「朝起きたらパンツがねェ!」
美少女悪魔にパンツを奪われた男子高校生、阿沙賀。彼ははパンツを取り返すために彼女と契約を結ぶ。
登校してみれば学園はゾンビパニックで右往左往。拳で事なきを得たが、それは既に巻き込まれていた七不思議の悪魔との
闘争の入口にすぎなかった。
実は我らが大江戸学園に伝わる七不思議は全て悪魔の仕業であったのだ。さらに裏に潜む黒幕の存在に気づくと、そこにパンツを取り戻す糸口が見つかる。
果たして阿沙賀はこの七不思議とは名ばかりの珍妙集団に勝てるのか? 黒幕の目的は? 胡散臭い天の声に意趣返しはできるのか?
「いやまずパンツ返せェ――!」
以下、七不思議の愉快な悪魔。
ゾンビ悪魔! ギャンブル悪魔! サメ悪魔! 大嘘吐き! スワンプマン悪魔! 喧嘩屋悪魔! 泣き虫悪魔!
※カクヨムにも投稿しております。
※章ごと毎日投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 18:10:00
218750文字
会話率:38%
クジンシーってめちゃくちゃ「なろう系」じゃん!
1993年の発売当初は七英雄の実態自体が殆ど不明なままプレイしていた中、今回の「リベンジオブザセブン」では七英雄の過去についてかなり明らかになった部分があり、中でも私の目を惹いたのがクジンシー
で、「コイツ、なろう系主人公の要素殆ど持ってんじゃん!」と思って書き記しておきました。
これを読んで何か思ったことがあった方、他に考察されることがある方などは遠慮なく感想欄へどうぞ!
(10月25日にsteam版が発売され、作者は12月29日投稿予定の将棋を舞台としたガチバトル長編執筆により購買が11月2日に遅れましたが、とりあえず「七英雄の物語」15編は全部見ました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 21:38:33
2336文字
会話率:0%
目が覚めたら僕の机のふちに女の子が座ってた。
手のひらに乗るくらいの小さな女の子。
アサガオの花を逆さまにしたようなスカートはいて、足をプラプラさせている。
人形……ではなさそう。
妖精?
宇宙人?
彼女は僕が見ていることに気づくと、茶色い
目を見開いて「あたしが見えるの?」と驚いた。
僕の「アラヤシキ」に存在する種子が、外部のアサガオの種子と反応して生まれた女の子。
僕は彼女に「エリノア」と名前をつけた。
これは僕の中に眠る「可能性」の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 08:36:28
605文字
会話率:5%
時は西暦2221年。人を乗せて移動出来る大型のドローンも、空に映し出される巨大な広告映像も、超小型の通話・通信可能なデバイスも、さして珍しくも無くなった今日この頃。
世の女性は、突如現れた未確認生物『レイパー』の脅威にさらされていた。
レイパーは『アーツ』と呼ばれる武器でしか倒すことは出来ず、護身用として女性は老若関係なく皆、アーツを所持する事を推奨された時代である。
高校の入学式へと向かう束音雅(タバネ・ミヤビ)はその途中、人型の蜘蛛のようなレイパーと遭遇し、親友の相模原優(サガミハラ・ユウ)と共にこれを倒す。
しかし倒したはずのレイパーが突如発光し、巻き込まれた雅が気がつけばそこは異世界。
彼女は知る。異世界も、元の世界と同じようにレイパーの脅威にさらされていることを。
そして彼女は決意する。異世界と元の世界にいる全てのレイパーを倒し、女性が明るく、安心でき、希望を持って人生を歩んでいける世の中を取り戻すことを。
――これは、束音雅とその仲間達が紡ぐ、絆と希望の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 00:00:00
1774689文字
会話率:33%
※『永久にトモに_とある異世界譚』の改訂版となります。
様々な種族が混在する世界。そこではかつて大きな戦争が起こり、そして終結した歴史がある。
戦争こそ終わったが、それでもいざこざが絶えないこの世界では、あちこちで色んなヒト達が異変や事
件に立ち向かっていく。
1章》妖精の少年シュロが人間の子どもアサガオと共に西の土地で起こった異変に立ち向かう。
2章》ちいさなまちの祭りの準備のために奔走する有翼人の少女ベリーと不思議な存在スパインの一日。
3章》各地で起きた異変の調査をする獣人の少女カルミアと機工人の青年クレソンは、道中で不思議な少女と出逢う。
