少年は旅に出る。
相棒の機械人形と、もう一つの記憶の真実を知るために。
二つの記憶がある少年、ライアン・カーライルは自分の中にあるもう一つの記憶の真実を探るため、相棒の機械人形イニと旅に出る。その道中、フィー・ソムニウムと名乗る元スリの少
女と出会い、共に歩み始めた。
記憶の真実を確かめる術は、世界中に散ったとされる、白の魔女のラクリマ、そのカケラを探し集めることだけ。
少年達は決して歩みを止めることはない。
例え、その旅路がどれだけ過酷だったとしても。
「さっ、もう行こうぜ。これ以上ここにいても時間がもったいねぇし」
毎週月曜日7:10更新予定
次回更新日→3月17日(月)までは毎日投稿です。
第2話終了予定日→2025年3月31日(月)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 07:10:00
148678文字
会話率:67%
ウィンダルスの国民は皆生まれた時に、この世界を作ったとされる五神である『獅子』『鷲』『蛇』『山椒魚』『鮫』のうちの一つの神の加護を受ける。
今から100年前に制定された「神位制度」によって、『獅子』が最も良いとされるこの国で、リディ・ヴェル
ジール公爵令嬢は『獅子』の加護を持つ者として生まれた。
しかし、そんなリディは婚約者である第一王子ミカエラ・ウィンドリアスから、
「そんな貧相な体で明朗さの欠片もないお前は、まるで捨てられた子猫のようだな!」
といわれたことをきっかけに、皆彼女を『子猫令嬢』と呼んだ。
婚約関係もあまりうまくいっていないリディだったが、今度はミカエラの卒業式でなんと婚約破棄される。
彼女は彼がその決断をしないことを願っていたが、叶わなかった。
だから、リディは幼馴染で第二王子であるエヴァンとの計画を実行する。
そうして、『子猫令嬢』リディは、獅子となるために口を開いた──。
※再掲載です(削除してしまったので…)
※一部改稿修正しております
※短編版もございます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 17:23:21
9622文字
会話率:34%
地球にダンジョンがないなら僕が作ってやる!
無類のダンジョン好きのメイゼスは、魔王軍のダンジョンマスターをしていた。
しかし、ダンジョンは人を幸せにするものという信念を持っていたため、人間族のスパイだと疑われ処刑されてしまった。
最後に考
えたことは、 「もっとダンジョンを作りたい」 ということだった。
そんな願いが叶ったのか、メイゼスは地球という星の日本という国に転生していた。
地球には魔法がない!? ダンジョンもない!?
それに衝撃を受けたメイゼスあらため瓜生飛鳥(うりゅう あすか)はなぜか使えたダンジョン創造スキルを使って地球にダンジョンを作ることにしたのだが……
ダンジョンを数人の男女に試してもらったら、そのうちの一人がその映像をネットにアップロード!
リアルにダンジョンってことでめっちゃ騒ぎになってる!
こうなったらダンジョンで世界を変えてやるぞ!
ダンジョンを世界に広めるという目的のため、展開はスロースタートとなります。少しゲームチックっぽい世界観になってりもしています。ご容赦ください。
また、展開はご都合主義になっております。変な部分等ありましてもご容赦ください。
R-15は保険です。
この作品はカクヨム様にて先行投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 08:10:00
430904文字
会話率:46%
超高難易度ダンジョン、通称『奈落』。そこを挑んだ者の大半は終わりの見えない深さから攻略を諦めてしまう。そんな最中に一人の男、『孤高の賢者』と称されるトーマがダンジョンを攻略した。奈落を攻略するために全てを投げ捨ててきたトーマは攻略報酬に強い
期待を持っていたが、そこで出てきたのは固有スキル『成長促進』だった。その報酬に絶望したトーマはそこで一つの決断をする。それは『転生』して一から人生をやり直す事だった。
自分で捨て去った青春を取り戻すため、日本と異世界の知識を駆使しながらハーレムを築く、そんな男の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 09:00:00
190665文字
会話率:42%
静かに生きようとする主人公と主の名声を高めたい配下の影の戦い
リヒトという齢十歳の底辺召喚士に転生した主人公、佐々木亮太。だが、リヒトとしての記憶がある代わりに日本のいた時の記憶は無く、異世界と地球の知識だけは持っているという状況。そ
んな彼が知識と固有スキル『童話召喚』を駆使して静かに成り上がっていく、そんなよくある異世界転生物です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 09:00:00
47383文字
会話率:53%
ピザデブで底辺フリーターだった俺は子供を助けるために死んでしまった。自分の境遇を恨みながら死んだ俺だったが何の因果か異世界で転生してしまう。直近の記憶しかない俺は最低の屑だったらしく人には嫌われっぱなし。ましてや、何人も何人も暗殺者が襲って
くる始末! もう! こんなことやっていられるか! 俺は家を出させてもらうからな!
