※(1700万アクセス突破いたしました!本当にありがとうございます!)
『最後に残ったのは、竜との約束』。
人間族と亜人種が存在する大陸において、両者の対立が厳しい時代……。
そんな時代、あらゆる人種との共存を果たしたがゆえに、人間族
の勢力から『魔王』と蔑みと畏怖をもって呼ばれる男がいる。
ガルーナの気高き王ベリウス。
亜人種びいきの魔王と呼ばれた、人間族の王の一人である。
そして、このガルーナ王に仕える、『竜騎士』の一族がいた。
ストラウス。この蛮勇なる剣鬼たちは、飛竜を自在に駆り王国を守ってきたのである。
しかし、その武勇を愛する王国も滅びることとなる……。
圧倒的多数の敵を前に、竜騎士である父親も兄たちも討たれた。
ストラウス家の四男ソルジェは、一族に残された最後の古竜アーレスと共に敵陣への特攻を行う。
―――竜騎士として戦場で死して歌となることは名誉であったが……。
戦場で死んだはずのソルジェは、古竜アーレスの魔力で蘇生を果たす。
古竜アーレスの亡霊は語るのだ、同盟国の裏切りに遭い、魔王は殺されたと。
裏切り者どもを殺せと、古竜アーレスはソルジェに願う。
故郷を失い、一族を殺され、竜という翼さえ無くしたソルジェ・ストラウス。
最愛の妹の骨を指に抱きしめ、彼は復讐を誓うのだ。
それから歳月は過ぎ……仇敵、ファリス王国は勢力を増しつづけ、巨大な帝国を築き上げていた。
いくつもの戦場を経て、ソルジェは白獅子と呼ばれる老いた傭兵に拾われることとなる。
『パンジャール猟兵団』……亜人種を弾圧する帝国に反する、少数精鋭の傭兵団。
エルフの弓姫、巨人の戦士、獣人の少女に、詩人の男。
心強い仲間たちを手にしたソルジェ・ストラウス、彼が再び『竜』に出逢うとき、運命は動き出す。
……これは、13人の戦鬼と1匹の黒き竜が歌う英雄譚である……。
※熱い物語がお好きな方、どーぞお越しくださいませ。巨大な帝国と腕力と策略で戦う、ダークヒーローのストーリーです。
※カクヨム様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 23:56:56
15135000文字
会話率:49%
勇者が魔王を討伐し、剣と魔法の時代は絶頂を迎えた。
しかし、戦後復興の中で人々はナショナリズムを見出し、近代化に希望を見出した。
不完全なナショナリズムは、戦友だった他種族との決別を引き起こし、急速な資本主義の発達が助長した貧困と格差は、社
会主義の勃興による政治的対立を引き起こした。
魔王軍を壊滅させたベテラン冒険者の超越的な剣術や魔術は、徴兵された農民が放つ弾丸の前では、無意味に成り下がった。
そうして、旧時代の拠り所を失った者達、新時代に未来を託した者達は、それぞれの理想を追い求めていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 23:48:19
61261文字
会話率:14%
18歳の佐藤健二は、突如命を落とし異世界へ転生する。彼が生まれ変わったのは、戦乱と魔物が支配する「バルガイア」という世界の鬼族の一人。幼い頃から森の魔物と戦い、多彩なスキルを持つ彼は、村を襲撃した人間の軍により家族と村を奪われてしまう。絶望
の中で誓う復讐、そして世界の真実を知り、彼は「スキル合成」と「無限成長」という特異な力を駆使し、己の道を切り拓く。やがて、かつての仲間たちとの対立や、迫りくる邪神の脅威が彼を待ち受けていた——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 22:00:00
25002文字
会話率:18%
花仕舞師、それは“生と死の狭間に立ち、人の魂を終演へと導く舞い手”。
