窓から差し込む朝日に照らされて徐々に意識がはっきりとして目を覚ました。体が鉛のように重くてまるで長い眠りから覚めたような感覚に襲われた。目を開いた後も視界が潤って歪んでいた理由は分からない。けれどこの得体のしれない虚脱感からくるモノなのだ
ろうと考えた。そんな自分の事すらおぼろになっていたアースは異様な恨みを持つ者に刺されて意識を失う。目が覚めて視界に色が付くと見知らぬ場所で人混みのなかに突っ立っていた。そこは現代社会と本で描かれた御伽噺のような世界を織り交ぜた、奇妙な光景が広がっていた。なんの記憶も思い出せないアースはその世界で過ごすうちにやがてその世界の真実と世界の神髄に触れていく…。
モチベ次第ですが一応完結するつもりです。残酷な描写は割とあります。
※投稿スピードもリアルの忙しさに比例するので忙しいときは投稿少ないです。
※第一に趣味で書いてるのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 11:32:21
489872文字
会話率:54%
両親を亡くし、祖母に引き取られたミリアムは「姫の遊び相手」として城に上がるように命ぜられる。厳格な後見人に逆らう術もなく登城した彼女は、城内に足を踏み入れるや否やのうちにトラブルに巻き込まれてしまう。神話の王国リンクウォルト。深い森と湖のこ
の国には、御伽噺のような姫君が二人居た――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 21:03:52
21385文字
会話率:39%
大学に入学して一年目の秋、城咲翡翠は祖母・城咲桜を亡くした。
桜は翡翠に生きる知恵だけでなく、この世のものではないとされる存在について、語ってくれた。
御伽噺のような話に、翡翠以外の誰もが桜を悪様に言ったが、翡翠はその話を好ましく思うと同
時に、桜のことをとても大切に想っていた。
結局、桜の死から一ヶ月経っても、翡翠の世界は色を取り戻さなかった。
何に対しても興味が持てなくなっていたそんなある日、ほんの出来心から、翡翠は桜に近づくな、と警告されていた神社に足を踏み入れてしまう。
いつも通り過ぎるだけの神社は、翡翠が想像していたよりも遥かに広い参道と、大きな社が鎮座している、規模の大きな立派な神社だった。
その様子に、翡翠は首を傾げる。
『側から見たら、こんなに立派なお社があるようには見えなかった』
狐につままれたような心地を抱きならが境内を散策していると、突然、視界に男性の姿が飛び込んできた。
ぶつかりそうになり咄嗟に謝った翡翠は、その後すぐに、男性の浮世離れした美しさに目を奪われることとなる。
桜とは旧知の中だと話すその男性は、一方的に翡翠にとある事実を突きつけた。
「貴方には危機が迫っているので、これから約一年の間、貴方を監視させていただきます」
「それ、本気で仰っていますか!?」
昔々、そのまた昔。
まだ人間と神々が一緒に暮らしていた頃、一柱の神が生まれた。
白い肌に赤い瞳を持つその神は、太陽神天照大神よりある使命を与えられる。
幾度となく使命を全うし続ける中で、一人の少女と出会った。
これは、途方もないほど長い時間を過ごす一柱の神と、その神の時間に彩りを与えることになった人間との、出会いのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 21:49:21
196190文字
会話率:35%
むかしむかしある所に、三人の王子様達が居ました。
長男は笑顔を崩すことなく、男性、女性に人気の美しい王子様。
次男は顔だけは良いのだが性格に難がある、正真正銘のバカ王子。
三男は周りから『変人』と呼ばれている、変わった王子――である。
実
は三男の王子、カイルには秘密があり、彼は男ではなく、女だと言う事。つまり、第一王女である。
しかし彼女は隠さなければならない。女とばれてしまったらどうなるかわからない……これは生まれた時から決められた事なのだ。
母親は必死に女だと言う事を隠した。隠さなければ、父親である王に何をされるかわからなかったからである。
そして、カイルが女だと言う事を知っているは、信頼している人たちのみ――第一王子、アルフィードもその一人だ。
このお話は、そんな訳あり男装王子の周りに訪れる、ちょっと歪なお伽話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 16:00:00
62957文字
