気候変動により極東ロシアの開発が進み、欧米が寒冷化に襲われたもう一つの世界。ハバロフスクのしがない修理工、アレクは仕事中に感電し、繰り返し霧の夢を見るようになった。「風の音が聞こえるに歩いて」ある夜、夢の中の声に逆らい、アレクは発見してしま
う。法線の入り乱れた、だまし絵の迷宮。「エッシャーの城」と呼ばれるその場所は、全ての人間の意識に繋がるという仮説上の存在だった。やがてアレクは城を巡る共産党の陰謀に巻き込まれ、抗争に身を投じることになるのだった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 20:34:39
276509文字
会話率:46%
——エルツは思う。
自分のしようとしていることは果たして正しいのか。自答自問する時間はもうない。だから進むしかない。それが「力」を持つ自分の役目。たとえ長く続く王国の慣例を破ることになるのだとしても——
旧文明の遺産「魔鋼器」が発掘
される、近世ヨーロッパに似た世界。
人々は魔鋼器によって街灯、空飛ぶ飛行船、鉄の巨人「鉄騎兵」など文明的な生活を享受していた。だが原因不明の寒冷化で状況は一変する。対応を巡り、帝国と王国の緊張は開戦寸前にまで高まる。
王女エルツは寒冷化を止めることのできる魔鋼器「ユピテル」を稼働させる為に、王国の慣例に固執する父王の反対を押し切って家出する。
学生時代の友人で昔告白されて振った傭兵フィエや帝国の皇子アトパラの助力を得て「ユピテル」へと向かうエルツだったが、行く手には王国軍が立ち塞がる。
——青い光が世界を照らす。三人の航跡が織り成す異世界ファンタジー。
※本作品は「カクヨム」にも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 20:09:38
111486文字
会話率:48%
もし寒冷化が進んだら。
あったかもしれないお話
最終更新:2024-01-09 17:25:05
807文字
会話率:58%
イストリア王国の首都マノーラの秘密組織『ASTRA(アストラ)』。
そこに所属するレオーネとロメオは、幼馴染みの青年。ふたりのもとには、魔法や科学が絡んだ不可思議で様々な事件が持ち込まれる。
これはふたりの活躍を綴った物語。
《|気象ノ卵
《ウェザー・エッグ》》を巡る事件は、雪の降るある夏の日に始まった。
気候学者・モレノは、魔法によって大気を見ることができる。大気に含まれる魔力とそれによる科学変化を観測しており、大気中には気象を保つ効果を持つ魔力の小さな玉《|気象ノ卵《ウェザー・エッグ》》があることを確認する。粒子のように細かいこの玉が大気中にあることで、温暖化や寒冷化を防いでいるらしい。
しかし、最近このエッグが乱れ始めている。海水温がほんのわずかに上昇しており、各地で時たま異常気象が起こる。このままでは、不安定になった天候が災害を連鎖させ、やがては氷河期のような気象になるだろうと彼は叫ぶ。
これらの関連性を訴えても、彼はだれにも相手にされなかった。
イストリア王国のマノーラで季節はずれの雪が降っていた、八月一日。
レオーネとロメオが彼から話を聞き、レオーネが彼の魔法を盗むことで気象の異常を視認し、マノーラのため、そして地球のためにも、この謎を追うことになった。
※主人公のレオーネとロメオが登場する小説『MAGIC×ARTS』も投稿中です。
『MAGIC×ARTS』では、新章『神龍島編』に入りました。次の『イストリア王国編』では、レオーネとロメオもメインキャストとして活躍していきます。
クロスオーバー作品、ハイパーリンク作品が好きな方も、主人公のレオーネとロメオのことを気になってくださった方も、本作といっしょに『MAGIC×ARTS』も読んでいただけるとうれしいです!
『MAGIC×ARTS』も前回の章や新章から読んでもある程度理解できる内容になっていますので、気軽に読んでください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 22:25:15
129195文字
会話率:46%
相次ぐ対戦の影響で地球が寒冷化してはや数十年。 人々は地球に変わる新天地をもとめていた。 100人程度の乗船員をコールドスリープさせた宇宙船が何船も旅立ち、観測された惑星に希望を託したのである。 オズは船の中で目覚める。 人類再建の任務を遂
行するために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-20 15:26:57
20564文字
会話率:45%
地球の温度が低下した。
吹雪が当たり前になった世界で必死に生きていく。
最終更新:2022-09-24 22:00:00
1130文字
会話率:0%
地球は温暖化していた。気温が上がり、海水面の上昇が起き、様々な国の面積が削られて、誰もが思った。寒冷化して欲しいと。その願いは災厄の形で聞き届けられた。隕石が衝突し、急激な寒冷化が始まったのだ。桜は4日目に凍った。世界の人口は半減した。日
本は桜(日常)を取り戻せるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-14 15:25:10
3782文字
会話率:31%
「常冬の惑星」あらすじ
21世紀も終わりを迎える頃。
太陽の活動変化により
急激に寒冷化する地球。
人間社会、そして文明は
滅び去った……。
いち早く危機を察知した
主人公の『僕』は、
最新技術を駆使した
コテージの中で独り楽しく
サバイ
バルしていく。
やがてそこに一人の
訪問者が現れ……。
まったりサバイバル系
心理ドラマ小説の真骨頂!
