貧乏男爵令嬢のアビゲイルが結婚を考えていた恋人アーサーから突きつけられたのは、理不尽な十三の注文だった。
『結婚後は領地を出てはならない』『実家から連れてきた使用人は全員帰すこと』『実家への援助は禁止』『領主・夫・夫兄弟の仕事への詮索禁止』
等の注文が並ぶ中には、『白い毛皮を着てはならない』などという意味不明なものもあって、到底受け入れられるものではなかった。
「こんなの絶対受け入れられない!」とキレたアビゲイルに対し、アーサーは理解を示すことなく冷たく婚約破棄を言い渡したのだった。
新しい結婚相手を求めて夜会に頻繁に参加するようになったアビゲイルだったが、寄ってくるのは胡乱な男ばかり。まともな人が現れたかと思えば、何故かアーサーに邪魔されて惨敗続き。追い討ちをかけるように、毒母が顔も知らない富豪に自分を売り込んだと知らされる。
失意のアビゲイルの前に手を差し伸べてくれたのはアーサーだったが……彼には何やら思惑があるようで。
☆カクヨムでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 11:00:00
25680文字
会話率:40%
王宮に勤める女官の平民スーザンには親同士が決めた婚約者がいた。会えば無視をするか嫌味ばかり言う婚約者と私は結婚する。そう思っていた。そんなある日、第二王子に婚約破棄された伯爵令嬢との出会いでスーザンはふと我が身を振り返った。そんなお話です。
「王太子に公爵令嬢が婚約破棄されるのを他人事で見ていたら後日まさかのとばっちりを受けました」に出てきたスーザンの番外編です。この短編だけでもお読みいただけます。
「小説家になろう Thanks 20th」の企画のテーマ「勇気」を見たときにスーザンが思い浮かびました。
スーザンの勇気をこちらの企画に投稿したいと思い、番外編ではなく短編として投稿します。
読んでいただけたら嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 08:14:32
8232文字
会話率:35%
ー目覚めたら、女子高生!?
杉崎凛子(26)が転生したのは
大好きなウェブ漫画〈悲劇のフランス人形〉の主人公、白石透
フランス人形のような容姿とお金に恵まれた白石透だが
高校卒業を目前に自殺
妹だけを大事にする毒母
極度の嫌悪感を示す
元婚約者
そして級友からの虐め
漫画ではバッドエンドを迎えた彼女のために
ストーリーを変えようと凛子は奮闘する
「必ずるーちゃんを幸せにするから」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 19:00:00
370383文字
会話率:45%
今日は、新村 光(にいむら ひかる)の転職先への初出勤日。前の会社でいろいろあって、傷ついて退職した光は、なるべく人と関わらないでいられる警備会社のコールセンターの仕事に就こうとしていた。
だけど、配属されたのは、個性的な男性ばかりの警備
現場だった。
彼氏・後輩・前社の人々・毒母親と光を傷つけた人々、何よりも自分自身に「転職して良かった」と胸を張って言えるようにと、新生活を頑張る女の子のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-02 12:00:00
52319文字
会話率:44%
創作怪談です。「男らしくあれ」と、息子を厳しくしつける母親。しかし彼は母親の気に入らない女性と付き合いはじめ、母親は女性に「息子と別れてくれ」と頼む。女性は最後には承諾したものの、ある晩、母のもとに、その女性の生き霊が現れて……という話。毒
親設定、鬱展開があるので、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 20:02:36
11423文字
会話率:34%
創作怪談。死んだ毒母の持っていた和人形は、いくら捨てても主人公のもとへ戻ってくる。
最終更新:2023-09-20 21:34:02
14737文字
会話率:13%
親に虐待されて育ち、「自分は存在しないから、人をいくら刺しても死なない」と思い込んで人を殺しまくる男の話。かなり鬱です。
最終更新:2023-03-21 21:31:44
2607文字
会話率:39%
「貴女は次期当主なのだから」
そう言われて長女のアリーチェは育った。どれだけ寂しくてもどれだけツラくても、自分がこのエルカダ侯爵家を継がなければいけないのだからと我慢して頑張った。
長女と違って次女のルナリアは自由に育てられた。両親に愛
され、勉強だって無理してしなくてもいいと甘やかされていた。
アリーチェはそれを羨ましいと思ったが、自分が長女で次期当主だから仕方がないと納得していて我慢した。
しかしアリーチェが18歳の時。
アリーチェの婚約者と恋仲になったルナリアを、両親は許し、二人を祝福しながら『次期当主をルナリアにする』と言い出したのだ。
それにはもうアリーチェは我慢ができなかった。