当の改訂版は〈カクヨム〉にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 12:00:00
495482文字
会話率:32%
ロマンシングサガ2 言わずと知れたスクウェアエニックスのRPGの名作
「ひらめき」技システムと、数々のクラスの武器やスキルが醍醐味の名作。
そして宿敵「七英雄」、自分たちを別世界へ追い出した古代人にざまあするべく戻ってきたが
どいつもこいつ
も人外のバケモノと化してしまい基本話を聞かない。
この会話にならない自称「英雄」なボスキャラさんたちとの記憶をかいつまんで書く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 19:39:26
3384文字
会話率:6%
この世界では『人間』と『獣人』と『超越者』で別れている。
『人間』は世界を支配し争いを好み、『超越者』との争いを恐れる。
『獣人』は超越者との争いの駒として動く、『人間』の下の者たち
『超越者』は人間(弱者)を潰していくのが楽しみで、人間
でも獣人でもない謎で包まれている。ただ、群れて襲ってくる『獣人』が嫌い。
そんな世界で生きている『獣人』のシロと『人間』の黒百合が恋に堕ちてゆく物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 23:00:00
4696文字
会話率:63%
異世界オファニム三大陸の一つ――ハルメニア大陸。そこで数百年にわたり影の支配者として君臨した暗殺組織“サタナエル”は一族の女、英雄レエテ・サタナエルの復讐の反逆により滅亡した。レエテは仲間達とともにサタナエル本拠に新興国家、アトモフィス自
治領を建国。その後短い天寿を全うする。
それから7年――レエテの子らの代へと時は移る。少年アシュヴィンとレミオン、少女エイツェルとエルスリードは、任務から戻った故郷アトモフィスで驚くべき話を聞かされる。
それは、大陸全国家の強者を集めた超国家連合旅団“レエティエム”の結成と――。その一団をもって踏破困難な外海“死洋(プルートゥリウム)”を渡り、未知の地レムゴール大陸を目指す“レムゴール調査船団”の立ち上げと参加の命令であった。
未知未踏の大陸への、危険極まる冒険行。しかしアシュヴィンらは気脈の増幅の原因追求と、何より――。サタナエル一族の始まりの地で、彼らの短き寿命克服の手段を得るというレエテの遺志を継ぐため、前進を続ける。彼女の思いと、唯一の手掛かり「ヴァレルズ・ドゥーム」なる言葉を胸に。
*
完結作品「サタナエル・サガ」(https://ncode.syosetu.com/n6440eb/)の正統なる続編。前主人公レエテと仲間達一行の心を受け継いだ、次世代の子らを主役に展開する冒険行。いずれ劣らぬ彼ら強者の前に、未知の大陸にうごめく国家と魔の強者が立ちはだかる。悲願を胸に、試練に立ち向かう少年達の成長と運命を描く、バトルアクション・ダークファンタジー第二幕――。
※前作外伝「ブラウハルト・サガ」 https://ncode.syosetu.com/n1597fn/
※前作設定資料集(ネタバレを含みます)https://ncode.syosetu.com/n7076fp/
※ファンアート集 https://ncode.syosetu.com/n3945fm/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 00:20:35
496834文字
会話率:24%
2019年4月に完結しました、「サタナエル・サガ」(https://ncode.syosetu.com/n6440eb/)の設定資料集です。
第七回ネット小説大賞ゲーム部門用に拡充した冒頭設定を分離したもので、多分にネタバレを含みます。ご承
知おきください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-28 23:25:23
57039文字
会話率:0%
ハルメニア大陸第二の大国、ノスティラス皇国皇都ランダメリア。
新進気鋭の魔導士、16歳の少女ナユタ・フェレーインは、大陸最強の魔導士――大導師アリストルへの弟子入りを果たす。彼女はそこで、大導師の一番弟子ヘンリ=ドルマンと、彼の相棒たるケ
ルベロスの魔導生物ブラウハルトに出会う。
ブラウハルトの強さ気高さに憧れたナユタは程なく、自らの理想をつぎ込んだ魔導生物ランスロットを生み出す。徐々に心を通わせる彼女らの前に、大陸の気脈の要衝、アンドロマリウス連峰での危機を収めるクエストが師より下される。その冒険の行方は――?
