少し昔、広大な神の社、天界で大きな派閥争いが起こりました。
争いを起こしたのはタタラカガミという炎と雷の神です。
タタラカガミは100人の部下を従えて主神であるニニギノミコトに挑みましたが、あと一歩のところで敗れてしまいました。
敗れ
たタタラカガミは自らの身を守るため下界へ降り立ち、当時妊娠中だったとある女性の胎内の子供に取り付いたのです。
こうして赤ん坊は炎と雷を纏って生まれてきました。
彼女を産んだ母親はホトが焼け爛れ、赤ん坊を産んだ直後に死亡しました。
生まれてきた赤ん坊は呪耐法の魔力を宿った包帯で全身を巻かれ、育てられることになりました。
赤ん坊がその身に宿した炎と雷は三日三晩その猛威を発揮し続けました。
こうしてタタラカガミの化身である赤ん坊はアグニと名づけられ、
沢山の人たちの愛を受けて育てられたのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 14:10:00
514983文字
会話率:61%
──信仰は本当に人を救えるのか?
昔、彼はそれを疑うことなく信じていた。聖職者として、光の側に立ち、祈り、救い、異端を裁き、「神の意志」を真理として信じていた。
しかし、ある日、彼は信仰が屠刀(ととう)となり、無実の人々を灰に変えていく
のを目の当たりにした。
彼は教会の裏側に潜む闇を見つけ、彼が仕えていた光がすでに汚れていたことに気づいた。彼はすべてを捨て、流浪の身となった。かつての信徒には異端視され、同僚には裏切り者として扱われた。
流浪の途中、彼は呪われた地で一人の少女に出会った——
彼女の体は黒い呪いに覆われ、枯れたような骸のようだった。彼女はすでにこの世界に見捨てられ、彼女自身も生きる希望を捨てていた。
「殺してくれ。」 彼女はそう言い、その銀白色の瞳には一片の欲望もなかった。
彼はただ力なく笑いながら、手を伸ばした。
「聖職者の職務は、人を救うことだ。殺すことではない。」
──これは信仰の導きではなく、彼が選び取るべき唯一の選択だった。
だが、彼が知らないのは、この少女の呪いが世界の闇と深く結びついていることだ。そして、この出会いが彼をさらに激動の道へと導く——
真実を追い、神権に立ち向かい、運命と戦う道。
光が汚れ、信仰が砕けたとき—— 聖職者は、救済の者となり得るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 13:25:42
109077文字
会話率:20%
大陸地図において山脈に囲われ隔離された世界。
この世界は外界では扱われなくなった魔法や姿を消した精霊の類が未だに存在する。
精霊と獣が住まう木国《スレイス》
神霊鬼族が住まう火国《アイラック》
地鉱種族が住まう土国《アスガルド
》
有翼種族が住まう金国《ブルタニア》
水棲種族が住まう水国《ウルネル》
この五国をもって五行世界《ごぎょうせかい》と言う。
太古の昔、この五国は自国以外の存在を認めず、お互いに干渉はせず、時には争いを繰り返していた。
そんな中、異世界から迷い込んだ一人の勇者によって五行連合が成立する。
勇者は五芒星のように五国を結んだ中央に街を作り各国の代表を集め住まわせた。
文明の発達に差があった状態ではあったが、各国の長所を共有することにより連合の技術力と文化度は一気に上昇した。
いつしか街は拡大を続け、国と見紛うほど大きくなった。
大きくなればなるほど各国は利権を争うようになり、連合内の関係は悪化していった。
戦を恐れた五国の王達はこの地を勇者に治めさせることに同意した。
名前のなかったこの国は闇魔法を操る勇者の功績を称えられ人々に呼ばれるようになった。
『大いなる闇の加護』を受けた国『レイオン』と。
栄華極まれば衰退のみ
万事築き難く壊し易し
人は往々に至高を求め
己の無知無能を解せず
他者の意見を受入れず
破滅への道を歩み行く
幾度も幾度も歴史は形を変えて繰り返す
果して終焉へと歩み始めたこの国で
愚者達は連鎖を阻めるのだろうか…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 13:13:41
165102文字
会話率:48%
大学2回生の白井真央は、趣味で昔ハマったアニメの魔法陣をノートの端に描いていた。特に意味もなく、ただの落書きとして。
その隣の部屋に住む大学1回生のギャル・桜井レナもまた、なんとなく昔見たアニメの魔法の呪文を口ずさんでいた。
最終更新:2025-02-17 12:49:48
33350文字
会話率:56%
『心は男、体は女』なトランスジェンダー高校生・惣真照は、世間を騒がす『連続爆破事件』に巻き込まれ死んでしまった。
死後の世界で女神さまに「チンコをください!」とお願いしたところ、念願かなって異世界へTS転移する事に。(※一章ここまで)
男
になった照は「異世界といえばチーレム!」と希望を抱くが、得られたのは『探偵』というハズレ職業。
しかも初めての殺人事件に遭遇し、それを解決した結果……ついでに悪役令嬢の秘密も暴いてしまい、追放される羽目に。(※二章ここまで)
その後も『連続殺ゴブリン事件(※四章予定)』や『世界樹のペンダント盗難事件(※六章予定)』、『スライムの暗号事件(※八章予定)』と、おかしな事件に次々と巻き込まれ、照は己の『探偵』という不遇な職業を嘆くのだった。
――だが、彼はまだ知らない。
『探偵』とは世界の謎を解き、神に至れるたった一つの職業だという事を――。
――次々と巻き起こるおかしな事件にTS探偵が挑む『異世界×コメディ×ライトミステリ』!
