薄幸な王が聖女の導きで百年戦争に勝利するまでの貴種流離譚。狂王と淫妃の間に生まれた10番目の子は14歳で王太子になるが、母と愛人に命を狙われてパリから逃亡。19歳で名ばかりのフランス王に即位したシャルル七世は、没落する王国を背負って死と血に
まみれた運命をたどる。
父母の呪縛、イングランドの脅威、ジャンヌ・ダルクとの対面と火刑、王国奪還と終戦、そして復権裁判へ。没落王太子はいかにして「恩人を見捨てた非情な王」または「勝利王、よく尽された王」と呼ばれるようになったか。
※「【完結】7番目のシャルル、狂った王国にうまれて 〜百年戦争に勝利したフランス王は少年時代を回顧する〜」の続編、青年期編です。前作・少年期編:https://ncode.syosetu.com/n9199ey/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 22:12:16
225879文字
会話率:34%
アデリシア王国の第一王子・弦義(つるぎ)は、ある日初めて処刑戦を観戦する。
処刑戦とは、大罪を犯した罪人を裁くための公式の殺し合いだ。
その処刑戦で罪人の相手を務めるのは、弦義と同年代の青年・那由他(なゆた)。
弦義は那由他と友
人になりたいと考え、たった一人で彼に会いに行く。
これは二人の出逢いから始まる、絶望から希望へと繋ぐ物語。
※「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 20:10:00
144366文字
会話率:54%
「神の料理人」とは、食した者に魔力を与える料理の作り手である。
前王の暴虐に耐えかねて逃亡した、神の料理人。霊山の奥深く、若干命がけの隠遁生活を謳歌していたところ、突如前王の末子に踏み込まれる。「惰弱」「無能」の悪名高い王子は、料理人を強
引に祖国奪還の戦いに駆り出すが、魔法料理を食べて力を揮うべき王子本人がまるであてにならない――
二人の間に、そして王都に拭い難く残る前王の呪縛。やがて二人は絆を結び、国を色濃く覆う影に立ち向かっていく。
これは、大きな呪いに囚われた二つの魂が、手を携えて己を取り戻す物語。
※基本は主人公と王子のバディですが、その他「前王と主人公」「王子と従者」など、複数のブロマンス要素が入っています。
※6/27~7/1の短期集中連載。全45話14万字を、各日1章分ずつ(初日・最終日のみ2章分)投稿します。完結保証。
※カクヨムにも同題(サブタイトルなし)にて投稿しております。内容は同一です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 20:21:12
139288文字
会話率:36%
「僕は勇者になりたいんだ」
甘えるばかりのその少年は、あの日からその言葉を糧に生き、自らの両の手に剣を持った姿を描き続けた。
「俺の旅についてこないか」
旅人は、分かたれた大陸を気の向くままに、風の吹くままに。
揺蕩う煙は歩を止め
ず、先を眺めるその瞳には、半分ばかりの世界があった。
「我が祖国の奪還だ」
類希なる才を持ち合わせた魔法使いは、その才覚を持ってして。ただ、唯一無二の力を持ってして。自らの父母の祖国奪還を願った。
デュボネ、タンカレー、アインベッカー、アマレット。
大きく4つに分かれた大国が統べる世界の、その小さな小さな欠片達。
その、一端の。
そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 23:40:07
1809534文字
会話率:56%
リュオクス国にて王都立騎士団第二師団長を務めているフィア・リウゼンシュタインは、本日をもって退団し、辺境の遊離騎士団に異動することになっていた。
フィアは、奔放な噂の多い麗しき団長として耳目を集めていたが、真実を煙に巻きながら、その振る舞い
で噂をはねのけてきている。
そして、フィアは自分の出自や秘密から、「王都の人間とは絶対に深い仲にならない」と公言していた。にもかかわらず……。
出立前夜に、片思い相手の第一師団長であり総督の息子、ゼクス・シュレーベンと一夜を共にしてしまう。
宰相娘と婚約関係にあるゼクスとの、たしかな記憶のない一夜に不安を覚えつつも、自国で反乱が起きたとの報告を受け、フィアは帰国を余儀なくされた。
リュオクス国と敵対関係にある自国では、望まない婚姻が待ち受けており、フィアの父である王を倒し王の座を略奪したテオドールとの束縛婚が始まる。
フィアを溺愛し閉じこめるテオドールは、フィアとの子を求め、ひたすらに愛を注ぐが……。
フィアは抑制剤や抑制魔法により、懐妊を断固拒否!