完結作品「サタナエル・サガ」(https://ncode.syosetu.com/n6440eb/)の準主人公ナユタと仲間が織りなす、過去の激動の運命。ナユタがランスロットを生み出す契機となった、偉大なる魔導生物との物語を描く、外伝――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-04 22:42:24
186445文字
会話率:23%
「え…ここどこ…?」
暗い森の中、一人の少女が横たわっている。
(ちょ、ちょい待って、何も思い出せない…。自分が誰だったか、能力も、種族さえも何も分からない…。名前…は…、あ!ルリ!だった気がする…。えーと、他には…あっ!ここがどこか分かん
ないってことだ!)
ガサガサ…
森の茂みから音がする。
(え…な…何…?)
そこから一人のヘッド本のような物を身に付けている女の子が。ルリよりも少し年上の様だ。
そして、女の子は言う、
「やっと見つけました!主様!!」
これは、記憶のない少女がこの世界に存在する全ての世界を統べるお話ーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 18:13:45
17695文字
会話率:64%
過去の私を羨ましがって。
過去の本当の私を忘れてしまって。
日常に " マチガイ " が現れる。
だが、ある少女がマチガイサガシを提案し
私はそれを探す。
けれども、よく分からない。
罰ゲームありのマチガイサガ
シ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
一見、怖そうな物語と思えるが全く違う。
人生の分岐点の物語────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 08:36:24
2144文字
会話率:17%
部活が盛んな園島西高校に入学した八島 華苗。マンガのような高校生活を送ろうと意気込んでいたが、必ず部活動に入らなくてはならないという校則をしらず、どの部活に入るべきか一人悩みこんでいた。やがて、ふとしたことから校舎裏と思しき畑に迷い込んでし
まった華苗はそこで一人の園芸部員──楠先輩と出会う。エサに釣られて園芸部に入ることになった華苗だったが、その園芸部は普通じゃなかった。異常成長する作物、卵を何個も生む鶏、あり得ない咲き方をするアサガオ、限られた人しか入れない畑……さらに同じくらいに不思議なほかの部活の先輩たちも手伝いにやってきて……?
そんな不思議な学校の園芸部を舞台に楠先輩と華苗、そして学校の愉快な仲間たちが織りなすほのぼの学園青春部活園芸物語……かもしれない。
※ ☆マークがついているものには挿絵(写真)があります。挿絵機能をONにすることで実物を見ることができます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 20:00:00
1349935文字
会話率:58%
ある時始まった謎の現象「黒いしみ」。その現象はすべてを飲み込もうと世界中に広がっていく。
力を結集してなんとか食い止めたものの、その代償は大きく、全く知らない時空世界で目を覚ますことになる────神様。
持てる力のほとんどを失ってしまった神
様は、果たして謎の現象「黒いしみ」の正体を突き止められるのか、そもそも元の世界に戻れるのか!?