※)これは昔書いていた作品の改稿版になります。
色々と修正していますが、特にLGBTQの取り扱いに関して、昨今のポリコレやDEI事情に合わせて念入りに修正しております。
とはいえ元がコメディ作品のためギリギリの発言も多く、中には「これライン超えちゃってるかなぁ?」と思いつつ残してあるシーンもありますので、DEI関連に厳しい方や、傷つきやすいLGBTQの方などは閲覧注意です。
※)アルファポリスでも掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 12:10:51
18105文字
会話率:39%
あらゆる種族の中で圧倒的な長寿を誇る妖精
死ぬことを忘れたかのように、妖精たちは、果てもなく生き続ける
ひっそりと歴史の陰に身を隠して
あらゆる種族が栄枯盛衰、そして絶滅を迎える中で
この物語は、ある妖精が記したライトノベルであ
る
終わることのない彼女の一生
その中の一瞬で垣間見た、神々と魔王と勇者の戯れ……
彼女は、遥か彼方に過ぎ去った遠い昔のおぼろげな記憶を辿りながら、ゆっくりと、筆を進めている
死んでいった数多の命を思い出しながら
死んでいった数多の命の想いに、心を馳ながら
彼女が二つ目に記したのは、ジェイドという魔人の物語、その続編である
あれから二百年、神々の悪戯が二人の魔人を再会に導く
そんな内容だろうか……
だが、最弱の勇者パーティの後日譚もある
新時代の勇者パーティも登場する
異世界恋愛もある
色々と、てんこ盛り、そんな感じである
んじゃぁ、はっじめまーす!
*********
全部で5万5千字弱です。
最後まで書き終えています。
毎日、掲載して行きます。
続編も準備中です。
どうぞよろしくお願い致します。
*********
第一部はこちらです。
雇われ魔王のジェイドさん、神々に激しい勇者狩りを強要されウツになるも立ち上がり、最弱の勇者パーティをスキルアップさせてから逃亡します! -魔人ジェイドの物語1-
https://ncode.syosetu.com/n1510kb/
第一部の前日譚の短編はこちらです。
魔王と妖精が建てた数多の勇者たちの墓
https://ncode.syosetu.com/n0536kc/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 12:10:00
16497文字
会話率:13%
あらゆる種族の中で圧倒的な長寿を誇る妖精
死ぬことを忘れたかのように、妖精たちは、果てもなく生き続ける
ひっそりと歴史の陰に身を隠して
あらゆる種族が栄枯盛衰、そして絶滅を迎える中で
この物語は、ある妖精が記したライトノベルであ
る
終わることのない彼女の一生
その中の一瞬で垣間見た、神々と魔王と勇者の戯れ……
彼女は、遥か彼方に過ぎ去った遠い昔のおぼろげな記憶を辿りながら、ゆっくりと、筆を進めている
死んでいった数多の命を思い出しながら
死んでいった数多の命の想いに、心を馳ながら
彼女が最初に記したのは、彼女がわずかな一時を共に過ごした、ジェイドという魔人の物語である
内容は……タイトルの通り……である
んじゃぁ、はっじめまーす!