会話率:50%
魔王が現れ、それを封印しようと巫が立ち上がるーー
そんな御伽噺のような現実離れした話を信じる者など居る筈もないくらいの泰平の世に、突如として御上が「巫を見付けた」と言う。
海璃と宵ノ月は、巫と供に魔王の鳥居へと向かう事になる。が、果たして魔
王など本当に存在するのだろうか…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 17:21:50
5472文字
会話率:43%
何百年かに一度、異世界からやってきた人間は王族と結ばれ国を豊かにさせる。
そんな御伽噺のような言い伝えが根付くゼオライト王国にミコトという異世界の少女が現れた。
国王をはじめ、国中の人間がミコトと同じ年の第一王子、セドニーと結ばれることを望
んでいた。
セドニーの婚約者であったラピスを除いて。
婚約破棄の日が来るのを待つ身となったラピスだが、その日はなかなか来ず、なぜかミコトと交流を持つことになってしまう。
ラピスの将来はどうなってしまうのか。
ミコトとセドニーは言い伝え通りに結ばれてしまうのか。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-10-01 22:03:07
53789文字
会話率:35%
ベアトリクス・オルローブは魔女である。
ある時、薬の材料を採取に行った帰りのこと。
救援信号である光の玉が打ち上がるのを見たベアトリクスは現場に向かう。
そこには魔獣討伐に向かっていた傷だらけの騎士達、それから今にも命を失ってしまいそう
な重傷を負った美しい王子がいた。
ベアトリクスは持っていた薬や治癒魔法を駆使して王子の命を救い、そして──目覚めた王子に恋をしてしまった。
王子を助けた褒賞に、ベアトリクスは『自分の店を持つ』という夢を叶えてもらう。
王都の外れにあるお店で、自分の作った薬やお茶、化粧品を売る毎日。そこには助けた王子もよく来てくれて、ベアトリクスの恋心は高まるばかり。
しかしベアトリクスはこの恋が叶わないことを知っていた。
王子には婚約者となる伯爵令嬢がいたから。
『恋は綺麗なだけのものじゃない』
姉の言葉が頭をよぎるベアトリクスだったが、恋心を胸に秘めて王子と過ごす日々を大切にしていた。
ある日、伯爵令嬢が客として店に現れる。
肌荒れを癒やす薬を渡したはずなのに、数日後。薬ではなく毒だtたと、ベアトリクスは悪い魔女だと伯爵令嬢に糾弾されてしまった。
自分でもそれを否定する手立てはあったものの、そこに現れたのは──
王子を助けた魔女の恋。
向けられる悪意を跳ねのけたベアトリクスは、暖かで穏やかな温室の中、漂う花香と共に幸せを手に入れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 12:00:00
18602文字
会話率:36%
ーー私はいつも、母よりも不幸でなければならないと言われていました。
悲しくて、少し不思議で、切なくて、少しだけ優しい、そんなお話。
言葉は相手を幸せにも不幸にもする、呪い(まじない)のようなもの。
まるでお伽噺のような、少し不思議な雰
囲気をイメージして書きました。
解釈やタグはこれで良いのかは分からない。。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 00:02:36
3903文字
会話率:25%
「悪魔の子」ーー。
そう呼ばれる少年はいつしか
自由を求め御伽噺のような英雄になりたいと願う。
初めて自分の意思で動く人生。
少年の目に映るのは希望か、悪夢かーー。
最終更新:2021-03-11 18:13:40
17443文字
会話率:93%
家族から大切に育てられてきた伯爵令嬢のアミーリア。小さい頃は御伽噺のような恋愛に憧れていたが、政略結婚となる事を知った後は恋愛を諦め、淑女としての教養をつけてはいたが披露する場もなく毎日を過ごしていた。そんな生活も第二王子殿下の生誕祝いを
きっかけに一変する。
※度々殿下が登場しますが、お相手は殿下ではありません。
以前のあらすじが詳しく説明しすぎていたので修正しました。
恋愛初心者ヒロイン×初恋拗らせヒーローの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 20:00:00
55251文字
会話率:45%
