絶海の孤島、紅糸島では、島民は、不思議なルールに縛られていた。
その紅糸島で生まれ育ち、カースト底辺の上、許婚にも嫌われ、将来に希望を見出だせない俺=葛城真人(17)
しかし、島の社に祀られる生き神様の贄に選ばれてからは、人生が激変し、
神の力を受け継ぐ超絶美少女の生き神様と、俺との秘密の儀式を通した交流(イチャラブ)が始まった。
過酷な運命から俺は彼女を守ってやれるのだろうか?
※カクヨムサイトでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 12:00:00
48799文字
会話率:38%
なかなか『集結』しなかったので、章タイトル変えました。
ーーーー
西條 理紗 27歳、一児の母は、ブラック企業に勤める旦那の死をきっかけに、まだ4歳の娘と2人、異世界に転移した。
転移した先は森の中。目の前にはゴブリン。
娘を守ろうと、
とっさにあげた手から放たれたのは、紛れもない、“魔法”だった。
そして2人は、その世界のルールにより“異世界より召喚されし者(サモンド)”として、魔王の討伐を言い渡される。
仲間の剣士は元アメリカ人?イケメンだけど陰気な勇者はなんか訳あり?そして、なんだか私、勇者に好意持たれてません?あの、私、子持ちなんですけど。。
育児に恋愛、商品開発。作者のリアル育児体験も交えつつ、転移ママが異世界で奮闘します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 07:16:27
681146文字
会話率:46%
九法宮学園に入学した極楽天福良は、なぜか異世界にいた。
そこは理不尽なまでに殺伐とした世界。同時に転移した新入生が次々に死んでいく中、福良はあっさりと生き抜いていく。
なぜなら、彼女には古武術、壇ノ浦流弓術があったからだ!
※サブタイト
ルは視点人物名です。主人公の話だけ読みたい方は、極楽天福良の回だけお読みいただいても大丈夫です。
※一話の中での視点変更は行いません。視点が切り替わる場合はそこでその話は終わりとなるルールにしますので、極端に短い話も出てきます。
※主人公はうまいことやりますが、他の人たちはだいたいひどい目にあいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 23:06:05
128092文字
会話率:47%
ここは軽井沢の全寮制の女子校、『月の船女学園』。
ここには名だたるお嬢様が通っている。
庶民の本城ゆい子はお嬢様学校のルールに溶け込めず、ふてくされていたが、学園で『白雪姫』と呼ばれる金髪美少女と出会ったことにより、学園生活は一変する。
こ
れはお嬢様学校での青春少女小説である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 22:03:23
49149文字
会話率:40%
類は友を呼ぶ。
人は自分と似た人間を引き寄せ、
また惹き付けられる傾向がある。
貧乏人は貧乏人同士。
金持ちは金持ち同士。
これは何も経済的背景に限ったことではない。
人間性にしても。
善良な人間の周りには
善人が集まる。
不良は不良で徒
党を組む。
犯罪者に関しては言わずもがな。
その人物を知りたければ
その人物が属している集団を見れば良い。
『御伽草子』は
年齢も性別もバラバラな者達が
集まってできた組織である。
彼らに共通していることはたった1つ。
「各々の信じるルールにのみ従う」
という1点のみ。
彼らは自分達が信じるルールに従って
生きている。
時に彼らのルールは
社会のルールと抵触することもある。
社会のルール。
それはすなわち「法」である。
そんな時。
彼らは「法」を破ることを厭わない。
そして。
「法」を破った彼らを罰することは
誰にもできない。
彼らには「法」に抗うだけの力はあった。
しかし。
彼らに「法」を変えるほどの力はない。
いや。
彼らは「法」を変えようなどと
考えたことはない。
他人は他人。
自分は自分。
それに。
彼らの中でもそのルールが違うのだから。
メンバーは全部で12人。
彼らは1人1人が強烈な個性を持って生きていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 13:00:00
4796文字
会話率:18%
異世界で激闘を繰り広げた、かつての宿敵――勇者と魔王。
その二人が揃って現代日本に転生したら、何が起きる?