カクヨムにて書いていた作品を大会に出したかったので「なろう」でも掲載を開始しました。カクヨム日間、週間ランキングの異世界ファンタジー部門にて最高で五十位以内に入った自信作です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 09:00:00
299478文字
会話率:40%
一浪しても希望の大学に進学できなかった妄想癖のある星野 光輝(ほしの こうき)は滑り止めの地方大学で無気力な日々を送っていた。今日も何も起こらない一日が始まるとそう思っていたのだが・・・・。
物語の展開が遅くなったり速くなったりします
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 00:00:00
137874文字
会話率:31%
時は26世紀
"統合大戦"終結から16年後
かつてアメリカ西海岸と呼ばれた場所で
とある過去を抱える少年ハイドは、母と静かに暮らしていた
だがある日、ハイドの住む町は謎の部隊アーガスの攻撃を受ける
それは過去からの復讐
奪われた者の哀しみ
憎しみの連鎖
理不尽に家族を奪われた少女の涙を見た時
ハイドは強化人間ハイドラ・エネアとして再び戦うことを決意する
愛する者のため、少年は再び怪物となる
SFロボットバイオレンスアクション
※この小説は拙作「ハイドラ・エネア」の続編となります
※「カクヨム」にも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 15:07:03
175522文字
会話率:9%
家族が次々と目の前で亡くなった絶望に、心を押し潰された花沢恵(♂︎)は最後、飛び降りた。朦朧の中、神に不幸を訴えた後、声が頭の中に響き、そして知らないうちに新たの生を授けられた。
声の主である神から転生の所以を聞き、それが姉と妹の我儘だと混
乱しても、彼は受け入れた。しかし、転生した身分は、伯爵の位を冊封された英雄の「娘」、しかも、この転性は他ならぬ、神のミスによる意外。補償として色々な方面で最高スペックの体を得たが、その中に嫌でも人を傷つけるほどの豪力も含まれた……「人を掴めたら大怪我を負わせてしまう」と意識した彼女は、自分に枷を付け、別の意味の孤独を迎えた……しかし、それを気付き、助けようとする者もまたいる。
それぞれの進化を成し遂げた生き物が繁栄する世界の中で活躍を繰り返す彼女を元に、世界をも巻き込む激しい嵐が起こすことになるだろう……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-10 20:34:00
250835文字
会話率:58%
「俺の人生殺伐としすぎだろ!!」
普通の一般人として自分では生きていたつもりだったが、後々考えて見れば「幼少の頃より殺伐とした人生」を送っていた事に気が付いたこの男。
そんな男が気が付いたら、またしても面倒事に巻き込まれる予感しかし
ない「怪しげな骨董屋」へと足を踏み入れた事から始まる「誰も見た事が無い骨董無双」のお話。
骨董屋で押し付けられた「呪いより激ヤバい力を持つ妖刀」と、ついでに開いてしまった扉から異世界へと旅立ち、趣味の骨董品収集で肥やした目で「夢だった骨董屋を異世界で開店」させて楽しむ。
――はずだったが、いきなりバトルになったり、テンプレ娘騎士を助けたりと夢の骨董ライフからどんどんかけ離れていく哀れなこの男。
そんな男が『絶大な力を宿す骨董品達』を駆使し、妖刀で斬って斬って斬りまくる異世界大バトルがここに今、始まる!! (ボロリもあるよ)
「……待て、勝手に変なナレーションを入れるんじゃあない!! 俺は異世界で楽しく生きるんだあああ!!」
商人・冒険者・悪辣な屋敷の主など、様々なロールを楽しみながらこなし、敵対する愚か者には『濃密度なざまぁ』を食らわせ、異世界を心底楽しむが、やはりそれを邪魔する巨大勢力が現れたり、当然男に恐ろしい異世界の敵達が襲い掛かる。
「え!? そんなの居るのか? 俺、帰ってもいい?」
こんな空気の読めない男が運命の出会いを果たし、絶叫するまで残り四話!