その後、フィアの懐妊が分かるが、テオドールの子ではないのは明らかで……。フィアは子ども逃がすために作戦を開始する。
作戦は一見成功したが、大きな見落としがあった。フィアは子どもを護るために、テオドールと取り引きをする。
テオドールが求めたのは、フィアが国を出てから今までの記憶だった――――。
テオドールに記憶も王位継承権も奪われたフィアは、かつての片思い相手であり、敵国総督となったゼクスにより王都へと避難させられる。
記憶のないフィアは、かつての自分、フィア・リウゼンシュタインの噂や謎に迫る。
継承権を失ったフィアは母国を奪取出来るのか?
そして、恋は実る気配はあるのか?
フィアの正体を知りたい総督ゼクスと、フィアを囲いたい略奪王テオドール。
共に闘う?溺愛される?フィアが本当に望むのは?
母国奪還を目指すフィアの三角育児恋愛関係×女王爆誕ストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-17 19:00:00
171619文字
会話率:38%
殺し屋家業を営んでいた聖光利は、依頼元の裏切りに遭い、瀕死の重傷を負ってしまう。半ば死を覚悟していた時、突如わが身に何かが起きたことを感じながら、彼は気を失った。
そんな彼のいたのと異なる世界、アマルサスと呼ばれる国において、その国の君主
に当たる皇王『リュナウィッシュ・ファムアート』が、深夜の山の中で、国の侵略者『バグテリス』の配下に追われていた。彼女は護衛『ルーアン・アジェイレイ』と共に、国の奪還のための活動を行っていたが、上手くいっていなかったのである。
リュナウィッシュの逃避行は、ルーアンが一人、配下に立ち向かっていったことによって、なんとか成功することが出来た。そうして、逃げ切った森の中のある場所に、『ガルティック・ストゥーミー』と呼ばれる少女と出会い、更にその少女の足元に倒れている男──聖光利を発見した。
聖光利とリュナウィッシュ・ファムアートの出会いによって、アマルサスの運命は、大きく変化していくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 19:12:08
375113文字
会話率:42%
暗黒魔王軍……後にバルマーラ帝国という国を樹立させる人の言葉を話す化物達が、200年前に封印された暗黒魔王ガディウスを復活させるべくユグドラシル大陸を制覇に動きだす。
その侵攻は止まる事を知らず大陸の中心である聖王国ユグドラシル・ニーベが
陥とされ、その魔の手は、この物語の主人公アルスエードの祖国イクタベーレまで伸びる。
その戦いのさなか父を母を姉を失い、そして祖国を失う。
これは戦いを嫌い避けようとし、理想と現実の狭間で翻弄されるアルスエードが母国イクタベーレを取り戻す軌跡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-21 00:00:00
562160文字
会話率:45%
他国の侵攻によって滅んだ大和王国。王家は滅亡し、国民は奴隷のような生活を余儀なくされた。そんな中、主人公の少年は毎日のようにある仕事を任されていた。自国民の死体の焼却処理だ。地獄のような生活を送る中、少年は魔物の囮として森の中に捨てられる。
何とか魔物から逃げ切った少年は、敵を追放して祖国奪還をするために動き始めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 18:00:00
174847文字
会話率:31%
その世界は、常にどこかの国や地域において絶えることのない戦争や内乱が繰り返されていた。
しかし、人類はいまだ『世界大戦』を経験せず、多くの者はそれを絵空事と笑っていた。
飛躍的に、そして歪に進化した兵器開発能力は、ついに『ウォーカー』
と総称される人型二足歩行重機を生み出し、より激しい戦いが繰り広げられるようになっていった。
物語の舞台は、現在世界のパワーバランスを掌っている三勢力のうちの二つ、『中央大陸連邦』と『ヴルク共和国』に北端の国境を接する半島国家『アウルム国』。
主人公である少年クリスはウォーカー強奪を目的に軍の施設に侵入。クリスはそこで、一人の少女と運命的な出会いを果たす。それが、過酷な戦いの始まりだった――。
完成したらラノベの新人賞に出そうと思っています。
ご意見、ご感想、お待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-21 11:22:45
120845文字
会話率:29%
「完璧な令嬢」と名高い侯爵令嬢エディリーンは、かつての大国セデンタリアの没落王女。
10年前、戦禍から逃れ亡命した同盟国の貴族社会に馴染むため、男勝りな素顔を隠し周囲の求める深窓の令嬢を演じていた。
しかし17歳のある日、突如求婚して
きた同盟国の第二王子シュワルツは彼女の演技を見破り、ニヤリと笑って囁いた。
「セデンタリアを取り戻す気はないか?」
腹黒王子の手のひらで転がされながら祖国奪還のために突き進むけれど、彼女の道は前途多難。男装して王子付きとして働かされたと思ったら、挙げ句の果てには偽装婚約!?