勇者アルヴィンは、高校生「山田歩」として転生。風紀委員長として学園の平和を守るべく日々奮闘するが、正義感が空回りし、なぜか「魔王み
たい」と恐れられている。
一方、魔王ゼルドリスは、サラリーマン「魔堂零士」として転生。ブラック企業で係長に収まるも、理不尽な上司や会社の悪習に立ち向かい、部下たちから密かに「勇者みたい」と尊敬される存在に。
正義と悪、そして立場すら逆転した二人。
現代日本の複雑なルールに戸惑いながらも、スマホや缶コーヒーに癒されたり、SNSのトラブルに巻き込まれたり、社会に「馴染めない」ながらも必死に生きる彼らの日常が、笑いと涙を誘う!
宿敵同士の奇妙な共闘が織りなす、現代社会適応コメディ!
彼らは果たして、この世界に馴染むことができるのか――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 07:10:00
11139文字
会話率:41%
基本的に1話完結、10秒ぐらいで読めます。
ツイッターの初期の文字数制限と同じ140字キッカリの小説を書く、というチャレンジです。オチでちょっとゾクッとする(自画自賛)作品集をお楽しみください。異世界ネタあり。
100数話まで毎日投稿してま
した。現在は不定期連載です。
なお、私はツイッターのアカウントを持ってはいますが、特定のかたの読み専門です。
この作品集のジャンルが「SF(空想科学)」であることに疑問をお持ちのかたは、キーワードに私の認識を込めておりますのでご読解ください。
この作品集は「カクヨム」と重複投稿しています。
※ご注意 「140字」の文字数カウントには、このサイトの文字カウントシステムとそれに準ずるマイルールに基づき、段落1字下げを含む空白、本文前後の行送りを含む改行、傍点を含むルビ、そして200字制限回避のための罫線(━━)の飾り60文字を含みません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 22:20:00
86800文字
会話率:19%
この作品は、イタリアの芸術家サルマネーレ・ダレソレさん(うろ覚えなのでちょっと違うかも)が発表した見えない彫刻(価格は数百万円)の、インスパイア実験小説です。
もとは自作「ちょうどピッタリ140字縛りのゾクッとショックなショートショート」の
第422話にて扱ったネタですが、愚考するに(ホントに愚かだーっ!)こんなバカな内容は世界でもそうそう無いと思われるので、自分で書いてみました。
空白が2万行ありますが、最後まで読んでも特に何もありません。文字数は140字です。
もし運営様より叱られたらただちに削除いたします。
※ご注意 「140字」の文字数カウントには、カクヨムの文字カウントシステムとそれに準ずるマイルールに基づき、各サブタイトル、段落1字下げを含む空白、本文前後の行送りを含む改行、傍点を含むルビを含みません。
Copyright ©︎ 尻鳥雅晶 @ibarikobuta+ID:1999255
Unauthorized reproduction will incur a monthly fee of 555,555 yen.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 19:20:00
200文字
会話率:0%
世界のルールに『魔王』の存在は記載されてしまっていた。
けれど世界から『魔王』が滅びたとき、ルールは『魔王』を存続させるために魂の状態だったモノを呼び起こしてしまう。
魔王から転生した赤子はその知識持ったまま生れ落ち、過去の感覚のまま魔術
を習得する。
火 水 土 風 光 闇 無 そして治癒。
けれど持っていたのは魔術の知識だけではなかった。魔王として聖剣を持つ者たちを屠ってきたスキル――”魔王技”と呼ばれる絶対的なスキルまでをも持って転生していたのである。
これは魔王から転生した少年がスキルも魔術も失くしてダンジョン探索を 手 伝 う 物語である。
「我は魔王である」
「オレ様も魔王だぜ」
「あたしも魔王よっ」
「おいどんも魔王どん」
「…………」
呼び起こしてしまったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 11:07:36
416881文字
会話率:34%
婚約者がいる身でありながら、浮気をした上でその謝罪も無く婚約破棄にいたる正式な手続きもせず公衆の面前で罵倒した皇太子、そして貴族のルールに則らず、多くの貴族子弟に粉をかけた男爵令嬢。
悪いことをした人がその報いを受けないなんて許さない。
な
らば私が断罪して差し上げましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 23:36:13