*********
全部で3万5千字くらいです。
最後まで書き終えています。
毎日、掲載して行きます。
続編も準備中です。
どうぞよろしくお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 12:03:09
34686文字
会話率:19%
昔々、女神様の命で転生者たちは不滅のドラゴンの捕獲に向かいました。
その激闘の中、彼らはついに!ドラゴンを間違えて殺してしまいました。
「なんてこった」と思った転生者たちは身を着る思いでこの広大に広がる宇宙の何処かに散らばったドラゴンの欠片
を探しに行きましたとさ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 12:10:00
225009文字
会話率:57%
むかしむかし、鶴を助けた青年のもとへ、美しい娘が来たそうじゃ。娘は男同士が活躍する本が好きだったそうな。
最終更新:2025-02-17 12:01:33
1200文字
会話率:20%
おっぱい苦手な男子生徒、オパール=ヒンヌスコが魔法学園で手に入れたスキルは『おっぱい揉んだらレベルアップ』だった!
(一昔前の少年誌お色気漫画レベル)全51話予定、最終話まで毎日更新予定
最終更新:2025-02-16 20:10:00
20642文字
会話率:42%
魔法が日常に存在するハイファンタジーの異世界です。
この世界に住む一家の日常を一日一日描いていきます
仲がよく,笑いが耐えない一家です
毎日,何かしら笑えるちょっとしたトラブルが発生します
〈家族構成〉
父:アストル・フレイメル(45歳)
職業:魔具職人。修理屋も兼任していて、壊れた箒や魔法ランプ、妖精を呼び出すための呼び鈴などを直している。
性格:マイペースで優しく、気がつくと工房で寝落ちしている。家族想いで、子どもたちの良き理解者。
特徴:昔は冒険者だったため、宝物庫に謎のアイテムや怪しいお札がゴロゴロある。
母:ルミナ・フレイメル(42歳)
職業:回復術士。近所の人たちのちょっとした怪我や風邪を魔法で癒やす。
性格:明るく行動的。笑い上戸で、よく家族を笑わせる。
特徴:裏庭に自前の薬草ガーデンを作り、近所の人々に分け与える慈善活動をしている。
娘:フィオナ・フレイメル(17歳)
職業:魔法学院の学生(高等部)。炎魔法が得意。
性格:負けず嫌いでしっかり者。ただし緊張に弱く、大事な試験前にドジを踏みがち。
特徴:実験好きでいつも怪しげな魔法ポーションを調合している。
息子:レオン・フレイメル(10歳)
職業:初等魔法学校に通う小学生。イタズラ好き。
性格:とにかく元気で好奇心旺盛。よく余計な一言を言って場をかき乱すが、家族からは愛されている。
特徴:剣術の素質があると言われるが、なぜか日常の小さな呪文は苦手。
次女:クリス(5歳)
職業:魔法保育園の園児。
性格:天真爛漫で感受性が強い。ペットの「スノー」と話すのが得意。
特徴:幻影魔法の才能があり、しょっちゅう家の中でイタズラ幻影を出しては怒られる。
祖父:グレゴール・フレイメル(72歳)
職業:元・王国魔術研究員。今は悠々自適な隠居生活。
性格:飄々として掴みどころがない。魔法理論に精通しており、家族が困ったときは必ず的確な助言をくれる。
特徴:研究のクセが抜けず、家の地下室に秘密研究室を作っている。時々謎の爆発音がする。
ペット:しゃべる鷹「スノー」
種族:白い鷹。どういうわけか人語を理解し、片言ながら話せる。
性格:ツンデレ。気まぐれで、突然家族の肩にとまっては偉そうに意見する。
特徴:小さな魔力を扱うことができ、かぎ爪からちょっとした風魔法を放つ。家族と一緒に旅をしたこともあるらしい。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-17 12:00:00
31667文字
会話率:49%
ある家族のある一日を描いていきます
家族の人たち
祖父(父方):山本 勝(やまもと まさる)
75歳。元小学校の校長先生で、穏やかで知識豊富な「おじいちゃん」。趣味は読書と盆栽。子どもたちには物語を語るのが得意で、夜になると孫たちに自作
の冒険譚を語ることが日課。