これは花仕舞師である宿静(やどりやしず)と清(きよ)の姉妹が織り成す物語。
清が旅路で出会う花紋様が左手の甲に現れる人々。それは死の運命から逃れない宿命の痣。その痣
を持つ者の最期を仕舞い、安寧の世界へ導く。清と花護人、静と花傀儡の対立の中、人々の心の葛藤を炙り出していく。そして運命に翻弄された二人の対立が終幕する時、世界が一変する。
二人の舞いが織り成す美しくも儚く、残酷な世界……真実を見届けよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 21:38:46
27777文字
会話率:44%
かつて高度な文明都市として栄華を極め、飽食の時代を経た大陸『ヴァートランバーツ』。そこに棲む四つの人族は、枯渇した生存資源を巡る争いを続けていた。
竜人の青年『紅葉』は、幼い頃に自分を救った隊員へささやかな恩返しをするため、竜人軍事機関『
ドラーグド』の志願兵となる。しかし、陥落寸前の拠点へ飛ばされた彼は、そこの防衛任務に就く上官の『牙雲』と共に初陣へ臨むことになる。
生死をかけた戦闘の中、紅葉は固い絆を結んだ上官の背中を預かることを目標に、仲間たちと困難な戦を乗り越える日々を送っていた。
しかし、とある事件を境に自分の恩人が軍の《裏切り者》だと知る。その過去を探るうちに、軍の暗部へ触れた彼は、複雑に絡み合う思惑へ巻き込まれていく。
恩人の姿を追う中で起こる脅威との遭遇、味方の離脱、予期せぬ対立。深く傷付きながらも、紅葉が目にした恩人の正体とは――
これは、戦火の果てにいずれ滅びゆく大陸で、希望を絶やさずに生きる青年の背中を追った物語。
* * *
本編は11章を予定。ep.1は約2.5万字、以降のepは約6~7万文字前後。
登場キャラクターの完結済スピンオフ2作品も用意。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 21:13:58
446013文字
会話率:58%
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の男。ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!?
彼が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。知識と経験を活かして第二の
人生を自由に生きようと思ったのも束の間、周囲は大騒ぎ。
「新たな神の導きか!?」「偽物ではないのか!?」
信奉者と懐疑派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。さらに、賢者の後継者争い、秘術を狙う者、そして他種族との対立——。思わぬ陰謀に巻き込まれながらも、50代の知恵と経験を武器に異世界を生き抜く!
異世界ざわつき転生譚、ここに開幕!
※「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 21:00:00
132793文字
会話率:45%
幽霊、妖怪、悪魔――人ならざる存在にして、人を凌駕し、人をおびやかすものたち。それら『怪異』の実在が証明されてから約八十年、人類と怪異は時に対立し時に共存しつつ、互いを日常の一部と認識していた。
公益財団法人東京都特殊文化財センター職員
の根岸秋太郎は、怪異が棲まう邸宅、都指定特殊文化財『音戸邸』の担当者となった。そこで彼は音戸家の家令兼使い魔、猫又のミケと出逢うのだが……。
異なる歴史を歩んだもう一つの“現代”東京を舞台に、怪異達の緩やかな日常と血みどろの闘争が交錯する。混沌秩序、<カオティック・オーダー>の時代を謳歌せよ!