「話を聞けよ! て言うか俺をディスるんじやあない。そもそもアンタは誰な――」
――「町についてからが本番」でスロースタートなこの物語を……ゴ期待クダサイ。
「ノベルアップ+」さんでも公開中
キーワード
骨董品 商売 侍折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-22 22:41:40
1295550文字
会話率:59%
スロースタートを切った男女が、少しずつ青春を味わう物語。
最終更新:2022-04-07 00:22:31
10126文字
会話率:60%
とある高校に通う明石宮護(あかしみやまもる)は文化祭の準備の途中で友人たちと共に異世界に召喚されてしまう。その世界は職とステータスが原則絶対で・・・。そんな世界で生きていくために護はどう選択をしていくのか。
とまぁ、よくある異世界召喚(
転移?)で始まっていくファンタジーです。
かなりスロースタート及び遅い更新頻度になっていく予定なので、読者の皆様には最初に理解のほどよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-14 00:00:00
1142982文字
会話率:49%
ずっと一人で黙々とザコ魔物狩りで暮らしていたユーリス。
彼は幼い頃から本人も知らぬ間に英才教育を受けたおかげで万能職と呼べるほどのとんでもない実力を持っていたが、一度その力のせいで失敗を経験した彼は今では人前ではうまく発揮できずにいた。
そのせいで他人からはFランクの雑魚専ユーリスと馬鹿にされる日々……。
だが、いつまでもソロはだめだと無理やり組まされたベテランパーティを即クビになった上に、ザコ専なんて邪魔だと町のギルドを追放されてしまう。
そんな彼を慰めてくれたのは趣味の料理と、その料理をいつも美味しそうに食べてくれる犬だった。
だけどその犬も実は普通の犬ではなくて――……。
彼は追放された町を出て、新たな町へ犬とともに旅立つ。
これは天賦の才を持つ何でも出来る「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」と言われる最強の男が、シガラミにとらわれずに自由気ままに生きようとする幸せな物語
※カクヨム等でも連載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-07 12:00:00
107489文字
会話率:41%
ヤマイを持つ者が存在する世界――アレス。
ヤマイを殲滅することを目標とする世界――アテナ。
アレスに生きるヤマイ持ちの男女の双子。彼らにとってお互いは酸素だ。あって当たり前。なくてはならぬ唯一の片割れ同士。
その片割れに死が迫る。弟の体
がアテナの毒に蝕まれる。
だから姉は立ち上がった。弟を救うため、弟だけを救うため。彼女にとって彼以外など――等しくどうでもいい存在だ。
***
のんびり更新予定。少なくとも週一回はしていきます。スロースタートですが、この子達の物語を見守っていただければ幸いです。
カクヨム様、ノベルアップ+様にも同作品を掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-02 21:28:15
941415文字
会話率:36%
また、昨日の続きです。
最終更新:2021-05-13 09:00:00
364文字
会話率:0%
貴族の長男として不自由なく育ったラルクは、七歳の魔力測定の際、魔力を一切持たない『無魔』の烙印を押されてしまう。
さらには災いをもたらす元凶とされ、辺境の地へ追いやられることになってしまった。
貴族から一気に平民まで身分を落とされた
ラルクは、それでも心機一転新しい地で生きて行くことを決意する。
だがラルクは精霊たちからとても愛されていた。
辺境の地でそのことを知り、ラルクは努力して精霊を使役する加護魔術師として成長していく。
そして精霊と契約を結ぶ度に、瞳や髪の色が黒く変化していくラルクには、一部の人しか知らない転生者という秘密があった。
※冒頭、転生要素はあまり濃くありません(第二章から)。
※トラックに轢かれて気がついたら俺は、的な展開ではありません。
※憑依系転生ではありません。
※7/14 『カクヨム』にも投稿させていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-14 15:52:28
923371文字
会話率:36%
アニメドクターストーンからインスピレーションをうけた異世界科学革命サクセスストーリー!