祖母(母方):山本 澄江(やまもと すみえ)
72歳。おっとりとした性格で、家族を陰から支える「おばあちゃん」。刺繍が趣味で、家中に彼女の手作りクロスが飾られている。料理が得意で、家族みんなが大好きな「澄江特製シチュー」は冬の定番。
父:山本 翔太(やまもと しょうた)
46歳。地元の工場で管理職を務める父親。家族想いだが、仕事で忙しくなりがち。休みの日には必ず家族との時間を設けるよう心がけており、子どもたちとキャッチボールをしたり、一緒に釣りに出かけたりするのが楽しみ。
母:山本 結衣(やまもと ゆい)
43歳。地域の小さなカフェで働く母親。朗らかで家庭の中心的存在。忙しい日常でも、家族一人一人に気を配り、悩みを察する天才。趣味は家庭菜園で、季節ごとに収穫した野菜を使った料理を振る舞う。
姉:山本 愛(やまもと あい)
17歳、高校3年生。芯が強く、自分の意見をしっかり持つタイプ。将来はデザインの仕事を目指しており、イラストを描くのが趣味。弟には少し厳しいが、学校の友人には見せない優しい一面を持っている。
弟:山本 海斗(やまもと かいと)
10歳、小学5年生。自然や動物が大好きで、家族の庭に小さな「動物の家」を作っている。いたずら好きでお姉ちゃんに叱られることも多いが、その純粋な気持ちは家族の癒し。祖父母が大好きで、休日には一緒に昔の写真を眺めるのが好き。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-17 06:00:00
83644文字
会話率:53%
結婚式を半年後に控えた頃、「真実の愛に目覚めたから婚約を解消して欲しい」と、婚約者と妹がお願いに来た。
昔から何でも自分のものを欲しがる妹に婚約者を奪われること二回。
まさか三度目があることに驚きつつも、結婚を人生の墓場だと諦めていた公
爵令嬢ヴィオラは、思わぬ朗報に喜んでそれを快諾。
ルンルン気分で婚約解消の儀式を終え帰ろうとした神殿で、悪友王子にそれがバレてしまった。
植物大好きで趣味の調香を謳歌したい姉ヴィオラと、姉のものが何でも欲しくなる妹マリエッタの運命や如何に――!?
全10話、サクッと読める令嬢姉妹のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 12:00:00
161054文字
会話率:49%
長年片思いしていた幼馴染みが、姉と結婚した。二人の結婚を素直に喜べなかったアリシアはその日、不運にも蒼の吸血鬼に襲われ――目覚めると吸血鬼になっていた。
助けてくれたのは、紅の吸血鬼の住まうハイグランド帝国の皇太子フォルネウスだった。
アリシアはそこで破格の厚待遇を受けながら、吸血鬼として生きていくための知識を身につけてさせてもらう。
さらに普通の血が飲めず血液錠剤で食事を取っていたら、フォルネウスが毎晩自身の血を与えに来てくれるようになった。
魔力にも目覚めたアリシアは特殊な魔法も覚え、無事一人前の吸血鬼になれた。
借りすぎた恩を返すため、そろそろ自立して頑張ろうと思っていた矢先に、とある現実を知る。
何故かハイグランド帝国では幼い頃の自分が、皇太子様を救った奇跡の聖女と祭り上げられていて銅像まで作ってあった。
確かに昔、迷子になっていた吸血鬼の少年に血を分けて助けてあげた事がある。その少年がフォルネウスだったようで……
私が、皇太子様を救った奇跡の聖女?!
血嫌いの皇太子様が唯一美味しく飲めるのが、私の血だけ?!
愛のある結婚しか許されていないこの国で、アリシアは未来の皇太子妃として期待されていた。
平民の自分にはそんなの相応しくないと、地に足をつけて自立しようとしたアリシアだが……
「ずっと、好きだった。あの時俺を助けてくれた君の事が、ずっと好きだったんだ。たとえ君の心が別の者へ向いていたとしても、それでも……失いたくなかった。こんな邪な気持ちで君を縛り付けた者に、感謝などしなくてよいのだぞ」
フォルネウスの溺愛に、溺れずにはいられない?!
「脅されてあんな吸血鬼の花嫁にさせられたのでしょう?! あぁ、可哀想にっ! 貴方の居場所は私が作るわ。だから一緒に帰りましょう」
その上実は、姉が対立する蒼の吸血鬼を統べる女帝で?!