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
※「カクヨム」にも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 20:49:03
508856文字
会話率:37%
この物語は、不幸な社畜が異世界に転生し、巨大な大仏になるというユニークな冒険を描いたもの!沈黙の大仏である主人公は、動けない体ながらも特異な力を持ち、言葉ではなく静けさと祈りで世界を救おうとする。
主人公は喋れないが、魔法使い見習いの少女
リュミエとの心の絆を通じて、スキルを次々と覚醒させていく。盗賊から村を救い、魔法学院に入学し、自身の力を認めさせる過程で、沈黙が持つ真の力を証明していく。世界を支配する「声の神」との対立も、物語の重要な展開だ。
学院卒業後、リュミエとともに新たな旅へ。静寂という名の癒やしの力で、より広い世界を救う決意を固めたところで物語の第一部が幕を閉じる。第二部『静寂と千の魔王』ではさらに壮大な冒険が待ち受けている!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 17:55:17
4837文字
会話率:22%
未練を残して死んだ人間の魂が怪異化した存在、ゴースト。
彼らを狩るのは特殊治安管理局の職員、通称〝ゴーストクリーナー〟。
ゴーストクリーナーである溯春《そはる》と東雲《しののめ》は、二人でバディを組んで日々ゴーストを狩っていた。
しかし
ある時、二人の前にゴーストしか持ち得ない異能を持った少女が現れる。彼女はその異能を使い、自殺に見せかけ多くの人間を殺害していた。
そんな少女をゴーストとして〝処分〟しようとする溯春。しかしその方法は少女の命を奪うというもの。
東雲はそんな手段は取らせまいと溯春と意見が対立する。
どうにかその件はやり過ごしたが、その後の溯春は能力者達に異様な執着を見せるようになった。東雲が理由を尋ねるも、彼が答えることはない。
そして能力者達の痕跡を追おうとする溯春を嘲笑うかのように、ある事件が起こってしまう。
元囚人で他者に一切思いやりを見せない溯春。
犬の身体能力を組み込まれた超人で、優しく正義感溢れる東雲。
正反対の二人は、果たして少女をどう〝処分〟するのか――それぞれが己の価値観と向き合い前に進む、近未来SFブロマンス。
〝かつて人類は仮想空間への移住を目指した。これはその残骸の記録――〟
■□全7章、約17万字で完結□■
※SF感は弱めです。あらかじめご了承ください。
※第四章くらいから話が一気に動いてくる気がします。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※この作品は以下にも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16818093085874610120
※関連絵はこちら。
https://xfolio.jp/portfolio/ninaini/series/1808997
© 2024- 新菜いに/丹㑚仁戻折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 17:22:35
90982文字
会話率:53%
戦火に揺れるエスペランド大陸では、女神ルクスを崇める魔術と騎士の国アドラシオン皇国と、
魔獣を操る猛獣使い≪テイマー≫の国サンクリッド王国が激しく対立していた。
皇国の軍人ナイトは、魔術・武芸に才がなく、飄々と軟派な性格も相まって「最
弱」「無能」と蔑まれている。
彼が隊長として率いる小隊「ヴェイン」も、訳アリの隊員で構成された〝お荷物部隊〟と認知されているが──。
その実態は、蔑称を隠れみのとした、皇国の第一皇子スレイン旗下の特殊部隊。
そしてナイトは、復讐に燃えた過去を悔い、罪を背負いながらも「恒久和平」実現のため暗躍する軍師である。
そんな彼が、スレインと共に戦場で見つけたのは一輪の華。
王国への復讐心を燃え上がらせて狂い咲く、エリート女騎士エレノアだ。
「憎しみは憎しみを呼ぶ」と学び無能を装うナイトと、「両親の仇を討ち、弟を守る」と誓いひたすらに刃を振るうエレノア。
出会った二人は、相容れぬ思想ゆえに衝突を繰り返しながらも、次第にお互いを知り、心に踏み込んでゆく。
果たして二人の行き着く先は破滅か、それとも新たな光か──。
剣と魔術、知略の織り成す戦記ロマンスファンタジー、いざ開幕。
※毎日17時頃更新予定※
※ネオページさんで連載中の作品です。
最新話はネオページさんにて先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 17:10:00
