大罪人、ヴィクター・ヴァルプルギス。過去にひとつの大陸を沈め、世界を恐怖に染め上げた魔法使いは、四百年を孤独に牢で過ごして現在……一人の女性、クラリスに片思いをこじらせていた。
冒険へ出た彼らの目的は、世界の中心である大都会を目指すこと。
しかし彼らは旅の途中、行く先々で事件へ巻き込まれ、首を突っ込み、そして……「最高の魔法使い様」と崇められる人物によって、命と引き換えに魔力を手に入れた人間――「魔導士」が、世界各地で事件を起こしていることを知る。
力を持たないただの人間であるクラリスは、信じる正義のためにヴィクターへ共に戦うことを願う。
対してヴィクターは、人助けなんてちっとも興味は無いが――大好きなクラリスへの好感度稼ぎのため、今日もその願いに応えて凶悪な化け物相手に魔法を奮う。
生まれてこの方六百年。恋愛遍歴ゼロ。
これは初恋一年生のピュアさと、天性の凶暴さを兼ね備えた魔法使いが、冒険と人との出会いを通して少しだけ成長するお話。
※作品はカクヨムにも掲載しています。
エピソードタイトルには、カクヨム掲載時の小見出しタイトルを使用しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 23:10:00
509170文字
会話率:40%
家出した少女、杜若苺來≪かきつばたまいら≫は吸血鬼に囚われてしまう。この世界で人間は食料だ。捕まったら最後──、と自分の運命を覚悟するも、この地の領主である冷血公ヴィクターに助けられた。
元の世界に戻してやろうとするが、家出してきた苺來は全
力で拒否をする。
何千年も生きてきたヴィクターにとって、人間の事情には多少詳しい。帰りたがらないマイラを少しの間だけ置くことにするが、想像以上に居心地の良いヴィクターの元で残りたいと苺來は考えていた。
人間が食料だと言うのであれば、愛玩≪ペット≫にしてもらって可愛がってもらうしかない、と──。
※タイトルはアレですが、えっち展開はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 15:29:05
63338文字
会話率:38%
制作年: [ © 2024 ] 著者: [manuel saa ]
引数:
魔法とテクノロジーが融合する広大な宇宙で、若き王ヴィクターは知恵と大胆さを織り交ぜて統治しています。エルフリーデンとして知られる彼の王国は、北の雪をかぶった山々
から南の緑豊かなジャングルまで広がっています。ここでは、神々、悪魔、妖精、エルフが微妙なバランスで共存しています。
エルフリーデンは驚異と危険の場所です。その浮遊都市は、古代の魔法に支えられて空にそびえ立っています。その森には、神話上の生き物や忘れられた秘密が隠されています。その燃え盛る砂漠には、古代の宝物や恐ろしい獣が生息しています。
しかし、エルフリーデンはただの不思議な領域ではありません。戦場でもあります。貴族間の対立は、地球を引き裂く恐れがあります。闇のカルト教団が影で陰謀を企てています。ビクターは、彼の若さの限界を超えた挑戦に直面しなければなりません。
ビクターの魔法能力はすごいです。彼は炎や要素をコントロールし、被験者の思考を読み取ることができます。しかし、それはまた、それを消費する恐れのある先祖代々の呪いも含んでいます。彼女の妹、エレナは彼女の最も親しいアドバイザーです。彼の念力と鋭い直感は、危機の瞬間に彼を導きます。
ビクター、エレナ、そして彼らの仲間たちは一緒に、ビクターの最も人里離れた場所を探索します。彼らは古代の遺物を発見し、忘れ去られた予言を解き明かし、強力な敵に立ち向かいます。しかし、彼らはまた、両親が彼らから隠していた自分の力についての秘密にも対処しなければなりません。
この驚異と危険の大陸で、ヴィクターは真の力は魔法や王冠にあるのではなく、彼の人々の心と忠誠心にあることを学びます。彼は迫り来る脅威からビクターを守ることができるでしょうか?それとも、彼は彼の裁判所に潜む陰謀の犠牲になるのでしょうか?
「ビクター王国」は、冒険、裏切り、発見の叙事詩であり、運命の糸が容赦なく絡み合う世界で若き王が自分の居場所を見つけなければなりません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 20:14:40
120285文字
会話率:26%
ロンドンの霧夜、探偵ヴィクターとその幼馴染である歴史学者のエリオットは、百年前の連続殺人鬼ハロルド・クラークの痕跡を見つける。過去の秘密を解き明かす中で二人の絆が試される。霧の彼方に隠された真実とは?