このお話は、二つの愛の力で奇跡の聖女として覚醒したアリシアが、遠い昔に仲違いして二つに分かれた吸血鬼の種族を一つにまとめあげ、世界を平和へ導く物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 19:02:23
195956文字
会話率:61%
怪人が災厄として恐れられたのも今は昔。突如として現れた英雄たちの活躍によって、今やレアアイテムをドロップするモブ扱い。狼男の怪人は、今日も今日とてボッコボコ。
怪人の天下を取り戻すべく、マッドサイエンティストが考案した起死回生の改造手
術。目が覚めたら、バニーガールの怪人になっていた。
無駄にハイスペックな肉体を生かして怪人の地位向上のため奔走するが、改造実験唯一の成功例として敵味方から生と性を狙われることになってしまった彼女(彼)の明日はどっちだ。
カクヨム様、ハーメルン様とのマルチ投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 12:00:00
23829文字
会話率:61%
いにしえの昔。人々が暮らす唯一の小さな大陸には、五つの里が存在していた。
北方の【雪満里(ゆきみつさと)】、南方の【花散里(はなちるさと)】、西方の【風舞里(かぜまうさと)】、東方の【星降里(ほしふるさと)】、そして、大陸中央部にある【月輝
里(つきかぐさと)】である。
そこにはおのおの一人の【巫女姫(みこひめ)】と呼ばれる、天神地祇を統べる存在がおり、彼女らの神託やお告げによる祭政一致の政治が行われていた。
【巫女姫】は神が純潔の少女にのみ与えし宿命である。
選ばれた乙女には、十五歳の誕生日までに、身体の一部に【聖紋】と呼ばれる不思議な紋章が表れる。それがすなわち、国家を背負うことを宿命づけられた【巫女姫】となる証だった。
花散里の聖都【散花(さんか)】に暮らす少女・淡雪(あわゆき)は、新たな巫女姫・真珠(しんじゅ)が立つ儀式である【誓願の儀】の朝から、奇妙な胸騒ぎに襲われていた。
住まいである孤児院で水まきをしていたところ、不審者に腕を取られ、草蔭に拘束される。
侵入者の正体は、星降里の巫女姫を殺害した大罪人として指名手配されている、藍晶(らんしょう)だった。
その瞬間、彼が手にしていた青い勾玉に反応し、淡雪の胸元に巫女姫の証である【聖紋】がなぜか浮かび上がる。
花散里には新たな巫女姫がいるはずなのに、なぜ……?
巫女姫と五つの里を巻き込んだ、淡雪たちの冒険が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 12:00:00
45016文字
会話率:36%
海。僕は昔、悲しいことがあると、海に来てこころで泣いていた。今日も僕は海へと行く。何かがあるのだろうか・・・・・
最終更新:2025-02-17 11:24:03
1106文字
会話率:49%
路上と海の詩です。二つの詩です。一つだと投稿できなかったので・・・・・ずいぶん昔に書いた詩です
。良かったら読んで下さい。
キーワード:
最終更新:2023-12-01 07:00:00
246文字
会話率:0%
時司巡(ときつかさめぐり)は制服にほれ込んで宮之森高校を受験して合格するが、その年度から制服が改定されてしまう。
すっかり入学する意欲を失った巡は、定年退職後の再任用も終わった元魔法少女の祖母に相談。
「それなら、古い制服だったころの宮の森
に通ってみればぁ?」「え、そんなことできるの!?」
お祖母ちゃんは言う「わたしの通っていた学校だし、魔法少女でもあったし、なんとかなるよ」
「だいじょうぶ?」
「任しとき……あ、ちょっと古い時代になってしまった」
「ええ!?」
巡は、なんと50年以上も昔の宮之森高校に通うことになった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 11:22:10
376264文字
会話率:44%
荒野の決闘を思わせるような曲が流れるうちに幕があがる。そろいのセーラー服に、それぞれ寸をつめたり、スカートの丈をかえたり、リボンの結び方が違ったり、それぞれ制服でありながら個性を主張するいでたちの十数名の集団が、スケバンのゆきを中心に、
ドスをきかせながら(本物のワルになりきれない可愛さを残すこと)客席奥を睨んでいる。睨んだその先には(客席後方)違う制服の集団が似たような人数、いでたちで、舞台上の集団を睨んでいる。こちらのスケバンはさくらという。双方手に、百均のビニールの刀、ビニールのバット、水鉄砲など、いかにもチープな得物(武器)を構えている。
前者を白梅学園女子中等部やさぐれ白梅隊と言い、後者を八重桜女学院中等部はみだし八重桜隊と言い、戦前の女学校時代からの宿敵同志である。この年、とある理由から何十年ぶりに、両校の中ほどに位置する桜梅ケ原と昔は言った、桜梅公園の東西にわかれ、果し合いの寸前である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-30 06:12:16
4278文字
会話率:4%