72165文字
会話率:28%
非現実要素多めな現実から巻き起こるコメディに、奇妙な青春要素を入れた学園青春コメディ。
あらすじ
春――東城(とうじょう)高校二年生の男子生徒、退屈なことが苦手で刺激的なことが好きな遠山凪(とおやま・なぎ)は、春の嵐の日に教室で桜の嵐(
桜の嵐とは、春の嵐の暴風の中、大量の散った桜の花を窓が開いた教室でばらまくことで発生する嵐のこと、別名ピンクストーム)を起こしたクラスメートの変人少女、北埜奏(きたの・かなで)に興味を持ったことで、それまでの退屈な日常は終わりを告げる。
凪はクセのある仲間たちとともに、刺激的で非日常な青春生活を送ることとなる。
やがて凪は奏の一族の秘密を知ることになるのだが、その際に知りたくもなかった奏自身の秘密も知ることになる。
「〇〇を〇〇すると、〇〇ではなくなってしまう……それがわたしの秘密なのだよ、遠山くん」
奏の秘密を知った凪は、奏の許嫁の裕貴と笑えるような対立し、さらには奏の一族とも笑えるような戦争になり、挙句の果てには通っている東城高校も巻き込む笑えるような衝突を引き起こす。
裕貴との対立や奏の一族との戦争や東城高校との衝突、それはこの凪の言葉から始まるのだった。
「北埜(奏)さんの許嫁が裕貴さんだとか、一族の秘密だとか、高校側の説得だとか、そんなのどうでもいい。
誰がなんて言おうと、18歳になったら、ぼくは北埜さんと結婚しますから。
……そうです、ぼくらは高校生で夫婦になるんです」
現在、物語執筆中。
登場人物
退屈なことが苦手で刺激的なことが好きな穏やかな男子生徒、遠山凪(とおやま・なぎ)。
クリッとした目のキザったらしい変人女子生徒、北埜奏(きたの・かなで)。
ベレー帽を被ったギョロ目の変態男子生徒、黒原彰人(くろはら・あきと)。
彰人に復讐を誓った小柄の生意気な女子生徒、島崎桜(しまさき・さくら)。
今年三十路で婚活がうまくいかない毒舌美人女教師、竹原美麗(たけはら・みれい)。
切れ長の目をした物腰が柔らかな小顔の暴走女子生徒、青柳琉歌(あおやなぎ・りゅうか)。
奏の専属運転手兼許嫁兼クラスメートのハンサムで嫌われ者な30代男性、喜多裕貴(きた・ゆうき)。
不確かで怪しげな情報を仕入れて提供する口が悪い情報屋の女子生徒、馬場叶夢(ばば・かなめ)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 16:10:59
66050文字
会話率:48%
――その世界は、ゆっくりと滅びに向かっていた。
社会という名の迷宮で心を削り続けた、霧原優馬(きりはら ゆうま)二十六歳。
ブラック企業で使い潰され、心が壊れたある日、屋上から空へ飛び――そして目を覚ましたのは、剣と魔法の世界「エリ
ジオス」だった。
目の前に現れたのは「補助神」を名乗る存在。彼女から与えられたスキルは――
〈ソウルサクリファイス〉
【あらゆる魔法を自由に行使できるがその効果に応じて自身の寿命をコストとして使う】というものだった。
人間、獣人、魔族。
異種族の思惑が交差し、王国間の対立と陰謀が渦巻く中で、優馬は仲間と出会い、そして成長していく。
これは、命を代価に魔法を操る「異世界人」が、やがて時代の渦に飲まれながらも、世界の選択を担う存在へと至る物語
希望と絶望が交差する、王道(?)異世界ファンタジー。
――と、言ってみたものそんな重厚な話が書ける訳でもないのでサラッと読んで頂ければと。
「読みやすさ」を心して書いてはいますが、簡略化し過ぎてよくわからないよって所があればコメント頂ければありがたいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 12:30:00
6400文字
会話率:36%
気づけば森の中、俺は――パンダになっていた。
元50代サラリーマン。
どうやら事故で命を落とした俺は、異世界でまさかの転生を果たす。
しかもその姿は、もふもふ&重量感ばっちりのジャイアントパンダ。牙も爪もない、戦闘向きとは言いがたいボディ
。でも、なぜか妙に強いし、やたらモテる……?
森で出会ったのは天真爛漫な少女リオナ。彼女をきっかけに、のどかな村で第二の人生(?)が始まった……と思いきや、魔獣の襲来、騎士団との緊張対立、そして“喋るパンダ”にみんなの反応は騒然!
「……人間の言葉が分からんと思ったか?」
そう、俺は喋れる。渋くて、ちょっとダンディに。
食っちゃ寝しながら、村を守り、子どもたちに慕われ、時々バトルで本気を出す。
自分でもよく分からないが、前世より人間関係が円滑だ。ていうか、前より明らかにモテてないか?