主人公ルイス・ヴァーミリオンが相方諏訪部新羅や様々な仲間と共に異世界で様々な革命を起こし国を動かしていく革命譚!
島国ルイン帝国の中位貴族ヴァーミリ
オン家の次男として生まれたルイスが文官として辺境へと開発計画で向かいそこで起こす様々な革命により帝国だけでなく世界を動かしていく!
時には失敗し時には戦い時には爆発しながらも発展のために終わりのみえない科学の道へと立ち向かい続けます!
ネタやギャグがほぼない代わりに伏線を張りますので展開や伏線回収などを考察しつつ楽しんでください
今後の展開が気になったり面白いと錯覚をおこされた方はブックマーク、評価、コメントお待ちしております。
既に投稿されてる話の微調整有り(話を付け足したりはしませんのでご安心下さい)
※2章から読まれること推奨(1章はあって無いようなものです)、戦闘シーン少なめ、科学多め、ご都合主義、二重人格、革命多め、スロースタート、無双有り折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 12:54:31
246362文字
会話率:34%
長き平和の後、魔王復活の兆しあるエルメリア王国。
そんな中、神託によって聖女の降臨が予言される。
「光の刻印を持つ小麦と空の娘は、暗き道を照らし、闇を裂き、我らを悠久の平穏へと導くであろう……」
予言から五年。
魔王の脅威にさら
されるエルメリア王国はいまだ聖女を見いだせずにいた。
そんな時、スラムで一人の聖女候補が〝確保〟される。
スラム生まれスラム育ち。狂犬の様に凶暴な彼女は、果たして真の聖女なのか。
金に目がくらんだ聖女候補セイラが、戦場を焼き尽くす聖なるファンタジー、ここに開幕!
***ご注意ください***
・汚い言葉遣いがあります
・聖女モノですが聖女じゃないかもしれないです
・スロースタートです
・本作品が合わないと感じたら即座に使用を中止し、ブラウザバックをしてください。その際、合わないと感じた理由を感想欄に記入する必要はございません
・同様にブックマーク・評価を取り下げる場合も、特にご報告していただく必要はございません。
・作者も人間です
・感想やメッセージなどの発信には責任をもって、常識的な感覚で行っていただきますようお願いします。
・別サイトでも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-16 21:00:00
51503文字
会話率:45%
ある日、目が覚めるとそこは知らない天井だった。
異世界転生した男、来栖英理は、自分がかつて日本人の学生であった事以外の全ての記憶を失っていた。
成り行きで剣と魔法の異世界で生きていく事になった英理ことキャロルは、自らを転生させた悪魔から魔法
のギフト(才能)を与えられる。
「ギフトを使い続けると、一番大切なものを失う」
後に突きつけられる現実。
果たして彼は、現実を知ってもなお強くなりたいと願った。
異世界転生で浮かれていた彼に迫りくる困難。
耐えて耐えて、乗り越えた末にやがて最強に至る。
異世界をじっくり堪能したい!
制限のあるリスキーな力こそ至高!
