者で現社長。関東圏で30店舗以上を展開する老舗スーパー「YUZUNOKI」を築いた叩き上げの経営者。
柚木一誠(ゆずきいっせい)(38歳)
長男。YUZUNOKI専務取締役。誠実で堅実な人物だが、時に決断力を欠く一面もある。
柚木二晴(ゆずきにはる)(35歳)
次男。マーケティング事業部長。表向きはスマートだが、裏で外部勢力と通じるなど、野心的な一面を持つ。
柚木三鷹(ゆずきみたか)(33歳)
三男。若くして家業を離れ、独立。現在は飲食店・美容室・ジム・デザイン事務所など複数の業態を経営する若手実業家。
秋葉宗一(あきばそういち)(28歳)
主人公。“鬼才”と称される経営コンサルタント。冷静な分析力と抜群の戦略眼で、柚木家の経営・相続問題に切り込んでいく。
橘正臣(たちばなまさおみ)(36歳)
秋葉の元上司。上場企業の経営コンサル会社元専務で、現在は独立して経営コンサルタント会社を経営。
冬川景子(ふゆかわけいこ)(28歳)
のぞみ銀行の若手行員。誠実で聡明、美貌と実力を兼ね備えたエリート。
桜庭慎司(さくらばしんじ)(36歳)
のぞみ銀行戦略企画室の幹部で冬川の上司。東大卒のエリート。銀行側からYUZUNOKIを巡る動向を注視している。
香川慎一(かがわしんいち)(60歳)
YUZUNOKIの顧問税理士。税金・相続に関する助言を行う冷静な専門家。
小鳥遊舞花(たかなしまいか)(30歳)
三鷹の部下で、飲食・美容部門の統括マネージャー。実務面で三鷹を支える右腕的存在。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 07:20:00
40843文字
会話率:38%
良い大学を出て、上場企業に就職し、綺麗な妻と結婚し、子ども二人に恵まれた。
誰もが羨む「人生の正解」を、俺はひとつずつ手に入れてきた。
順調だった。いや、完璧だったと言ってもいい。
ある日、妻がぽつりと呟いた。
「子どもたちに、ちゃ
んとした環境を用意してあげたいの」
その言葉に背中を押され、俺はタワーマンションの購入を決意した。
都心の再開発エリアにそびえ立つ、新築の制震タワー。
駅直結、徒歩0分。コンシェルジュ常駐、スカイラウンジ、ジム、パーティールーム完備。
そして何よりも、リビングから見下ろす景色は絶景だった。
価格は1億円――年収の10倍。だが、銀行は購入資金をポンと貸してくれた。
「年収1000万円の上場企業勤務」の肩書きがあれば、住宅ローンもクレジットカードも、すべてのドアが開かれる。
管理費は月3万円、修繕積立金は当初こそ1万5千円程度だったが、入居から数年で倍額に。
家計をじわじわと締めつけていく。
それでも、「まあ大丈夫だろう」と思っていた。
妻は専業主婦。子育てに専念してくれているし、俺が稼げばいい。
業績も好調で、ボーナスも毎年しっかり支給されていた。
……そう、「あの日までは」。
振り返れば、どの選択にも“理由”はあった。
無謀だったとは思っていない。むしろ、あの時点での判断としては“正しい”とさえ思っていた。
だが今、手元に残っているのは、
限界まで膨らんだ借金と、赤い封筒の督促状だけだ。
なぜ、あれほど堅実だったはずの自分が、ここまで転落してしまったのか。
なぜ、「正解」ばかりを選び続けた人生が、こんな結末になったのか。
この物語は
年収1000万円だった俺が、夢のタワーマンションを買い、
やがて自己破産するまでの記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 20:17:42
16617文字
会話率:13%
こんにちは。
Fuku Toka Sousamouと申します。
30代半ばで上場企業から洋服屋の販売員に転職した後の小説というかエッセイというか,家族や自身の日常の他愛もない出来事を綴っていきます。
最終更新:2025-03-19 15:15:49
106143文字
会話率:8%
自民党総裁選に立候補している高市早苗経済安全保障担当相は19日のインターネット番組で、賃上げや投資促進のため、上場企業の行動指針を定めたコーポレートガバナンス・コード(企業統治原則)を改定し、内部留保の使途を明示させると主張しました。
今回はそもそも内部留保とは何か? その使途を明示させることは可能なのか? について個人的な考えを述べていこうと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 17:16:13
3433文字
会話率:2%
零細企業に務めるサラリーマンの新田順平には在日の妻、理沙と三人の娘がいた。会話のない夫婦、なつかない娘、少ない小遣いに辟易していた順平が唯一心を許していたのが、理沙の妹、麻里奈の夫である白井直也だった。