これは、世界の理不尽さにちょっとだけ文句を言いながらも、もふもふボディで優雅に生きる、“男前”なパンダの異世界スローライフ。
今日も肩にカワウソを乗せて、俺は言う――「昼寝の邪魔だけはするなよ?」
ゆるっと癒され、時々熱くなる、もふもふ系ダンディファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 12:00:00
87600文字
会話率:47%
童話「シンデレラ」の後日譚。
1380年代ごろ~1440年ごろの南フランス~イタリア北部のどこかの空想上の中小都市国家の王子様と結婚したシンデレラは、いつまでも幸せに暮らすことなどできす、唐突におとぎの世界から現実の中世ヨーロッパの厳しい現
実に直面します。
そこは宗教対立、教皇派と皇帝派の争い、領土争い、後継者問題、疫病などが渦巻く時代。そんな中で、彼女はどう生きていくのでしょうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 10:41:02
430697文字
会話率:57%
※悪役転生をした俺が、異世界転生の闇をBAN覚悟ですべて語ります。
死からの転生。その先は有名ラノベの悪役だった。
ただ……。ポジションはその悪役令息の取り巻きの一人。
モブキャラだったので、なかなか気が付かずに異世界を楽しもうとした矢先
。ようやくその事に気がつく。
そのキャラはメインの悪役の取り巻きとして、主人公に対立し、死んでいく。
俺だって死にたくない。悩んだ末俺は、メインの悪役を更生させることにする。
巻き込まれて死亡エンドとか、絶対いやだかんな!
原作主人公のチート無双。絶世の美女たち、そして、謎の……。
ラノベマニアが全力で挑む、悪役更生ファンタジー。
カクヨムでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 08:10:00
225095文字
会話率:44%
グレミィル半島と呼ばれし領土には、旧き時代より多種多様な種族が混在していた。
南部で暮らす純人種達――『人の民』。
北部に棲息する亜人種達――『森の民』。
大別して二つの民に分類される領民達は、互いに生活圏を隔てて対立し続けてきたが
英
雄ベルナルドが半島を統治する大領主に封じられたことを皮切りとして徐々に諍いは静まり、二つの民は融和への道を歩み出そうとし始めた。
然れど、英雄は焼却された。
冬の居城。多くの者にとっては突然に。謎と呪詛を撒き散らす怪死を以て、歯車が狂い出す。
英雄ベルナルドは、ハイエルフの妻との間に二人の子供を設けていた。
即ち、英雄とその妻が成した『人の民』と『森の民』による混血の双生児。
双子の姉、ノイシュリーベは父の持つ高潔な精神と大領主の座、そして母に似た脆弱な身体と莫大なる魔力を継いだ。
双子の弟、サダューインは父に似た優れた身体と脆弱な魔力、そして己の手を汚してでも二つの民の融和を願う母の理念を継いだ。
英雄亡き後の時代を託された双子達は半島で生きる者達を護る為に奔走する。
足元で燻る対立の火種。蔓延する呪詛。大国の思惑が絡み合い、やがて双子の絆を蝕み始めた頃、
一人の女性の亡命を受け入れることにより大きく物語は動き出す。
歪に絡み合った因縁と恩讐。半島が抱える紫棘の開花を以て、歯車は更に狂い尽くす。
其は後戻りの利かぬ宿痾の清算。
刻曜の翠擲<グラナグラム>は誰の掌に――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 07:10:00
255013文字
会話率:31%
桐生結鶴(きりゅう・ゆづる)は、名門医療一族に生まれながら、医師にはならなかった。
──代わりに選んだのは、“技術”と“法”。
臨床工学技士として、命を支える医療機器に精通し、
司法書士として、病院と企業を縛る契約構造を読み解く。
そし
て今、結鶴は、自ら開発した医療IoTベンチャー《YUNO-Tech》を武器に、
巨大医療法人《桐生会》と、“名ばかりの信頼”に挑む。
「医師じゃないから、命を救えない? だったら私は、別の角度から医療を変えてやる」
――それは、異端の令嬢が挑む、閉ざされた医療業界への革命。
技術と法、二つの刃で、真実と未来を切り拓く。
◆
白衣の正義が見逃す、機械の声がある。
デバイスが警告する“異常”に、耳を傾ける者はいるか。
これは、まだ誰も踏み込んだことのない“第三の医療”の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 07:00:00