父は元々自分たち(子供)には無関心で、アリーチェに厳し過ぎる教育をしてきたのは母親だった。『次期当主だから』とあんなに言ってきた癖に、それを簡単に覆した母親をアリーチェは許せなかった。
そして両親はアリーチェを次期当主から下ろしておいて、アリーチェをルナリアの補佐に付けようとした。
そのどこまてもアリーチェの人格を否定する考え方にアリーチェの心は死んだ。
──自分を愛してくれないならこちらもあなたたちを愛さない──
アリーチェは行動を起こした。
もうあなたたちに情はない。
◇これは『ざまぁ』の話です。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇アルファポリスにも上げてます。
〔※完結まで感想欄閉めます※〕折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 17:24:12
52215文字
会話率:25%
まず最初に言っておきたいのは、これはあくまで「私個人の体験であり、意見である」ということです。
エッセイというよりは回顧録というか、自分のための覚書というか…ノンフィクション実録記というか。
なので、これを読んで「気分を害した」とか「
こんな親いない」とか「モラルが」とか何とかかんとか、諸々のクレームは受け付けません。
共感してほしいのではなく、こういう親は本当にいるんだ、と知ってほしいのです。
テレビやネットで毒親の話が溢れ、昔に比べれば多様性が格段に受け入れられやすい時代になったからこそ、書いてみようと思いました。
40数年に渡る毒母との戦いの記録です。現在も続いています。
なるべく暗くならないよう書くつもりですが、暴言や暴力表現が出てきます。
重ねてお願いです。以上のことを了承の上、平気です!という方だけお進みください。
よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 13:58:37
1821文字
会話率:8%
平穏だけが取り柄のような町だったけど本当に平穏だったかどうかはわからない。 だって母と僕が妹を池に沈めたことをまだこの町は気づいていないのだから。
重複投稿「カクヨム」
最終更新:2023-02-01 20:40:53
2936文字
会話率:8%
小学校に入学したての頃に『俺』はクラスメイトの子と駆け落ち未遂をしたそうだ。
そして今日その子と再会して楽しい一日を過ごし、もう二度と会わないと思っていた『俺』。
だけど次の日その子と再会したが驚愕の事実が判明する。それは相手も同じの様で
?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-08 00:00:00
14323文字
会話率:42%
「私」ミュゼットは初潮が来た時に母から「唯一のこの家の女は自分」という理由で使用人の地位に落とされる。
そこで異母姉(と思っていた)アリサや他の使用人達から仕事を学びつつ、母への復讐を心に秘めることとなる。
二年後にアリサの乳母マルティーヌ
のもとに逃がされた彼女は、父の正体を知りたいアリサに応える形であちこち飛び回り、情報を渡していく。
やがて本当の父親もわかり、暖かい家庭を手に入れることもできる見込みも立つ。
そんな彼女にとっての母の最期は。
「この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。」のミュゼットのスピンオフ。
番外編にするとまた本編より長くなったりややこしくなりそうなんでもう分けることに。
この作品はアルファポリス、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 21:21:28
25722文字
会話率:32%
毒母から関連した内容です。
※胸糞悪い内容になってますので苦手な方は閲覧はお控え下さい。
最終更新:2021-05-03 18:45:09
934文字
会話率:0%
魔法省魔術研究所で研究員をしていたオーサーは、今日定年退職の日を迎えた。花束を抱え自宅に戻ると、食事を作って待っている筈の妻の姿はなかった。
妻は一体どこにいるのか、探したくても彼は妻の事を何も知らなかった。
彼は妻が毎日作ってくれて
いたサンドイッチを手掛かりに、妻の三十年に及ぶ結婚生活をたどって行く。
どこにでもいる一人の男性の、少し侘しい、後悔に満ちた人生の黄昏を描いています。切ない話です。暗い話が苦手な方はご遠慮下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-21 17:38:58
18564文字
会話率:32%
『喜べ。殿下との婚約が決まった』お父様のその言葉で前世を思い出したわたくしは吐きました。ここは乙女ゲームの世界で、わたくしは悪役令嬢として断罪されるヴェロニカ・キエトロ侯爵令嬢。ゲームの中のヴェロニカは美人で優秀で完璧なマナーと常識を持つ、