311257文字
会話率:25%
「桐生は、仕事や人付き合いの中で常にルールに従う人間として生きてきました。しかし、彼は広大な帝国を指揮する大物の宇宙ゲームの中でのみ、自らの暗い欲望を解放しました。ある日、疲労から死んだ後、彼は自らの運命の主となる世界に目覚めました。そして
、彼はデジタル世界や前の人生でのプレイで一度もやらなかったこと、すなわち海賊になることを決意しました。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-29 14:48:08
523811文字
会話率:28%
「問題児」と彼は言われた、彼は別に素行は悪くなく成績優秀、ルールにもうるさい別に「問題児」と言われる理由がわからないがただ彼と同じ学校生活を送るだけで1日に10万円が学校側から支給されると言うが彼には他に「問題児」といわれる理由があった、そ
うこの小説は彼と僕の中学時代のはなしである折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 19:30:00
2574文字
会話率:59%
主人公の京介の家は母親がスパルタ教育の家で普通の母親の言う事がルールになっていて京介はそれがとても重荷になっていた中学に行く時が落ち着く場所だった。京介に勉強しろと言って着たので殆どノイローゼ状況だった中で高校の入試が始まり高校に二番で入学
したが京介が学校に行って無い事がバレてしまった。京介は部屋に閉じこもるようになった。そしてある日母親が言う事聞けないなら家から出て行きなさいと言い京介がちょっと表に出た瞬間に家の扉の鍵を閉めてその次は家の窓などすべて鍵をかけてしまった。そして皆が集まる友達の家へ向かって歩き出していた。京介は放浪生活になってしまった。そして友達の集まる部屋で皆が来るのを待っていると状況を説明すると信二君がじゃあ取り合えずおれの家に居候るればいいじゃんと言ってくれてお前金も持って入ないんだろうと言って信二君の家が電気工事屋さんで働くことにした。そして余りに長く居候するのも悪いので次の居候先を探していく毎日が始まった。後輩が先輩に会いたいと言う女の子がいっるから会ってもらえますかと言うので会ってみると外国人だったが日本語はペラペラだったので彼女が私と付き合ってくださいと言うので自分の状況を説明するとそれなら家に来てもらっても構わないですからと言ってくれたので一か月後まで世話になる事を伝えた。そして一か月後彼女の家に居候する事になり京介は湘南台の自動車工場で働き始めた。京介は単車で通勤していた。そして車の免許が取れると彼女の親父さんが事業していてうちで働いてくれないかと言うので居候している身分なので断れづ手伝う事にした。ある日仕事から帰ると家の中が蛻の空になっていて布団のセットだけが置いてあるだけだった。俺はまたひとりぼっちになったんだなと思い直ぐにその場から離れて信二君の部屋に報告と相談しに行った。定信君が気にせずうちに来ればいいよ。と言われ放浪生活から救われた。
定信君の家は工務店を営んでいたので働かして貰っていた。しかし京介は人の世話にならずに自立したいと思う。自立にはまず住む処を探し始めていた。そこで働いたお金を不動産屋に払う為に貯めた。三か月位して不動産屋に払う費用も貯まったので定信君の家の近くに少し古いアパートを見つけ不動産屋に行って格安だったので契約した。そして京介はこれでやっと自立できるなと思い自立迄の長い道のりを思い出していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 18:00:51
68042文字
会話率:57%
「俺」が「転移」してきたと思われた謎の世界。理不尽なルールに縛られた異世界の正体とは――。
***
「えー、住民の諸君。集まってくれてありがとう。私は〈幽冥の聖騎士〉だ。席が全部埋まっているところを見ると、遅刻者は居ないようだね。う
っかりの時間ミスで命を失う人が出なかったことを、私は嬉しく思うよ!」
俺――神尾来翔(かみお らいと)が転移してきた(と思われていた)のは、謎の早押しクイズと、〈幽冥の聖騎士〉と名乗る謎の人物に支配された理不尽な世界だった。
「それでは、今回もお知らせした通りやっていくよ。出題数は一題。解答ミス、そして解答を送信するのが一番最後になってしまった者には死を、それを免れた者には次回のクイズの参加権を与える――これでいいかな。それじゃあ、いくよ、問題!」
正解すれば生、ミスをしたら死。ただひたすらに命がけのクイズをこなすという、つまらない日々を送る俺だったが――ある日俺は、たった一回の「ミスタッチ」をしてしまう。
これで死ぬのか――と思ったら、まさかの復活スキル発動!? 運良すぎないかっ?
