【あらすじ】
——ある日突然、家族が何者かに殺された。
寂れた神祠・八岐神社で孤児として育てられた少女【桜華】は、突如として何もかもを失った。絶望に打ちひしがれた彼女は自害を試みるが、唯一自身と共に生き残った友に止められ、生きて復讐すること
を誓う。喪失によって開いた穴を埋める方法は、仇討ち以外に見つからなかったのだ——。
※1本作は私の過去作「天ノ恋慕」の設定の一部をピックアップ、拡大改変したものです。
※2本作は基本的に一人称視点ですが、場面によって変わることがあります。視点変更の際は、本文中に下記のように表示します。
・◇◇キャラ名◇◇:そのキャラ視点
・◇◇◇:三人称視点
【主要登場人物】
〇桜華(おうか)
十七歳の少女。綺麗な桜色の長い髪を馬尾結で束ねていて、目は透き通った濃い紫色をしている。背丈は五尺四寸強。赤ん坊のころに「高祠之国(こしのくに)」の桜並木の下で拾われ、「八岐(やまた)神社」にて孤児として育った。だがある時、八岐神社は何者かの襲撃を受け、桜華は家族のように思っていた孤児仲間たちを亡くした。それ以来、報復を目標にして生きるようになる。何よりも家族や仲間という存在を大事にするが、その中でも小町に対しては並々ならぬ情を抱いている。好物は豆大福。自称、お淑やかな美少女。
〇小町(こまち)
十七歳の少女。黒曜石のような黒い髪で、長さは肩につかない程度。目は透明感のある淡い青色をしている。背丈は五尺三寸弱。赤ん坊のころに八岐神社の鳥居の前に捨てられており、孤児仲間に加わった。襲撃から生き残り、桜華と共に報復を誓う。小町もまた家族や仲間を大事にする。昔なじみの桜華のことは特別に思っているが、素直な想いを口にすることは滅多にない。好物はみたらし団子。勝ち気な性格でありながら、甘えん坊でもあるという二面性を持つ。
〇大河(たいが)
享年四十歳の男性。黒髪の散切り頭。幼少期を孤児として過ごした経験から、辛い思いをする子供が少しでも減るよう願っていた。自身が宮司を務める寂れた神社、八岐神社に孤児を集めて育てるという活動に生涯を捧げた。優れた剣の腕前を持っていたが、八岐神社襲撃の際は子供を守る責務のために敗北してしまう。愛用していた刀には、とぐろを巻いた蛇の装飾が施されている。時に優しく時に厳しく孤児たちを育てた。
※カクヨムでも連載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 18:38:21
402276文字
会話率:60%
人間の居住圏が巨大大陸の片隅にしかなく、その他の場所は魔物が闊歩する魔境となっている世界。
居住圏いっぱいに人が増えたため、魔境と領土を接する辺境貴族は、魔境を切り取って領地とすることを定められた。
人を守護する神は、魔境を切り取るための力
として、新たに『天職』という加護をもたらしてくれた。そのお陰で人々は戦闘向きの天職に限り、魔境の魔物に勝てるようになった、そんな時代。
プルマフロタン辺境伯家の長男バジゴフィルメンテ・サンテ・プルマフロタンは、幼少から剣の天才と評価され、そして十歳で教会にて行われる天職の儀で神から『剣聖』を授けられた。
しかし、その儀場で剣を抜く際に手から取り落としたり、剣を振った際に手からすっぽ抜けてしまったりと、天職が剣聖らしからぬ行動を見せてしまう。
その行動の原因が『不適職者』--天職と肉体が適合していない者ではないかと父親に疑われ、しかし次男以降の子が戦闘向きの天職を得られるかはまだ不明だからと、薪割り小屋に住処を追いやられて留め置かれることになった。
不遇な状態に置かれたはずのバジゴフィルメンテは、剣聖を与えられたときからなにか思惑があったようで、薪割り小屋暮らしを苦にしてない。
バジゴフィルメンテの思惑とは? 彼は本当に不適格者なのか? バジゴフィルメンテの将来はどうなるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 18:00:00
108698文字
会話率:35%
スメガギテラ大陸中央、巨大迷宮。
大陸各地から富と名声を求めて、迷宮挑戦者(チャレンジャー)たちがやってくる。
迷宮が発見されてから長い年月が流れたが、未だ三十階層を越えた者はなく、迷宮の底が何階層か、どうして迷宮というものが存在するのかも
分かっていない。
そんな場所に挑戦する男の一人。彼の名前はギデア。三十歳に差し掛かりつつある年齢で、迷宮挑戦者にしては珍しいことに単独行(ソロ)の挑戦者だ。
仲間もなく一人で迷宮に入り、大した怪我を負うこともなく戻ってくる姿に、他の挑戦者たちは「そんなこと単独行で出来るわけがない」と「ヤツは『ホラ吹き』だ」と陰口を言う。