女子高生×河内
一昔前なら『混ぜるな危険!!』の表示が付く。
しかし、二十一世紀の今日、この掛け合わせは、ただのガラの悪いイケイケネエチャンのお話にはならない。
イケイケどころか、一途でナイーブで、人のうわさを気にして、美味しいものと可愛い
ものが大好き。
世間の女子高生と変わるところはない。
しかし、本人も自覚しないところで情に厚く、気づくとお節介を焼いては自己嫌悪。
そんな高安女子高生の始まり始り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-04 08:25:58
183176文字
会話率:37%
気が付けば、とっくの昔に四十歳を過ぎた独身社畜女子ナツキは若返って異世界に転移した。なんと、その異世界を創造した姉妹の子孫であり、世界存続のために子孫を増やして欲しいとお願いされてしまう。そんな第二の人生をスタートさせたナツキがお供のイケメ
ン獣人を従えて婚活目的に世直ししながら異世界を旅するお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 11:15:10
660688文字
会話率:36%
星歴3575年
この宇宙は帝国軍によって膨大な数の惑星が支配されていた。
昔の記憶が無い主人公アーサーは帝国軍から1つの依頼をされる。
依頼内容はある惑星の“裏側”を調べることだった。
その惑星で新たな仲間に出会い、戦い、感情を
知っていくことになる。
そして自分がなぜ生まれたのか、そして帝国軍とは何なのかを知っていくことになる。
旅の果てに一体何を思うのか。
───これはそんな彼のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 10:45:46
3717文字
会話率:18%
剣士ローハンは平穏を求めて街の喧騒を離れ、片田舎の常在戦士を選んだ。
そこで出会った少年カイルを弟子として迎え、思い描いていた理想の平穏を過ごしていく。
カイルは出奔し、数年経って村に戻って来くると、実は男ではなく女だったと知る。
しかも、
昔ながらのスキンシップにローハンはセクハラによって居場所を失う懸念からどう接して良いか葛藤することに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 10:41:39
793979文字
会話率:54%
この世界では、15歳になると神から「天恵」という特殊な力が与えられる。古き時代より人々はこの力で、人生を謳歌したり世界を発展させたりしていた……らしい。
そんな古臭い話、今の時代じゃ誰も口にしない。天恵なんてマユツバな代物、誰も欲しない。
知ろうともしない。考えてみりゃ当然だ。自分の思い通りのものかどうかも分からないのにわざわざ高い金を払ってお告げをもらおうなんて、誰も考えない。少なくとも、俺の暮らすこの街では。恵神も天恵も、もはや完全に昔の伝説に過ぎない。俺の周りにも誰もいない。「天恵」を得た人間なんてのは。
世界も俺も誰もかも、天からの恵みなんて忘れている。今はそんな時代。だけど、俺は知らなかった。まさか天恵で、俺の人生が大きく変わる事になるなんて。
俺の名はトラン・マグポット。
19歳の誕生日を機に、俺の運命は動き始める。そう、あいつと一緒に。
ようこそ俺たちの店へ。 これは天恵を告げる、神託師の物語。
※スマホの方は「1行16文字」の設定でお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 10:20:27
1034339文字
会話率:29%
ときははるか昔、のちに三國といわれた時代の前夜。
人が石に変えられるという事件が、近隣の村々を恐れさせていた。噂では妖(あやかし)の仕業であるらしい。 大学者の娘、
蔡琴箭(さいきんせん)は、留守がちな父親にかわり、村をまもるため、あと、自分の願望をかなえるため、一計を思いたつ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 10:10:00
631100文字
会話率:36%
この物語は中世ヨーロッパに似た世界でかつて繰り広げられた戦いとそこに生きた人達のはるか昔の物語である。
タスタニア王国のティファニー・オブ・エヴァンスとロマリア帝国のセリア・フォン・フレーベル。
全く違う国に生まれた性格も正反対の二人を中
心にし、物語は展開していきます。
時代設定は中世で西暦千から千二百年あたりとしています。
ただしそこは物語なので、一部それ以上に進んだ医学であったり遅れた兵器が出てきたりもします。
・作中に一部差別用語を用いていますが、設定上のもので、特定の人たちを差別する意図は一切ありません。
・あくまでも人間同士の戦いを描きたかったので、魔法、聖剣、怪獣、妖精などは一切出て来ません。
ノベルアッププラスで応援ポイント50万突破しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 10:00:00
664121文字
会話率:43%