最終更新:2025-05-29 17:43:10
14361文字
会話率:63%
※この作品は『エヴァーグレースの魔法使いに恋をして』のスピンオフ作品です。
本編が終わった後の悪役のお話です。(この作品だけでも楽しんでいただけるように描いております。)
かつてこの世界には、魔法が溢れていた──。
その時代、この世界に魔
法を与えた神と人間の間には交流があり、永らく友好的な関係を築いてきた。
だが、一部の人間により、神の怒りを買い、人間は魔法を失うこととなった。
そのきっかけとなったのは、カイン・グリーヴスと言う一人の男だった。
数百年後、ヴィクター・グリーヴスとして生まれ変わった彼は、記憶がないにも拘らず同じ轍を踏むことになった。
そして、今度こそ彼は罰として、永遠の苦しみに閉じ込められる──かと思われたが、神に選ばれし少女がそこから彼を救い、罪を赦したのだ。
赦された後、ひっそりと人の出入りの少ない森に住むようになったヴィクターだったが、大きな罪に対し、軽すぎる罰が、かえって彼を苦しめていた。
そこに現れた燃える炎のように情熱的で、マイペースで、夢見る乙女なセシル・ラヴェル。
彼女は、ヴィクターがどれだけ独りになろうとしても放っておいてはくれない。
そんな彼女に、冷たくなりきった悪役の心は少しずつ溶かされて行く。
………ちなみに、彼女の暴走は誰にも止められない──例え、相手が元・世界を揺るがした男でも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 18:00:00
77379文字
会話率:34%
惑いの森リドフォードの奥深く、美しい魔女ルルは、使い魔の少年ヴィクターと二人でひっそりと穏やかに暮らしていた。ある日のこと、ルルは森の入り口で倒れていた青年エドワードを助けた。エドワードはアルグランド王国の元第一王子で、現在は国を追われてい
る。
森の魔女ルル、使い魔ヴィクター、元王子エドワードの共同生活が始まる。
雪柳と木香薔薇。蛍が舞う泉のほとり。
降るような星空の下、美味しい食事と香しい香りの紅茶。
「王子様の願いが叶い、幸せになること」
それがルルの、千年前からずっと願い続けてきた、たった一つの願いであるとエドワードが知ったとき、世界は一瞬にして変わり始めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 12:34:28
46738文字
会話率:26%
ジョナは恋多き女と評判だ。花盛りの二十歳。遊び相手には事欠かない。それに、夫も三人いる。全員、偽装の契約結婚ではあるが。
ひとり目は、騎士団長のヒューゴ。死別した妻をまだ思い続けている、一途な人だ。ふたり目は、魔道士のヴィクター。知的で静か
な人。三人目は、近衛騎士のライアン。華やかな見た目で女性人気は抜群だ。
三人の夫とはうまくやっていたのだが、四人目の申し込みが入ってしまって──。
(2023年11月20日投稿した短編版を改稿加筆した連載版です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 15:46:17
117034文字
会話率:61%
ジョナは恋多き女と評判だ。花盛りの二十歳。遊び相手には事欠かない。それに、夫も三人いる。全員、偽装の契約結婚ではあるが。
ひとり目は、騎士団長のヒューゴ。死別した妻をまだ思い続けている、一途な人だ。ふたり目は、魔道士のヴィクター。知的で静か
な人。三人目は、近衛騎士のライアン。華やかな見た目で女性人気は抜群だ。
三人の夫とはうまくやっていたのだが、四人目の申し込みが入ってしまって──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-20 21:44:48
8322文字
会話率:60%
王立魔法学院『グリモワール・アカデミア』に通う銀髪の優等生・ヴィクターと、気弱で劣等生扱いされている弟・エミール。
幼くして両親を失い、貴族社会からも疎まれながら、ただ2人で生き抜いてきた兄弟。
クールで不器用な兄と、自信が持てない弟―
―しかし弟・エミールには、兄さえも知らない“世界にただ一つの力”が眠っていた。
魔法、血筋、精霊、陰謀、そして兄弟の絆。
これは、孤独な兄弟が「運命」と「世界」を変えていく、優しくて切なくて、ちょっぴり甘い魔法ファンタジー。
双星が描く、癒しと慈愛のグリモワール――その輝きは、誰にも消せない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 00:00:00
106329文字
会話率:51%
結婚はしたものの形だけの夫婦だったアリシア。
愛人のいる夫との暮らしに嫌気が差し、あっさり離婚状にサインをして自由になる。
お一人様を楽しもうとした時に親切な男性に助けられ、意気投合して一緒に食事をすることに。
食事と酒を楽しんだアリシア
だったが、深酒をして記憶をなくしてしまう。
朝起きるとベッドの上で男性と一緒に……!