五歳年下、上場企業の会社経営、順
平とは何もかもが違う直也だったが、在日朝鮮人の嫁を持つ者どうしは意気投合、酒を交わしては嫁の悪口で盛り上がっていた。
そんな白井から「嫁を殺しませんか?」と相談を受けた順平は半信半疑ながらも完全犯罪を画策していく、そんな折に白井に紹介された荒川宏美との不倫も相まって、次第に妻殺害が現実味を帯びていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 10:00:00
71173文字
会話率:42%
他人を豚化させることを願うよりも、自分を錯覚させて他人を豚化していると思い込みたい。そんな錯覚技術の開発に取り組んでいるような上場企業があれば投資したい。
最終更新:2024-03-01 19:31:01
1704文字
会話率:12%
上場企業で働く北村良平は東京出張の帰り、神戸三ノ宮駅で同僚の先輩山田と出くわす。山田は年齢社歴とも北村より先輩だったが、成績が悪く窓際の候補生だった。北村は妻が実家へ帰り二ヶ月がたっていた。その妻からは押印された離婚届が届いていた。仕事に奔
走し家庭をかえりみない北村は、恥を覚悟の上で山田に事情を話した。離婚届を見た山田は大したことじゃないといい、ひょうひょうとしていた。北村は怒り心頭し、山田に対し、会社に対する忠誠心のない情けない人だと罵倒し自らを正当化した。それでも山田は表情をを変えることなく、家庭で正義を振りかざす愚行はやめたほうがいいと北村を諭す。冷静に戻った北村は、山田の誘いに応じ、深夜に自宅を訪れる。山田のつらく悲しい過去。北村に襲い掛かる悲劇。振り上げた正義の剣はどこに収まるのか。バブル期「二十四時間働けますか!」と豪語していた企業戦士の末路を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 15:18:15
18480文字
会話率:48%
26歳の六室崇(むつむろたかし)新宿通りの歩道橋の上から通りを眺めて物思いに耽けていた。
高校2年のときに両親が離婚し、母方の姓を名乗るようになったが、離婚からちょうど半年後の6月6日、「むつ」「む」「ろ」という数字の6を連想させる音が三つ
重なる珍しい苗字を残して、母が急死した。そのせいで自分は特別な存在だと信じるようになったが、その思いは一年も持たずに消えた。
崇の特別な能力といえば、空の色を自分の都合のいいように自由に変えられることだけ。それも、実際に空の色を変えるのではなく、自分が見ている空の色を変化させる、ただ自分の脳を騙しているだけ。
崇は何の気なしにランナーの男の姿を目で追いかけていた。突然車同士の交通事故が起こり、ぶつけられた車はランナーのすぐ近くまで吹き飛ばされる。ランナーは事故にまったく気づくことなくそのまま走り続ける。
ランナーの顔には色がなかった。漫画の輪郭の線が服を着て走っている、でも、すれ違う人は彼の姿を気にも留めない。
亡くなる前の母に言われたことがある。「いつか透き通った不死身の男が現れる。その男についていけ」その時が来たことを崇は確信した。
崇が追いかえると男はオフィスビスに入って行った。建物の前でどうしようか考えていると、高校の同級生、祝園玉青(ほうそのたまお)に声をかけられる。8年ぶりの再会。彼女はこのビルのHR2という社員30人ほどの上場企業で働いていて。ランナーの男は彼女の会社の社長、和田(わだ)だと言う。
崇が玉青にだけ透き通った男の話をしたことがある。玉青は覚えていた。
玉青は崇をオフィスに連れていく。崇には和田が輪郭が服を着ているようにしか見えないが、玉青には普通に見えるという。
玉青は和田を見張ることを約束し、動きがあれば連絡すると言って崇と別れる。
玉青の人生はここまで、彼女の目論見通りに進んでいた。それは高校時代に崇にあることを打ち明け、背中を押してもらえたからだと信じていた。
それは玉青にとって宝物のような思い出だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 19:03:16
48271文字
会話率:65%
タイトル通りです。
金と暇を持て余した主人公が推しを成功に導く話。
最終更新:2022-08-04 11:58:19
81972文字
会話率:56%
一流大学を卒業し一流の上場企業に勤めていた岡田信二であったが、ある事をきっかけに親が敷いたレールを大きく踏み外してしまい会社をクビになってしまう。
どん底に落ちた信二の元に現れた謎の男に誘拐され、体を少女へと改造されてしまう。
体を元に戻す
条件はなんと充実した学生生活を送る事!?