世界は魔法使いという御伽噺のような存在に管理・支配されていた――――。 「我々と同じ世界の管理者、魔法使いにならないか?」――――主人公の流川悠人はある魔法使いの少女から、自らの運命を決定づける重大な選択を迫られる。幾多にも存在する世界を
区切り分ける不可視の防壁――――境界を管理する役目を担う魔法使いと呼ばれる存在。円卓の守護者と呼ばれる最強の魔法使いである少女の弟子となった悠人は、ありとあらゆる異世界の中核に存在する、魔法世界にへと足を踏み入れることになる。 ――――語り手の少女が物語を紡ぎ終えたその時、最終末世界と呼ばれ隠されていた歴史の闇のすべてが明らかになるだろう・・・・・・。さあ、神話のような物語のはじまり、はじまり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-30 22:09:33
239755文字
会話率:28%
目が覚めると、そこは薄暗い城の中だった。一番最初に目にしたのは、蜂蜜色の髪をした甘ったるい笑顔の青年。兎の従者に羊の召使い。言葉の通じない御伽噺のような場所でアサコは王子の花嫁として迎えられる。
最終更新:2020-11-07 02:14:37
349799文字
会話率:37%
理想の国ヴァルチーナの皇帝アドルフは、初恋を実らせ、平民の乙女セイラを妃として迎え入れた。
二人の奇跡的な出会いと結末は、御伽噺のような大恋愛だと国民に歓迎された。
「おかしなことを言うのね?陛下の初恋は、私の初恋でもある。想い続けた人と
結ばれることを躊躇する理由なんかあるかしら?」
セイラの唇は笑みの形を作っていた。それが形だけのものであると、男は知っていた。
「私は愛するこの国と人々を守るために、この国の幸せのために、私は私の出来ることをする。私はこれからも、ヴァルチーナのために生きる。だから、私は妃になるのよ。
……皇帝陛下が幸せじゃない国が、幸せになれるわけないもの」
初恋を実らせたはずの女は、幸せな物語の裏で血の涙を流していた。
「なぁ、セイラ……お前の幸せは、どこにあるんだよ」
好敵手としてセイラとしのぎを削ってきた男・シリルは、誰よりも彼女を知っていた。
自ら後宮に閉じ込められたセイラへ、シリルは手を伸ばした。
※時代考証や設定はふんわりです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-23 23:54:35
18708文字
会話率:27%
西暦2030年──
全人類の三分の一がESP Abilityと呼ばれる特異能力に目覚め、新たに現れた人類を「ニューマン(New Millennium Human)」と呼ぶことが定着した時代。政府直轄である国立稲沢高等学校に一人の少年が編入す
る。
──須山史弥(すやまふみや)。今作の主人公。
彼は一般人として生活していたが、突如ニューマンと診断され、生活を一変させられることになる。
急遽編入を余儀なくされたニューマン専門校。そこは彼が予想もしない世界。
人智を超越した奇想天外な特異能力を有した人類達が集まる場所に他ならなかった。
そんな御伽噺のような力を持つ者たちと肩を並べたからには須山史弥も特異な力を伸ばしていくと思いきや──能力種不明。さらに能力も発動せず、元々の一般人と何ら変わらないままだった。それでも計器は彼をニューマンと断定し続ける。
ニューマンでありながら残ったのは無力という称号。
そして彼に待ち受けていた高校生活は周囲からの侮蔑の日々。だが彼らは知らない。彼が秘める力は異質で、他と一線を画す、変わった能力だと云う事に。そして彼はまだ知らない。これから始まる学園生活が波乱万丈で、騒々しく忙しいことを。
様々な人物達と出会い、織り成す、学園×パラレルSF。
理不尽に抗い、違うと言える勇気を持ち続けた一人の主人公の物語──
⇨2019.10/16 コミケC97にて本作を自費出版!大幅加筆・修正、三人称から一人称へ変更!イラストレーター様に作成して頂いた挿絵、表紙も付きますのでそちらも宜しくお願いします!!
⇨new 2020.1/9 5月開催東京文学フリマに出店決定! コミケC97にて購入できなかった方はそちらで購入検討お願いします! 通販予定は特にありませんが、希望であればこちらかTwitterにてダイレクトメッセージお願いします。ある程度は対応させて頂きますので!
【旧】異能で無能な俺!?の改稿版に本作が当たります。更新につきましては毎朝7時に定期更新していきます。土・日に関しては基本的に2話更新(7時と18時)を心がけますので宜しくお願い致します!