そしてその男性は第五王子のヴィクターだった!
身に覚えはないものの、一晩を共にしてしまったアリシアは、とりあえずヴィクターの婚約者として過ごすことになる。
気楽なスローライフを夢見ていたアリシアだったが、宝石に関する特別な力を生かしてトラブルを解決していく。
ヴィクターとの仲も深まり、順風満帆に見えるアリシアだったが、アリシアを陥れる計画が密かに進行していた――。
他投稿サイトにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 20:20:00
96607文字
会話率:43%
新たにギルドに加入した新人は高ランクダンジョンの中で三年間生き延びた強者。しかしその男ヴィクターはとんでもないコミュ障で、人間とはまともに会話できない人だった。
そんな大型新人の世話を、ジョンは任されることになる。彼が人とまともにしゃ
べれるようにする、それは果たして成功するのか。
いっぽうで国内では、クトという闇の組織の黒幕の陰謀が少しずつ、動き始めていた。そしてその魔の手は、ジョンたちが所属するギルドにも伸びていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 23:30:00
33600文字
会話率:33%
頑張って力を付けても現実はどこまでも辛辣で。
心底大事にしていた宝物も、震えた掌からは一つ。また一つと溢れ落ちて行く。何ともならない絶望に明るく堪えて耐えて笑顔を浮かべながら。
____そしてまた一つ堕ちていく。
そんな胸がキュン!って
なるような感じの物語です。
こんなのが性癖にグサグサ刺さる人向け。
案外誰でも好きだよ!
読んでけよ!
飛ぶぞ。
感想いっぱいください!!!
あらすじ
___________
いやさぁ....普通転生系って
『いざ始まる英雄譚!!!』
とか。
『やったぜ!!スローライフ!!』
って感じでしょ。
流行ってるし。
____でもさ。
「俺、初っ端っからコズミックホラーで地獄。まじふざけんなよ」
___30代まで普通にサラリーマンをしていた「俺」は癌であっけなくこの世を去った。
次に目覚めた場所は、魔法や剣が当たり前に存在する異世界。俺はヴァンガルム辺境伯爵家の次男として生まれ変わった。
豪華絢爛貴族ライフが始まる!!やったぜ!!!!
完!!!
なわけなく。
現実はきびしい。
謎の化け物“eclipse(侵略するモノ)”が、領地を蹂躙し人間を喰らう。そんな環境だった。
約300年もこの脅威と戦う宿命をもった貴族というのがヴァンガルド家。
つまり俺は_____
ヴィクター・フォン・ヴァンガルムは
そんなバケモノに相対しているわけだ。
_____ふざけるなよ
存在しちゃダメだろこんなヤツ
胴にある巨大な口から溢れ出した触手。
それを使って人間を器用に捕えて蹂躙している。
食われた人間の顔がバケモノの身体から浮きでているが、どれもこれも苦悶な表情を浮かべていた。
無数に生えた人間の手足を器用に使用して
ドス黒いタールの様な血を振り撒きつつ此方に肉塊のバケモノが歩み寄って来る。
悲しいかなこれを殺すのが俺の家のお仕事だ。
....いや駆除か。
人間慣れれば。こんなバケモノだって笑いながら駆除出来るようになる。
心は病むけどな。
悲惨な戦場で目にする絶望の光景。
この宿命の一族に生まれたからにはどこにも逃げ場は存在しない。地獄と呼ぶに相応しいこの世界で生き抜く覚悟を決めたとき。
物語は深淵より動き出す。
これは、望まぬ運命に弄ばれた血族に
産まれ落ちた平凡な男が。
いずれ"英雄に堕ちる"物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 07:35:19
31472文字
会話率:10%
朝日が差し込み、エリシア・ローレンスが目を覚ました。今日は婚約披露宴の日のはずが、イケメン貴族ヴィクターに「魔力がショボい」と婚約破棄されて大屈辱! 怒りの中、やり直しのチャンスを掴んだ彼女が、リベンジと真実を求めて冒険を始める!
