大きな声で言えないけれど、少女ルルは魔剣である。主人である無口な青年カイエと数日ぶりに居候先に帰ったら、家主がいなくなっていた。
早速探しに行くのだが、この無法都市ツエドにはやってきたばかりでふたりは全く詳しくない。不穏な話も聞こえてくるし
……。
「潜入したけど…バレちゃって殺されかかってただけなんです……」
目指すは平穏!だけどちょっと物騒なものが多い気もする異世界日常もの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:43:47
75722文字
会話率:40%
文明の臨界期を超え、緩やかにテクノロジーが衰退している時代。
まだ存続している宇宙コロニーでは、コロニーに隔離されている「人外奇形」達によって、食品加工プラントが運営されていた。
人間の入植した様々な星から、「人間ではない」とされてコロニー
に隔離された者達は、奇形を治す外科手術を受けて、地上に降りる許可を得る事を夢見る。
他のコロニー生活者達より、少し派手な「人外奇形」を持っている青年ジニアも、手術を受けて奇形を治し、地上に行く事を夢見る一人である。
先に手術を受けた同僚達は、「人間のあるべき姿」として学習してきた美しい姿になり、地上での仕事を得る事や貿易船に乗る事を目標にしている。
子供の頃からプラントで働き始め、十年以上を経過してから、ジニアは手術費用を貯蓄できた。
ジニアはやがて訪れるであろう、「希望に満ちた地上」への夢を叶えようと、手術を受ける。
一方、地上では、細々と伝えられてきた「手で絵を描く技術」を駆使し、一人の女性が華々しい経歴を刻んでいた。
その女性を幼い頃に引き取り、育ててきた家庭には、家主のアリスと、その家主をパートナーとするアガサ、そしてアリスの子供であるアモンと言う娘がいた。
画家として活動する女性に、執着心と憧れのような心を抱くアモンの心は、成長と共に歪んで行く。
夢に見た世界に到達するために、彼等は歩みを止める事は出来なかった。
やがて目の前に広がる、彼等の憧れた世界とは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 08:10:00
95850文字
会話率:16%
2055年、国家主導で大阪湾に建設された人工島〈シンフォニア〉が襲撃を受ける。
首謀者は、「アダルトレジスタンス」を名乗る子どもたちだった。
かつて大人たちに虐げられてきた彼らは、武器と未知の技術を手に国家に宣戦布告。
国家も本気で応戦し、
警察・公安・自衛隊が動き出す。
少年少女による武装蜂起 × ディストピアSF。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 06:50:00
256039文字
会話率:27%
※この作品は「カクヨム」にも同一内容で投稿しています※
3年前、世界を巻き込んだ戦争があった。
月の民――通称「ルナサリアン」が地球へ宣戦布告を行い、世界各国に対し攻撃を仕掛け始めたのだ。
約半年間にわたる死闘の末、後に”ルナサリアン戦
争”と呼ばれる戦いは地球側の勝利で幕を閉じた。
この戦争であわや滅亡の危機に瀕した地球側は、二度とそのような悲劇が起こらないよう敗戦国を”再教育”することを決断。
地球側の列強諸国は本土決戦で荒廃した月に進駐軍を送り込み、ルナサリアンを取るに足らない小国へ作り変えるための占領政策を開始した。
その過程でルナサリアンは戦争遂行を支えた天然資源や科学技術のみならず、国家主権さえも剥奪され「暫定ルナサリア共和国」という名で日本・アメリカ・オリエント連邦のビッグ3による分割統治を受けることになった。
しかし、この分割統治はルナサリア国民の生活環境を大きく悪化させ時に生命を脅かすなど、地球側による一方的な占領政策としてあまりにも問題が多かったのだ。
ルナサリアン戦争の終結からちょうど3年にあたる、栖歴2135年9月19日――。
終戦記念日をささやかに祝う世界だったが、この日はなぜか地球規模でインターネットの調子が悪く、祈念式典のライブ配信が急遽中止されるなど各地でハプニングが相次いだ。
これは単なるネットワーク障害ではなかった。
「今日はインターネットに繋がりにくい日なんだ」と人々が慣れ始めたその時、突如地球圏及び月のあらゆる放送システムに対して電波ジャックが発生。
実行犯と思われる人物は犯行声明の中で次のように述べるのだった。
我々の名はレヴォリューショナミー。
世界に変革をもたらし、より良い未来への軌道修正を目指すべく……この革命を実行するッ!