またカクヨム版も存在しますのでそちらが読みやすいという方はカクヨムへお願いします!※縦読み機能は向こうの方が読みやすいかと思います折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-15 07:00:00
250405文字
会話率:41%
普通にそこそこ優秀なキャリア青年は見知らぬ男に殺され、気づくと赤ん坊に転生していた。
そこは御伽噺のような剣と魔法の存在する異世界――。
青年は『アルトリウス』という名で新たな人生のスタートを切ることになる。
時には魔法を学び、
時には剣を振り、時には戦争に巻き込まれ、時には異性にどきまぎし―――。
この物語は、そんな『アルトリウス』という男の、なんやかんやで、結局世界の行く末に大きく関わってしまった半生を描く―――そんな物語だ。
● ● 補足 ● ●
・本格的な異世界戦記物となっています。基本的には主人公の成長と人間ドラマを主軸にしたストーリーです。
・魔物や魔獣の類は多分ほとんど出てきません。個人的な趣味ですが、関わる仲間や敵は全て人間(もしくは人間と同等の知性をもつ人型)であって欲しいので。
・剣や魔法は登場しますが、「レベル」「スキル」「ステータス」「冒険者」等の要素は出てきません。
・割とテンポよくストーリーだけを進めていきたいと思っています(願望)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-03 00:00:00
1389477文字
会話率:26%
「こんな世界が、あるかもしれない」
神話や歴史、伝説に伝記、はたまた日常の中に、
「もしかしたら」という要素を散りばめた御伽噺のような物語。
たくさんの登場人物達が、この舞台を縦横無尽に走り回り、喜怒哀楽を引っ提げながら舞いに舞いゆくお話
の数々。
そこに、ほんの少し作者の想像力(妄想力?)を付け足した現代版御伽草子。
さあ、はじまり、はじまり~!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-24 18:11:09
7456文字
会話率:28%
旧題: Across Worlds ~未知の世界に関する研究~
22世紀の世界は平和だった。
エネルギー問題は解決され、世界からは戦争がなくなり、多くの国は一つにまとまった。
満ち足りた世界。
それでも人々は永久的な発展を望み、さらにその
上の世界を目指し続ける。
大企業アルファルで研究者として働いていたルイ・エリクセンは、会社から無茶な研究テーマを言い渡されてしまう。
諦めずに取り組んだ結果、幸運にも今までに報告されていない新発見をする。
その研究を進めていくと、どうやら自分のいる世界とは別の世界と交信ができることに気が付いた。
しかし、そんな御伽噺のような研究を会社が許すはずもなかった。
安定した地位で研究を行うか、自分のやりたいことができる場所に行くか。
そんな悩みを抱えながら、企業だけでなく大学や、別の世界をも巻き込んで、ルイの研究は進んでいく。
そして、舞台は現世とは異なる未知の世界へと移っていく――
※評価、ブクマありがとうございます!
日間SF(空想科学)9位!(2018/11/13)
週刊SF(空想科学)11位!(2018/11/16)
※完結しました!
評価は最新話の下よりすることができます。
お時間のある方は何卒よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-26 19:25:30
139688文字
会話率:41%
中学三年生の空野愛(からのあい)は卒業式の帰り道、ちょっとした不注意でトラックに轢かれてしまう。
そして彼女が誘われたのは御伽噺のような不可思議で残酷な世界だった。
これは彼女の旅の記録、いわば放浪録である。
はじめまして。コメコパンと
申します。初投稿ですので何かと見苦しい点があるかと思いますがどうか温かい目見守ってくださるとありがたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-09 06:00:00
28886文字
会話率:31%
茶褐色の大地がどこまでも広がる世界『アースフィル』
人々は重量の枷から解放され、自由を手にするために、空を目指した。
青く澄み切った空には騎空艇という、空を駆ける巨大な船が行き交っている。
彼ら騎空艇に乗る人間には、御伽噺のような話が存
在する。
見てしまったのなら死ぬしかない。
死神として知られる『深淵鋼鉄式耐爆メイルの自爆姫』のお話を。
これはそんな深淵鋼鉄式耐爆メイルを装備した幼い少女。ラビと、それを取り巻く朱翼の騎空団の物語である。
深淵鋼鉄式耐爆メイルを着込んだラビはフラグピン式大型爆薬のフラグピンをゆっくりと引き抜いて、そのあどけない表情で笑うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-18 19:11:24
14073文字
会話率:47%
御伽噺のようなハッピーエンドなんてどこにあるの?
聖女のように真っ白で優しく誠実なだけじゃ幸せにはなれない。
どこかに悪意や黒い部分がなければ生きてはいけない。
真っ白だった心が少しづつ灰色になってゆく。
そんなユアル醸の成り上がり物語をご
覧くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-11 14:17:50
2385文字
会話率:34%