全五話。
(この小説は、小説家になろう、星空文庫、カクヨム、ノベルアッププラスにて掲載しております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 10:25:00
5824文字
会話率:2%
死ぬまで。
寒冷化しつつもそれなりに回っている世界で眠って暮らしている男の話です。
この作品はカクヨム・ノベプラ・プロローグ・自サイトにも掲載しています。
最終更新:2022-03-07 23:01:46
1279文字
会話率:0%
将来必ず起こるであろう自然災害「破局的噴火」
日本は世界有数の火山帯であり、地震だけではなく、噴火への備えも必要。
にもかかわらず、どうも富士山以外の噴火への認識は低く、国も対策へ本腰を入れていないように感じてしまう。
そんな危機感から
書いたエッセイ、読んでいただけたら嬉しいのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-26 15:28:04
4534文字
会話率:0%
3分程度で読める SF 掌編です。
全天を覆う美しい光景。
しかしそれは人類滅亡のあかし……
そんなお話しです。
以下のサイトでも公開しています。
ソナーズ
カクヨム
エブリスタ
ノベルアップ+
pixiv
最終更新:2022-01-04 16:26:59
1400文字
会話率:39%
25世紀世界は気候変動により寒冷化した…夏は長くて3か月あとはほぼ雪に覆われる季節…。
これが毎年続く…。
そんな中、運動不足解消するために世界ではスキー競技が今では主流となっている。その中でプロのスキー選手たちは人々の注目を集めていた。
小、中、高校生徒たちの間でも大規模な大会が行われ、将来プロになるための成績を残すべく各学校のスキー部員たちが日々研鑽と努力していた。
ある者は常に成功し、ある者は挫折を、そして恋と、そんな少年少女たちの戦いが今始まろうとしていた……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-02 17:00:00
3738文字
会話率:20%
「世界は終焉を迎えようとしている」かに思えた。
ウイルス、戦争、自然災害、寒冷化、多くの災いから未来を救ったのは仮想世界の存在であった。
はじめはゲームとして世に出されたファンタジーの世界だったが、そこへ移り住む計画が進行する。
さまざまな
思惑を受けて計画は歪んで行き、世界の主導権を賭けた戦いに発展していくのだった。
一方、丸夫から頼まれてゲームに参加していたコナタだったが、現実世界と切り離されようとしている仮想世界に送り込まれてしまう。
仮想世界に住まわされている人工知能に自由意志を与えた存在〈NPC〉や仮想世界に閉じ込められた〈プレイヤー〉と出逢い、想いを重ねることでコナタは『生きる』という意味に向き合っていく。
仮想世界と現実世界。2つの世界が交わる時、新たな物語が生まれようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-30 21:00:00
85171文字
会話率:40%
超巨大噴火により世界的な寒冷化が発生し、人類が緩やかな滅亡への道を歩んでいる世界線の地球。灰雲と雪に閉ざされ、白と黒のモノトーンとなった世界で、青空を取り戻したいと願う少年と少女の物語。
最終更新:2020-11-09 22:13:59
67077文字
会話率:44%
黒い箱が突然味方になった男。
クレジットカードも使いたい放題。
遊び放題していたら、CIAに連行された。
そして、明かされた黒箱の目的。
最強の兵器を手に入れた男の決断、必要な覚悟。
王と、人間とは、相容れないのだから。
最終更新:2020-09-01 22:03:18
15843文字
会話率:31%
20XX年、世界では温暖化による異常気象によって海面上昇が起こり一部地域では寒冷化や砂漠化が発生した。最初は些細であった環境の変化はやがて大きな問題となり各地では飢餓や水不足が深刻化した。それにより各国では紛争が起こり世界人口は全盛期の半分
まで落ち込んだ。その結果、人類はAIによる管理社会の構築と国連を土台とした世界政府の設立をもって新たな時代を迎えることとなった。
それから、数十年が過ぎ人類は大きな変革の時を迎える。人間とロボットの融合である。
これはそんな世界で起こりえる、少し怖い物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 00:36:25
1908文字
会話率:13%
2019年夏、私は冬になると小さなスキー場になる小山を登り頂上近くまて辿り着き一服した。林の奥に青い沼を発見、その沼に足を滑らせたが、水中に落ちることなく下へ下へ落ちていった。
しばらくして目が覚めたが、周りは熱帯の山に変わっていた。裾野