しかして本当に、ギデアは単独で二十一層を越えるどころか、前人未踏の三十層の突破を果たす。
そして三十一層に入った後で、彼は迷宮を脱し、挑戦者の互助会に「半引退届」を提出した。理由を問われた際に「つまらなくなった」と口にして。
冒険者を半分引退した、無双の単独戦力を持つギデアは、迷宮を中心に発展してきた迷宮歳での新たな暮らしを送ることにした。
やがてギデアはやる気を取り戻すのか、それとも挑戦者とは別の道を行くのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-21 18:00:00
144198文字
会話率:34%
でっち上げの罪で隣国と共謀し国を亡ぼすと処刑された私が目覚めると、そこは十年前の自分の部屋だった。
十歳のころはまだ聖女としての力が目覚めていないことを思いだした私は、今度の人生では決して聖女にならないと誓う。
しかし聖女にならないのであれ
ば結婚して家に入るか、あるいは勉学で身を立てるかしかない。
よろしい、ならば勉強だ。
そして思いきり勉強し王立学校を主席で卒業した私だったが、卒業式のその日に公爵家から呼び出しがかかる。
私はその公爵の名を聞いた時、身を震わせた。
何故ならヴォルフザイン公爵とは、前世での私を処刑するように王に進言した公爵その人だったのだから。
おそるおそる公爵家に伺うと、そこには当の公爵閣下と花の様に可憐な姫君が並んでいて――。
空気の読めない陰キャ才女と、シスコン公爵が王都と社交界を舞台に大暴れする異世界ラブストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 15:05:20
142635文字
会話率:43%
『本の虫令嬢』
こんな通り名がつく様になったのは、いつの頃からだろうか?……もう随分前の事で忘れた。
私、マーガレット・ロビーには婚約者が居る。幼い頃に決められた婚約者、彼の名前はフェリックス・ハウエル侯爵令息。彼は私より二つ歳上の十九歳
。いや、もうすぐ二十歳か。まだ新人だが、近衛騎士として王宮で働いている。
私は彼との初めての顔合せの時を思い出していた。あれはもう十年前だ。
『お前がマーガレットか。僕の名はフェリックスだ。僕は侯爵の息子、お前は伯爵の娘だから『フェリックス様』と呼ぶように」
十歳のフェリックス様から高圧的にそう言われた。まだ七つの私はなんだか威張った男の子だな……と思ったが『わかりました。フェリックス様』と素直に返事をした。
そして続けて、
『僕は将来立派な近衛騎士になって、ステファニーを守る。これは約束なんだ。だからお前よりステファニーを優先する事があっても文句を言うな』
挨拶もそこそこに彼の口から飛び出したのはこんな言葉だった。
※中世ヨーロッパ風のお話ですが私の頭の中の異世界のお話です
※史実には則っておりませんのでご了承下さい
※相変わらずのゆるふわ設定です
※こちらの作品は「アルファポリス」「カクヨム」にも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 12:57:52
49606文字
会話率:46%
俺の名前は鈴木拓哉、年齢は今年三十歳になる。
勤めているのは小さな電気事業社で不慮の事故により
死んでしまい。異世界でタクトと言う子供に転生した。
元の世界では忙しなく働きゆっくりとした日々を
過ごせなかった。今度の人生では平穏に生きた
い!
主人公タクトは目的のために降りかかって来る
平穏とは程遠い出来事を仕事で使っていた
ツールボックスを活用して平穏な生活を目指します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 12:07:38
514861文字
会話率:29%
意図せず異世界転生した二十歳越えの多分アニオタが、ロリになって世界を少しずつ動かしていく物語。
最終更新:2024-12-12 12:00:00
43142文字
会話率:44%
レイヴン伯爵領を治めていた伯爵一家は、領主の資格なしと判を押され、領地は国から派遣された監査官が預かることになった。
唯一、家族から疎まれ、不遇な環境に置かれていた娘のアナスタシアだけは、情状酌量の余地ありと見なされたのだが、この娘が何
とも変わり者。
馬小屋で暮らした賜物か、馬から教わった知識で、齢十歳ながら、ちょっと頭を抱えたくなるレベルの発明オタクだった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 07:00:00
725610文字
会話率:41%
ある日、目覚めたら何故か森の中にいた。
周りで嘲っているのはエルフの子供たち。
うん?、こっちもエルフだって??