甘さ控えめ、恋愛小説の皮をかぶった、元王女さまの成長譚!
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第一回マグネット!小説コンテスト受賞
MAGNETMACRORINKより書籍第一巻発売&LINE漫画にてコミカライズ掲載中(https://manga.line.me/product/periodic?id=Z0000593)
※MAGNETMACRORINK(https://www.magnet-novels.com/novels/52766)にて掲載しているものに改稿を加えたものを順次投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 21:00:00
251835文字
会話率:49%
黄泉ねえが幸せになるまで……。俺がアンタを守る。それが俺の誓いだっ!!
真華王国……。魔力の量によって身分が決まる世界。幼い頃戦で村人全員を失い一人生き残った魔力無しの少年……來(らい)。
真華国の国王を父に持ち、初代真華国の再来と呼ば
れている少女……黄泉(ヨミ)。
真華国の現国王の兄を父に持つ青年……光(コウ)。
三人は幼馴染でずっと続くと思われていた関係がとある事件を切っ掛けに音もなく崩れ去り3人の運命が大きく動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-12 19:21:40
42748文字
会話率:41%
アルトワ国の寝物語として、今も語られる祖国奪還戦争の立役者ドラゴン部隊。
その真実とは?
最終更新:2020-08-08 17:30:12
6732文字
会話率:14%
三つの大国によって祖国を失った王子オスカル。彼は祖国の再興を夢見て準備を行ってきた。そして祖国が地図から消え約十年。祖国を奪った三つの帝国による【三帝戦争】をきっかけに彼は表舞台へと飛び出し祖国奪還の為に動き出す。
最終更新:2019-04-01 18:32:55
1981文字
会話率:52%
英雄の国、ザハトスの王族は代々剣技を重んじる一族であった。そんな中、第4王子、主人公レイは剣より魔法に秀でていた。周りから邪険に扱われながらも平和な日々を送っていたレイだが、モンスターピート(モンスターの大群)により王都が廃都と化し、同時に
レイの運命も大きく変えていく。
物語はもう一つの転生勇者を視点とした”神達のボードゲーム (聖女の誓い編) 〜新崎一はじめ一視点〜”テンプレ物語と同時並行で進み、最終章で交わる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-02 15:35:11
1577文字
会話率:29%
レフェト王国の王女として生まれたリューシディア。しかし幼くして国は滅び、王族で唯一生き残ったのは自分と、頭脳明晰だけれど虚弱体質な異母兄のみ。隣接する大国グァルディオラ帝国に亡命した二人は、互いを庇い助け合って生きてきた。リューシディアは兄
を守るために、幼くして戦場に身を投じ、やがて少女は類い稀な武才を讃えられ「剣姫」と呼ばれ、そんな妹を兄は溺愛する。帝国の皇太子もまた、剣姫に心を奪われ、その心を渇望する。周囲の想いは一切合切丸っと無視して、剣姫は祖国奪還へ邁進する。これはひたすらに祖国奪還を目指す武闘派乙女と、乙女を護りたいのに乙女に勝てない男達の、哀しくもどこかちぐはぐな明るく愉快な物語ーーになるはずの一応、恋愛物語。
不定期更新。週一回は更新したいなー、とか思ってますが、見切り発車なもので、どうなるかわかりません。伏線とかもないです。流れ任せです。因みに作者はコメディに走りたがり屋です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-04 00:37:24
53716文字
会話率:46%
清楚で可憐な人を助けたつもりだったのに悪魔だった!?