目覚めた神様は、人間のパートナー・サガと一緒に仲間探しと元の世界に戻るための「鍵」を求めて旅を始め「いや俺いかないぞ?」「は?」「だってめんどくさいし」「ナニ───??」・・・神様、前途多難也。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 19:07:03
60142文字
会話率:45%
音楽好きの主人公、通称「ツバキ」
そして、アサガオが好きな女性、通称「アサ」
夢の中で出会い、その記憶を忘れた「ツバキ」が何も無い高校に新たな旋律を生み出していく物語
最終更新:2024-09-20 19:31:32
1057文字
会話率:10%
ドリーは22歳。ランベル商会のオリジナル魔法具「魔道具JJJ」の下請けの指導員をしている。
「今でも魔法陣は手書きですか?」
今日も絶賛プレゼン中。
にっこり微笑んで「魔道具JJJ」を美しく操作する。
---ドリーは17歳で結婚したが
、半年もしないうちに冒険者の夫はロンドの街のダンジョンから帰ってこなかった。
---パーティ全員行方不明なので、安否の確認は出来なかった。
下請け業者としてはなかなか厳しいけれど、ランベル商会販売部のサガの協力のもと、なんとか頑張ってやっていた。
「老メイリの冒険」の続編になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 20:00:00
65021文字
会話率:40%
世界には二つの異なる世界が存在する。一つは地図に記された既知なる世界、もう一つが地図が存在しない未知なる世界だ。前者を『内界』、後者を『外界』として世界は分け隔てられていた。
未知なる世界『外界』には、多くの富と可能性に満ちている。謎の大
地には、謎の資源が多く眠っている。洞窟や森の奥には、失われた太古のテクノロジーが封印されたダンジョンがあっちこっちに点在していた。
そんな財宝を求めて外界を探索する者達がいた。いわゆる、冒険者と呼ばれる世界の異端者達である。
この物語は、そんな冒険者になることを夢見る少女、ジーニアス・ウィルナイツの冒険を綴るものである。偉大なる冒険者『タイクーン・ウィル』の孫娘として、小さな村から飛び出した彼女は未知なる世界に足を踏み入れていく。
外界には、彼女が想像もしなかった危険や脅威が待ち受けていた。しかし、彼女はそれに怯えることなく、自分の夢に向かって進んでいく。様々な仲間達との出会い、敵との戦い、冒険の過程で成長していく彼女は世界そのものの運命を大きく変えることになる。
後世の歴史書に彼女の名前は偉大なる冒険者の一人として記されている。
これは、一人の少女の冒険と成長の物語であり、世界に変革を齎した異端者が何者であったのかを示す叙事詩でもある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 19:07:33
117809文字
会話率:43%
宝島には、輝く宝石と親しみやすい石が共存しています。冒険心をくすぐるこの島は、吹奏楽の定番曲としても知られ、多くの人々に愛されています。
最終更新:2024-09-07 12:10:00
591文字
会話率:0%
この作品はハーメルンにも連載中です
https://syosetu.org/novel/272261/
現在改稿作業中
不定期更新
本編
あらすじ
空軍編
プロローグ
「地球で最後に目撃されたのは」
1章異世界転移
「神からの依頼?何だ
それ」
「彼と実際に会った人は」
2章救出任務
「わかった、やろう」
「八重島鷹=、サガミという式が成り立つのでは?」
3章再会
「この縄を外せ」「だめ」
「この女性のせいで?」
4章角笛
「集団失踪?きな臭いな」
「日本国が転移したのか?」
5章再臨
「10に増えた?馬鹿言うな」
「ヤタガラスは異界にて再臨せりか。」
6章再会/帰るべき場所
「懐かしい味だ。だが、戻らなければ」
「帰りたくなかったんじゃない、帰れなかったんだ」
海軍編
不明
陸軍編
不明
以下作者の感想
「色々詰め込みすぎた、完結出来りゃ偉業だな。
メシテロはやり過ぎた。色々ふざけすぎた。
この小説には以下の要素があるためご注意ください」
ヤンデレ
メシテロ
ガバガバミリタリー描写
ご都合主義
テンプレ多様
主人公最強
など
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 13:45:31
148598文字
会話率:24%
「おっ!」
声を出したと同時に、おれは草むらの中に飛び込んだ。