〈幽冥の聖騎士〉の正体。
この世界の矛盾と謎――。
「だったら俺達で全部、解いてみせる!!」
俺は相棒の斑鳩久遠(いかるが くおん)とともに、このおかしい異世界を“ぶっ壊す”ことを誓うが――事態は予想外の方向へ!
全然異世界転移系にならなかった友情ミステリー開幕です!
***
いわゆる異世界系を書いてみたかったのですが、友情謎解き不思議ミステリー(?)になりました笑折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 17:10:00
35498文字
会話率:40%
日本から異世界の名門伯爵家の令嬢ゲルトルードに転生してきた私。ある日突然、一文無しになっちゃった。けれどそれは、家族を虐げてきた当主の死去に伴うもの。むしろ安堵を覚えた私は、大好きなお母さまとかわいい妹を養うために、前世の記憶を駆使してお
金を稼ぐことにしました。
だってこの世界、結構テンプレなんだもの。魔法にマズ飯に貴族の学園、もしかしたら乙女ゲーム展開があるかも? まあ、地味子な私はモブ確定だけどね。いや、とりあえず結婚しないと爵位を維持できないルールになってるので、稼ぐだけじゃなく嫁ぐほうもがんばって……がんばろうとは思ってます……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 17:19:34
1205170文字
会話率:37%
「あなたは今日から神様です。」
世界を守る為のデスゲーム。
プレイヤーには超常的な力が与えられ、ルールに則って多くの命が失われていく。
そんなゲームにクラスメイト達と巻き込まれてしまった主人公の筆木シズカ君。
「殺し合いなんてやめるん
だ!!!」
なんて主人公らしいカッコイイ台詞を言えれば良かったのだけれど、
お世辞にも善人とは言い難いメンヘラ男の筆木君は色々あってゲームに乗ってしまうのであった・・・
「今からお前らを殺すけど、俺が悪いわけじゃないからな。
こんな意味不明な状況じゃなければ人殺しとかしねえから!!!」
死と人智を超えた力を同時に突き付けられた少年少女達を待つ運命とは・・・
「テーブルに肘を付いて食事をしたらマナー違反なんて事実は最初はこの世界に存在してなかったんだよ!!!」
彼らの群像劇が今幕を開ける!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 19:33:41
220954文字
会話率:33%
超有名高校に進学した俺・私は恋に落ちた。ここでは絶対に英語で話さなければならないという暗黙のルールがある。そんなルールに縛られながらも
俺・私の恋物語が幕を開ける!
※英語が出てきますが作者は全くできないので翻訳に頼っています
(その関係
により変な英語になっているかもしれませんが
気にせずにお読みください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 21:00:00
48000文字
会話率:38%
名も無き最強暗殺者が異世界に転生した。
彼女は歓喜した。何故ならずっと上の命令で善良な人を殺していたからだ。
そんな地獄から解放されて喜んだのも束の間問題が起きる。
これは「弱きものは殺される」世界のルールにうんざりした最強少女と虐げ
られてきた少女が手を取り合って生きていく。
その出会いの物語
短編でシリーズとして出していきたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 18:14:39
2362文字
会話率:24%
将来がない、選択肢もない。
そんな人生しかないと諦めていた瑠美は、乳幼児から児童養護施設で生活していた。
高校三年生の夏休みが終わり、高校卒業と同時に「箱」からも出なければいけない時が迫ってくる。
理不尽な社会のルールに、理不尽にほおり
出されることに瑠美は諦めを感じていた。
そんなとき、1人の男性が瑠美の両親やその祖先の歴史を知っていると訪れてくる。瑠美は戸惑うが、男の話を聞くことにした。
瑠美の祖先は、江戸末期から明治維新に関わる財閥の末裔だった。
ただ、その境遇は、財閥の権力や財力とは程遠いもので、悲しみでいたたまれない程冷遇された酷いものだった。
瑠美は自ら祖先を辿る決意をする。
東京下町の浅草、田原町、上野、秋葉原。いろいろな歴史を調べながら巡礼するうちに、池之端で過ごした祖先が小説を残していることに辿りついた。
その小説に残された財閥の闇と記録とは?