わはははは、そんな馬鹿なことあるはずが……は?。
きっと誰も信じちゃくれないだろうが、僕は七十歳の人間から七歳のエルフの少年に
なった、らしい。
せっかくだ。のんびりさせてもらおうかな。
主人公の設定が体は子供で中身は大人ですが、一人称は肉体に合わせるため「僕」としています。
違和感あるかもしれませんが見逃して頂けると嬉しいです。
前作の短編二作品と同じ世界になります。
「信じる者たちへ 〜私、異世界でも歌いたい〜」
「信じる者たちへ 〜俺は辺境の異世界人〜」
同じ人物が登場しますので、よろしければそちらもお付き合い下さいませ。
※誤字報告、いつもありがとうございます。
ただ誤字につきましては活動報告に2回、注意が書いてありますのでご一読の上でお願いします。
※この物語はフィクションであり、異世界設定であり、実在のものとは一切関係ありません。
※全て妄想の世界です。
※それを踏まえて、お読みいただけますようお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 06:00:00
1275473文字
会話率:35%
私は、ある日、突然異世界に召喚されてしまった日本人の女子高校生。
貴族の青年の婚約者となり庇護されることになった。
三年後、二十歳になった私は婚約者から婚約の撤回を告げられる。
突然、この世界に呼ばれたあの日のように……。
こうなったら言っ
てやる!。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-01 06:00:00
7579文字
会話率:32%
貫井健治は二十歳で病死後、異世界へ召喚された。
幽体となった彼は、ある王子の身体に入ることになる。
そんなことになるとは全く知らない十七歳の頃のお話。
「二重人格王子」のケンジが死ぬ前の話になります。
(現代ものなのに、異世界転移になって
いるのはそのためです)
※この物語はフィクションであり、現実設定でも実在のものとは一切関係ありません。
※全て妄想の世界です。
※それを踏まえて、お読みいただけますようお願い申し上げます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-07 06:00:00
4447文字
会話率:30%
十九歳のマリアンは、かなり年上だが美男子のフェリクスに一目惚れをした。
そして公爵である父に頼み伯爵の彼と去年結婚したのだ。
しかし彼は妻を愛することは無いと毎日宣言し、マリアンは泣きながら暮らしていた。
ある日転んだことが切っ掛けでマリア
ンは自分が二十五歳の日本人女性だった記憶を取り戻す。
そして三十歳になるフェリクスが今まで独身だったことも含め、彼を地雷男だと認識した。
「君を愛することはない」「いちいち言わなくて結構ですよ、それより離婚して頂けます?」
別人のように冷たくなった新妻にフェリクスは呆然とする。しかしこれは反撃の始まりに過ぎなかった。
※アルファポリスでも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 00:01:17
40873文字
会話率:42%
男爵令嬢エリスティア・フィリル。
女神ラーヴァの愛し子である彼女は癒しの力が使えた。
それを聞きつけた王室により十歳の頃に四歳上の第二王子アキムと婚約させられる。
しかしそれを理由に王宮暮らしになったが最後、エリスティアは王族の体の不調をひ
たすら治療させられる生活になった。
王子との婚約は囮で実際はエリスティアを王宮に隔離し飼い殺しの治癒奴隷にする為連れてきたのだ。
アキムとは婚約者らしいことは全くせず朝から晩まで一人で治癒力を使い続けるエリスティア。
ある日王妃セイノの腰痛の治療後、とうとう過労死してしまう。
すると女神ラーヴァがあらわれ謝罪された上でエリスティアは十年前の世界に戻されることになった。
今度は絶対アキムと婚約せず王家の奴隷にはならないと固く誓いながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 18:31:18
67600文字
会話率:22%
十歳の少女ミコナが暮らすその世界は、亡くなった人の魂が帰ってこれるという不思議なところ。
今よりもっと幼い頃に母親を病気で亡くした彼女のために、彼女の父親(ハカセ)は、帰ってきた母親の魂を自身が作った<カプセルアニマル>に憑依させました。
けれど、ミコナへの想いがとても強かった母親の魂は一つには入りきらなくて、五つのカプセルアニマルに分割して収められることに。
でも、ミコナの母親の魂を収めたカプセルアニマルは、なぜか、タカ、トラ、オオカミ、サメ、ティラノサウルスと、どれもとても強そうなカプセルアニマルになってしまったのでした。
こうして、ミコナと五体のカプセルアニマルズによる、少し不思議で、でもとても楽しい日常が始まったのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 00:00:00