元の体に戻る為、信二の壮絶な強制的充実学生生活が幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 17:51:34
3936文字
会話率:47%
我卦 利行(がけ としゆき)27歳。新卒で上場企業に就職したが、ワークシェアリングの波に飲み込まれ、将来に不安を抱えていた…… そして、虚ろな目で通勤電車を途中下車すると、街を彷徨い始める。そこで見たものは……
この作品は、note、エブ
リスタ、pixiv、アルファポリス、ツギクル、小説家になろう、ノベマ、ノベルアップ+、カクヨム、魔法のiランド、ハーメルン、ブログ、に掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 13:58:29
6164文字
会話率:33%
総合モーター製造企業として国内最大手の東証一部上場企業である株式会社大日本モーター。その社長である向日重治(61)は、次世代の主力産業として見込んでいるEV関連への出遅れに頭を悩ませていた。商品開発の遅延だけではなく、事業を指揮する人材が
不足している問題も抱えており、これらの解決策を部下と模索していたが決め手に欠けていた。
そんな中、高寺電機株式会社という東証2部に上場している小さな企業に目をつける。高寺電機は元々農機関連のモーターを開発・製造する企業だったが、経営層の放蕩経営もあり売上・営業利益は右肩下がりと縮小の一途。しかし、2年前に新社長として深山耕一氏(35)が就任してから経営改革を断行。資金・人材が不足している中、負債を処分しながらEV関連の部品製造へ進出を始めていたが、徐々にその新製品が市場に認められつつあった。
「この男とこの企業が欲しい」
出遅れている商品開発に加え、新事業を指揮する人材の確保を兼ねた一手として、大日本モーターは高寺電機の買収・子会社化を試みる。しかし、ワンマン経営者として有名だった向日社長の過去の振る舞いが仇となり、紆余曲折の末に買収は失敗。
「私はあなたのやり方を好ましいとは思わない」
大日本モーターは最後の手段としてTOB、株式市場における株の買い占めによる力づくの買収を高寺電機に宣言する。しかしそこに、小規模な企業の買収を専門とするプライベートエクイティRomney Capitalが深山社長の支持を掲げ、友好的な買収を提案するホワイトナイトとして急遽参戦。Romney capitalは大日本モーターと同じく高寺電機を買収し、経営支援による企業価値の増大、その後の株式売却による利益確保を目論む。
「弊ファンドは利益第一ではありますが、余計な手を出して金の卵を生む鶏を殺すほど愚かではありません」
さらなる事業拡大のために高寺電機と深山社長を求める大日本モーター、資金・人材不足を理解しながらも自らの経営理念に拘る高寺電機、利益第一ながらも深山社長の理念に賛同し支援に立ち上がるRomney Capital。
三者三様の思いが渦巻く中、高寺電機を巡る駆け引きが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-17 14:38:49
26746文字
会話率:40%
株や先物を取引することで生計を立てている個人投資家の仁井田隆史。これまでは1日から数日間しか株を保有しない短期取引を中心にやってきたが、視野を広げるため企業分析に基づく取引手法の勉強を始める。
知識が無いながらも資料収集や練習がてら企業
の調査を進める内、業績が怪しい上場企業を見つけ注目していく。売上等の精査や過去の事例を確認していった結果、この企業が開示しているのは不正な会計処理が行われた粉飾決算であると確信する。そこで、企業の株価が下がることで利益が得られる取引方法、空売りを行おうとするがそこから歯車が狂い始める。
元ネタは実在の企業のため、分かる人にはすぐ分かります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-03 23:36:13
31397文字
会話率:49%
東証一部上場企業で働くOL、杉並凛子の断片的な日常のお話。
2年後輩の安藤美咲は、凛子の上をゆく天然さ!