「よしよしよしよし……! わはははは!」
やった、やったぞ! 午後、道を歩いていたら、近くの草むらがガサガサと動いた。そして、雑草の間からちらと見えたその色とフォルム
から、おれはもしやと思った。そして予想通り、野生の肛門を捕まえたのだから、笑わずにはいられない。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-31 11:00:00
2228文字
会話率:46%
「……うん、そうなの……で……そう、あっ!」
おれがスイッチを押してリビングの明かりをつけると、妻はバッと顔を上げておれを見た。目を見開いて、まるで幽霊を見たかのような表情を浮かべていた。どうやら、玄関でのおれの「ただいま」は妻に届いて
いなかったらしい。おそらく、外が暗くなる前からずっとここでそうしていたのだろう。スマートフォンの充電器がコンセントに刺さっており、コードが妻の手元まで伸びている。
「……夕飯、買ってきたから。まあ、好きな時に食べなよ」
おれはそう言って、テーブルの上にスーパーで買ってきた弁当を置いた。妻はボソッと何かを言った。おれにはよく聞き取れなかったが、それが「ありがとう」だったらいい。しかし、おれに対して言ったことですらないかもしれない。最近は、夫婦の間にほとんど会話がない。あの事故から数ヶ月経った今でも、妻は亡くなった娘とばかり会話をしている。
おれはビニール袋をガサガサと鳴らしながら弁当を一つ取り出し、自分の部屋へ向かった。本当は電子レンジで温めたかったが、同じ部屋にいるのが気まずい。妻もそう思っているだろう。
自室のドアノブに手をかけた瞬間、妻の声が聞こえた。耳を澄ませてみたが、妻はおれに対して何か言ったわけではなく、また娘と会話を始めたようだ。
おれはため息をつき、部屋の中に入った。
椅子に座って、弁当を机の上に広げ、箸を伸ばしたが、どうも食欲がわかない。この家にこもった湿った空気と臭いが、まるで雑巾を丸ごと喉の奥まで詰め込まれているような気分にさせるのだ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-02 11:00:00
1614文字
会話率:67%
「……ひっ、だ、だれ!」
その少女はひとり、森の中を彷徨い歩いていた。
夏休み。仕事で遠出するという父親に無理やりくっついてきたはよかったが、代わる代わる知らない大人に愛想を振りまき、そして父親の陰に隠れ、ひしっと父親のズボンを掴んで
大人たちの呪文か暗号のような会話に耳を傾けることに飽き、ひとり森の中へ入ったのだ。
どこへ進み、どこで見上げても背の高い木々が少女を見下ろす。
空は曇天。じめじめと蒸し暑く、少女は手をパタパタ、ワンピースのスカートや胸の部分をパタパタ、ブゥンと虫が耳元を通過しバタバタ。泣きっ面に蚊。バチバチと腕を叩き、手のひらの血の玉を見て、卒倒しそうになるのを、ぐっと堪えるが、ガサガサと茂みが揺れれば短く悲鳴を上げ走り、立ち止まってはまた空を見上げ、と繰り返す。
「ねぇ……だれなの……?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 11:00:00
3914文字
会話率:51%
辺境伯家の三男に異世界転生した主人公が、神様にカリスマに極振りされた事に気づかず暮らす話。
主人公フーシャンクランは最上級の錬金術スキルで自分の生まれた荒野の辺境伯家を富ませていこうとしますが、彼の本領は錬金術などではなくその超弩級のカリ
スマでした。
敵も味方も超重力を持つ彼目掛けて飛び込んできて、次第に大変な事になっていきますが……
ハーメルンとカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 19:00:00
169722文字
会話率:43%
神剣、草薙剣と天叢雲剣には、龍が宿っている。両剣をそれぞれ保管している狼の国と獅子の国の王はその神剣を継承し、龍をその身に降ろすことで、世界皇帝である龍帝王を守る役を代々担っていた。その役にずっと憧れていた、狼の国の次期王とされるカグラは、
神剣を継承する日の早朝、何者かに殺された。間違えて龍を継承してしまった妹のサガミは、兄の夢を奪った罪悪感と復讐心に挟まれながら、犯人探しを開始する。龍を崇拝することで安寧を得られていると思っている世界の真実が、犯人と共に明かされていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 19:00:16
102006文字
会話率:59%