【注意事項】
※タイトルの「∞」は「メビウス」と読んでください
※本作は過去作「MOBILE FORMULA 2101 -スターライガ-」「MOBILE FORMULA 2132 -スターライガ∞-」の続編にあたる作品です
※夕方6時半(18時半)前後を目安に、約5~7日に1話のペースで最新話を投稿します
※作者X(旧Twitter)の@sr32_STRもよろしくお願いします
※いないと思いますが、無断転載は絶対にしないでください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 19:00:00
441303文字
会話率:39%
婚約破棄を企んだ王太子たちに、王家の呪いによる死の連鎖が迫る―――
許されぬ身分違いの恋に落ちた男爵令嬢と王太子、その側近たちが、
凄惨かつ理不尽な死の恐怖に襲われるサスペンスホラー
■あらすじ
舞台はエルグランド王国の王立学園。
元平
民の男爵令嬢・リリアナは、王太子アレクシスと許されぬ恋に落ちた。
ふたりの傍らには王太子の側近候補である、4人の親友たちが常にはべっている。
彼らもまたリリアナを想っていたが、親友である王太子の恋を応援していた。
だが王太子には公爵令嬢の婚約者がいる。
この婚約は王家主導による政略結婚で、誰も異を唱えることは許されない。
リリアナへの想いを断ち切れない王太子は、禁断の計画を立ち上げた。
それは婚約者の落ち度を捏造、誇張して糾弾し、
衆人環視のなかで婚約破棄宣言をするというもの。
あまりの暴挙に親友たちは危惧を抱くも、
未来の主君と愛する令嬢のために計画への加担を決意する。
リリアナには何も伝えず、秘密にしたまま。
後日、リリアナは不吉な夢を見る。
それはアレクシスの親友たちが、あまりに凄惨な死を迎えるというもの。
ひとり、またひとりと命を散らしていく悪夢に絶叫するリリアナ。
やがて、その悲劇は現実のものとなる……。
―・―・―・―・―・―・―・―
「名作ホラー映画『ファイナル・デスティネーション』を、
異世界の婚約破棄ものに落とし込んでみよう」
そんなトンチキなことを思いつき、実際に書いてみた。
身分違いの恋に身を焦がす王太子とその側近候補たちが、
死のピタゴラスイッチに翻弄されていく様を描いていきます。
登場人物が死にます。
というか主要人物が次々と酷い死に方をしますので要注意。
※「小説家になろう」、「カクヨム」、「アルファポリス」に同内容のものを投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 08:00:00
19651文字
会話率:18%
昨今、人工知能の技術が目覚ましいスピードで進化している。高度なアンドロイドロボットはまだ出てきていないが、やがて高度なアンドロイドロボットも普及するだろう。ここでは、それが現実となった後の未来において、資本主義がうまく機能しないことっと、
その代替え案について話そうと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 21:19:10
2768文字
会話率:0%
江戸深川の施術院・三養堂には三人の医者がいる。腕は確かで美形だが口が悪い家主の長尾刹那、剣の達人で太鼓持ち並に口のうまい雲居梅之助、怪力無双でチンピラの組頭の弥九郎。今日も今日とて患者を治したり笑わせたり悪化させたり。
ある日、三人が助けた
行き倒れの男は、娘の復讐に固執する父親だった。男を介抱する刹那は、己もまた復讐者であることを明かし手助けを申し出る……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 23:26:19
121964文字
会話率:40%
──“男”だったはずの身体が、気づけば甘く開いていく。
元・プロボクサーの一条剛。
拳ひとつで戦ってきた男が、
ある事件をきっかけに、国家主導の《女性化更生施設》に送られる。
そこで待っていたのは、
冷たい視線の女所長──水無瀬真希。