は段々畑ではなく高層ビル群に変わっていた。それらのピルは荒れ果てて、人は誰もいなかった。そのビルの礎石版には2170年と刻まれていた。
ビルのデジタルカレンダーは2190年で止まっていた。
情報スペースのモニターから2020年から2190年の日本の気象の変化を知ることができた。
突然、奥のドアから7~8歳くらいの女の子が現れ、私をチューブの場所へ引き入れ、地底都市へ案内した。
私は地底都市の代表から、地球温暖化による異常気象により日本列島の気候は温帯から熱帯に変わり、一部の日本人は地底に潜り都市を築いた。また、地底都市の人たちは、二酸化炭素の吸収を強化する苔を作り出し、それを過去の地球にばら蒔けば、異常気象は避けられ、熱帯化することもなくなることを聞かされた。私は、この人たちの考えに賛同し、協力することにした。
未来の人たちと私は、時間移動の機能を持たせたチューブを使って、2019年の世界に移動し、勢力的に苔の胞子をばら蒔いた。
その時点から、地球は苔の胞子を蒔いた世界とこれを蒔かなかった世界の二つのパラレルワールドが発生することになった。
この計画が終了した後、私は2019年の元の世界に戻り、生涯地球温暖化に対する環境活動を行った。
二つの世界に分かれた地球はそれぞれの世界で同様に進歩し、日本列島では人々は地方の風光明媚な場所に高層ビル群を建築した。しかし、いずれの世界でも地球の気象が元に戻ろうとする力、つまり1万7000年ほど続いた間氷期から氷期に向かう自然の摂理により、両方の世界は徐々に寒冷になってきた。
熱帯の日本列島では、人々は熱帯を避けるため地上の高層ビル群から地下に潜った。温暖化が継続されたもう一方の日本列島では、氷期が近づいていることを知った人々は。寒冷化を避けるため地上の高層ビル群から地下に潜るようになった。
こうして二つに別れたパラレルワールドは、地球の気象の自然な摂理によって再び一体化したのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-01 12:12:42
6912文字
会話率:9%
2500年前、突如として起こった巨大隕石の落下により星の寒冷化や未知の寄生生物が飛来した。環境の急激な変化やパンデミックの影響により人類の数は1万人まで激減し、死を待つばかりとなった。遺された人類は2000年以上も極寒の大地にそびえ立つ人類
最後の生存圏であり方舟、塔の建設に成功した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-09 12:09:50
4608文字
会話率:10%
日本が2年に一回は災害にあい、6年周期で太陽フレアの影響で地球規模の電子パルスが吹き荒れる世界。東側と西側の冷戦が終結して数年後、突如地球周辺の衛星やデブリが落下。それに合わせたように衛星軌道上に謎の隕石によるデブリベルトが形成された。そこ
から発せられると思われるエネルギーによって原子力機関や兵器は使えなくなり、軽い電波障害が常時発生した。寒冷化が発生し、食料不足から端を発した世界群発戦争が起こり、長年続いた。終結して安定した世界から姿消した日本は異世界に居た。常識の通じない異世界で日本は生き抜く。
見切り発車のため本文はグダグダ予定です。趣味丸出しのため稚拙で更新は勝手に止めるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-15 23:05:39
26993文字
会話率:49%
ある時期に多種類の生物が絶滅する現象、「大量絶滅」。
肉眼で確認できる生物が現れてから現在に至るまでに五度、この現象は確認されてきた。
2152年、人類は六度目の大量絶滅の危機に直面する。急激な寒冷化、いわゆる氷河期に突入したことにより、絶
滅の危機にさらされた人類は、人体実験によって生み出された特殊な人間をコールドスリープ状態にして保存し、種の保存を図った。
それから、5000年以上の時が過ぎ、一組の男女がコールドスリープから目を覚ました。
女性の名前は白絹雫。彼女はあらゆる生物を本能的に魅了する能力と、生物の粘膜に接触すると細胞死(アポトーシス)を引き起こす、特殊な体液の持ち主だった。
男性の名前は一条楓。彼は脳内の神経伝達物質を操り、感情を自由に制御することができた。
僅かに生き残った人類が細々と暮らし、特殊な環境に適応した生物が闊歩する異界と化した世界で、二人は巡り合う。
感情を制御する能力のお陰で、自分に絶対に魅了されない楓を面白く思った雫は、彼に自分と共に行動するよう強要する。
凶悪な生物をも一瞬で細胞死に至らしめる、アポトーシスの能力を持つ雫にボディーガードをしてもらう事を条件に、楓は彼女についていく事になるが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-15 00:41:44
109383文字
会話率:40%