最終更新:2025-03-21 14:01:37
17740文字
会話率:51%
「早く私の前から永遠に消えるがいい。この悪女め」
婚約者だった第一王子のヴィクターにそう言われて、エステルは死んだ――一度目の人生を。
目覚めたら、三年前のヴィクターと婚約する前に戻っていた。
「――二度と、同じ目に遭わない。復讐して
やる」
そう強く決意し、エステルは二度目の人生の舞台に立つ。
一人では第一王子という立場のヴィクターに復讐するのは難しいので、共犯者を求めた。
その候補として、「無能王子」と称されるレオンハルト殿下だった。
彼は無能という皮を被って、ヴィクター派閥を邪魔していた張本人だったのだ。
「まさかバレるなんてね……要求は?」
「共犯者になりましょう」
「はっ?」
二人は共犯者となり、ヴィクター派閥に挑むことに。
その過程で、二人の絆は深まって……?
――無様に一度目の人生を終えた令嬢が、二度目の人生ではパートナーを得て今度こそ優雅に踊る。
【※本作は小説1巻分の文量をすでに書き終えて、物語として一区切りついています。30話で一旦完結予定です
3月以内で一気に投稿していきますので、お付き合いください】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 17:00:00
89804文字
会話率:25%
シュトロイゼル騎士団の暗殺部隊に所属するクルーシブ・レイン。彼の人生は、妻エリアナが死亡した研究所事件を境に一変する。
失意のクルーシブは左遷され、辺境の「聖ロザリオ少女騎士学園」の教員として赴任。表向きは恵まれない少女たちに教育の機会を与
える場所だが、実態は少女たちを過酷な訓練で鍛え上げ、耐えられなかった者を「燃料」として処分する非人道的施設だった。
研究所事件の生き残りである元教官ヴィクターから事件の真相を知らされるクルーシブ。事故ではなく罠だったこと、そして最も衝撃的だったのは、騎士団長チココが妻エリアナを見殺しにした事実だった。
事件で生まれたランク11のアノマリー「溶鉱炉の妖精」と契約したクルーシブは、チココへの復讐を誓う。しかし死闘の末、魂はクッキーの体へと転移。敵からは「妖精に操られた被害者」と誤解され、敵陣営の内部へと潜入することに成功する。
妻の仇討ちのためなら、何度でも体を乗り換え、どんな姿になろうとも復讐の炎を燃やし続ける——。
Claude3.7を使って邪道なストーリーを制作する実験的なプロジェクトです。設定資料を読み込ませて生成させた文章を手直したり、方向修正したりして制作しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 19:21:24
63341文字
会話率:33%
アランはそそっかしさで知られる若き冒険者。
転移結晶なる魔法の道具を受け取り、親友ヴィクターの家まで届けるだけのはずが、うっかりイメージを間違えてしまい、得体の知れない洞窟や廃墟と化した死の国へと次々迷い込む羽目に。
荒れ果てた大地や不気
味な湖、そして奇妙な住人たちとの思わぬ遭遇が、彼をさらなる混乱へ誘う。
結晶は華麗に砕け散り、アランは魔術学院の研究室へと転移してようやく帰還を果たすが、その騒動の余波で研究員たちまで巻き込む始末。
落語じみたドタバタ劇とともに、アランは転移の恐ろしさと面白さを身をもって知ることになるのだが、果たして自慢の粗忽っぷりは今後も止まらないのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 13:22:32
5226文字
会話率:25%
とある理由で傷心中の男爵令嬢シャーロットは、引きずり出された伯母の夜会でステューダー伯爵こと、ヴィクター・ワーガスと出会う。眉目秀麗で名門当主の彼に、シャーロットの目は釘付けとなった。
――正しくは、彼が持つ、『シャーロットが亡き恋人に
贈ったはずの懐中時計』に。
◇
ある貴公子の死の真相を追うために、世間を欺き婚約したシャーロットとヴィクター。噛み合わないふたりが抱える、秘密と醜聞と、ままならなかった恋の傷。……ただ感傷に浸るには、彼らはちょっと喧嘩が多くて、騒がしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 22:11:13
265068文字
会話率:40%
「アイリーン・セラーズ公爵令嬢! 私は、お前との婚約を破棄し、このエリザと婚約する!」
「はいわかりました! すみません退出してよろしいですか!?」
ある夜会で、アイリーンは突然の婚約破棄を突きつけられる。けれど彼女にとって最も重要な問題は
、それではなかった。
視察に来ていた帝国の「皇太子」の後ろに控える、地味で眼鏡な下級役人。その人こそが、本物の皇太子こと、ヴィクター殿下だと気づいてしまったのだ。
更には正体を明かすことを本人から禁じられ、とはいえそのまま黙っているわけにもいかない。加えて、周囲は地味眼鏡だと侮って不敬を連発。
「私、詰んでない?」
何がなんでも不敬を回避したいアイリーンが思いついた作戦は、
「素晴らしい方でしたよ? まるで、皇太子のヴィクター様のような」
不敬を防ぎつつ、それとなく正体を伝えること。地味眼鏡を褒めたたえ、陰口を訂正してまわることに躍起になるアイリーンの姿を見た周囲は思った。
……もしかしてこの公爵令嬢、地味眼鏡のことが好きすぎる?