そして、優しく微笑むカウンセラー篠宮優香(※元男)。
下着はレース。声は高く。
ヒールで歩き、メイクで笑い、
胸にはシリコン、奥には……秘密のトレーニング。
「ねえ……気持ちいいでしょ? これは、あなたの“快楽”なんだから──」
羞恥と、恐怖と、抗えない甘さ。
身体が変わっていくたびに、心も、記憶も、ゆっくりと上書きされていく。
かつてはリングに立っていた男が、
いまは鏡の前でブラを整え、“女”としての呼吸を覚える──
これは、“男”という存在が静かに壊れていく物語。
でもそれは、ただの終わりじゃない。
むしろ、そこからが──始まりだったのかもしれない。
「大丈夫。あなたはちゃんと、可愛くなれるから♡」
⸻
※じわじわ変わっていく“女体化の快感”が好きな人に刺さります。
※スピンオフ『隣の真希さん』はテンプレ爆走ギャグ系!そっちから読むのもアリ♡
※読んだあとは、男としての自分がちょっと揺らぎます……かも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:39:12
53843文字
会話率:20%
神隠しされた主人公の日常物?
ゆるい感じにしたいと思っています。
最終更新:2025-07-13 00:00:39
10070文字
会話率:60%
記憶を「捨てられる」時代。
国家主導の記憶管理制度により、人々は過去の痛みを忘れ、望む記憶を植えつけて生きるようになった。
だが、その裏で記憶を盗み売る犯罪、そして“兵器としての記憶”の研究が進められていた。
リタは、過去の記憶をすべ
て失ったまま、相棒のレオとともに闇社会で任務をこなす少女。
彼女の両手には、記憶に干渉する二丁の銃──《ユリシーズ》と《レメゲトン》。
記憶が暴れ、過去が目を覚ますとき。
彼女は知る。「私はなぜ、つくられたのか」
銃声が響くたび、記憶が蘇る。
そして最後には、誰もが“忘れたくないもの”と向き合うことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 00:00:00
16385文字
会話率:32%
足立区にある蔦マンションで住人一家が惨殺される事件が発生した。部屋には金本信吾、その妻、美紀、そして二人の娘の葉月の三人の遺体があった・・・一家惨殺事件を追う名探偵・霜村陽昇。真犯人は誰なのか?長編推理小説・・・ではない長編探偵小説
【登
場人物】
霜村陽昇:名探偵
竹村聡:警視庁捜査一課刑事
吉田健吾:警視庁捜査一課刑事
木村晴彦:西新井署刑事
金本信吾:被害者・金本家主
金本美紀:信吾の妻
金本葉月:信吾の娘
村田勇:「玄武会」の元構成員
松永典久:資産家・元保護司
板倉岐山:陶芸家
板倉松子:岐山の妻
北城千穂:蔦マンションの住人
三田敬一:蔦マンションの住人
【注】この作品は「カクヨム」でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 07:10:00
121738文字
会話率:43%
《流言终结者》当家主持亚当·萨维奇首部创客工作手册。
从寻找灵感到贯彻执行,这本书可以帮我们每个人成功地将想法变为现实。
这本书旨在成为解决问题的工具箱,内含亚当·萨维奇40多年来制作、造型、建造和搞砸的故事,以及他一路走来的经验教训。
科
技、创意、手作、Cosplay、手绘图纸,这是一本创意提升指南。
时间管理、项目管理、清单管理,这是一本人生效率手册及开挂指南;
焦虑、脆弱感、自信心、洞察力、灵感、敏锐度,这是一本制造者、艺术家、设计师们的精神导论。
这个工具箱还包括许多其他卓越制造人和创客的经验与教训,包括杰米·海纳曼(《流言终结者》主持人)、皮克斯动画导演安德鲁·斯坦顿、奥斯卡金像奖得主吉尔莫·德尔·托罗(《水形物语》导演)、艺术家汤姆·萨克斯、《连线》杂志创始主编凯文·凯利等折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 11:02:28
11813文字
会話率:1%
蒸気機関と練成技術が発展した、現実とは異なる世界。