253695文字
会話率:33%
十歳の少女ミコナが暮らすその世界は、亡くなった人の魂が帰ってこれるという不思議なところ。
今よりもっと幼い頃に母親を病気で亡くした彼女のために、彼女の父親(ハカセ)は、帰ってきた母親の魂を自身が作った<かぷせるあにまる>に封入する。
けれど
、ミコナへの想いがとても強かった母親の魂は一つには入りきらず、五つのかぷせるあにまるに分割して収められることとなった。
でも、ミコナの母親の魂を収めたかぷせるあにまるは、なぜか、タカ、トラ、オオカミ、サメ、ティラノサウルスと、どれもとても強そうな動物達の姿に。
こうして、ミコナと五体の<かぷせるあにまるず>による、少し不思議で、でもとても楽しい日常が始まったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-07 00:00:00
472015文字
会話率:31%
四十歳、中年を迎えた騎士エリアスは二十年以上人類の脅威である魔物と戦い続けていた。最前線にいる理由は武を極めるためで富も名声も彼はいらなかったが、魔物と戦い続けた功績により聖騎士の称号が授与されることとなった。
農村出身者で平民であっ
たエリアスに授与されることは異例であり、彼は貴族からやっかみの一つもあるだろうと予想していた。その考え通り辞令が下り、魔物がいる最前線ではなくその後方に位置する砦へ行くよう指示される。これ以上功を立てさせないように、という貴族からの処置であった。
それに対しエリアスは楽観的に考え、なんとかなるだろうと任地へ赴くことにした――そこから騒動に遭遇し、やがて多くの人が知らなかった彼の実力が世間に認知されていくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 20:19:16
243578文字
会話率:65%
勇者――それは過去、世界に災厄をもたらした存在を打倒した人間の力を宿す者。体のどこかに証があり、世界中の国々は証を持つ子供を見つけると囲い込み、国へ尽くすよう教育を施す。
ディリウス王国にいる少年ユークも証があり、三歳から山奥で鍛錬を積ん
でいた。彼は十歳にして剣術、魔法を学びきる才覚を持ち、十五歳の時点で史上最強と評価されるようになっていた。
そんなユークはいよいよ山を離れ、世間へお披露目される――しかしその寸前に事件が起きる。ある日彼は姿を消し、手紙が残されていた。
『旅に出ます。探さないでください』
史上最強勇者は、家出と共に自由を得て旅を開始する。それに対し王国は――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-19 22:19:51
394147文字
会話率:59%
剣と共にある人生――孤児であったジークは男性剣士に引き取られ、その人物の訓練風景を見て棒切れを振り始めた。
最初は遊びだったが、五歳の時に才能を見いだされて剣術を本格的に学び始め、七歳には岩をも砕くほどの力を出せるようになった。
そしてさら
に強くなった十歳の時、魔王の配下である魔族が魔物を率いて町へ襲来して――それに立ち向かったジークは魔物と魔族を圧倒し、たった一人で滅ぼした。
その噂は国中に広まり、やがて彼が暮らす国――オルバシア帝国の皇子がやってきてスカウトを受ける。彼はジークの力を見込み「世界を統一するため力を貸して欲しい」と表明。ジークは大きすぎる話に呆然となりながらも、彼の言葉に従い戦うことにした。
帝国の一員として剣を振るうようになったジークは、竜やエルフの王、果ては天上の神々とさえ戦い、その全てを帝国の支配下に置いた。そして最後、世界を滅するべく動く最強の魔王と戦い、ジークは勝利。オルバシア帝国は世界を統一し、ジークは人々から最強の剣士と呼ばれるようになった。
その後、ジークは新たな目標を携え旅に出たのだが――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 21:49:19
134618文字
会話率:51%
馬車での事故により記憶を失った珍しく美しい容姿をした少女。
ワインの産地であるサリタンザスで事故を起こした当事者伯爵家次男ジンラードにノアーナと名付けられ、伯爵家で庇護を受けながら出自の判らないままブドウ農園で働き五年の歳月を過ごす。
そん
な彼女にはブドウの木の声が聴こえると言う不思議な力があった。その能力を活かし最高に美味しいワインを造りだした加害者と被害者である二人。
しかしそんな順調で穏やかな日々は長くは続かなかった。
二十歳を迎えジンラードが結婚の為に婚約者を迎えに港街へ向かったその日、老木のブドウの木であるオジジの杖と共に、いつの間にか自分の中で育ってしまったジンラードへの恋心を隠し「楽園」へと繋がる北の果てドグロードスを目指して一人と一本はひっそりと姿を消す。