一方で、その正体に気づかず不敬を繰り返した平民の令嬢は……?
笑いあり涙あり。悪戯俺様系皇太子×強気研究者令嬢による、テンション高めのラブコメディです。
◇
同タイトルの短編からの連載版です。
一章は短編版に5〜8話を加筆したもの、二章からは完全書き下ろしです。ゆっくり更新になりますが、こちらもどうぞよろしくお願いいたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 22:59:07
181139文字
会話率:58%
「アイリーン・セラーズ公爵令嬢! 私は、お前との婚約を破棄し、このエリザと婚約する!」
「はいわかりました! すみません退出してよろしいですか!?」
ある夜会で、アイリーンは突然の婚約破棄を突きつけられる。けれど彼女にとって最も重要な問題は
、それではなかった。
視察に来ていた帝国の「皇太子」の後ろに控える、地味で眼鏡な下級役人。その人こそが、本物の皇太子こと、ヴィクター殿下だと気づいてしまったのだ。
更には正体を明かすことを本人から禁じられ、とはいえそのまま黙っているわけにもいかない。加えて、周囲は地味眼鏡だと侮って不敬を連発。
「私、詰んでない?」
何がなんでも不敬を回避したいアイリーンが思いついた作戦は、
「素晴らしい方でしたよ? まるで、皇太子のヴィクター様のような」
不敬を防ぎつつ、それとなく正体を伝えること。地味眼鏡を褒めたたえ、陰口を訂正してまわることに躍起になるアイリーンの姿を見た周囲は思った。
……もしかしてこの公爵令嬢、地味眼鏡のことが好きすぎる?
一方で、その正体に気づかず不敬を繰り返した元婚約者や平民の令嬢は……?
笑いあり涙あり。悪戯俺様系皇太子×強気研究者令嬢による、テンション高めのラブコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 21:15:14
30277文字
会話率:55%
『転生魔女は薄幸少年を甘やかしていきます』に登場したレオンの兄、ヴィクター・ファーウッドとフィオナの姉弟子、タリア・アルデンの出会いを描くスピンオフ。本編をお読みいただいた後の方が楽しくお読みいただけると思います!
最終更新:2025-02-12 12:00:00
27299文字
会話率:44%
少女フィオリアと、花屋のヴィクターとの、ほんの些細な日常。
最終更新:2025-02-11 02:50:06
777文字
会話率:42%
色彩を忌避し、白を愛する白薔薇侯爵ヴィクターと結婚した自由奔放なエレノア。
エレノアは大理石の彫刻のように美しい彼と結婚すれば薔薇色の結婚生活が送れるだろうと考えていた。しかしその期待はあっさり裏切られる。
結婚して訪れた屋敷は壁、床、
天井全てが白! 挙げ句の果てには食事まで真っ白! 見るもの全てが白すぎてエレノアは思わず絶句。しかし、彼の色彩嫌いの裏に隠されたトラウマを知ったエレノアは、色彩の素晴らしさを思い出してもらうため奮闘するようになる。
果たしてエレノアは薔薇色の結婚生活を手にすることができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 12:11:59
6208文字
会話率:43%