そこでは『人造乙女(オートマータ)』同士による、熾烈な『決闘遊戯(グランギニョール)』が行われ、圧倒的な支持を集めていた。
刃煌めき血飛沫飛び散る、残酷極まり無い『決闘遊戯』は、堕落
した貴族達の欲望を満たす究極の娯楽として、或いは権威権勢を誇示する手段として、国家主導の下、誰に咎められる事も無く、日毎夜毎、営々と開催され続けた。
若き練成技師・レオンは、非情な階級社会に翻弄されつつも、市井の医師として、孤児院の子供達と共に生活を続けていた。
しかしそんなレオンの下に、損壊したオートマータの娘が運び込まれた事で、事態が一変する――。
スチームパンク風、異世界闘技場バトルノベル。
お楽しみ頂ければ幸いです。
・こちらの作品は「カクヨム」様、「ノベルアップ+」様にも投稿致しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 21:00:00
1143127文字
会話率:17%
いたって平凡な少女・スズは地域の有力者であるハーヴィー家主催のガーデンパーティーにおまけのおまけのおまけで参加していた。
呑気にスズが茶をしばいていたその時、突然庭園に一人の身目麗しい少女の声が響いた__「彼のことを解放してあげてください!
!!」__。
その少女はハーヴィー家の令嬢である、オリヴィア嬢であった。彼女によると、スズは誰かを虐待し、いじめ尽くし、玩具みたいに子供を捨てた極悪非道の人間らしい。
スズは心の中で全力で叫ぶ「いや、誰の話!!!!?」と。
そんな混乱の最中、スズは過去のことをふと思い出していた。昔かっていた「犬」の話を。
☆途中から話の雰囲気が変わります☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 00:13:08
66397文字
会話率:43%
「すまないが僕は真実の愛に目覚めたんだ。ああげに愛しきは君の妹ただ一人だけなのさ」
公爵令嬢の主人公とその婚約者であるこの国の第一王子は、なんでも欲しがる妹によって関係を引き裂かれてしまう。
それだけでは飽き足らず、妹は王家主催の晩
餐会で婚約破棄された姉を大勢の前で笑いものにさせようと計画するが、彼女は自分がそれまで周囲の人間から甘やかされていた本当の意味を知らなかった。
そして実はそれまで虐げられていた主人公こそがみんなから溺愛されており、晩餐会の現場で真実を知らされて立場が逆転した主人公は性格も見た目も醜い妹に決別を告げる――。
※他サイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 12:12:03
29670文字
会話率:30%
目を覚ますと、見知らぬ家にいた「私」
家主はどこにもおらず、携帯もつながらない。
どこか不気味で、ひとつだけ決して開かない扉があった。
次第に家は歪み、「私」自身も狂っていくような錯覚に陥る。
最終更新:2025-05-30 19:10:00
28343文字
会話率:31%
「また押し込み強盗か……ううう……」
薄暗いリビング。ソファに座り、ニュース番組を見ていた男は苦々しい声を漏らした。リモコンをぎゅっと握り、テレビを消す。
近頃、強盗事件が相次いでいた。複数人で住宅に押し入り、家主を縛り上げ、部屋中を
物色。金品の場所がわからなければ、容赦なく暴行を加えて吐かせるという、あまりに凶暴で残忍な手口だった。
男はそんな物騒な世の中にすっかり怯えきっていた。毎晩必ず鍵を確認するも、寝つくまでに何度も布団から出て、つい様子を見に行ってしまう。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-19 11:00:00
1482文字
会話率:18%
二つの核保有国の独裁者による会談が決定し、世界中に緊張が走った。
国際的に孤立する両国。その狙いは、この会談で平和条約を締結し、敵対する陣営に対して結束を誇示することにあるのだろう。
プライベートジェットで到着したピグ大統領を、チョウ