相容れないはずの二人が王国奪還のために立ち上がる。
待ち受けるは強大な天使達!だけじゃない!?
頼りないけど真っすぐな主人公が紡ぐ物語。
最終更新:2017-10-07 11:16:09
1820文字
会話率:14%
※クレイファは姫が憎い!の関連作品です。
敵に進軍され、国をおわれた王女マリエンヌ=ゴーシェメイス。 奪われた城を奪還すべく旅をする。彼女がどんな選択をするか、それで運命は決まる。
◆ルート別あらすじ
A【マキアス/ツヴァイ/エンツェ】暗
殺者の力を借りることを選ぶマリエンヌ。.B【オペラ/ファカ/ダガー】マリエンヌは単身で辺境伯の知り合いを持つ一代貴族の隠し子に協力することになる。.C【クレイ/ディウス/フィランベルゼ】もう国は諦めて生き延びていつか国を再興しよう。.D【?/?/?】敵に捕まったマリエンヌは敵国ピアーズの王に見初められる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-19 20:30:57
3252文字
会話率:44%
もともとイメージチャットで綴ったログを、
再編集して小説風に描き上げることにしました。
クーデターが勃発して国を追われることになった王子様と、
かつてはその国の守護神だった火炎龍が少女に姿を変えて、
クーデターによって奪われた母国を奪還する
ための冒険の旅に出ます。
原作のチャットログには情熱的な性描写もありましたが、
ここでは読者を選ばず読んでいただきたいので自粛します(笑)
拙い筆ではございますが、どうかお付き合いのほどを。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-05 15:56:53
160946文字
会話率:51%
前回の【魔王の血を引く者達】の続編となります。
まだ、【魔王の血を引く者達】を読まれていない方は、
そちらを先に読んでいただく事をオススメ致します。
---------------- 前回までのあらすじ ----------------
突如、オンデンブルグ国を襲ったカルタゴ帝国。
死闘を繰り広げ、何とか帝国を退ける事に成功したナタリーは、
急襲のドタバタに紛れ奪われた兄弟を救い出す決心をする。
人では無くなってしまったナタリー。
いろいろな物を失いつつも、次々と新しい出会いに遭遇する。
それは自分と同じく力を欲したがゆえに、人ならざる者になった者達。
何ゆえ、人をやめたのか。
何ゆえ、次々と魔王の部位を人に埋め込んでいくのか。
何ゆえ、人ではなくなった者達を集めているのか。
普通の日々がゆっくりと壊れ始め、誰かの思惑が動き始めた時、
最後の希望となる者達が目を覚ます。
カルタゴ帝国に兄弟を奪還する為に向かうナタリー達。
立ち寄った村で起こる賊の略奪。
動き出すアーネスリア大陸を見逃すな。
と言う訳で、
魔王の血を引く者達 2 【カルタゴ帝国奪還作戦】
始まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-30 12:00:00
106285文字
会話率:40%
かつてとある国を牛耳り、世間から『悪の帝王』と呼ばれたジャーナリスト、田辺恒彦はその死の間際、悪人として世を生きた代償に、人ならざる者の贄とされ、その魂を異世界に転生させられる。
目覚めたとき、彼は人狼として超人的な身体能力を得た代わりに
、自分の名前を失っていた。
直後に言語体系の異なる異世界人類の脅威<転生者>として強襲を受け、捕らわれたのち、改造手術を施されてしまう。
一方異世界では大国オグンヨチが、その覇権主義を誇示し、周辺諸国を侵略しはじめていた。オグンヨチに滅亡させられた小国カミガワの姫、アケノは祖国奪還のために奮闘するも危機に陥ってしまう。
絶体絶命の瞬間、彼女を救ったのは改造手術を受け、その力を増大させた<転生者>であった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-26 18:00:00
16627文字
会話率:30%