だがノアーナは知らない。
この逃走劇が男の激しい狩猟本能に火を着けた事を。
ドグロードスにある楽園とは。
ノアーナの過去に隠された真実とは。
男達に追われながら様々な危機を乗り越えノアーナが辿り着いたのは楽園かそれとも…
⚠︎ワイン製造の過程に精密さは有りません。内容を短略化、現代製造法との相違、フィクションが混ざっておりますのでご注意下さい。
⚠︎暴力表現有り/少々鬱展開有り
第一章まで毎日投稿。以後不定期投稿になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 17:10:00
65280文字
会話率:53%
時は未来、光という概念が完全に失われ、静寂と暗闇に包まれた地球。その運命は四名の少年少女たちに託された。
彼らは「光源生成選定候補者(ライターズ)」と呼ばれる選ばれし戦士であり、十五歳の多感な少年少女でもある。スラム育ち、強迫性障害、人
工子宮生まれ、遺伝子組換えの子など、それぞれが複雑な背景を持ち、深い心の傷と葛藤を抱えている。しかし、ナノマシン生命体オンソロージーから授かったオンソロージーSの力で、二十歳の大人の姿に変貌を遂げ、人類の概念を奪う謎の宇宙人・繊維獣との宇宙規模の戦いに身を投じていく。
戦闘時、彼らは自らの内面を反映した「電球」のオブジェクトと武器を手に、光の戦士へと覚醒する。戦いの中で芽生える絆が、ライターズたちの内面に変化をもたらす。他者、友人、自分自身、可能性、未来を信じる力に目覚め、守るべきものを見出していくのだ。
失われた光を取り戻し、人類の未来を切り拓くため、ライターズたちの戦いが始まる。
本作は医学書を出版している精神科医の著者が紡ぐ、少年少女たちの心の成長物語であり、複雑な境遇に生きる彼らが自らと向き合い、絆を深めながら、人類の運命を懸けた戦いに挑むSFバトルファンタジーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 06:49:04
18778文字
会話率:27%
アーニアール王国はマナに満ち溢れていて、《魔法使い》により成り立っている国である。
だがマナを取り込むのに副作用があり、それにより獣化してしまうことがあるのだ。それを防ぐために聖女が存在している。
レベッカは十歳の頃に神聖力検査を受
けて、聖女として神殿で暮らしていた。
聖女になった当初は当代一の神聖力を持っていたのに、ある時から少なくなってしまった。仲間の聖女たちからは落ちこぼれだと蔑まれる毎日に心折れそうになるものの、唯一優しくしてくれるアンリエッタのおかげでどうにか日々を過ごしていた。
そんなある日、神殿を訪れた王宮魔法使いのベンジャミンから、あるお願いをされる。それは銀色の毛並みの不思議な犬をしばらく預かってほしいというもので――。
それが、レベッカの人生を一変させる出会いだった。
※一年ぐらい前に投稿した中編の、長編連載版になります。
連載に際して、題名を少し変えています(中編版:https://ncode.syosetu.com/n7032il/)
第一章は、中編版と大筋はほぼ同じですが、一部設定が変わっていたり、加筆を施している部分もあります。
更新は23時ごろを予定しています。
連載中は感想欄を閉じさせていただきます。
いまのところ、2部か3部構成の予定……長めのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 23:00:00
65071文字
会話率:38%
簡単なあらすじ:十歳の時に家族が事故で死に、伯父一家の下で使用人のように働かされていた精霊術師の一族の令嬢エウフェミアは莫大な金銭と引き換えに伯爵家に嫁いだ。しかし、妻を娶ってから度重なる不運に見舞われた夫である伯爵に今度は離縁を言い渡され
、見知らぬ場所に捨てられる。そこで偶然出会った商人の下で働くことになったが——という導入で始まるの話です。
水の精霊術師としての能力を失ったと言われていた主人公が、実は全属性の精霊術を扱える素質を持っており、離縁後にその才能を開花させ、労働階級から立身出世していき、自分の過去にも決着をつける話。
プロローグと第一章は離縁〜世間知らずな主人公が社会常識を身につけるまで。本格的に精霊術がどうのこうの出てくるのは第二章からです。
色んな男性キャラが出てくる予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 21:44:39
229081文字
会話率:43%
二十歳にして、身長140の主人公は、異世界に転移してしまう。
そこは、身長平均2mの世界だった。
「見下すな~~~~!!」
しかし、魔法を使う魔力はまさかのゼロ。妖精にも嫌われている。
それでもお人好しの性格で、困っている人はほっとけ
ない。
だから、彼女の本質を見た者は、彼女を愛さずにはいられない!