国家主席が笑顔で出迎えた。二人は穏やかに握手を交わし、写真撮影のフラッシュが絶え間なく焚かれた。
その後、二人は別々の車で移動し、首都で盛大な歓迎セレモニーに臨んだ。セレモニーを終えると官邸へ移動し、互いに贈り物を交換してから昼食を共にした。
ここまではすべて予定通りだったが、両者の間には終始、微妙な警戒心が漂っていた。しかし、食後に二人きりで出かけたドライブを境に、その雰囲気は一変した。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-24 11:00:00
984文字
会話率:15%
夜。とある豪邸。さっと塀を乗り越えたその黒い影は、素早い動きで窓に張り付いた。すると、まるで魔法のように窓が開き、影は屋敷の中に入った。
ニヤリと笑うのも、月明かりに身を晒すのも一瞬のことだった。彼は腕利きの泥棒。気を引き締め、足音を立
てないよう慎重に家の中を進んだ。
物音は一つも聞こえない。家主は寝ているようだ。このままミスをしなければ、出くわす心配はないだろう。監視カメラの存在も警戒していたが、やはりなんてことはない。確かに、このような豪邸はほとんどが警備会社と契約しているが、それはどこか形式的なもので、一度侵入してしまえば、室内はほとんど無警戒と言っても過言ではない。とくに、一代で成り上がった成金やそれを引き継いだ二代目に多い。金の使い方がわかっていないのだ。
彼は下調べ通りに、金庫のある部屋に向かった。最近は、家の中をSNSなどで公開している人が多い。防犯意識の低さが窺えるというもの。この家はまさに狙い目だった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-16 16:00:00
2739文字
会話率:77%
薄暮の古民家、レコードの調べと共に幕を開けた集団自殺。唯一生き残った家主もまた謎の死を遂げる。孫娘と、事件に巻き込まれた高校生コンビは、残されたレコードと歪んだ人間関係を辿る。過去の甘い記憶の裏に隠された、血塗られた真実とは? 音楽が途切れ
た静寂の中、不協和音が鳴り響く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 06:27:53
3907文字
会話率:27%
ルミナスは聖女だった。王国を守り、繁栄させる国家の心臓とも呼べる役目を持っていた。しかし彼女の立場は弱かった。王国の民は長い時が経ち、もはやそれが当たり前になっていたからだった。
そしてある者に陥れられ、崖まで王国騎士団に追い詰められる
。焦った彼女は足を踏み外し、崖下へと落下した。
目が覚めると、ルミナスは見知らぬ家の中にいた。そこの家主は四本腕の異形の悪魔で、恐ろしい見た目とは違い軽快で優しい人物だった。
悪魔の優しさはルミナスの心の傷を癒し、悪魔によってルミナスは自由に気付く。最後は悪魔のような提案で王国に復讐する。
追放された聖女が報われていくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 15:53:47
12438文字
会話率:51%
公爵家主催の夜会で、突然婚約破棄を言い渡されるアンネ。婚約者だった公爵令息はあろうことか自分の代わりに美しい姉と婚約すると言う。魔族と戦う辺境へ送る保存食の研究をするため、資金援助してくれた先代公爵の為にずっと我慢して婚約を続けて献身的にサ
ポートして来たのに、このままでは全て無駄に終わってしまう。『婚約破棄など認められないし、この歳では新しい婚約者など見つからない』と文句を言えば、『ならば新しい婚約者を見つけてやる』とたまたま会場にきていた貧乏子爵を指名して『今日からお前の婚約者はコイツだ!』と勝手な事を言い出した。
そんな身勝手が通るはずもないと思っていたのだが、後日本当に婚約相手が変わったことを告げられて…………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 12:47:36
15444文字
会話率:25%