直ぐに最強になったらつまらない!
そう思う人はぜひ(๑˃̵ᴗ˂̵)
テンプレを盛り込みつつ、展開に無理矛盾が無いよう書いていきます。
スロースタートなので、是非一章までお付き合い頂けたらと思います。
【一章】場所はギリヤナ国最北端の寒村マシロ村。
年に一度のイベント収穫祭。そこで起こる惨劇に巻き込まれた主人公は全てを奪われ、絶望する。
※カクヨム同時連載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-10 19:00:00
228708文字
会話率:25%
世界で最も古い国の妖精王子を主人公として始まる
古典的な騎士物語にしてダークファンタジー。
神代から近代までを舞台とし、最初の10話くらいは妖精王子の出生や物語の大まかな方向性が語られその後もかなりスロースタートですが、作品全体の完成度を
視野に入れて少しづつ話は歴史と共に進みます。
第一部 王の話
第二部 騎士の話
第三部 姫の話
第一部は妖精の国の王子が人類最大の国家に留学して騎士に憧れ、巻き起こる騒動
そして母国に迫る危機・・・
文明の衝突、人類を憎み襲い来る蛮族達が描かれます。
部によって主人公が変わり、数世代に渡る歴史騎士物語が視点を切り替えながら三部に渡り綴られます。
最初から突飛な設定とキャラクターで話を引っ張るタイプの作品ではなく、
かなりゆっくり赤子時代から語ります。
高貴な出生秘話、修行時代、武勲譚の構成は騎士物語の典型ともいえるでしょう。
どうぞ気長にお付き合いください。
◆◆◆
神話や中世騎士物語、児童文学、近代小説などをモチーフに描かれる歴史物語で主要舞台は中世というより近世、近代くらいですが多数の国が登場する為、文明レベルは様々です。
多少は残酷だったり性描写もありますが、レーティングは中高生の歴史教科書で紹介されている文学作品くらいに合わせています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-22 21:21:54
1055236文字
会話率:48%
主人公の二之宮沙月は、婚活パーティーで素敵な男性と出遭うが、沙月は男性に、どこか謎めいたものを感じる。けれども沙月は次第に男性に惹かれていき、運命の歯車が徐々に狂っていく。
※ タイトルと結びつかないスロースタートな内容になっていますが、
後半から展開が変わります。そして驚愕のラストを迎えます。よろしければお読みくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 18:56:37
82994文字
会話率:64%
親の都合で海外生活を五年送り、父親の死後、高校二年の夏前に帰国した的場直樹。兄の貴樹と母と三人で祖母の家に住まうことに。
祖母の家の近所に住んでいる幼馴染の美少女姉妹、姉の鈴木風夏と妹の冬香と五年越しに再会し、直樹の風夏への想いを始めとした
各々の恋心が蘇り始める。
五年前、海外へ発つ前夜に風夏は貴樹に想いを伝えた。返事は要らないと告げた風夏だったが、五年経った今でも想い続けていた。同様に、直樹に密かな好意を抱いていた妹の冬香。姉にも、勿論直樹にも伝えていない。
そんな終着点のない四角関係は、父親の死、そして五年間の海外生活で様変わりした直樹と兄の変化と共に少しづつ変形していく。
父親の死を自分のせいだと咎める兄は家族の為に。
どこか控えめな性格の直樹は、亡き父が望むように「自分に嘘をつかない」為に。
五年前から時が止まっている幼馴染姉妹。
状況を打破する変化を望むようになった的場兄弟。
時に気遣い、時に争い、時に慰め合い。
あの時踏み込めなかった最後の一歩を踏みしめた時、全てが終わってしまうと分かっていても若い少年少女は結末を望むようになった。
何を望んでもそれはただの自己満足。ならば後悔だけはしたくない。
そんな自己中心的にも思える心持ちで、四人は前へと進み始めたのだった。
スロースタートのややシリアスめな恋愛小説です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-10 14:48:55
5856文字
会話率:25%