小さな体で動き回り、やがて、世界から愛される少女のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 17:33:01
310641文字
会話率:28%
神聖グランヒルド帝国の皇女、リリー・ルキウス・グランヒルド・フレイヤは男を惑わせる美貌と底知れぬ才幹の持ち主だった。言いよってくる貴族たちを翻弄し、領地や財産をすべて貢がせると容赦なく捨てる。リリーの美しい微笑みは愛と破滅の象徴だった。
そんなリリーが二十歳の誕生日を迎えた日。リリーは誕生日を祝う祝賀会で突然、会ったこともない男との結婚を宣言する。男の名前はレイン・ウォルフ・キースリング。『砂漠の狼王』と謳われる英雄ロイドの息子だった。レインとの結婚を望むリリーは青い瞳の奥に恐ろしい計画を秘めていた……。
※この小説はカクヨム様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 12:25:12
82239文字
会話率:54%
家族の浪費で負った借金のために、四十歳も年の離れた伯爵の元へと嫁ぐことになったアリーセ。絶望のまま初夜を迎えるが、事に及ぶ前に伯爵は発作を起こして死亡。アリーセは夫殺しの容疑者となり、伯爵の娘たちから暗い部屋に閉じ込められてしまう。処刑の恐
怖に怯える中、アリーセを助けてくれたのは紛争から帰還した公爵エドゥアルトだった。
「……そんな顔をするな、アリーセ。お前は何も心配しなくていい」
幼馴染で初恋だったエドゥアルトに優しくされ、アリーセは彼に惹かれていくのを自覚するが、醜聞まみれの未亡人では彼と一緒にはなれない。そんなとき、アリーセの無実を証明する恩人となった大神官ミカエルが次第に存在感を増してくる。
「今はアリーセ様のことが何より大切ですから」
しかし、やがてアリーセはその特殊な体質のために大きな陰謀に巻き込まれ──。
第1部は、ドアマットとすれ違いな両片想い+三角関係からのハッピーエンド。
第2部は、甘々な生活とアリーセの成長からの再びの事件を経てハッピーエンドです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 07:00:00
124201文字
会話率:53%
孤児院から伯爵家の養子として引き取られたルシンダ・ランカスターは、十歳の誕生日に前世の記憶を取り戻した。ファンタジーRPGが大好きだったルシンダは、せっかく剣と魔法の世界に転生したのだから魔術師を目指して将来は旅に出ようと決意。日々、魔術の
習得に励んでいたが、十五歳で入学した魔術学園で、謎の美少女からここは乙女ゲームの世界で、あなたは悪役令嬢だと告げられる……けれど、死ぬ心配はなさそうなので、攻略対象(義兄、王子、担任教師、宰相の息子)との恋愛は無視して真面目に学園生活を送りますね! なぜかみんなが構ってくるけれど、ルシンダはひたすら魔術師への道を目指します──!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 08:00:00
388219文字
会話率:47%
貧乏農家の三女として生まれたノアは六歳の時に召使いとして商会に売られてしまった。奴隷のように働かされていたが、十歳の時に町で魔物の氾濫が起こり、その混乱に乗じて商会から逃げ出すことができた。逃げのびたノアは二人の少女たちと出会い、一緒に協力
しないかと話を持ち掛けられる。一人で生活するよりはいいかもしれない、と受け入れるがその少女たちを鑑定すると「勇者の卵」「聖女の卵」という結果が出てきた。厄介ごとに巻き込まれるかもとビクビクしながらも、大きな町にたどり着いて生活が始まった。三人で過ごしていくとノア自身にも「賢者の卵」という称号が生え、様々な魔法が使えるようになる。そんな時、事件に巻き込まれてノアたちは開拓村に飛ばされることになった。だが、それがスローライフの始まりだった。少しずつ身の回りの物を充実させ、野菜を魔法で育て、自分の手で家を作り、動物を育てて恩恵に預かり、素材採取のついでに魔物討伐、開拓の手伝いをして住民と交流。ノアが動くと生活で少しずつ必要なものが集まり、開拓村は少しずつ豊かになっていく。生えてきた称号にとらわれず、ノアは魔法を生かしたスローライフを満喫していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 20:00:00