周りの大人からも認められている殿下の婚約者だった────なのに殿下からは毛嫌いされていた。その理由は、殿下が真実を見破る秘術を持っていたからだ。これは王族が自分の婚約者にしか使えない真意魔法で、かけられた者は腹の底から本音を喋ってしまう。おまけに魔法にかかっている間は、ヴェロニカはその時の記憶が無いのだ。だから殿下の事を「イケメンで金持ちだし権力もあるし、浮気しても許してくれそーな草食系、これでHも上手ければ尚よし! まさに博打婚ね〜! アハ♪」と軽く見ていたことも、取り巻きの子爵令嬢を奴隷扱いしていたことも、清廉潔白な聖女ヒロインをイジメていたことも、ゲームではほぼリアルタイムでバレバレでした。……チートかよ。勝手に人の心覗いてんじゃねー! 恋愛結婚したい? ほざけ王族! 君と暖かい家庭を築きたい? 知るか一人でお子様ランチでも食ってろ! 目覚めたわたくしはハゲ紳士お父様(45歳)と、全身に傷を持つ漢・カタナ辺境伯(50歳)と、カレセン子爵家の老庭師様(62歳)を攻略するのだ! なに、じじいは攻略対象者じゃない? まぁ見てなさい、今に────どうしてこうなったあああ〜!!?(不定期更新です)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-23 21:35:29
88194文字
会話率:42%
この話は私が歩んできた人生を元にしたノンフィクションです。
病識のない精神疾患の母親に育てられた子供とその人生。母親との確執や自身の精神疾患との戦い、社会での生きづらさ。
その後の人生に多大な影響を及ぼす幼少期の記憶。テレビやニュースに
取り上げられるようなものではなくても、虐待は存在します。
あなたは今、大丈夫ですか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-03 22:19:08
8974文字
会話率:0%
毒母と毒に侵されてた娘の話
最終更新:2020-01-05 17:40:33
634文字
会話率:0%
「桜庭さんは、強いね。そんな感じだと、自殺してしまうこともあると思うし‥」
そう。
何度も何度も、死にたい‥どうしたら、上手くこの世から消えることができるか。、
本当に、これまでに何度思ったか 数えきれない。
でも、
いま私は生きている。
〝なんで私ばっかり、こんな目に‥〟とばかり考えていたが
もしかしたら‥こんな私と似たような、同じように悩み苦しむ人が、居たら。
私の体験や想いを発信することで、救われる‥なんて、おこがましいけれど。
少しでも、気持ちが軽く、明るくなれる糧になれるのかも、と。
毒母による陰謀に振り回されて
不幸な方向にばかり導かれてきた、私の半生の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-21 02:22:57
3624文字
会話率:9%
わたしの母親は毒親かもしれない。母を許して、幼い自分を慰めて、ゆっくりでも前に進まなくちゃ。
最終更新:2019-11-17 13:31:15
1471文字
会話率:10%
3月下旬。某県の佑々木市役所市民課に新しく配属され仕事を覚えようと頑張るひとりの女性・道下綾夏(みちしたあやか)。その健気に頑張る裏には悲しき現実が…。彼女の人生に眩しい奇跡は起こるのかーー。
最終更新:2019-04-13 00:45:12
43383文字
会話率:56%
ここがどこなのか、自分が何者なのか、存在するのかしないのかすら分からない状態で、突如ボディにブローを入れられた。
的確にみぞおちへ右ストレートを放ったのは、腰が曲がった老婆だった。
どこかで修行をしたとしか思えないGのかかった重いパンチだっ
た。
老婆は、自身の生涯における《幸せ》を記したノートを持っていて、それを誇らしげに自慢してくる。
徐々に変わる老婆の様子と、自分の変化にも気付いていた。
彼女が自分に伝えたかったもの。
彼女が生きた理由。
自分はなぜ自殺したのか。
それは彼女も知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-18 22:24:39
25284文字
会話率:17%
十九世紀末、英国ノーサンプトン州。
ブルームフィールド准男爵家のメイドのジューンは、超悲観的かつ超卑屈な性格で、何事も悪いようにしか考えられない。ある日、大工見習いの青年ジョン・スミスと出会い、親しくなる。しかし、身分を偽っているらしい
ジョンのことが信じられず、結婚詐欺師ではないかと疑いを持つようになる。
一方、准男爵家の後継者ウォルトは、従順なジューンをいじめて、なにかと絡んでくる。二人の間には、五年前に交わしたある約束があった。
そんななか、実家に残してきた妹メイが、大怪我をしたと知らされる。駆け付けた病院で、ジューンは自らの過去を思い出す。このことは、ジョンには絶対に言えない……!
悲観的で卑屈なヒロインが、罪悪感を乗り越えて幸せになろうとするお話です。
ちょっぴりシリアスめの恋愛小説。冒険やバトル、魔法はありません。
※「カクヨム」「エブリスタ」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-20 09:00:00
156360文字
会話率:40%