凛子はその存在を面白く感じている。
凛子の何気ない幸せを描いた、超短編小説です。
最終更新:2021-01-19 14:29:49
1150文字
会話率:24%
ラーメンフリークが興じて、新卒から8年間務めた上場企業を脱サラ、独学で3年間修行。その後独立して今は2年目の新米店主。なんとか経営が軌道に乗り始めたのに、気まぐれで人間界に遊びに来た異世界の神様に見初められ、鶴の一声で異世界転移させられた主
人公の物語。
「おぬし、ワシの世界でラーメンを作らんか?」
「それ、なんていうヘッドハンティング?」
ギャグ多めシリアス少なめ麺固めの王道異世界転移ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-11 21:53:51
8415文字
会話率:38%
上場企業に勤める〝安藤 零二(あんどう れいじ)〝は今年で35歳、会社員としても折り返したなと実感していたその日の夜、零二は異世界の森の中へ召喚される。
しかし、そこはどことなく見覚えのある風景。そう、数年前にリリースされ、人気も出ず、
一気にランク外へ叩き出されたスマホ版VRMMO「ラグナージュ」の辺境の森の中である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-16 16:12:16
21677文字
会話率:36%
2040年、日本は階層社会をむかえるという。
あなたは何層に位置するのだろうか。
最終更新:2017-10-27 05:00:00
993文字
会話率:0%
とある上場企業でOLとして働いている私は仕事を終えて、早く愛する妻の元へと行こうとしていた。そんな私の携帯電話が、妻が入院している病院からの着信を受けた。
最終更新:2016-11-03 23:19:45
395文字
会話率:34%
重複投稿
★ストーリー★
上場企業の営業職を一年で退職し、ニートになった主人公、藤田優二は、
陰謀論や世界情勢に関する本を読みあさる生活を送っていた。
唯一の特技は、英語と射撃。
そんな、少し変わり者の青年に、衝撃的な変化が訪れる。
き
っかけは、初恋のマドンナとの思わぬ再会であった。
彼女の変貌ぶりに驚愕した優二は、真相を突き止める為に後を追うが.....
昨今の激変する世界情勢、日本社会を題材にした、壮絶スパイアクション!
笑いあり!冒険あり!感動あり!ラブロマンスあり!
従来の価値観に反旗を翻す衝撃の問題作!
このセカイには、二種類の人間しか存在しなかった!
資本主義VS王室
「奪う側」と「守る側」である!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-01 18:13:59
58655文字
会話率:21%
株式会社和田テクニカル。
一部上場企業の中でもトップクラスの株価を誇るそんな会社の花形、開発部門の主任を務める和田誠には人には言えない秘密があって…。
トロトロ甘々恋愛物語を目指して竹野がチャレンジしてみている作品です。
今のとこ→
★
誠視点
☆美緒視点
○原田さん視点
●亜紀視点
まだ内緒視点→
□
■
△
▲
▽
▼
【ネット小説大賞用あらすじ】
株式会社和田テクニカル。
一部上場企業の中でもトップクラスの株価を誇るそんな会社の花形、開発部門の主任を務め、社長の次男でもある和田誠には人には言えない秘密があって…。
そんな誠が一年前にひょんな事から出会った人物はまるで捨て猫のようだった。
警戒する子猫のような人物を引き取り、一定の距離を保ちながら見守る誠。
子猫と誠と、二人に関わる人達が織り成す穏やかな日常物語。
【あらすじここまで】
☆彡十月九日
ネット小説大賞エントリーしました。前回一次通過したけど、今回はダメだろうなぁと思いながらやっぱり応募。締め切りまでに完結すると、いいなぁ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-09 19:15:56
47769文字
会話率:11%