645103文字
会話率:66%
槇中心《まきなかこころ》(42)は階段から転げ落ちて魔法ありレベルアップありのゲーム風の異世界に転移することになった、が、アル中のアラフォーに冒険は辛い。友人(?)に引きこもりするためのスキル【マイルーム】をもらい通販や無人島暮らしまでさ
せてもらえることになった。友人マジ神様。
とりあえずこの世界ではネットゲームで使っていたハンドルネームを使うことに決めたココロ改めカーラ。まずはトレーニングルームでハクスラしてレベルを上げることにした。ゲーム楽しい。ひたすらに戦い続けて確実に強くなっていく。
無人島でその辺りのモンスターを倒して売ればお菓子が買える! ベッドも枕も買える! 漫画やゲームまで?! そしてマイルームは自分だけの空間! いえす! ひきこもり!
しかし、金策する中で強敵に出会いもっと強くなることを迫られ、ゲームのような楽しいトレーニングにハマるうち、気づけば最強に。努力の果てに(?)引きこもりタイムを手にしたカーラ。
時には町を出歩いて色々な問題にぶつかったりしながらものんびり暮らすが、ある日、島に流れ着いたお姫様を元の国へ送り返すことになる。カーラの見た目が十歳くらいなので侮られるが力を示してみせることで信用を得た。いらないが。
最初しばらくはお姫様も引きこもりライフにハマってしまうが自分で稼いでるうちに責任感が芽生えたと言い出し、いよいよ国へ帰ることに。
カーラは少しずつこの星の、この大陸の実態を知っていく。
戦乱を引き起こす神々ときっかけとなったひとりの女神の死。この世界の神々とは何者なのか。そして魔女たちはどう動く。カーラはやがて大きな動きを見せ始める。
大陸を安定させるためにスキル【マイルーム】の機能を使い、暗躍していくことに決めたカーラ。たくさんの拾った命をまとめ上げ、都市を立ち上げ、戦端を開き、国の中枢にまで白の魔女と呼ばれやがては優遇されはじめた彼女は、影から覇道を突き進む。引きこもりつつ。
そんな中、なぜか魔王に請われて学園で教師をすることに。生徒と遊び、弟子を取ったりする。
やがて、彼らの戦いに巻き込まれ、幾つもの国を動かし、白の魔女カーラは神々と対峙する。
一話は六千文字以上。投稿は月曜日と金曜日の週に二回しますがシナリオの進み具合で変更する場合があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 18:10:00
336321文字
会話率:55%
一人目は文系の少年。十歳。低身長。ショタ。むっつり。釣りは好き。スポーツは野球しか存在しない。ツッコミ肌だけどボケにも行く。名前は四恩《シオン》。
「僕らはこの世界でどうやって生きていくのだろう……」
二人目は理系の女。二十二歳の大
人。眼鏡。目付きはきつい。胸がでかいのだが運動時に非効率なので嫌い。意外と落語とか好き。スポーツは全部科学する。名前は立花《リッカ》
「とりあえず飲料水を確保する」
三人目、二十五歳、体育会系の男。控えめに言ってゴリラ。脳筋。熊に勝った。乗りが良い。スポーツは持ち前の運動能力で何でも制覇できるけどルールとか理解してないので勝てない。名前は丈《ジョー》。
「ウッホウッホ! ちょっと待てさすがに脳筋でもドラミングとかしねえわ!」
この三人を無人島に放り込んでみた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-17 02:00:00
15715文字
会話率:56%