茶褐色の大地がどこまでも広がる世界『アースフィル』
人々は重量の枷から解放され、自由を手にするために、空を目指した。
青く澄み切った空には騎空艇という、空を駆ける巨大な船が行き交っている。
彼ら騎空艇に乗る人間には、御伽噺のような話が存
在する。
見てしまったのなら死ぬしかない。
死神として知られる『深淵鋼鉄式耐爆メイルの自爆姫』のお話を。
これはそんな深淵鋼鉄式耐爆メイルを装備した幼い少女。ラビと、それを取り巻く朱翼の騎空団の物語である。
深淵鋼鉄式耐爆メイルを着込んだラビはフラグピン式大型爆薬のフラグピンをゆっくりと引き抜いて、そのあどけない表情で笑うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-18 19:11:24
14073文字
会話率:47%