47081文字
会話率:25%
ICU(集中治療室)勤務中の臨床工学技士・神谷直哉は、突如として病院ごと異世界に転移してしまう。目を覚ました草原で出会ったのは、呼吸困難に陥った少女。人工呼吸器もない異世界で、彼の手に現れたのは――“魔具化”された呼吸装置だった。
機械を
魔具として再現できる唯一無二のスキル《機械再現》。それを武器に、直哉は“命を救う”という使命を異世界で貫いていく。
祈りではなく、技術で命を守る――
神の奇跡よりも確かな「医療」を、この世界に根付かせるために。
「俺がこの世界に、ICUを作る」
命の選別、信仰との対立、技術の軍事利用――数々の壁を前に、それでも男は諦めない。
医療の灯を、この異世界に灯すために――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 17:00:00
24650文字
会話率:40%
教室に現れたのは、75歳の“新入生”。
少子化と高齢化が極端に進んだ近未来の日本で、導入された新制度――
「高齢者再教育法案」により、75歳以上の高齢者が高校へ再入学することが義務づけられた。
担任を任されたのは、教育実習明けの16歳・
香月葵。
生徒はかつて社会を支えてきた“元ベテランたち”。
若き教師と老いた生徒たち。
教えること、学ぶこと、その境界が静かに崩れていく。
年齢が逆転した教室で、人はもう一度、何を学び直すのか――。
これは、“年齢では測れない”ものを、共に探す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 08:00:00
27607文字
会話率:23%
長年対立し、国の政治を停滞させてきた宰相アンギルセン・ライト侯爵と将軍トンターカ・レフト侯爵。この状況を憂いた国王は、両家の関係を改善するため、アンギルセンの完璧な娘ブリギッタと、トンターカの剛胆な息子レオナルトの婚約を強引に決定する。
こ
の政略結婚に、両家の当主たちは納得せず、破談の機会を伺っていた。しかし、完璧な姿の裏に隠された氷の淑女の意外な本心と、脳筋騎士が抱える懸念が、この婚約の行方を思わぬ方向へと向かわせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 22:42:41
15553文字
会話率:25%
人間、エルフ、ドワーフ、獣人、魔人、様々な人類が繁栄した世界。なんの決まりがあるのか新しく来る者、そこで生まれ育ったものいろんな境遇の人たちが街や村を作っていた。新しく来る者たちの場所や種族は大体決まっている。だから街や村にはそれぞれの技術
や思想に基づいて作られていた。時には対立し、時には共存した。戦争も宗教派閥、裏社会も存在したがどこを歩いても街や村があった。
しかし、それは少し前のお話。
昨日まであった街が、村が、今日には壊滅していた。
ゴブリンが誕生したのだ。奴らはどの種族も食し、犯し、子孫を残した。
災いはそれに留まらなかった。続けてオーク、コボルトも発生したのだ。
こいつらは一度に何匹も増やせた。
世界中で繁殖し人類はそれぞれの場所で孤立。
自給自足と防衛を余儀なくされた
目覚めると知らない場所にいたダイスケ。他にも二人の子が。人類の新しくきた者たち。ほとんどが人間しかも地球という世界から来た者たちが多く住む街アーストでギルダーとして生活する。
平和とは呼べないこの世界で彼はその拳で何を掴むのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 22:06:15
15812文字
会話率:26%
テオドラ・ラノビアは思いだした。ここがかつて読んだ小説の世界であり、5年後、自らの婚約者でもあるカイル王子により、宰相の父ともども自分が処刑されてしまうということを。
父親が犯した王族弑逆の過去はいまさら変えられず、このままでは死が待つ
のみ。
「だったら、これから5年間でカイルを助けつづけ、媚びを売り、恩を売り、わたしの命だけは見逃してもらえるよう交渉するしかないわ」
しかし、彼女は王族と対立している宰相の娘。王族の領域となる王宮では、婚約者である王子はもちろん、信用できるものも、手を差し伸べてくれるものもいない。
政治権力をめぐる争い、暗殺、陰謀 、扇子の下の化かし合い。さまざまな思惑と欲望と嘘が渦巻く場所で、少女はたったひとり、自分の未来のために立ち上がる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 20:00:00
208851文字
会話率:32%