瑠美が高校を卒業して、巡礼する資金を得るために選択した覚悟とは?
辛い境遇の中でも、一筋の光を追って「自分の存在とは何か」に一歩ずつ近付く若い命の輝きと、それぞれの時代のそれぞれの闇を表現しながら、時代を行き来してストーリーが展開していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 03:07:27
18258文字
会話率:10%
世界が終わる少し前の話。
人類は、人一人と引き換えに一つ何かを手に入れることができる、魔法みたいな『機械』を手に入れた。
ルールは簡単。
生物を願わないこと。
一度に一つ以上願わないこと。
『機械』の中に寝かせた適性のある人間は、静かな光り
に包まれて消える。それから少しの時間を置いて再びその人が現れたとき、指一本触れればたちまち卵の殻の割れるように崩れて、その内側から、望んだものが溢れ出してくる。
概念でも、物体でも、強大でも繊細でも、生物以外は何でも手に入る。
そんな反則みたいな機械を手に入れて、それでも、人も他の生命も、皆滅んだ。
それからずっと先の話、世界が丸ごと滅んだ遥かあと。
空っぽになった地球でやがて目覚めたのは、二つ以上を願われてしまった存在、卵殻者達だった。
『機械』のルールに違反したそのせいで、割れきることができなかった、哀れな卵の殻。
卵殻者の一人である神御成音湖はその日、何百、何千年ぶりに目を開けた。
見知った高校の保健室、そのベッドの上、音湖の身体は卵の殻のように変わっていて、その内側にはー
彼らは擬似的な生に囚われて、平坦な日々をただ過ごす。
それぞれの願いの、叶うその日を切望して。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 18:30:00
42220文字
会話率:23%
アリスは十五歳。王国で高家と呼ばれるう高貴な家の姫だった。しかし、家は貧しく日々の暮らしにも困窮していた。
そんな時、アリスの父に非常に有利な融資をする人物が現れた。その代理人のフーは巧みに父を騙して、莫大な借金を負わせてしまう。
もちろん
返済する目処もない。
「アリス姫と我が主人との婚姻で借財を帳消しにしましょう」
フーの言葉に父は頷いた。アリスもそれを責められなかった。家を守るのは父の責務だと信じたから。
嫁いだドリトルン家は悪徳金貸しとして有名で、アリスは邸の厳しいルールに従うことになる。フーは彼女を監視し自由を許さない。そんな中、夫の愛人が邸に迎え入れることを知る。彼女は庭の隅の離れ住まいを強いられているのに。アリスは嘆き悲しむが、フーに強く諌められてうなだれて受け入れた。
「ご実家への援助はご心配なく。ここでの悪くないお暮らしも保証しましょう」
そういう経緯を仲良しのはとこに打ち明けた。晩餐に招かれ、久しぶりに心の落ち着く時間を過ごした。その席にははとこ夫妻の友人のロエルもいて、彼女に彼の掘った珍しい鉱石を見せてくれた。しかし迎えに現れたフーが、和やかな夜をぶち壊してしまう。彼女を庇うはとこを咎め、フーの無礼を責めたロエルにまで痛烈な侮蔑を吐き捨てた。
厳しい婚家のルールに縛られ、アリスは外出もままならない。
それから五年の月日が流れ、ひょんなことからロエルに再会することになった。金髪の端正な紳士の彼は、彼女に問いかけた。
「お幸せですか?」
アリスはそれに答えられずにそのまま別れた。しかし、その言葉が彼の優しかった印象と共に尾を引いて、彼女の中に残っていく。
五年後、二人は思いがけない再会を果たしてーーーーーー。
世間知らずの高貴な姫とやや強引な公爵家の子息のじれじれなラブストーリーです。
古風な恋愛物語をお好きな方にお読みいただけますと幸いです。
ハッピーエンドを心がけております。読後感のいい物語を努めます。
※アルファポリス様にも投稿させていただいております。※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 14:25:04
205837文字
会話率:41%